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虫えい同好会掲示板
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2018/01/21(Sun) 22:26 No.2943
これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

本年もよろしくお願いします。
奈良公園でみたアセビの蕾のなかに他のものに比べて少し膨らんだものが、一つの花序に1〜2個ほどありました。割ってみると、昨年ゴンズイの蕾でみたタマバエの蛹と同じような形状の蛹が入っていました。
薄葉さんの『虫こぶハンドブック』をみると「アセビツボミトジフシ」が載っておりよく似ていましたが、これは「アセビツボミトジフシ」でよいでしょうか?


寄主植物:アセビ
撮影年月日:2018年1月21日/奈良県奈良市
 

2018/01/21(Sun) 22:28 No.2944
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

中に入っていた蛹の写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/01/22(Mon) 13:44 No.2945
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご賢察通り、写真の虫えいはアセビツボミトジフシです。これまで、宮城県、栃木県、東京都、神奈川県、三重県、京都府、徳島県、福岡県、大分県、鹿児島県で発見されています。奈良県からは、初めての発見です。

蛹は、典型的なハリオタマバエ Asphondylia 属の形態を示しています。それにしても、この時期に蛹とは、非常に驚きました。冬寄主で越冬するハリオタマバエ類は、この時期は、まだ、1齢幼虫のはずです。1齢幼虫が発育を開始できる温度(発育ゼロ点)は、大抵10℃以上ですので、この時期に蛹まで発育できるとは、到底思えません。アセビツボミタマバエ Asphondylia sp.は蛹越冬かもしれません。そうだとすれば、大変珍しい例になります。薄葉さんのご報告 (1982) では、5月15−20日に多数羽化したと書かれています。

大変面白い例をご報告頂き、有難うございました。


2018/01/22(Mon) 22:29 No.2946
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生
アセビツボミトジフシと確認していただきありがとうございます。
アセビツボミトジフシ13個を調べたところ、蛹が入っていたのは5個、幼虫が入っていたのは2個、中身が入っていなかったのは6個でした。なお、中身がなかったものには寄生された痕跡はありませんでした。

奈良公園のアセビはまだ開花していませんが(わずかに数個開花がみられた程度)、開花期間は通常2月末から4月初めです。単にアセビの開花が早いからということではなく、気象条件が関係しているのでしょうか。広い範囲で確認されていますので、各地の状況を調べてみると面白いかもしれません。

奈良公園にはアセビがたくさんあります(シカが食べないため)。また、気軽に行きやすい場所ですので、いつ頃羽化するのか気を付けてみたいと思います。


2018/01/23(Tue) 00:15 No.2947
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:アセビツボミトジフシに幼虫も入っていたとのこと、胸骨のある3齢幼虫でしたでしょうか? 幼虫もいるとなると、蛹越冬ではなく、幼虫越冬で、最近蛹化した可能性もありますが、写真の蛹は、蛹化後、かなり時間が経過しているもののようでした。今後の羽化時期や発育の状況など、観察していただけますれば有難いと存じます。おそらく、羽化後、春ー夏寄主に産卵するものと思われますが、まだ、産卵対象候補の植物は判明していません。今後が楽しみです。

2018/01/23(Tue) 23:56 No.2948
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生
幼虫を確認したところ、胸骨らしいものが見えました(写真)。
蛹は先の写真の色のほか、黒っぽい色をしているものもみられました。また、最近蛹化したと思われるうすい茶色をしている場合もありました。
今後も観察を続けたいと思います。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/01/31(Wed) 22:41 No.2949
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

後日に奈良公園を歩き回ってみたところ、アセビはたくさんありましたが虫えいは3か所でそれぞれ1個ずつしかみつけられませんでした。一方、最初にみつけた場所では、さらに多くの虫えいをみつけることができました。虫えいの分布は局所的なようです。

2018/02/01(Thu) 13:41 No.2950
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:アセビツボミトジフシから得られたタマバエの幼虫の写真をご投稿くださり、誠に有難うございました。胸骨は典型的な四山型でしたので、このタマバエは、ハリオタマバエ Asphondylia 属の一種であることがはっきり確認できました。蛹には、薄い茶色と黒いものがあるということですので、3齢幼虫越冬で、現在も発育中であることが分かりました。複眼が黒くなりますと、羽化が近いと思います。羽化した成虫は、どこに産卵するのでしょうか、とても興味があります。それにしましても、この低い気温で発育しているこのタマバエには驚くほかありません。

ちなみに、アメリカでコムギを加害するヘシアンタマバエ Mayetiola destructor の発育ゼロ点は 1.6℃、韓国のマツバノタマバエ Thecodiplosis japonensis は 5.1-6.1℃ と低い温度が報告されていますが、これまで調査された日本産のハリオタマバエはすべて 10℃以上です。

ところで、以下はご参考までに。公園で、虫えいから成虫が羽化した証拠の蛹の抜け殻を、3〜5日おきに(不定期でも構いません)抜き取って75%エタノールに保存し、数を記録しておきますと、最終羽化に至るまでの累積羽化曲線を作成することができます。また、同時に、50%羽化日も判明します。さらに、蛹の殻で雌雄の判別が可能かもしれませんので、雌雄の羽化曲線の比較もできるかも知れません。私が近くなら、調査に行かせていただきたい所ですが、遠くて残念です。


2018/02/03(Sat) 23:28 No.2951
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生
幼虫をご確認いただき、また、羽化の調査方法を詳しく教えていただきありがとうございました。
この冬は平年より寒い日が続いていますが、幼虫や蛹は大丈夫なのでしょうか。頻度は多くありませんが奈良公園へはまた行く機会がありますので、抜け殻のチェックもしてみたいと思います。


2018/02/04(Sun) 18:19 No.2954
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:奈良公園にいらっしゃる機会がおありとのこと、今後の情報を楽しみにしております。何せ、薄葉さんのご報告では5月に羽化となっていますので、その違いが気になっています。よろしくお願い申し上げます。

2018/01/01(Mon) 00:00 No.2942
おめでとうございます 投稿者:南 常雄

明けましておめでとうございます。
旧年中はたくさんのご投稿を、ありがとうございました。
本年もよろしくお願いいたします。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/
 

2017/12/24(Sun) 21:56 No.2938
ヨモギの仲間? の虫えい 投稿者:小泉正人

20cm以下のヨモギの仲間に出来ていた虫えいです。
ハグキコブシとかハベリマキフシのようにも思えるのですが、どこか違うような気がします!



寄主植物:ヨモギ?
撮影年月日:2017年12月24日/群馬県安中市松井田町
 

2017/12/24(Sun) 21:56 No.2939
Re: ヨモギの仲間? の虫えい 投稿者:小泉正人

拡大です

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/12/24(Sun) 22:29 No.2940
Re: ヨモギの仲間? の虫えい 投稿者:南 常雄

小泉正人様 ご投稿ありがとうございます。
ヨモギにハグキコブシのゴールはないと思います。本ゴールは、ヨモギクダナシアブラムシによって形成されたヨモギハベリマキフシです。写真のゴールは、葉脇の托葉に形成されたために、全体がゴール化して塊状に見えるのだと思います。


2017/12/25(Mon) 06:52 No.2941
Re: ヨモギの仲間? の虫えい 投稿者:小泉正人

南様
お忙し中、早速ご回答いただきありがとうございます。
托葉に形成されたのですね・・・沢山の株についていました!


2017/12/21(Thu) 21:55 No.2930
ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

京都植物園のブナの落葉の葉裏に虫こぶを見つけました。この図鑑で探すとブナハウラカイガラフシのようですが?
 写真 葉裏拡大


寄主植物:ブナの落葉(葉裏)
撮影年月日:2017年12月20日/京都市
 

2017/12/21(Thu) 21:56 No.2931
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

虫こぶ拡大

寄主植物:ブナの落葉(葉裏)
撮影年月日:2017年12月20日/京都市


2017/12/21(Thu) 22:01 No.2932
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

虫こぶをはがすと貝殻のように2枚に割れ、中から白い幼虫が出てきました。

寄主植物:ブナの落葉(葉裏)
撮影年月日:2017年12月20日/京都市


2017/12/21(Thu) 22:03 No.2933
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

幼虫は生きているようで動いていました。

寄主植物:ブナの落葉(葉裏)
撮影年月日:2017年12月20日/京都市


2017/12/21(Thu) 22:12 No.2934
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

この虫こぶを教えてくれた人によると、ヤマガラがこれを食べているのを見たとのこと。ブナハウラカイガラフシを鳥は食べるのでしょうか、また他の虫こぶも鳥の食料になるのでしょうか?

2017/12/22(Fri) 07:46 No.2935
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:akaitori

鳥が虫こぶを食べた記録として、ネット上では、
ヤマガラ(ミズナラメウロコタマフシ、ナラメカイメンタマフシ)
ヒガラ(シロダモハコブフシ)
シジュウカラ(シロダモハコブフシ)
スズメ(エノキハトガリタマフシ、ケヤキハフクロフシ)
コゲラ(クヌギエダイガフシ)
コアカゲラ(タマバチの虫こぶ)
などがありました。

ヒガラとシジュウカラの虫こぶ採食観察報告
https://www.city.abiko.chiba.jp/bird-mus/info2/list.files/2015.11.Vol.21_3.pdf


2017/12/23(Sat) 20:28 No.2936
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:湯川淳一

宇治のヒカルゲンジ様:ご投稿、有難うございました。ご賢察の通り、この虫えいは、ブナハウラカイガラフシ C-1741 です。京都府からは初めての発見です。ブナハオモテカイガラフシ C-1740 とともに、ブナカイガラタマバエ Hartigiola faggalli によって形成されますが、ハオモテとハウラにカイガラフシを作るタマバエの成虫の間には、形態やDNA 塩基配列にはほとんど差がありません。しかし、交尾行動では高い確率で生殖隔離が見られ、産卵場所選択(表と裏)でもはっきりと異なっています。まさに、種分化の途上と考えられています(Mishima et al., 2014; Annales of the Entomological Society of America 107, 789-798.)この論文をご希望の方は、南さんを通じて、お知らせ下さい。PDF をお送りします。

ブナハウラカイガラフシがヤマガラに食べられるとのご報告、これは初めてでしたので驚きました。

akaitori 様:鳥が虫こぶを食べた記録をアップして下さり、誠に有難うございました。鳥の他に、屋久島のサルがイスノキの大きな虫えい内部のアブラムシや甘露を食べることも報告されています。

このような摂食が、虫えい形成者の生存率や個体群動態に、どれほど強い影響があるかに関しましては、まだ、不明なことが多いようです。

今後とも、ご投稿のほど、よろしくお願い申し上げます。


2017/12/24(Sun) 10:03 No.2937
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

akaitori様 湯川様

 早速いろいろとお教えいただきありがとうございます。
虫えいが生態系の中でどのような位置づけなのかよくわからなかったのですが、鳥のえさになるという一つの役割があったのですね。

南様

 湯川様ご紹介の論文、理解できるかどうかわかりませんが、興味ありますのでお送りいただけないでしょうか。


2017/11/26(Sun) 18:12 No.2921 ホームページ
イヌブナの葉裏に付く虫えいは? 投稿者:福田史夫

初めてお便りします。
11月24日に唐沢公園橋から黒岩までの自然公園歩道の通行止め区間で、見つけたイヌブナの葉裏に直径5ミリ前後の丸い虫えいが付いています(添付写真)。これは何という虫の、何という名の虫えいでしょうか?

知人よりこちらの掲示板を紹介されました。よろしくお願いします。

福田 史夫(fumio fukuda)


寄主植物:イヌブナ
撮影年月日:2017年11月24日/神奈川県清川村唐沢
 

2017/11/26(Sun) 23:43 No.2922
Re: イヌブナの葉裏に付く虫えいは? 投稿者:南 常雄

福田史夫 様
初めまして。ご投稿ありがとうございます。メールをお送りしましたが、つながりませんでした。
本件は湯川淳一先生に、コメントをお願いいたしましたので。よろしくお願いします。


2017/11/27(Mon) 16:51 No.2923
Re: イヌブナの葉裏に付く虫えいは? 投稿者:湯川淳一

福田 史夫 様:イヌブナの虫えいのご投稿、有難うございました。この虫えいは、イヌブナハベリタマフシ(虫えい番号:C-1732)と名付けられている虫えいです。これまで、東京の高尾山や奈良県御杖村で見つかっています。神奈川県からは初めての発見ですので、お手柄です。

この虫えいを形成するのは、タマバエ科に属する微小なハエの一種ですが、まだ、成虫が得られていませんので、学名や和名は決まっていません。虫えいは、葉とともに落下するか、虫えいが葉から、はずれて地上に落下し、内部の幼虫は、地上に落下した虫えいの中で越冬するものと思われます。しかし、いつ頃、成虫が羽化するのか不明です。沢山の虫えいが見つかれば、人為的に越冬させる実験をすることが可能ですが、まだ、そのような機会がありません。今後に期待したいと思っています。

ちなみに、ブナにも同じような虫えいが形成されます。恐らく、同じ種のタマバエによって形成される可能性が高いと考えています。こちらは、ブナハベリタマフシ C-1670 と名付けられています。「日本原色虫えい図鑑」の41ページに写真が出ています。

今後とも、掲示板をご活用頂けますようにお願い申し上げます。


2017/11/27(Mon) 18:42 No.2924
Re: イヌブナの葉裏に付く虫えいは? 投稿者:福田史夫

南 常雄さま
湯川淳一さま

早速のレスポンスありがとうございます。
イヌブナハベリタマフシと名付けられている虫えいで、タマバエ科の小さなハエが作るとのこと、現在この二つの虫えいは、葉に付着していたボタン状のものを残して剥がれ落ち、卵?が入っている部分が回りから離れた様子です。机の上に置きっぱなしなので部屋の中が乾いているためにこのようなことが生じたような感じです。
神奈川県からは初めての発見とのこと嬉しい限りです。
これからも宜しくお願いします。

福田 史夫(fumio fukuda)


2017/11/25(Sat) 21:57 No.2919
ナラミウロコタマフシその後 投稿者:Tominaga

8月に報告しました奈良県のナラミウロコタマフシ(掲示板投稿No.2810)を11月初めに再確認してきました。虫えいは茶色になって地表に多数が落ちており、樹上にはまったく残っていませんでした。
落ちていた虫えい20個ほどについて鱗片を含む全体の大きさ(幅)を計測すると、1cmほどの小さいものから大きなもので4cmに達し、8月よりかなり大きくなっていました。大きさ2〜4cmの虫えい半数以上に大きさ5mm程度の楕円形の幼虫室がありました。虫えいが2cmより小さい一部のものでは、幼虫室が小さく未発達でした。なお、まれに裂けているものがあり、すき間から幼虫室が見えているものもみられました。
幼虫室内には幼虫がいましたが、このまま越冬するのでしょうか。


寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:2017年11月5日/奈良県宇陀郡御杖村
 

2017/11/25(Sat) 22:02 No.2920
Re: ナラミウロコタマフシその後 投稿者:Tominaga

虫えいを半分に割った状態の写真です。中心に幼虫室があります。

寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:年月日/


2017/12/11(Mon) 09:53 No.2926
Re: ナラミウロコタマフシその後 投稿者:井手

Tominagaさま

追加が得られたのですね。おそらく幼虫室にはタマバチの終齢幼虫が入っているものと思います。

このまま越冬し、うまくいけば、来年の早春には成虫になるかもしれません。

なかにはそのまま休眠して、翌々年の春になる場合もあるので、正確にはわかりませんが、保管して経過をご観察頂ければよいかと思います。

成虫が出ましたら同定させて頂きますので是非ご報告ください。


2017/12/11(Mon) 22:34 No.2927
Re: ナラミウロコタマフシその後 投稿者:Tominaga

井手 様
お忙しいところ、ご教示いただきありがとうございました。
保管がうまくいって成虫が得られた際には報告させていただきます。
それでは今後ともよろしくお願いします。


2017/11/24(Fri) 21:49 No.2918
コナスビの虫えい 投稿者:Tominaga

兵庫県の2箇所(朝来市、神河町)でコナスビメタマケフシ(D-0065)を確認しました。近畿地方では以前に報告した奈良県に次いで2例目です。他府県でも気をつけてみたいと思います。

寄主植物:コナスビ
撮影年月日:2017年11月24日/兵庫県朝来市生野町
 

2017/11/19(Sun) 22:05 No.2912
イチイガシの葉裏の主脈の虫こぶのハチ 投稿者:M

虫こぶからハチが羽化しましたのでお知らせします。

2017年3月22日小郡市三沢採集の葉から同25日と27日に落下した3個の虫こぶを外の鉢に入れて保管していました。以前の観察で、初期ゴールが10月についていましたので、9月半ばに室内容器に移しました。そのまま羽化がなく11月14日にその内の1個を少し削ってみましたら、タマバチのお腹が見えましたので、そのままピルケースに削った部分を下に伏せる形で保管しておりましたら、本日19日自ら脱出口を開けて羽化しました。他の2個はどうなるか不明です。


寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:年月日/小郡市三沢
 

2017/11/20(Mon) 17:24 No.2913
Re: イチイガシの葉裏の主脈の虫こぶのハチ 投稿者:M

本日20日、もう1匹羽化脱出いたしました。でもこの個体は翅がうまく開きませんでした。画像のものは、ゴール形成蜂でしょうか?

2017/11/21(Tue) 18:05 No.2914
Re: イチイガシの葉裏の主脈の虫こぶのハチ 投稿者:阿部芳久

M様
貴重なお写真を興味深く拝見しています。画像はゴール形成蜂と思います。


2017/11/21(Tue) 22:39 No.2915
Re: イチイガシの葉裏の主脈の虫こぶのハチ 投稿者:M

阿部芳久先生 ご教示いただき、ありがとうございました。主に会えて嬉しく思いました。

2017/11/11(Sat) 22:25 No.2908
イヌブナの虫えい3種 投稿者:Tominaga

イヌブナの葉にみられた下記の虫えい3種につきまして、正しいかどうかご教示ください。
1.イヌブナハボタンフシ(写真上)
特徴的な形をしていますので、「図鑑」の写真をみて判断しました。
2.イヌブナハマルタマフシ?(写真左下)
葉表にできていました。「図鑑」のリストにはありますが、写真がないのでこれでよいかどうかわかりません。なお、海藤・溝田(2007)の「青葉山市有林(仙台市)の虫こぶ」にはよく似た「イヌブナハタマフシ(仮称)」が報告されていましたが、同じものでしょうか。
3.イヌブナハベリタマフシ(写真右下)
葉裏の縁にできており、「図鑑」の写真をみて判断しました。
以上よろしくお願いします。


寄主植物:イヌブナ
撮影年月日:2017年11月5日/奈良県御杖村
 

2017/11/12(Sun) 18:38 No.2909
Re: イヌブナの虫えい3種 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご賢察の通り、イヌブナハボタンフシ C-0610 とイヌブナハベリタマフシ C-1732 です。もう一つは、イヌブナハマルタマフシ C-1737 です。3種類とも奈良県で初めてのものです。これらの虫えいを形成するタマバエの方は、まだ、成虫が得られていませんので、未同定のままです。
 虫えいを旨く越冬させることができると良いのですが。寄生されているものもありますので、かなり多くの虫えいを落下前か、あるいは、落葉に付いたものを採集し、ピートモスを敷いた植木鉢に入れ、ネットか金網をかぶせて、半分ほど土中に埋め越冬させます。春先に掘り出して、羽化を待つと良いのですが、掘り出すタイミングをイヌブナの開葉時に合わせるのに失敗します。時々、虫えいを解剖して、蛹化を確認すると良いと思います。
虫えいがたくさん取れそうな時に、ぜひ、お試し下さい。
南さんは飼育の達人ですから、必要な時はご相談下さい。


2017/11/12(Sun) 22:14 No.2910
Re: イヌブナの虫えい3種 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ありがとうございました。
ハボタンフシはよく見られましたが、ハベリタマフシやハマルタマフシは少なかったです。
成虫を羽化させるのは挑戦できればいいのですが、イヌブナは山地の植物ですので、私の住んでいる大阪市内では管理が難しいですね。


2017/11/08(Wed) 22:57 No.2894
アケボノソウの虫えい? 投稿者:Tominaga

アケボノソウをみていて、ふと虫えいがないか気になりました。花は既に終わっており、残っている花弁に包まれた果実をいくつか調べてみました。果実は大きくなると花弁より長くなり突き出ますが、花弁より短くてやや変色した果実(写真は花弁が枯れて縮んでいます)もあり、それを割ってみると白い幼虫が数匹〜十数匹入っていました。持ち帰って観察するとタマバエ幼虫のようで胸骨は二山型でした。
果実自体は特に大きく変形していませんでしたが、これも虫えいと呼べるものでしょうか?


寄主植物:アケボノソウ(リンドウ科)
撮影年月日:2017年11月8日/奈良県十津川村
 

2017/11/08(Wed) 23:00 No.2895
Re: アケボノソウの虫えい? 投稿者:Tominaga

果実を割ったら出てきた幼虫の写真です。

寄主植物:アケボノソウ
撮影年月日:年月日/


2017/11/08(Wed) 23:27 No.2897
Re: アケボノソウの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:いつも珍しい虫えいのご投稿を有難うございます。アケボノソウに形成されるタマバエの虫えいは、これまで見つかったことがありませんでした。もちろん、これも虫えいです。新発見ですので、新しい虫えい和名が必要です。実際に虫えいはご覧になって、どのような虫えい和名が良いか、一つ二つ、候補を上げて頂けないでしょうか? その上で、番号を決定してお知らせいたします。

2017/11/10(Fri) 00:05 No.2899
Re: アケボノソウの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生、虫えいとご確認いただきありがとうございました。虫えい名の候補を考えるという宿題をいただき、センスがないのでたいへん悩んでいます。

虫えい名を検討するにあたって、果実の大きさとタマバエ寄生の有無を調べてみることにしました。1本の茎にある未熟な果実15個について割ってみたところ10個に寄生がみられ、幼虫は1個の果実に1〜4匹が入っていました。これらは果実の長さが10〜14mmありました。10mm以下の小さな果実に十数匹入っていたものは、初期に産卵され食害の結果大きく生長できなかったもののようです。当初は「ミチヂミフシ」はどうかと思いましたが、寄生を受けている果実はふつうの大きさもあるので、適当ではないようです。

幼虫が入っていた果実はあまり目立たないものの凹凸がみられました。果実を割ったときに気がついたのは、食害を受けている部分はへこみ(変色している場合が多い)、受けていない部分は種子が生長するためふくらんでいるようでした。このため、外から見ると写真のように凹凸があるように見えます。これを「ミフクレフシ」としてもよいかどうか判断できませんが、とりあえず候補として挙げさせていただきます。

以上、ご検討よろしくお願いします。


寄主植物:アケボノソウ
撮影年月日:年月日/


2017/11/11(Sat) 13:36 No.2903
Re: アケボノソウの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:アケボノソウの虫えいの形状を詳細にお調べ下さり、虫えい和名をお考え頂き誠に有り難うございました。アケボノソウミフクレフシ D-0302 にさせて頂きます。リンドウ科に形成されるタマバエの虫えいとしては、日本で初めての発見です。
3齢幼虫の胸骨が二山型とのことですので、ハリオタマバエ属ではないことが確かです。これから、幼虫が地中で越冬することと思いますが、リンドウのツボミの時期まで地中にいるのか、それまでに、別の植物を経由するのか、生活史が気にかかります。


2017/11/11(Sat) 22:09 No.2907
Re: アケボノソウの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生、虫えい和名を決めていただきありがとうございました。
アケボノソウは今までふつうに見ていましたが、まさか虫えいが隠れているとは思いもよりませんでした。なお、幼虫標本は確保しておりますので必要でしたらお知らせください。
今後はその他のリンドウ科でも気をつけてみたいと思います。


2017/11/08(Wed) 20:09 No.2891
レモンエゴマの虫えい 投稿者:shuku

先日、低山でレモンエゴマの虫えいを見かけました。


寄主植物:レモンエゴマ
撮影年月日:2017年11月7日/東京都
 

2017/11/08(Wed) 20:14 No.2892
Re: レモンエゴマの虫えい 投稿者:shuku

(あれー!すみません!途中でアップしてしまいました)

同行の方が虫こぶだよ、と割って見ていましたが、
すでに脱出した後のようでした。
名前は、何というのでしょうか?
ご教授よろしくお願いいたします。


2017/11/08(Wed) 23:19 No.2896
Re: レモンエゴマの虫えい 投稿者:湯川淳一

shuku 様:ご投稿、有難うございました。宮崎県小林市で発見されたレモンエゴマクキコブフシ D-0525
と言うのがあります。その虫えいは、かなり古くて中身は空でしたが、タマバエによるものではないかと考えています。今回ご投稿の虫えいも、まだ、古くはなっていませんが、この虫えいと同じものではないかと思います。中身が脱出済みとは、残念です。来シーズンは、もう少し早い時期に観察して頂けますと有難いです。


2017/11/09(Thu) 17:35 No.2898
Re: レモンエゴマの虫えい 投稿者:shuku

湯川先生、こんにちは。
レモンエゴマクキコブフシというのですね、ありがとうございました!

また行って見たいと思います。まだ居るとよいな(^ ^)


2017/11/10(Fri) 14:51 No.2900
Re: レモンエゴマの虫えい 投稿者:shuku

湯川先生、管理人南さん、こんにちは。

レモンエゴマクキコブフシにまだ残っている幼虫が見られました。
鮮やかなオレンジ色をしています。
2枚目は、偶然にも脱出しようとしている幼虫を見かけました。


寄主植物:レモンエゴマ
撮影年月日:2017年11月10日/東京都八王子市


2017/11/10(Fri) 14:56 No.2901
Re: レモンエゴマの虫えい 投稿者:shuku

いま正に脱出しようとしているレモンエゴマクキコブフシの幼虫の証拠写真です(^ ^;)

小さくてスミマセン。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/11/11(Sat) 13:15 No.2902
Re: レモンエゴマの虫えい 投稿者:湯川淳一

shuku 様:レモンエゴマクキコブフシから脱出するタマバエ幼虫の貴重な写真を有難うございました。当初は、ウロコタマバエ Lasiptera 属の虫えいかと考えていたのですが、幼虫が虫えいから脱出するのは、ウロコタマバエ属ではありません。茎の中で越冬すれば良いものを、わざわざ、脱出するのは、どんなタマバエか大変興味があります。もし、幼虫の標本を保存されておられましたら、ぜひ、拝見させて頂ければ有難いです。

2017/11/11(Sat) 17:35 No.2904
Re: レモンエゴマの虫えい 投稿者:shuku

湯川先生、コメントありがとうございました。

了解しました、早速送付の準備をいたします。


2017/11/15(Wed) 19:12 No.2911
Re: レモンエゴマの虫えい 投稿者:湯川淳一

shuku 様:早速、沢山のレモンエゴマの虫えいをお送り下さり、誠に有難うございました。早速、解剖致しましたので、ご報告申し上げます。

仰る通り、多くの虫えいは空でしたが、それでも、タマバエの3齢幼虫を23匹得ることができました。幼虫の胸骨は二山型で、しかも、軸の部分が長いため、ウロコタマバエ属の幼虫のように思えました。年末までに、プレパラート標本を作成するとともに、DNA 解析に回して確かめます。幼虫が脱出するということで、ウロコタマバエ属ではないと申し上げましたが、確認する必要が出てきました。3月頃に、再度、虫えいを採集して頂けないでしょうか? 虫えい内で、越冬した幼虫がいるかも知れません。もし、越冬後の幼虫が虫えい内にいますと、やがて虫えい内で蛹化し、成虫が得られるかも知れません。

虫えい内には、シソフシガと思われる幼虫が、3匹ほど見られましたし、空の虫えい内には、糞が残されていましたので、この蛾の幼虫の摂食によって、虫えい内が空になった場合もあると思います。また、 虫えい内には、Platygaster 属と思われる内部寄生蜂の囲蛹の殻が数個残されていました。寄生蜂の寄生によってもタマバエの幼虫が死亡し、虫えいが空になったと場合も考えられます。

大変貴重な、興味深いタマバエの幼虫を検鏡させて頂き、誠に有難うございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。


2017/11/05(Sun) 23:15 No.2888
シラネセンキュウの虫えい? 投稿者:Tominaga

すでに果実をつけているシラネセンキュウ(セリ科)を見ていたところ、一部まだ咲いていない蕾が残っている花序がありました。子房部分がややふくらんで色がついていたので虫えいかもしれないと思い、念のため採取して袋に入れて持ち帰ったところ、どこからかタマバエの幼虫が出てきていました。蕾をよく観察すると花弁やおしべがいびつに変形しており、それらの間に淡黄色のタマバエ幼虫が入っていました。ふくらんだ子房部分には幼虫はいませんでした。
これも虫えいと呼んでよいでしょうか。なお、幼虫の胸骨は二山型でした。


寄主植物:シラネセンキュウ
撮影年月日:2017年11月5日/奈良県御杖村
 

2017/11/06(Mon) 11:11 No.2890
Re: シラネセンキュウの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご投稿頂いたシラネセンキュウの蕾も虫えいと呼んで良いと思います。新発見虫えいです。初めて知りました。シラネセンキュウツボミフクレフシ C-4323 としましょう。
 セリ科の虫えいは、南さんのご尽力で、アマニュウやエゾニュウ、エゾノヨロイグサ、カノツメソウ、シシウド、ヤブジラミなど様々な種で、ミフクレフシが発見されています。幼虫の胸骨は、いずれも、1本角で、Kiefferia 属のタマバエです。(先日のフジハウラタマフシの1本角の幼虫は、現在、解析中です)。
 今回ご投稿の虫えいの幼虫は二山型だそうですので、ミフクレフシを形成するタマバエとは別属だと思います。成虫が、直接、虫えいから羽化してくれると良いのですが。どんなタマバエか、大変興味があります。今後を楽しみにしています。


2017/11/08(Wed) 22:34 No.2893
Re: シラネセンキュウの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生、虫えいの命名をしていただきありがとうございます。成虫を得るのは難しいと思いますが、今後も観察できればと思います。
後になって申し訳ありませんが、シラネセンキュウの蕾にいたタマバエの幼虫の写真を添付します。


寄主植物:シラネセンキュウ
撮影年月日:年月日/


2017/11/05(Sun) 09:19 No.2883
ヤブカラシ 虫こぶ 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

ヤブカラシの黒く熟した果実を分解すると、中から未熟の種子と何かの幼虫が出てきました。ネットで検索していると、ノブドウミタマバエはヤブカラシにも虫えいを作る、との記述がありましたが、この幼虫はそのノブドウミタマバエのものでしょうか?お分かりの方、お教え願います。なお同じ花序についていたまだ緑色の果実(こちらのほうが多く黒いのは2個のみ)には種子ができていました。

寄主植物:ヤブカラシ
撮影年月日:2017年11月4日/大阪府茨木市
 

2017/11/05(Sun) 22:54 No.2887
Re: ヤブカラシ 虫こぶ 投稿者:湯川淳一

宇治のヒカルゲンジ様:ご投稿有難うございました。幼虫は横向きで、胸骨が見えにくいのですが、恐らく、ノブドウミタマバエの幼虫だと思います。幼虫の前胸(頭部に近い方)の腹面にキチン化した茶色の胸骨があります。頭部側の先端が四山型になっているのご確認頂けますと確実です。虫えい和名は、ヤブガラシミフクレフシ C-3860b です。大阪府では、意外に虫こぶの採集記録が多くありません。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

2017/11/06(Mon) 09:00 No.2889
Re: ヤブカラシ 虫こぶ 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

湯川 先生

 早速ご回答いただきありがとうございました。
幼虫は逃がしてしましましたので、また最終出来たら詳細確認したいと思います。


2017/11/03(Fri) 21:52 No.2882
エゴノキハウラケタマフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

エゴノキの葉裏で10月に確認していたもので、すでに穴が開いている状態でした。虫えい表面に毛が生えているようですのでエゴノキハウラケタマフシと思いますがどうでしょうか。ご教示ください。

寄主植物:エゴノキ
撮影年月日:2017年10月14日/奈良市都祁南之庄町
 

2017/11/05(Sun) 10:31 No.2884
Re: エゴノキハウラケタマフシでしょうか? 投稿者:徳田

Tominaga様

写真を拝見いたしました。
ご高察の通り、エゴノキハウラケタマフシでよろしいかと思います。



2017/11/05(Sun) 21:35 No.2885
Re: エゴノキハウラケタマフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

徳田 様、写真をご確認いただきありがとうございました。

本日もエゴノキの葉裏にある虫えいをみつけました。表面には長毛はなく星状毛が密生していました。これもエゴノキハウラケタマフシでよいでしょうか。


寄主植物:エゴノキ
撮影年月日:2017年11月5日/奈良県御杖村


2017/11/05(Sun) 21:37 No.2886
Re: エゴノキハウラケタマフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

さらに拡大した写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/11/11(Sat) 18:38 No.2905
Re: エゴノキハウラケタマフシでしょうか? 投稿者:徳田

Tominaga様

連絡が遅くなり申し訳ありません。

大変珍しい虫えいの写真を見せてくださりありがとうございます。

これはまず間違いなく別の虫えいです。

ケタマフシは葉の表側が少し尖り気味になるのに対し、おそらくこの虫えいは、表側が少し平ために膨らむ程度ではないかと思います。
また、ハウラケタマフシは内部の空間が比較的大きいですが、この虫えいは、おそらく内部が漿質で、かなり詰まっているのではないかと思います。

ハウラアカタマフシと呼んでおります虫えいに少し似ていますが、今の時期に新鮮な虫えいが見られることは通常ありませんので、それともやはり別物だと思います。

私も11月に新鮮な葉の虫えいは見たことがありません。
もし可能でしたら、幼虫標本を確保して置いて頂けませんでしょうか。



2017/11/11(Sat) 22:04 No.2906
Re: エゴノキハウラケタマフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

徳田 様、コメントいただきありがとうございます。
ご指摘のとおり、葉表には少し平らにふくらんでいました。また虫えいの断面をみると壁が肉厚でした。
幼虫標本は確保しておきます。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/26(Thu) 16:36 No.2877
虫えいでしょうか? 投稿者:shima

虫えいでしょうか?
寄主植物はハンショウヅル?大きさは4pくらいです。
よろしくお願いします。


寄主植物:ハンショウヅル?
撮影年月日:2017年10月25日/島根県
 

2017/10/26(Thu) 23:07 No.2878
Re: 虫えいでしょうか? 投稿者:南 常雄

shima様 ご投稿ありがとうございます。
菌えいのように見受けられますが、拡大した画像のご投稿が可能であれば、お願いいたします。


2017/10/27(Fri) 08:09 No.2879
Re: 虫えいでしょうか? 投稿者:shima

南 常雄様
 ありがとうございます。
菌えいというのもあるんですね。

拡大画像です。
よろしくお願いします。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/27(Fri) 23:49 No.2880
Re: 虫えいでしょうか? 投稿者:南 常雄

拡大写真をご投稿いただき、ありがとうございます。
詳細は分かりませんが菌えい(さび病の1種)です。さび病は樹木病害として知られていますが、その多くは葉に発症します。病徴として葉の変形や肥大を伴うため、虫えいの1部に菌えいを含めています。
菌えいの表面にドーム状のさび胞子堆を生じ、後にさび胞子堆の頂部が裂開して、中の胞子が飛散します。その際、さび胞子堆の壁が小さい円輪(写真の状態)となって残されます。


2017/10/28(Sat) 06:42 No.2881
Re: 虫えいでしょうか? 投稿者:shima

南 常雄様

大変詳細な解説ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。


2017/10/14(Sat) 22:31 No.2867
アカネツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

アカネに果実ではない変な形をしたものが付いていました。一度見逃していたのですが、掲示板で見ていたのを思い出して再確認したところ、虫えいであることがわかりました。
つぼみの花冠部分がふくらんで黒く変色しており、子房部分も膨らんでいました。その花冠部分を割ってみると、繭があり中に黄色いタマバエ幼虫がいました。
掲示板No.201で、よしゆき さんが投稿されていたアカネツボミフクレフシと同じものと思いますが、どうでしょうか。


寄主植物:アカネ
撮影年月日:2017年10月14日/奈良県奈良市都祁南之庄町
 

2017/10/14(Sat) 22:36 No.2868
Re: アカネツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

さらに、アカネツボミフクレフシを確認した場所から十数m離れた林縁にオオバノヤエムグラが果実をつけていたのでよく見てみると、普通の果実の中にまじってふくらんだものをみつけました。
すでに黒褐色に変色しており、いくつか割ってみるとカラになっているものもありましたが、アカネツボミフクレフシと同じように繭と黄色いタマバエ幼虫が出てきました。おそらく同一種により形成されているものと思いますが、どうでしょうか。


寄主植物:オオバノヤエムグラ
撮影年月日:2017年10月14日/奈良県奈良市都祁南之庄町


2017/10/15(Sun) 15:15 No.2869
Re: アカネツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:アカネの虫えいのご投稿、有難うございました。ご賢察の通り、この虫えいは、アカネツボミフクレフシ D-0383 で、以前、よしゆきさんが掲示板 No.201で、投稿されていたものと同じです。これまで、栃木、千葉、東京、島根、徳島で見つかっています。奈良県からは初めてです。黄色い幼虫が繭の中にいたとのこと、ハリオタマバエ族の可能性があります。胸骨は、二山型でしょうか、四山型でしょうか?

ヤエムグラツボミフクレフシ D-0389b が知られており、タマバエは Asteralobia 属の一種と考えられています。この他にも、キクムグラツボミフクレフシ D-0389a が福岡県から、 オククルマムグラツボミフクレフシ D-0389c が北海道から、知られていますので、Tominaga さんが発見されたオオバノヤエムグラのツボミフクレフシも同じタマバエによるものかも知れません。オオバノヤエムグラツボミフクレフシ D-0389d と致しましょう。

これらの他に、アカネ科の蕾には、ヘクソカズラツボミホソフシ D-0360 と ヘクソカズラツボミマルフシ D-0370 と言う2種類の虫えいが知られています。前者は、ハリオタマバエの一種、Asphondylia sp. によって形成されることが知られていますが、後者は、ハリオタマバエ族の別属(新属?)かも知れないと考えています。

従いまして、アカネツボミフクレフシを形成するタマバエが、Asphondylia 属なのか、Asteralobia 属なのか。あるいは別属なのか分かりません。ぜひ、幼虫標本を拝見させて頂けますれば有難いと存じます。おついでの時で結構ですから、アカネとオオバノヤエムグラの虫えいから得られました幼虫を、受取人払いでお送り頂けますようお願い申しあげます。


2017/10/15(Sun) 18:26 No.2870
Re: アカネツボミフクレフシ 投稿者:akaitori

私は神奈川県で見ました。


寄主植物:アカネ
撮影年月日:2015年10月18日/神奈川県逗子市


2017/10/16(Mon) 22:12 No.2871
Re: アカネツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

湯川先生、いつも詳細なコメントをいただきありがとうございます。
幼虫の胸骨はアカネ・オオバノヤエムグラとも二山型のようです(写真の幼虫はアカネツボミフクレフシより取り出しました)。標本は保留になっているカキドオシも含め、まとめてお送りさせていただきます。

akaitori 様、神奈川県での確認情報をお知らせいただきありがとうございました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/21(Sat) 08:26 No.2874
Re: アカネツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

和歌山県でも確認しました。

寄主植物:アカネ
撮影年月日:2017年10月20日/和歌山県紀の川市


2017/10/24(Tue) 18:32 No.2875
Re: アカネツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:アカネツボミフクレフシを和歌山県でも確認されとのご報告、有難うございました。お陰様で、和歌山県のタマバエゴールの種類数も、150になりました。来年の「南紀生物」に、まとめて報告致します。

2017/10/24(Tue) 23:21 No.2876
Re: アカネツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

湯川先生、和歌山県のタマバエゴール150種達成おめでとうございます。来年の「南紀生物」が楽しみです。

2017/10/08(Sun) 00:21 No.2860
ヤマフジハイボフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

連続投稿すみません。ヤマフジの葉に小さないぼ状の虫えいが多数できていました。虫えいは葉の表側にふくらみ、裏側は少しくぼんで白い毛が密生していました。いくつか割ってみると、寄生蜂と思われる白い幼虫や繭がみつかりました。これはヤマフジハイボフシ(C-3150)でよいでしょうか。ご教示ください。

その他、フジの葉裏にフジハウラタマフシ(C-3535)もみつけることができました。奈良県以外では初めてです。


寄主植物:ヤマフジ
撮影年月日:2017年10月4日/鳥取県日野郡日南町
 

2017/10/08(Sun) 00:23 No.2861
Re: ヤマフジハイボフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

葉裏からみた虫えいの写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/08(Sun) 21:46 No.2863
Re: ヤマフジハイボフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ご賢察の通り、ヤマフジハイボフシ C-3510a です。これまで、山口、徳島、福岡、宮崎、鹿児島で発見されていますので、鳥取県からは初めてです。

鳥取県でフジハウラタマフシ(C-3535)も見つかりましたか、この時期に各地で見つかるかも知れませんね。現在、フジハウラタマフシから得られました、胸骨が1本角の幼虫を DNA 解析に出しています。セリ科の Kiefferia 属との関係が楽しみです。結果が得られましたら、お知らせ致します。

貴重な分布方法を有難うございました。


2017/10/09(Mon) 00:23 No.2865
Re: ヤマフジハイボフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生、いつもご教示いただきありがとうございます。
ヤマフジは兵庫県西部から西側に分布しており、奈良県ではみられません。ヤマフジハイボフシが中国地方でさらにみつかるかもしれません。
フジハウラタマフシの幼虫の研究結果を楽しみにしております。


2017/10/07(Sat) 23:13 No.2858
ウドミフクレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

ウドの果実が黒く熟しているなかに、緑色のままで普通より少し大きいものがいくつかみられました。割ってみるとタマバエの幼虫が数匹入っていました。これはウドミフクレフシ(C-4160b)でよいでしょうか。ご教示ください。

その他、タラノキミフクレフシ(C-4160a)やウコギハグキツトフシ(C-4200)もみられました。


寄主植物:ウド
撮影年月日:2017年10月4日/鳥取県日野郡日南町
 

2017/10/07(Sat) 23:14 No.2859
Re: ウドミフクレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

幼虫の写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/08(Sun) 21:34 No.2862
Re: ウドミフクレフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご賢察の通り、ウドミフクレフシ(C-4160a)です。これまで、北海道からだけでしたので、本州では初めてです。
タラノキミフクレフシ(C-4160b)も鳥取では初めてです。ウコギには、ウコギハグキタマフシ C-4166a とウコギエダツトフシ C-4164a と2種類あるのですが、どちらでしょうか? 写真を掲載して頂けますと有難いと存じます。よろしくお願い申し上げます。


2017/10/09(Mon) 00:13 No.2864
Re: ウドミフクレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生、いつもご教示いただきありがとうございます。
ウドミフクレフシが本州で初めてとのこと驚いています。ところでウドミフクレフシとタラノキミフクレフシでは虫えいの大きさが倍近く違いますので、幼虫の大きさも違いますが、同種なのかどうか気になります。
図鑑をみてウコギハグキツトフシとした虫えいの写真を添付します。虫えいはヤマウコギの葉柄部分にみられました。


寄主植物:ヤマウコギ
撮影年月日:2017年10月5日/鳥取県日野郡日南町


2017/10/17(Tue) 14:48 No.2872
Re: ウドミフクレフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:後半の部分のお答えが遅くなり、大変失礼いたしました。ヤマウコギハグキツトフシの方は、ウコギトガリキジラミ Trioza ukogi Shinji, 1940 によるものだと思います。虫えい内に、キジラミが見られたものは、間違いないと思います。

ウドミフクレフシとタラノキミフクレフシは、確かに虫えいの大きさが違います。幼虫の DNA 解析で調べて見ましょう。


2017/10/20(Fri) 22:45 No.2873
Re: ウドミフクレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生、ヤマウコギの虫えいについてご確認いただきありがとうございました。
ウドミフクレフシの幼虫もお送りするようにします。


2017/09/30(Sat) 23:04 No.2852
ナラメウロコタマフシでしょうか 投稿者:Tominaga

連続投稿ですみません。ナラミウロコタマフシを確認した近くのコナラでナラメウロコタマフシ?を確認しました。以前、井出 様(掲示板No.2811)で教えていただいたミズナラにできたものとよく似ています。
鱗片を含めて全体の大きさは高さ10mm、幅8mmで、まだでき始めのもののようです。断面をみると図鑑に書いてあるように「頂端部は鱗状片を欠き、皿状の突出部がある」形状でした。ご教示お願いします。


寄主植物:コナラ
撮影年月日:2017年9月28日/兵庫県豊岡市日高町
 

2017/09/30(Sat) 23:05 No.2853
Re: ナラメウロコタマフシでしょうか 投稿者:Tominaga

虫えいの断面写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/03(Tue) 09:47 No.2855
Re: ナラメウロコタマフシでしょうか 投稿者:井手

Tominaga様

ナラメウロコタマフシの方ですが、以前の投稿にあったウロコタマフシが堅果の殻斗から生じたと思われるものも採集しましたので添付します。

芽に生じたものも同時に採集されたので、断面を観察したところ、どちらも「皿状の突出部がある」という特徴を持っていました。

もしかするとナラメウロコタマフシとされているゴールは、芽と殻斗の両方に生じているのかもしれません。

先に投稿されていた大きなミウロコタマフシといい、これらが同種なのか調べるためにも成虫を得る必要がありますので、もし飼育して成虫が得られましたら、ぜひご一報ください。


寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:年月日/


2017/10/07(Sat) 22:16 No.2857
Re: ナラメウロコタマフシでしょうか 投稿者:Tominaga

井手 様、コメントありがとうございます。
ナラメウロコタマフシと確認していただきありがとうございました。こちらはまだ未熟なものだったようで、幼虫は得られませんでした。ナラミウロコタマフシとともに新たな虫えいが得られましたら報告させていただきます。


2017/09/30(Sat) 22:43 No.2849
ナラミウロコタマフシ 投稿者:Tominaga

ミズナラでナラミウロコタマフシ(C-1550)を確認しました。落ちていたものを半分に割ってみると、中心部に直径5mm程の空間があり、中に直径3mm程度の幼虫室がありました。それを割ってみると体長4mmほどの白い幼虫がいましたが、牙がありタマバエの幼虫ではないようです。タマバチか寄生蜂かわかりますでしょうか。

寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:2017年9月28日/兵庫県豊岡市日高町
 

2017/09/30(Sat) 22:45 No.2850
Re: ナラミウロコタマフシ 投稿者:Tominaga

虫えいの断面写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/09/30(Sat) 22:46 No.2851
Re: ナラミウロコタマフシ 投稿者:Tominaga

幼虫室に入っていた幼虫の写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/03(Tue) 09:32 No.2854
Re: ナラミウロコタマフシ 投稿者:井手

Tominaga様

井手です。その後自分の方でもミズナラにてナラミウロコタマフシと思われるゴールを採集しましたので、画像を添付します。「内部は木質化した堅い壷形で、上部には乳首状の突出部」という特徴に一致していると思います。

ただ外部の形状などは虫えい図鑑のものとは違っているので、本当にこれが虫えい図鑑で言うところのナラミウロコタマフシかどうかは、まだちょっと判断付けきれていません。

見せて頂いた写真のゴールはかなり大きいですね。また内部構造も違ったもののように見えます。幼虫はタマバチの幼虫のようです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/07(Sat) 22:06 No.2856
Re: ナラミウロコタマフシ 投稿者:Tominaga

井手 様、コメントいただきありがとうございます。今週は出張に出ていたため、お礼が遅くなり申し訳ありません。
幼虫はタマバチとのこと、確認ありがとうございました。虫えいはすべて割ってしまいましたので、幼虫はアルコール標本にしています。
図鑑にはナラミウロコタマフシの写真が出ていませんので、本当かどうかあやしいかもしれません。また新たな虫えいが入手できましたら報告させていただきます。




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