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虫えい同好会掲示板
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2018/04/13(Fri) 16:46 No.3032
ヤマフジハケフシから羽化 投稿者:M

ヤマフジハケフシからタマバエが羽化しましたのでお知らせします。
2017年5月30日筑紫野市原田にて採集、その後落下したゴールを外の鉢で保管しておりました。昨日2018年4月12日室内容器に移そうとしたところ、すでに羽化が始まっていました。今朝7時過ぎに3匹、9時過ぎに1匹羽化しました。脱出口の確認のため、ファーブルに載せたところ、ちょうど羽化が始まったところでしたので、撮影しました。いずれも雌のようです。雄が得られなければ、今年のゴールも採集するつもりです。


寄主植物:ヤマフジ
撮影年月日:年月日/筑紫野市原田
 

2018/04/14(Sat) 12:52 No.3033
Re: ヤマフジハケフシから羽化 投稿者:湯川淳一

M 様:ヤマフジハケフシからタマバエ成虫の羽化に成功なさった由、おめでとうございます。1年間、ゴールをうまく保存された結果ですね。感服致しました。まだ、雄は羽化していない様ですが、今後、出て来る可能性はあると思います。雌だけで、なんとか属の見当をつけたいと思います。17日にお目にかかれますのを楽しみにしております。

2018/04/14(Sat) 20:54 No.3035
Re: ヤマフジハケフシから羽化 投稿者:M

湯川先生 早々にありがとうございます。ゴールからの羽化はいつも楽しみです。属の見当を雌だけでもつけてくださるとのこと、ありがとうございます。17日は楽しみにしています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2018/04/11(Wed) 21:55 No.3029
ネズミモチミミドリフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

ネズミモチの果実がまだ残っていましたが、緑色のままで形もいびつなものでした。また、いくつか穴があいているものもありました。これはネズミモチミミドリフシ(D-0270)と考えてよいでしょうか?

あと、広く植栽され近年分布拡大しているトウネズミモチ(中国原産)において同様の虫えいは記録されておりますでしょうか?

以上ご教示よろしくお願いします。


寄主植物:ネズミモチ
撮影年月日:2018年3月25日/大阪府東大阪市
 

2018/04/12(Thu) 13:56 No.3030
Re: ネズミモチミミドリフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご投稿頂いた虫えいはネズミモチミミドリフシ D-0270a で、イボタミタマバエ Asphondylia sphaera によって形成されたものです。ネズミモチ以外に、イボタノキ D-0270b、オオバイボタ D-0270c、トウネズミモチ D-0270d、ハチジョウイボタ D-0270e でも見つかっています。

正常実は冬の間に落ちることが多いのですが、虫えいになった実は、翌春まで樹上に残り、タマバエは寄主植物の蕾が開花する頃に虫えいから、直接、羽化します。通常、年1化性ですが、一部の個体は、ネズミモチの蕾にネズミモチツボミトジフシ D-0260 を形成したり、ヤマハゼミフクレフシ C-3650a やハゼノキミフクレフシ C-3650b を形成し、短期間で1世代を過ごしたのち、ネズミモチの若い実に戻ってくる部分2化性のものもいます。

皆様へ:
このタマバエの長期生命表を解析した論文 (Yukawa et al., 2016) を発表しましたので、ご希望の方は、管理人の南さんにご連絡下さい。PDF をお送り致します。


2018/04/12(Thu) 23:40 No.3031
Re: ネズミモチミミドリフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生
早速のご教示ありがとうございます。
図鑑を確認したところ、トウネズミモチは既に記載されていました。見落としてしまいたいへん失礼しました。
イボタミタマバエは面白い生活史を送っているのですね。イボタノキ属とは全く別のウルシ科の仲間にも虫えいを形成するのには驚きました。
次はトウネズミモチでも見つけてみたいと思います。


2018/04/01(Sun) 15:04 No.3026
ツブラジイのゴールから羽化したハチ 投稿者:M

掲示板2017/04/30(Sun) 22:51 No.2630 のものをコップに入れ、水揚げが上手くいかなくなったものからゴールを外の鉢で保管、2月半ばに室内容器に移して羽化を待ちましたところ、画像のような寄生蜂数種類が羽化しましたので、阿部先生にお送りします。昨5月6日にはゾウムシの一種がゴールにかぶりついていました。


寄主植物:ツブラジイ
撮影年月日:年月日/福岡県小郡市三沢
 

2018/03/31(Sat) 11:32 No.3024
イヌガシ果実の虫えい? 投稿者:Tominaga

長文失礼します。
イヌガシ(クスノキ科)の花を観察していたところ、少し緑色がかった薄い紫色をした細長い果実をみつけました。通常の果実は楕円形で黒紫色になるはずですので、あやしいと思い他にもないか別の木にも移動して探してみたところ、さらに数個みつけることができました。一方、通常の果実はまったく確認できませんでした。
見つけた細長い果実を半分に割ってみたところ、空洞内にタマバエ幼虫がおり、胸骨は2山形でした。タマバエ幼虫がいた空洞内は白い菌糸がみられました。なお、小さい種子が果実先端側にありましたが、中身は空で脱出孔や糞等はみられませんでした。これは虫えいと考えてよいでしょうか?
3月の時点で通常の果実は残っていないことから、落下したか鳥などに食べられてしまったようです。一方、虫えい?は熟した色になっていないことから鳥などに食べられにくく、また落下しないようになっているため、春まで樹上に残っているものと考えられます。

ところで、2009年にイヌガシの種子を食害するハリオタマバエ属の一種がいることが日本生態学会大会で報告されていました。今回確認したものは、おそらくこれと同じものと考えられます。ただし、種子はタマバエに食害されていないことを確認しました。
今回の確認以前に上記ハリオタマバエ属の一種について湯川先生にお尋ねしていたところでしたが、その際に種子捕食のハリオタマバエ属はいないとのご指摘がありました。また、今回確認したタマバエ幼虫の写真を事前に確認していただいたところ、ハリオタマバエ属の可能性があるとのことでした。

湯川先生
ご教示いただきありがとうございました。
幼虫標本をお送りするようにしますのでご確認よろしくお願いします。


寄主植物:イヌガシ
撮影年月日:2018年3月24日/奈良県奈良市
 

2018/04/01(Sun) 13:42 No.3025
Re: イヌガシ果実の虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:以前から、シロダモと同属のイヌガシに虫えいがないか気になっていました。葉に形成される虫えいのことだけをイメージしていましたので、実の虫えいには驚きました。実の虫えいでは、おそらく、種子は形成されていないと思います。標本をお送り下さるとのこと、検鏡させて頂けるのを楽しみにしています。

2018/04/03(Tue) 21:31 No.3028
Re: イヌガシ果実の虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生
コメントいただきありがとうございました。ご指摘いただきましたとおり種子は“しいな”でした(画像は種子を縦半分に割った状態)。イヌガシの種子はふつう長径7.5〜9mm・短径5〜6.5mmとされていますが、タマバエが寄生していた果実では長さ3〜4mm程度しかありませんでした。おそらく途中まで種子は生長していたものの、タマバエが寄生したことにより生長が止まったためと考えられます。いつの時点で寄生するのか気になります。
2009年の報告からみると寄生された果実は、最終的にはタマバエ幼虫が脱出しないまま落下してしまうものと考えられます。今後もできる限り観察を続けたいと思います。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/03/29(Thu) 20:56 No.3016
業務連絡 投稿者:南 常雄

上記「投稿虫えい一覧」に今までにご投稿いただいた記事を、日付毎に収録して一覧表にしました。できる限り虫えい和名を記載しましたが、不明のものは「寄主植物の虫えい」のようにしました。過去の記事を検索の際にご利用ください。2018.03.15分まで収録しましたが、今後は数ヶ月分ををまとめて更新していきますので、最近のものは掲示板でお願いします。
 

2018/03/30(Fri) 13:00 No.3018
Re: 業務連絡 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:「投稿虫えい一覧」をまとめて下さり、誠に有り難うございました。これまで、捜すのに苦労していました虫えいを簡単に見つけ出すことができるようになり、大変有り難いことです。入力の作業、大変だったことと存じます。本当にご苦労様でした。今後も数ヶ月分ををまとめて更新してくださるとのこと、何卒よろしくお願い申し上げます。何かお手伝いできることがございましたら、ご遠慮なくお知らせ頂けますれば幸いです。

2018/03/30(Fri) 16:45 No.3020
Re: 業務連絡 投稿者:南 常雄

湯川先生、ありがとうございます。
お気づきの点がございましたらご教示ください。また掲示板に掲載以後に変更や訂正があったものは「投稿虫えい一覧」を訂正いたしますので、ご連絡をお願いいたします。


2018/03/24(Sat) 21:42 No.3010
ヒイラギのメフクレフシ? 投稿者:Tominaga

ヒイラギの芽が丸く膨らんでいましたので断面を切ってみると空洞があり、中に1〜数匹の小さいタマバエらしい幼虫が入っていました。なお、断面の様子からみて昨年晩秋に咲くはずの花芽だったようです。
このような虫えいは記録されていますでしょうか?


寄主植物:ヒイラギ
撮影年月日:2018年3月24日/奈良県奈良市
 

2018/03/30(Fri) 13:19 No.3019
Re: ヒイラギのメフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:鹿児島市で、日本応用動物昆虫学会の大会が開かれ、出席しておりましたので、掲示板への回答が大変遅くなり、失礼いたしました。

ヒイラギからは、これまで、ヒイラギミミドリフシ D-0290 が知られているだけです。この虫えいは、ダイズサヤタマバエ Asphondylia yushimai の冬寄主のヒイラギに形成された虫えいです。バラ科のバクチノキミミドリフシ C-3290 もダイズサヤタマバエの冬寄主の虫えいです。

しかし、ヒイラギメフクレフシは、これまで知られていません。ぜひ、幼虫標本を拝見させて頂けますれば有り難いと存じます。ダイズサヤタマバエとの関係が楽しみです。ヒイラギメフクレフシの虫えい番号を D-0292 としましょう。


2018/03/31(Sat) 11:22 No.3023
Re: ヒイラギのメフクレフシ? 投稿者:Tominaga

湯川先生
学会でお疲れのところご教示いただき、また虫えい番号も付与していただきありがとうございました。
幼虫標本をお送りするようにしますのでよろしくお願いします。


2018/03/23(Fri) 22:19 No.3009
ナラミウロコタマフシから出てきたハチ 投稿者:Tominaga

昨年(2017年11月5日)に採取してきた虫えいより取り出した虫室から、昨日ハチが羽化しているのに気が付きました。ただ、体色等からみてタマバチではなく寄生蜂と思われますが、どうでしょうか?
井手 様、よろしければご確認いただきますようよろしくお願いします。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/
 

2018/03/25(Sun) 09:30 No.3011
Re: ナラミウロコタマフシから出てきたハチ 投稿者:井手

Tominaga様
続報ありがとうございます。オナガコバチ科の寄生蜂ですね。九州大学の松尾和典さんがこのグループに詳しいので、そちらに標本をお送り頂ければもう少し詳しいことがわかるかもしれません。


2018/03/25(Sun) 22:38 No.3012
Re: ナラミウロコタマフシから出てきたハチ 投稿者:Tominaga

井出 様
お忙しいところご確認いただきありがとうございました。
タマバチではなく寄生蜂とのこと、残念です。


2018/03/27(Tue) 16:41 No.3014
Re: ナラミウロコタマフシから出てきたハチ 投稿者:松尾和典

Tominaga様
松尾和典と申します。写真拝見いたしました。井手さんのおっしゃる通り、オナガコバチ科Torymus属の雌成虫だと思います。緑色の体色や、腹部の末端から長い産卵管鞘が出ているのが特徴的です。このタマバチからTorymusが出たというのは初めての発見だろうと思います。もし標本がお手元にありましたら、お送りいただけませんでしょうか。


2018/03/27(Tue) 23:26 No.3015
Re: ナラミウロコタマフシから出てきたハチ 投稿者:Tominaga

松尾和典 様
ご確認いただきありがとうございました。タマバチではなくて残念でしたが、初めての発見かもしれないとのこと、お役に立てるならば標本をお送りさせていただきます。ただ、昆虫に関しては素人ですので、どのようにしてお送りすればよいかわかりません。ハチはまだ生きておりますが、どうしましょうか?
南 常雄 様から連絡先を聞いておりますので、改めて連絡させていただきます。

井出 様
松尾和典 様をご紹介いただきありがとうございました。
タマバチが出てきたらお知らせいたします。


2018/03/19(Mon) 13:42 No.3006
国際えい学シンポジウム 投稿者:湯川淳一

3月3日から8日まで、台湾の台中市にある国立中興大学の演習林で「国際えい学シンポジウム」が開催されましたので、出席して講演してきました。日本からの出席者は、わずか3名でしたが、台湾、韓国、ベトナム、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、スエーデン、チェコ、ポーランド、イスラエル、トルコ、ハンガリー、ルーマニア、ブラジルなどから大勢の参加者があり、同じ場所で3食を共にするとともに、コーヒータイムなどを利用して、お互いの情報交換を行い、交流を深めました。キジラミの専門家の Man-Miao Jang 教授(台湾昆虫学会理事)がオーガナイザーで、至れり尽くせりのシンポジウムとなりました。このシンポジウムの講演に基づく記念誌が、後ほど出版される予定ですので、出版されましたらお知らせ致します。

出席者の中の複数の台湾の虫えい研究者が、この掲示板を読んで下さったり、投稿して下さっていることを知り、大変驚きました。その中に、南さんと交流を深めておられる方もおられました。台湾の方々は、南さんの北海道の虫えい図鑑のサイトもご覧になっておられ、このような形で成果を公表されておられることを高く評価されていました。また、図鑑の中のいくつかの虫えいが、すでに、南さんと湯川らの共著論文の中で発表されていることも知っていました。さらに、今回のシンポで韓国のキムさんが、南さんや私たちと連名でセリ科のタマバエの発表を行い、新種記載の準備をしていることに期待を持ってくれていました。このように、この掲示板や北海道のネット上の図鑑が、国外の研究者の目にとまっているのは大変有難いことです。南さんのご尽力にあらためてお礼を申し上げたいです。

次回のシンポジウムは、北米西海岸のどこかで開かれる予定です。詳細は決まっていませんが、オーガナイザーはアブラムシの研究をされている Donald G. Miller 博士です。次回は、日本からも大勢の参加者があることを願っています。

コーヒータイムには中興大学で作られているハーブティーやクッキーなど出されます。写真はその時の一部分をカットしたものです。


寄主植物:コーヒータイム
撮影年月日:2018年3月4日/台中市、中興大学演習林
 

2018/03/19(Mon) 16:11 No.3007
Re: 国際えい学シンポジウム 投稿者:南 常雄

湯川先生、国際えい学シンポジウムのご成果をご掲載いただき、ありがとうございます。台湾の友人から、湯川先生とごいっしょに撮られた写真を、たくさん見せていただいています。また会場などの写真も見せていただき、盛大に開催されたことをうかがい知ることができました。

「北海道の虫えい図鑑」は、開設してから4月で17年が過ぎました。当初、手探りで掲載した項には間違いなども多く、少しずつではありますが訂正や新情報の充実を図っていきますが、お気づきの点がございましたら、ご指導いただければ幸甚です。


2018/03/15(Thu) 23:40 No.2997
イヌガシのゴール?(菌えい?) 投稿者:Tominaga

連続投稿すみません。
イヌガシ(クスノキ科)の葉の表面にイボ状の小さいふくらみが点々とありました。裏側をみると褐色の斑点があり、拡大してみると褐色の毛のようなものが密生していました。フシダニ等は見つかりませんでしたのでおそらく寄生菌によるものと思いますが、これは菌えいとみなしてもよいのでしょうか?


寄主植物:イヌガシ
撮影年月日:2018年3月11日/奈良県奈良市
 

2018/03/15(Thu) 23:43 No.2998
Re: イヌガシのゴール?(菌えい?) 投稿者:Tominaga

ゴール?を拡大した写真です。
切断面をみるとそれほどふくらんでいないのでゴールとは言えないかもしれません。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/03/16(Fri) 07:23 No.2999
Re: イヌガシのゴール?(菌えい?) 投稿者:南 常雄

詳細は分かりませんが、菌えいで良いかと思います。葉表の病斑部にある小突起がさらに膨らんで、ミルククラウン状に裂開して胞子をだします。写真はオオバコのものですが、いろんな植物の葉の表裏に出現します。

寄主植物:オオバコ
撮影年月日:2015年6月15日/北海道深川市


2018/03/16(Fri) 22:20 No.3002
Re: イヌガシのゴール?(菌えい?) 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
早速のご教示ありがとうございます。
今後どのように変化していくのか観察を続けたいと思います。


2018/03/17(Sat) 22:04 No.3005
Re: イヌガシのゴール?(菌えい?) 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
植物病原菌関係の文献で調べたところ、これはイヌガシさび病というもので、Xenostele litseae というさび菌によるものとわかりました。冬胞子世代しか知られておらず、葉の裏側にある褐色の部分は、冬胞子堆というものが成熟して裂開し冬胞子が出てきた状態でした。冬胞子堆は植物組織内に埋生して形成され、ややゴール状となるとありました。なお、ヤブニッケイやシロダモにもみられるということです。
南 様のご教示により正体が判明しました。ありがとうございました。


2018/03/15(Thu) 23:37 No.2996
クスノキのダニえい? 投稿者:Tominaga

クスノキでクスノキハクボミフシの他にも葉がふくらんでいるものがありました。表側は変色しておらず、裏側には褐色の毛が密生していました。拡大してみたところフシダニがいましたので、『虫えい図鑑』の巻末リストにあるクスノキハイボケフシと判断しましたがどうでしょうか?

寄主植物:クスノキ
撮影年月日:2018年3月11日/奈良県奈良市
 

2018/03/16(Fri) 07:48 No.3000
Re: クスノキのダニえい? 投稿者:南 常雄

ダニえいです。イボケフシは球状の小突起ができます。寄主は異なりますが「虫えい図鑑」P25にハンノキハイボフシ、ヤハズハンノキハイボフシの写真が掲載されているので、ご参照ください。
Tominagaさんの写真と同様のハンノキのゴールですが、私的にはハンノキハアカケフシとして記録しています。


寄主植物:ハンノキ
撮影年月日:2012年7月6日/北海道幌延町


2018/03/16(Fri) 22:17 No.3001
Re: クスノキのダニえい? 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
早速のご教示ありがとうございます。
ご指摘のとおりイボケフシとは違うことを確認しました。こちらの早とちりですみませんでした。
それにしてもハンノキのものは鮮やかな赤色できれいですね。


2018/03/16(Fri) 23:16 No.3003
Re: クスノキのダニえい? 投稿者:南 常雄

新鮮なうちは色鮮やかですが、成熟期には褐色や黒色をおびてきます。葉裏も当初は緑色ですが、後に褐変します。

2018/03/17(Sat) 21:45 No.3004
Re: クスノキのダニえい? 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
ご教示ありがとうございます。
クスノキの場合は、褐色の中に白い部分もありましたので、初めは白い毛だったようです。


2018/03/14(Wed) 16:05 No.2992
ツルマサキハフクレフシ C-3800 投稿者:南 常雄

ゴールが形成されている葉を6枚採集し飼育しています。1枚の葉に1〜6個ゴールが形成され、合計18個ありました。葉の表面が表裏へ楕円形ないし円形にわずかに膨らみ、葉表はやや褐変し、葉裏は黄緑色をしています。ゴールの直径は4.5〜7.5mm、厚さ0.5〜0.6mm。室温下で飼育すれば、早く羽化するかと思ったのですが、まだ羽化しません。

寄主植物:ツルマサキ
撮影年月日:2018年1月28日/北海道旭川市
 

2018/03/14(Wed) 16:10 No.2993
Re: ツルマサキハフクレフシ C-3800 投稿者:南 常雄

数個のゴールを解剖して、3齢幼虫の標本にしました。葉の膨らみは肉眼では分からないくらい薄く、幼虫室も偏平で、内壁は幼虫の体に合わせて溝状に凹み、中に黄色の3齢幼虫が1匹入っています。胸骨は2角状で、基部まで褐色にキチン化しています。

寄主植物:ツルマサキ
撮影年月日:2018年1月30日/北海道旭川市


2018/03/14(Wed) 16:59 No.2994
Re: ツルマサキハフクレフシ C-3800 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:ご投稿の虫えいは、ご賢察通り、マサキタマバエ Masakimyia pustulae Yukawa & Sunose, 1976 によるツルマサキハフクレフシ C-3800 です。虫えいには厚型と薄型、幼虫には黄色型と白色型の、それぞれ、二型が知られています。ご投稿の虫えいと幼虫は、薄型・黄色型のようです。巣瀬さんの調査通りです。マサキは、水揚げの良い植物ですので、長期の飼育に耐えられると思います。うまく成虫が得られますように祈っております。

2018/03/14(Wed) 21:16 No.2995
Re: ツルマサキハフクレフシ C-3800 投稿者:南 常雄

湯川先生、そうそうご教示を賜り、ありがとうございます。
昨日、飼育中のゴールを開いてみたら、中の幼虫は生きているようなので、羽化を待ちたいと思います。
これを機会に、マサキやツルマサキをはじめ、他のニシキギ科も観察してみます。ツルマサキは厳寒の旭川でも冬季に落葉しないので、芽吹きの前に更に観察をしてみまず。


2018/03/08(Thu) 21:54 No.2983
クスノキの虫えい? 投稿者:Tominaga

クスノキの葉の表側に変色したふくらみがあり、裏側は何かの虫がへばりついているようでした。これはクスノキハクボミフシ(C-2520)でよいでしょうか?

その他、シロダモハコブフシ(C-2450)、シキミハコブフシ(C-2490)、キヅタツボミトジフシ(C-4170)、アセビツボミトジフシを確認しました。なお、シロダモハコブフシは葉の裏側が大きくふくらむ裏型でした(以前に奈良市で見たものも裏型)。


寄主植物:クスノキ
撮影年月日:2018年3月4日/奈良県川上村
 

2018/03/10(Sat) 21:50 No.2987
Re: クスノキの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:クスノキハクボミフシで良いと思いますが、念のため、宮武先生に連絡してみます。
川上村で、シロダモハコブフシ(C-2450)、シキミハコブフシ(C-2490)、キヅタツボミフクレフシ(C-4170)、アセビツボミトジフシをご確認とのこと、分布記録に追加しておきます。
和歌山県のタマバエ虫えいは、南紀生物の記念号に投稿しました。6月ごろに印刷だそうです。奈良県の記録と比較して頂けますれば幸いです。


2018/03/10(Sat) 23:55 No.2988
Re: クスノキの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生
お忙しいところコメントをいただきありがとうございました。裏側の虫の写真をアップします。
南紀生物の和歌山県のタマバエ虫えい報告を楽しみにしております。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/03/12(Mon) 12:01 No.2989
Re: クスノキの虫えい? 投稿者:宮武

Tominaga さん これはゴールと幼虫の写真を拝見すると、クスノキハクボミフシで間違いありません。ゴールメイカーのクストガリキジラミは前年の4月くらいから2齢幼虫で休眠状態のまま夏、秋を過ごし、冬の終わり頃から成長し、今月下旬には成虫が羽化すると思います。同じクスノキ科を食するトガリキジラミに、ニッケイトガリキジラミ(ヤブニッケイ、ニッケイ)とタブトガリキジラミ(タブノキ)があり、同様の生活史です。

2018/03/12(Mon) 21:36 No.2990
Re: クスノキの虫えい? 投稿者:Tominaga

宮武先生
クスノキハクボミフシについてご確認いただきありがとうございました。また、クストガリキジラミの生態についてもご教示いただきありがとうございました。
奈良公園でも同じものを確認できましたので、クスノキがあれば普通にみられるようです。なお、川上村にはタブノキもみられましたが、虫えいは見つけられませんでした。


2018/03/07(Wed) 22:29 No.2980
ナラミウロコタマフシから出てきた寄生ハエ? 投稿者:Tominaga

昨年採取してきたナラミウロコタマフシを封筒に入れて保管していたところ、3月初めになって中から音がするので確認すると1匹のハエがいました。タマバチの虫室を取り出したあとの虫えいでしたが、寄生ハエならどこかに残っていたものから出てきたのか、あるいは偶然にウロコの隙間に入り込んでいたものかよくわかりません。
虫えいと直接関係がないかもしれませんが、ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示ください。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/
 

2018/03/07(Wed) 23:40 No.2981
Re: ナラミウロコタマフシから出てきた寄生ハエ? 投稿者:南 常雄

Tominaga様、ご投稿ありがとうございます。
毛深いハエですね。ゴール形成者や寄生蜂などを捕食するヤドリバエ科が考えられますが、詳細は分かりません。「ヤドリバエ科」を画像検索して、腹部背面の縞文様から何か分かるかも知れません。


2018/03/08(Thu) 21:40 No.2982
Re: ナラミウロコタマフシから出てきた寄生ハエ? 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
いつもご教示いただきありがとうございます。
ヤドリバエ科で検索してみました。よく似たものがいましたのでヤドリバエ科でよさそうですが、種類が多いのでお手上げです。


2018/03/09(Fri) 19:13 No.2984
Re: ナラミウロコタマフシから出てきた寄生ハエ? 投稿者:阿部芳久

Tominaga様、南 様

ヤドリバエの分類の専門家:九州大学比較社会文化研究院の
舘 卓司 博士に写真を見ていただいたところ
「ヤドリバエ科のように見えます。残念ながら写真での同定はできませんが、
針刺しの標本ならば同定可能かもしれません」とのことでした。


2018/03/10(Sat) 20:48 No.2985
Re: ナラミウロコタマフシから出てきた寄生ハエ? 投稿者:Tominaga

阿部芳久 先生
お手数をおかけして申し訳ありませんでした。
ハエはしばらくビニール袋の中で生きていましたが、一昨日には死んでしまいました。
針刺し標本はつくったことがありません。個人的興味で質問させていただきましたが、虫えいとは直接関わりがなく、これ以上先生のお手を煩わせるほどのものではないと思われます。とりあえずヤドリバエ科だろうということがわかりましたので、ここまでで保留とさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。


2018/03/04(Sun) 17:21 No.2978
ヤナギシントメタマバエの幼虫について 投稿者:mikuriya

いつもご指導ありがとうございます。
二つ質問がございます。
質問@3月4日に山中湖の湖畔でヤナギシントメタマバエの幼虫を採集しました。画像から蛹化がどの程度進んでいるか、判断可能でしたらご教示ください。
質問A『日本原色虫えい図鑑』のP105のヤナギシントメタマバエの生態の3行目「4月下旬より始まり」は「4月上旬より始まり」ではないでしょうか。
以上の2点につきまして、よろしくお願いいたします。


寄主植物:ヤナギ類
撮影年月日:2018年3月4日/山梨県山中湖村
 

2018/03/04(Sun) 17:54 No.2979
Re: ヤナギシントメタマバエの幼虫について 投稿者:南 常雄

mikuriya様、ご投稿ありがとうございます。
湯川先生にコメントをいただきたいと思いますが、台湾国際ゴールシンポジウムに参加のため留守にしています。8日に帰国の予定ですのでご猶予ください。


2018/03/10(Sat) 21:38 No.2986
Re: ヤナギシントメタマバエの幼虫について 投稿者:湯川淳一

mikuriya 様:お待たせしました。お尋ねの件、鮮明な画像でしたら、蛹の体色で凡その発育程度の見当がつきます。初めは、複眼部分から色づき、羽化前には、翅の部分が黒くなります。羽化時期につきましては、図鑑での藤松 (1935) の引用部分は「4月上旬」の間違いでした。間違いを発見して下さり、誠に有り難うございました。訂正して、お詫び申し上げます。羽化時期は、地域や年によって異なります。温暖化で早くなる傾向があるかもしれません。

2018/03/14(Wed) 05:41 No.2991
Re: ヤナギシントメタマバエの幼虫について 投稿者:mikuriya

湯川淳一様
コメントをありがとうございました。
温暖化が及ぼす生物への影響に関心を持っていろいろと調べていますので、ヤナギシントメタマバエの羽化時期の変化の可能性について強い関心を持ちました。4月になったら山中湖を再訪したいと思います。


2018/02/23(Fri) 13:13 No.2976
アセビツボミトジフシの菌糸 投稿者:上地奈美

ゴール内部の菌糸は、タマバエの共生菌だと思います。幼虫はこの菌糸を食べて育つそうです。幼虫が死亡したり、蛹の頃になると黒くなり始めるようです。
 

2018/02/23(Fri) 23:26 No.2977
Re: アセビツボミトジフシの菌糸 投稿者:Tominaga

上地先生
虫えい内の菌糸についてご教示いただきありがとうございました。
共生菌については、ゴンズイの虫えいについて投稿した際に湯川先生に教えていただいたのを忘れていました。共生菌が幼虫の餌になるということは片利共生なのでしょうか。

余談ですが、ネットでアセビの花の画像を検索して見ていると、つくば市(筑波実験植物園など)で撮影された写真に虫えいと思われるものがいくつか確認できました。つくば市には多いようですね。


2018/02/22(Thu) 23:47 No.2973
アセビツボミトジフシその後 投稿者:Tominaga

湯川先生
これまで観察したことについて報告させていただきます。
当初にみつけた虫えいのほとんどで幼虫がみられなくなっており、虫えい内で菌類が繁茂して黒っぽい菌糸が充満している状況であることがわかってきました。そのような虫えいは花冠部分のみずみずしさが失われて縮んで固まってしまうようです。おそらく早い時期に寄生したものの、そのほとんどがうまく成長できず幼虫が死んでしまったため、菌類が繁殖した虫えいだけが多数残っていると考えられます。なお、このような虫えいにタマバエ幼虫ではなく蛾の幼虫が入っているものがありましたが、これは二次利用者と思われます。この菌が今後どのように変化していくのか気になります。


寄主植物:アセビ
撮影年月日:2018年2月11日/奈良県奈良市
 

2018/02/22(Thu) 23:49 No.2974
Re: アセビツボミトジフシその後 投稿者:Tominaga

(続き)2月下旬には一部のアセビで開花がみられましたが、大部分はまだつぼみの状態でした。開花株の花序をみると、一部開花していないつぼみがありました。これらは開花が遅れているものではなく、完全に開花している花序の途中でもみられるものでした。これらを調べてみると小さいタマバエ幼虫がいましたので、虫えいであることがわかりました。今までは、つぼみだけの状態のアセビで虫えいを探していたためわかりにくかったのですが、開花している状態だとわかりやすくなりました。なお、小さいタマバエ幼虫が入っている虫えいでは、白い菌糸が雌しべのあたりにみられました。タマバエ幼虫がいなくなった場合、この菌糸が繁茂して虫えい内に充満しているものと考えられます。

寄主植物:アセビ
撮影年月日:2018年2月17日/奈良県奈良市


2018/02/17(Sat) 22:09 No.2965
イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

たびたびすみません。
奈良にアセビを見に行ったついでにイチイガシを見ていたら3種類の虫えいがありました。ご教示ください。
その他、イチイガシの葉にはリーフマイナーによる食痕があったほか、葉裏にミカドテントウが越冬していました。

その1:葉裏にコブが十数個並んでいました。葉表には穴が開いており脱出した後のようです。


寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:2018年2月17日/奈良県奈良市
 

2018/02/17(Sat) 22:15 No.2966
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

その2:側脈のほぼ対称な位置にあり、葉の表裏にふくらんだものがみられました。

寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:2018年2月17日/奈良県奈良市


2018/02/17(Sat) 22:17 No.2967
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

その3:葉表にコブ状にふくらんでおり、葉裏はくぼんで毛が密生していました。ダニえいでしょうか。

以上よろしくお願いいたします。


寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:2018年2月17日/奈良県奈良市


2018/02/18(Sun) 14:30 No.2968
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:イチイガシの虫えいのご投稿、有難うございました。虫えい図鑑には、イチイガシからは、カシハウラマルタマバチによるカシハウラマルタマフシ C-060 が掲載されているだけです。写真の虫えいの一つが、タマバチの虫えいかどうか、阿部先生のご意見を伺いたいと思います。

残りの二つは、形成者の確認が必要ですが、毛が密生している方はフシダニえいの可能性があります。形成者が見つかりましたら、教えて頂けますと幸いです。


2018/02/19(Mon) 13:29 No.2969
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:井手

Tominagaさま

その1の虫えいについてはタマバチによるもののように見えます。過去に同じものと思われる虫えいの写真が出ていましたのでこちらもご参照ください。

2014/01/29(Wed) 15:07 No.165
イチイガシの葉の虫こぶ?


2018/02/19(Mon) 21:49 No.2970
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

井手 様
その1の虫えいについてご教示いただきありがとうございます。
お教えいただきました過去の写真を見ましたが、ご指摘のとおり同じものと思います。
形成者の確認が必要ですね。


2018/02/19(Mon) 22:06 No.2971
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示いただきありがとうございます。
形成者について確認してみました。
その1:虫えい内は空洞があり、糞らしきものが入っているのみでした。
その2:虫えい4個を割ってみましたところ、空洞はなく糞らしきものが詰まっていて堅いものでした。そのうち1個から小さな幼虫1匹が見つかりました。脚はなくキバがみえることから、ハチ類のようです。写真は写りがよくありませんが、ご確認いただければと思います。
その3:葉裏のくぼみの密毛のなかを確認しましたところフシダニがいましたので、フシダニえいと思います。ご指摘いただきありがとうございました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/02/22(Thu) 23:36 No.2972
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:その2の虫えいに糞らしきものが詰まっていたとのこと、鱗翅目の幼虫がいたのかもしれませんね。そうだとすれば、蜂らしき幼虫は寄生蜂かもしれません。次の機会に、形成者のご確認をよろしくお願い致します。
その3の虫えいは、やはり、フシダニでしたか。

井手さん:阿部先生を通じてコメントをお願いしていましたところ、井手さんからタマバチの虫えいについて、コメントを頂き有難うございました。今後ともよろしくお願い致します。


2018/02/23(Fri) 00:28 No.2975
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生
その2の虫えいにつきましてご教示ありがとうございます。
中に詰まっていたものについて、糞らしきものと表現しましたが実際のところよくわかりません。砂粒のような固いものが混じっていました(写真)。形成者を見つけたいと思います。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/02/12(Mon) 10:26 No.2960
コチヂミザサの菌えい? 投稿者:Tominaga

昨年に確認し保留にしていたものですが、林道を歩いていてコチヂミザサ(イネ科)の小穂が細長く伸びて膨らんでいるものをみつけました。初め虫えいではと思いましたが、よくみると空洞になっており、中から黒い粉が出てきていましたので菌えいではないかと考えました。カヤツリグサ科スゲ属やタデ科の仲間で穂が黒くなっているのを時々みかけますが、これらと同じ「黒穂菌」によるものかもしれません。ただ、コチヂミザサの事例報告はみつけられませんでした。なお、今回みつけたものと同じものがとあるブログでも紹介されていましたが、こちらはケチヂミザサにできているもので正体は不明のままでした。
虫えいではないのでここでは場違いかもしれませんが、もし正体をご存知の方がいらっしゃいましたらご教示下さい。


寄主植物:コチヂミザサ
撮影年月日:2017年11月5日/奈良県御杖村
 

2018/02/13(Tue) 13:29 No.2961
Re: コチヂミザサの菌えい? 投稿者:南 常雄

Tominaga様、ご投稿ありがとうございます。
黒穂病の一種で間違いないと思いますが、野生種の病害については詳細な資料があるのか、分かりません。
日本語でゴールに変わる言葉がないので、一般には菌えいも虫えいの中に入れて扱われているようです。
飼料作物病害図鑑
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nilgs/diseases/dtitle.html
が参考になるかと思いますのでご参照ください。


2018/02/14(Wed) 23:00 No.2962
Re: コチヂミザサの菌えい? 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
ご教示いただきありがとうございました。
菌えいも虫えいに含めるということで理解しました。
教えていただきました図鑑やリンク先のデータベース等で探してみましたが、チヂミザサ類の黒穂病はみつかりませんでした。野生種であること、みつかる頻度が低いことなどから研究対象にならないと考えられますので、記録もされないということだろうと思います。


2018/02/15(Thu) 20:42 No.2963
Re: コチヂミザサの菌えい? 投稿者:南 常雄

上地先生より、下記のコメント並びにご教示をいただきましたので、メールから転載させていただきます。

 写真だけでは同定は難しいとのことでしたが、黒穂病の可能性もあるのでは、とのことでした。黒穂病の種類や病原菌は何種類かあるそうですが、種子伝染性で宿主特異性が高いので、少なくとも、イネや麦の菌が飛んできて寄生したというわけでは無さそうです。種子の時点で感染していて、宿主の成長とともに植物体内を移動(増殖)し、穂が形成されたときに一気に穂に胞子ができるそうです。
 アセビについては、私も詳細な生活史は存じません。お役に立てなくて申し訳ありません。昨年4月ごろにつくばで羽化殻と蛹1頭を採集したところがあるので、様子を見に行ってみます。農林団地(研究所が集合しているあたり)にもアセビの蕾はありましたが、おとといみたところゴールはなさそうでした。

 チヂミザサの病害が記録されているか、農業生物資源ジーンバンクのデータベース<https://www.gene.affrc.go.jp/index_j.php>でも検索してみました。
 検索条件は、
 植物(宿主):ササ
 宿主の科名:イネ科」
としました。
 そうしたところ、180件がヒットしました。チヂミザサ類としては、麦角病、斑点病、さび病の3件ありましたが、黒穂病はありませんでした。

なお、湯川先生より
「虫えいと菌えいはどちらもゴール(えい)ではありますが、虫えいと菌えい、線虫えいなどは。それぞれ、別物としています。なお、昆虫えいとダニえいをまとめて虫えいとしています。」とご指摘をいただきました。



2018/02/16(Fri) 23:26 No.2964
Re: コチヂミザサの菌えい? 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
上地先生からのコメントならびにご教示内容を転載していただき、ありがとうございました。上地先生によろしくお伝え下さい。

上地先生
黒穂病の可能性があるとのこと、また黒穂菌の生活史についてご教示いただきありがとうございました。柿嶌眞(2016)「くろぼ菌類の分類の現状」(日菌報57)をみましたところ、寄主植物としてイネ科の野生種がいくつか挙げられていましたが、ここでもチヂミザサ類は入っていませんでした。寄生されたコチヂミザサの植物体は採取してありますので、機会があれば調べてみたいと思います。
アセビの虫えいについてもコメントいただきありがとうございました。奈良で観察を続けていますが、今のところ蛹殻はみつかっていません。なお、虫えいと思っていたものの中にタマバエ幼虫(蛹)ではなく黒い塊(寄生菌?)が詰まっているものがありました。これが虫えいと関係するものかどうか気になっています。

湯川先生からのご指摘について、今後は気を付けるようにします。


2018/02/06(Tue) 21:49 No.2957
アマヅルの虫えい 投稿者:Tominaga

昨年のもので申し訳ありません。
アマヅル(ブドウ科)の葉の裏表に虫えいがみられました。「虫えい図鑑」によるとヤマブドウハトックリフシに似ていました。アマヅルの場合、アマヅルハトックリフシということになりますでしょうか?


寄主植物:アマヅル
撮影年月日:2017年7月29日/奈良市都祁南之庄町
 

2018/02/07(Wed) 18:42 No.2958
Re: アマヅルの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:確かにヤマブドウハトックリフシに似ていますね。アマヅルハトックリフシ C-3940e と致しましょう。エビヅル、ノブドウ、ブドウからも見つかりました。ヤマブドウからは成虫も得られましたので、佐賀大学の徳田先生と留学生の Ayman 君と一緒に、新種として記載準備中です。もし、可能でしたら、アマヅルからの幼虫標本を佐賀大学の徳田先生に送って頂けないでしょうか?  DNA 解析で、ヤマブドウのものと同じかどうか調べて貰います。よろしくお願い申し上げます。

2018/02/07(Wed) 23:04 No.2959
Re: アマヅルの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生
アマヅルの虫えいをご確認いただき、また命名をしていただきありがとうございました。
大変申し訳ありませんが、残念ながらこの時は幼虫標本を作っていませんでした(カラカラに乾いた虫えいは残っています)。今後みつけることができましたら、幼虫標本を作るようにしたいと思います。


2018/02/04(Sun) 14:55 No.2952
クヌギエダイガフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

昨年の9月にみつけた虫えいで、クヌギの枝にできていたのでクヌギエダイガフシと思いますが、どうでしょうか?ご教示下さい。
枝ごと採取して袋に入れ室内に置いていたところ、年が明けてから成虫が1匹羽化していました。枝には虫えいが2個あり、そのうちの1個から羽化したようです。最近になって虫えいを割ってみたところ一つは空洞内の楕円形の虫室に穴が開いていました。もう一つも虫室に穴が開いていましたが、まだ中にいるようだったため割ってみると成虫が出てきました。
虫えい図鑑によると出てきたのはクヌギエダイガタマバチと考えられました。羽化するのはメスのみでクヌギの芽に産卵するということですが、単為生殖するということでしょうか?


寄主植物:クヌギ
撮影年月日:2017年9月24日/奈良県平群町
 

2018/02/04(Sun) 14:57 No.2953
Re: クヌギエダイガフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

羽化した成虫の写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/02/04(Sun) 18:44 No.2955
Re: クヌギエダイガフシでしょうか? 投稿者:阿部芳久

Tominaga様
虫えいと成虫の写真を拝見しました。クヌギエダイガタマバチです。おっしゃるように単為生殖をします(この世代は雌しかいませんので、未交尾でクヌギの花芽に産卵します)。春に芽吹き花が咲きますと、雄花が変形して両性世代の虫えいが形成されます。虫えいは2,3mmしかありませんが、不定形で表面に光沢がありますので健全な雄花と区別することができます。本種の世代交番は桝田 長先生が飼育実験をすることにより明らかにされました。両性世代成虫は雌雄ともに大きさが単性世代成虫の半分くらいで、体も真黒く、胸部にほとんど毛がありません(単性世代成虫の胸部には毛が密に生えています)。


2018/02/05(Mon) 21:40 No.2956
Re: クヌギエダイガフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

阿部芳久 先生
虫えいと成虫について詳しくご教示いただきありがとうございました。
世代によって虫えい形成場所や成虫の体の大きさ、毛の生え方が違っているのは面白いですね。
今度は両性世代の虫えいを探してみたいと思います。




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