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虫えい同好会掲示板
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2018/05/12(Sat) 01:05 No.3092
ヤマウコギツボミフクレフシ? 投稿者:Tominaga

別の場所で採取したヤマウコギの蕾をビニール袋に入れておいたところ、腐って変色した蕾から白いタマバエ幼虫が数匹出てきました。他にまだ緑色で閉じた花弁部分がややふくらんでいる蕾が残っており、花弁を開けると中は空洞で雌しべ等がふつうにみられ、その間にタマバエ幼虫が数匹入っていました。内部に菌糸がないことからハリオタマバエ族ではないようです。なお、虫えいから出てきた幼虫が跳ねるところを確認しました。これも虫えいと考えてよいでしょうか?

なお、同じヤマウコギでフシダニによるウコギハベリマキフシ(図鑑巻末リスト)も確認しました。


寄主植物:ヤマウコギ
撮影年月日:2018年5月6日/奈良県宇陀市
 

2018/05/12(Sat) 10:22 No.3094
Re: ヤマウコギツボミフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ヤマウコギツボミフクレフシにいた幼虫は、ハリオタマバエ族ではなさそうですね。虫えいの形状がハリオタマバエのものと同じなら、同居性 のタマバエ (Inquiline) か、羽化済みの虫えいを利用する空虫えいの利用者 (Successor) かも知れませんね。このタマバエの形態と生態の観察が必要だと思います。

幼虫がジャンプするのは、Contarinia 属のタマバエでよく見られますが、そのほかの属でもジャンプ行動が見られるかも知れません。また、Contarinia 属のタマバエが Inquiline や Successor になっている事例があるかどうか、文献を探して見る必要があります。

その前に、このタマバエの成虫を得る事が必要です。恐らく、幼虫が虫えいから脱出して、地上で蛹化するはずです。Inquiline や Successor だとすれば、年間世代数は複数で、利用する虫えいも複数種類のはずです。今後、何か情報が得られましたら、教えて頂けますと幸いです。


2018/05/14(Mon) 23:11 No.3099
Re: ヤマウコギツボミフクレフシ? 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示いただきありがとうございます。
虫えいには羽化後の穴などはありませんでしたので、空虫えいの利用者ではないように思います。幼虫が虫えいから脱出するということですので、成虫を得るのはむずかしいです。
まだ蕾は残っていますので、今後の様子も観察を続けたいと思います。


2018/05/15(Tue) 11:46 No.3104
Re: ヤマウコギツボミフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:空虫えいの利用者ではなさそうとのこと、inquiline かも知れませんね。カタログで調べました所、Contarinia inquilina というタマバエがドイツで記録されています。今後の観察をお願い致します。

2018/05/07(Mon) 23:54 No.3086
ハリエンジュハベリマキフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

続けてすみません。ハリエンジュの小葉の縁が裏側に巻いているものがありました。『増補版虫こぶ入門』およびネットで調べたところ、ハリエンジュハベリマキフシというものがあることがわかりました。全国的にみられるということですので、おそらくこれでよいかと思いますが、どうでしょうか?

その他、エノキにエノキトガリタマフシ(C−0202)、ノイバラにノイバラハオレフシ(C−0323)、エゴノキにエゴノキハクボミフシ(D−014)がみられました。


寄主植物:ハリエンジュ
撮影年月日:2018年4月30日/大阪府東大阪市
 

2018/05/08(Tue) 11:29 No.3087
Re: ハリエンジュハベリマキフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:この虫えいは、まさしく、ハリエンジュハベリマキフシ C-3539 です。虫えい形成者は、ハリエンジュタマバエ Obolodiplosis robiniae です。タマバエも植物も北米からの外来種です。すでに、日本各地に広がっています。大阪府では、以前、天王寺で見つかっています。関連論文の PDF を、別途、お送り致します。

エノキトガリタマフシ(C−0202)、ノイバラハオレフシ(C−0323)、エゴノキハクボミフシ(D−0142)は、いずれも、大阪府では初めての観察です。


2018/05/09(Wed) 00:23 No.3090
Re: ハリエンジュハベリマキフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生
ご教示いただきありがとうございます。また関連論文をお送りいただきありがとうございました。
ハリエンジュにも害虫?がいるとは思いませんでした。

ノイバラハオレフシの幼虫がきれいな色をしていましたので、虫えいとあわせた画像を添付します。


寄主植物:ノイバラ
撮影年月日:2018年4月30日/大阪府東大阪市


2018/05/07(Mon) 23:42 No.3085
アベマキの虫えい 投稿者:Tominaga

強風で落ちたと思われるアベマキの葉に虫えいがみられました。葉の中肋付近にコブが複数できており、その部分がゆがんで葉が破れたようになっていました。なお、虫えい裏側には既に脱出した穴がみられました。
図鑑で調べましたがよくわかりませんでしたので、この虫えいについてご教示いただきますようお願いします。


寄主植物:アベマキ
撮影年月日:2018年5月4日/大阪府東大阪市
 

2018/05/19(Sat) 06:42 No.3117
Re: アベマキの虫えい 投稿者:井手

Tominaga様
アベマキハイボタマフシのようです。形成者の学名はLatuspina abemakiphilaです。


2018/05/19(Sat) 10:59 No.3120
Re: アベマキの虫えい 投稿者:Tominaga

井手 様
ご教示いただきありがとうございました。図鑑に写真が出ていたのに見逃していました。
まだタマバチによる虫えいで保留にしているものがありますので、投稿の際にはご確認いただければと思います。


2018/05/03(Thu) 13:17 No.3083
コナラの虫えい 投稿者:Tominaga

たびたびすみません。コナラの新葉において、表裏に丸くふくらみ、上下面が赤味を帯びた虫えいが多くみられました。虫えいを割ってみると中は空洞で真ん中に幼虫室があり、白い幼虫が一匹入っていました。また、タマバチと思われるものが羽化してきました。
図鑑で調べたところ、形や色および内部の様子からタマバチによるナラハタイコタマフシ(C−0145)と考えられますが、どうでしょうか?


寄主植物:コナラ
撮影年月日:2018年4月30日/大阪府東大阪市
 

2018/05/19(Sat) 06:45 No.3118
Re: コナラの虫えい 投稿者:井手

Tominaga様
ナラハタイコタマフシでいいように思います。形成者のタマバチの学名はAndricus pseudocurvatorです。この虫こぶは両性世代で、単性世代はナラメムレトガリタマフシです。


2018/05/19(Sat) 10:51 No.3119
Re: コナラの虫えい 投稿者:Tominaga

井手 様
ご確認いただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。


2018/05/01(Tue) 22:20 No.3077
ナラガシワの虫えい 投稿者:Tominaga

連続投稿失礼します。ナラガシワ(厳密には葉裏の毛が少ない品種のアオナラガシワ)で2種類の虫えいを確認しましたのでご教示ください。

(その1)ナラガシワの葉縁の一部が表側に折れており、その内側にタマバエ幼虫が数匹(画像では2匹)入っていました。これは、掲示板で報告されているコナラハベリオレフシ(C−0493a)と同じものと考えてよいでしょうか?


寄主植物:ナラガシワ
撮影年月日:2014年4月30日/大阪府東大阪市
 

2018/05/01(Tue) 22:22 No.3078
Re: ナラガシワの虫えい 投稿者:Tominaga

(その2)ナラガシワの葉面に直径3〜4mmほどの円形のふくらみが点在していました。ふくらみは葉表側より裏側が大きく、中には乳白色のタマバエ幼虫が1匹入っていました。これは掲示板で報告されているコナラハフクレフシ(C−0495)と同じものと考えてよいでしょうか?

寄主植物:ナラガシワ
撮影年月日:2018年4月30日/大阪府東大阪市


2018/05/02(Wed) 11:42 No.3080
Re: ナラガシワの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ナラガシワの2種類のタマバエ虫えいのご投稿、有難うございました。

(その1)は、DNA 解析が必要ですが、多分、ナラハベリオレタマバエ Macrodiplosis selenis Kim & Yukawa, 2014 によるコナラハベリオレフシ(C−0493a)と同じものと考えて良いと思います。これまで、コナラとミズナラ、カシワでしか見つかっておらず、ナラガシワは新寄主植物ですので、ナラガシワハベリオレフシ C-0493d としましょう。

(その2)は、これも DNA 解析が必要ですが、多分、コナラハフクレフシ(C−0495a)と同じものと考えて良いと思います。これも新寄主植物ですので、ナラガシワハフクレフシ (C-0495b) としましょう。まだ、雄成虫が得られていませんので、属の同定には至っておりません。

これらの幼虫の DNA 解析は、Quercus のタマバエの研究をしている、韓国高麗大学校の Kim 君にお願いしたいと思いますので、おついでの時に、幼虫標本を私宛に受取人払いでお送り頂けますようにお願い申し上げます。

大阪府では、これまで、あまり虫えいの探索がなされていませんので、ほとんどが大阪府初発見となります。今後とも、よろしくお願い申し上げます。


2018/05/02(Wed) 23:10 No.3082
Re: ナラガシワの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生
早速のご教示ならびに命名していただきありがとうございました。幼虫標本は機会をみてお送りするようにします。
ナラガシワの近くにあったコナラでは別の虫えいはありましたが、ハベリオレフシやハフクレフシはみられませんでした。虫えいを確認した地域ではナラ枯れが進んでおり、コナラ等の枯死木が目立っています。虫えい形成者に対してどのような影響があるのか気になります。

奈良や大阪等で確認した虫えいについて報告できるのはこの掲示板しかありませんので、今後ともよろしくお願いいたします。


2018/04/30(Mon) 23:52 No.3068
ウコギツボミトジフシ? 投稿者:Tominaga

ヤマウコギの花序を見ていると、1、2個が開花しているほかは蕾のままで少し赤く色づいているものがありました。シラネセンキュウのことがありましたので、蕾を持ち帰って観察したところ、閉じた花弁の内側は白い菌糸と思われるものが充満しており、その中を探ると白いタマバエ幼虫と思われるものが一匹みつかりました。これも虫えいと考えてよいでしょうか?

寄主植物:ヤマウコギ
撮影年月日:2018年4月30日/大阪府東大阪市
 

2018/05/01(Tue) 13:30 No.3070
Re: ウコギツボミトジフシ? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ヤマウコギの蕾が閉じたまま虫えいになるのは見た事がありません。キヅタツボミフクレフシ C-4170 を、そのまま小さくしたような感じです。菌糸らしいものが充満しているとの事、キヅタツボミフクレフシと同じようにハリオタマバエを思わせます。大変興味があります。もし、ハリオタマバエの仲間なら、ヤマウコギが冬寄主で、5月に、直接、虫えいから羽化する可能性があります。キヅタの羽化も5月で、夏寄主(論文投稿中)に移動します。今後、幼虫や蛹殻、成虫の標本が得られましたら、ぜひ、研究させて頂けますようにお願い申し上げます。

なお、キヅタミフクレフシ C-4172 を形成する、別種のハリオタマバエもいます。ヤマウコギにもミフクレフシが見つかる可能性もありますね。ミフクレフシは正常実と区別しにくいのですが、何となく形が歪んでいるように見えます。今後のご報告を楽しみにしています。


2018/05/01(Tue) 22:09 No.3076
Re: ウコギツボミトジフシ? 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示いただきありがとうございます。菌糸が詰まっていましたので初めは病気にかかっているのではと思いました。たしかにキヅタツボミフクレフシを小さくしたような形です。これからどうなっていくのか気になりますので、定期的に観察してまた報告したいと思います。

ところで、ヤマウコギ虫えいを確認した同じ日に、以前に見つけていたキヅタツボミフクレフシについても観察しました。虫えいからはタマバエ蛹殻が突出していましたが、今までに見たタマバエの蛹サイズからするとかなり大きいので驚きました。以前採取していた虫えいからは2種類の寄生蜂が出てきましたが、乾燥させたためか残念ながらタマバエは出てきませんでした。キヅタミフクレフシも気を付けてみたいと思います。


2018/05/04(Fri) 22:22 No.3084
Re: ウコギツボミトジフシ? 投稿者:Tominaga

湯川先生
4月30日に採取してきた虫えいの残りをいくつか割ってみたところ、タマバエ幼虫と蛹が出てきました。幼虫は薄い黄色で、胸骨は二山型か四山型のように見えます。蛹は1個体しかみつかりませんでしたが、針状の1対の突起が目立っていました。
なお、本日は虫えいを追加採取してきましたので、これも含めて観察を続けたいと思います。


寄主植物:ヤマウコギ
撮影年月日:年月日/


2018/05/08(Tue) 11:34 No.3088
Re: ウコギツボミトジフシ? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ウコギツボミトジフシから得られましたタマバエの幼虫と蛹の写真をご投稿下さり、有難うございました。写真を拝見して、ハリオタマバエ族のいずれかの属のタマバエである事を確信いたしました。標本を拝見出来るのを楽しみにしています。新しく採集された虫えいから、成虫が得られます事を念じております。

2018/05/09(Wed) 00:15 No.3089
Re: ウコギツボミトジフシ? 投稿者:Tominaga

湯川先生
タマバエ幼虫および蛹についてご確認いただきありがとうございました。これらの標本はまたお送りさせていただきます。成虫が得られるようがんばってみます。
あと、別の場所で採取したヤマウコギの蕾で、ハリオタマバエ族とは違うタマバエ幼虫を確認しました。詳しく観察して掲示板に報告させていただきます。


2018/05/11(Fri) 23:08 No.3091
Re: ウコギツボミトジフシ? 投稿者:Tominaga

ウコギツボミトジフシから成虫が羽化してきました。昨日は1匹、本日は5匹でした。
画像はあまりよくありませんが添付します。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/05/12(Sat) 10:08 No.3093
Re: ウコギツボミトジフシ? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ウコギツボミトジフシから成虫が羽化してきたとの事、おめでとうございます。成虫の外観は、やはり、ハリオタマバエ族のように見えます。引き続き、羽化しているようですので、成虫標本を検鏡させて頂けるのを楽しみにしています。

2018/04/28(Sat) 18:37 No.3064
ハベリオレフシ 投稿者:akaitori

カワヤナギでハベリオレフシを見つけました。
中のハバチ幼虫は、体が緑色で、頭は褐色でした。


寄主植物:カワヤナギ
撮影年月日:2018年4月27日/東京都北区
 

2018/04/28(Sat) 18:39 No.3065
シダレヤナギ 投稿者:akaitori

シダレヤナギハイボケフシなのでしょうか。

寄主植物:シダレヤナギ
撮影年月日:2018年4月28日/東京都北区


2018/04/28(Sat) 21:40 No.3066
Re: ハベリオレフシ 投稿者:南 常雄

ハベリオレフシで良いと思います。北海道ではエゾノカワヤナギに同様のゴールが形成され、中に緑色のハバチの幼虫が入っています。
フシダニによって形成されるハイボケフシは、複数のヤナギで見られますが、葉縁に形成された赤いゴールは初めて拝見しました。フシダニのヤナギ類のゴールは、葉の表側に突出し、葉の裏側が凹んだ解放形のものと、葉裏側も閉鎖された球状の2種類あります。シダレヤナギハイボケフシは開放型のゴールだと思います。


2018/04/29(Sun) 19:10 No.3067
Re: ハベリオレフシ 投稿者:akaitori

南 常雄様、ありがとうございます。

2018/04/25(Wed) 21:27 No.3061
イノコズチウロコタマバエでしょうか? 投稿者:小川

静岡県裾野市で道端に枯れていたイノコズチにイノコズチクキマルズイフシ見つけ、枯れた虫えい4つを採取し、大きめのガラス容器にいれて部屋で様子を見ていました。2週間余りが過ぎた早朝、虫えいから蛹が3o程度姿を現して、成虫が羽化しているところを確認しました。現在までに6匹が羽化していますが、いずれも虫えいには蛹の抜殻が残り、羽化した成虫は同じ姿をしています。この成虫は、虫えい形成者イノコズチウロコタマバエであるのか否かのご確認を戴きたく、また、できましたらウロコタマバエの特徴につきましてもご教示を戴ければ幸いです。宜しくお願い致します。
写真1は、虫えいで休息する成虫と蛹の抜殻を撮影した写真です。


寄主植物:イノコヅチ
撮影年月日:2018年04月25日/静岡県裾野市
 

2018/04/25(Wed) 21:30 No.3062
Re: イノコズチウロコタマバエでしょうか? 投稿者:小川

写真2
羽化した成虫を側面から撮影した写真です。
腹部に縞模様が確認できます。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/04/25(Wed) 21:31 No.3063
Re: イノコズチウロコタマバエでしょうか? 投稿者:小川

写真3
羽化した成虫を足側から撮影した写真です。
触覚が短く、羽の先には毛のようなものが確認できます。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/05/01(Tue) 13:14 No.3069
Re: イノコズチウロコタマバエでしょうか? 投稿者:湯川淳一

小川様:通常、タマバエの成虫の同定は、プレパラート標本のない写真だけでは不可能です。しかし、写真のタマバエの翅脈はウロコタマバエ属の特徴を示しています。また、イノコズチクキマルズイフシから羽化したという事ですから、このタマバエは、イノコズチウロコタマバエ Lasioptera achyranthii Shinji, 1939 であると同定しても間違いがないと言えます。

ウロコタマバエ属の成虫の特徴は、触角鞭節の数が13節以上あり、各鞭節には長い柄のない事、翅の第5径脈が前縁脈に近接しており、そこに麟毛が密生している事、産卵管に釣り針状の刺毛がある事などが特徴です。しかし、属内の種間の差異は、もっと細かな相違点を発見する必要があります。

なお、他のタマバエが形成し、羽化した後の空ゴールを利用して、菌糸を繁殖させ、それを幼虫が摂食するウロコタマバエの仲間もいますので、ゴールから羽化したからと言って、形成者と断じることが出来ない場合もありますので、要注意です。シロダモハコブフシなどに入っています。


2018/05/01(Tue) 20:45 No.3073
Re: イノコズチウロコタマバエでしょうか? 投稿者:小川

イノコズチウロコタマバエの同定およびウロコタマバエの特徴についてご教示を戴き、大変に感謝を致しております。さらにこの度は、空のゴールを利用するウロコタマバエの事例も教えて戴き、合わせてお礼を申し上げます。今回ご教示を戴いた内容は、今後の観察時に十分注意していきたいと考えております。本当に有難うございました。今後とも宜しくお願い申し上げます。

2018/04/22(Sun) 23:17 No.3056
フジツボミフクレフシ? 投稿者:Tominaga

今年は例年より早くフジ(ノダフジ)の開花がみられ、垂れ下がった花序のなかに蕾よりも大きく膨らんだものが混じっていました。図鑑で見て一度は確認してみたいと思っていたフジツボミフクレフシと思いますが、どうでしょうか?

寄主植物:フジ
撮影年月日:2018年4月22日/奈良県奈良市
 

2018/04/24(Tue) 19:13 No.3058
Re: フジツボミフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご賢察の通り、写真の虫えいは、フジツボミタマバエ Dasineura wistariae Mani, 1954 によるフジツボミフクレフシ C-3470 です。これまで、埼玉県、神奈川県、和歌山県、広島県、徳島県、愛媛県、福岡県、熊本県で見つかっています。奈良県で初めての確認です。終齢幼虫(3齢幼虫)が、これから蕾とともに落下し、夏と秋、冬を地上で過ごし、翌春、蛹化・羽化します。

2018/04/24(Tue) 22:43 No.3059
Re: フジツボミフクレフシ? 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示いただきありがとうございます。成虫でいるのは春の一瞬だけなのですね。
西日本には広くみられるようですが、ヤマフジにも形成されるのか気になります。


2018/05/01(Tue) 13:33 No.3071
Re: フジツボミフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:フジツボミタマバエの虫えいは、今の所、ヤマフジ形成されたという観察例は知りません。あっても良いと思っているのですが。

2018/05/01(Tue) 21:48 No.3074
Re: フジツボミフクレフシ? 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示いただきありがとうございます。ヤマフジで見つかっていないのは不思議ですね。
ところで大阪でもこの虫えいを確認しましたが、奈良でみた蕾がふくらむタイプに加え花柄がふくらむタイプの両方を確認しました。なお、フジハフクレフシもフジツボミフクレフシの近くで多くみられました。


寄主植物:フジ
撮影年月日:2018年4月30日/大阪府東大阪市


2018/05/02(Wed) 10:54 No.3079
Re: フジツボミフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:フジの花柄が膨らむ虫えいは、先日、和歌山県でも見つかり、現在、標本の送付をお願いしているところです。この虫えいの中の幼虫も、フジツボミタマバエと同一種かどうか、調べて見るつもりです。奈良県の標本も、おついでの時に、よろしくお願い申し上げます。



2018/05/02(Wed) 22:56 No.3081
Re: フジツボミフクレフシ? 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示いただきありがとうございます。
画像の花柄がふくらんだものは大阪で確認したもので、奈良ではまだ確認していません。ややこしい書き方をしてすみませんでした。大阪で確認したものをお送りするようにしたいと思います。

なお、大阪のものは画像にありますように、花柄がふくらんだものと蕾がふくらんだものが一つの花序に混じっていました。蕾のものは花が開いている状態のものもあり、蕾のときに寄生された後に生長して花が咲いたのかもしれません。あるいは、花柄の延長として開花し始めたばかりの花にも寄生したのかもしれません。例年より開花が早かったことも関係するのでしょうか?


2018/04/21(Sat) 23:09 No.3050
クロウメモドキに… 投稿者:さんじろう

はじめまして。庭に植えたクロウメモドキに虫こぶらしきものがついていまして、アリが寄っていました。
もしご存知でしたら、種類を教えて頂けましたら幸いです。

よろしくお願いいたします。


寄主植物:
撮影年月日:2018年4月21日/福島県
 

2018/04/22(Sun) 16:55 No.3051
Re: クロウメモドキに… 投稿者:南 常雄

さんじろう様、初めまして。ご投稿ありがとうございます。
写真ではアブラムシなどの別の昆虫に見えますが、植物の組織が変異したものかご確認できましたでしょうか。写真には2個写っていますが、クロウメモドキのどの部分が膨らんでいるのかご確認いただけますか。


2018/04/22(Sun) 18:54 No.3053
Re: クロウメモドキに… 投稿者:akaitori

タマカタカイガラムシのメスに似ていますね。
梅などのバラ科に付くとされていますが。

https://mushinavi.com/navi-insect/data-kaigara_kata_tama.htm


2018/04/22(Sun) 19:42 No.3054
Re: クロウメモドキに… 投稿者:さんじろう

南 常雄様、akaitori様
はじめまして、お返事いただきありがとうございます。
今家から離れており、確認できないのですが、言われてみれば木とは別に見えます。
ご指摘いただきました通り、タマカタカイガラムシの一種のようです。

インターネット上に同じような写真がありました。
https://blog.goo.ne.jp/best-dreamer_no1/e/c7a475e980d209609891c2f20f053230

お騒がせしてすみません。なかなか派手な模様で面白いですね。

掲示板など、興味深く拝見させて頂いております。また本当の虫こぶを見つけたら質問させて頂きます。
ありがとうございました。


2018/04/23(Mon) 17:39 No.3057
Re: クロウメモドキに… 投稿者:南 常雄

akaitori様、ご教示ありがとうございます。

さんじろう様、またのご投稿を楽しみにしています。


2018/04/21(Sat) 21:15 No.3049
アコウの虫えい? 投稿者:Tominaga

アコウ(クワ科)のまだ緑色の落葉に点々と小さな膨らみがみられました。虫えいではと考えて持ち帰ってよく見ると小さな穴があいていましたので、すでに脱出したあとのようです。半分に切ってみると薄く空洞ができており、幼虫が入っているものがありました。画像の幼虫はあまりきれいに写っていませんが、形からすると寄生者かもしれません。
図鑑で調べたところアコウハヒラタフシ(C−2170)と考えられますが、どうでしょうか。ご教示ください。


寄主植物:アコウ
撮影年月日:2018年4月20日/和歌山県白浜町
 

2018/04/22(Sun) 18:07 No.3052
Re: アコウの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご投稿頂いた写真は、ご賢察の通り、アコウハヒラタフシ(C−2170)です。和歌山県で捜していたのですが、見つかっていませんでしたので、現在、印刷中の南紀生物には収録されていません。和歌山県で見つけて下さり有難うございました。これまで、鹿児島県と沖縄県で見つかっています。まだ、成虫が得られていませんので、このタマバエの属は不明です。

2018/04/22(Sun) 22:18 No.3055
Re: アコウの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生
ご教示ありがとうございました。
和歌山県では未確認だったのですね。温暖化の影響があるのでしょうか。
アコウの分布からみて四国でもみつかるかもしれません。



2018/05/01(Tue) 13:43 No.3072
Re: アコウの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:沖縄では、アコウの気根にハチの虫えいが形成されますので、それを捜しに、各地の情報を集めた事があります。四国足摺岬のアコウで気根の虫えいを見つけました。しかし、九州各地や山口県、徳島県、和歌山県のアコウでは、気根のゴールは見つかっていません。その時に、タマバエのゴールも捜したのですが、見つかりませんでした。気根の虫えいは、直径、5mm ほどで、見つけ易いです。ガジュマルにも見られますが、その他の Ficus では見つかっていません。

2018/05/01(Tue) 21:57 No.3075
Re: アコウの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生
ご教示ありがとうございます。気根に虫えいが形成されるとは知りませんでした。両方ともかなりの暖地でないとみつからないのですね。白浜のタマバエ虫えいはかなり特異なことがわかりました。


2018/04/19(Thu) 21:33 No.3046
アラカシの虫えい? 投稿者:Tominaga

アラカシの古い葉表の脈上に小さな虫えいがありました。虫えいは上部がくぼんでいるもの(画像左側)と丸いもの(画像右側)の2形があり、くぼんでいるものの方が多くみられました。
図鑑で確認すると、前者がカシハサカズキタマフシ(C−0580)、後者がカシハコタマフシ(C−0570)と思われますがどうでしょうか?ご教示よろしくお願いします。


寄主植物:アラカシ
撮影年月日:2018年4月14日/奈良県奈良市
 

2018/04/20(Fri) 11:03 No.3047
Re: アラカシの虫えい? 投稿者:阿部 芳久

Tominaga様

カシハサカズキタマフシ(C−0580)とカシハコタマフシ(C−0570)で間違いございません。井手竜也博士(国立科学博物館)にも確認していただきました。これらのゴールは成熟すると地面に落ちるので、今、
葉上に見られるということは、寄生蜂あるいはイソウロウタマバチの攻撃を受けている可能性が高いといえそうです。


2018/04/21(Sat) 00:40 No.3048
Re: アラカシの虫えい? 投稿者:Tominaga

阿部 芳久 様
いつもご教示いただきありがとうございます。
虫えいはほとんどの葉に残っており、攻撃を受けたものしかないようです。
確認したのは学校内の植栽木でしたが、これまで気がつきませんでした。


2018/04/16(Mon) 17:59 No.3039
シロダモタマバエの観察 投稿者:小川

静岡県裾野市でシロダモハコブフシ(3枚の葉だけに合計10個しか形成されていなかった。)を見つけ、虫えいが3個形成された葉を採取し、大きいガラス容器の中に濡らした脱脂綿を敷いて観察していました。採取して2日目の朝、2つの虫えいからシロダモタマバエの成虫が羽化し、虫えいには蛹の抜け殻が残存していました。残念ながら羽化の瞬間は観察できませんでしたが、残った1つの虫えいから蛹も得られ、以下の通り観察することができました。シロダモタマバエはハリオタマバエ族の仲間であることを世界のタマバエのカタログで調べましたが、今回の観察結果がハリオタマバエ族の特徴を表したものであるのか知りたく、投稿させて戴きました。
初歩的な内容で大変に恐縮ですが、ご教示をお願い申し上げます。


寄主植物:シロダモ
撮影年月日:2018年04月11日/静岡県裾野市
 

2018/04/16(Mon) 18:02 No.3040
Re: シロダモタマバエの観察 投稿者:小川

観察-1 羽化した成虫
1匹は葉の表面で静止していましたが、もう1匹は脱脂綿に引っ掛かり身動きが取れない状態でした。タマバエの成虫を観察するのは初めてなので、「虫こぶはひみつのかくれが?」で成虫の姿を確認し、「北海道の虫えい(虫こぶ)図鑑」を利用させて戴き、翅の翅脈及び触角、脚の脛節末端の距刺の状態などを観察しました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/04/16(Mon) 18:03 No.3041
Re: シロダモタマバエの観察 投稿者:小川

観察-2 成虫が羽化した後の虫えい
2つの虫えいには、脱出孔のふたと蛹の抜け殻が残されていましたが、1つの蛹の抜け殻は、振動で落下してしまいました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/04/16(Mon) 18:03 No.3042
Re: シロダモタマバエの観察 投稿者:小川

写真-3 振動で落下した蛹の抜け殻
しっかりした蛹の抜け殻で、頭の部分に嘴のような突起が確認できました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/04/16(Mon) 18:04 No.3043
Re: シロダモタマバエの観察 投稿者:小川

写真-4 蛹
虫えいから取り出した蛹を抜け殻と同じ向き(背面?)で撮影しました。やはり頭の部分には嘴のような突起が観察されました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/04/17(Tue) 12:00 No.3044
Re: シロダモタマバエの観察 投稿者:湯川淳一

小川様:ご投稿、有難うございました。今がシロダモタマバエの羽化シーズンですね。観察された通りです。シロダモタマバエ Pseudasphondylia neoliteseae Yukawa はハリオタマバエ族ですが、ニセハリオタマバエ属で、ハリオタマバエ属 Asphondylia とは形態的にはっきりと異なります。さなぎの抜け殻も、Asphondylia のように腹部まで硬くキチン化していません。シロダモタマバエは昼行性ですが、アオキミタマバエやダイズサヤタマバエなど、Asphondylia の多くの種は夜行性です。

シロダモタマバエは、私が最も詳しく研究したタマバエですので、いくつか論文があります。成虫期の行動を書いたのがありますので、後ほど、PDF をお送りします。


2018/04/17(Tue) 22:03 No.3045
Re: シロダモタマバエの観察 投稿者:小川

湯川先生
いつもご丁寧に解説して戴き、さらに論文も送付して戴けるとのことで本当に感謝しております。
未だにニセハリオタマバエ属、ハリオタマバエ属の明確な区分が理解できておりませんが、少しずつでもタマバエの虫えいに関する知識を広げ、観察会に役立てていきたいと考えております。今後とも宜しくお願い申し上げます。有難うございました。


2018/04/14(Sat) 20:40 No.3034
食害されたキヅタツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

4月8日に枝ごとキヅタツボミフクレフシを採取してきてしばらく置いていましたが、よくみると蛾の幼虫がついていて虫えいをかじった痕跡がみられました。
蛾の幼虫(エダシャクの仲間?)の種類はわかりませんが、虫えい食者の事例として報告させていただきました。周知の事実なら申し訳ありません。


寄主植物:キヅタ
撮影年月日:年月日/大阪府東大阪市
 

2018/04/15(Sun) 11:49 No.3037
Re: 食害されたキヅタツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご投稿、誠に有り難うございました。虫えいを外側から摂食するガの幼虫は、時々、観察されます。特に、ハリオタマバエによるアオキやネズミモチなど実の虫えいでは、摂食されたものをよく見かけます。キヅタでは摂食後の虫えいはみたことがありますが、ガの幼虫を確認したことはありませんでした。

えい食者には、必須と随意の二つのケースがあります。大抵は、随意なもので、虫えいを専門に食べている訳ではありません。キヅタの場合も随意的なえい食者だと思います。専門的なえい食者には、アブラムシによるイスノキの虫えいを摂食するコブガの例が知られています。


2018/04/15(Sun) 23:24 No.3038
Re: 食害されたキヅタツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示いただきありがとうございます。
たまたまキヅタを食べていただけということで、虫えい食者と勘違いしてすみませんでした。


2018/04/13(Fri) 16:46 No.3032
ヤマフジハケフシから羽化 投稿者:M

ヤマフジハケフシからタマバエが羽化しましたのでお知らせします。
2017年5月30日筑紫野市原田にて採集、その後落下したゴールを外の鉢で保管しておりました。昨日2018年4月12日室内容器に移そうとしたところ、すでに羽化が始まっていました。今朝7時過ぎに3匹、9時過ぎに1匹羽化しました。脱出口の確認のため、ファーブルに載せたところ、ちょうど羽化が始まったところでしたので、撮影しました。いずれも雌のようです。雄が得られなければ、今年のゴールも採集するつもりです。


寄主植物:ヤマフジ
撮影年月日:年月日/筑紫野市原田
 

2018/04/14(Sat) 12:52 No.3033
Re: ヤマフジハケフシから羽化 投稿者:湯川淳一

M 様:ヤマフジハケフシからタマバエ成虫の羽化に成功なさった由、おめでとうございます。1年間、ゴールをうまく保存された結果ですね。感服致しました。まだ、雄は羽化していない様ですが、今後、出て来る可能性はあると思います。雌だけで、なんとか属の見当をつけたいと思います。17日にお目にかかれますのを楽しみにしております。

2018/04/14(Sat) 20:54 No.3035
Re: ヤマフジハケフシから羽化 投稿者:M

湯川先生 早々にありがとうございます。ゴールからの羽化はいつも楽しみです。属の見当を雌だけでもつけてくださるとのこと、ありがとうございます。17日は楽しみにしています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2018/04/11(Wed) 21:55 No.3029
ネズミモチミミドリフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

ネズミモチの果実がまだ残っていましたが、緑色のままで形もいびつなものでした。また、いくつか穴があいているものもありました。これはネズミモチミミドリフシ(D-0270)と考えてよいでしょうか?

あと、広く植栽され近年分布拡大しているトウネズミモチ(中国原産)において同様の虫えいは記録されておりますでしょうか?

以上ご教示よろしくお願いします。


寄主植物:ネズミモチ
撮影年月日:2018年3月25日/大阪府東大阪市
 

2018/04/12(Thu) 13:56 No.3030
Re: ネズミモチミミドリフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご投稿頂いた虫えいはネズミモチミミドリフシ D-0270a で、イボタミタマバエ Asphondylia sphaera によって形成されたものです。ネズミモチ以外に、イボタノキ D-0270b、オオバイボタ D-0270c、トウネズミモチ D-0270d、ハチジョウイボタ D-0270e でも見つかっています。

正常実は冬の間に落ちることが多いのですが、虫えいになった実は、翌春まで樹上に残り、タマバエは寄主植物の蕾が開花する頃に虫えいから、直接、羽化します。通常、年1化性ですが、一部の個体は、ネズミモチの蕾にネズミモチツボミトジフシ D-0260 を形成したり、ヤマハゼミフクレフシ C-3650a やハゼノキミフクレフシ C-3650b を形成し、短期間で1世代を過ごしたのち、ネズミモチの若い実に戻ってくる部分2化性のものもいます。

皆様へ:
このタマバエの長期生命表を解析した論文 (Yukawa et al., 2016) を発表しましたので、ご希望の方は、管理人の南さんにご連絡下さい。PDF をお送り致します。


2018/04/12(Thu) 23:40 No.3031
Re: ネズミモチミミドリフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生
早速のご教示ありがとうございます。
図鑑を確認したところ、トウネズミモチは既に記載されていました。見落としてしまいたいへん失礼しました。
イボタミタマバエは面白い生活史を送っているのですね。イボタノキ属とは全く別のウルシ科の仲間にも虫えいを形成するのには驚きました。
次はトウネズミモチでも見つけてみたいと思います。


2018/04/01(Sun) 15:04 No.3026
ツブラジイのゴールから羽化したハチ 投稿者:M

掲示板2017/04/30(Sun) 22:51 No.2630 のものをコップに入れ、水揚げが上手くいかなくなったものからゴールを外の鉢で保管、2月半ばに室内容器に移して羽化を待ちましたところ、画像のような寄生蜂数種類が羽化しましたので、阿部先生にお送りします。昨5月6日にはゾウムシの一種がゴールにかぶりついていました。


寄主植物:ツブラジイ
撮影年月日:年月日/福岡県小郡市三沢
 

2018/03/31(Sat) 11:32 No.3024
イヌガシ果実の虫えい? 投稿者:Tominaga

長文失礼します。
イヌガシ(クスノキ科)の花を観察していたところ、少し緑色がかった薄い紫色をした細長い果実をみつけました。通常の果実は楕円形で黒紫色になるはずですので、あやしいと思い他にもないか別の木にも移動して探してみたところ、さらに数個みつけることができました。一方、通常の果実はまったく確認できませんでした。
見つけた細長い果実を半分に割ってみたところ、空洞内にタマバエ幼虫がおり、胸骨は2山形でした。タマバエ幼虫がいた空洞内は白い菌糸がみられました。なお、小さい種子が果実先端側にありましたが、中身は空で脱出孔や糞等はみられませんでした。これは虫えいと考えてよいでしょうか?
3月の時点で通常の果実は残っていないことから、落下したか鳥などに食べられてしまったようです。一方、虫えい?は熟した色になっていないことから鳥などに食べられにくく、また落下しないようになっているため、春まで樹上に残っているものと考えられます。

ところで、2009年にイヌガシの種子を食害するハリオタマバエ属の一種がいることが日本生態学会大会で報告されていました。今回確認したものは、おそらくこれと同じものと考えられます。ただし、種子はタマバエに食害されていないことを確認しました。
今回の確認以前に上記ハリオタマバエ属の一種について湯川先生にお尋ねしていたところでしたが、その際に種子捕食のハリオタマバエ属はいないとのご指摘がありました。また、今回確認したタマバエ幼虫の写真を事前に確認していただいたところ、ハリオタマバエ属の可能性があるとのことでした。

湯川先生
ご教示いただきありがとうございました。
幼虫標本をお送りするようにしますのでご確認よろしくお願いします。


寄主植物:イヌガシ
撮影年月日:2018年3月24日/奈良県奈良市
 

2018/04/01(Sun) 13:42 No.3025
Re: イヌガシ果実の虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:以前から、シロダモと同属のイヌガシに虫えいがないか気になっていました。葉に形成される虫えいのことだけをイメージしていましたので、実の虫えいには驚きました。実の虫えいでは、おそらく、種子は形成されていないと思います。標本をお送り下さるとのこと、検鏡させて頂けるのを楽しみにしています。

2018/04/03(Tue) 21:31 No.3028
Re: イヌガシ果実の虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生
コメントいただきありがとうございました。ご指摘いただきましたとおり種子は“しいな”でした(画像は種子を縦半分に割った状態)。イヌガシの種子はふつう長径7.5〜9mm・短径5〜6.5mmとされていますが、タマバエが寄生していた果実では長さ3〜4mm程度しかありませんでした。おそらく途中まで種子は生長していたものの、タマバエが寄生したことにより生長が止まったためと考えられます。いつの時点で寄生するのか気になります。
2009年の報告からみると寄生された果実は、最終的にはタマバエ幼虫が脱出しないまま落下してしまうものと考えられます。今後もできる限り観察を続けたいと思います。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/03/29(Thu) 20:56 No.3016
業務連絡 投稿者:南 常雄

上記「投稿虫えい一覧」に今までにご投稿いただいた記事を、日付毎に収録して一覧表にしました。できる限り虫えい和名を記載しましたが、不明のものは「寄主植物の虫えい」のようにしました。過去の記事を検索の際にご利用ください。2018.03.15分まで収録しましたが、今後は数ヶ月分ををまとめて更新していきますので、最近のものは掲示板でお願いします。
 

2018/03/30(Fri) 13:00 No.3018
Re: 業務連絡 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:「投稿虫えい一覧」をまとめて下さり、誠に有り難うございました。これまで、捜すのに苦労していました虫えいを簡単に見つけ出すことができるようになり、大変有り難いことです。入力の作業、大変だったことと存じます。本当にご苦労様でした。今後も数ヶ月分ををまとめて更新してくださるとのこと、何卒よろしくお願い申し上げます。何かお手伝いできることがございましたら、ご遠慮なくお知らせ頂けますれば幸いです。

2018/03/30(Fri) 16:45 No.3020
Re: 業務連絡 投稿者:南 常雄

湯川先生、ありがとうございます。
お気づきの点がございましたらご教示ください。また掲示板に掲載以後に変更や訂正があったものは「投稿虫えい一覧」を訂正いたしますので、ご連絡をお願いいたします。


2018/03/24(Sat) 21:42 No.3010
ヒイラギのメフクレフシ? 投稿者:Tominaga

ヒイラギの芽が丸く膨らんでいましたので断面を切ってみると空洞があり、中に1〜数匹の小さいタマバエらしい幼虫が入っていました。なお、断面の様子からみて昨年晩秋に咲くはずの花芽だったようです。
このような虫えいは記録されていますでしょうか?


寄主植物:ヒイラギ
撮影年月日:2018年3月24日/奈良県奈良市
 

2018/03/30(Fri) 13:19 No.3019
Re: ヒイラギのメフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:鹿児島市で、日本応用動物昆虫学会の大会が開かれ、出席しておりましたので、掲示板への回答が大変遅くなり、失礼いたしました。

ヒイラギからは、これまで、ヒイラギミミドリフシ D-0290 が知られているだけです。この虫えいは、ダイズサヤタマバエ Asphondylia yushimai の冬寄主のヒイラギに形成された虫えいです。バラ科のバクチノキミミドリフシ C-3290 もダイズサヤタマバエの冬寄主の虫えいです。

しかし、ヒイラギメフクレフシは、これまで知られていません。ぜひ、幼虫標本を拝見させて頂けますれば有り難いと存じます。ダイズサヤタマバエとの関係が楽しみです。ヒイラギメフクレフシの虫えい番号を D-0292 としましょう。


2018/03/31(Sat) 11:22 No.3023
Re: ヒイラギのメフクレフシ? 投稿者:Tominaga

湯川先生
学会でお疲れのところご教示いただき、また虫えい番号も付与していただきありがとうございました。
幼虫標本をお送りするようにしますのでよろしくお願いします。




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