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虫えい同好会掲示板
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2015/02/14(Sat) 14:57 No.1179
ミチノクスカシバ 投稿者:有田 豊

新しく発見されたミチノクスカシバ(鱗翅目:スカシバガ科)
2014年9月にスカシバガ科の新種として、ミチノクスカシバ(学名:Nokona michinoku Kishida, Kudo & Kudo )が岸田・工藤忠・工藤誠也の三名によって日本蛾類学会誌(Tinea, 23:4-9)に発表された。このミチノクスカシバは色彩、斑紋、などが同属のブドウスカシバとムラサキスカシバの中間の特徴で、両者よりやや小型の体形である。最初の発見は、1993年7月24日に青森県の岩木山で工藤忠によってなされた。工藤忠氏はこの個体がスカシバガ科のブドウスカシバともムラサキスカシバとも異なることに直ぐ気がついた。が標本(写真)が汚損されていたために確実には同定されなかった。しかし、その個体に疑問を持ち16年後の2009年になって、ようやく、新鮮な個体を採集することに成功した。その間疑問を持ち続け、そして執念深く探索を続けられたのには、驚きと敬意を払わざるを得ない。このミチノクスカシバはブドウスカシバやムラサキスカイバと同様に、ブドウ科のノブドウ、エビズルを食餌植物とし、虫エイを作る。中エイの形からは、区別は出来ない。これらNokona属の3種は食餌植物も非常に入り乱れており、ブドウスカシバは栽培ブドウ、ヤマブドウ、エビヅル。ムラサキスカシバはノブドウ、エビズルを食餌植物としいずれも幼虫はこれらの食餌植物の枝に食入し、虫エイを作り終齢幼虫で越冬する。日本の周辺諸国での詳しく、確実なスカシバガとその食餌植物の報告はすくない。韓国では、ムラサキスカシバがノブドウ記録されている。
 

2015/02/14(Sat) 16:34 No.1181
Re: ミチノクスカシバ 投稿者:南 常雄

有田 豊 様 そうそう、ご投稿ありがとうございます。
詳細なご教示をたまわり、お礼申し上げます。


2015/02/14(Sat) 22:02 No.1182
Re: ミチノクスカシバ 投稿者:湯川淳一

有田豊様: ミチノクスカシバに関しまして、早速のコメントを頂き誠に有り難うございました。時々、採集にお出かけの由、今後、スカシバの虫えいで、何かニュースがございましたら、ぜひ、掲示板にご投稿のほど、お願い申し上げます。

2015/02/15(Sun) 08:30 No.1183
Re: ミチノクスカシバ 投稿者:Nabita

有田先生、詳細な解説ありがとうございます。南さんの「北海道の虫えい図鑑」を再確認しましたところ、そちらにも松村先生が記載され、ブドウスカシバのシノニムとされたN. yezonicaについての記述もありました。南さんはヤマブドウでゴールを撮影されていますが、青森県ではヤマブドウや栽培ブドウに寄生するものの検討がされていないようで、それらの調査も課題として残されていることを再認識いたしました。

2015/02/11(Wed) 08:48 No.1170
ミチノクスカシバのゴール 投稿者:Nabita

ダニえいも尽きたので、ゴール形成者としてはややマイナーなグループの昆虫えいを紹介していきます。
写真はエビヅルに出来たミチノクスカシバのゴールです。ノブドウにも寄生しますが、私はまだエビヅルでしか見たことがありません。ブドウスカシバやムラサキスカシバのゴールとほぼ同じなので、羽化しないと種の特定は難しそうです。
ミチノクスカシバは昨年9月に蛾類学会のTineaに新種として記載されたもので、青森県と岩手県から確認されています。これまでのところブドウスカシバやムラサキスカシバとは混生していません。成虫はそれら2種よりやや小さく、頭部背面の鱗粉がブドウスカシバは黄色、ムラサキスカシバは黒なのに対して、ミチノクスカシバでは黒地に黄色い鱗粉が混じります。また後脛節内側の鱗粉が灰色なのも、他の2種の黄色と異なるところです。
地元の新聞だけではなく、ヤフーのニュースで全国的に配信されたので、ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。また、「月刊むし」の2月号にタイミングよく本種の発見記が掲載されています。


寄主植物:エビヅル
撮影年月日:2014年8月31日/青森県つがる市(旧木造町)
 

2015/02/12(Thu) 17:49 No.1171
Re: ミチノクスカシバのゴール 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
ブドウツルフクレフシは観察したことがあり、HPにも掲載していますが、普段はあまり意識していませんでした。ヤマブドウの収穫の時や落葉後に何度か見たことがありますが、写真を撮っただけでデーターはとってなかったです。


2015/02/13(Fri) 19:55 No.1175
Re: ミチノクスカシバのゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様 ミチノクスカシバのゴールの写真を見せて頂き有り難うございました。私は初めて見ました。スカシバガの研究をなさっていた名城大学の有田先生にコメントを頂けると有り難いのですが、引退されましたので、コメントを頂けるかどうか分かりません。メールでお願いしてみます。

2015/02/13(Fri) 21:47 No.1176
Re: ミチノクスカシバのゴール 投稿者:Nabita

南さん、湯川先生、コメントありがとうございます。
南さん、北海道のブドウスカシバ属はまだ研究が必要な部分があります。松村先生が戦前のInsecta Matsumuranaに、小樽産として記載した標本は、比較的近年に交尾器の解剖もされていて、ブドウスカシバと結論されていますが、青森にもブドウはいないので、北海道産も再確認の必要があると思います。もし、消雪後にゴールを見る機会がありましたら、採集していただければ記載者に届けられます。
湯川先生、ミチノクスカシバは数年前にも有田先生にご覧いただいていますし、近年は体調もあまりすぐれないとお聞きします。そうした点でも、コメントいただければ大変ありがたいことですが、あまり無理は申せませんね。


2015/02/04(Wed) 20:43 No.1163
サルナシのダニえい 投稿者:Nabita

今回はゴール内部の写真から載せます。ゴール内部には橙黄色のフシダニが群れていました。

寄主植物:サルナシ
撮影年月日:2014年10月11日/青森県深浦町(旧岩崎村)
 

2015/02/04(Wed) 20:44 No.1164
Re: サルナシのダニえい 投稿者:Nabita

もったいつけましたが、ゴールの外見です。葉の中肋から支脈が分岐する所が、少し膨らんで黄色っぽくなっていたものです。多分さび病などで、ゴールではないだろうとは思いましたが、いろいろと予想外のゴールを見つけた後のことでしたので、念のため採集して解剖したところ、1枚目の写真のような内部でした。ゴールの多様さには、今更ながら驚かされます。なお、ホストの植物ですが、葉身がやや幅狭いながら、葉柄が赤っぽい藤本でしたので、サルナシと考えています。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/02/04(Wed) 22:06 No.1165
Re: サルナシのダニえい 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
フシダニによってサルナシの葉に形成されるゴールはこちらでも観察できますが、中に入っているダニは白色です。北海道のマタタビ科は3種ですが、葉柄が赤くなるのはサルナシと、ときにミヤママタタビも赤くなります。マタタビとミヤママタタビには、それぞれ白と薄紫の斑が入った葉があるので、それを目当てに区別しています。


2015/02/05(Thu) 20:00 No.1166
Re: サルナシのダニえい 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。ミヤママタタビは頭にありませんでした。この個体は開花齢に達していないようでしたし、開花していたとしても秋なので開花時の脱緑した葉もほぼ落葉していた頃かと思います。とはいえ、後で改めて図鑑のマタタビ科のところを見てみます。
アクセスカウンターを見れば、冬季でも毎日ある程度の人数が掲示板を覗いてくださっているようで、私の冬枯れ対策連投も迷惑ではなさそうです。来週以降も続けるつもりですので、皆さん掲示板に来てくださいね。また、雪のない地域からのリアルタイムの投稿も熱望しております。


2015/02/05(Thu) 21:24 No.1167
Re: サルナシのダニえい 投稿者:南 常雄

Nabitaさんに、掲示板の留守番をお任せしてしまって、本当にありがとうございます。
カウンターはホームと掲示板についていますが、冬季でも平均20件ほどのアクセスがあります。夏季の日最大アクセス数は101件でした。皆さんのおかげをもちまして、たくさん閲覧していただいているようです。


2015/01/28(Wed) 19:57 No.1156
クロマツのダニえい 投稿者:Nabita

クロマツの枝にバラの花形というか、多肉植物の芽のようなものが着いていました。

寄主植物:クロマツ
撮影年月日:2014年9月7日/青森県三沢市
 

2015/01/28(Wed) 19:58 No.1157
Re: クロマツのダニえい 投稿者:Nabita

同日近くの枝には、同じようなものが、ただしこちらは柄のような枝の先に着いています。何か八岐大蛇を彷彿させる形状ですが、数が多いので数多大蛇(あまたのおろち)という感じでしょうか(笑)。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/01/28(Wed) 19:59 No.1158
Re: クロマツのダニえい 投稿者:Nabita

この芽のようなものを解剖しましたら、鱗片の間にかなり細長いフシダニのようなものが見られ、どうやらダニえいのようでした。こんなものが何種類もあるとは思えませんので、柄のあるなしに関わらず、同じ種類のゴールになるのかと思います。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/01/28(Wed) 21:22 No.1160
Re: クロマツのダニえい 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
クロマツのゴールは、初めて見させていただきました。北海道のPinusはキタゴヨウとハイマツくらいですが、クロマツの植栽はありそうです。


2015/01/29(Thu) 20:19 No.1161
Re: クロマツのダニえい 投稿者:Nabita

南さん、いつもコメントありがとうございます。ダニえいは、形成者が昆虫ではないので、なかなか興味を持てないでいたのですが、いろいろな形状のものがあるのを知るにつれ、段々面白くなってきました。「昨年撮影した虫えい図鑑に図示のないダニえいシリーズ」もいよいよ来週で終わりです。最後は形態的には面白味がありませんが、その分逆にゴールとしては面白いと思ったものを紹介しますのでご期待ください。

2015/01/23(Fri) 11:49 No.1152
ヨモギクキワタフシ 投稿者:湯川淳一

テレビ局からヨモギクキワタフシに関する問い合わせがありました。鉄腕DASH という番組だそうです。昨年は、海岸に生えているヨモギに虫こぶが出来ているが、食べられないか、と言う質問でした。今年も、海岸に生えているが、どうして、毎年、同じところにできるのか、と言う質問でした。一応、考えられることは回答しましたが、果たして、番組ではどのような取り上げられ方をしているのか気になります。興味を感じられましたら、25日(日曜日)午後7時からの番組をご覧下さい。
 

2015/01/23(Fri) 14:22 No.1153
Re: ヨモギクキワタフシ 投稿者:南 常雄

ご連絡、ありがとうございます。
「鉄腕DASH」はときどき見ています。自然とのかかわりを取り入れた内容のものが多く、アウトドアー派には興味あることも多いと思います。


2015/01/25(Sun) 21:21 No.1155
Re: ヨモギクキワタフシ 投稿者:南 常雄

「鉄腕DASH」短時間でしたがヨモギクキワタフシが写ってましたね。狭い島の環境のせいでしょうか、見事にゴールが群生していました。昨年放映された「ヨモギクキワタフシをもぐさ代わりにする」という方向へ展開、それはそれで面白かったです。

2015/01/21(Wed) 21:16 No.1149
クサフジのダニえい 投稿者:Nabita

南さんの「北海道の虫えい図鑑」には、クサフジのタマバエえいが掲載されているので、この属の植物を見つけるたびに探していましたら、写真のように小葉が開かず、こより状になっているものがみられました。
採集してきて、小葉を開いてみましたが、この時点では形成者と思われるものは確認できませんでした。アザミウマ科の幼虫が見られた小葉もありましたが、頻度が低く、グループ的にも形成者とは考えにくいです。


寄主植物:クサフジ
撮影年月日:2014年8月3日/青森市
 

2015/01/21(Wed) 21:17 No.1150
Re: クサフジのダニえい 投稿者:Nabita

約1か月後に同ポイントを再訪したところ、相変わらずクサフジの小葉がよれていました。改めて採集して来た小葉を開いてみたところ、内部にフシダニがみられ、これが形成者と考えられました。
タマバエのゴールは、クサフジではとうとう昨年はみつけられませんでした。


寄主植物:クサフジ
撮影年月日:2014年9月7日/青森市


2015/01/21(Wed) 22:08 No.1151
Re: クサフジのダニえい 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
クサフジの葉がよじれているゴールを見たことがありますが、その時は写真を撮っただけで後で観察しようと思っていたら、以後観察できませんでした。
フシダニやタマバエにしても寄主がつる性なので、もっとゴールができても良さそうですが、なかなか継続して観察することができません。
年前にやっと2014年に撮ったゴールの写真の整理が終わったのですが、今まで2000枚以上保存していたのに、2013年からは1500枚ほどに減りました。手抜きはしてないんですがね。


寄主植物:クサフジ
撮影年月日:2012年6月13日/北海道平取町


2015/01/23(Fri) 21:47 No.1154
Re: クサフジのダニえい 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。昨年秋には、フジでも葉が叢生して、小葉が細いものを見つけましたが、こちらは小葉の内側などに節足動物は見られず、病害の類なのかなぁと思いました。ご参考までに写真を貼っておきます。

寄主植物:フジ
撮影年月日:2014年10月11日/青森県深浦町


2015/01/28(Wed) 21:15 No.1159
Re: クサフジのダニえい 投稿者:南 常雄

Nabita様、写真の投稿をありがとうございます。
菌えいでしょうか。公園などに植栽されたフジしか見ることができませんが、その度に観察はしていますが、ゴールらしいものを見たことがありません。


2015/01/14(Wed) 21:32 No.1146
ハマゴウのダニえい2 投稿者:Nabita

先週に引き続き津軽半島日本海側北部の砂浜海岸でみられた、ハマゴウのダニえいについて投稿します。
こちらのゴールは葉表側にも突出しており、なにより上位葉のものより大きいです。「虫えい図鑑」に図示されているハマゴウハフクレフシに似ていますが、図鑑の記載と比べると1葉当たりのゴール着生数が多く、また葉縁に多い傾向も伺えませんでした。


寄主植物:ハマゴウ
撮影年月日:2014年8月9日/青森県中泊町(旧小泊村)
 

2015/01/14(Wed) 21:33 No.1147
Re: ハマゴウのダニえい2 投稿者:Nabita

このゴールの葉裏側には烏帽子型に突出がみられ、この点でもハマゴウハフクレフシとは異なっています。
蛇足ながら、右上の葉裏に止まっているバッタ目はヒロバネカンタンの幼虫で、ハマゴウの群落に好んで生息していますが、髄が柔らかいというハマゴウ枝の物理的な性質が、普通のカンタンが好んで産卵するとされるヨモギに似ているからではないかと考えています。なお、この地点が現時点でのヒロバネカンタンの国内北限生息地です。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/01/14(Wed) 21:34 No.1148
Re: ハマゴウのダニえい2 投稿者:Nabita

閑話休題、採集してきたゴールを解剖すると、ゴール自体が大きい分、上位葉の小さなゴールよりも多くのフシダニがいました。
この大きいゴールは9月20日に再訪した際には全く見られなくなっていましたが、小さい方のものは、引き続き上位葉の葉裏に密生していました。このことからも、これら2種のゴールは異なるものと考えられます。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/01/08(Thu) 20:10 No.1135
ハマゴウのダニえい 投稿者:Nabita

津軽半島日本海側北部の砂浜海岸でハマゴウの葉裏に小さなイボ状突起が密生しているものがみられました。葉表面の変化は少ないですが、よく見ると小さな黒点がみられます。

寄主植物:ハマゴウ
撮影年月日:2014年8月9日/青森県中泊町(旧小泊村)
 

2015/01/08(Thu) 20:11 No.1136
Re: ハマゴウのダニえい 投稿者:Nabita

この葉を採集してきて、突起を解剖したところ、内部に数匹ずつのサビダニが見られました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/01/08(Thu) 20:12 No.1137
Re: ハマゴウのダニえい 投稿者:Nabita

このサビダニのゴールが見られた枝の下位葉には別タイプのゴールも着いていました。こちらの報告は次週に行います(乞うご期待)。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/01/09(Fri) 21:24 No.1138
Re: ハマゴウのダニえい 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
素朴な疑問なんですが、フシダニとサビダニでゴール形成上の違いなどがあるのでしょうか。今までハダニとゴールを結び付けて観察をしていなかったので、少し勉強して見ます。


2015/01/10(Sat) 15:46 No.1139
Re: ハマゴウのダニえい 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。改めて問われると、フシダニとサビダニの関係に誤解している部分がありました。農業害虫としては、ゴールを作らないサビダニの方が重要なので、このグループの和名をサビダニ科と思っていました。ググってみたら、フシダニ科が正しく、ゴールを作らないものがサビダニの語尾で呼ばれているだけなのですね。ということで、この掲示板で扱われるものは全てフシダニと書かないといけなかったのですね。

2015/01/11(Sun) 21:36 No.1140
Re: ハマゴウのダニえい 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、ご教示ありがとうございます。ゴールを作るものはフシダニと考えていいんでしょうね。フシダニをフィールドで観察しようとしても15〜20倍のルーペでは、はっきりと確認できないものが多く、かといって持ち帰って検鏡しても見つけられなかったりで、けっこう厄介な存在です。

2015/01/14(Wed) 21:31 No.1145
Re: ハマゴウのダニえい 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。確かに半開放型のゴールで、内部に絨毛が密生しているようなものはフシダニ本体の確認は難しいですね。それに比べれば閉鎖型のダニえいは、内部に複数のダニが簡単に見られるような傾向があるような気がします。来シーズン、この辺ももう少し観察できればと思います。

2015/01/01(Thu) 16:22 No.1129
オトコヨモギのダニえい 投稿者:Nabita

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
先週に引き続き、青森県で発見した「虫えい図鑑」に図示のないダニえいを、確認順に紹介します。
7月12日に日本海側南部の秋田県境近くへ行ったところ、海岸のオトコヨモギ(ハマオトコヨモギではありません)の葉の主に葉縁が白色になり裏側に巻き込んでいるようなものが多く見られました。


寄主植物:オトコヨモギ
撮影年月日:2014年7月12日/青森県深浦町(旧岩崎村)
 

2015/01/01(Thu) 16:23 No.1130
Re: オトコヨモギのダニえい 投稿者:Nabita

白色の部分には毛が密生しており、「虫えい図鑑」の巻末リストでオトコヨモギハマキケフシとされているものなのかもしれません。図鑑では形成者はフシダニの一種?となっていますが、検鏡したところ必ず見られるのはハダニと思われるもので、フシダニは見当たりませんでした。なお、このゴールは9月に同地を訪れた際には、痕跡も全く認められませんでした。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/01/01(Thu) 01:15 No.1128
謹賀新年 投稿者:南 常雄

旧年中は、たくさんのご投稿ならびにコメントをありがとうございました。みなさまの、ますますのご多幸とご健勝をお祈りいたします

寄主植物:
撮影年月日:年月日/石狩川の朝陽
 

2014/12/30(Tue) 18:41 No.1120
イヌシデメフクレフシ 投稿者:mikuriya

いつもご指導ありがとうございます。
イツシデメフクレフシと思われる虫えいを見つけました。寄主植物については、冬芽だけでは同定に自信が持てません。イヌシデメフクレフシについて、『日本原色虫えい図鑑』では春先に芽が変形するとあります。もしかして誤同定でしょうか。ご教示いただけますと幸いです。


寄主植物:ブナ科
撮影年月日:2014年12月30日/静岡県御殿場市
 

2014/12/30(Tue) 20:58 No.1121
Re: イヌシデメフクレフシ 投稿者:湯川淳一

mikuriya様:ご投稿有り難うございます。確かに、今頃芽が膨れているのは、図鑑の記述と異なりますね。ゴールの中にはフシダニがいましたでしょうか? フシダニ以外の幼虫はいませんでしたか? ご確認頂けると有り難いです。それから、イヌシデはブナ科ではなく、カバノキ科だと思いますので、植物名もご確認頂けますれば幸いです。

2014/12/30(Tue) 22:21 No.1122
Re: イヌシデメフクレフシ 投稿者:mikuriya

湯川淳一様
コメントありがとうございました。植物名はまったくの勘違いで、カバノキ科です。樹皮がイヌシデとは若干違うような感じがしましたが、どうやらイヌシデの可能性が高いようです。フシダニは1個体だけ確認しました。先ずその画像を添付します。


寄主植物:カバノキ科
撮影年月日:2014年12月30日/静岡県御殿場市


2014/12/30(Tue) 22:24 No.1123
Re: イヌシデメフクレフシ 投稿者:mikuriya

フシダニの幼虫と思われる幼虫は多数確認できました。動いている個体もいました。画像を添付します。

寄主植物:カバノキ科
撮影年月日:2014年12月30日/静岡県御殿場市


2014/12/30(Tue) 22:25 No.1124
Re: イヌシデメフクレフシ 投稿者:mikuriya

他によくわからない蛹のようなものを見つけました。画像を添付します。

寄主植物:カバノキ科
撮影年月日:2014年12月30日/


2014/12/30(Tue) 22:27 No.1125
Re: イヌシデメフクレフシ 投稿者:mikuriya

たくさんの虫えいが2本の木についていました。画像を添付します。

寄主植物:カバノキ科
撮影年月日:2014年12月30日/


2014/12/30(Tue) 22:32 No.1126
Re: イヌシデメフクレフシ 投稿者:mikuriya

古い虫えいも残っていましたので、定着しているものと思われます。画像を添付します。
どうぞよろしくお願いいたします。


寄主植物:カバノキ科
撮影年月日:2014年12月30日/


2015/01/08(Thu) 20:08 No.1134
Re: イヌシデメフクレフシ 投稿者:Nabita

mikuriyaさま、コメントが付かないので、あまり詳しくないものの書き込みします。No.1122の写真のダニは捕食性などの自活するグループのものではないかと思います。

2015/01/11(Sun) 22:08 No.1141
Re: ダケカンバメフクレフシ 投稿者:南 常雄

コメントが遅くなりました。
こちらでは、ダケカンバやシラカンバの越冬芽が膨らんだゴールがあります。秋に形成されるゴールで、芽鱗や内部の葉がやや生長して越冬芽が楕円状に膨らみまず。内部全体に多数(ときに数百匹)のフシダニが生息し、樹上のゴール内で越冬します。詳細は分かりませんが、イヌシデメフクレフシのフシダニと似たような生活をするのではないかと思います。
写真のゴールは、高さ約10mm、直径約7mmで、内部は生色で緑色をしています。


寄主植物:ダケカンバ
撮影年月日:2012年3月11日/北海道旭川


2015/01/12(Mon) 20:56 No.1143
Re: イヌシデメフクレフシ 投稿者:mikuriya

Nabita様  南常雄様
コメント、ありがとうごさいました。
自活するダニの可能性には思い至りませんでした。さらに観察を続けたいと思います。
ダケカンバやシラカンバの越冬芽のゴールも興味深いです。もし冬の富士山に行けたら観察してみたいと思います。
カバノキ科の越冬芽のゴールのフシダニは似通った生活史を持つことが想像されますが、ダケカンバのゴールのフシダニは成虫越冬、イヌシデのゴールの場合は幼虫越冬ということになりますでしょうか。
もしおわかりでしたらご教示ください。


2015/01/12(Mon) 22:29 No.1144
ダケカンバメフクレフシ 投稿者:南 常雄

mikuriya様、コメントをありがとうございます。
ゴールを解剖して断面の拡大写真は撮ったのですが、ピンボケでフシダニの形まで確認できるように撮影できなかったのですが、70倍で検鏡すると図鑑などの図譜にある形をしていたので、成虫だと思います。体長は0.08〜0.12mmでフシダニの中でも小さいようです。秋のゴール形成初期から継続して観察したいのですが、ゴールの数が少なくて詳細はわかっていません。
不鮮明ですが、ゴール内の状況がわかると思いますので、写真を1枚添付します。ゴールは上の写真と同じものです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/12/23(Tue) 20:12 No.1115
トチノキのダニえい 投稿者:Nabita

冬季も掲示板の過疎化対策として、定期的に投稿するつもりでしたが、しばらく放置になってしまいました。ハンマーさんにはツツジハマルフクレフシにコメントくださったのに、お返事差し上げずにご無礼いたしました。
さて、過疎化対策の投稿として、ダニえいから始めたいと思います。
7月5日に十和田湖南側の山地へ行ったら、若いトチノキの実生にハタマフシ型のゴールがありました。


寄主植物:トチノキ
撮影年月日:2014年7月5日/青森県田子町
 

2014/12/23(Tue) 20:13 No.1116
Re: トチノキのダニえい 投稿者:Nabita

ゴールは直径3mm程で、表裏両方に膨らんでいますが、裏面側への膨らみが大きく、表面側の中央はくぼんでいました。また、ゴールが葉身に着いている部分はやや裏面側にへこんでいましたが、その外側はゴールを囲うように表面側にリング状に膨らんでいました。
ゴールの形状からタマバエかと思ったのですが、内部にはサビダニがいました(写真がわかりづらくて申し訳ありません)。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/12/24(Wed) 16:06 No.1118
Re: トチノキのダニえい 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
ダニえいは、まだまだたくさんあると思うのですが、ダニが入ってないことが多くて観察が大変です。写真でダニと分かるくらいに撮れるって、すばらしいです。


2014/12/25(Thu) 20:42 No.1119
Re: トチノキのダニえい 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。ダニえいは意外な形状のものもあり、なかなか興味深いです。おっしゃるとおり、なかなか姿を確認できないこともあるのは難点ですね。

2014/11/24(Mon) 21:54 No.1092
モチツツジののゴール 投稿者:ハンマー

モチツツジのゴールを見つけました。
最初、芽かと思いましたが、葉が肥厚し丸まったもののようです。
1個のゴールには1又は2匹のオレンジ色の幼虫がみつかりました。
モチツツジのゴールについては、図鑑やweb上で情報を得られませんでしたので、このゴールについてご教示いただけると幸いです。よろしくおねがいします。


寄主植物:モチツツジ
撮影年月日:2014年11月24日/兵庫県加東市
 

2014/11/24(Mon) 22:38 No.1093
Re: モチツツジののゴール 投稿者:湯川淳一

ハンマー様: ツツジ科の植物で、このようなタマバエゴールは見たことがありません。次々と新しいゴールが発見されますので、嬉しい悲鳴を上げています。幼虫も3齢幼虫です。このまま、ゴール内で越冬するのか、これから脱出するのか気になります。虫えい和名は、ツツジハマルフクレフシでしょうか? もっと良い名前がありそうですので、実物をご覧になったハンマーさんの方で、良い名前がございましたら、ご提案頂けますと有り難いです。

2014/11/24(Mon) 23:29 No.1094
Re: モチツツジののゴール 投稿者:ハンマー

湯川先生
早々のコメントありがとうございます。
虫えい和名はツツジハマルフクレフシで良いように思います。幼虫は、お送りします。
私の方では、記録されていないゴールがこんなにあるのかと驚いています。


2014/12/04(Thu) 22:33 No.1113
Re: モチツツジののゴール 投稿者:Nabita

ツツジハマルフクレフシと思われるものは青森にもありました。2株からそれぞれ複数個のゴールを発見しました。採ってきたゴールは全て空で、幼虫は脱出して越冬するものと考えられました。ゴールの形状はハンマーさんが書いておられるように、葉が伸長しないで、裏面を内側に巻き込んでいるものでした。葉縁はほとんど重なってはおらず、半開放型のゴールのようです。ツツジの種類はわかりかねますが、ヤマツツジ辺りが当地では普通種のようです。

寄主植物:ヤマツツジ?
撮影年月日:2014年11月30日/青森市


2014/12/10(Wed) 07:36 No.1114
Re: モチツツジののゴール 投稿者:ハンマー

Nabita様
しばらくここへ来ていなかったので、レスが遅くなり、申し訳ありません。
青森の情報をありがとうございます。確かに、同じゴールのようですね。
私も、その後、普段歩いている数カ所のフィールドを探してみましたが、結局、最初にみつけた場所の周辺でしかみつかりませんでした。そして、みつけたゴールは全て空でした。Nabita様のおっしゃる通り、幼虫は脱出して越冬するようです。
来春以降の楽しみがひとつ増えました。


2014/11/23(Sun) 21:14 No.1085
イヌトウバナのゴール2種 投稿者:Nabita

イヌトウバナのゴールについては、しばらく前に投稿されていましたが、既に1か月を経過していることから、新スレとさせていただきました。
前回投稿されたイヌトウバナクキコブフシと思われるものが、青森県でも見つかりました。今回写真に示したゴールは、先の投稿のように紫色でもなければ球形でもありません。このゴールは長さが約18mm、直径6mm程です。少し下の芽が伸びているところもわずかに膨らんでいますが、ここもゴールです。大きなゴールは写真上側の1個だけでしたが、付近のイヌトウバナ個体には、他にも直径4mm程度の略球形のゴールが数個見られました。


寄主植物:イヌトウバナ
撮影年月日:2014年11月22日/青森県階上町
 

2014/11/23(Sun) 21:15 No.1086
Re: イヌトウバナのゴール2種 投稿者:Nabita

大きなゴールの内部は幼虫室が6室あったように見受けられましたが、いずれも空でした。脱出口らしきものもゴール表面に見られました。小さなゴールからも、形成者が得られることはありませんでしたが、寄生バチの脱皮殻などが見られたものもありました。
イヌトウバナクキコブフシはLasiopteraのゴールとのことですが、写真に示した以外のゴールも含めて幼虫室付近はあまり黒くなっていません。一方では、幼虫室の配置などが、ノイバラクキコブフシやヤマノイモツルフクレフシに似ており、Lasiopteraとしても違和感はありません。形成者の確認は次の機会に出来ればと思います。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/11/23(Sun) 21:16 No.1087
Re: イヌトウバナのゴール2種 投稿者:Nabita

同じ場所で、イヌトウバナで花器のゴールも見つけました。写真の上・中段がゴールで、下段がゴールではないものです。ゴールは萼筒が大きく、特に上下に厚みがあります。
今回のイヌトウバナのゴールを見つけた群落は、互いに50m位離れており、道の反対側にありました。先にこちらの萼筒が膨らんでいるものがあるのに気付き、微妙であるもののゴールかもしれないと、撮影・採集しました。見つける順番が逆になっていれば、クキコブフシの発見に満足してしまい、萼筒の方は見過ごしてしまったかもしれません。自動車運転時等の注意として良く言われる、「かもしれない」行動の重要性を再認識しました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/11/23(Sun) 21:17 No.1088
Re: イヌトウバナのゴール2種 投稿者:Nabita

ゴールの萼筒を取り除くと、中に白色の花弁らしきものと、緑色の子房らしきものが2個、右側に見える淡褐色のものも子房の一部なのでしょうか。緑色の部分を切開すると、中に黄色いタマバエ幼虫が1頭いました。反対側の緑色部内にも1頭いました。淡褐色の部分は、頂点付近に穴が開いていて、こちらは既に幼虫が脱出した後と考えられました。なお、正常な萼筒内部は既に種子の放出が終わっており、種子が付着していた痕跡と思われるものが田形に並んでいるだけでした。
開花前の花器がゴールになっているらしいことから、ゴール名としては「ツボミフクレフシ」になるのでしょうか?
(顕微鏡撮影システムの関係で、写真は青っぽく写ってしまいます。写真手前に写っている伸びなかった花弁は、本文にあるように白色です)


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/11/23(Sun) 22:18 No.1090
Re: イヌトウバナのゴール2種 投稿者:湯川淳一

Nabita様: イヌトウバナのゴールの写真をご投稿下さり有り難うございました。イヌトウバナクキコブフシの形成者は Lasioptera ですので、ご投稿の写真のゴールも Lasioptera のものかも知れません。しかし、脱出したらしい形跡もありそうですし、オトコヨモギのケースもございますので、幼虫を拝見してからにしましょうか。 写真の幼虫には、柄の長い胸骨がありますか? ゴールの形成場所は、同一種でも茎や葉柄、葉脈など様々ですので、これも、幼虫を比較の上、同一種かどうか決定しましょう。通常、ゴール和名は、最も多く作る部位を代表として、命名していますが、もちろん、一種のタマバエのゴール和名が複数あっても、形成者との関係が明白であれば、問題はありません。

2014/11/24(Mon) 20:57 No.1091
Re: イヌトウバナのゴール2種 投稿者:Nabita

湯川先生、コメント・ご教示ありがとうございます。確かに食べ残しから犯人を推察するのは乱暴でした。悪い方の「かもしれない」行動ですね。茎のゴールの特定は形成者を確認できてからにします。ゴールから脱出したのも、形成者なのか寄生者なのかもわかりません。囲蛹殻のようなものが残っていたゴールもありましたので、寄生者が含まれていたのは確かと思います。
ついでなので、写真を1枚追加します。花器のゴールの萼筒の半分を除去した状態のものです(左下は全除去になっています)。左列がゴール、右列は種子散布後のものです。左列上が幼虫を示したゴールです。中と下は幼虫脱出後のゴールで、花弁・子房部分は乾固していますが、子房部分に脱出口があるのを、ご覧いただけるでしょうか。形成者の幼虫は3頭のみ得られましたが、やや扁平な黄体色で胸骨もあまり明瞭ではなく、こちらはLasiopteraとは思われませんでした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/11/18(Tue) 20:13 No.1065
ノミノフスマの虫えい? 投稿者:よしゆき

お世話になります。
水田に生えていたノミノフスマと思われるものの茎頂や葉腋にむかご状のものがついていました。虫えいかなと思いながらも現場ではわからず、とりあえず写しておき、現物を持ってかえりました。帰ってから確認するとむかご状のものは、2枚貝のように葉状のものが合わさっており、中に長さ1.5mmほどの蛹らしいものがいました。虫えい図鑑にはノミノフスマは載っていなのですが、これは虫えいと思っていいでしょうか。


寄主植物:ノミノフスマ
撮影年月日:2014年11月16日/島根県松江市
 

2014/11/18(Tue) 20:15 No.1066
Re: ノミノフスマの虫えい? 投稿者:よしゆき

中に蛹状のものが1個ありました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/11/18(Tue) 20:16 No.1067
Re: ノミノフスマの虫えい? 投稿者:よしゆき

全体の様子です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/11/18(Tue) 23:27 No.1068
Re: ノミノフスマの虫えい? 投稿者:南 常雄

よしゆき様、珍しいゴールの写真をご投稿いただき、ありがとうございます。
湯川先生に連絡をいたしました。ナデシコ科をあまり意識して観察をしたことがありませんが、いろんなところにゴールができるものですね。


2014/11/18(Tue) 23:32 No.1069
Re: ノミノフスマの虫えい? 投稿者:湯川淳一

よしゆき様: ノミノフスマのご投稿、有り難うございました。蛹状のものは、タマバエの幼虫のようにも見えます。もし、タマバエの幼虫でしたら、新発見ゴールになります。ぜひ、この標本を拝見したいものです。これまで、ナデシコ科では、シュッコンカスミソウハナフクレフシ C-2425 と、ナンバンハコベハツヅリフシ C-2427 が、タマバエのゴールとして知られているだけです。

2014/11/19(Wed) 00:55 No.1070
Re: ノミノフスマの虫えい? 投稿者:よしゆき

南さん、湯川先生、ありがとうございます。
新発見ゴールですか、嬉しいですね。
写真に写した幼虫は、こぼれてどこか見えなくなってしまいました。
まだ茎についたものが残っているので送りたいと思います。まだ中に幼虫が残っていればいいのですが。
送付先を教えていただけますでしょうか。


2014/11/20(Thu) 11:40 No.1074
Re: ノミノフスマの虫えい? 投稿者:湯川淳一

よしゆき様: 虫えいを送って頂けるとのこと、大変嬉しく存じます。送付先は南さんに伝えて頂きます。まだ、幼虫が入っていると良いのですが。楽しみにしています。

2014/11/22(Sat) 21:23 No.1082
Re: ノミノフスマの虫えい? 投稿者:湯川淳一

よしゆき様: 2014年11月16日に、松江市八雲町で採集して下さった、ノミノフスマの虫えいをお送り頂き、誠に有り難うございました。早速、中を調べてみますと、胸骨のあるタマバエの3齢幼虫が入っていました。まさに、タマバエのゴールで、新発見です。新しい虫えい和名は「ノミノフスマメフクレフシ」 C-2428 でいかがでしょうか?
2個の芽のうち、1個には2匹の幼虫が、もう一つの芽には1匹の幼虫が入っていました。幼虫はいずれも乾燥して、もろくなっていましたので、属の同定までは出来ませんでした。私の勘では、Asteralobia 属かもしれません。これらの幼虫は、恐らくゴールから脱出して地上でマユを作り、越冬する可能性が高いと思います。ノミノフスマの芽が年中あるとすれば、このタマバエは多化性かも知れません。来シーズンの観察を、ぜひ、よろしくお願い申し上げます。
南様: よしゆき様へのご連絡、有り難うございました。


2014/11/23(Sun) 00:40 No.1084
Re: ノミノフスマの虫えい? 投稿者:よしゆき

湯川先生、虫えいの命名ありがとうございます。
全く新しい虫えいを見つけることができるなんて、思いもよらないことでした。
また何か見つけた時には、よろしくお願いします。


2014/11/16(Sun) 21:56 No.1057
サワフタギハフクレフシ? 投稿者:ハンマー

サワフタギの葉に形成されたゴールです。写真は上から葉表、葉裏、幼虫です。直径約5mmの円形のゴールで、葉表側にドーム状に盛り上がり、葉裏はほぼ平坦です。サワフタギハフクレフシというゴールがあるようですが、図鑑やネット上に写真がありません。添付した写真のゴールがサワフタギハフクレフシでしょうか?
各ゴールに1匹の幼虫がいました。幼虫の体色には変異があるようで、白と赤、写真はありませんが、その中間的な体色の幼虫もみられました。写真で葉表側が枯れたようになっていて、裏に脱出孔があるものは、一世代前のゴールです。ちゃんと記録していませんが、夏にゴールの葉裏側の脱出孔に蛹殻が残されていたのを見ています。今の世代の幼虫はいつ羽化するのでしょうか?


寄主植物:サワフタギ
撮影年月日:2014年11月2日/兵庫県三田市
 

2014/11/17(Mon) 16:21 No.1058
Re: サワフタギハフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

ハンマー様
: サワフタギハフクレフシは進士(1944) 「虫えいと虫えい昆虫」の87ページに出てきますが、写真がきわめて不鮮明で、どのようなゴールか良く分かりません。私も実際のゴールを見たことがありません。進士さんの写真説明では、下記のようになっています。
”サワフタギの葉の葉肉が表裏両面へ水腫状に膨れ上がった閉鎖型の虫えいである。これは準円状で扁平、大なる直径は6粍内外であるが、虫えいの周縁は2〜3粍に亘り、紫色を帯びているので一見1センチ以上の直径を有する如き観を呈している。虫えいは殆ど皮1層と言うほどに薄く、虫房は直径6粍内外に広いが、厚さは僅かに1粍内外にして内に樺色の幼虫が1頭棲む。本虫は鮭赤色にしてウメモドキハタマバエの虫えい蠅の幼虫が棲み、これは後に脱出して地中に入り越年する”。
タマバエの原記載論文が不明で、タマバエの和名もサワフタギとは関係なく、怪しいものです。生活史もまったく分かっていません。
ハンマーさんが発見されたゴールは、幻のサワフタギハフクレフシのような気がします。成虫を羽化させるのは困難かも知れません.幼虫で属が分かると良いのですが。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/11/17(Mon) 21:46 No.1062
Re: サワフタギハフクレフシ? 投稿者:南 常雄

湯川先生、そうそうご教示を賜り、ありがとうございます。
本掲示板では、難しい「えい」の漢字コードがサポートされていないため文字化けしてしまいましたので、「ウメモドキハタマバエの○蠅」を「ウメモドキハタマバエの虫えい蠅」に訂正いたしました。なお"引用部分"は添付の画像に掲載されていますので、ご参照ください。


2014/11/18(Tue) 06:28 No.1064
Re: サワフタギハフクレフシ? 投稿者:ハンマー

湯川先生、南様、コメントありがとうございます。
文献の写真は確かによくわかりませんが、記載文の内容はおおむね合っているように思います。そろそろ落葉の季節ですので、幼虫がゴールから脱出して土中で越冬というのはありそうな話ですが、そうすると、夏頃見た、ゴールから直接羽化したと思われる蛹殻は何だったのかという点が疑問です。こういうこともあるのでしょうか?いずれにしても、来年、確認しようと思います。
これまでに採集した幼虫は湯川先生にお送りします。


2014/11/19(Wed) 06:23 No.1071
Re: サワフタギハフクレフシ? 投稿者:ハンマー

夏に見た蛹殻の写真がみつかりましたので投稿しておきます。
8月23日の撮影です。


寄主植物:サワフタギ
撮影年月日:2014年8月23日/兵庫県三田市


2014/11/19(Wed) 22:49 No.1072
Re: サワフタギハフクレフシ? 投稿者:南 常雄

ハンマー様、写真をご投稿いただき、ありがとうございます。
多化性のタマバエには、第一世代と第二世代で寄主転換をして産卵するもの、2〜数世代を同種の新しい組織に産卵するものがあります。いずれも羽化は、ゴール内で蛹化し蛹がゴールの表面に半身をのりだしておこなわれます。冬世代の越冬にはいくつか方法があるようです。
サワフタギハフクレフシを形成するタマバエの1世代の期間を約1月とすると、年3〜4世代交代するのではないかと思われます。他に9月と7月にもゴールができているかも知れません。同種の寄主内で世代交代する場合の寄主植物は、シュートが秋まで伸長して新しい葉をつけるものや蔓性の植物に多くみられるようです。


2014/11/20(Thu) 06:25 No.1073
Re: サワフタギハフクレフシ? 投稿者:ハンマー

南様
解説をありがとうございます。
このサワフタギには夏以降、ほぼ毎週みていましたので、現在のゴールの幼虫が、上の写真の蛹殻の世代の次の世代だろうと思っています。それ以前にゴールがあったかどうかは不明です。来年はその辺りを確認シたいと思います。夏の世代なら、成虫も比較的容易に得ることができそうです。


2014/11/20(Thu) 11:52 No.1075
Re: サワフタギハフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

ハンマー様: サワフタギのゴールの形状が、進士さんの記載に当てはまりそうだと言うことですので、これで、幻のゴールもはっきりしそうです。夏の世代がゴールから直接羽化し、秋の世代では、幼虫がゴールから脱出するという例は、多化性のタマバエで、稀にあります。例えば、外来種のハリエンジュハベリマキフシタマバエは多化性で、通常、成虫は直接ゴールから受けしますが、落葉時には幼虫が脱出するようです。サワフタギの場合も、その可能性がありますので、ぜひ、夏の世代でご確認頂けますようお願い申し上げます。

2014/11/16(Sun) 12:52 No.1050
ハゼが虫こぶだらけ 投稿者:とるばどおる

クサギのエンジの縁取りにルリ色の実がきれいだなと見とれていたら、葉裏に1コ虫こぶを見つけました。それで喜んでいたら、幼木の紅葉したハゼの葉はどちらを向いても虫こぶだらけ。葉といっしょに落葉するのでしょうか。きれいというか、見事というか、眺めていたら体中が痒くなってきました。
 

2014/11/16(Sun) 12:54 No.1051
Re: ハゼが虫こぶだらけ 投稿者:とるばどおる

写真が載りませんでした。
近くには何本も幼木があって、その葉がみんなこんな風。凄まじい数のハエが誕生するのでしょうね。傍にはオレンジ色に紅葉した背の高い木もあるのですが、遠目なのでよくはわかりませんが、その葉はこんなにはなっていないように見受けられます。


寄主植物:ハゼ
撮影年月日:26年11月16日/福岡市舞鶴城址


2014/11/16(Sun) 12:55 No.1052
Re: ハゼが虫こぶだらけ 投稿者:とるばどおる

クサギの方です。

寄主植物:クサギ
撮影年月日:26年11月16日/福岡市舞鶴城址


2014/11/16(Sun) 21:51 No.1056
Re: ハゼが虫こぶだらけ 投稿者:南 常雄

とるばどおる様、ご投稿ありがとうございます。
ハゼノキ、クサギともにフシダニの1種によって形成されたゴールのように見うけられますが詳細はわかりません。いずれも福岡産とのことですので、湯川先生に連絡をいたします。

記事の訂正や写真の変更、削除など、本ページの最下位の修正フォームから行えますので、お試しください。


2014/11/17(Mon) 16:38 No.1059
Re: ハゼが虫こぶだらけ 投稿者:湯川淳一

とるばどおる様: ご投稿、有り難うございました。南さんのお答えのように、ハゼノキの虫えいも、クサギの虫えいもフシダニの一種によって形成されたものだと思います。いずれも、生活史など生態は不明です。それにしても、ハゼノキの虫えいはきれいですね。

2014/11/17(Mon) 17:37 No.1060
Re: ハゼが虫こぶだらけ 投稿者:とるばどおる

南様、湯川様
ありがとうございました。
そうなんですか。虫こぶにはハエ由来とダニ由来があるのですね。菌由来も。クスノキのダニ室を先日教えていただいて、クスノキが自らダニ室を作り、一網打尽に閉じ込めて落葉するとか、種類の異なるダニの数をコントロールするために備えているとか勉強したばかりでした。これが同じダニに依るとは想像できませんでした。そういえばクサギの虫こぶの裏表はダニ室そっくり。あんなに大量の微細なダニがどうやって移動するのか、なぜハゼの葉だけに集中するのか、ハゼの葉が落葉した後はどうなるのか、ますます疑問だらけになってしまいます。


2014/11/17(Mon) 22:50 No.1063
Re: ハゼが虫こぶだらけ 投稿者:湯川淳一

とるばどおる 様: クスノキのダニ室は虫こぶではありません。ダニが作るのではなく、クスノキが作るものです。虫こぶを作るのはフシダニの仲間です。フシダニの移動は、糸を出して、凧のように、風に乗って移動します。インドネシアのスンダ海峡にあるクラカタウ島では、ジャワ島やスマトラ島から、40km以上も風に運ばれて、フシダニが定着しています。

2014/11/14(Fri) 20:32 No.1044
ヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

以前(まだこのページに残っているNo.909の記事)、ノコンギクの葉に出来た、ハクボミフシとは対照的なゴールを紹介しました。それとよく似たものが、ヨモギにもありました。

寄主植物:ヨモギ
撮影年月日:2014年10月18日/青森県つがる市(旧木造町)
 

2014/11/14(Fri) 20:34 No.1045
Re: ヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

ゴール内部には、タマバエとしては比較的大きな黄白色の幼虫がいて、先の記事投稿後採集することができたノコンギクの幼虫とよく似ていました。また、この幼虫はハマオトコヨモギのハフクレフシの幼虫にも似ています。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/11/14(Fri) 20:37 No.1046
Re: ヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

ついでに、ヨモギの葉のゴールをもうひとつ。葉の表面が光沢のあるイボ状になっており、裏面側に円錐型の突出のあるゴールがありました。写真奥側の葉に、中央付近のものも含めて3個写っています。
ゴール内部を解剖して確認したところ、どうもこれはハエボシフシが葉の反対側に産卵されてものではないかと思われました。ピントが全く合っていませんが、手前の葉表に白くぼんやり写っているものが、正常なハエボシフシです。


寄主植物:ヨモギ
撮影年月日:2014年11月9日/青森県黒石市


2014/11/15(Sat) 22:41 No.1047
Re: ヨモギの葉のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様: ヨモギの葉に出来たゴールのご投稿、有り難うございました。幼虫の写真を拝見しますと、Rhopalomyia 属のタマバエのようです。終齢幼虫(3齢幼虫)でも、胸骨がないはずです。オトコヨモギハフクレフシの幼虫は Lasioptera 属ですから、立派な胸骨があるはずです。ご確認頂けますれば有り難いです。ヨモギの葉のゴールの形状が、これまで記録されているものの中に、似ているものがありません。もう少し、形や大きさの分かり易い写真がございましたら、拝見できると、はっきりするのですが.よろしくお願い申し上げます。
ヨモギハエボシフシは、葉の表裏、葉柄、茎など色々な場所に形成されますので、ご賢察通り、これもその一つだと思います。


2014/11/16(Sun) 21:09 No.1055
Re: ヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございます。見づらい写真で申し訳ありません。とりあえず、一番良く撮れた写真を貼ったつもりです。ゴールは葉の支脈の上に出来たもので、ゴールと健全部の境界が紫褐色に変色しています。支脈に沿ったゴール部の長さが8-10mm程で、幅はその半分です。下に写っているのは、2個のゴールが連続しています。ノコンギクの場合、ゴールの葉表側はやや窪んでいますが、ヨモギでは平坦なようでした。ノコンギク、ハマオトコヨモギのゴール同様に裏面側に膨らんでいます。
オトコヨモギハフレフシはまだ見つけたことがありませんが、ハマオトコヨモギのものは、津軽半島の日本海側北部に発生地があり、本年初めて内部の幼虫を観察しました。Lasiopteraのつもりでいたのですが、幼虫は上の写真に示したような紡錘形の淡い色彩のもので、胸骨は見つけられませんでした。Lasiopteraの幼虫は橙色の円筒形で、胸骨の前端部が遊離していると認識していますから、ノコンギク・ヨモギ・ハマオトコヨモギの幼虫はRhopalomyiaではないかと考えています。


2014/11/20(Thu) 12:15 No.1076
Re: ヨモギの葉のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様:以前、お送り頂いたハマオトコヨモギハフクレフシ写真は、これまで見たことのある Lasioptera artemisifoliae によるオトコヨモギハフクレフシと非常に良く似ていましたので、これまで Lasioptera と思い込んでいました。それにしても、同じ寄主植物(変種? 亜種?)で.同じ形状のゴールで、別属のタマバエの幼虫がいたとは驚きです。確かに、海岸と山地という場所の違いがありますので、別のタマバエが利用しても可笑しくないと思います。キク科を寄主とし、しかも、胸骨がなければ Rhopalomyia かも知れませんね。九州や山口では、秋吉台や平尾台のような石灰岩の台地にオトコヨモギが生えていて、 Lasioptera のゴールも良く見かけます。北海道では、苫小牧の北大演習林でもオトコヨモギのゴールを見かけました。すべて、 Lasioptera でした。青森県のオトコヨモギのゴールを、ぜひ、見てみたいものです。
ヨモギの葉には、エボシフシ以外にも、ハコブフシとでも言うべきものや、ハマルタマフシなど、ゴールの境界のあいまいなものが見つかっています。これらは、いずれ、DNA 解析で検討しなければならないと思っています。


2014/11/20(Thu) 21:25 No.1077
Re: ヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、重ねてのご教示ありがとうございます。オトコヨモギハフクレフシは本当にLasiopteraであるとのこと、話がかみ合わないことの合点がいきました。最初の記録者が雑なところがある人なので(私も人の事を言える立場ではありませんが)、てっきり形成者が間違っているのだと思っていました。ハマオトコヨモギハフクレフシは図鑑に図示されているものに本当にそっくりで、形成者が異なるとはびっくり仰天です。幼虫と蛹殻の標本は、今年1回目に送ったサンプルに入れていたかと思いますので、ご確認ください。ゴールごと浸けたものもあったかもしれません。今年は、夏以降には新しいゴールが見つかりませんでしたので、来年少し多めに採集してみたいと思います。

2014/11/22(Sat) 21:47 No.1083
Re: ヨモギの葉のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様: ハマオトコヨモギハフクレシからの幼虫は Lasioptera と思い込んで、DNA 解析のために、すべての幼虫をすりつぶしてしまったと思っていたのですが、幸いにも、1個体のこっていました。やはり、胸骨はありませんでした。道理で、オトコヨモギハフクレフシからの幼虫は解析が旨き行き、 Lasioptera の 系統樹の中に収まっていますが、ハマオトコヨモギハフクレフシからの幼虫は PCR が旨く行かず、解析できていない状態です。他の Rhopalomyia は旨く解析できますので、ハマオトコヨモギだけ解析できない理由は、今のところ、不明です。
ちなみに、最近、解剖したイタビカズラハウラゴマフシ( Lasioptera のゴール)の中に、オレンジ色で形もタマバエにそっくりな幼虫を発見しました。キチン化した口器もなく、胸骨もありません。低倍率の解剖顕微鏡下では見にくかったのですが、別のゴールからは同じ色と大きさの寄生蜂の前蛹がでてきて、合点が行きました。どうやら、内部寄生蜂の終齢幼虫だったのです。この例をご披露したからと言って、ハマオトコヨモギハフクレフシからの幼虫は、決して、寄生蜂ではありません。口器や尾端の形状は明らかにタマバエであることを示しています。この時期は、 Lasioptera のゴール内のタマバエ幼虫の寄生率が急に高くなってきました。


2014/11/23(Sun) 21:54 No.1089
Re: ヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、再度のコメント・ご教示ありがとうございます。青森では海岸近くでもオトコヨモギの方が多く見られます(私の認識が正しければですが)。ハマオトコヨモギとしているものは、砂浜海浜の周縁に生えていて、少なくとも花茎が伸びるまでは肉厚なロゼット葉があるものです。ゴールはロゼット葉にできます。このタイプのものは、津軽半島日本海側北西部の旧小泊村でしか見ておりません。ハフクレフシも同様で、早期にロゼット葉が消失し、茎が伸びるタイプのオトコヨモギではみつけたことがありません。興味深いので、以後もっと突っ込んで調べてみたいものです。なお、普通のオトコヨモギと考えているものも、あまり内陸では見たことがありません。

2014/11/12(Wed) 20:14 No.1042
ミヤマイボタハフクレフシ? 投稿者:Nabita

数年前に写真を2コマ撮ったきり、植物が不明で、ゴールかどうかの確認もしていなかったものを、写真を撮った場所に探しに行ってみました。細かいポイントまでは覚えていませんでしたが、歩いているうちに再発見できました。
葉の表面が少し膨らんでいます。葉を裏返すと裏面側もかすかに膨らんでいます。葉をちぎって光に翳すと、幼虫らしき影が見え、ゴールで間違いなさそうです。


寄主植物:ミヤマイボタ
撮影年月日:2014年11月8日/青森市
 

2014/11/12(Wed) 20:15 No.1043
Re: ミヤマイボタハフクレフシ? 投稿者:Nabita

採ってきた葉の膨らんだ部分の裏面表皮を剥がすと、白色のタマバエ幼虫がいました。一部のゴールでは、葉の裏面側に脱出口があり、既に脱出済みのものもありましたが、在虫のゴールの方がより多くみられました。
宿主の植物は、植物図鑑を見たところミヤマイボタのようです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/11/15(Sat) 22:53 No.1048
Re: ミヤマイボタハフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

Nabita様: ミヤマイボタハフクレフシは初めてのゴールです。これまで、モクセイ科の葉には、アオダモハフクレフシ D-0295 が類似のゴールとして、薄葉先生により、埼玉県から記録されています。植物の属が異なりますので、タマバエも別種かも知れませんね。
ところで、ミヤマイボタには、ミミドリフシが樹上に残っていないでしょうか? これまで、イボタノキ、オオバイボタ、トウネズミモチ、ネズミモチ、ハチジョウイボタには、Asphondylia sphaera によるミミドリフシが形成されることが知られています。この時期に、樹上に残っている緑色の実はゴールです。1齢幼虫で越冬しますので、幼虫は見つけにくいかも知れませんが、ゴールは、樹上の残っていれば簡単に見つかります。ぜひ、捜してみて下さい。


2014/11/16(Sun) 20:57 No.1054
Re: ミヤマイボタハフクレフシ? 投稿者:Nabita

湯川先生、こちらもコメントありがとうございます。イボタ類のミミドリフシを確認したことは、残念ながらありません。来春までゴールが残るとのことで、他の越冬するゴールとともに、以後気を付けて探してみます。

2014/11/12(Wed) 20:11 No.1041
ウコギハグキタマフシ 投稿者:Nabita

ケヤマウコギのゴールを投稿した際(No.971)、他にもウコギを見た記憶がある場所があると書きました。そのポイントに10年ぶり位に行ってみたところ、記憶どおりウコギがありました。こちらは、枝が細い種でヤマウコギでした(単にウコギという場合も本種のようです)。
枝のゴールは見当たりませんでしたが、小葉が分岐する部分にゴールが見られました。ウコギハグキタマフシとして記録されているものだと思われます。ゴールは4個見つかり、全て採集してきましたが、いずれも幼虫は脱出済みでした。幼虫室は細く縦型で、ゴール中央にありましたが、中央部には維管束が貫いており、それをわずかにかわした位置にありました。


寄主植物:ヤマウコギ
撮影年月日:1014年11月9日/青森市
 

2014/11/15(Sat) 23:06 No.1049
Re: ウコギハグキタマフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita様:ヤマウコギハグキタマフシ C-4166b として、ウコギハグキタマフシ C-4166a と区別しておきました。恐らく、同じタマバエによるものだと思います。栃木県からも記録されています。ちなみに、ウコギエダツトフシ C-4164 は Lasioptera で、幼虫はゴールから脱出しませんが、ハグキタマフシの場合は、幼虫がゴールから脱出して、地上で越冬します。進士さんが、Porricondyla acanthopanaci と言う名前で記載しましたが、この属は植食者ではありません。図示されている翅脈にも横脈がありますので、このゴールとは関係のない、地中から羽化したタマバエが記載された可能性があります。まだ、本当の成虫が得られていませんので、属は未定です。

2014/11/16(Sun) 20:56 No.1053
Re: ウコギハグキタマフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、重ねてコメントありがとうございます。来年はもっと早い時期に幼虫を狙ってみたいと思います。また、ウコギ類の産地ももう少し探したいところです。



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