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2015/09/14(Mon) 16:36 No.1811
ご投稿ありがとうございます 投稿者:南 常雄

皆様、ご投稿ありがとうございます。
湯川先生が昆虫学会大会、会議、講演などでご多忙のため、コメントが遅れています。メールでご投稿があったことをお知らせしておりますので、お時間をいただきたくお願いいたします。
 

2015/09/14(Mon) 11:42 No.1808
シロヨメナの花の虫えい 投稿者:小泉

キオンツボミフクレフシは見つけたときに採取してなく、その後は天候不順と所要が有ってなかなか行けず、本日榛名山の爆裂火口跡を1時間かけて歩き行ってきましたが、時すでに遅く開花したものは残っていたのですが虫えいは脱落していて林床を探しても見つかりませんでした。来年同じころに樹木学実習で行くことになるでしょうからその時に再チャレンジです。
そしてシロヨメナの頭花に付いていた虫えいを見つけました。ゴマナハナフクレフシを小さくしたようなもので切断すると幾つもの幼虫室がありました。ゴマナの虫えいと同じものなのですかね?


寄主植物:シロヨメナ
撮影年月日:2015年9月14日/群馬県渋川市伊香保町
 

2015/09/14(Mon) 11:43 No.1809
Re: シロヨメナの花の虫えい 投稿者:小泉

アップした写真です。

寄主植物:シロヨメナ
撮影年月日:年月日/


2015/09/14(Mon) 11:44 No.1810
Re: シロヨメナの花の虫えい 投稿者:小泉

切断面です

寄主植物:シロヨメナ
撮影年月日:年月日/


2015/09/14(Mon) 16:57 No.1813
Re: シロヨメナの花の虫えい 投稿者:南 常雄

小泉様、ご投稿ありがとうございます。
北海道には、シロヨメナの自生がありませんが、同様のゴールが形成されるゴマナやシラヤマギクなどの形成タマバエも未同定のようですので、標本を用意しておいたほうが良いかも知れません。
なお、ご投稿の件は、湯川先生に連絡いたしました。


2015/10/03(Sat) 15:23 No.1874
Re: シロヨメナの花の虫えい 投稿者:湯川淳一

小泉正人様: シロヨメナの花の虫えいをお送り下さり有難うございました。1匹だけ、タマバエの3齢幼虫(黄色)を得ることができました。胸骨も典型的な二山型でした。他のゴールは古くて、幼虫が脱出したあとのようでした。シロヨメナの花の虫えいは初めてでしたので、シロヨメナハナフクレフシ D-0819 として、仮に登録しておきました。次のシーズンに、もっと沢山の標本が得られましたら、DNA 解析を行いたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。



2015/10/06(Tue) 16:04 No.1892
Re: シロヨメナの花の虫えい 投稿者:小泉

湯川先生、もう少し早くに標本をお送りすればよかったようですね。
この虫えいが有った場所はキオンツボミフクレフシが有った場所と近いので次のシーズンには両方ともお届けできるように努力いたします。


2015/09/12(Sat) 07:44 No.1806
ヤマハッカメフクレフシ? 投稿者:Nabita

ソバナメコブフシが見られた地点では、ヤマハッカにもゴールがありました。
頂芽・腋芽が円錐〜三角錐型のゴールになっています。


寄主植物:ヤマハッカ
撮影年月日:2015年9月6日/青森県五所川原市(旧市浦村)
 

2015/09/12(Sat) 07:45 No.1807
Re: ヤマハッカメフクレフシ? 投稿者:Nabita

ゴールを3個採集してきましたが、内2個には脱出孔が開いていて、内部には寄生バチの蛹殻が残されていました。残る1個には白色のタマバエ幼虫が2頭入っていました。
このゴールは、「虫えい図鑑」に図示もあるヤマハッカメフクレフシなのでしょうか。図鑑の記述では、「虫えい内部はキャベツ状で肥厚した葉が折り重なり、その間に2〜10匹の橙黄色の幼虫がいる」となっています。幼虫の色は成熟すると橙黄色になるかもしれませんが、今回見られたゴールでは、内部が中空であることが気になります。
どなたか、図鑑の記載に合致するゴールを観察したことがおありの方は、コメントいただけないでしょうか。また、ゴール内部の写真をお持ちであれば、是非拝見したいです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/09/14(Mon) 20:16 No.1815
Re: ヤマハッカメフクレフシ? 投稿者:Nabita

先週見つけた、ヤマハッカメフクレフシ?と同じものが、青森県内の地理的な位置でいえば、先週の産地の対角線上にあたる、太平洋側の南部でも見られました。
やはりゴール内部は中空で、何と2タイプの幼虫が入っていました。一方は、先週投稿のものと同じく大きく白色で、ほとんど動かず、生きているのかどうかもわからない幼虫。
もう一方は、淡黄色で緑色の内臓が透けて見えるもので、こちらは活発に這い回りました。ハマキ・ハトジ・ハチヂミフシなどといった、葉が半閉鎖型のゴールになったものに良く見られるタイプのものです。
白色の幼虫は全ての在虫ゴールにいたので、こちらが形成者と考えますが、そうであれば淡黄色のものは同居者なのでしょうか。閉鎖性の高いこのゴールにどのようにして侵入できたのか、大変に興味をそそられます。12日に採集したゴールは4個ですが、白い2齢幼虫のみが入っていたものが1個、白い幼虫と淡黄色幼虫が1頭ずつのが2個、白1頭・淡黄色4頭が1個で、写真は最後のものです(もう1頭の淡黄色幼虫は白幼虫に隠れています)。


寄主植物:ヤマハッカ
撮影年月日:2015年9月12日/青森県八戸市(旧南郷村)


2015/09/20(Sun) 20:44 No.1835
Re: ヤマハッカメフクレフシ? 投稿者:Nabita

皆さまお騒がせしました。別のゴールに関して「虫えい図鑑」の巻末リストを見ていたら、ヤマハッカメツノフシというのが載っていました。青森で見つかったのは多分これですね。

2015/09/10(Thu) 07:47 No.1803
ソバナメコブフシ 投稿者:Nabita

8月12日にchamさんが投稿してくださったものと同じと考えられる、ソバナのゴールが青森でも見つかりました。青森では同じ産地の多くのソバナ個体にゴールが出来ていましたが、全てのゴールから既に形成者は脱出済みのようで、形成者の確認はできませんでした。
こちらの1枚目の写真は、ツリガネニンジンのメコブフシと相同のゴールと考えられるもので、茎頂がゴールの塊になっています。
chamさんの撮られた写真では、最も下部の、最上位の葉腋に出来たゴールがこのタイプのものとなっています。なお、chamさんの投稿もまだこのページの最後に残っていますので、ご興味のある方は是非再確認してください。


寄主植物:ソバナ
撮影年月日:2015年9月6日/青森県五所川原市(旧市浦村)
 

2015/09/10(Thu) 07:50 No.1804
Re: ソバナメコブフシ 投稿者:Nabita

こちらの写真は、蕾が分化してからゴールとなったもので、基部がゴール化していますが、花弁が抽出しております。こうなるとキク科のハナフクレフシとも通じる雰囲気があります。chamさんの写真では葉がない節位に形成されたゴールが、このタイプとなります。
いずれにしろ、これらの形成者は同一と考えられますので、ゴール名としてはまとめてソバナメコブフシでよいかと考えます。なお、茎頂で塊状になっているゴールでは、すっかり枯れているものもあり、早晩ツリガネニンジンメコブフシのように塊のまま脱落すると思われます。
また、同産地ではツリガネニンジンも生えていましたが、こちらにはメコブフシがあったような痕跡も認められず、この観察時点ではゴールは見当たりませんでした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/09/14(Mon) 16:50 No.1812
Re: ソバナメコブフシ 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
9日からオホーツクへ観察に行ってきました。ハマオトコヨモギのゴール観察が目的でしたが、前回少量しか観察、採集できなかったハナガタフシやヒメエボシフシが多数採集できたので、寄主を水挿しにして飼育しています。
こちらではソバナを観察することはできませんが、オホーツク沿岸のツリガネニンジンには、2種類のゴールが形成されます。以前に飼育もしましたが、それから10年も過ぎてしまい、当時観察していた場所のツリガネニンジンが激減しています。


2015/09/14(Mon) 20:13 No.1814
Re: ソバナメコブフシ 投稿者:Nabita

南さん、調査旅行帰りでお疲れのところ、コメントありがとうございました。
ハマオトコヨモギのゴール2種は増えていましたか。こちらでも引き続き探してみます。
ツリガネニンジンの個体数が減っているとのこと、山菜採りが採ったりしているのでしょうか。


2015/09/08(Tue) 22:16 No.1799
イヌコリヤナギの芽のゴール 投稿者:Nabita

投稿するタイミングが少し遅れましたが、イヌコリヤナギに写真のようなものがありました。イヌコリヤナギは葉が対生しますが、ヤナギ属としては例が少ないものになります。二つの芽がゴール状になっていて、これは生長点が何らかの障害を受けたために、葉腋の芽が発芽し、それがゴールになったものではないでしょうか。

寄主植物:イヌコリヤナギ
撮影年月日:2015年8月23日/青森県深浦町
 

2015/09/08(Tue) 22:18 No.1800
Re: イヌコリヤナギの芽のゴール 投稿者:Nabita

このゴールらしきを採集して来て、解剖したらそれぞれの芽の中に、1頭ずつタマバエ幼虫がいて、ゴールであることがわかりました。南さんの「北海道の虫えい図鑑」には、オノエヤナギとエゾノキヌヤナギにシントメフシというのが掲載されていますが、これに近いものなのでしょうか。
なお、同じイヌコリヤナギの別の枝に、同じように芽二つがゴールになったらしきものもありましたが、それらは内部にハマキガ幼虫が1頭ずついました。これはもしかしたら、ゴールの再利用者なのかもしれません。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/09/08(Tue) 23:26 No.1801
Re: イヌコリヤナギの芽のゴール 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、ご投稿ありがとうございます。
イヌコリヤナギでは、まだ見たことがありません。
ヤナギのシントメフシは、当年枝のシュート頂に形成されて芯止状になりますが、まだ詳細の分からないところがあります。


2015/09/09(Wed) 21:02 No.1802
Re: イヌコリヤナギの芽のゴール 投稿者:Nabita

南さん、早速のコメントありがとうございます。
南さんが見つけられたうち、エゾノキヌヤナギの方は、ゴール内部の様子も示されておりましたので、少し様子が違うように感じておりました。他種のゴールも含め、もう少し確認例を増やしたいところです。


2015/09/07(Mon) 17:24 No.1791
ハマオトコヨモギメハナガタフシ 投稿者:南 常雄

タマバエ成虫の羽化後のゴールを解剖しました。
ゴールは花序の生長が停止して総苞状になったもので、鱗状片は花柄下部の葉または苞で構成されています。幼虫室は1個の頭花が開花せずに筒状になたもので、上部に花弁、内部に雌しべが見られます。ゴールには癒着した部分がありません。上部1/3くらいの位置に鉢巻状の筋がありますが、下は総苞、上は花弁の部分です。右の幼虫室の上部が開いているのは、花弁を確認するために開いたものです。幼虫室の壁は薄く、高さ5.2〜5.3mm、直径1.3mm。幼虫室の底部はゴールの底部まで達して深く、細い中空の円筒状で、先が尖っています。
羽化は、幼虫室の先が尖っている場所から、蛹が半身をのりだして行われます。羽化後の幼虫室は褐変しやがて腐朽しますが、鱗状片など、全体は生色をたもっています。
ゴールの概観は、2015/09/01(Tue) 09:29 No.1756 ハマオトコヨモギメハナガタフシを参照ください。


寄主植物:ハマオトコヨモギ
撮影年月日:2015年9月6日/
 

2015/09/07(Mon) 21:06 No.1794
Re: ハマオトコヨモギメハナガタフシ 投稿者:Nabita

南さん、ハマオトコヨモギメハナガタフシのゴール内部の構造をお知らせくださり、誠にありがとうございます。この週末にハマオトコヨモギやオトコヨモギの自生地を訪ねましたが、メハナガタフシは全く見つけることができませんでした。ゴール自体は長く残りそうなので、引き続き宿主植物があったら探してみます。

2015/09/07(Mon) 21:47 No.1796
Re: ハマオトコヨモギメハナガタフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、コメントをありがとうございます。
今年は、ハマオトコヨモギの観察の時期が遅かったので、各世代のゴールの出現時期なども観察できるように、早い時期から観察したいと思います。


2015/09/06(Sun) 17:35 No.1788
アキグミミノビフシ? 投稿者:ハンマー

アキグミの実が細長く伸びたように見えるゴールをみつけました。
多くは長さ2cm程度でしたが、長いものは4cm近くありました。
表面は星状毛に覆われ、正常な実と同様の質感のため、実由来と思いましたがいかがでしょうか?


寄主植物:アキグミ
撮影年月日:2015年9月6日/兵庫県三田市
 

2015/09/06(Sun) 17:39 No.1789
Re: アキグミミノビフシ? 投稿者:ハンマー

内部にははっきりとした幼虫室はみられませんが、皮質部分と芯?の間に隙間があり、芯を取り除くと若齢の幼虫数匹がいました。

寄主植物:アキグミ
撮影年月日:2015年9月5日/兵庫県三田市


2015/09/06(Sun) 21:21 No.1790
Re: アキグミミノビフシ? 投稿者:南 常雄

ハンマー様、アキグミのゴールをご投稿いただき、ありがとうございます。アキグミは北海道にも広く分布しますが、タマバエのゴールを見たことがありません。果実のゴールは、新発見かも知れませんので、湯川先生に連絡をしました。

2015/09/07(Mon) 22:06 No.1797
Re: アキグミミノビフシ? 投稿者:湯川淳一

ハンマー様: アキグミの実が、このように長く伸びたゴールは初めてです。ずっと以前に、屋久島から、アキグミミフクレフシというのが発見されていますが、このように長く伸びたものではありません。新発見のタマバエゴールだと思います。このゴールから、タマバエが直接羽化するのか、実が落下するのか、それとも、幼虫が脱出するのか、今後が楽しみです。新しいゴール名は、アキグミミナガフシ D-4059 としましょうか。

2015/09/08(Tue) 07:24 No.1798
Re: アキグミミノビフシ? 投稿者:ハンマー

南さん、湯川先生 
コメントをありがとうございます。
発見場所はここ何年も、毎週のように歩いていた場所で、形成されているゴールの数も多く、今まで目につかなかったのが不思議です。今後の観察が楽しみです。


2015/09/05(Sat) 23:48 No.1787
ツノハシバミメフクレフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさんが、2015/08/26(Wed) 08:11 No.1741 にご投稿されているツノハシバミメフクレフシ C-0405と同様のゴールが見つかりました。残念ながら、既に中の幼虫は脱出済みのものが多かったので、若そうなゴールを10個、採集してきました。中に胸骨を確認することができない白色の幼虫が入っていますが、体色は脱出後に橙色に変色し、胸骨が見えるようになります。未成熟の3齢幼虫が脱出してから、当日から翌日にかけて成熟します。成熟した3齢幼虫は、飼育容器内で音がするほどジャンプします。

Nabitaさん、2015/08/26(Wed) No.1742でご投稿の写真の幼虫は、橙色に変色しませんでしたでしょうか。


寄主植物:ツノハシバミ
撮影年月日:2015年9月5日/北海道深川市
 

2015/09/07(Mon) 21:02 No.1793
Re: ツノハシバミメフクレフシ 投稿者:Nabita

南さん、北海道でのツノハシバミメフクレフシ確認のお知らせありがとうございます。青森でも、多分このゴールであったと考えられる残骸はほんの数個ですが追加で見られています。しかしながら、南さんが見つけ出したようにまとまった数では見たことがありません。また、お尋ねの幼虫の件ですが、発育段階に関わらず、そのままアルコール浸けにしてしまいますので、幼虫の体色変化や跳躍は確認できていません。

2015/09/07(Mon) 21:40 No.1795
Re: ツノハシバミメフクレフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、コメントをありがとうございます。
仰るようにゴール数が少ないと、解剖してしまうので成熟するまで待てませんね。私は、現地で中の幼虫をできるだけ確認し、幼虫が未成熟だったら茎や枝を少し長めに採集し、水挿しで寄主ごと飼育しています。
今回は採集時期が遅かったので、3齢幼虫が3匹しか得られませんでしたが、来シーズンは、もう少し早い時期から観察したいと思います。


2015/09/04(Fri) 09:33 No.1769
エゴノキの虫えい 投稿者:小泉

昨日、伊香保森林公園での樹木学実習の後、時間が有ったので校内でも実習をした折、エゴノキにエゴノネコアシに似ているのですが少し雰囲気が違う虫えいがいくつかついていました。
エゴノネコアシは既に有翅成虫が脱出して黒く萎びていますがその隣にあったものです。

よく見ると夫々が葉が巻かれ輪生状になったような感じでした。一つを開いてみるとやはり葉が筒状になったようで中に有翅成虫の死骸と多数の幼虫、そして捕食者のテントウムシの幼虫でしょうか?・・・が入っていました。

一応、ニセエゴノネコアシとしてみましたが・・・このような虫えいの報告事例は有るのでしょうか?


寄主植物:エゴノキ
撮影年月日:2015年9月3日/群馬県高崎市箕郷町
 

2015/09/04(Fri) 09:35 No.1770
Re: エゴノキの虫えい 投稿者:小泉

切断したものです。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/09/04(Fri) 09:36 No.1771
Re: エゴノキの虫えい 投稿者:小泉

幼虫

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/09/04(Fri) 09:37 No.1772
Re: エゴノキの虫えい 投稿者:小泉

有翅成虫の死骸と捕食者?

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/09/04(Fri) 19:22 No.1776
Re: エゴノキの虫えい 投稿者:湯川淳一

小泉正人様: 青木重幸先生のご教示を仰ぎましょう、私の方から連絡しておきます。

2015/09/04(Fri) 20:30 No.1777
Re: エゴノキの虫えい 投稿者:Nabita

小泉さん、興味深い投稿ありがとうございます。アブラムシについては、湯川先生がご連絡くださったとのことで、青木先生のご登場を待ちましょう。
個人的には捕食者の方に大変興味を覚えます。投稿いただいた写真を拡大しても、細部の形態が見づらいですが、テントウムシではなくアミメカゲロウ目の幼虫なのではないかと考えております。頭部を上から見て、頭長より長い触角と大あごが確認できれば間違いないと思います。もしそうであれば、多分ヒメカゲロウ科のものでしょう。
以前に小泉さんが投稿されたダケカンバの葉のゴールの際に、ゴール内に侵入してアブラムシを捕食するエグリヒメカゲロウの幼虫についてレスしました。今回もそれに近いものなのではないでしょうか。なお、以前の投稿は13ページ目の前半、ヒメカゲロウの幼虫の投稿はNo.234にあります。この幼虫はゴール内でアブラムシに紛れており、全体の形がわかりませんので、飼育した幼虫が繭を作る前に徘徊している時の写真を改めて投稿します。


寄主植物:
撮影年月日:2005年7月10日/青森市(八甲田山麓)


2015/09/05(Sat) 14:05 No.1784
Re: エゴノキの虫えい 投稿者:青木重幸

このゴールは十中八九ササコナフキツノアブラムシCeratovacuna japonicaのゴール(ニセエゴノネコアシ)でしょう。この写真からははっきりとわからないのですが、ササコナフキツノアブラムシのゴールは紡錘形のサブゴールにスリットが入っているはずです。他のサイトで同じ画像を使って説明したことがあるのですが、
http://www.hindawi.com/journals/psyche/2010/380351.fig.002c.jpg
の白いラインのように見えるのがスリットで、これがあればニセネコです。プレパラート標本を作ればアブラムシからも簡単に同定ができますが、写真からは難しいですね。東京では稀にしか見られません。


2015/09/05(Sat) 19:49 No.1785
Re: エゴノキの虫えい 投稿者:小泉正人

青木先生ありがとうございます。確かにスリットが入っていました。なお、和名はニセエゴノネコアシでいいのですね。
群馬でもというか私も初めてみました。
そしてササコナフキツノアブラムシと言えばゴイシジミが食べているアブラムシですよね。と言うことは秋になるとササからエゴノキに移ると言うことなのですかね・・・


2015/09/05(Sat) 23:22 No.1786
Re: エゴノキの虫えい 投稿者:南 常雄

青木重幸 様、そうそうコメントならびにご教示、ありがとうございます。

2015/09/03(Thu) 21:37 No.1764
アキノキリンソウの虫えい 投稿者:小泉正人

御無沙汰しております。
本日、学生を連れて群馬県渋川市の伊香保森林公園に行ってまいりました。
そこでアキノキリンソウミフクレフシと若干違うかなと思われる虫えいを見ました。どうも蕾そのままでタマバエの幼虫が入っているように見えたのですが・・・


寄主植物:アキノキリンソウ
撮影年月日:2015年9月3日/渋川市伊香保町
 

2015/09/03(Thu) 21:38 No.1765
Re: アキノキリンソウの虫えい 投稿者:小泉正人

切断面です

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/09/03(Thu) 21:38 No.1766
Re: アキノキリンソウの虫えい 投稿者:小泉正人

もう少しアップしたものです。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/09/03(Thu) 22:48 No.1767
Re: アキノキリンソウの虫えい 投稿者:南 常雄

小泉正人 様、ご投稿ありがとうございます。
ここ数年、キク科に蕾の形をのこしたまま開花しないで、そのまま肥大するゴールが複数、発見されています。ハンゴンソウツボミフクレフシ、ヤマニガナツボミフクレフシ、ヨブスマソウツボミフシなど、他にも数種のゴールが確認されています。
アキノキリンソウにも形成されるのではないかと思い探していましたが、まだ見つけることができませんでした。他所での発見は分かりませんので、湯川先生に連絡いたしました。アキノキリンソウツボミフクレフシ、新発見になればいいですね。


2015/09/04(Fri) 08:37 No.1768
Re: アキノキリンソウの虫えい 投稿者:小泉

申し訳ございません。私としたことが種名を間違えてしまいました。
アキノキリンソウでなくキオンでした。

キオンで虫えい図鑑を再度探しましたがやはり該当するものがございませんでした。


2015/09/04(Fri) 11:18 No.1773
Re: アキノキリンソウの虫えい 投稿者:南 常雄

小泉さん、了解しました。
こちらにも、キオンは自生しますが、今まで見たことがないかも知れません。
キオンツボミフクレフシということになりますね。


2015/09/04(Fri) 19:00 No.1774
Re: キオンの虫えい 投稿者:湯川淳一

小泉正人様: キオンのゴールは、初めてものもです。同じ Senecio 属では、ハンゴンソウツボミタマフシ D-0912 というのが、南さんによって発見されています。

南さん:ツボミタマフシで登録されていますが、もし、ツボミフクレフシでよろしければ、そのように変更します。

今回のキオンは、ハンゴンソウと同属ということで、キオンツボミタマフシ(または、ツボミフクレフシ) D-0912b で登録しておきます。ハンゴンソウの方は D-0912a に致します。幼虫のDNA 解析で、2種の植物のタマバエが同一種であるかどうか、確認したいと存じますので、小泉さん、おついでの時に、幼虫標本をお送りいただけますとありがたいと存じます。


2015/09/04(Fri) 21:12 No.1780
Re: アキノキリンソウの虫えい 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
一連のキク科の蕾のゴールの流れから、ツボミフクレフシの方が統一されて、分かりやすいと思いますので、変更をよろしくお願いいたします。またキオンのゴールもツボミフクレフシに統一したらいかがでしょうか。そうそう、分布表に追加いたします。


2015/09/04(Fri) 21:58 No.1782
Re: アキノキリンソウの虫えい 投稿者:湯川淳一

南さん、小泉さん: 南さんのご提案のように、キオンツボミフクレフシとハンゴンソウツボミフクレフシに統一致します。

2015/09/10(Thu) 13:02 No.1805
Re: アキノキリンソウの虫えい 投稿者:小泉

湯川先生:発見時に標本を採取しておりませんでしたので機会が有れば採りに行こうと思っていましたが連日の雨で思うように行かず時期を逸してしまいそうです。
近場でも探してみたのですが有りませんでした。最悪の場合、来年になってしまうかもしれません。


2015/09/03(Thu) 07:35 No.1760
ツノハシバミオバナホフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

いつものように、ゴールを探していて、ツノハシバミの枝を下から見たら、いかにもゴールくさいものがありました。どうやら秋のうちに出来る雄花序が膨らんだもののようです。写真の左側に写っている全体の太さが均一なものが正常な雄花序で、右側の太いものがゴールと考えられたものです。

寄主植物:ツノハシバミ
撮影年月日:2015年8月30日/青森県平川市(旧平賀町)
 

2015/09/03(Thu) 07:37 No.1761
Re: ツノハシバミオバナホフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

樹高2m余りの比較的小さい木で、ゴールらしきは3個見つかりました。ゴールだとしても、若ければ中に幼虫を見つけられないこともあるので、1個は現地に残し、2個を採集して帰りました。採集して来たうち、表面からみてやや黒っぽく変色しているものの鱗片を基部側からむしっていくと、すぐにタマバエ幼虫が現れました。雄花序の中軸を囲むように、鱗片基部に幼虫がいて、この1個の雄花序の中に何と60頭に迫る幼虫が入っていました。
ゴール名として、ちょっと長ったらしいですが、ツノハシバミオバナホ(雄花穂)フクレフシというのはいかがなものでしょうか。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/09/03(Thu) 10:07 No.1763
Re: ツノハシバミオバナホフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、ご投稿ありがとうございます。
ゴール名は、長くは無いと思いますが、部位が「裸芽、裸出芽など」とよぱれる越冬芽ですので、「ツノハシバミオバナメフクレフシ」なんかは、いかがでしょうか。
ケヤマハンノキやヒメヤシャブシでは探したことがありますが、見つかっていません。そうそう、ツノハシバミで探してみます。


2015/09/04(Fri) 19:20 No.1775
Re: ツノハシバミオバナホフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ツノハシバミの雄花序が異常に太くなって、そんなに沢山の幼虫が入っていたのは驚きです。これから幼虫が脱出するのか、そのまま、ゴール内で越冬するのか楽しみです。新発見ゴールです。南さんのご提案のように、ツノハシバミオバナメフクレフシ C-0408 にしましょう。これまで、この番号はヤマハンノキミフクレフシに使われていたのでですが、カバノキ科の番号が混み合ってきましたので、ヤマハンノキミフクレフシは C-0403b に変更いたしました。

2015/09/04(Fri) 20:46 No.1778
Re: ツノハシバミオバナホフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

南さん、湯川先生、コメントならびにゴール名称として「ツノハシバミオバナメフクレフシ」のご提案ありがとうございます。確かにご提案の方が、すっきりします。湯川先生には、ゴール番号の付与についても、重ねてお礼申し上げます。カバノキ科に番号の余裕が少なくなってきたとのことですが、これは嬉しい悲鳴と受け止め、今後もゴールを探したいと思います。

2015/09/04(Fri) 21:42 No.1781
Re: ツノハシバミオバナホフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、湯川先生、ゴール名をご採用いただき、ありがとうございます。
一昨日は、近くのツノハシバミを観察しましたが、見つけられませんでした。明日、天気が回復すれば、蛇紋岩地帯の植物観察に行ってきます。ヒメヤシャブシや、途中にあるツノハシバミを観察してみます。


2015/09/01(Tue) 09:29 No.1756
ハマオトコヨモギメハナガタフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

虫えい図鑑の虫えいリストにオトコヨモギメハナガタフシがありますが、画像がないのでこれでは無いかと思い、ハマオトコヨモギメハナガタフシ(仮称)としました。2個を採集し、茎を水挿しで飼育しようと思っているうちに羽化がはじまったので、取り急ぎ概要を投稿します。
茎頂の伸長が阻害されて、総苞状のゴールが形成されています。球形ないし楕円体で、高さ7〜9mm、直径9〜10mm、全体が鱗状片で覆われています。中に頭花が見えているので、花序の部分だとわかります。
昨日、雄成虫が5匹羽化しましたが、その際、ゴールの頂部に蛹殻とは別に、寄主の一部と思われる突起(写真右)が生じました。直ぐにでも解剖して観察したいのですが、羽化が継続しそうなので、様子をみようと思います。


寄主植物:ハマオトコヨモギ
撮影年月日:2015年8月26日/北海道網走市
 

2015/09/01(Tue) 16:25 No.1757
Re: ハマオトコヨモギメハナガタフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: これはオトコヨモギメハナガタフシ D-0742a と同じ種類のゴールだと思います。以前、Nabita さんもオトコヨモギで発見されていることと思いますが、比較して、いかがでしょうか? メハナガタフシは、カワラヨモギ D-0742b と、ヒメヨモギ D-0742b でも見つかっています。ハマオトコヨモギは初めてではないかと思います。ハマオトコヨモギメハナガタフシ D-0742d としておきましょう。

2015/09/01(Tue) 17:05 No.1758
Re: ハマオトコヨモギメハナガタフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。ゴール番号をたまわりありがとうございます。
市田さんが「やぶなべ会報」に記載されているものや、昨年いただいた「タマバエ虫こぶ」の写真集にも収録されていますが、同様のゴールです。
当初、1化性ではないかと思っていたのですが、羽化がはじまり、同一寄主に次世代のゴールが間にあうのか、少なくても花序の生長は最終段階に入っているように思います。


2015/09/02(Wed) 20:28 No.1759
オトコヨモギメハナガタフシ 投稿者:Nabita

南さん、ハマオトコヨモギメハナガタフシの投稿ありがとうございます。青森県で撮ったオトコヨモギメハナガタフシと考えているものの写真を貼りますが、雰囲気は少し異なっていますね。
ハマオトコヨモギでは、アーティチョークの可食部のように鱗片状になっていますが、オトコヨモギでは全方向に丸みがあるピースにより構成されているように見えます。大きなものでは、ゴール全体の直径が3cm位はあったように記憶します。もう少し、花芽分化が進んでいない時期に産卵されたと思われるゴールでは、全体が一体化したゴールになっているように見え、むしろハナフクレフシのような印象が感じられたものもありました。
同じ場所で、別の年にも見ていますが、昨年・今年はそこへ行っても、オトコヨモギにメハナガタフシが見つかりません。ハマオトコヨモギでも探してみます。


寄主植物:オトコヨモギ
撮影年月日:2008年8月30日/青森県つがる市(旧木造町)


2015/09/03(Thu) 09:51 No.1762
Re: ハマオトコヨモギメハナガタフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、ご教示ありがとうございます。
2個しか採集できなかったので、羽化を優先してゴールの解剖を後回しにしています。その後羽化がないので、週末には開いてみます。外見は、ハナフクレフシのような癒着は見られません。幼虫室が1頭花単位に形成されているのではないかと思いますが、解剖がたのしみです。


2015/09/04(Fri) 20:58 No.1779
Re:オトコヨモギメハナガタフシ 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。ゴール内部の様子を伺えるのを楽しみにしております。
一体感が高いオトコヨモギメハナガタフシのゴールを改めて貼っておきます。外周のゴールはつながっているように見えますが、よく見ると1層内側とは少し隙間が開いていますね。


寄主植物:オトコヨモギ
撮影年月日:2005年10月10日/青森県木造町(現つがる市)


2015/09/04(Fri) 22:00 No.1783
Re: ハマオトコヨモギメハナガタフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、写真をありがとうございます。
多少の癒着があるようにも見えますが、分解しないと分かりませんね。ハナフクレフシの多くは、未分化の蕾の花床部分が肥大して、漿質なやや海綿状の組織内に幼虫室がありますが、ハナガタフシは花序の1組織内に幼虫室があるのではないかと思います。解剖後に投稿します。


2015/08/30(Sun) 17:41 No.1751
ハマオトコヨモギハヒメエボシフシ 投稿者:南 常雄

ハマオトコヨモギの表裏の葉脈上に形成されたゴールです。2枚の葉に形成されたゴールを3個、採集できましたが、いずれも成虫が羽化したあとで、それぞれ1個のタマバエの蛹殻が入っていました。ゴールは高さ2.2〜2.6mm、直径0.8〜1.0mm。先の尖った狭卵形で、斜上しています。ゴールの壁は薄くて、表面は平滑、毛が残っていて当初は毛に覆われていたと思われます。先端や基部に褐色をおびた部分があります。虫えい図鑑に掲載されている「キクハイボフシ D-075」と類似のゴールの可能性もありますが、「ヨモギハヒメエボシフシ D-114」と同様のゴールと思われます。

寄主植物:ハマオトコヨモギ
撮影年月日:2015年8月26日/北海道網走市
 

2015/08/30(Sun) 18:32 No.1753
Re: ハマオトコヨモギハヒメエボシフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: 今回のゴールは、どちらかと言えば、ヨモギハヒメエボシフシ D-1140a に近いと思います。ヨモギとオオヨモギで知られていますので、ハマオトコヨモギからは、初めての発見です。DNA 解析が済むまで、ハマオトコヨモギハヒメエボシフシ(仮称) D-1140c としておきましょう・

2015/08/30(Sun) 21:40 No.1755
Re: ハマオトコヨモギハヒメエボシフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
次世代のゴールが9月中に形成されると思いますので、更に観察をつづけます。
「ハマオトコヨモギハヒメエボシフシ(仮称) D-1140c」から仮称が取れるのが楽しみです。


2015/08/29(Sat) 22:39 No.1749
ユウガギクハナフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

7日に投稿した、ユウガギクに花型のメウロコフシがあった場所に行ってきました。
ユウガギクにはハナフクレフシのようなものが一つだけありました。花茎先端部が太く歪んでいて、脱出孔のようなものも見えます。


寄主植物:ユウガギク
撮影年月日:2015年8月22日/青森県平内町
 

2015/08/29(Sat) 22:41 No.1750
Re: ユウガギクハナフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

ノコンギクのハナフクレフシなどでは、ゴール内の幼虫の発育にばらつきがあることが多いので、この脱出孔があるゴールを採集してきました。ゴールを解剖すると、空になった幼虫室があり、別の部屋には1頭だけタマバエ幼虫がいました。
なお、メウロコフシの方は、発見時から3週間経っていたので、採集してきたゴール内部にあったのは死に籠りの寄生バチ成虫でした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/30(Sun) 18:19 No.1752
Re: ユウガギクハナフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ユウガギクからは、ユウガギクメフクレフシ D-0835 と、ユウガギクハフクレフシ(円形mine) D-0837 が発見されているだけで、ハナフクレフシは見つかっていませんでした。しかし、ノコンギクメハナガタフシ D-0833a と、エゾノコンギクメハナガタフシ D-0833b が見つかっていますので、ユウガギクにあっても当然のこと思われます。やはり、Aster 属のゴールは、DNA 解析で同一種のタマバエかどうか確認する必要がありますね。現時点では、ユウガギクハナフクレフ(仮称) D-0834 にしておきましょう。
それから、名古屋のY先生が発見された時に私がつけたユウガギクメフクレフシという虫えい和名をユウガギクメウロコフシに改称しましょう。Nabita さんのゴールの写真とY先生のスケッチとが一致し、ウロコフシがよりふさわしい名前だと考えました。


2015/08/30(Sun) 20:34 No.1754
Re: ユウガギクハナフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

湯川先生、コメント・ご教示ありがとうございました。
私が使っている植物図鑑は30年以上前の古いものなので、ノコンギクとユウガギクは別属になっていましたが、ググってみましたところ、現在では同属とされることが多いとのこと認識いたしました。まぁ、種が違うところまでは間違いないでしょうから、形成者がノコンギク等と共通であってもゴール名としては独立で良いのではないかとの、ご提案ありがとうございます。ノコンギク等のメハナガタフシとメウロコフシの形成者の関係解明も是非とも必要ですね。


2015/08/26(Wed) 08:08 No.1739
ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

ヤマハンノキに赤みを帯びて変形していた若葉がありました。ゴールの残骸の可能性があります。枝先を見ると、若い葉は展葉する前は左右から托葉に包まれているようです。この托葉に包まれている芽の部分もやや歪んでいますので、ここが現在進行形のゴールなのかもしれません。

寄主植物:ヤマハンノキ
撮影年月日:2015年8月15日/青森県外ヶ浜町(旧蟹田町)
 

2015/08/26(Wed) 08:09 No.1740
Re: ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

採ってきた枝先の芽を解剖しました。托葉は完全に本葉を袋状に包んでいますが、これを取り除いたところ、托葉の下、すなわち本葉にとっては葉裏側!にタマバエ幼虫がいました。これまで見てきた未展開葉のゴールは葉表側に幼虫がいることが多かったので、ちょっとした驚きでした。もちろん、表側の葉面を開いても幼虫はいません。裏面に幼虫がいた本葉表側の隙間には、更に托葉に包まれた葉が入れ子になって2節ありましたが、それらの内外には幼虫はいませんでした。
なお、植物については、ヤマハンノキなのかケヤマハンノキなのかの確認を忘れました。改めて観察する機会がありましたら、何かのついでに報告させていただきます。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/26(Wed) 08:11 No.1741
ツノハシバミメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

ヤマハンノキに葉のゴールがあったので、他のハンノキ属やカバノキ科に類似のゴールがないかと、それとなく探しておりました。ただのハンノキは既に新梢の伸長は止まっており、冬芽が出来ていました。それらの冬芽も一応採集・解剖しましたが、ゴールではありませんでした(今後ゴール化する可能性はありますが)。
ツノハシバミがあったので、ちょっと見たら、若葉が歪み、部分的に黒く変色しています。これもゴールの痕跡の可能性があります。枝先の芽を見ると、少し黒っぽく変色しているように感じられ、期待大です。


寄主植物:ツノハシバミ
撮影年月日:2015年8月23日/青森県深浦町(旧岩崎村)


2015/08/26(Wed) 08:13 No.1742
Re: ツノハシバミメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

ツノハシバミも枝の先端の若い葉は托葉に挟まれていましたが、完全に包まれてはいませんでした。それはともかく、芽先の本葉・托葉をかきわけていくと、果たしてタマバエ幼虫が現れ、ヤマハンノキと類似のゴールが他のカバノキ科にもあるのがわかりました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/27(Thu) 19:23 No.1743
Re: ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ヤマハンノキとハシバミのゴールのご投稿、有難うございました。これまで、ヤマハンノキミフクレフシ C-0408 と、ハシバミハミャクシロコブフシ C-0406a、ツノハシバミハミャクシロコブフシ C-0406b が知られているだけで、私はこれらの植物の芽に形成されるタマバエのゴールは見たことがありませんし、記録もされていないと思います。新発見ゴールでしょうね。ヤマハンノキメフクレフシを C-0409 とし、 ツノハシバミメフクレフシを C-0405 としましょう。カバノキ科の芽にゴールを形成する、これらのタマバエが同一種かどうか、DNA 解析が必要です。幼虫がジャンプするかどうか、ご教示ください。

2015/08/27(Thu) 20:18 No.1745
Re: ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございます。
いずれの幼虫もジャンプしたり、その前段としての体の屈曲などは観察できませんでしたが、単に幼虫がまだ十分に発育していなかった可能性の方が大きいかと思います。幼虫はアルコール標本にしてありますので、ついでに折にお送りいたします。上手くDNAが採れればと思います。


2015/08/27(Thu) 21:20 No.1746
Re: ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:akaitori

ツノハシバミハミャクシロコブフシに似たものを以前見ました。

寄主植物:ツノハシバミ
撮影年月日:2014年7月27日/福島県


2015/08/28(Fri) 08:26 No.1747
Re: ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

akaitoriさん、写真の投稿ありがとうございます。
貼ってくださった写真は、お考えどおりツノハシバミハミャクシロコブフシのように見えます。青森では昨年は沢山見られましたが、今年はかなり少ない印象です。発生量に波がある印象を他のゴールでも感じております。継続した観察の必要性を痛感しているところです。


2015/08/25(Tue) 15:06 No.1734
エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

エゾニワトコの枝頂に芽吹いた幼葉が数枚、葉表に巻いたゴールで、内部(葉表側)にタマバエの幼虫が数匹入っています。葉の生長が阻害されて展葉できずに、筒状になっているものが多い。ゴールは長さ2〜3cm、表面に白色の毛があるのは、寄主の葉裏の特徴。
発見時のゴールは、幼虫が脱出したものが多かったです。数節下側にゴール痕があり、本ゴールは2世代目のゴールと思われます。


寄主植物:エゾニワトコ
撮影年月日:2015年8月19日/北海道興部町
 

2015/08/25(Tue) 15:08 No.1735
Re: エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

3齢幼虫は体長1.5mm、白色で内部が青色をおびています。胸骨は、2角状で細いY字形、全体が淡褐色ですが基部まで確認できます。

寄主植物:エゾニワトコ
撮影年月日:2015年8月19日/北海道興部町


2015/08/25(Tue) 21:23 No.1736
Re: エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:Nabita

南さん、エゾニワトコハマキフシ(仮称)の詳細をお知らせくださりありがとうございます。
多分エゾニワトコのみに固有ということはないでしょうから、青森でも探してみます。
1週間程ゴールそのものの投稿がなかったので、私も投稿しようかと思っていたところですが、折角の管理人さんの投稿をすぐに下げないように、明日改めて投稿します。


2015/08/25(Tue) 22:06 No.1737
Re: エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

Nabita様、コメントありがとうございます。
管理者にはお気遣いなく、かぶしていただいてもかまいませんよ。青森で3世代目のゴールを観察できるのではないかと思います。


2015/08/27(Thu) 19:40 No.1744
Re: エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: これまで、レンプクソウ科のニワトコの仲間では、ニワトコメフクレフシ D-0672 と ニワトコエダツトフシ D-0673a、 エゾニワトコエダツトフシ D-0673b だけが知られていましたので、エゾニワトコハマキフシは新発見ゴールだと思います。巻かれた葉が少し膨らんで見えるのですが、もし、そうでしたら、エゾニワトコハマキフクレフシ D-0674 でいかがでしょうか? これも、幼虫がジャンプするでしょうか? よろしくご教示下さい。

2015/08/29(Sat) 22:17 No.1748
Re: エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生、コメントならびにご教示ありがとうございます。
葉身が葉裏へやや膨れていますので「エゾニワトコハマキフクレフシ D-0674」にお願いします。幼虫のジャンプに関しては、3齢幼虫が3匹脱出したのですが、確認せずに99%エタノール標本にしてしまいました。今シーズン中にまだ観察できると思いますので、脱出した幼虫がジャンプするか確認します。


2015/08/21(Fri) 12:51 No.1719
ゴール和名について 投稿者:湯川淳一

Nabita 様、皆様: 先日、Nabita さんのイヌドウナの虫えいのご投稿に際し、植物の変種に関する虫えい和名に触れましたので、その補足です。
虫えい図鑑にも書きましたように、それまで、バラバラに提唱されていました虫えい和名を統一するために、次のような基準で、虫えい和名を統一することを提案いたしました。「植物種名 + 虫えい形成部位 + 虫えいの形状」です。図鑑以後は、概ね、この方式にご賛同いただき、今日に至っております。

ここで、問題となりますのは、植物種名のところです。基本的は、独立した「種」の和名を単位としていますが、植物には変種名が多く、その変種名から、元の植物が何なのか分からないことが多々あります。また、その変種が、かなり以前に発表されたもので、現在も植物分類学的に生きているものなのか不明な点もあります。変異が固定されているものか、環境によって変化するのかということも気になります。また、植物図鑑によっては異なる扱いがなされていることもあります。

そこで、基本的には、独立した「種」の和名を使うことにし、変種名を使わないことにしていますが、例外的に、変種名がそのまま残っていることもあります。なお、特定の変種のみに形成される虫えいの名称は、変種名を使っている場合もあります。今後、寄主範囲の研究が進み、多くの変種に同じ虫えいが形成されることが分かれば、改称することになるでしょう。将来は、ひとつに統一したいと考えています。虫えいの種類数を数える時も、種単位の方が把握しやすいと思います。変種名を示すことが必要な場合は、個々の状況に応じて、Nabita さんのご提案のように、「植物種名 + (変種名) + 虫えい形成部位 + 虫えいの形状」と表記されても良いかと思います。

もう一つ、別な問題です。図鑑では、ヤナギやツツジなど、個々の植物種名の代わりに、その属に属する多くの植物種をひとまとめにした属のような名前を使用している場合があります。本来は、個々の植物種名を付けるのが基本ですが、同属の複数種に同一形成者が虫えいを形成する場合が確実な時は、わずかですが、例外的に、この方式を認めています。とくに、ヤナギは交雑も多く、同定が困難なことが多いため、やむを得ない状況もあります。ツツジ類は、個々の種名に戻していきたいと考えています。ヨモギ類も個々の種名を使い続ける所存です。

ということで、大まかな方針は貫いていますので、よろしくご理解、ご協力のほどお願い申しあげます。

 

2015/08/22(Sat) 11:35 No.1724
Re: ゴール和名について 投稿者:南 常雄

湯川先生、虫えい和名のご解説ならびにご教示、ありがとうございます。
今までに仮称を提案して、そのまま虫えい和名にしていただいたものが多々ありますが、後になってみると少し違う気がするものもあります。ゴール発見時に、観察にもとづいて充分、考える必要があるように思いました。
オホーツク沿岸では、ハマオトコヨモギハツボフシを観察し、少量ですが採集することができました。
行く途中の峠で、エゾニワトコハチヂミフシ(仮称)を発見しましたが、時期が少し遅かったようですが、幼虫が入っているゴールを数個採集できました。
帰った昨日、アカイタヤハチヂミフシの幼虫から成虫が羽化していました。雌雄ともに数匹標本にできましたので、後日、郵送いたします。
上記の観察結果などは、あらためて掲示板に投稿いたします。


2015/08/22(Sat) 20:47 No.1728
Re: ゴール和名について 投稿者:Nabita

湯川先生、ゴール和名に関する基本をご説明いただきありがとうございました。原則として変種までの同定は必須ではないとのことで、植物勉強中の者としては助かります。
一方では、特定の変種のみにゴールがあるという場合もありそうな話なので、ゴールの知見から植物の分類が見直されるようなことがあれば痛快ですね。
南さん、エゾニワトコハチヂミフシ(仮称)を発見されたとのこと。「幼虫が入っている」ということでタマバエのゴールなのでしょうか。「虫えい図鑑」のリストには、ニワトコハチヂミムシというアブラムシのゴールが載っていますので、混乱を避けるような名称の方が良いかもしれません。


2015/08/23(Sun) 00:26 No.1729
Re: ゴール和名について 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご教示ありがとうございます。ニワトコハチヂミムシがありましたか。
ゴールの概要は、後日、投稿します。
ところで、「原則として変種までの同定は必須ではない」とどこにも書いてないと思いますが、ゴール和名に反映されなくても、関連寄主植物としての同定は、必要だと思います。


2015/08/23(Sun) 08:03 No.1730
Re: ゴール和名について 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。
少し言葉足らずのようで失礼しました。変種の確定が不要だと言っているわけではなく、必須でなければ面倒が少なくて楽だということです。青森ではニワトコの変種は6つ位確認されているようですが、果実の色など変種確認に必要な形質の存在期間が短いものもあり、そのために場所を覚えて、複数回通うというのは負担が大きいです。オトコヨモギとハマオトコヨモギでは、タマバエによると思われるゴールをそれぞれ複数撮影していますが、両変種に共通するものは確認できていないので、この場合は共通している例が分かるまでは、ゴール名の植物名部分に反映させるべきかと思います。例えば(ハマ)オトコヨモギハフクレフシのように(←オトコヨモギのゴールと外見はそっくりですが、どうやら形成者は異なっているようです)。
湯川先生が書かれている例でも、ヤナギもツツジもちゃんと種まで同定したことは、ほとんどありません。それどころか、ヨモギとオオヨモギも区別しておらず、花器がない時期に茎葉だけで見分けるのは自信がありません。とりあえず、今後はゴールを撮った株の葉も撮っておくことにします。


2015/08/19(Wed) 12:26 No.1713
これは虫えいでしょうか? 投稿者:kanちゃん

初めて投稿させていただきます。
標高2600メートル辺りの山道脇で見かけました。イネ科(?)の新葉部分が膨らんでおりましたが、これは虫えいでしょうか?大きさは1センチ弱。日陰で、近くにはカニコウモリなどが生えていました。虫えいであるとすればその名前を教えて下さい。寄主植物もイネ科と思いますが名前は分かりません。


寄主植物:イネ科?
撮影年月日:2015年7月28日/長野県
 

2015/08/19(Wed) 17:44 No.1714
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:kanちゃん

この膨らみも No.1713と同じものと思われ、計2つありました。

寄主植物:イネ科?
撮影年月日:2015年7月28日/長野県


2015/08/21(Fri) 10:00 No.1716
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:kanちゃん

どなたからも何のレスをいただけないのは とても不安なのですが… よそ者の初めての投稿はダメですか?
それとも的外れな質問でダメなのでしょうか?


2015/08/21(Fri) 11:43 No.1717
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:湯川淳一

kanちゃん 様: 大変興味深い写真のご投稿、誠に有難うございました。お盆休みで、反応が遅くなり申し訳ございませんでした。これは虫えいだと思います。中身を拝見しないと確実なことは申し上げられませんが、希望的観測も含めて、タマバエの虫えいかもしれません。ぜひ、内部の生息者を拝見したと思いますが、ゴールをお送りいただくことは可能でしょうか? 可能でしたら、掲示板管理者の南さんから、拙宅の住所を知らせて頂きますので、受取人払いでお送りいただけますと、大変有難いです。水差しにできます様に、茎を少し長めに切っていただけますと、一部の虫えいを飼育に回して、成虫を得る努力をいたします。日本初のタマバエのゴールであって欲しいものです。よろしくお願い申し上げます。

2015/08/21(Fri) 14:06 No.1722
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:kanちゃん

湯川様、有難うございます。
お盆休み中だったのですね、失礼いたしました。これは やはり虫えいのように見えますよね。「日本初のタマバエのゴール…」の可能性もあったとか。
自分も大変興味があり、内部を見たいものです。そして是非 解明していただきたいと思いました。 
近くであれば採取も可能ですが、見かけた場所は 住まいの隣りのそのまた隣りの高山。今のところ再訪の予定はなく、残念ながら採取はほぼ不可能です。ご期待に添えず申し訳ありません。また見かける機会がありましたら その時はお送りさせていただきます。
またお世話になるかと思いますが よろしくお願い致します。


2015/08/21(Fri) 16:26 No.1723
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:湯川淳一

kanちゃん 様: 虫えいは採集されていなかったのですね。惜しいことをしました。次の機会に、ぜひ、よろしくお願い申し上げます。とくに、高山植物からは、虫えいがほとんど発見されていませんので、今後を楽しみにしています。もちろん、お近くの平地の植物でも、虫えいが見つかりましたら、ご投稿のほど、よろしくお願い申し上げます。

2015/08/22(Sat) 11:47 No.1725
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:南 常雄

kanちゃん様、はじめまして。
たいへん珍しいゴールのご投稿を、ありがとうございます。19日から昨日まで、観察旅行にでていてコメントが遅くなってしまいました。
湯川先生、留守中にコメントをたまわり、ありがとうございます。


2015/08/24(Mon) 19:25 No.1731
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:Iwasaki

おぼろげな記憶ですが、似たものを北海道でも見たことがあります。
山間部の渓流沿いに見られたミヤマドジョウツナギと思われる植物
です。画像を拝見すると、穂の部分がちょっと違うようにも感じます
が、草姿はミヤマドジョウツナギに似ているようにも思えます。
早い段階で私自身の目的の虫ではないことは確認したので、その後
は視界に入っても見逃していたかもしれません。
気をつけて次の機会をねらっておくことにします。


2015/08/24(Mon) 21:45 No.1733
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:kanちゃん

南様、Iwasaki様、有難うございます。
Iwasaki様の「ミヤマドジョウツナギ」の名に驚きました。 実は、寄主植物はイネ科と考え調べていて「ミヤマドジョウツナギ」に似ていると思っていたからです。詳しくもなく決め手もなく 画像は取りあえず「ミヤマドジョウツナギ?」として保存していました。
貴重なものとはつゆ知らず、でしたが 自分もまた次の機会があることを願っています。
植物の掲示板はよく見ておりますが、”虫えい同好会掲示板”も目が離せなくなりそうです。


2015/08/25(Tue) 22:11 No.1738
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:南 常雄

Iwasakiさん、コメントありがとうございます。
イネ科のてんぐ巣や餅病などの菌えいは、なじみがありますが、本ゴールが昆虫によるものだったら、大変興味深いものになりますね。


2015/08/18(Tue) 07:37 No.1709
妄想?3発目! オオカメノキミクサレフシ 投稿者:Nabita

7月24日に投稿した、ミヤマガマズミとガマズミのミクサレフシが2ページ目に下がりそうなので、3種目のガマズミ属のミクサレフシを投稿します。
厳冬期にも放牧されている寒立馬(かんだちめ)や尻屋崎で有名な下北半島東通村の、多分この掲示板の読者では知る人もいないと思われる、ヒバの埋没林で知られる猿ヶ森で調査したところ、写真のようなオオカメノキの果序がありました。ひとつの果実のみが褐変しています。


寄主植物:オオカメノキ
撮影年月日:2015年8月8日/青森県東通村
 

2015/08/18(Tue) 07:38 No.1710
Re: 妄想?3発目! オオカメノキミクサレフシ 投稿者:Nabita

この褐変果を、果実の膨らみが弱い側から果皮を剥いたところ、果梗に近い部分にタマバエ幼虫がいました。果梗部を指で押さえて解剖して、果肉をかきまわしても何もいなかったのですが、指の下に幼虫がいました。やはり幼虫がいた嬉しさに、写真は何も考えずに、幼虫を見やすいように、果肉を削った部分に移して撮ってしまいました。
なお、オオカメノキの同じ個体の別の果序には、黒熟して軟化した果実や、さらに半乾燥状態となっている果実もあり、それらも合計8個を採集して来て解剖しましたが、幼虫がいたのは、1枚目写真の褐変した果実1個のみでした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/21(Fri) 12:07 No.1718
Re: 妄想?3発目! オオカメノキミクサレフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: オオカメノキのゴールのご投稿、有難うございました。Nabita さんは、これまでに、ミクサレフシを色々な植物で発見されているのですが、幼虫のどの発育段階で、実が腐れ始めるのかとても興味深く感じています。通常は、タマバエが 3齢幼虫(終齢幼虫)になってからだと思われるのですが、1齢幼虫や2齢幼虫の時から、実が腐れ始めることがあるのでしょうか? もし、情報がございましたら、ご教示いただけますと有難いです。
タマバエの幼虫が、寄主植物の実の成熟や着色を操作していると思われる例がいくつかあります。例えば、アオキやネズミモチ、イボタ、バクチノキなどの実に形成されるハリオタマバエ類の虫えいでは、正常実が冬までに大きくなり紫色や黒色に着色され、次々と落下するのに対して、虫えいになった実では、1齢幼虫の時代から、実が小さくて、緑色のまま翌年の5月頃まで樹上に残ります。成熟しないことから鳥の摂食からも免れ、剥離層を形成させないことから落下も免れ、タマバエにとって有利な生存戦略を進化させたと考えられます。実を腐らせることに生態的な意義があるとすれば、大変面白い現象と考えられます。ぜひ、引き続き観察をお願い致します。虫えい形成そのものが形成者の戦略ですから、どのようなことがあっても、受け止められます。


2015/08/22(Sat) 20:43 No.1727
Re: 妄想?3発目! オオカメノキミクサレフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございます。
ミヤマガマズミとガマズミでは、発見時の幼虫は2齢と考えられる大きさで、オオカメノキのは3齢ではないかと考えています。幼虫の標本は、ホスト3種とも既にお送りしていたかと記憶しますので、湯川先生に齢期の判別をしていただければ安心です。
複数の幼虫が得られた、ミヤマガマズミとガマズミでは、全体が褐色になっていない、部分的にだけ褐変した果実からは幼虫を見つけられませんでした。1齢幼虫がいても、私の雑な解剖と観察では見つけられない可能性は十分あります。
これまでの調査から想像しているのは、産卵に伴い何らかの果実を褐変・軟化させる真菌類が、ちょうどハリオタマバエ属での場合のように接種されるのではないかと考えています。褐変した果実が脱落しやすいのは、褐変後はもう養水分が通導する必要がないからかと考えます。
オオカメノキのは1個しかゴールらしきがありませんでしたが、ミヤマガマズミとガマズミではそれぞれ複数がありましたので、来年他の地方でも探してくださる人がいらっしゃいましたら、大変に嬉しいことです。


2015/08/17(Mon) 19:28 No.1706 ホームページ
シロバナカモメヅルのゴール 投稿者:arisuabu

「北海道の虫えい」に、ハモグリバエ科の一種によってオオカモメヅルの葉に形成されるオオカモメヅルハコブフシが掲載されていますが、シロバナカモメヅルでも非常によく似たゴールを見つけたので、ご報告いたします。
シロバナカモメヅルは、こちらでは池沼周辺の日当たりの良い開放空間でしばしば見られるように感じますが、そういった環境に生育する個体ではゴールを見たことがありません。
今回見つけたのは林内に生育する個体だったので、森林性のハモグリバエなのかもしれませんね。
また、林内にあるオオカモメヅルには、オオカモメヅルハコブフシが複数形成されていました。


寄主植物:シロバナカモメヅル
撮影年月日:2015年8月12日/北海道厚沢部町
 

2015/08/17(Mon) 21:42 No.1708
Re: シロバナカモメヅルのゴール 投稿者:南 常雄

arisuabu様、ご投稿ありがとうございます。
このシロバナカモメズルは、例の場所ではないのですね。時期的にも同じなので、森林性のようにも思えます。オオカモメヅルハコブフシのハモグリバエを同定していただいた、岩崎先生に連絡をいたしました。


2015/08/18(Tue) 18:27 No.1711
Re: シロバナカモメヅルのゴール 投稿者:Iwasaki

arisuabuさん、シロバナカモメヅルの葉のゴール写真を拝見しました。
南さんが紹介されているオオカモメヅルのゴールととてもよく似ています。
寄生しているハエが近縁なのは間違いなく、同じ種類である可能性も
高いだろうと思います。
私自身、オオカモメヅルの寄生個体を多数見るには至っていません。
寄主植物の属が異なる(シロバナ:Vincetoxicum、オオカモメヅル:
Tylophora)ので、もしできることならシロバナカモメヅルの寄生ハエも
観察してみたく思います。差し支えなければ、いくつかゴールを送って
いただけないでしょうか。南さんの観察では9月頃に蛹化したようです。
ゴールの中で蛹が見られるようになった時期にゴールをおわけいただけると
ありがたいです。


2015/08/19(Wed) 00:25 No.1712
Re: シロバナカモメヅルのゴール 投稿者:南 常雄

岩崎さん、コメントならびに、ご教示ありがとうございます。
嵐山で、オオカモメズルが観察できなくなりましたが、その後、復活の兆しもありません。
arisuabuさん、ゴール採集の件、よろしくお願いします。
オオカモメズルの場合と似た生活形態ではないかと思います。9月中旬に採集したゴール内には、蛹が入っていました。ゴール内で蛹化し、落葉したゴール内で蛹越冬します。


2015/08/19(Wed) 21:09 No.1715 ホームページ
Re: シロバナカモメヅルのゴール 投稿者:arisuabu

南 様
これは、一緒に探索した森で発見しました。
岩崎先生へのご連絡、ありがとうございました。

Iwasaki 様
発見場所の周囲を探しましたが、ゴールは写真の2個だけのようでした。
生活史はおそらくオオカモメヅルのハエと一緒だと思いますので、9月中旬以降に採集してお送りしたいと思います。
よろしければ、送り先をご教示頂けますと幸いです。




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