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虫えい同好会掲示板
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2019/07/09(Tue) 17:20 No.3643
タンポポハフクレフシ 投稿者:hal-co

福島県でタンポポの虫えいに遭遇できたので、報告します。
(湯川先生に連絡後、標本は送付済み。)

福島県にはこの2年ほどで5-6回行きましたが、タンポポの虫えいにはまったく出会えませんでした。
福島にはタンポポの虫えいはないのかも、などとも思うほどでした。

今回見つけた場所は、以前は観光地として施設などもあった場所で、環境からおそらくセイヨウタンポポかと思われました。
しかし、周辺にはイチヤクソウやハナイカリやツルリンドウなどもあり、微妙な感じでした。
タンポポの個体数自体は多かったものの、虫えいがある個体は数個体でした。


寄主植物:タンポポ(在来種かどうか不明)
撮影年月日:2019年7月6日/福島県耶麻郡猪苗代町
 

2019/07/09(Tue) 21:01 No.3644
Re: タンポポハフクレフシ 投稿者:湯川淳一

hal-co 様: タンポポハフクレフシのご投稿、誠に有難うございました。標本も有り難く拝受致しました。これまで、東北地方では、青森県でしか見つかっていませんでしたので、今回、福島県で見つけて下さったことは大変嬉しく存じます。現在、岩手県や宮城県、山形県、新潟県などの方々にタンポポハフクレフシの探索をお願いしているのですが、沢山のタンポポはあるものの、虫えいは見つかっていません。hal-co 様の仰る通り、虫えいの密度が低いのかも知れませんね。今年は、岐阜県、滋賀県、和歌山県で見つかりましたが、九州では、全く見つかりません。分布域が限られている可能性大です。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

2019/07/01(Mon) 19:56 No.3633
サンショウバラの虫えい 投稿者:小川

今年も箱根のサンショウバラにタマバチの虫えいが形成されたので報告をいたします。この虫えいについて昨年No.3260で葉表や葉裏に形成されていることを報告しましたが、今年は葉表や葉裏の他に、偽果の萼片や複葉の葉柄にも形成されていることを確認いたしました。なお昨年この虫えいを報告した折には虫えい名称が未決定でしたが、命名法から「サンショウバラハタマフシ」として差し支えないでしょうか。ご教示をお願いいたします。自然観察会では「バラハタマフシ(C-324)」を参考に「サンショウバラハタマフシ(仮称)」として観察結果を解説しています。
写真1:偽果の萼片に形成された虫えい


寄主植物:サンショウバラ
撮影年月日:2019年6月14日/神奈川県足柄下郡箱根町
 

2019/07/01(Mon) 19:58 No.3634
Re: サンショウバラの虫えい 投稿者:小川

写真2:複葉の葉柄に形成された虫えい

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/07/02(Tue) 19:29 No.3635
Re: サンショウバラの虫えい 投稿者:阿部芳久

小川 様

ゴールの美しい写真を拝見しました。
タマバエでは、形成者が同種でも、寄主植物が異なれば、虫えい和名としては、寄主植物の名を冠して、別につけています。タマバチでも御提案のように「サンショウバラハタマフシ」として差し支えないように思います。
ところで、このゴールは成熟すると地面に落ちて、来春にそのゴールから形成蜂が羽化・脱出してくると思います。そのハチをエタノールに漬けて着払いで阿部宛お送り戴ければ、ノイバラにゴールを形成するハチとの比較が出来ますので、御協力戴ければ幸いです。
送付先:〒819-0395福岡市西区元岡744
九州大学 比較社会文化研究院 阿部 芳久


2019/07/03(Wed) 20:34 No.3636
Re: サンショウバラの虫えい 投稿者:小川

阿部先生
サンショウバラの虫えいの写真を見て戴き、またサンショウバラハタマフシと命名することを了承して戴き、本当に有難うございます。

形成蜂の標本作成につきましては、現在、サンショウバラから落下した虫えいを3つ確保していますが、もう少し数を増やし、掲示板管理者の南さまに飼育方法のご教示をお願いして、挑戦をしたいと考えております。今後とも、宜しくご教示をお願い申し上げます。

南様
サンショウバラハタマフシの飼育を始めて挑戦しようと考えております。誠に恐縮ですがタマバチの虫えいの飼育方法につきご教示をお願いできますでしょうか。ご多忙の中、申し訳ありませんが、宜しくお願い申し上げます。


2019/06/30(Sun) 18:10 No.3629
ヨウシュヤマゴボウの虫えい 投稿者:Tominaga

ヨウシュヤマゴボウの花序のなかにいびつに膨らんだものが見えました。よくみると花のめしべの一部が大きく膨らんでいました。普通の果実は全体が膨らんで円くなりますが、これは一部だけふくらんでいるものです。割ってみるとタマバエの蛹が入っていました。これは薄葉さんの『虫こぶ入門(増補版)』に出ているヨウシュヤマゴボウミフクレフシでしょうか?ご教示お願いします。

寄主植物:ヨウシュヤマゴボウ
撮影年月日:2019年6月29日/大阪府東大阪市
 

2019/07/01(Mon) 17:46 No.3630
Re: ヨウシュヤマゴボウの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ご賢察の通り、この虫えいは、薄葉さんが発見されたヨウシュヤマゴボウミフクレフシ (C-4391)です。ハリオタマバエの一種によって、形成されます。このタマバエは、季節によって複数の寄主植物を渡り歩く、いわゆる寄主交代をするタマバエです。大阪府では、初めての発見です、和歌山県では、湯浅町で見つかっています。在来のヤマゴボウでは虫えいが見つかっていないのが不思議です。

2019/07/07(Sun) 22:29 No.3640
Re: ヨウシュヤマゴボウの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示ありがとうございます。出張のためお礼が遅くなり申し訳ありません。虫えいからは昨日と今日でタマバエ6匹、寄生蜂1匹が羽化してきました。
虫えいを見つけたヨウシュヤマゴボウは生駒山の遊歩道脇に生えていました。奈良ではマルミノヤマゴボウが多く、今日も観察に行ってきましたが、虫えいは見つかりませんでした。ヨウシュヤマゴボウは外来種でどこにでもありますので利用しやすいのかもしれません。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/07/10(Wed) 12:59 No.3645
Re: ヨウシュヤマゴボウの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ヨウシュヤマゴボウの虫えいから成虫が羽化したとのご投稿、有難うございました。写真から、やはり、ハリオタマバエの一種であることが確認できました。このタマバエは、ヨウシュヤマゴボウミフクレフシ (C−4391) の他に、キヅタミフクレフシ (C-4172)(越冬寄主植物) や ヘクソカズラツボミホソフシ (D-0360) を作って、1年間の生活史を繋ぐ、寄主交代タマバエです。

マルミノヤマゴボウには虫えいが見つからなかったとのこと、大変興味があります。ヨウシュヤマゴボウが日本に侵入・定着する以前は、この時期にどのような寄主植物を利用して生活史を繋いでいたのか(あるいは、今も利用しているのか)、在来ヤマゴボウを調べる必要性を感じています。残念ながら、まだ、見つかっていません。


2019/07/10(Wed) 22:05 No.3646
Re: ヨウシュヤマゴボウの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生
ご確認いただきありがとうございました。
観察したマルミノヤマゴボウは奈良公園にあるもので、シカが食べないので結構群生していました。あと、以前に三峰山(御杖村)の1000m付近に生育していたものについても観察しましたがみつかりませんでした。生育環境や標高によって開花・結実時期が違いますので、タマバエの生活史と合致する場所でみつかるのかもしれません。
今後も気を付けてみたいと思います。


2019/06/27(Thu) 08:40 No.3628
サクラハトサカフシ 投稿者:立野正敏

今年も釧路市春採湖周囲の千島桜にみつけました。白いのは未熟なせいでしょうか?

寄主植物:チシマザクラ
撮影年月日:2019年6月27日/北海道釧路市
 

2019/08/19(Mon) 00:24 No.3685
Re: サクラハトサカフシ 投稿者:南 常雄

立野正敏 様、ご投稿ありがとうございました。
返信が、大変遅くなりましたが、白いのは日陰のせいではないかと思います。


2019/06/27(Thu) 00:31 No.3627
ゴンズイツボミフクレフシから出てきた幼虫 投稿者:Tominaga

(No.3620の続き)6月22日に同じ場所で再度虫えいを採取してきました。複数の花枝を採ってきましたが、一つの花枝について虫えいを割ってみるとタマバエとは違うと思われる細長い幼虫が入っている場合がありました。
残りの花枝をそのまま袋に入れておいたところ、橙色のタマバエ幼虫が多数出てきました。その中に胸骨があるものがいましたので拡大してみたところ二山型でした。これが羽化してきた成虫の幼虫にあたるのかどうか判断できませんが報告させていただきます。ただ、蛹は虫えい内で見つかっていますので、出てきた幼虫は別の種類かもしれません。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/
 

2019/07/01(Mon) 17:54 No.3632
Re: ゴンズイツボミフクレフシから出てきた幼虫 投稿者:湯川淳一

Tomnaga 様: 以前から、二山型の胸骨を持つ幼虫が気になっています。写真の幼虫は、ハリオタマバエの幼虫にも見えますので、ぜひ、検鏡させて頂けますようお願い申し上げます。細長い幼虫は、何でしょうかね。その幼虫も一緒に検鏡させて下さい。よろしくお願い致します。受取人払いでお送り頂けますれば幸いです。

2019/07/07(Sun) 22:26 No.3639
Re: ゴンズイツボミフクレフシから出てきた幼虫 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもありがとうございます。出張のためお礼が遅くなり申し訳ありません。
細長い幼虫はハチの仲間かもしれません。ハチの蛹も出てきました。
標本は機会を見てお送りするようにします。


2019/06/23(Sun) 00:30 No.3622
アカメガシワツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

今年もアカメガシワの雄花でアカメガシワツボミフクレフシ(C-3554)を確認しました。さらに雌花においても確認することができました。2014年にハンマー様が報告されたもの(掲示板投稿No.558)と同じ形状でした。

寄主植物:アカメガシワ
撮影年月日:2019年6月22日/大阪府東大阪市
 

2019/06/23(Sun) 14:22 No.3623
Re: アカメガシワツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: アカメガシワツボミフクレフシ (C-3554) のご投稿、誠に有難うございました。先週、和歌山県古座川町の一枚岩でも、この虫えいが見つかり、私の手元に届いたところです。ハンマーさんの三田市でのご報告と合わせて、近畿3県で発見された事になります。もっと各地で見つかるかもしれませんね。

2019/06/25(Tue) 23:02 No.3625
Re: アカメガシワツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示いただきありがとうございます。
和歌山からもみつかったとのこと、奈良でもみつけたいです。
アカメガシワは今がちょうど開花時期ですので今後も探してみたいと思います。


2019/06/22(Sat) 23:55 No.3621
ヤブニッケイの虫えい? 投稿者:Tominaga

ヤブニッケイの花柄がふくらんでいるものがあり採取してみました。よく見ると一部がくぼんでいることからヤブニッケイハミャクコブフシのキジラミが花柄に付いたためのようです。
ところで一緒に採った2つの花は開花したように見えないので開いてみると、中にタマバエ幼虫らしいものが入っていました。花の一つには白い幼虫が数匹入っており跳ねるものでした。もう一つには黄色い幼虫が1匹入っていました。『図鑑』にはヤブニッケイツボミフクレフシが記載されていましたが、写真とは見た目が違うように思います。
これも虫えいでしょうか?


寄主植物:ヤブニッケイ
撮影年月日:2019年6月22日/大阪府東大阪市
 

2019/06/23(Sun) 14:36 No.3624
Re: ヤブニッケイの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ご投稿の開花しなかった蕾は、ヤブニッケイツボミフクレフシ (C-2640) の可能性が高いと思いますが、この虫えいは奄美大島と沖縄本島から記録されているものですので、今回の蕾にいた幼虫と比較した上で、決定する必要があると思います。この虫えいには、黄色の幼虫が1匹入っているのが仏ですので、白い幼虫は、同居性のタマバエの幼虫かもしれません。この幼虫が入りますと虫えいの形状が変わることもありますので、図鑑の写真と異なるように見えたのかも知れません。東大阪で見つかるのですから、九州でも、もっと捜す必要を痛感しました。ご投稿、有難うございました。

2019/06/25(Tue) 23:07 No.3626
Re: ヤブニッケイの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示いただきありがとうございます。
花柄の方に気を取られていたため蕾はじっくりと見ていませんでした。たまたま採った花序に虫えいがあったのは驚きです。同居者によって形が変わるのは面白いですね。また奄美や沖縄で記録されているツボミフクレフシとの関係が気になりますので、今後も気をつけて探してみたいと思います。


2019/06/16(Sun) 22:47 No.3611
コナラの虫えい 投稿者:Tominaga

強風によってコナラの枝葉が多数落下しており、それをいくつか拾ってみたところハベリナガオレフシ・ハベリマキフシと思われる虫えいを確認しました。虫えいはすでに変色しており、中に幼虫は見られませんでした。これらの虫えいについてご教示ください。
(その1:コナラハベリオレフシ?)


寄主植物:コナラ
撮影年月日:2019年6月16日/奈良県宇陀市室生三本松
 

2019/06/16(Sun) 22:49 No.3612
Re: コナラの虫えい 投稿者:Tominaga

続きです。(その2:コナラハベリマキフシ?)

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/17(Mon) 20:23 No.3614
Re: コナラの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: その1は、ナラハベリオレタマバエ Macrodiplosis selenis によるコナラハベリオレフシ (C-0493a) です。これまで、岩手、茨城、東京、長野、兵庫、香川、福岡、大分、佐賀、宮崎で見つかっています。奈良県では初めてです。

その2は、コナラハベリウラマキフシ (C-0498a) のように見えますが、虫えいは、葉の裏の方に巻いていますか? 表の方に巻いている虫えいは、コナラでは、見つかっていません。ご確認頂けますれば幸いです。コナラハベリウラマキフシは、三重県と宮崎県で見つかっています。ミズナラハベリウラマキフシ (C-0498b) は、北海道、青森、栃木、和歌山、福岡、宮崎で知られています。


2019/06/17(Mon) 22:40 No.3616
Re: コナラの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生
その1についてはコナラハベリオレフシとのこと、ご教示ありがとうございました。
その2について再確認しました。これも葉表の方に巻いていましたが、よく見ると巻いているわけではなく折れる幅が狭いということがわかりました。他にも同じようなものがないか探しましたところ、普通のハベリオレフシと幅が狭いハベリオレフシが隣り合っているものがありました。
このことから幅の狭いものもハベリオレフシであるとわかりました。お騒がせして大変申し訳ありませんでした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/20(Thu) 13:38 No.3618
Re: コナラの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: 追加のご投稿、有難うございました。その2もハベリオレフシとの事、了解致しました。Quercus の葉縁を巻くこのグループのタマバエは、いずれ、キム君がまとめて発表してくれるものと期待しているところです。

2019/06/16(Sun) 22:43 No.3610
ゴンズイツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

今年もゴンズイツボミフクレフシを採取し、タマバエの蛹を確認しました。
3齢幼虫がいないか探してみます。


寄主植物:ゴンズイ
撮影年月日:2019年6月16日/奈良県宇陀市室生深野
 

2019/06/17(Mon) 19:47 No.3613
Re: ゴンズイツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ゴンズイツボミフクレフシ (C-3813) のご投稿、有難うございました。奈良県で3箇所目ですね。隣の和歌山県でも捜して見ないといけません。ハリオタマバエの一種かと思っていましたが、そうではなく、胸骨が二山型という幼虫を見つけて下さい。楽しみにしています。

2019/06/17(Mon) 22:29 No.3615
Re: ゴンズイツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもコメントいただきありがとうございます。
虫えいを割ってみましたが、まだ小さい幼虫ばかりで3齢幼虫はみつかりませんでした。機会があればまた虫えいを採集して探してみたいと思います。


2019/06/19(Wed) 22:41 No.3617
Re: ゴンズイツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

成虫が羽化してきました。昨年確認したものと同じかどうかよくわかりません。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/20(Thu) 13:51 No.3619
Re: ゴンズイツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ゴンズイのツボミフクレフシから羽化した成虫は、やはり、昨年と同じくハリオタマバエ属の1種と思います。ハリオタマバエの仲間で、四山型ではなく、二山型の胸骨をもつ幼虫との組み合わせは、日本では、クワメエボシフシ (C-2290) を形成するクワクロタマバエ Asphondylia morivorella で知られているだけですので、大変興味があります。3齢幼虫は秋、来春かも知れませんね。楽しみにしています。

2019/06/20(Thu) 22:04 No.3620
Re: ゴンズイツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

湯川先生
ご確認いただきありがとうございました。3齢幼虫が得られなくて申し訳ありません。
今回採取した虫えいでは、蛹は少なく小さい幼虫(1齢?)が多かったのですが、これは産卵時期の違いによるものなのでしょうか?虫えいを採取したゴンズイは2週間前に見たときはつぼみの状態でしたが、このころには既に産卵していたのかもしれません。来年はつぼみの段階で採取して調べる必要がありそうです。また、現状で小さい幼虫もいますので今週末にでもまた採取して調べてみたいと思います。
秋の寄主も気になりますが、皆目見当がつきません。


2019/06/13(Thu) 13:19 No.3597
シナノキ科のゴール 投稿者:星野悠美

今年も、オオバボダイジュハグキフクレフシ(C-3980a)またはシナノキハグキフクレフシ(C-3980b)を無事に採取することができました。南様のアドバイスに従って、飼育してみようと思います。
来年、良いご報告ができると良いです。


寄主植物:シナノキまたはオオバボダイジュ
撮影年月日:2019年6月13日/北海道札幌市
 

2019/06/13(Thu) 17:55 No.3598
Re: シナノキ科のゴール 投稿者:南 常雄

シナノキやオオバボダイジュは、花が咲くころには樹高が高くなって観察が大変ですが、たくさん採集できましたね。羽化を楽しみにしています。飼育について必要なことがあればご連絡ください。

2019/06/14(Fri) 17:48 No.3605
Re: シナノキ科のゴール 投稿者:湯川淳一

星野悠美様: お子さん共々、虫えいの世界に復帰して下さったとの事、大変嬉しく思います。虫えいが沢山採集出来たとのご報告、有難うございました。飼育の成功を祈っております。

2019/07/09(Tue) 10:17 No.3641
Re: シナノキ科のゴール 投稿者:星野悠美

南様、湯川先生、
 あれから、たった1匹のタマバエ幼虫が脱出してきました。まだ幼虫が脱出してくるかしらと、その一匹は川砂に潜り込んで行く様子を息子たちと楽しく観察をしましたが、その後が続きませんでした!なかなか難しいものですね。たった1匹の幼虫が来春、羽化してくるのか?大事に見守りたいと思います。


2019/07/09(Tue) 14:07 No.3642
Re: シナノキ科のゴール 投稿者:湯川淳一

星野 悠美 様: シナノキ科のゴールから、幼虫が脱出してきたとのご投稿、有難うございました。たった1匹でも貴重な幼虫ですから、ぜひ、うまく飼育して成虫を羽化させて下さい。楽しみにしています。

2019/06/13(Thu) 12:01 No.3596
ケンポナシの虫えい 投稿者:oguri

掲示板いつも楽しく拝見しております。
以前、一度投稿させていただきましたoguriと申します。

新潟県村上市の河川沿いで、ケンポナシの葉に虫えいが出来ているのを発見しました。
見た目はフシダニの虫えいのようなので、過去に記録されているケンポナシハイボケフシでいいのかなと思っています。

この虫えいの情報が、ネット上で見つからなかったので投稿させていただきました。


寄主植物:ケンポナシ
撮影年月日:2019年6月13日/新潟県村上市
 

2019/06/13(Thu) 22:04 No.3602
Re: ケンポナシの虫えい 投稿者:南 常雄

oguriさま、ご投稿ありがとうございます。
虫えい図鑑「寄主植物別虫えいおよび虫えい形成者リスト」に掲載されているケンポナシハイボケフシで間違いないと思います。


2019/06/14(Fri) 17:59 No.3607
Re: ケンポナシの虫えい 投稿者:湯川淳一

oguri 様: お久し振りです。ご投稿、有難うございました。ケンポナシの虫えいは南さんのご賢察の通りです。今後ともよろしくお願い申し上げます。

2019/06/14(Fri) 18:59 No.3608
Re: ケンポナシの虫えい 投稿者:oguri

湯川先生、南さま:コメントありがとうございました。
ケンポナシハイボケフシとして記録致します。
また投稿させていただきたいと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。


2019/06/09(Sun) 09:58 No.3583
ハウチワカエデの葉に形成された虫えい 投稿者:小川

再度の連続投稿で大変に恐縮ですが、宜しくお願いいたします。
秋田県湯沢市でハウチワカエデの葉に形成された袋状の虫えいを見つけて採取し観察しました。帰宅後に虫えい図鑑及び北海道の虫えい(虫こぶ)図鑑で確認しましたが、「ハウチワカエデハフクロフシ」など該当する虫えいを検索することができませんでした。以下に観察結果を記載しますので、ご教示をお願い申し上げます。

写真1:現地で撮影した虫えい
現地ではハウチワカエデの葉がまさに展開している最中でしたが、他の株も含めて同じ虫えいを見つけることができませんでした。


寄主植物:ハウチワカエデ
撮影年月日:2019年05月29日/秋田県湯沢市
 

2019/06/09(Sun) 09:59 No.3584
Re: ハウチワカエデの葉に形成された虫えい 投稿者:小川

写真2:虫えいの観察
虫えいは1枚の葉に1つ形成され、ほとんど白に近いクリーム色、形状は袋状で葉脈から形成され、寸法は袋の長い方で約5o、短い方で約2mmでした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/09(Sun) 10:00 No.3585
Re: ハウチワカエデの葉に形成された虫えい 投稿者:小川

写真3:虫室内の観察
虫室及び幼虫を確認するため写真の通り虫えいを解体して観察しました。虫室は中空で、中には白い幼虫が1匹生息していました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/09(Sun) 10:02 No.3586
Re: ハウチワカエデの葉に形成された虫えい 投稿者:小川

写真4:幼虫の観察
虫室内の幼虫は、未成熟なタマバエの幼虫と思われますが、体色は白、体長は約2.5oでした。念のためにこの幼虫は無水エタノール液浸標本にして保管しております。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/09(Sun) 16:55 No.3587
Re: ハウチワカエデの葉に形成された虫えい 投稿者:湯川淳一

小川様: ハウチワカエデの葉に形成された虫えいのご投稿を有難うございました。タマバエによって形成された、この様な白い虫えいを見たことがありません。新発見の可能性があります。ハウチワカエデハミャクフクロフシ 新称 (C-3659) で、いかがでしょうか。おついでの時に、幼虫標本をお送り頂けますと有難いと存じます。

2019/06/09(Sun) 19:34 No.3588
Re: ハウチワカエデの葉に形成された虫えい 投稿者:小川

湯川先生:ご多忙の中、ご教示を賜り本当に有難うございます。また虫えい名称の命名及び識別番号を付与して戴き、大変に嬉しく思っております。幼虫標本は、明日中に発送できるよう準備をしますので、宜しくご確認をお願いいたします。

2019/06/12(Wed) 14:31 No.3590
Re: ハウチワカエデの葉に形成された虫えい 投稿者:湯川淳一

小川様: 早速、貴重な幼虫標本をお送り下さり、誠に有難うございました。幼虫は二山型の胸骨を持つ3齢幼虫でした。この掲示板よく登場する、Asphondylia や Contarinia、Lasioptera などとは異なる族のタマバエだと思います。やはり、属の同定は雄の標本が必要です。このタマバエは、間も無く虫えいから脱出して地中で越冬し、翌春、蛹化して、寄主植物の開葉期に羽化・産卵するものと思われます。成虫を得るには、落下直前の3齢幼虫を沢山採集し、上手く越冬させる必要があります。具体的な方法は、飼育の達人である、掲示板の管理者の南さんのお知恵を借りて下さい。

2019/06/12(Wed) 22:26 No.3591
Re: ハウチワカエデの葉に形成された虫えい 投稿者:小川

湯川先生:タマバエ幼虫標本を確認して戴き、本当に有難うございました。この幼虫は、現地の旅館で虫えいを解体し、顕微鏡カメラで観察して標本にしたのですが、二山型の胸骨を持つ3齢幼虫で、これまでと異なる族のタマバエとのご連絡を戴き大変に驚いております。今回、この虫えいは1つ目を採取した現地の森で2日にわたり探索し、標高を変えた場所でも探索したのですが、同じ虫えいは他に見つけることができませんでした。秋田県のブナ林での虫えい観察は来年も継続し再挑戦したいと考えておりますので、引き続きご教示をお願いいたします。

南様:その節は宜しくご指導をお願いいたします。


2019/06/13(Thu) 00:32 No.3592
Re: ハウチワカエデの葉に形成された虫えい 投稿者:南 常雄

湯川先生、ありがとうございます。
飼育の達人になれればいいのですが、失敗ばかりしています。

小川様、飼育の方法はいろいろあると思いますが、私の飼育方法がお役に立てば幸いです。


2019/06/08(Sat) 13:28 No.3573
ブナの葉に形成された虫えい(その3) 投稿者:小川

連続投稿で恐縮ですが、引き続き秋田県湯沢市と東成瀬村で観察したブナの葉に形成された虫えいについて報告をいたします。虫えい名称など誤っておりましたらご教示をお願い申し上げます。

写真3-1:ブナハスジトガリタマフシ(C-165)
この虫えいはまだ成長途中のようで緑色をしていました。寸法は底面の直径2o、高さ10oありましたが、内部の幼虫は半透明で、体長は1o未満でした。念のために幼虫1匹は無水エタノール液浸標本で保管しております。(6月4日撮影)


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2019年06月04日/秋田県湯沢市及び東成瀬村
 

2019/06/08(Sat) 13:30 No.3574
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その3) 投稿者:小川

写真3-2-1:ブナハベリタマフシ(C-167)
この虫えいは、数多く形成が始まっていました。虫えいは葉うらの縁に形成され、1つ1つの虫えいは淡い緑色で扁球形、径寸法は4〜5o×4〜6o程度でした。(6月4日撮影)


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/08(Sat) 13:32 No.3575
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その3) 投稿者:小川

写真3-2-2:幼虫写真
虫室は1つで、タマバエと思われる幼虫が1匹入っていました。まだ成長途中とみられ、やや黄色で体長1o程度の幼虫でした。念のために幼虫3匹を無水エタノール液浸標本で保管しております。(6月7日撮影)


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/08(Sat) 13:35 No.3576
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その3) 投稿者:小川

写真3-3:ブナハツノフシ(C-178)
この虫えいも成長途中のようでした。1枚の葉に複数個が形成されたものもあれば、1枚の葉に他の虫えいと同居しているものも見られました。虫えいの色は淡い緑色で寸法は直径約1o、高さ約5oでした。虫室にはやや黄色の半透明で体長1oにも満たないタマバエと思われる幼虫が入っていました。念のために幼虫2匹は無水エタノール液浸標本で保管しております。(6月4日撮影)


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/08(Sat) 13:38 No.3577
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その3) 投稿者:小川

写真3-4:ブナハフトツノフシ(C-181)
この虫えいは、今回の観察で2つしか見つけることができず採取はしませんでした。虫えいの色は薄茶色で、寸法は直径約2o、高さ約7oでした。(5月31日撮影)


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/08(Sat) 13:40 No.3578
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その3) 投稿者:小川

写真3-5:ブナハマルタマフシ(C-183)
この虫えいは比較的多く見ることができましたが、まだ成長途中のようで虫えいの色は淡い緑色から橙色、寸法は直径3〜4o、高さ約3〜4oでした。虫室は1つか2つあり、虫室には半透明で体長1oにも満たないタマバエと思われる幼虫が1匹ずつ入っていました。念のために幼虫2匹は無水エタノール液浸標本で保管しております。(5月30日撮影)


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/08(Sat) 13:41 No.3579
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その3) 投稿者:小川

写真3-6:ブナハマルツノフシ(C-184)
この虫えいも、今回の観察でやっと2つ見つけることができました。虫えいの色はあずき色で、寸法は直径が約2o、高さ約5oでした。この虫えいも採取はしませんでした。(5月31日撮影)


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/08(Sat) 19:19 No.3581
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その3) 投稿者:湯川淳一

小川様: ブナに形成されたタマバエゴールを沢山投稿下さり、有難うございました。個々のゴールにつきましては、ブナのタマバエゴールの専門家である佐藤信輔さんからコメントをしていただく様に依頼してあります。現在、出張中の様ですので、2、3日、お待ち頂けますようにお願い申し上げます。

2019/06/09(Sun) 09:44 No.3582
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その3) 投稿者:小川

湯川先生:佐藤先生へコメントをご依頼して戴き、本当に有難うございました。
今後とも宜しくご指導をお願い申し上げます。


2019/06/13(Thu) 07:17 No.3595
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その3) 投稿者:佐藤信輔

引き続き、佐藤信輔が記入いたします。
写真3-1:ブナハスジトガリタマフシです。No.3565のコメントをご覧ください。
写真3-2-1:ブナハベリタマフシです。
写真3-3:ブナハツノフシになります。このゴールを作るタマバエの成熟幼虫の体色は鮮やかな黄色で非常に珍しいです。その他のブナを寄主とするタマバエの幼虫の体色は白色です。ちなみにこのゴールから成虫を羽化させるのは至難の業です(地上からゴールを拾ってもほとんどが空でした)。いまだメス1個体のみしか得られておりません。どこかにこのゴールを200-300個くらい採集できるブナ林がないかなと考えております。
写真3-4:ブナハフトツノフシと思われます。生活史はブナハマゲタマフシと似ていると考えられます。
写真3-5:ブナハマルタマフシです。
写真3-6:ブナハマルツノフシと思われます。このゴールについてもブナハツノフシと同様にほとんど成虫が得られておりません。

以上になります。その他ご意見ご質問等がございましたらお手数ですが、ご連絡いただけますと幸いです。


2019/06/13(Thu) 21:38 No.3601
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その3) 投稿者:小川

佐藤先生:ご多忙の中、数多くのブナの葉の虫えいについて解説して戴き、大変に恐縮しております。今回、先生に解説して戴いた虫えいにつきまして、今年の8月又は9月に現地を再訪する予定がありますので、その後の状況について観察したいと考えております。なお、ブナハスジトガリタマフシにつきまして、No.3599に質問を記載させて戴きました。引き続きご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2019/06/08(Sat) 13:18 No.3570
ブナの葉に形成された虫えい(その2) 投稿者:小川

引き続き、秋田県湯沢市と東成瀬村で観察したブナの葉に形成された虫えいについて報告をいたします。ブナの葉に形成され始めたばかりの虫えいたちのなかで、「ブナハマゲタマフシ(C-182)」と思われる虫えいを観察しました。以下に詳細を記載しますのでご教示をお願いいたします。

写真1:成熟間近と思われる虫えい
現地でこの虫えいは、展開が始まったばかりの葉に形成された直径1o程度のものから成熟間近と思われるものまで幅広く観察できました。成熟間近したと思われる虫えいは薄茶色、形状は半楕円形、寸法は直径約5o、高さ約7oでした。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2019年05月29日/秋田県湯沢市及び東成瀬村
 

2019/06/08(Sat) 13:19 No.3571
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その2) 投稿者:小川

写真2:虫室内の観察
採取した虫えいの虫室を観察すると、虫えい図鑑及び北海道の虫えい(虫こぶ)図鑑のとおり、壁は果皮状で薄く内部に中空の虫室が1つあり、1匹の乳白色の幼虫が生息していました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/08(Sat) 13:20 No.3572
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その2) 投稿者:小川

写真3:幼虫の観察
虫室に生息していた幼虫の体長は約5o、前胸部には茶色の胸骨が確認できました。念のために2匹の幼虫は無水エタノール液浸標本にして保管しております。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/13(Thu) 07:16 No.3594
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その2) 投稿者:佐藤信輔

引き続き、佐藤信輔が記入いたします。おっしゃる通りこの写真はブナハマゲタマフシというゴールです。タマバエ科の1種によって形成されます(種名未同定)。このゴールの特徴はブナの開葉時にはすでにゴールが成熟しております。中の幼虫も終齢幼虫になっております。6月中旬から末にかけてゴールは葉から脱落します。その後、地上のゴール内で幼虫は蛹になると考えられます(蛹になる時期は不明です)。このゴールからメス成虫2個体が10月末に羽化しました。実験室内の観察なので、産卵場所は確認できませんでしたが、おそらく翌年に開葉する冬芽に産卵すると考えられます。孵化した幼虫は冬芽の中で越冬し、翌年冬芽の中でゴールとともに急速に成長すると考えられます。この種についてわかってないことが多いのですが、ブナの葉からゴールのみが脱落するタイプのゴールからタマバエ成虫を入手しようと思ったら、100個位のゴールを集めたとしても成虫は5-6個体しか羽化してきません(ほとんどが空のゴールです)。加えてこのゴールはブナ林で大量に見られるわけではないので、中々成虫標本を採集できません。言い訳めいていますが、このゴールについてはこのような状況です。

2019/06/13(Thu) 21:35 No.3600
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その2) 投稿者:小川

佐藤先生:ブナハマゲタマフシについてご教示を戴き、本当に有難うございました。昨年も同時期に同場所を探索したのですが、今年初めて見つけることができ、虫えい図鑑及び北海道の虫えい(虫こぶ)図鑑を参考に解体して観察をしました。佐藤先生には詳細な解説をして戴き、さらに理解を深めることができたことを大変に嬉しく思っております。今後もブナ林での虫えい観察を継続する所存ですので、宜しくご指導をお願いいたします。

2019/06/08(Sat) 12:43 No.3565
ブナの葉に形成された虫えい(その1) 投稿者:小川

秋田県湯沢市でブナの葉に形成されたトックリ型の虫えいを観察したので報告をいたします。この虫えいは3つ見つけましたが、虫えい図鑑及び北海道の虫えい(虫こぶ)図鑑で該当する虫えいを検索することができませんでした。以下に詳細を記載しますので、ご教示をお願い申し上げます。

写真1:現地で撮影した虫えい(橙色の虫えい)
虫えいは1枚の葉に1つずつ形成され、虫えいの色は黄緑色、橙色、苺色が確認でき、橙色、苺色の虫えいのみ採取してきました。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2019年06月04日/秋田県湯沢市
 

2019/06/08(Sat) 12:45 No.3566
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その1) 投稿者:小川

写真2:葉裏の写真
3つの虫えいは、主脈と側脈の分岐点から形成されていました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/08(Sat) 12:45 No.3567
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その1) 投稿者:小川

写真3:虫えいの形状
虫えい形状は、トックリのような円錐形で2つの虫えいの大きさは、底面の直径は約7〜8mm、高さは約10o、虫室は約1〜1.5oの円柱状で底面部は少しつぼまっています。写真は苺色の虫えいを葉と分離して底面から撮影したものです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/08(Sat) 13:01 No.3568
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その1) 投稿者:小川

写真4:虫室内の観察
虫室内の幼虫を探すため、虫えいを輪切りに切断して観察しました。その結果、幼虫は写真の斜め左上の壁に生息していることが確認できました。(注、この虫えいはとても堅く丈夫にできていました。)


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/08(Sat) 13:02 No.3569
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その1) 投稿者:小川

写真5:虫えい内に生息していた幼虫
内部の幼虫は、素人目には未成熟なタマバエの幼虫であると思われ、半透明で体長は1o程度でした。念のためにこの幼虫は無水エタノール液浸標本にして保管しております。なお、もう一つの虫えいの幼虫は、虫えい解体時に失敗して取り出すことができませんでした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2019/06/13(Thu) 07:14 No.3593
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その1) 投稿者:佐藤信輔

突然の書き込みお許しください。茨城県の園芸研究所に勤務しております佐藤信輔と申します。湯川先生のご指導のもと、ブナのタマバエについて研究をしておりました。このたびは貴重な情報およびお写真をご提示いただき誠にありがとうございました。早速ですが、お尋ねのゴールについてお答えいたします。ゴールの名前はブナハスジトガリタマフシです。形成者はタマバエ科の1種、ブナハスジトガリタマバエMikiola bicornis Sato and Yukawa 2009です。私はブナハスジトガリタマバエを北海道および青森、福島、石川、京都等から採集したことがあります(結局、中国地方や九州地方では本種を採集できませんでした)。日本ではもう1種類のよく似たゴール(ブナハスジドングリフシ)を形成するブナハスジドングリタマバエMikiola glandaria Sato and Yukawa 2009 が分布しております。こちらは主に北陸および中国、九州地方で採集されます。ブナハスジトガリタマバエの生活史についてですが、本種は年1化性で成虫は春に羽化します(野外から採集されたゴールを室内に置いていたら4月末に成虫が羽化しました)。ブナのどこに産卵するかは未確認です。ゴールは5月末には目立つようになります。幼虫は8月から9月にかけて終齢幼虫になります。終齢幼虫は前胸に二本の牛の角のような非常に特徴的な胸骨を持ちます。ゴールは9月中には葉から脱落します。その後、幼虫は地上のゴールの中で蛹になりそのまま越冬します(石川県では10月半ばに蛹が確認されました)。

2019/06/13(Thu) 21:33 No.3599
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その1) 投稿者:小川

佐藤先生:ブナハスジトガリタマフシについてご教示を戴き、本当に有難うございました。これまでに見た当該虫えいは、直径が2〜3o程度で緑色若しくは茶褐色でした。今回の様に直径が7〜8mmで橙色や赤色をしたものも同様であると教えて戴き大変におどろいていると同時に、このように虫えいの大きさや色の違いはどのような要因で発生するのかとても不思議に感じています。お時間が許すときで宜しいのですが、この虫えいの変異についてご教示を戴けると大変に嬉しく思います。ご多忙の中で恐縮ですが宜しくお願いいたします。

2019/06/14(Fri) 17:54 No.3606
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その1) 投稿者:湯川淳一

佐藤 信輔 様: お忙しい中、詳しいコメント誠に有難うございました。

小川様: ブナハスジトガリタマバエとブナハスジドングリタマバエの新種記載論文 (Sato & Yukawa 2008) の PDF を、直接、お送り申し上げました。お役に立てば幸いです。


2019/06/15(Sat) 19:36 No.3609
Re: ブナの葉に形成された虫えい(その1) 投稿者:小川

湯川先生:貴重な論文を送付して戴き、本当に有難うございました。ブナハスジドングリフシについても興味がわいてきました。この虫えいはまだ秋田県のブナ林で見たことがありませんので、次回訪問時に探して観察できればと考えておりますので、今後ともご指導をお願いいたします。

佐藤先生:ご多忙の中、沢山の投稿に対して、ご丁寧な解説を賜り、本当に有難うございました。各々の虫えいに対するタマバエの情報も大変に参考になり、ブナの虫えい観察がさらに充実するものと考えております。また新しい情報など得ましたらご報告させて戴きたいと思いますので、宜しくご教示をお願いいたします。


2019/06/05(Wed) 19:31 No.3562
ハリエンジュハベリマキフシを狙うカワラヒワ 投稿者:M

カワラヒワが時折1羽でハリエンジュの枝の中に入り、小葉をくわえています。啄ばむというよりは、ゴールの部分をくわえてしばらくそのままでいます。中のタマバエや寄生蜂の汁が滲み出すのを味わっているような感じです。葉ごと飲み込むことはしないようで、枝から離れた葉はそのまま下に落としているようです。気づいたのは、5月17日で、今日も同じようでしたのでお知らせします。

寄主植物:ハリエンジュ
撮影年月日:年月日/筑紫野市・小郡市境
 

2019/06/08(Sat) 17:15 No.3580
Re: ハリエンジュハベリマキフシを狙うカワラヒワ 投稿者:湯川淳一

M 様: 小鳥が虫えいを啄む観察は、いくつか知られていますが、カワラヒワがハリエンジュの虫えいをくわえているとのご報告、珍しいです。ハベリマキフシは、この様にして、中身を味わうというのも可能ですね。ご投稿、有難うございました。

2019/06/10(Mon) 06:08 No.3589
Re: ハリエンジュハベリマキフシを狙うカワラヒワ 投稿者:M

湯川先生 画像を見ていただきありがとうございました。今のところ他の野鳥はこの虫えいに興味はないようです。

2019/06/04(Tue) 17:55 No.3560
ミズナラえい 投稿者:的場

ミズナラの若葉にタマバチと思われる虫こぶを見つけました。
虫えい図鑑に該当する物が見られません。
ご教示をお願いします。


寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:2019年06月04日/和歌山県護摩壇山
 

2019/06/04(Tue) 22:15 No.3561
Re: ミズナラえい 投稿者:南 常雄

的場様、ご投稿ありがとうございます。
ナラハスジコブフシ(両性世代) C-137 と思われますが、葉表側の中央部に筒状の細い突起がありませんでしたか。


寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:2012年6月14日/北海道洞爺湖町


2019/06/05(Wed) 22:00 No.3564
Re: ミズナラえい 投稿者:的場

早速ご教示下さりありがとうございました。
南様のご教示のような筒状突起は見られませんでしたが、不規則ないぼ状突起はありました。


2019/05/31(Fri) 15:58 No.3555
シナノキ科の虫えい 投稿者:星野悠美

2016年に発見してから、毎年、シナノキとオオバボダイジュの樹の下で、このゴールを見つけることができています。しかし、個数が少なく、開けるのがもったいなかったので、タマバチかタマバエかも定かではなく、冷蔵庫で冬越しを試すも3年連続で脱出する成虫を得ることができず、不甲斐なく思っております。
そろそろ今年のゴールが出来る頃なので、また採取できるのではないかと考えております。注意することをここで伺っておけたら、準備ができるかもしれないのですが、何かありますでしょうか?
今年の目標は、たくさん探して、少し開けて幼虫も観察しようと思います。

フェノロジーで言うと、シナノキとオオバボダイジュは、蕾の時期です。花が咲いて、実がなって、10月に落下します。ゴールも、もしかするときちんと発育しているものは、樹に付いているのかもしれません。
そして、シナノキとオオバボダイジュが並んで生えていて、落下したものがどちらなのか、植物種の同定にも自信がありません。


寄主植物:シナノキ科シナノキかオオバボダイジュ
撮影年月日:2016年6月19日/札幌市
 

2019/06/01(Sat) 00:11 No.3557
Re: シナノキ科の虫えい 投稿者:南 常雄

星野悠美様、ご投稿ありがとうございます。
シナノキハグキタマバエによってオオバボダイジュとシナノキに形成されるオオバボダイジュハグキフクレフシ(C-3980a)、シナノキハグキフクレフシ(C-3980b)です。花柄や葉柄、生長途中の枝先などに形成されます。
北海道では、おおむね5月下旬に虫えいが出現し、中の幼虫は6月中旬には3齢に達します。成熟した3齢幼虫は虫えいの側面に小孔を開けて脱出し、地上に落下して地中で越冬、翌春、地中で蛹化し、地表にはいだして羽化します。
飼育によって成虫を羽化させるには、幼虫が3齢になった頃(虫えいを解剖して確認)に虫えいを採集し、虫えいをチャック付の小さい収納パックに入れて、幼虫が自然に脱出してきたのを採取します。園芸用の鹿沼土や山砂などを湿らせて飼育容器(広口瓶やタッパ)に入れ、その上に採取した幼虫をのせると、土に潜っていきます。幼虫が土に潜ったことを確認したら、飼育容器を日陰の土の中に埋めて、来春まで保存します。


2019/06/02(Sun) 14:20 No.3558
Re: シナノキ科の虫えい 投稿者:湯川淳一

星野悠美様: お久しぶりです。10年以上になりましょうか。今回は、掲示板へのご投稿、有難うございました。今もなお、虫えいに興味を持ち続けて下さっていることを知り、大変嬉しく思います。このタマバエの生活史や飼育方法は、南さんがコメントして下さった通りです。ぜひ、成虫の羽化に成功して下さい。
このタマバエは、ずっと以前から、ヨーロッパの Contarinia tliarum と同定されているのですが、同定を再検討する必要性を感じています。そのためには、成虫の形態比較と幼虫のDNA 解析結果の比較が必要です。その意味でも、成虫標本の確保は不可欠です。北海道でこそ、可能だと思います。今後の進展を楽しみにしています。これからも掲示板をどうぞよろしく。


2019/06/03(Mon) 06:03 No.3559
Re: シナノキ科の虫えい 投稿者:星野悠美

南様、湯川先生、コメントをありがとうございます。子育ての段階が、ようやく一緒に虫を観察する、ということができる程度になり、採取日を書いておくとか、そういった基本のことができるようになりました。
ゴールから虫が出てくるというのは、保育園のお友達にとっても面白いようで、ハルニレのアブラムシのゴールは子ども達の手で毎日開かれては捨てられ…まずは環境教育的な視点を楽しんでいるところです。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。


2019/05/30(Thu) 23:07 No.3553
ナラミエフクレズイフシから出てきたハチ 投稿者:Tominaga

5月4日に奈良県のコナラで採取したナラミエフクレズイフシから、大小2種類のタマバチ?が羽化してきました。「虫えい図鑑」によりますと、ナラミエフクレズイフシの形成者はナラミエフクレヤドリタマバチとされていますが、今回出てきたハチのうちどちらかがそうでしょうか? 両種とも形成者か、あるいはどちらかが寄生者なのか気になります。ご教示ください。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/
 

2019/05/31(Fri) 07:30 No.3554
Re: ナラミエフクレズイフシから出てきたハチ 投稿者:阿部芳久

Tominaga様
ゴールと羽化脱出してきたハチのお写真を拝見しました。「虫えい図鑑」のC-156の「生態」の項を御参照ください。「ナラミエフクレズイフシ」は、発育初期のナラミウスタマフシにイソウロウタマバチ(虫えい図鑑ではヤドカリタマバチ)が産卵して、その幼虫の発育に伴い変形したゴールです。写真の2匹のうち上の大きいハチはイソウロウタマバチで下の小さいハチは寄生バチ(コバチの仲間)のようです。


2019/05/31(Fri) 22:21 No.3556
Re: ナラミエフクレズイフシから出てきたハチ 投稿者:Tominaga

阿部芳久 様
いつもご教示いただきありがとうございます。
ナラミスタマフシとナラミエフクレズイフシが二重に虫えいを形成しているものと勘違いしていました。小さいほうがイソウロウタマバチの寄生バチとのこと理解しました。
お手数をおかけして申し訳ありませんでした。


2019/05/26(Sun) 19:10 No.3550
ヒイラギメフクレフシの蛹殻 投稿者:Tominaga

イヌガシ虫えい調査のついでにヒイラギメフクレフシの観察をしましたところ、虫えいから蛹殻が出ているものがありました。
以前採取した虫えいからは寄生バチが羽化してきましたが、その後何も出てきません。成虫が得られなくて残念です。


寄主植物:ヒイラギ
撮影年月日:2019年5月25日/奈良県奈良市
 

2019/05/27(Mon) 14:33 No.3551
Re: ヒイラギメフクレフシの蛹殻 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ヒイラギメフクレフシ D-292 に残された蛹殻の写真をご投稿下さり、誠に有難うございました。この虫えいの形成者のタマバエの属が不明でしたが、ご投稿頂いた写真で、ハリオタマバエの一種 Asphondylia sp. らしいという事が分かりました。この季節に、このタマバエが産卵できるヒイラギの芽は有りますでしょうか? この時期にヒイラギに産卵していれば、年1化性でしょうし、もし、産卵場所がなければ、寄主交代をするタマバエで、ひょっとして、ヒイラギはこれまで越冬場所の不明なハリオタマバエの冬寄主かも知れません。今後のご報告を楽しみにしています。ちなみに、ヒイラギの実に虫えいを作るタマバエは、ダイズサヤタマバエの冬の姿です。ダイズサヤタマバエとの関係も調べる必要がありそうです。

2019/05/27(Mon) 22:13 No.3552
Re: ヒイラギメフクレフシの蛹殻 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもコメントをいただきありがとうございます。
ヒイラギの芽について詳細に観察したことはありませんが、冬芽が形成されるのは夏以降と考えられます。
なお、初めてメフクレフシを投稿させていただいたときには、断面の様子から花芽ではないかと書いていました。これについてはっきりさせる必要がありますので、また続けて観察したいと思います。




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