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2018/03/14(Wed) 16:05 No.2992
ツルマサキハフクレフシ C-3800 投稿者:南 常雄

ゴールが形成されている葉を6枚採集し飼育しています。1枚の葉に1〜6個ゴールが形成され、合計18個ありました。葉の表面が表裏へ楕円形ないし円形にわずかに膨らみ、葉表はやや褐変し、葉裏は黄緑色をしています。ゴールの直径は4.5〜7.5mm、厚さ0.5〜0.6mm。室温下で飼育すれば、早く羽化するかと思ったのですが、まだ羽化しません。

寄主植物:ツルマサキ
撮影年月日:2018年1月28日/北海道旭川市
 

2018/03/14(Wed) 16:10 No.2993
Re: ツルマサキハフクレフシ C-3800 投稿者:南 常雄

数個のゴールを解剖して、3齢幼虫の標本にしました。葉の膨らみは肉眼では分からないくらい薄く、幼虫室も偏平で、内壁は幼虫の体に合わせて溝状に凹み、中に黄色の3齢幼虫が1匹入っています。胸骨は2角状で、基部まで褐色にキチン化しています。

寄主植物:ツルマサキ
撮影年月日:2018年1月30日/北海道旭川市


2018/03/14(Wed) 16:59 No.2994
Re: ツルマサキハフクレフシ C-3800 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:ご投稿の虫えいは、ご賢察通り、マサキタマバエ Masakimyia pustulae Yukawa & Sunose, 1976 によるツルマサキハフクレフシ C-3800 です。虫えいには厚型と薄型、幼虫には黄色型と白色型の、それぞれ、二型が知られています。ご投稿の虫えいと幼虫は、薄型・黄色型のようです。巣瀬さんの調査通りです。マサキは、水揚げの良い植物ですので、長期の飼育に耐えられると思います。うまく成虫が得られますように祈っております。

2018/03/14(Wed) 21:16 No.2995
Re: ツルマサキハフクレフシ C-3800 投稿者:南 常雄

湯川先生、そうそうご教示を賜り、ありがとうございます。
昨日、飼育中のゴールを開いてみたら、中の幼虫は生きているようなので、羽化を待ちたいと思います。
これを機会に、マサキやツルマサキをはじめ、他のニシキギ科も観察してみます。ツルマサキは厳寒の旭川でも冬季に落葉しないので、芽吹きの前に更に観察をしてみまず。


2018/03/08(Thu) 21:54 No.2983
クスノキの虫えい? 投稿者:Tominaga

クスノキの葉の表側に変色したふくらみがあり、裏側は何かの虫がへばりついているようでした。これはクスノキハクボミフシ(C-2520)でよいでしょうか?

その他、シロダモハコブフシ(C-2450)、シキミハコブフシ(C-2490)、キヅタツボミトジフシ(C-4170)、アセビツボミトジフシを確認しました。なお、シロダモハコブフシは葉の裏側が大きくふくらむ裏型でした(以前に奈良市で見たものも裏型)。


寄主植物:クスノキ
撮影年月日:2018年3月4日/奈良県川上村
 

2018/03/10(Sat) 21:50 No.2987
Re: クスノキの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:クスノキハクボミフシで良いと思いますが、念のため、宮武先生に連絡してみます。
川上村で、シロダモハコブフシ(C-2450)、シキミハコブフシ(C-2490)、キヅタツボミフクレフシ(C-4170)、アセビツボミトジフシをご確認とのこと、分布記録に追加しておきます。
和歌山県のタマバエ虫えいは、南紀生物の記念号に投稿しました。6月ごろに印刷だそうです。奈良県の記録と比較して頂けますれば幸いです。


2018/03/10(Sat) 23:55 No.2988
Re: クスノキの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生
お忙しいところコメントをいただきありがとうございました。裏側の虫の写真をアップします。
南紀生物の和歌山県のタマバエ虫えい報告を楽しみにしております。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/03/12(Mon) 12:01 No.2989
Re: クスノキの虫えい? 投稿者:宮武

Tominaga さん これはゴールと幼虫の写真を拝見すると、クスノキハクボミフシで間違いありません。ゴールメイカーのクストガリキジラミは前年の4月くらいから2齢幼虫で休眠状態のまま夏、秋を過ごし、冬の終わり頃から成長し、今月下旬には成虫が羽化すると思います。同じクスノキ科を食するトガリキジラミに、ニッケイトガリキジラミ(ヤブニッケイ、ニッケイ)とタブトガリキジラミ(タブノキ)があり、同様の生活史です。

2018/03/12(Mon) 21:36 No.2990
Re: クスノキの虫えい? 投稿者:Tominaga

宮武先生
クスノキハクボミフシについてご確認いただきありがとうございました。また、クストガリキジラミの生態についてもご教示いただきありがとうございました。
奈良公園でも同じものを確認できましたので、クスノキがあれば普通にみられるようです。なお、川上村にはタブノキもみられましたが、虫えいは見つけられませんでした。


2018/03/07(Wed) 22:29 No.2980
ナラミウロコタマフシから出てきた寄生ハエ? 投稿者:Tominaga

昨年採取してきたナラミウロコタマフシを封筒に入れて保管していたところ、3月初めになって中から音がするので確認すると1匹のハエがいました。タマバチの虫室を取り出したあとの虫えいでしたが、寄生ハエならどこかに残っていたものから出てきたのか、あるいは偶然にウロコの隙間に入り込んでいたものかよくわかりません。
虫えいと直接関係がないかもしれませんが、ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示ください。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/
 

2018/03/07(Wed) 23:40 No.2981
Re: ナラミウロコタマフシから出てきた寄生ハエ? 投稿者:南 常雄

Tominaga様、ご投稿ありがとうございます。
毛深いハエですね。ゴール形成者や寄生蜂などを捕食するヤドリバエ科が考えられますが、詳細は分かりません。「ヤドリバエ科」を画像検索して、腹部背面の縞文様から何か分かるかも知れません。


2018/03/08(Thu) 21:40 No.2982
Re: ナラミウロコタマフシから出てきた寄生ハエ? 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
いつもご教示いただきありがとうございます。
ヤドリバエ科で検索してみました。よく似たものがいましたのでヤドリバエ科でよさそうですが、種類が多いのでお手上げです。


2018/03/09(Fri) 19:13 No.2984
Re: ナラミウロコタマフシから出てきた寄生ハエ? 投稿者:阿部芳久

Tominaga様、南 様

ヤドリバエの分類の専門家:九州大学比較社会文化研究院の
舘 卓司 博士に写真を見ていただいたところ
「ヤドリバエ科のように見えます。残念ながら写真での同定はできませんが、
針刺しの標本ならば同定可能かもしれません」とのことでした。


2018/03/10(Sat) 20:48 No.2985
Re: ナラミウロコタマフシから出てきた寄生ハエ? 投稿者:Tominaga

阿部芳久 先生
お手数をおかけして申し訳ありませんでした。
ハエはしばらくビニール袋の中で生きていましたが、一昨日には死んでしまいました。
針刺し標本はつくったことがありません。個人的興味で質問させていただきましたが、虫えいとは直接関わりがなく、これ以上先生のお手を煩わせるほどのものではないと思われます。とりあえずヤドリバエ科だろうということがわかりましたので、ここまでで保留とさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。


2018/03/04(Sun) 17:21 No.2978
ヤナギシントメタマバエの幼虫について 投稿者:mikuriya

いつもご指導ありがとうございます。
二つ質問がございます。
質問@3月4日に山中湖の湖畔でヤナギシントメタマバエの幼虫を採集しました。画像から蛹化がどの程度進んでいるか、判断可能でしたらご教示ください。
質問A『日本原色虫えい図鑑』のP105のヤナギシントメタマバエの生態の3行目「4月下旬より始まり」は「4月上旬より始まり」ではないでしょうか。
以上の2点につきまして、よろしくお願いいたします。


寄主植物:ヤナギ類
撮影年月日:2018年3月4日/山梨県山中湖村
 

2018/03/04(Sun) 17:54 No.2979
Re: ヤナギシントメタマバエの幼虫について 投稿者:南 常雄

mikuriya様、ご投稿ありがとうございます。
湯川先生にコメントをいただきたいと思いますが、台湾国際ゴールシンポジウムに参加のため留守にしています。8日に帰国の予定ですのでご猶予ください。


2018/03/10(Sat) 21:38 No.2986
Re: ヤナギシントメタマバエの幼虫について 投稿者:湯川淳一

mikuriya 様:お待たせしました。お尋ねの件、鮮明な画像でしたら、蛹の体色で凡その発育程度の見当がつきます。初めは、複眼部分から色づき、羽化前には、翅の部分が黒くなります。羽化時期につきましては、図鑑での藤松 (1935) の引用部分は「4月上旬」の間違いでした。間違いを発見して下さり、誠に有り難うございました。訂正して、お詫び申し上げます。羽化時期は、地域や年によって異なります。温暖化で早くなる傾向があるかもしれません。

2018/03/14(Wed) 05:41 No.2991
Re: ヤナギシントメタマバエの幼虫について 投稿者:mikuriya

湯川淳一様
コメントをありがとうございました。
温暖化が及ぼす生物への影響に関心を持っていろいろと調べていますので、ヤナギシントメタマバエの羽化時期の変化の可能性について強い関心を持ちました。4月になったら山中湖を再訪したいと思います。


2018/02/23(Fri) 13:13 No.2976
アセビツボミトジフシの菌糸 投稿者:上地奈美

ゴール内部の菌糸は、タマバエの共生菌だと思います。幼虫はこの菌糸を食べて育つそうです。幼虫が死亡したり、蛹の頃になると黒くなり始めるようです。
 

2018/02/23(Fri) 23:26 No.2977
Re: アセビツボミトジフシの菌糸 投稿者:Tominaga

上地先生
虫えい内の菌糸についてご教示いただきありがとうございました。
共生菌については、ゴンズイの虫えいについて投稿した際に湯川先生に教えていただいたのを忘れていました。共生菌が幼虫の餌になるということは片利共生なのでしょうか。

余談ですが、ネットでアセビの花の画像を検索して見ていると、つくば市(筑波実験植物園など)で撮影された写真に虫えいと思われるものがいくつか確認できました。つくば市には多いようですね。


2018/02/22(Thu) 23:47 No.2973
アセビツボミトジフシその後 投稿者:Tominaga

湯川先生
これまで観察したことについて報告させていただきます。
当初にみつけた虫えいのほとんどで幼虫がみられなくなっており、虫えい内で菌類が繁茂して黒っぽい菌糸が充満している状況であることがわかってきました。そのような虫えいは花冠部分のみずみずしさが失われて縮んで固まってしまうようです。おそらく早い時期に寄生したものの、そのほとんどがうまく成長できず幼虫が死んでしまったため、菌類が繁殖した虫えいだけが多数残っていると考えられます。なお、このような虫えいにタマバエ幼虫ではなく蛾の幼虫が入っているものがありましたが、これは二次利用者と思われます。この菌が今後どのように変化していくのか気になります。


寄主植物:アセビ
撮影年月日:2018年2月11日/奈良県奈良市
 

2018/02/22(Thu) 23:49 No.2974
Re: アセビツボミトジフシその後 投稿者:Tominaga

(続き)2月下旬には一部のアセビで開花がみられましたが、大部分はまだつぼみの状態でした。開花株の花序をみると、一部開花していないつぼみがありました。これらは開花が遅れているものではなく、完全に開花している花序の途中でもみられるものでした。これらを調べてみると小さいタマバエ幼虫がいましたので、虫えいであることがわかりました。今までは、つぼみだけの状態のアセビで虫えいを探していたためわかりにくかったのですが、開花している状態だとわかりやすくなりました。なお、小さいタマバエ幼虫が入っている虫えいでは、白い菌糸が雌しべのあたりにみられました。タマバエ幼虫がいなくなった場合、この菌糸が繁茂して虫えい内に充満しているものと考えられます。

寄主植物:アセビ
撮影年月日:2018年2月17日/奈良県奈良市


2018/02/17(Sat) 22:09 No.2965
イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

たびたびすみません。
奈良にアセビを見に行ったついでにイチイガシを見ていたら3種類の虫えいがありました。ご教示ください。
その他、イチイガシの葉にはリーフマイナーによる食痕があったほか、葉裏にミカドテントウが越冬していました。

その1:葉裏にコブが十数個並んでいました。葉表には穴が開いており脱出した後のようです。


寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:2018年2月17日/奈良県奈良市
 

2018/02/17(Sat) 22:15 No.2966
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

その2:側脈のほぼ対称な位置にあり、葉の表裏にふくらんだものがみられました。

寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:2018年2月17日/奈良県奈良市


2018/02/17(Sat) 22:17 No.2967
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

その3:葉表にコブ状にふくらんでおり、葉裏はくぼんで毛が密生していました。ダニえいでしょうか。

以上よろしくお願いいたします。


寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:2018年2月17日/奈良県奈良市


2018/02/18(Sun) 14:30 No.2968
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:イチイガシの虫えいのご投稿、有難うございました。虫えい図鑑には、イチイガシからは、カシハウラマルタマバチによるカシハウラマルタマフシ C-060 が掲載されているだけです。写真の虫えいの一つが、タマバチの虫えいかどうか、阿部先生のご意見を伺いたいと思います。

残りの二つは、形成者の確認が必要ですが、毛が密生している方はフシダニえいの可能性があります。形成者が見つかりましたら、教えて頂けますと幸いです。


2018/02/19(Mon) 13:29 No.2969
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:井手

Tominagaさま

その1の虫えいについてはタマバチによるもののように見えます。過去に同じものと思われる虫えいの写真が出ていましたのでこちらもご参照ください。

2014/01/29(Wed) 15:07 No.165
イチイガシの葉の虫こぶ?


2018/02/19(Mon) 21:49 No.2970
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

井手 様
その1の虫えいについてご教示いただきありがとうございます。
お教えいただきました過去の写真を見ましたが、ご指摘のとおり同じものと思います。
形成者の確認が必要ですね。


2018/02/19(Mon) 22:06 No.2971
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示いただきありがとうございます。
形成者について確認してみました。
その1:虫えい内は空洞があり、糞らしきものが入っているのみでした。
その2:虫えい4個を割ってみましたところ、空洞はなく糞らしきものが詰まっていて堅いものでした。そのうち1個から小さな幼虫1匹が見つかりました。脚はなくキバがみえることから、ハチ類のようです。写真は写りがよくありませんが、ご確認いただければと思います。
その3:葉裏のくぼみの密毛のなかを確認しましたところフシダニがいましたので、フシダニえいと思います。ご指摘いただきありがとうございました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/02/22(Thu) 23:36 No.2972
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:その2の虫えいに糞らしきものが詰まっていたとのこと、鱗翅目の幼虫がいたのかもしれませんね。そうだとすれば、蜂らしき幼虫は寄生蜂かもしれません。次の機会に、形成者のご確認をよろしくお願い致します。
その3の虫えいは、やはり、フシダニでしたか。

井手さん:阿部先生を通じてコメントをお願いしていましたところ、井手さんからタマバチの虫えいについて、コメントを頂き有難うございました。今後ともよろしくお願い致します。


2018/02/23(Fri) 00:28 No.2975
Re: イチイガシの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生
その2の虫えいにつきましてご教示ありがとうございます。
中に詰まっていたものについて、糞らしきものと表現しましたが実際のところよくわかりません。砂粒のような固いものが混じっていました(写真)。形成者を見つけたいと思います。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/02/12(Mon) 10:26 No.2960
コチヂミザサの菌えい? 投稿者:Tominaga

昨年に確認し保留にしていたものですが、林道を歩いていてコチヂミザサ(イネ科)の小穂が細長く伸びて膨らんでいるものをみつけました。初め虫えいではと思いましたが、よくみると空洞になっており、中から黒い粉が出てきていましたので菌えいではないかと考えました。カヤツリグサ科スゲ属やタデ科の仲間で穂が黒くなっているのを時々みかけますが、これらと同じ「黒穂菌」によるものかもしれません。ただ、コチヂミザサの事例報告はみつけられませんでした。なお、今回みつけたものと同じものがとあるブログでも紹介されていましたが、こちらはケチヂミザサにできているもので正体は不明のままでした。
虫えいではないのでここでは場違いかもしれませんが、もし正体をご存知の方がいらっしゃいましたらご教示下さい。


寄主植物:コチヂミザサ
撮影年月日:2017年11月5日/奈良県御杖村
 

2018/02/13(Tue) 13:29 No.2961
Re: コチヂミザサの菌えい? 投稿者:南 常雄

Tominaga様、ご投稿ありがとうございます。
黒穂病の一種で間違いないと思いますが、野生種の病害については詳細な資料があるのか、分かりません。
日本語でゴールに変わる言葉がないので、一般には菌えいも虫えいの中に入れて扱われているようです。
飼料作物病害図鑑
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nilgs/diseases/dtitle.html
が参考になるかと思いますのでご参照ください。


2018/02/14(Wed) 23:00 No.2962
Re: コチヂミザサの菌えい? 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
ご教示いただきありがとうございました。
菌えいも虫えいに含めるということで理解しました。
教えていただきました図鑑やリンク先のデータベース等で探してみましたが、チヂミザサ類の黒穂病はみつかりませんでした。野生種であること、みつかる頻度が低いことなどから研究対象にならないと考えられますので、記録もされないということだろうと思います。


2018/02/15(Thu) 20:42 No.2963
Re: コチヂミザサの菌えい? 投稿者:南 常雄

上地先生より、下記のコメント並びにご教示をいただきましたので、メールから転載させていただきます。

 写真だけでは同定は難しいとのことでしたが、黒穂病の可能性もあるのでは、とのことでした。黒穂病の種類や病原菌は何種類かあるそうですが、種子伝染性で宿主特異性が高いので、少なくとも、イネや麦の菌が飛んできて寄生したというわけでは無さそうです。種子の時点で感染していて、宿主の成長とともに植物体内を移動(増殖)し、穂が形成されたときに一気に穂に胞子ができるそうです。
 アセビについては、私も詳細な生活史は存じません。お役に立てなくて申し訳ありません。昨年4月ごろにつくばで羽化殻と蛹1頭を採集したところがあるので、様子を見に行ってみます。農林団地(研究所が集合しているあたり)にもアセビの蕾はありましたが、おとといみたところゴールはなさそうでした。

 チヂミザサの病害が記録されているか、農業生物資源ジーンバンクのデータベース<https://www.gene.affrc.go.jp/index_j.php>でも検索してみました。
 検索条件は、
 植物(宿主):ササ
 宿主の科名:イネ科」
としました。
 そうしたところ、180件がヒットしました。チヂミザサ類としては、麦角病、斑点病、さび病の3件ありましたが、黒穂病はありませんでした。

なお、湯川先生より
「虫えいと菌えいはどちらもゴール(えい)ではありますが、虫えいと菌えい、線虫えいなどは。それぞれ、別物としています。なお、昆虫えいとダニえいをまとめて虫えいとしています。」とご指摘をいただきました。



2018/02/16(Fri) 23:26 No.2964
Re: コチヂミザサの菌えい? 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
上地先生からのコメントならびにご教示内容を転載していただき、ありがとうございました。上地先生によろしくお伝え下さい。

上地先生
黒穂病の可能性があるとのこと、また黒穂菌の生活史についてご教示いただきありがとうございました。柿嶌眞(2016)「くろぼ菌類の分類の現状」(日菌報57)をみましたところ、寄主植物としてイネ科の野生種がいくつか挙げられていましたが、ここでもチヂミザサ類は入っていませんでした。寄生されたコチヂミザサの植物体は採取してありますので、機会があれば調べてみたいと思います。
アセビの虫えいについてもコメントいただきありがとうございました。奈良で観察を続けていますが、今のところ蛹殻はみつかっていません。なお、虫えいと思っていたものの中にタマバエ幼虫(蛹)ではなく黒い塊(寄生菌?)が詰まっているものがありました。これが虫えいと関係するものかどうか気になっています。

湯川先生からのご指摘について、今後は気を付けるようにします。


2018/02/06(Tue) 21:49 No.2957
アマヅルの虫えい 投稿者:Tominaga

昨年のもので申し訳ありません。
アマヅル(ブドウ科)の葉の裏表に虫えいがみられました。「虫えい図鑑」によるとヤマブドウハトックリフシに似ていました。アマヅルの場合、アマヅルハトックリフシということになりますでしょうか?


寄主植物:アマヅル
撮影年月日:2017年7月29日/奈良市都祁南之庄町
 

2018/02/07(Wed) 18:42 No.2958
Re: アマヅルの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:確かにヤマブドウハトックリフシに似ていますね。アマヅルハトックリフシ C-3940e と致しましょう。エビヅル、ノブドウ、ブドウからも見つかりました。ヤマブドウからは成虫も得られましたので、佐賀大学の徳田先生と留学生の Ayman 君と一緒に、新種として記載準備中です。もし、可能でしたら、アマヅルからの幼虫標本を佐賀大学の徳田先生に送って頂けないでしょうか?  DNA 解析で、ヤマブドウのものと同じかどうか調べて貰います。よろしくお願い申し上げます。

2018/02/07(Wed) 23:04 No.2959
Re: アマヅルの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生
アマヅルの虫えいをご確認いただき、また命名をしていただきありがとうございました。
大変申し訳ありませんが、残念ながらこの時は幼虫標本を作っていませんでした(カラカラに乾いた虫えいは残っています)。今後みつけることができましたら、幼虫標本を作るようにしたいと思います。


2018/02/04(Sun) 14:55 No.2952
クヌギエダイガフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

昨年の9月にみつけた虫えいで、クヌギの枝にできていたのでクヌギエダイガフシと思いますが、どうでしょうか?ご教示下さい。
枝ごと採取して袋に入れ室内に置いていたところ、年が明けてから成虫が1匹羽化していました。枝には虫えいが2個あり、そのうちの1個から羽化したようです。最近になって虫えいを割ってみたところ一つは空洞内の楕円形の虫室に穴が開いていました。もう一つも虫室に穴が開いていましたが、まだ中にいるようだったため割ってみると成虫が出てきました。
虫えい図鑑によると出てきたのはクヌギエダイガタマバチと考えられました。羽化するのはメスのみでクヌギの芽に産卵するということですが、単為生殖するということでしょうか?


寄主植物:クヌギ
撮影年月日:2017年9月24日/奈良県平群町
 

2018/02/04(Sun) 14:57 No.2953
Re: クヌギエダイガフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

羽化した成虫の写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/02/04(Sun) 18:44 No.2955
Re: クヌギエダイガフシでしょうか? 投稿者:阿部芳久

Tominaga様
虫えいと成虫の写真を拝見しました。クヌギエダイガタマバチです。おっしゃるように単為生殖をします(この世代は雌しかいませんので、未交尾でクヌギの花芽に産卵します)。春に芽吹き花が咲きますと、雄花が変形して両性世代の虫えいが形成されます。虫えいは2,3mmしかありませんが、不定形で表面に光沢がありますので健全な雄花と区別することができます。本種の世代交番は桝田 長先生が飼育実験をすることにより明らかにされました。両性世代成虫は雌雄ともに大きさが単性世代成虫の半分くらいで、体も真黒く、胸部にほとんど毛がありません(単性世代成虫の胸部には毛が密に生えています)。


2018/02/05(Mon) 21:40 No.2956
Re: クヌギエダイガフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

阿部芳久 先生
虫えいと成虫について詳しくご教示いただきありがとうございました。
世代によって虫えい形成場所や成虫の体の大きさ、毛の生え方が違っているのは面白いですね。
今度は両性世代の虫えいを探してみたいと思います。


2018/01/21(Sun) 22:26 No.2943
これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

本年もよろしくお願いします。
奈良公園でみたアセビの蕾のなかに他のものに比べて少し膨らんだものが、一つの花序に1〜2個ほどありました。割ってみると、昨年ゴンズイの蕾でみたタマバエの蛹と同じような形状の蛹が入っていました。
薄葉さんの『虫こぶハンドブック』をみると「アセビツボミトジフシ」が載っておりよく似ていましたが、これは「アセビツボミトジフシ」でよいでしょうか?


寄主植物:アセビ
撮影年月日:2018年1月21日/奈良県奈良市
 

2018/01/21(Sun) 22:28 No.2944
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

中に入っていた蛹の写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/01/22(Mon) 13:44 No.2945
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご賢察通り、写真の虫えいはアセビツボミトジフシです。これまで、宮城県、栃木県、東京都、神奈川県、三重県、京都府、徳島県、福岡県、大分県、鹿児島県で発見されています。奈良県からは、初めての発見です。

蛹は、典型的なハリオタマバエ Asphondylia 属の形態を示しています。それにしても、この時期に蛹とは、非常に驚きました。冬寄主で越冬するハリオタマバエ類は、この時期は、まだ、1齢幼虫のはずです。1齢幼虫が発育を開始できる温度(発育ゼロ点)は、大抵10℃以上ですので、この時期に蛹まで発育できるとは、到底思えません。アセビツボミタマバエ Asphondylia sp.は蛹越冬かもしれません。そうだとすれば、大変珍しい例になります。薄葉さんのご報告 (1982) では、5月15−20日に多数羽化したと書かれています。

大変面白い例をご報告頂き、有難うございました。


2018/01/22(Mon) 22:29 No.2946
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生
アセビツボミトジフシと確認していただきありがとうございます。
アセビツボミトジフシ13個を調べたところ、蛹が入っていたのは5個、幼虫が入っていたのは2個、中身が入っていなかったのは6個でした。なお、中身がなかったものには寄生された痕跡はありませんでした。

奈良公園のアセビはまだ開花していませんが(わずかに数個開花がみられた程度)、開花期間は通常2月末から4月初めです。単にアセビの開花が早いからということではなく、気象条件が関係しているのでしょうか。広い範囲で確認されていますので、各地の状況を調べてみると面白いかもしれません。

奈良公園にはアセビがたくさんあります(シカが食べないため)。また、気軽に行きやすい場所ですので、いつ頃羽化するのか気を付けてみたいと思います。


2018/01/23(Tue) 00:15 No.2947
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:アセビツボミトジフシに幼虫も入っていたとのこと、胸骨のある3齢幼虫でしたでしょうか? 幼虫もいるとなると、蛹越冬ではなく、幼虫越冬で、最近蛹化した可能性もありますが、写真の蛹は、蛹化後、かなり時間が経過しているもののようでした。今後の羽化時期や発育の状況など、観察していただけますれば有難いと存じます。おそらく、羽化後、春ー夏寄主に産卵するものと思われますが、まだ、産卵対象候補の植物は判明していません。今後が楽しみです。

2018/01/23(Tue) 23:56 No.2948
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生
幼虫を確認したところ、胸骨らしいものが見えました(写真)。
蛹は先の写真の色のほか、黒っぽい色をしているものもみられました。また、最近蛹化したと思われるうすい茶色をしている場合もありました。
今後も観察を続けたいと思います。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2018/01/31(Wed) 22:41 No.2949
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

後日に奈良公園を歩き回ってみたところ、アセビはたくさんありましたが虫えいは3か所でそれぞれ1個ずつしかみつけられませんでした。一方、最初にみつけた場所では、さらに多くの虫えいをみつけることができました。虫えいの分布は局所的なようです。

2018/02/01(Thu) 13:41 No.2950
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:アセビツボミトジフシから得られたタマバエの幼虫の写真をご投稿くださり、誠に有難うございました。胸骨は典型的な四山型でしたので、このタマバエは、ハリオタマバエ Asphondylia 属の一種であることがはっきり確認できました。蛹には、薄い茶色と黒いものがあるということですので、3齢幼虫越冬で、現在も発育中であることが分かりました。複眼が黒くなりますと、羽化が近いと思います。羽化した成虫は、どこに産卵するのでしょうか、とても興味があります。それにしましても、この低い気温で発育しているこのタマバエには驚くほかありません。

ちなみに、アメリカでコムギを加害するヘシアンタマバエ Mayetiola destructor の発育ゼロ点は 1.6℃、韓国のマツバノタマバエ Thecodiplosis japonensis は 5.1-6.1℃ と低い温度が報告されていますが、これまで調査された日本産のハリオタマバエはすべて 10℃以上です。

ところで、以下はご参考までに。公園で、虫えいから成虫が羽化した証拠の蛹の抜け殻を、3〜5日おきに(不定期でも構いません)抜き取って75%エタノールに保存し、数を記録しておきますと、最終羽化に至るまでの累積羽化曲線を作成することができます。また、同時に、50%羽化日も判明します。さらに、蛹の殻で雌雄の判別が可能かもしれませんので、雌雄の羽化曲線の比較もできるかも知れません。私が近くなら、調査に行かせていただきたい所ですが、遠くて残念です。


2018/02/03(Sat) 23:28 No.2951
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生
幼虫をご確認いただき、また、羽化の調査方法を詳しく教えていただきありがとうございました。
この冬は平年より寒い日が続いていますが、幼虫や蛹は大丈夫なのでしょうか。頻度は多くありませんが奈良公園へはまた行く機会がありますので、抜け殻のチェックもしてみたいと思います。


2018/02/04(Sun) 18:19 No.2954
Re: これはアセビツボミトジフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:奈良公園にいらっしゃる機会がおありとのこと、今後の情報を楽しみにしております。何せ、薄葉さんのご報告では5月に羽化となっていますので、その違いが気になっています。よろしくお願い申し上げます。

2018/01/01(Mon) 00:00 No.2942
おめでとうございます 投稿者:南 常雄

明けましておめでとうございます。
旧年中はたくさんのご投稿を、ありがとうございました。
本年もよろしくお願いいたします。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/
 

2017/12/24(Sun) 21:56 No.2938
ヨモギの仲間? の虫えい 投稿者:小泉正人

20cm以下のヨモギの仲間に出来ていた虫えいです。
ハグキコブシとかハベリマキフシのようにも思えるのですが、どこか違うような気がします!



寄主植物:ヨモギ?
撮影年月日:2017年12月24日/群馬県安中市松井田町
 

2017/12/24(Sun) 21:56 No.2939
Re: ヨモギの仲間? の虫えい 投稿者:小泉正人

拡大です

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/12/24(Sun) 22:29 No.2940
Re: ヨモギの仲間? の虫えい 投稿者:南 常雄

小泉正人様 ご投稿ありがとうございます。
ヨモギにハグキコブシのゴールはないと思います。本ゴールは、ヨモギクダナシアブラムシによって形成されたヨモギハベリマキフシです。写真のゴールは、葉脇の托葉に形成されたために、全体がゴール化して塊状に見えるのだと思います。


2017/12/25(Mon) 06:52 No.2941
Re: ヨモギの仲間? の虫えい 投稿者:小泉正人

南様
お忙し中、早速ご回答いただきありがとうございます。
托葉に形成されたのですね・・・沢山の株についていました!


2017/12/21(Thu) 21:55 No.2930
ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

京都植物園のブナの落葉の葉裏に虫こぶを見つけました。この図鑑で探すとブナハウラカイガラフシのようですが?
 写真 葉裏拡大


寄主植物:ブナの落葉(葉裏)
撮影年月日:2017年12月20日/京都市
 

2017/12/21(Thu) 21:56 No.2931
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

虫こぶ拡大

寄主植物:ブナの落葉(葉裏)
撮影年月日:2017年12月20日/京都市


2017/12/21(Thu) 22:01 No.2932
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

虫こぶをはがすと貝殻のように2枚に割れ、中から白い幼虫が出てきました。

寄主植物:ブナの落葉(葉裏)
撮影年月日:2017年12月20日/京都市


2017/12/21(Thu) 22:03 No.2933
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

幼虫は生きているようで動いていました。

寄主植物:ブナの落葉(葉裏)
撮影年月日:2017年12月20日/京都市


2017/12/21(Thu) 22:12 No.2934
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

この虫こぶを教えてくれた人によると、ヤマガラがこれを食べているのを見たとのこと。ブナハウラカイガラフシを鳥は食べるのでしょうか、また他の虫こぶも鳥の食料になるのでしょうか?

2017/12/22(Fri) 07:46 No.2935
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:akaitori

鳥が虫こぶを食べた記録として、ネット上では、
ヤマガラ(ミズナラメウロコタマフシ、ナラメカイメンタマフシ)
ヒガラ(シロダモハコブフシ)
シジュウカラ(シロダモハコブフシ)
スズメ(エノキハトガリタマフシ、ケヤキハフクロフシ)
コゲラ(クヌギエダイガフシ)
コアカゲラ(タマバチの虫こぶ)
などがありました。

ヒガラとシジュウカラの虫こぶ採食観察報告
https://www.city.abiko.chiba.jp/bird-mus/info2/list.files/2015.11.Vol.21_3.pdf


2017/12/23(Sat) 20:28 No.2936
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:湯川淳一

宇治のヒカルゲンジ様:ご投稿、有難うございました。ご賢察の通り、この虫えいは、ブナハウラカイガラフシ C-1741 です。京都府からは初めての発見です。ブナハオモテカイガラフシ C-1740 とともに、ブナカイガラタマバエ Hartigiola faggalli によって形成されますが、ハオモテとハウラにカイガラフシを作るタマバエの成虫の間には、形態やDNA 塩基配列にはほとんど差がありません。しかし、交尾行動では高い確率で生殖隔離が見られ、産卵場所選択(表と裏)でもはっきりと異なっています。まさに、種分化の途上と考えられています(Mishima et al., 2014; Annales of the Entomological Society of America 107, 789-798.)この論文をご希望の方は、南さんを通じて、お知らせ下さい。PDF をお送りします。

ブナハウラカイガラフシがヤマガラに食べられるとのご報告、これは初めてでしたので驚きました。

akaitori 様:鳥が虫こぶを食べた記録をアップして下さり、誠に有難うございました。鳥の他に、屋久島のサルがイスノキの大きな虫えい内部のアブラムシや甘露を食べることも報告されています。

このような摂食が、虫えい形成者の生存率や個体群動態に、どれほど強い影響があるかに関しましては、まだ、不明なことが多いようです。

今後とも、ご投稿のほど、よろしくお願い申し上げます。


2017/12/24(Sun) 10:03 No.2937
Re: ブナハウラカイガラフシ? 投稿者:宇治のヒカルゲンジ

akaitori様 湯川様

 早速いろいろとお教えいただきありがとうございます。
虫えいが生態系の中でどのような位置づけなのかよくわからなかったのですが、鳥のえさになるという一つの役割があったのですね。

南様

 湯川様ご紹介の論文、理解できるかどうかわかりませんが、興味ありますのでお送りいただけないでしょうか。


2017/11/26(Sun) 18:12 No.2921 ホームページ
イヌブナの葉裏に付く虫えいは? 投稿者:福田史夫

初めてお便りします。
11月24日に唐沢公園橋から黒岩までの自然公園歩道の通行止め区間で、見つけたイヌブナの葉裏に直径5ミリ前後の丸い虫えいが付いています(添付写真)。これは何という虫の、何という名の虫えいでしょうか?

知人よりこちらの掲示板を紹介されました。よろしくお願いします。

福田 史夫(fumio fukuda)


寄主植物:イヌブナ
撮影年月日:2017年11月24日/神奈川県清川村唐沢
 

2017/11/26(Sun) 23:43 No.2922
Re: イヌブナの葉裏に付く虫えいは? 投稿者:南 常雄

福田史夫 様
初めまして。ご投稿ありがとうございます。メールをお送りしましたが、つながりませんでした。
本件は湯川淳一先生に、コメントをお願いいたしましたので。よろしくお願いします。


2017/11/27(Mon) 16:51 No.2923
Re: イヌブナの葉裏に付く虫えいは? 投稿者:湯川淳一

福田 史夫 様:イヌブナの虫えいのご投稿、有難うございました。この虫えいは、イヌブナハベリタマフシ(虫えい番号:C-1732)と名付けられている虫えいです。これまで、東京の高尾山や奈良県御杖村で見つかっています。神奈川県からは初めての発見ですので、お手柄です。

この虫えいを形成するのは、タマバエ科に属する微小なハエの一種ですが、まだ、成虫が得られていませんので、学名や和名は決まっていません。虫えいは、葉とともに落下するか、虫えいが葉から、はずれて地上に落下し、内部の幼虫は、地上に落下した虫えいの中で越冬するものと思われます。しかし、いつ頃、成虫が羽化するのか不明です。沢山の虫えいが見つかれば、人為的に越冬させる実験をすることが可能ですが、まだ、そのような機会がありません。今後に期待したいと思っています。

ちなみに、ブナにも同じような虫えいが形成されます。恐らく、同じ種のタマバエによって形成される可能性が高いと考えています。こちらは、ブナハベリタマフシ C-1670 と名付けられています。「日本原色虫えい図鑑」の41ページに写真が出ています。

今後とも、掲示板をご活用頂けますようにお願い申し上げます。


2017/11/27(Mon) 18:42 No.2924
Re: イヌブナの葉裏に付く虫えいは? 投稿者:福田史夫

南 常雄さま
湯川淳一さま

早速のレスポンスありがとうございます。
イヌブナハベリタマフシと名付けられている虫えいで、タマバエ科の小さなハエが作るとのこと、現在この二つの虫えいは、葉に付着していたボタン状のものを残して剥がれ落ち、卵?が入っている部分が回りから離れた様子です。机の上に置きっぱなしなので部屋の中が乾いているためにこのようなことが生じたような感じです。
神奈川県からは初めての発見とのこと嬉しい限りです。
これからも宜しくお願いします。

福田 史夫(fumio fukuda)


2017/11/25(Sat) 21:57 No.2919
ナラミウロコタマフシその後 投稿者:Tominaga

8月に報告しました奈良県のナラミウロコタマフシ(掲示板投稿No.2810)を11月初めに再確認してきました。虫えいは茶色になって地表に多数が落ちており、樹上にはまったく残っていませんでした。
落ちていた虫えい20個ほどについて鱗片を含む全体の大きさ(幅)を計測すると、1cmほどの小さいものから大きなもので4cmに達し、8月よりかなり大きくなっていました。大きさ2〜4cmの虫えい半数以上に大きさ5mm程度の楕円形の幼虫室がありました。虫えいが2cmより小さい一部のものでは、幼虫室が小さく未発達でした。なお、まれに裂けているものがあり、すき間から幼虫室が見えているものもみられました。
幼虫室内には幼虫がいましたが、このまま越冬するのでしょうか。


寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:2017年11月5日/奈良県宇陀郡御杖村
 

2017/11/25(Sat) 22:02 No.2920
Re: ナラミウロコタマフシその後 投稿者:Tominaga

虫えいを半分に割った状態の写真です。中心に幼虫室があります。

寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:年月日/


2017/12/11(Mon) 09:53 No.2926
Re: ナラミウロコタマフシその後 投稿者:井手

Tominagaさま

追加が得られたのですね。おそらく幼虫室にはタマバチの終齢幼虫が入っているものと思います。

このまま越冬し、うまくいけば、来年の早春には成虫になるかもしれません。

なかにはそのまま休眠して、翌々年の春になる場合もあるので、正確にはわかりませんが、保管して経過をご観察頂ければよいかと思います。

成虫が出ましたら同定させて頂きますので是非ご報告ください。


2017/12/11(Mon) 22:34 No.2927
Re: ナラミウロコタマフシその後 投稿者:Tominaga

井手 様
お忙しいところ、ご教示いただきありがとうございました。
保管がうまくいって成虫が得られた際には報告させていただきます。
それでは今後ともよろしくお願いします。


2017/11/24(Fri) 21:49 No.2918
コナスビの虫えい 投稿者:Tominaga

兵庫県の2箇所(朝来市、神河町)でコナスビメタマケフシ(D-0065)を確認しました。近畿地方では以前に報告した奈良県に次いで2例目です。他府県でも気をつけてみたいと思います。

寄主植物:コナスビ
撮影年月日:2017年11月24日/兵庫県朝来市生野町
 

2017/11/19(Sun) 22:05 No.2912
イチイガシの葉裏の主脈の虫こぶのハチ 投稿者:M

虫こぶからハチが羽化しましたのでお知らせします。

2017年3月22日小郡市三沢採集の葉から同25日と27日に落下した3個の虫こぶを外の鉢に入れて保管していました。以前の観察で、初期ゴールが10月についていましたので、9月半ばに室内容器に移しました。そのまま羽化がなく11月14日にその内の1個を少し削ってみましたら、タマバチのお腹が見えましたので、そのままピルケースに削った部分を下に伏せる形で保管しておりましたら、本日19日自ら脱出口を開けて羽化しました。他の2個はどうなるか不明です。


寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:年月日/小郡市三沢
 

2017/11/20(Mon) 17:24 No.2913
Re: イチイガシの葉裏の主脈の虫こぶのハチ 投稿者:M

本日20日、もう1匹羽化脱出いたしました。でもこの個体は翅がうまく開きませんでした。画像のものは、ゴール形成蜂でしょうか?

2017/11/21(Tue) 18:05 No.2914
Re: イチイガシの葉裏の主脈の虫こぶのハチ 投稿者:阿部芳久

M様
貴重なお写真を興味深く拝見しています。画像はゴール形成蜂と思います。


2017/11/21(Tue) 22:39 No.2915
Re: イチイガシの葉裏の主脈の虫こぶのハチ 投稿者:M

阿部芳久先生 ご教示いただき、ありがとうございました。主に会えて嬉しく思いました。

2017/11/11(Sat) 22:25 No.2908
イヌブナの虫えい3種 投稿者:Tominaga

イヌブナの葉にみられた下記の虫えい3種につきまして、正しいかどうかご教示ください。
1.イヌブナハボタンフシ(写真上)
特徴的な形をしていますので、「図鑑」の写真をみて判断しました。
2.イヌブナハマルタマフシ?(写真左下)
葉表にできていました。「図鑑」のリストにはありますが、写真がないのでこれでよいかどうかわかりません。なお、海藤・溝田(2007)の「青葉山市有林(仙台市)の虫こぶ」にはよく似た「イヌブナハタマフシ(仮称)」が報告されていましたが、同じものでしょうか。
3.イヌブナハベリタマフシ(写真右下)
葉裏の縁にできており、「図鑑」の写真をみて判断しました。
以上よろしくお願いします。


寄主植物:イヌブナ
撮影年月日:2017年11月5日/奈良県御杖村
 

2017/11/12(Sun) 18:38 No.2909
Re: イヌブナの虫えい3種 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご賢察の通り、イヌブナハボタンフシ C-0610 とイヌブナハベリタマフシ C-1732 です。もう一つは、イヌブナハマルタマフシ C-1737 です。3種類とも奈良県で初めてのものです。これらの虫えいを形成するタマバエの方は、まだ、成虫が得られていませんので、未同定のままです。
 虫えいを旨く越冬させることができると良いのですが。寄生されているものもありますので、かなり多くの虫えいを落下前か、あるいは、落葉に付いたものを採集し、ピートモスを敷いた植木鉢に入れ、ネットか金網をかぶせて、半分ほど土中に埋め越冬させます。春先に掘り出して、羽化を待つと良いのですが、掘り出すタイミングをイヌブナの開葉時に合わせるのに失敗します。時々、虫えいを解剖して、蛹化を確認すると良いと思います。
虫えいがたくさん取れそうな時に、ぜひ、お試し下さい。
南さんは飼育の達人ですから、必要な時はご相談下さい。


2017/11/12(Sun) 22:14 No.2910
Re: イヌブナの虫えい3種 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ありがとうございました。
ハボタンフシはよく見られましたが、ハベリタマフシやハマルタマフシは少なかったです。
成虫を羽化させるのは挑戦できればいいのですが、イヌブナは山地の植物ですので、私の住んでいる大阪市内では管理が難しいですね。


2017/11/08(Wed) 22:57 No.2894
アケボノソウの虫えい? 投稿者:Tominaga

アケボノソウをみていて、ふと虫えいがないか気になりました。花は既に終わっており、残っている花弁に包まれた果実をいくつか調べてみました。果実は大きくなると花弁より長くなり突き出ますが、花弁より短くてやや変色した果実(写真は花弁が枯れて縮んでいます)もあり、それを割ってみると白い幼虫が数匹〜十数匹入っていました。持ち帰って観察するとタマバエ幼虫のようで胸骨は二山型でした。
果実自体は特に大きく変形していませんでしたが、これも虫えいと呼べるものでしょうか?


寄主植物:アケボノソウ(リンドウ科)
撮影年月日:2017年11月8日/奈良県十津川村
 

2017/11/08(Wed) 23:00 No.2895
Re: アケボノソウの虫えい? 投稿者:Tominaga

果実を割ったら出てきた幼虫の写真です。

寄主植物:アケボノソウ
撮影年月日:年月日/


2017/11/08(Wed) 23:27 No.2897
Re: アケボノソウの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:いつも珍しい虫えいのご投稿を有難うございます。アケボノソウに形成されるタマバエの虫えいは、これまで見つかったことがありませんでした。もちろん、これも虫えいです。新発見ですので、新しい虫えい和名が必要です。実際に虫えいはご覧になって、どのような虫えい和名が良いか、一つ二つ、候補を上げて頂けないでしょうか? その上で、番号を決定してお知らせいたします。

2017/11/10(Fri) 00:05 No.2899
Re: アケボノソウの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生、虫えいとご確認いただきありがとうございました。虫えい名の候補を考えるという宿題をいただき、センスがないのでたいへん悩んでいます。

虫えい名を検討するにあたって、果実の大きさとタマバエ寄生の有無を調べてみることにしました。1本の茎にある未熟な果実15個について割ってみたところ10個に寄生がみられ、幼虫は1個の果実に1〜4匹が入っていました。これらは果実の長さが10〜14mmありました。10mm以下の小さな果実に十数匹入っていたものは、初期に産卵され食害の結果大きく生長できなかったもののようです。当初は「ミチヂミフシ」はどうかと思いましたが、寄生を受けている果実はふつうの大きさもあるので、適当ではないようです。

幼虫が入っていた果実はあまり目立たないものの凹凸がみられました。果実を割ったときに気がついたのは、食害を受けている部分はへこみ(変色している場合が多い)、受けていない部分は種子が生長するためふくらんでいるようでした。このため、外から見ると写真のように凹凸があるように見えます。これを「ミフクレフシ」としてもよいかどうか判断できませんが、とりあえず候補として挙げさせていただきます。

以上、ご検討よろしくお願いします。


寄主植物:アケボノソウ
撮影年月日:年月日/


2017/11/11(Sat) 13:36 No.2903
Re: アケボノソウの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:アケボノソウの虫えいの形状を詳細にお調べ下さり、虫えい和名をお考え頂き誠に有り難うございました。アケボノソウミフクレフシ D-0302 にさせて頂きます。リンドウ科に形成されるタマバエの虫えいとしては、日本で初めての発見です。
3齢幼虫の胸骨が二山型とのことですので、ハリオタマバエ属ではないことが確かです。これから、幼虫が地中で越冬することと思いますが、リンドウのツボミの時期まで地中にいるのか、それまでに、別の植物を経由するのか、生活史が気にかかります。


2017/11/11(Sat) 22:09 No.2907
Re: アケボノソウの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生、虫えい和名を決めていただきありがとうございました。
アケボノソウは今までふつうに見ていましたが、まさか虫えいが隠れているとは思いもよりませんでした。なお、幼虫標本は確保しておりますので必要でしたらお知らせください。
今後はその他のリンドウ科でも気をつけてみたいと思います。




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