2014/06/23(Mon) 20:21 No.507
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:Nabita
21日にみつけた初期のものは、葉表面には何の変化もありませんが、ゴールが成熟するとわずかに山形に盛り上がり、黄色っぽくなります。写真にはゴールのある葉が3枚写っています。
今回の写真4枚は全て同じ木で撮影したものなので、以下、宿主植物、撮影場所は省略します。
寄主植物:
撮影年月日:2012年8月4日/
2014/06/23(Mon) 20:24 No.508
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:Nabita
成熟したゴールではラープの直径は4mm程になります。羽化する際は、ゴールから脱出し、すぐ近くで脱皮するようで、ラープの近くに脱皮殻が見えます。
寄主植物:
撮影年月日:2013年7月14日/
2014/06/23(Mon) 20:43 No.509
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:Nabita
成虫のクロオビカイガラキジラミ(Celtisaspis usubai (Y. Miyatake, 1980))です。
以下エピソードを書きますので、興味のない方は読み飛ばしてください。20年位前に初めてこの成虫をすくいとりで採集し(当時はゴールに興味なかった)、昆虫学会で宮武頼夫さんに見てもらったら、クロオビカイガラキジラミで、カイガラキジラミを県単位で初めて採った人にはお酒を贈ることにしていると、ビール券を頂戴しました(日本酒は飲めないので)。さて、この成虫の写真が初めて撮れたのは、定年後奥さまの実家にある青森県に引っ越された方と、知り合って半年後位に一緒に虫を撮りに行った時のものです。そうしたら何と、その方の出身地は東京で、高校生の時に本種が献名されている、虫こぶ研究で有名な薄葉重先生から生物の授業を受けたのだそうです。
寄主植物:
撮影年月日:2013年7月14日/
2014/06/23(Mon) 22:33 No.510
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:南 常雄
Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
残念ながら道北では、観察する機会がありませんが、道南での観察の際に参考にさせていただきます。
2014/06/24(Tue) 15:43 No.512
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:M
Nabita様
はじめまして。こんなキジラミがいるのですね。面白いです。地元のエノキも見てみようと思いました。
それから、最初の写真No.506の葉の縁が巻いているのですが、これも何かのゴールでしょうか?
2014/06/24(Tue) 19:44 No.516
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:Nabita
南さま、Mさま、コメントありがとうございます。ラープ自体は秋に落葉する際にも、しっかり残ったままなので、発生しているなら、虫がいなくなってからでも十分探すことができると思います。地域によっては、もうひとつの同属種エノキカイガラキジラミになるかもしれませんが、この場合はゴール表面ははっきり角状に発達するようです。ゴールの通例にたがわず、毎年発生している木は橋の下の日当りの悪い所に生えていて、生育がかなり悪い(遅い)です。No.506の写真は、私もトリミングしていて、葉縁がカールしているのにやっと気づきました。葉表から探した時に、オオムラサキの幼虫がでんと乗っていたので、これのその後の観察も兼ねて、また行ってみようと考えています。もしゴールだったら、改めて報告させていただきます。
2014/06/24(Tue) 20:01 No.518
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:M
Nabita様 ラープというのは、そんなに残っているのですね。エノキカイガラキジラミについてもご教示いただき、ありがとうございました。 オオムラサキの幼虫もいたのですか。いいですね。葉縁のカール、次回のアップを楽しみにしています。
2014/06/24(Tue) 22:20 No.521
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:湯川淳一
Nabita 様:虫えい図鑑のキジラミのところを分担執筆して下さった宮武頼夫さんにコメントをお願い致しましたので、何かお答え下さることと思います。しばらくお待ち下さい。
2014/06/29(Sun) 19:58 No.559
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:Nabita
Mさん、29日も現地へ行って来て、かなり探したのですが、葉縁がカールしているものはみつけられませんでした。何だったんでしょうかね。ということで、行った証拠(になるかどうかですが)、ラープの着いた葉とオオムラサキの蛹を載せます。
寄主植物:エゾエノキ
撮影年月日:2014年6月29日/青森県黒石市