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虫えい同好会掲示板
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2020/09/15(Tue) 00:40 No.4145
コチヂミザサの虫えい? 投稿者:Tominaga

コチヂミザサの茎下部から出ている芽の部分がふくらんでいるものがみられました。
ふくらんだ部分は空洞になっていて、3個採取したうちの2個はすでに脱出しており、残りの1個にハチが入っていました。
『虫えい図鑑』にススキタケノコフシ(E-007)が載っていますが、これをかなり小さく細長くした感じです。ただ、ススキタケノコフシはタマバエによるものですので、コチヂミザサから出てきたものは寄生蜂かもしれません。
これも虫えいと考えてよいでしょうか?ご教示お願いします。


寄主植物:コチヂミザサ
撮影年月日:2020年9月12日/奈良県奈良市都祁南之庄町
 

2020/09/15(Tue) 15:11 No.4146
Re: コチヂミザサの虫えい? 投稿者:akaitori

蜂は、ヒメコバチ科のように思います。

http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-1654.html


2020/09/15(Tue) 20:16 No.4148
Re: コチヂミザサの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ご投稿有難うございました。ササ類には、色々な虫えいが形成されますが、ササウオタマバエ以外は、なかなか成虫が得られておらず、共生者や空の虫えい利用者などがいて、まだ、ササ類のタマバエの全貌は不明です。寄生蜂も沢山います。今、東大植物園の研究者がササ類のタマバエにチャレンジしています。

なお、ススキメタケノコフシを形成するタマバエ Orseolia miscanthi は、まったく別物で、この属のタマバエは、ササ類以外の様々なイネ科植物を寄主としています。南の方のタマバエです。


2020/09/15(Tue) 22:00 No.4149
Re: コチヂミザサの虫えい? 投稿者:Tominaga

akaitori 様
ご教示ありがとうございます。
リンク先をみましたが確かに似ていると思いました。ヒメコバチ科はタマバエに寄生するようですので、タマバエによる虫えいの可能性がありそうです。もっと試料が欲しいところでですが、時期的にはもう遅いかもしれません。来年も気を付けてみたいと思います。


2020/09/15(Tue) 22:13 No.4150
Re: コチヂミザサの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもご教示いただきありがとうございます。
私の説明不足で申し訳ないのですが、コチヂミザサはササと付いていますがいわゆるササ類ではなく、イネ科チヂミザサ属のコチヂミザサOplismenus undulatifolius var. undulatifolius f. japonicusで高さ10〜30cmほどの多年生草本です。地上数pのところにできていますので、ススキメタケノコフシに近いものではと思った次第です。たいへん失礼しました。

いわゆるササ類の虫えいはまだ見つけていませんが、こちらも気を付けてみたいと思います。


2020/09/17(Thu) 10:40 No.4153
Re: コチヂミザサの虫えい? 投稿者:松尾和典

Tominaga様
私もヒメコバチ科と思いました。触覚の形から雌成虫かと思います。


2020/09/17(Thu) 22:48 No.4154
Re: コチヂミザサの虫えい? 投稿者:Tominaga

松尾先生
寄生蜂の確認ありがとうございました。
今後は虫えい形成者の確認ができればと思います。


2020/09/23(Wed) 22:09 No.4160
Re: コチヂミザサの虫えい? 投稿者:Tominaga

再度虫えいをいくつか採取してきました。解剖してみるといずれもタマバエと思われる死んだ蛹殻と、寄生蜂と思われる幼虫が入っていました。寄生率が高いようですので、来年はより早い時期に確認する必要がありそうです。

2020/09/24(Thu) 18:58 No.4165
Re: コチヂミザサの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ご投稿の文中に死んだ蛹殻とありましたが、蛹の死骸でしょうか? それとも、羽化後の空の蛹殻でしょうか? 虫えいの中で蛹が死んでいるとすれば、幼虫が虫えい内で蛹化するということですから、成虫も、直接、虫えいから羽化してきます。それだと成虫標本も得やすいと思います。来シーズンは、ぜひ、タマバエの幼虫(できれば成虫も)の標本を拝見させて下さい。

2020/09/25(Fri) 21:30 No.4171
Re: コチヂミザサの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生
コメントいただきありがとうございます。
蛹の死骸と思ったのは一緒に寄生蜂の幼虫がいたためで、捕食されたものと思いました。また蛹殻も原形を留めていなかったことから、抜け殻ではないと思った次第です。
これらは寄生蜂成虫とあわせて松尾先生にお送りしましたので、蛹殻についても確認していただくようお願いしてみます。
来年は早めに探してみたいと思います。


2020/09/15(Tue) 00:33 No.4144
アマヅルハグキフクレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

アマヅルの葉柄が一部ふくらんでいました。解剖すると、複数の幼虫室とタマバエ幼虫がみられました。
『虫えい図鑑』にはヤマブドウハグキフクレフシ(C-392)があり、形状はそれによく似ていましたが、アマヅルの場合、アマヅルハグキフクレフシと考えてよいでしょうか?
ご教示お願いします。


寄主植物:アマヅル
撮影年月日:2020年9月12日/奈良県奈良市都祁南之庄町
 

2020/09/15(Tue) 20:02 No.4147
Re: アマヅルハグキフクレフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ご投稿、有難うございました。確かに、ヤマブドウハグキフクレフシ (C-3920a) に似ています。これを形成するタマバエと同一種である可能性が高いですので、アマヅルハグキフクレフシ (C-3920b) としましょう。成虫の羽化を楽しみにしています。進士織平先生は、このタマバエをアメリカ産の Dasineura vitis と同定されましたが、侵入種以外に、新北区のタマバエと共通種はいませんので、同定に再検討の必要性を感じています。

2020/09/15(Tue) 22:24 No.4151
Re: アマヅルハグキフクレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生
虫えいの命名・番号を付与していただきありがとうございました。
この虫えいを見つけた場所は2017年にアマヅルハトックリフシを見つけた場所と同じで、今回は同じツルの葉にアマヅルハトックリフシも付いていました。今後も観察を続けてみたいと思います。


2020/09/07(Mon) 22:30 No.4138
アマヅルハトックリフシ 投稿者:Tominaga

アマヅルの葉裏や葉柄、茎においてアマヅルハトックリフシ(C−3940e)を確認しました。
この虫えいはヤマブドウ、エビヅル、ノブドウ、ブドウで記録されているものと同じであることを湯川先生からご教示いただき、2017年に奈良市で確認したものに虫えい名・番号をつけていただきました(投稿No.2957)。

その後、2019年にヤマブドウハトックリフシのタマバエが新種記載されましたが、もし必要でしたら標本をお送りしたほうがよいでしょうか。


寄主植物:アマヅル
撮影年月日:2020年9月6日/奈良県宇陀市室生深野
 

2020/09/08(Tue) 16:20 No.4140
Re: アマヅルハトックリフシ 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: アマヅルハトックリフシのご投稿、有難うございました。このタマバエもヤマブドウハトックリフシのタマバエと同種だと思いますが、念のため、DNA解析で確認しておく方が良いと思います。標本をお送りいただけるとの事、ぜひ、佐賀大学の徳田 誠 先生宛に、直接、お送り頂けますと有難いです。メールで、宛先をお知らせ致します。よろしくお願い申し上げます。

2020/09/08(Tue) 22:57 No.4141
Re: アマヅルハトックリフシ 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもお世話になっております。
標本送付についてお手数をおかけし申し訳ありません。徳田先生に標本を送付させていただきます。

論文をみていると、ヤマブドウハトックリフシのタマバエは東北地方と北海道を中心に見つかっているようですね。あと、昨年に山口県でエビヅルハトックリフシを見ましたが、近畿地方や中国地方でもおなじタマバエなのかどうか気になります。


寄主植物:エビヅル
撮影年月日:2019年9月20日/山口県岩国市


2020/09/07(Mon) 22:22 No.4137
ゴンズイツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

コロナの影響でしばらく見に行けていなかったゴンズイツボミフクレフシを観察してきました。
ほとんどの虫えいに脱出孔がありましたが、まだ孔がないものがあり、開いてみたところタマバエ蛹、寄生蜂蛹を確認しました。昨年は6月16日にタマバエ蛹を確認していましたので2ヶ月以上の差があります。
ゴンズイの花期は5〜6月ですので、タマバエには成長期間が短いタイプと長いタイプがいるのかもしれません。


寄主植物:ゴンズイ
撮影年月日:2020年9月6日/奈良県宇陀市室生深野
 

2020/09/08(Tue) 16:15 No.4139
Re: ゴンズイツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ゴンズイツボミフシタマバエ Asphondylia sp. の羽化時期につきまして、興味深い情報をご投稿下さり、有難うございました。このタマバエは、ひょっとすると、ゴンズイの蕾と幼果を利用して、2世代を繰り返している個体が混じっているのかも知れません。イボタミタマバエ Asphondylia sphaera は、ネズミモチの蕾と幼果を利用して、春から初夏にかけて、2世代を繰り返している個体が混じっています。幼果を利用するもののは、ミフクレフシを形成し、1齢幼虫で夏、秋、冬を過ごし、翌春に羽化します。しかし、ゴンズイの場合は、この時期に蛹ですから、間も無く羽化し、別の寄主植物に移動して、翌春まで過ごす、いわゆる、寄主交代タマバエだと思います。この先、どの植物に行くのか大変興味あるところです。

これまで得られました未同定の Asphondylia の幼虫は、上地さんのところに送り、DNA解析を依頼してありますので、いくつかのタマバエが、結びつき、寄主交代の実態が明らかになることと期待しているところです。


2020/09/09(Wed) 21:38 No.4142
Re: ゴンズイツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

湯川先生
ゴンズイツボミフシタマバエAsphondylia sp.の生態についてご教示いただきありがとうございました。
タマバエと寄生蜂の成虫が羽化してきました。タマバエは昨年見たものと同じようです。
2017年に初めてゴンズイツボミフクレフシを確認して以降、いまだ3齢幼虫が得られていませんので、7〜8月においても観察してみる必要がありそうです。

上地様には、マルミノヤマゴボウミフクレフシのタマバエについても調べていただいていますので、そちらの結果も楽しみです。


2020/08/27(Thu) 17:41 No.4131
ミズメハミャクフクレフシ 投稿者:湯川淳一

カバノキ科のミズメの葉裏の主脈が膨れるタマバエの虫えいが下記の論文で発表されましたので、お知らせ致します。

Elsayed AK, Skuhravá M, Ohta K, Yoshida S, Tokuda M (2020) Revision of the birch-associated genus Massalongia (Diptera, Cecidomyiidae), with description of a new species from Japan and a taxonomic key to worldwide species. ZooKeys 958, 1‒27.

写真は、共著者の徳田さんから提供して頂きました。新発見のタマバエ虫えいでしたので、ミズメハミャクフクレフシ C-0392 としました。まだ、佐賀県だけでしか見つかっていませんが、皆様のお近くでも見つかるかも知れません。見つかりましたら、ぜひ、掲示板にご投稿下さい。

なお、上記論文の PDF をご希望の方は、南さんを通じて、湯川宛にご連絡下さい。お送り致します。


寄主植物:ミズメ
撮影年月日:2018年9月14日/佐賀県藤津郡太良町多良岳
 

2020/08/27(Thu) 23:15 No.4132
Re: ミズメハミャクフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ミズメのゴールならびに論文のご紹介ありがとうございます。

みんさまへ、湯川先生より当該論文のPDFをお預かりしていますので、ご希望の方はコメント欄でご連絡ください。


2020/08/28(Fri) 12:11 No.4133
Re: ミズメハミャクフクレフシ 投稿者:湯川淳一

追伸です。ミズメハミャクフクレフシを形成する新種の名前は Massalongia nakamuratetsui です。
筆頭著者のアイマン君の強い希望で、種小名は、アフガニスタンで亡くなられた中村哲さんに献名されています。


2020/09/04(Fri) 12:14 No.4135
Re: ミズメハミャクフクレフシ 投稿者:hal-co

南さま
論文pdfを拝読したく、メールにて送付お願いいたします。

湯川先生
いろいろな虫えいとその形成生物が確定され、とてもうれしく思います(門外漢ながら)。

お手すきになりましたら、送ってくださいませ。


2020/09/04(Fri) 23:14 No.4136
Re: ミズメハミャクフクレフシ 投稿者:南 常雄

hal-co様
ご連絡ありがとうございます。早速、メールに添付してお送りいたしました。


2020/08/25(Tue) 11:32 No.4128
カワラボウフウミフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

 カワラボウフウの蕾に形成されるゴールで、開花前の子房が肥大します。球形ないし楕円体で、大きさは3.5〜5.0mm、表面に光沢があり、柴褐色に変色します。内部に1〜2個の幼虫室があり、中に橙色の幼虫が1匹入っています。3齢幼虫の体長は1.4〜1.8mm、前胸部に、基部までキチン化した1本角の胸骨があります。

寄主植物:カワラボウフウ
撮影年月日:2020年8月9日/北海道深川市
 

2020/08/25(Tue) 17:19 No.4129
Re: カワラボウフウミフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: カワラボウフウミフクレフシ発見のご報告、誠に有難うございました。幼虫の胸骨が1本角であることや、セリ科の蕾ー実の虫えいである事から、タマバエは Kiefferia 属の一種だと思います。日本からは3種記録されていますので、幼虫の胸骨を検鏡させて頂けると、見当がつことと思います。キム君にも DNA 解析をお願いします。虫えい名は、カワラボウフウミフクレフシとしましょう。虫えい番号は、種の同定が済みましたら、他の寄主植物と近い番号とアルファベットを付けさせて頂きます。

2020/08/25(Tue) 18:00 No.4130
Re: カワラボウフウミフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生 そうそう、ご教示をありがとうございます。 
飼育で死んでしまった幼虫を含め、44個のゴールに9匹のタマバエ幼虫が入っていました。2種の寄生蜂16匹が入っていて、寄生率の高いゴールのようです。採集後、数日の間に幼虫の脱出が見られませんでしたので、ゴール内での休眠・越冬が考えられます。採集地がヒグマの生息域で、今期の新たな採集は難しそうですが、来期に再訪したいと思います。


2020/08/19(Wed) 16:34 No.4118 ホームページ
ススキの穂の変形 投稿者:小泉 正人

ススキの穂の変形が集団で有りました。 虫は出てしまったようですが何らかの虫の関与が有ったようです。
キモグリバエ科ヨシノメバエ属の虫えいが有るそうですが、もしかしたらそれでしょうか?
ご教授を宜しくお願いいたします!


寄主植物:ススキ
撮影年月日:2020年8月18日/長野県軽井沢町
 

2020/08/19(Wed) 16:35 No.4119 ホームページ
Re: ススキの穂の変形 投稿者:小泉 正人

穂が側方にはらんできたものです

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2020/08/19(Wed) 16:39 No.4120 ホームページ
Re: ススキの穂の変形 投稿者:小泉 正人

穂の先端だけが稈に残って輪になったものです。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2020/08/22(Sat) 13:52 No.4124
Re: ススキの穂の変形 投稿者:湯川淳一

小泉 正人 様: ヨシノメバエは、元久留米大学の上宮健吉先生がご専門ですので、掲示板で回答していただける様に依頼してみます。しばらく、お待ちください。

2020/08/22(Sat) 16:06 No.4125
Re: ススキの穂の変形 投稿者:上宮健吉

 直接見たわけではないのですが,穂ばらみ期にバッタ目の成虫にかじられた被害穂の可能性はどうでしょうか? ススキの穂の変形について小泉正人さんからヨシノメバエ属の虫えいでは? の書き込みを見ました.ヨシノメバエ属の幼虫は,まだ穂のできていないヨシの幼穂始原部や,あるいは穂ばらみの部分に侵入し,葉や幼穂の形成に関わる茎頂分裂始原部をゆっくり喰い,節間伸長の停止と側部分裂組織の成長を阻害して種固有の大小の葉巻タバコ形の虫えいを作るのですが,ススキにはつきません.ススキやオギには,わずかに膨らんだ頂端虫えいを作るススキメモグリバエがいます.穂ができる前の始原部をヨシノメバエのように温存することなく,全破壊するので形成層の肥大がなくて目立たない虫えいになります.バッタ加害説を引っ込めて,ススキの穂の変形に関係がありそうなキモグリバエ科を挙げると,タケやササの胚珠や雄ずいを喰うミモグリバエ属の仲間のヒコサンヒメミモグリバエが候補です.ススキの穂の周囲に多数個体が群がっています.ススキの実を喰う可能性が高いのですが,これを確認した報告がまだ無いようです.

2020/08/22(Sat) 22:15 No.4126 ホームページ
Re: ススキの穂の変形 投稿者:小泉 正人

湯川先生、上宮先生、早速のご回答ありがとうございました!
バッタに齧られたような痕跡は無かったのですが・・・もう少し観察してみます!
なお、頂端部が多少膨らんでいるように感じられ出穂していないススキも有りました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2020/08/17(Mon) 17:55 No.4113
オオクマヤナギの虫えい? 投稿者:松本伸次

湯川先生には、いつもお世話になっています。

クロウメモドキ科のオオクマヤナギの花が咲くのを定期的に観察して待っていたら、その花序に虫えいらしきものを見つけました。つぶつぶに見える花の蕾の大きさは径2oほどです。赤いのはタマバエの虫えいでしょうか?


寄主植物:オオクマヤナギ
撮影年月日:2020年8月16日/和歌山県龍神村
 

2020/08/18(Tue) 17:39 No.4114
Re: オオクマヤナギの虫えい? 投稿者:湯川淳一

松本 伸次 様、的場 績 様、みち代 様
別にメールを頂きましたので、連名でご返事申し上げます。オオクマヤナギの蕾の虫えいのご投稿、誠に有難うございました。
これまで、岩手県から、クマヤナギヌカタマバエ Clinodiplosis? kumayanagii によるクマヤナギハグキフクレフシC-3818 と、青森県から、クマヤナギハオレフシ(形成者不明)が知られていますが、オオクマヤナギの虫えいは見つかっていませんでした。
オオクマヤナギの赤い蕾には、タマバエの幼虫が入っていそうですね。ぜひ、標本を拝見させて下さい。楽しみにしています。


2020/08/21(Fri) 18:00 No.4122
Re: オオクマヤナギの虫えい? 投稿者:湯川淳一

的場 績 様、みち代 様 (松本 伸次 様)
オオクマヤナギの蕾の虫えいをお送り下さり、誠に有難うございました。早速、解剖しましたところ、暗紫色になった膨らみは、タマバエの虫えいでした。中には、Y字型の胸骨を持った橙赤色の3齢幼虫が1匹入っていました。ジャンプするような Contarinia の幼虫ではなく、どちらかといえば、Schizomyia 属の幼虫に似たものでした。赤色の実の方は種子が形成され始めており、虫えいではありませんでした。今回は1匹しか幼虫が得られませんでしたので、来シーズンには、もう少し早い時期に多数の3齢幼虫幼虫をよろしくお願い申し上げます。虫えいは、これから落下して、中の幼虫は、脱出するか、あるいは、虫えいの中で、地上で越冬し、翌春に蛹化し、蕾の出来始める頃に成虫が羽化するかもしれません。
   新発見の虫えいですので、オオクマヤナギツボミフクレフシ C-3819 としましょう。


2020/08/12(Wed) 09:42 No.4109
コハクウンボクに虫こぶ 投稿者:yoshi

始めて投稿します。
コハクウンボクというエゴノキ科の植物に虫こぶがあり、
撮影して調べているのですが、なかなかhitしません。
調べていくと、エゴノキには「エゴノキハヒラタマルフシ」という
丸い形の虫こぶがあります。
コハクウンボク自体にはどうやら名前がなく、
コハクウンボクハヒラタマルフシ(仮称)と名付けています。

こういった場合、どういった名前を付ければよいのでしょうか?
もし、きちんとした名前があれば教えていただきたいです。


寄主植物:コハクウンボク
撮影年月日:2020年6月16日/滋賀県高島市
 

2020/08/12(Wed) 20:03 No.4110
Re: コハクウンボクに虫こぶ 投稿者:湯川淳一

yoshi 様: ご投稿、有難うございました。コハクウンボクハフクレフシ D-0175 という虫えいが、和歌山県と宮崎県で見つかっています。ご投稿の虫えいの葉表側はそれに似ています。葉裏側はどのようになっているでしょうか? ヒラタマルフシなら、扁平の虫えいなのですね。葉裏に膨らみはありませんか? もし、葉裏側が大きく膨らんで、毛が生えていれば、コハクウンボクハウラケタマフシ D-0176b と言う虫えいもあります。また、中にはどのような幼虫が入っていたでしょうか? 教えて頂けますと、虫えい形成者がタマバエかどうか分かります。よろしくお願い申し上げます。
タマバエによって形成された虫えいの名前は、命名規約のようなものはありませんが、過去に発見された虫えいと重複しないように、これまでの採集記録などと照合して、私の方で虫えい図鑑に沿った番号を付して、提案させて頂いております。植物名+部位名(葉の表裏、植物器官など)+形状(球状、扁平、色、大きさ、毛の有無など)を勘案して虫えい和名を提案させて頂き、発見者の方が納得されれば、それを使っています。
エゴノキやハクウンボクにも共通の虫えいがありますので、それらとの整合性も考えて命名する必要があります。


2020/08/13(Thu) 17:17 No.4111
Re: コハクウンボクに虫こぶ 投稿者:yoshi

湯川様

虫えいの裏側の写真は撮っていませんでした。
また、山に登った時に確認してみたいと思います。

コハクウンボクハフクレフシやコハクウンボクハウラケタマフシの写真が
見れず、比較できないのですが、
エゴノキ〇〇やハクウンボク〇〇で見ていると、
湯川様が以前鑑定したとある、
かわ遊び・やま遊び雑記の
「ハクウンボクの虫えい」
https://blog.goo.ne.jp/koizumi-masato/e/c8bcdd71ec5c326d9e2f2754afffc583

のタイプ2に似ているように思われます。


2020/08/13(Thu) 17:22 No.4112
Re: コハクウンボクに虫こぶ 投稿者:yoshi

すいません。長々と書きましたが、No.4030の写真です。

2020/08/18(Tue) 17:49 No.4115
Re: コハクウンボクに虫こぶ 投稿者:湯川淳一

yoshi 様: 返信が遅くなり、済みません。コハクウンボクハフクレフシやコハクウンボクハウラケタマフシの写真が手元にあるのですが、論文用に解像度を上げて重くなっていますので、掲示板にアップすることができません。南さんを通じで、メールアドレスをお知らせ頂けますれば、直接、写真をお送り致します。

2020/08/18(Tue) 22:24 No.4116
Re: コハクウンボクに虫こぶ 投稿者:yoshi

湯川様

日吉大社自然観察倶楽部がわたしのHPです。
そこの問い合わせページからお願いします。





2020/08/19(Wed) 00:40 No.4117
Re: コハクウンボクに虫こぶ 投稿者:南 常雄

yoshi 様、ご投稿ありがとうございます。
当掲示板の運営上、こちらから他のページへのアクセスはいたしておりませんので、この掲示板のEメールの欄にメールアドレスの入力をお願いします。


2020/08/21(Fri) 10:22 No.4121
Re: コハクウンボクに虫こぶ 投稿者:yoshi

よろしくお願いいたします。

2020/08/21(Fri) 18:02 No.4123
Re: コハクウンボクに虫こぶ 投稿者:湯川淳一

yoshi 様: ご連絡、有難うございました。直接、写真をお送り致します。

2020/08/07(Fri) 17:08 No.4104
ヤツガダケムグラクキコブフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

 ヤツガタケムグラの節部の茎や花梗ならびに葉の基部が、塊状に肥大しています。大きさは最大分で8〜10mm、表面は綿状の白毛に覆われ歪な毛玉状です。内部に不整形な幼虫室があり、中に乳白色の幼虫が数匹入っています。3齢幼虫の体長は1.7〜1.8mm、前胸部に淡褐色の2角形Y字状の胸骨があります。
 ゴールから脱出した幼虫はジャンプし、飼育容器に移すと砂にすぐに潜ります。


寄主植物:ヤツガタケムグラ
撮影年月日:2020年7月26日/北海道上川町
 

2020/08/07(Fri) 19:09 No.4105
Re: ヤツガダケムグラクキコブフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:ヤツガダケムグラクキコブフシは初めて見ました。アカネ科の他の植物でも類似の虫えいは見た事がありません。珍しい虫えいを見せて頂き、誠に有難うございました。産地は長野県の八ヶ岳ですね。
 Y字型の胸骨で、幼虫がジャンプするそうですので、Contarinia 属の可能性がありますね。幼虫標本を検鏡させて頂けるのを楽しみにしております。新発見虫えいですので、ヤツガダケムグラクキコブフ D-0390 にしましょう。


2020/08/07(Fri) 21:36 No.4106
Re: ヤツガダケムグラクキコブフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ならびにゴール和名およびゴール番号の付与をいたたき、ありがとうございます。寄主のヤツガダケは八ヶ岳由来なんですね。新発見のゴールとのこと、大変うれしく思います。

2020/08/03(Mon) 22:21 No.4100
イヌコウジュの虫えい 投稿者:Tominaga

イヌコウジュの茎に細長いものと丸いものの2タイプのコブが出来ていました。
割ってみると空洞があり、細長い方はいくつかマユが入っていましたが幼虫はいませんでした。丸い方は幼虫が1匹入っていましたが行方不明になってしまいましたので、タマバエかどうかわかりません。

このような虫えいは記録されていますでしょうか?ご教示下さい。


寄主植物:イヌコウジュ
撮影年月日:2020年7月31日/滋賀県米原市
 

2020/08/05(Wed) 12:37 No.4101
Re: イヌコウジュの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ご投稿、有難うございました。これまで、イヌコウジュには、シソフシガによるシソクキフクレフシ D-046 と ヒゲブトグンバイによるニガクサツボミフクレフシ D-049 が知られています。ご投稿の虫えいの一つは、シソフシガによるかも知れません。空洞の中に糞が残っていましたか? 

もう一つ、タマバエらしいのは、ご賢察の通り、タマバエの虫えいかもしれません。テンニンソウやミカエリソウ、ミヤマクルマバナなどシソ科の茎にはウロコタマバエの一種Lasioptera sp.による虫えいが見つかっていますので、イヌコウジュで見つかっても不思議ではありません。次の機会には、ぜひ、ご確認頂けますようお願い申し上げます。


2020/08/05(Wed) 21:31 No.4102
Re: イヌコウジュの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもコメントいただきありがとうございます。
細長いコブの空洞内には不定形のかたまりがありますが、糞かどうかはわかりません。ただ、寄生者と思われるマユが多数ありますので、シソフシガが寄生されてしまった可能性がありそうです。
丸い方のコブはまた機会がありましたら確認してみます。


2020/07/26(Sun) 17:51 No.4097
マルミノヤマゴボウ果実の虫えい? 投稿者:Tominaga

マルミノヤマゴボウの果実において羽化孔およびタマバエと思われる抜け殻を確認しました。抜け殻は持ち帰る際に破損してしまい、腹部しか残っていませんがタマバエと思われます。これはミフクレフシと考えてよいでしょうか?ご教示お願いします。

写真の果実はヨウシュヤマゴボウに似ていますが、同じ花序にある成熟して円く濃紫色になった果実から種子を取り出してみたところ、表面に同心円状の模様がみられたためマルミノヤマゴボウに間違いありません。

マルミノヤマゴボウの果実はほとんど残っておらず、紅色になった花被片が目立っていました。また、一部にまだ未熟な緑色の果実もみられました。観察している奈良市のマルミノヤマゴボウは低地にあることから、山地にあるものとは多少フェノロジーに違いがあるかもしれません。


寄主植物:マルミノヤマゴボウ
撮影年月日:2020年7月26日/奈良県奈良市
 

2020/07/26(Sun) 21:04 No.4098
Re: マルミノヤマゴボウ果実の虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ご投稿、誠に有難うございました。写真の蛹殻は、まさに、ハリオタマバエ Asphondylia sp. が羽化したことを示しています。これまで、キヅタミタマバエ Asphondylia sp. がキヅタミフクレフシ C-4170 で越冬し、その後、ヨウシュヤマゴボウミフクレフシ C-4391a とヘクソカヅラツボミホソフシ D-0360 を利用して、寄主交代の生活史を示すことが知られています (Uechi et al. 2018).DNA 解析で確認が必要ですが、恐らく、マルミノヤマゴボウのタマバエも、このタマバエと同種ではないかと思います。ぜひ、DNA 解析のために、機会がございましたら、幼虫を採集して頂けますようにお願い申し上げます。
虫えい和名を、マルミノヤマゴボウミフクレフシ C-4391b としましょう。

これまで、外来種のヨウシュヤマゴボウを利用しないと、生活史が完了しないため、在来種の寄主植物を捜していたのですが、見つかって、安心しました。大変なお手柄です。上地さんにも連絡しておきます。


2020/07/27(Mon) 20:49 No.4099
Re: マルミノヤマゴボウ果実の虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生
タマバエによるミフクレフシとご確認いただきありがとうございました。在来種のマルミノヤマゴボウで見つけることができてうれしく思います。
なお、虫えいを解剖したところ羽化前の蛹が1個体だけみつかりましたので、破損した抜け殻とともに標本をお送りしたいと思います。
来年は7月の早い時期に観察するようにしたいと思います。また、山地での状況も確認できればと考えています。


2020/08/05(Wed) 22:44 No.4103
Re: マルミノヤマゴボウ果実の虫えい? 投稿者:Tominaga

先日みつけたヤマゴボウの果実にも孔がみられましたが、タマバエかどうかはわかりません。

寄主植物:ヤマゴボウ
撮影年月日:2020年8月2日/奈良県高取町


2020/08/08(Sat) 13:31 No.4107
Re: マルミノヤマゴボウ果実の虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ヤマゴボウの果実の写真のご投稿、有難うございました。羽化孔は少し大きいように思いますが、果実の変形は、確かに、タマバエによる虫えいの可能性大ですね。恐らく、これも在来寄主でしょう。幼虫は確認されていませんが、ほぼ確実ですので、ヤマゴボウミフクレフシ C-4391c としておきましょう。来シーズンは、ぜひ、幼虫の採集をお願い申し上げます。

話は、まったく別ですが、先日、和歌山県の知人から、金剛山(奈良県側の沢)でイノコズチクキマルズイフシ C-2450a を見つけたという連絡を受けました。多分、奈良県からは初めてだと思い、お知らせ申し上げます。


2020/08/08(Sat) 23:47 No.4108
Re: マルミノヤマゴボウ果実の虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生
ヤマゴボウミフクレフシとご確認いただきありがとうございました。来年はマルミノヤマゴボウとともに幼虫を採取したいと思います。なお、ヤマゴボウは中国原産といわれており(漢名は商陸)、日本へは江戸時代以前に持ち込まれたとされています。

イノコズチクキマルズイフシについてお知らせいただきありがとうございます。こちらも気を付けて探してみます。


2020/07/25(Sat) 13:10 No.4094
オオヨモギの虫えい 投稿者:Tominaga

オオヨモギの葉表主脈付近にコブができていました。ハエボシフシと思いますが、ご教示お願いします。

なお、ミズキツボミトジフシ(2年前にもみました)、ヤマブドウハフクレフシ、シナノキハコブフシ、オオヨモギクキコブフシもみられました。


寄主植物:オオヨモギ
撮影年月日:2020年7月22日/石川県白山市白山
 

2020/07/26(Sun) 14:48 No.4095
Re: オオヨモギの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ご投稿、有難うございました。写真の虫えいは、ご賢察の通り、オオヨモギハエボシフシ D-1120b です。これまで、北海道と青森県、新潟県で見つかっていますが、石川県からは初めてです。オオヨモギクキコブフシ D-1020b も同様です。

石川県から2度目のミズキツボミトジフシ C-4145 や シナノキハコブフシ C-4000a のご報告も有難うございました。
前者は、青森県や神奈川県、石川県、山梨県、三重県で、後者は、北海道、青森県、石川県、滋賀県、宮崎県で見つかっています。

ヤマブドウハフクレフシは、ヤマブドウハコブフシ C-3930a の事でしょうか? そうだとすれば、石川県では初めてです。その他に、北海道。青森県、岩手県、山形県、新潟県、群馬県、長野県、島根県、福岡県、宮崎県などで見つかっています。

貴重な分布情報を誠に有難うございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

湯川淳一


2020/07/26(Sun) 17:17 No.4096
Re: オオヨモギの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生

いつもお世話になっております。
オオヨモギハエボシフシとご確認いただき、またその他虫えいについてもご教示いただきありがとうございました。ご指摘のヤマブドウハフクレフシはハコブフシの間違いでした。たいへん申し訳ありません。

今年はオニシモツケツボミフクレフシは確認できませんでした。なお、アブラムシによるマルバマンサクメイボフシも見ています。


2020/07/19(Sun) 15:39 No.4085 ホームページ
ハンショウヅルハフクレフシでしょうか? 投稿者:小泉 正人

軽井沢でハンショウヅルハフクレフシと思われる虫えいを見つけましたが確信を持てませんのでご教授をお願いいたします!

寄主植物:ハンショウヅル
撮影年月日:2020年7月19日/長野県軽井沢町
 

2020/07/19(Sun) 15:40 No.4086 ホームページ
Re: ハンショウヅルハフクレフシでしょうか? 投稿者:小泉 正人

葉裏のアップです!

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2020/07/19(Sun) 15:41 No.4087 ホームページ
Re: ハンショウヅルハフクレフシでしょうか? 投稿者:小泉 正人

葉表のアップです!

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2020/07/20(Mon) 11:00 No.4088
Re: ハンショウヅルハフクレフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

小泉 正人 様: ご投稿、有難うございました。ハンショウヅルハフクレフシ C-2666 につきましては、進士(1944)の写真と写真説明以上の情報がありません。しかし、薄葉(1982)の 「虫えい雑記VI」 (インセクト 13: 69-74) には、ハンショウヅルハコブフシ C-2667a が埼玉県から記録されています。ご投稿の写真の虫えいの膨れ具合がよく分かりませんが、ハコブフシの方かも知れません。薄葉さんが記しておられますように、両者は同じものの可能性もあります。最初はハフクレ程度で、徐々にハコブに膨れていくのかも知れません。ぜひ、連続して観察して頂けますようにお願い申し上げます。

なお、進士さんが同定した形成者の Silvestris clematii Shinji の原記載論文が存在しません。最初からやり直しが必要です。

ちなみに、私は香川県でボタンヅルハコブフシ C-2667b を見つけています。ご参考までに写真をアップします。


2020/07/20(Mon) 14:08 No.4089 ホームページ
Re: ハンショウヅルハフクレフシでしょうか? 投稿者:小泉 正人

湯川先生、早速のご回答ありがとうございます!
フクレフシかコブフシか判断がつきかねますのでサンプルをお送りいたしますのでよろしくお願いいたします!


2020/07/20(Mon) 17:41 No.4090
Re: ハンショウヅルハフクレフシでしょうか? 投稿者:南 常雄

小泉 正人 様 ご投稿ありがとうございます。

湯川先生より、ご依頼の写真を添付いたします。
「データ:ボタンヅルハコブフシ2008年9月16日 香川県綾川町東分」

お預かりしたお写真が、高解像度のためアップロードできなかったものと思われます。当方で画像を縮小してアップしました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2020/07/20(Mon) 22:51 No.4091 ホームページ
Re: ハンショウヅルハフクレフシでしょうか? 投稿者:小泉 正人

南様、画像アップありがとうございます!
私が投稿したものは葉裏に大きく膨れていたのですが、葉表は湯川先生の画像とよく似ております!
本日、湯川先生にサンプルを送りました!


2020/07/23(Thu) 13:43 No.4092
Re: ハンショウヅルハフクレフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

小泉 正人 様: ハンショウヅルの虫えいを拝受致しました。貴重な標本をお送り下さり、有難うございました。早速、解剖しました所、タマバエの1齢幼虫が入っていました。これくらい膨れた虫えいに1齢幼虫が入っていましたので、ハフクレフシと言うよりは、ハンショウヅルハコブフシ C-2667a の方が良いと思います。


2020/07/23(Thu) 17:56 No.4093 ホームページ
Re: ハンショウヅルハフクレフシでしょうか? 投稿者:小泉 正人

湯川先生、早速の解剖ありがとうございました!
このくらい膨れるとコブフシになるのですね! ハンショウヅルハコブフシで記録しておきます!


2020/07/07(Tue) 18:45 No.4081
サワシバのフシダニえいにいたタマバエ? 投稿者:吉野

サワシバの毛氈様のフシダニのゴールの上になにかの幼虫と思しき生物がいたのですが、何でしょうか?

ご教授いただけますと幸いです。



寄主植物:サワシバ
撮影年月日:2020年7月4日/夕張市
 

2020/07/07(Tue) 18:48 No.4082
Re: サワシバのフシダニえいにいたタマバエ? 投稿者:吉野

ピントがボケていて申し訳ないのですが、こんな様子でゴールの上にいました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2020/07/08(Wed) 13:44 No.4083
Re: サワシバのフシダニえいにいたタマバエ? 投稿者:湯川淳一

吉野様: ご投稿有難うございました。写真では確信がないのですが、捕食性タマバエの可能性があります。Feltiella acarisuga というタマバエが色々な種のハダニを捕食しますが、フシダニ Acaphylla theavagrans を捕食することも知られています。もしそうなら、近くに繭を作って、その中で蛹化するかも知れません。ぜひ、成虫を羽化させて頂ければと思います。

2020/07/08(Wed) 18:43 No.4084
Re: サワシバのフシダニえいにいたタマバエ? 投稿者:吉野

湯川先生

ご教授ありがとうございます。捕食性のタマバエはこのような形態をしているのですね。普段見ているゴール形成性のタマバエとは形態が異なるので、研究室の人たちと頭を悩ませていました…

羽化した場合はまた報告させて頂きます。


2020/07/01(Wed) 16:12 No.4078
サクラハトサカフシ 投稿者:立野正敏

春採湖畔で見つけました。

寄主植物:チシマザクラ
撮影年月日:2020年6月24日/北海道釧路市
 

2020/07/01(Wed) 23:01 No.4079
Re: サクラハトサカフシ 投稿者:南 常雄

立野様、ご投稿ありがとうございます。
今年は、綺麗な色が付いていますね。葉裏側のスリットは、まだ開いていませんか。葉を引っ張って、中を覗いてみてください。中に幹母と言われる翅がない黒色のアブラムシが1匹入っていると思います。それが幼虫の時に側脈と側脈の間で、吸汁しながら主脈と葉縁を行き来すると葉が山形に表側へ盛り上がり、やがて筒状のゴールができます。タイミングが良ければ、黄緑色のアブラムシの幼虫や有翅胎生虫が見られると思います。


2020/06/29(Mon) 20:25 No.4072
ハクウンボクハウラケタマフシ? 投稿者:arisuabu

ハクウンボクハウラケタマフシと思われる虫こぶを発見致しました。
No.4052の湯川先生のコメントでは、確認されている県に北海道がありませんでしたので、分布記録の参考になればと思い投稿させて頂きます。


寄主植物:ハクウンボク
撮影年月日:2020年6月28日/北海道厚沢部町
 

2020/06/29(Mon) 20:26 No.4073
Re: ハクウンボクハウラケタマフシ? 投稿者:arisuabu

1枚目の写真の葉表です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2020/06/29(Mon) 20:33 No.4074
Re: ハクウンボクハウラケタマフシ? 投稿者:arisuabu

別の葉に形成された虫こぶです。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2020/06/30(Tue) 20:06 No.4076
Re: ハクウンボクハウラケタマフシ? 投稿者:湯川淳一

arisuabu 様: ハクウンボクハウラケタマフの北海道からのご報告、誠に有難うございました。私のリストに記録させて頂きます。このようなご報告は大歓迎です。今後ともよろしくお願い申し上げます。
ハクウンボクやエゴノキに形成されるタマバエ虫えいの研究は、今後の大きな課題の一つです。私は歳ですので深入りはできませんが、楽しみな研究材料です。


2020/07/03(Fri) 18:11 No.4080
Re: ハクウンボクハウラケタマフシ? 投稿者:arisuabu

湯川 様
リストへの記録、どうぞよろしくお願い致します。
今後も何か見つけましたら、投稿させて頂きます。


2020/06/27(Sat) 18:50 No.4070
寄生蜂 投稿者:akaitori

近所の公園、ノイバラは多いのに、バラハタマフシが少ない気がします。
寄生蜂(キアシタマヤドリコバチ?)が多い気がします。


寄主植物:ノイバラ
撮影年月日:2020年6月26日/東京都
 

2020/06/27(Sat) 18:53 No.4071
Re: 寄生蜂 投稿者:akaitori

エゴノキツボミフクレフシに寄生蜂(オナガコバチ科Torymus属?)が産卵管を差し込んでいました。

寄主植物:エゴノキ
撮影年月日:2020年6月26日/東京都


2020/06/30(Tue) 17:41 No.4075
Re: 寄生蜂 投稿者:松尾和典

akaitoriさま
貴重なコバチ類の生態写真をありがとうございます。私も生態写真をと試みるのですが、このように鮮明な写真には程遠いものがあります。一見して蜂の特徴が分かるもので、すごいな(自分でも撮ってみたいな)と思いながら拝見致しました。
4070は、腹部の特徴的な点刻からOrmyrus属(タマヤドリコバチ科)のメスと思いました。国内にまだ新種が多いようで、キアシかどうかは判断できませんでした。
4071は、まさにTorymus属のメスと思います。こちらも新種の多いグループで既知種かどうか判断できませんでしたが、エゴノキツボミフクレからはTorymusが出た記録はなく、貴重な発見と思いました。


2020/06/30(Tue) 20:12 No.4077
Re: 寄生蜂 投稿者:akaitori

松尾和典様、どうもありがとうございました。

2020/06/22(Mon) 23:27 No.4065
アカシデのフシダニゴール? 投稿者:Tominaga

アカシデ葉裏の側脈間の中ほどに、緑色〜淡赤褐色の細長い膨らみが2〜3個1列に並んでいました。膨らみの幅はおよそ0.6mm以下、長さは7mm以下で、葉表側は少しふくらんでおり褐色になっている場合がありました。
葉裏の膨らみは分厚く、開けてみると空洞になっており中にはフシダニがいました。このようなゴールは確認されておりますでしょうか?

その他、クリハイボフシも確認しました。


寄主植物:アカシデ
撮影年月日:2020年6月21日/奈良県吉野郡十津川村
 

2020/06/23(Tue) 08:15 No.4066
Re: アカシデのフシダニゴール? 投稿者:吉野

Tominaga様

吉野です。以前はお世話になりました。

アカシデを含むCarpinus属から、フシダニの記録はイヌシデメフクレフシのAcalitus sp.しか見つけられていません。
(以前の投稿でイヌシデメフクレフシの記録はないというように書きましたが、その後genusまで同定された論文を見つけました。ここで訂正しておきます)
去年、ブナで似たようなゴールを見ました。その形成者もAcalitus だったので、アカシデのゴールも、もしかしたらAcalitusかもしれません。


2020/06/23(Tue) 22:40 No.4067
Re: アカシデのフシダニゴール? 投稿者:Tominaga

吉野様

イヌシデメフクレフシの件、たいへん申し訳ありませんでした。

ブナにも似たゴールがつくられるとのこと、ご教示いただきありがとうございました。


2020/06/22(Mon) 21:59 No.4064
ブナハカイガラフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

ブナの葉表に小さな淡紅色の粒が見えました。拡大してみると二枚貝のような形をしていましたので、図鑑に載っているブナハカイガラフシかと思いました。しかし「和歌山県で発見されたタマバエ虫えい」では葉表にあるものはブナハオモテカイガラフシ(C−1740)となっていましたので、こちらでよいでしょうか。

その他、ブナハベリタマフシ、カマツカハミャクコブフシ、ヤブウツギメタマフシを確認しました。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2020年6月21日/奈良県吉野郡十津川村
 

2020/06/24(Wed) 11:35 No.4068
Re: ブナハカイガラフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ご投稿、有難うございました。以前は、ブナハカイガラフシとして、葉表と葉裏の虫えいを区別していませんでしたが、Mishima et al. (2014) 以降は、ブナハオモテカイガラフシ C-1740 と ブナハウラカイガラフシ C-1741 の2種類に区別することにしました。三島さんらの論文で、葉表から羽化するタマバエと葉裏から羽化するタマバエの間で、交尾時の生殖隔離が成立している事が判明し、産卵場所も、それぞれの雌が、葉表と葉裏を区別している事が明らかになりました。これまで、一種と考えられていました Hartigiola faggalli は、DNA解析結果からも、二つの明確な個体群に別れ、種分化への道を歩み始めている事が判明しました。

後ほど、この論文の PDF を別途、お送り申し上げます。掲示板の読者の方々の中でも、PDF をご希望の方は、直接、私宛てか、南さん宛てにご連絡頂けますれば幸いです。

同時に、十津川村で発見されたブナハベリタマフシ、カマツカハミャクコブフシ、ヤブウツギメタマフシを手元のリストに記録させて頂きました。貴重な情報を有難うございました。


2020/06/24(Wed) 21:34 No.4069
Re: ブナハカイガラフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生
いつもコメントをいただきありがとうございます。
単純に葉の表裏の位置関係で分けているものと思っていましたが、生殖隔離が起こっているとのことで興味深いです。
論文をお送りいただきありがとうございました。




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