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虫えい同好会掲示板
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2016/09/21(Wed) 01:53 No.2447
昆虫学国際会議 投稿者:湯川淳一

皆様へ:9月25日から30日まで、フロリダ州のオーランド(ディズニーランドのあるとことです)で、昆虫学国際会議が開かれます。4年に一度の会議です。今回は、アメリカ昆虫学会との共催ですので、世界中から、約1万人の昆虫学者が集まります。

虫えいと虫えい形成者に関するシンポジウムも3つ企画されており、講演は合わせて26題も予定されています。虫えい形成者のシンポジウム以外にも、別のシンポジウムや一般講演、ポスター発表などで、少なくとも、虫えい形成者に関する講演16題がエントリーされています。私もこの国際会議に参加し、シンポジウムの一つで、虫えい形成者と寄主植物の相互作用について講演してきます。

帰路、ワシントン DC にあるスミソニアン博物館に寄るつもりです。ここには、大英博物館を凌ぐほどのタマバエの模式標本が保存されています。これまで属の同定されていない日本産タマバエのプレパラート標本を持参して、スミソニアンの標本と比較検討してきます。掲示板でご報告頂いたタマバエの何種かも含みます。少しでも、属の同定ができれば幸いです。10月4日に帰国します。

このような訳で、この期間中は掲示板へのお答えが滞りますが、悪しからずお許し下さい。
台風が通過した地方の皆様に被害がなかったことをお祈りいたします。
 

2016/09/21(Wed) 09:39 No.2448
Re: 昆虫学国際会議 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご連絡ありがとうございます。

下記に2016第25回昆虫学国際会議(IEC 2016 XXV International Congress of Entomology) のプログラムがありますので、ご参照ください。
http://ice2016orlando.org/wp-content/uploads/2016/09/ICE-2016-Program-Book-REV-FINAL-Web-26MB.pdf


2016/09/19(Mon) 00:28 No.2440
ヒメジソの虫えい 投稿者:Tominaga

京都府南山城村と奈良県生駒市で確認したヒメジソの虫えいは形状から同じもののようです。葉の表側がくぼんで袋状になり、裏側は白い毛が多く目立ちます。虫えいはふくらんだ葉で閉じており、こじ開けると中に幼虫がいました。繭が入っているものもありましたが、これは寄生蜂のものかもしれません。なお、9月10日に生駒市の確認地点に行って観察したところ、虫えいは残っていましたが中にはもう何もいませんでした。

寄主植物:ヒメジソ
撮影年月日:2016年8月21日/奈良県生駒市
 

2016/09/19(Mon) 00:29 No.2441
Re: ヒメジソの虫えい 投稿者:Tominaga

写りが悪いですが、虫えい内にいる幼虫の拡大写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2016/09/19(Mon) 00:31 No.2442
Re: ヒメジソの虫えい 投稿者:Tominaga

取り出した幼虫の拡大写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2016/09/19(Mon) 00:32 No.2443
Re: ヒメジソの虫えい 投稿者:Tominaga

虫えい内にあった寄生蜂と思われる繭の拡大写真です。黒い丸は目でしょうか。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2016/09/19(Mon) 21:43 No.2445
Re: ヒメジソの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ヒメジソの虫えいのご投稿、有難うございました。今回。幼虫の写真がありましたので、確実にタマバエの虫えいであることが確認できましたので、新しい虫えい和名を付けましょう。ヒメジソハフクロフシ D-0526 でいかがでしょうか? もし、ふさわしくなければ、変更したします。以前、兵庫県から掲示板にご投稿のあったクキコブフシとは別のヒメジソの虫えいも同じものと思います。なお、寄生蜂の囲蛹は、ハラビロクロバチ科のものだと思います。ヨモギタマバエタマバエ類などに、よく寄生する内部寄生蜂です。

2016/09/22(Thu) 21:43 No.2450
Re: ヒメジソの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示いただきありがとうございます。虫えい和名につきましては異論ありません。
寄生蜂はその後羽化していないので死んでしまったようです。
ヒメジソハフクロフシは生駒市では局所的にしか見られませんでした。来年も気を付けてみます。


2016/09/12(Mon) 21:53 No.2429
ヤマコウバシの虫えい 投稿者:Tominaga

奈良県生駒市および平群町の里山を歩いていて、ヤマコウバシの葉にヤマコウバシハフクレフシと思われるものを確認しました。過去の投稿でも話題になっていましたので、その写真をみるとよく似ていると思いました。虫えいは堅く、割ってみると真ん中に白い塊があってその中に小さな幼虫がいました。

その他、平群町でシラカシにカシハイボケフシ(C−1570)、エノキハイボフシ(C−1970)、生駒市でコアカソミトゲフシ(C−2350)、ヤブニッケイにニッケイハミャクイボフシ(C−2630)、エビヅルにブドウハケフシ(C−3890)およびエビヅルハコブフシ(C−3930b)、ヌルデミミフシ、ヌルデハイボフシ、カマツカハイボフシ、また、ヤマハッカにアブラムシによるハマキフシ?、ヒメジソの葉にも虫えいがありました。
なお、平群町でサワオトギリをみましたが、根茎に虫えいは確認できませんでした。


寄主植物:ヤマコウバシ
撮影年月日:2016年8月21日/奈良県生駒市
 

2016/09/13(Tue) 11:18 No.2432
Re: ヤマコウバシの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:奈良県からの沢山のゴールのご報告、誠に有難うございます。タマバエのゴールにつきましては、私の手元の分布表に記録させて頂きます。

ヤマコウバシのゴールは、その後、ヤマコウバシハコブフシ C-2657 にさせて頂きました。ハフクレフシは、比較的薄いゴールに、ハコブフシは、球状にしっかり膨れたゴールに使うようにしておりますので、よろしくお願い致します。千葉県と兵庫県についで、3県目の発見です。ゴール内に幼虫がいた由、このまま越冬するのかどうか、非常に興味があります。


2016/09/13(Tue) 22:35 No.2435
Re: ヤマコウバシの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、いつもご教示ありがとうございます。
今回みつけたヤマコウバシの虫えいは、ヤマコウバシハコブフシ(C−2657)に訂正させていただきます。
なお、今週末には植物観察会で同じ場所を歩きますので、その後の状況を確認したいと思います。


2016/09/11(Sun) 16:54 No.2423
秋田県で観察したブナの虫えい 投稿者:小川

これまでTominaga様から投稿されたブナの虫えい報告を興味深く拝読しておりますが、秋田県成瀬村(岩手県との県境で標高1000m付近)の湖畔のブナ林で樹高の低いブナの木々を見つけ、4種類の虫えいを観察したので報告を致します。もしも虫えい名称など誤っておりましたらご教示をお願い申し上げます。

その1:「ブナハスジトガリタマフシ(C-165)」 
虫えいは葉表側の主脈と側脈の分岐部に斜めに、そして角状に発生しているためブナハスジトガリタマフシと判断しました。この虫えいは多くのブナの木々の葉で確認でき、1枚の葉に7つもの虫えいが同居している状態を写真撮影しました。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2016年9月3日/秋田県雄勝郡東成瀬村
 

2016/09/11(Sun) 16:57 No.2424
Re: 秋田県で観察したブナの虫えい 投稿者:小川

その2:「ブナハタマフシ(C-177)」 
虫えいの葉表側はほぼ球形で淡い褐色ですが、葉裏側はよく見るとかすかに隆起している程度でした。この虫えいは、この葉でしか確認できませんでした。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2016年9月3日/秋田県雄勝郡東成瀬村


2016/09/11(Sun) 16:59 No.2425
Re: 秋田県で観察したブナの虫えい 投稿者:小川

その3:「ブナハマルタマフシ(C-183)」
虫えいの葉表側は黄色や黄褐色で突起があり、葉裏側もかなり膨らみ葉表側と同じ色合いでした。この虫えいは、今回の観察で一番数多くの木々の葉で確認でき、虫えいが群生している状態を写真撮影しました。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2016年9月3日/秋田県雄勝郡東成瀬村


2016/09/11(Sun) 17:07 No.2426
Re: 秋田県で観察したブナの虫えい 投稿者:小川

その4:「ブナハマルツノフシ(C-184)」
小さくて見落とすところでしたが、ブナハスジトガリタマフシと同じ葉に同居していたため見つけることができ写真撮影しました(写真右側)。色合いはリンゴのように少し褐色をおびたものや、薄緑色のものなど多数確認できました。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2016年9月3日/秋田県雄勝郡東成瀬村


2016/09/12(Mon) 20:04 No.2427
Re: 秋田県で観察したブナの虫えい 投稿者:湯川淳一

小川様:ブナゴールのエキスパートの佐藤さんに連絡しましたので、まもなく、コメントをくれることと思います。

2016/09/12(Mon) 20:07 No.2428
Re: 秋田県で観察したブナの虫えい 投稿者:佐藤信輔

小川様
ご連絡ありがとうございます。茨城農業総合センター園芸研究所の佐藤信輔と申します。
大学院時代に湯川先生のご指導の下、ブナを寄主とするタマバエの研究に携わっておりました。
早速、ご報告いただいた下記の4枚の写真についてですが、
その1:「ブナハスジトガリタマフシ(C-165)」
その2:「ブナハタマフシ(C-177)」
その3:「ブナハマルタマフシ(C-183)」
その4:「ブナハマルツノフシ(C-184)」
ゴール名はすべておっしゃる通りのものと思います。
この4ゴールの中で、ブナハスジトガリタマフシとブナハマルタマフシ、ブナハマルツノフシは本州では比較的よく見られるゴールですが、私は本州産のブナハタマフシの写真を初めて拝見しました。といいますのも、九州でもこのゴールは非常に珍しく、九州では私は1回しか見たことがありません。本州では1回も発見したことがありませんでした。貴重なゴールをご報告いただき誠にありがとうございました。
 ちなみに、これらの4種類のゴールは全て9月の下旬から10月にかけて、落葉に先立ちゴールが葉から脱落します。一度ゴールが地上に落下してしまえば発見は非常に困難です。ですので、私自身の力不足が大きいですが、これらのゴールを形成するタマバエの種名や、生態情報などが未だ不明です。小川様やTominaga様にお送りいただいたゴールの記録は今後研究を進めていくうえで、非常に貴重です。厚かましいお願いにて恐縮ですが、今後も貴重な発見記録をお送りいただけますと幸いです。


2016/09/12(Mon) 22:29 No.2430
Re: 秋田県で観察したブナの虫えい 投稿者:小川

湯川先生、佐藤先生へご連絡、本当に有難うございました。
今後とも宜しくご指導をお願い申しあげます。

佐藤信輔先生、ご教示を戴き、誠に有難うございました。先生の詳細なご説明で、ブナの虫えいがさらに興味深く思えるようになりました。また、ブナの虫えいの種類はとても多いことも知りましたので、可能であれば他の季節に再訪して観察したいと考えております。
今後とも宜しくご指導をお願い致します。


2016/09/13(Tue) 11:08 No.2431
Re: 秋田県で観察したブナの虫えい 投稿者:湯川淳一

佐藤様:早速、コメントを有難うございました。今後もよろしくお願い致します。

小川様:これらブナゴールの発見を、秋田県のタマバエゴールのリストに追記させて頂きたいと思います。
ブナのゴールは、日本以外でも、タイワンブナや中国のブナ類、オリエントブナ、ヨーロッパブナなどで、沢山の種類が発見されています。しかし、佐藤さんが、現地で調査した結果、アメリカブナやメキシコブナ、タケシマブナには、タマバエのゴールがないことが判明しています。


2016/09/04(Sun) 11:15 No.2415
ブナの虫えいについて2 投稿者:Tominaga

たびたびすみません。以前「No.2361 ブナの虫えいについて」で投稿した同じ山で、稜線に生育する樹高の低いブナにおいて生きた枝葉を間近でみることができました。ここでも佐藤伸輔先生から教えていただいたブナハベリタマフシ、ブナハスジドングリフシがありましたが、それ以外で新たに2種類?を確認しました。
その1:表面の葉脈の間にできる丸いものは、ブナハマルタマフシ(C−1830)でしょうか?


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2016年8月11日/奈良県御杖村
 

2016/09/04(Sun) 11:17 No.2416
Re: ブナの虫えいについて2 投稿者:Tominaga

その2:葉の両面に円形のふくらみができているものは、ブナハフクレフシ(C−1800)でしょうか?

その他、カマツカハイボフシ(C−3080)、コアカソミトゲフシ(C−2350)、以前に投稿させていただいたオオカモメヅルメフクレフシもありました。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2016年8月11日/奈良県御杖村


2016/09/04(Sun) 14:03 No.2417
Re: ブナの虫えいについて2 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご投稿有難うございました。佐藤さんに連絡致します。
カマツカハイボフシ(C−3080)とコアカソミトゲフシ(C−2350)は、リストに記録させて頂きます。


2016/09/05(Mon) 12:46 No.2418
Re: ブナの虫えいについて2 投稿者:佐藤信輔

Tominaga様
ご連絡ありがとうございます。茨城農業総合センター園芸研究所の佐藤信輔です。
その1:表面の葉脈の間にできる丸いものは、ブナハマルタマフシ(C−1830)でしょうか?

おっしゃるようにブナハマルタマフシです。十月にはゴールが落葉前の葉から脱落します。

その2:葉の両面に円形のふくらみができているものは、ブナハフクレフシ(C−1800)でしょうか?

このゴールはおっしゃるようにブナハフクレフシ(C−1800)の初期ゴールや不良ゴールであると思われます。これから秋にかけて急速にゴールが発達します。そして葉にゴールが付着したままで、落葉時にゴールが地上に落下します。
以上よろしいでしょうか。その他ご不明の点がございましたら、ご連絡いただけますと幸いです。

佐藤信輔


2016/09/05(Mon) 21:21 No.2419
Re: ブナの虫えいについて2 投稿者:Tominaga

湯川先生、いつもお世話になりありがとうございます。
佐藤信輔先生、ご教示ありがとうございました。これまであまり気にしていなかったブナの虫えいに色々な種類があることがわかってよかったです。また9月中にも同じ山に登るつもりですので、どうなっているか観察してみたいと思います。


2016/08/24(Wed) 21:26 No.2403
タチカモメヅルの虫えい 投稿者:Tominaga

里山の放棄水田の明るい畦草地に生育するタチカモメヅル(キョウチクトウ科)で、2種類の虫えいを確認しましたので報告します。

その1:オオカモメヅルにもみられたオオカモメヅルメフクレフシと同じものと思いますが、多くの個体で確認できました。


寄主植物:タチカモメヅル
撮影年月日:2016年8月9日/京都府南山城村
 

2016/08/24(Wed) 21:29 No.2404
Re: タチカモメヅルの虫えい 投稿者:Tominaga

その2:南常雄 様の『北海道の虫えい(虫こぶ)』にありますオオカモメヅルハコブフシと同じものと思います。過去の投稿を調べるとarisuabu 様によりシロバナカモメヅルにも形成されることが報告されていました(No.1706)。虫えいは小さい葉では1個、大きな葉では6個もできていました。
なお、同じ株にこれらが両方できている場合もみられました。

その他、同じ地域でノリウツギミフクレフシ(C−2920)、ムラサキシキブミフクレフシ(C−0430)、ガマズミミケフシ(D−0590)、ヘクソカズラツボミマルフシ(D−0370)、ヒメジソの葉にできる虫えい(過去の投稿:No.1677 よしゆき 様)、その茎にできるヒメジソクキコブフシ(D−0524、過去の投稿:No.1849 Nabita 様およびNo.1902 ハンマー 様)がみられました。


寄主植物:タチカモメヅル
撮影年月日:2016年8月9日/京都府南山城村


2016/08/25(Thu) 12:30 No.2406
Re: タチカモメヅルの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:タチカモメヅルの虫えいのご投稿、有難うございました。ご賢察の通り、この虫えいは、これまで、トキワカモメヅルやコバノカモメヅル、シロバナカモメヅル、イケマ、クサナギオゴケなどで発見されたものと同じ種類の虫えいだと思います。タチカモメヅルからは初めての発見です。虫えい和名をタチカモメヅルメフクレフシとし、番号を D-0340f としましょう。形成者のタマバエも同一種だと思いますが、いずれ、これらの寄主植物から得られたものを一括してDNA 解析をし、確認しておく必要があります。もちろん、複数種のタマバエがいるかも知れませんので、楽しみでもあり、要注意です。

ちなみに、よく似た虫えいで複数種が確認された例として、モチノキ科の Ilex 属の腋芽に準球状の虫えいを形成する、イヌツゲタマバエ Asteralobia sasakii (寄主:イヌツゲ、ナガバイヌツゲ、ハイイヌツゲ、ハチジョウイヌツゲ)と、ソヨゴタマバエ Asteralobia soyogo (寄主:ソヨゴ、ナナミノキ、ヒメモチ、モチノキ)があります。

参考文献:Tokuda, M., K. Tabuchi, J. Yukawa and H. Amano (2004) Inter- and intraspecific comparisons between Asteralobia gall midges (Diptera: Cecidomyiidae) causing axillary bud galls on Ilex species (Aquifoliaceae): species identification, host range, and the mode of speciation. Annals of the Entomological Society of America 97: 957-970.

ノリウツギやムラサキシキブ、ガマズミ、ヘクソカズラ、ヒメジソなどの虫えいの記録をご報告頂き、有難うございました。私の私的な分布資料に追加記録させて頂きました。これまで、京都府からは、20数種類の虫えいしか正式に報告されていませんので、今後ともよろしくお願い申し上げます。


2016/08/26(Fri) 00:10 No.2408
Re: タチカモメヅルの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、いつもご教示いただき、また命名と番号も付けていただきありがとうございます。
ヒメジソの葉にできる虫えいは奈良県でも似たものを見つけましたので、また改めて報告したいと思います。それでは今後ともよろしくお願いします。


2016/08/27(Sat) 10:28 No.2411
Re: タチカモメヅルの虫えい 投稿者:Iwasaki

Tominaga様
 タチカモメヅルの虫えい写真(ハコブフシ)を拝見しました。
北海道で南さん、arisuabuさんの発見されたものと恐らく同じで、ハモグリバエによるものではないかと思います。二つの点で驚いています。
これまで確認された寄主は、オオカモメヅルTylophora、シロバナカモメヅルVincetoxicumといった属で、より普通に見られるガガイモMetaplexisやイケマCynanchumでは同様のゴールを一切見たことがありませんでした。てっきり、私自身が目にした経験のない比較的レアな属に限定して寄生するものと思い込んでいました。ところが、今回Tominagaさんが観察されたタチカモメヅルはイケマと同じCynanchumなので、北海道で普通に見かけるイケマに寄生しない理由が乏しくなりました。また、これまで北海道にしか分布しないと思っていた本種が遠く離れた本州の京都で見つかったというのも驚きです。
寄生しているのはおそらくハモグリバエ科の、通常なら葉に潜る属ではないかと思っています。交尾器が特徴的すぎてどの属とみなすべきかまだ迷っているところですが。
上に述べたように発生地、寄主植物の両面で非常に興味深い事例なので、もし可能なら現物を調べてみたいという希望があります。もしご協力いただけるようでしたら、管理されている南さんにお伝えください。よろしくお願いいたします。


2016/08/29(Mon) 00:36 No.2412
Re: タチカモメヅルの虫えい 投稿者:Tominaga

Iwasaki 様、コメントありがとうございました。ハコブフシが北海道以外ではみつかっていなかったとのこと、驚いています。
ところでタチカモメヅルの分類ですが、最近のAPG分類体系によるとイケマ属(Cynanchum)から分けられて、シロバナカモメヅルと同属のカモメヅル属(Vincetoxicum)とされるのが標準のようです。
虫えいは採取しましたが、押し葉標本にしてしまいました。新聞紙に挟んで乾燥したところ、虫えいは堅くてつぶれず原形をとどめています。このようなものでもお役に立てるなら協力させていただきますが、詳細は直接お話ししたほうがよいと思いますので、南さんにお願いしてみます。


2016/08/23(Tue) 20:12 No.2398
ヌルデミミフシの成育状況 投稿者:小川

見慣れた虫えいで恐縮ですが、箱根におけるヌルデミミフシの成育状況を報告いたします。ヌルデミミフシは観察したい虫えいの一つでしたが、チョウチンゴケも見つけきれず、図鑑で「夏に虫えいが形成される。」との解説に従い、6月下旬からヌルデの生息場所を不定期ながら巡回し調査していました。7月中旬に唯一、1か所の調査ポイントで虫えい発生の兆候を見つけ、その後の成長を見守りながら観察してきました。昨日、台風9号が接近し、ヌルデなど樹木の倒木など心配されましたが、虫えいともども無事に生存していたので最新状況の写真を加え、成育状況を投稿させて戴くことに致しました。

写真は4枚構成です。同一複葉に形成された虫えいの成長過程を撮影しました。

写真1(左上):7月22日撮影;虫えい一房の長径、約 3o
写真2(右上):8月 2日撮影:虫えい一房の長径、約 5o
写真3(左下):8月10日撮影;虫えい一房の長径、約10o
写真4(右下):8月23日撮影;虫えい一房の長径、約20o


寄主植物:ヌルデ
撮影年月日:2016年08月23日/神奈川県足柄下郡箱根町
 

2016/08/23(Tue) 22:39 No.2400
Re: ヌルデミミフシの成育状況 投稿者:湯川淳一

小川様:ヌルデミミフシの成育状況のご投稿を有難うございました。青木重幸先生にコメントをお願いすることにいたします。


2016/08/24(Wed) 20:35 No.2402
Re: ヌルデミミフシの成育状況 投稿者:小川

湯川先生、ご配慮、本当に有難うございました。この虫えいは、継続して観察したいと考えております。
今後とも宜しくお願い申し上げます。


2016/08/26(Fri) 14:57 No.2409
Re: ヌルデミミフシの成育状況 投稿者:青木重幸

小川様:ヌルデノミミフシの写真拝見いたしました。本種につきましては、ゴール形成のプロセスやチョウチンゴケへの移住など、戦前の高木五六さんの仕事によって、よくわかっていますので、私が付け加えるべき追加の情報はありません。この組み写真は秀逸で、どのようにヌルデの葉軸の翼からゴールが形成されるのか、よく理解できます。

2016/08/26(Fri) 20:30 No.2410
Re: ヌルデミミフシの成育状況 投稿者:小川

青木先生、コメントを戴き、本当に有難うございました。ヌルデミミフシは10月に計画している箱根での観察会の題材として取り上げたい虫えいの一つなので成長過程を観察しております。また台風10号の接近が懸念されますが、ヌルデシロアブラムシの有翅虫が観察できるまで成長を見守っていく所存です。
今後とも宜しくお願い申し上げます。


2016/08/23(Tue) 17:50 No.2396
トウゲブキツボミトジフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

 トウゲブキの蕾の生長が停止して、総苞片が肥厚するゴールです。大きさは、高さ12〜20mm、太さ8〜11mm。蕾の生長の早い段階でえい化したものは写真のように先の尖った卵形になり、開花直前にえい化したものは円柱状で上部に花弁やめしべがみられ、花後に花弁が枯れたものと見分けがつかないゴールもあります。
 産卵は蕾の形が出来上がってからおこなわれ、産卵後は蕾の生長が停止するため、正常な蕾に比して特に大きく肥大することはなく、むしろ小さいものが多くみられます (他のキク科の蕾に形成される、ツボミフクレフシのように肥大しません)。開花が近くなってから形成されるので、内部の子房や花柱は、そのまま残されています。
 複数のタマバエの幼虫が、花床から子房の間に生息し、多い時には10匹以上入っています。3齢幼虫は淡黄色ないし黄白色をおびていて、体長は1.4〜1.6mm。胸骨は細長いY字状、透明でY字の先のみ淡褐色をおびています。簡易プレパラートの透過光でないと、全体を確認できません。
 ゴール採集時のビニール袋に入れておくと、順次脱出してきます。脱出した3齢幼虫はよくジャンプします。採集したゴール43個から脱出した3齢幼虫は、数匹を99%エタノール標本にし、約100匹を飼育容器に移しました。

 ゴールに蕾の肥大などが見られないためツボミトジフシ(仮称)としました。ゴール名ならびにゴール番号の付与をお願いいたします。


寄主植物:トウゲブキ
撮影年月日:2016年8月20日/北海道浜中町
 

2016/08/23(Tue) 17:51 No.2397
Re: トウゲブキツボミトジフシ(仮称)解剖 投稿者:南 常雄

ゴールを解剖すると、内部に複数の幼虫が入っていました。成熟したゴールの内部は褐変し、幼虫が脱出した後のゴールは腐朽して黒変後に脱落します。

寄主植物:トウゲブキ
撮影年月日:2016年8月22日/北海道旭川市


2016/08/23(Tue) 22:37 No.2399
Re: トウゲブキツボミトジフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:トウゲブキのタマバエゴールは初めてです。新発見ゴールのご投稿、誠に有難うございました。このゴールは、トウゲブキツボミトジフシ D-0909 としましょう。幼虫の胸骨の形態やジャンプ行動の様子から、このタマバエは、恐らく、Contarinia 属の一種だと思います。幼虫が沢山取れた由、成虫になるのを楽しみにしています。

この属の植物では、タカラコウハフクレフシ D-0908 が岩手県の早池峯で見つかっているだけです。


2016/08/24(Wed) 00:26 No.2401
Re: トウゲブキツボミトジフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生、そうそうコメントならびにご教示をありがとうございます。
さっそく、ゴール一覧表にゴールを追加いたします。
ゴールからの幼虫脱出が続いていますので、更に多くの幼虫を飼育することができると思います。
3齢幼虫の標本は、後日お送りいたします。


2016/08/19(Fri) 21:33 No.2393
ナガサキオトギリの虫えい 投稿者:Tominaga

以前、岡山県津山市でみつけたサワオトギリ(オトギリソウ科)の虫えいについて投稿させていただきましたが(No.2143)、奈良県においても同様の虫えいを確認しましたので報告します。
三峰山の標高900から1200mの山地樹林内に生育するナガサキオトギリの根元に、サワオトギリでみつけたものと同じ虫えいがみつかりました。両者は似ていますが、サワオトギリは日本海側、ナガサキオトギリは太平洋側に分布し、奈良県では北部にサワオトギリ、南部にナガサキオトギリが分布するとされています。形態や生態からみて今回確認したものはナガサキオトギリとしました。両者の虫えいは形状がそっくりなので同じ形成者によるものと思います。
虫えいは節に対生についていることが多く、おそらく腋芽がふくらんだものと考えられます。形成場所は茎の基部付近のほか、地表面や土中に埋もれているものもありました。また、奇主がやや乾いたところに生育する場合は虫えいがあまりできていませんが、適度に湿ったところに生育する場合には多くの虫えいができているようでした。なお、近くにオトギリソウが生えていたので調べてみると、わずかに1個だけみつかりました。ナガサキオトギリは根元が短く這うことが多いですが、オトギリソウは立っていることが関係しているのかもしれません。虫えいを開けてみると、白色の幼虫が1匹ずつ入っていました。形状から見てハエ目のようですがよくわかりません。
この虫えいは長野県(日本草本植物根系図説)、岡山県および奈良県でみつかっていることから、広範囲に分布しているものと考えられます。


寄主植物:ナガサキオトギリ
撮影年月日:2016年8月11日/奈良県御杖村
 

2016/08/19(Fri) 22:34 No.2394
Re: ナガサキオトギリの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ナガサキオトギリの虫えいをお送り頂き誠に有難うございました。早速、虫えいを解剖して検鏡しましたところ、乳白色のタマバエ3齢幼虫が入っておりました。胸骨が細長く、スマートで、先端の1対の突起もシャープに尖っていました。これまで、私も見たことのない幼虫です。この虫えいの存在は、すでに、知られていたようですが、タマバエの一種が形成した虫えいだと判明したのは、今回が初めてではないかと思います。ナガサキオトギリクキコブフシ C-2813a としておきましょう。サワオトギリでも幼虫が確認されましたら、サワオトギリクキコブフシ C-2813b とします。

このゴールの状況は、テイカカズラの気根に形成されるテイカカズラネコブフシによく似ており、恐らく、幼虫は脱出せず、虫えい内で蛹化し、成虫は、直接、羽化する可能性が高いです。年に複数世代あるかもしれません。成虫を羽化させる機会があるかもしれませんので、この次に採集する機会がございましたら、しばらく飼育し、ぜひ、成虫を羽化させて見て下さい。新種の可能性大です。大変珍しい虫えいを有難うございました。


2016/08/20(Sat) 15:40 No.2395
Re: ナガサキオトギリの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、お忙しいところ検鏡していただき、また、命名をしていただきありがとうございました。
確認場所には今後も行く機会がありますので、さらに観察を続けようと思います。採取・飼育して羽化させるのは難しいと思いますが挑戦してみます。
また各地でみつかることを期待しております。


2016/08/16(Tue) 22:01 No.2388
ハンノキの虫えい? 投稿者:Tominaga

ため池の水際に生えていたハンノキの葉が写真のようになっていました。これも虫えいと呼んでよいものでしょうか?

寄主植物:ハンノキ
撮影年月日:2016年8月5日/兵庫県神戸市
 

2016/08/17(Wed) 00:14 No.2389
Re: ハンノキの虫えい? 投稿者:南 常雄

Tominaga様、ご投稿ありがとうございます。
フシダニによって形成される、ハンノキハオモテケフシまたはハンノキハシロケフシという虫えいがありますが、このように葉が巻くか分かりません。
中に白色の毛が生えているように見えますが、中の様子はどうなっていますか。


2016/08/17(Wed) 22:09 No.2392
Re: ハンノキの虫えい? 投稿者:Tominaga

南常雄 様、ご質問の件ですが、仕事中で慌てて写真だけ撮って中を詳しく見るのを忘れていました。白色の毛はなかったように思いますが、10月にも同じ場所に行く予定がありますので、その時には詳しく見ておくようにします。
情報がほとんどなくてすみませんでした。


2016/08/16(Tue) 00:05 No.2387
ミミナグサメフクレフシ 投稿者:南 常雄

 2016/07/16 No.2325 で投稿した第一世代のゴールは、初夏に花を咲かせる茎の根元、または地表をはう茎からのびる側枝の頂部に形成されていました。この時は、3齢幼虫の標本をとるだけで飼育にまわすほどの幼虫を採集することができませんでした。
 第二世代のゴールは5〜10cmに伸びた実生の頂部に形成され、第一世代のゴールより数が多く、100個ほど採集できました。ゴールから脱出した数十匹の幼虫を採取し、飼育することができます。まだ寄主の生態を確認できないので、7月中旬に採取した種子をビニールポットに蒔いて、実生の生長を調べています。第三世代のゴール形成があるのか、継続して観察をします。


寄主植物:ミミナグサ
撮影年月日:2016年8月14日/北海道旭川市
 

2016/08/25(Thu) 11:37 No.2405
Re: ミミナグサメフクレフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:ミミナグサメフクレフシの新しい情報を有難うございました。第2世代を確認された由、何よりに存じます。今回は、幼虫をたくさん採集できそうだそうで、成虫の羽化を楽しみにしております。また、第3世代の有無にも、大変興味がありますので、それも楽しみにしております。

2016/08/25(Thu) 22:26 No.2407
Re: ミミナグサメフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、コメントをたまわり、ありがとうございます。
昨日より第二世代の羽化がはじまり、雄成虫を4匹採取できました。ゴール採集から毎日のように幼虫が脱出し、10日を過ぎた現在も続いています。多化性の形成者に見られる傾向ですが、代を重ねることで成長度合いにずれを生じて、羽化の期間が長くなるのではないかと思います。


2016/08/29(Mon) 19:36 No.2413
Re: ミミナグサメフクレフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:世代を重ねるたびに、羽化期間が長くなるのは大変興味があることです。発育を完了するのに必要な、発育0点より高い、発育有効積算温量が個体によって異なる可能性がありますので、世代とともに、ズレが増幅されていくのです。多くの昆虫で見られることと思いますが、成虫期の寿命の短いタマバエでは、個体群の時間的な分散につながり、交尾率が低下して、増殖率が下がるおそれがあります。このことを
野外のデータで示せると、面白い生態学の論文になるのですが。若い研究者の挑戦に期待したいと思います。


2016/08/30(Tue) 08:31 No.2414
Re: ミミナグサメフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
8月12日に採集したゴールから、3齢幼虫が12〜24日に163匹脱出しました。最初の羽化は8月24日で、28日までに18匹の羽化がありましたが、すべて雄でした。16〜18日は幼虫の脱出が数匹だったので、28日までに羽化している成虫が、12〜15日の間に脱出した幼虫から羽化したものと考えると、幼虫脱出と羽化は比例的だと思います。
21〜24日に、幼虫脱出のピークかあり、この間に100匹以上の脱出が集中しました。この幼虫からの脱出が週末には始まると思いますが、雌雄がそろいましたら標本をお送りします。


2016/08/13(Sat) 14:14 No.2383
事務連絡 投稿者:南 常雄

 昨日から今日にかけて、異常なアクセスがあり、一部のデーターが表示できなくなりました。データーファイルの破損が懸念されましたが、幸い修復することができました。今後のこのような事態に備え、ご利用の皆様には、ご必要な写真や記事をコピーして保管していただくように、お願いいたします。
 また異常なアクセスが原因で、データーの送受信に時間がかかるようになっていますので、この際、サーバーを変更することを検討しています。その時は、事前に連絡をいたしますが、動作を確認するまで掲示板を閉鎖いたしますので、よろしくお願いします。
 

2016/08/13(Sat) 10:35 No.2381
奈良県のハナイカダミフクレフシ 投稿者:Tominaga

先日、小川さん(No.2310)が報告されましたハナイカダミフクレフシ(C−4150)を奈良県において確認しましたので報告します。
虫えいには脱出孔が開いており、蛹の抜け殻が残っているものもみられました。その他、一部はすでに腐っているものや、白いカビ?がついているものがありました。正常に成熟し濃い紫色になった果実が数個ありましたが、よくみると部分的に緑色が残っているものもあり、割ってみましたが幼虫は見あたりませんでした。
その他、クサギの葉にクサギハコブフシ(D−0400)、シラカシの葉にカシハイボケフシ(C−1570)も確認しました。


寄主植物:ハナイカダ
撮影年月日:2016年7月31日/奈良県三郷町
 

2016/08/14(Sun) 11:45 No.2384
Re: 奈良県のハナイカダミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ハナイカダミフクレフシ(C−4150)のご投稿を有難うございました。奈良県からは初めての発見です。この時期まで、蛹殻が虫えいに残存しているのは長い方です。蛹殻は、分類学的にも、生態学的にも重要な情報を残してくれますので、私たちは、いつも、頭部を壊さないように慎重に虫えいから引き抜いて、75%エタノールに保存しておきます。とくに、蛹の顔面や背面の突起や刺毛、前胸の気門の長さなどは、分類の重要な手がかりとなります。腹部の長さもメスの方が長い傾向がありますので、蛹殻から、成虫の性比が計算できそうです。また、生態学的には、正常実と虫えい実の比率を調べるのにも便利ですし、蛹殻の付いていない小さな羽化孔は、寄生蜂の羽化孔だと思われますので、寄生率の調査もできます。子供達の夏休みの宿題には、研究格好の材料です。

それにしても、このタマバエ(ハリオタマバエの一種 Asphondylia sp.)は、羽化してから、どの植物に産卵するのでしょうね。ハナイカダの花は来年までありませんから、生活史を全うするためには、夏寄主や冬寄主を渡り歩く(寄主交代)必要があります。これまで、様々な植物から得られたハリオタマバエ類の DNA とハナイカダタマバエの DNA を比較していますが、未だに、合致するものが見つかっていません。まだ、調査努力が足りないものと反省しているところです。飛翔能力が強い夜行性のタマバエですので、ハナイカダの近くだけではなく、遠いところの植物に虫えいを形成している可能性もあります。

クサギハコブフシ(D−0400)、シラカシの葉にカシハイボケフシ(C−1570)も奈良県からは初めてでしょうね。Tominaga さんが奈良県から、次々と新しいく虫えいを発見されるのに、感心しています。今後ともよろしくお願い申し上げます。



2016/08/14(Sun) 22:23 No.2386
Re: 奈良県のハナイカダミフクレフシ 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
蛹殻が重要ということですので、今後は採取して残すようにしたいと思います。
奇主交代についてはハナイカダに近縁なミズキ科やアオキ科あたりなのか、まったく異なるものなのか興味がありますね。

奈良県の情報は少ないということですので、今後も報告していきたいと思います。


2016/08/12(Fri) 00:59 No.2375
クロマメノキの虫えい 投稿者:小泉

御無沙汰しております・・・
昨日、浅間山の外輪山である黒斑山で自然観察会を行ったのですが、そこで異様に長く歪なクロマメノキの実を見つけ、割ってみたところ幼虫が入っていたの多分虫えいかなと思い投稿させて戴きました。



寄主植物:クロマメノキ
撮影年月日:2016年8月11日/群馬県吾妻郡嬬恋村
 

2016/08/12(Fri) 01:00 No.2376
Re: クロマメノキの虫えい 投稿者:小泉

内部写真1

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2016/08/12(Fri) 01:00 No.2377
Re: クロマメノキの虫えい 投稿者:小泉

内部写真2

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2016/08/12(Fri) 12:19 No.2378
Re: クロマメノキの虫えい 投稿者:湯川淳一

小泉様:クロマメノキの虫えいのご投稿を有難うございました。私は、これまで、クロマメノキの実の虫えいを見たことがありません。大変興味深い虫えいです。形成者につきましては、写真だけで判断が困難ですので、もし、よろしければ、幼虫標本をお送り頂けないでしょうか? 形成者と寄生者の両方が入っているかもしれません。よろしくお願い申し上げます。


2016/08/13(Sat) 10:41 No.2382
Re: クロマメノキの虫えい 投稿者:小泉

湯川先生

本日、クール便にて10個の果実を送付いたしました。かなり大きな白い幼虫も袋の中を動き回っていますが、これが寄生者なのでしょうかね。


2016/08/14(Sun) 11:47 No.2385
Re: クロマメノキの虫えい 投稿者:湯川淳一

小泉様:クロマメノキの果実をお送り頂いたとのこと、到着を楽しみにしております。オレンジ色の幼虫らしいものと白い大きな幼虫が気になります。

2016/08/10(Wed) 23:42 No.2371
ボダイジュの虫えい? 投稿者:Tominaga

奈良県吉野山で「エゴノキにできた大きな虫こぶ」をみつけた後に、スギ植林内のシナノキ属の低木でみつけました。シナノキ属の種類は、葉裏に星状毛があることからシナノキではなく、また葉脈基部に密毛がないことからオオバボダイジュではないことがわかりました。周辺には寺院が多いので、おそらく植栽されているボダイジュが逸出したものと思います。
虫えいは葉表に角状に伸び、葉裏は突出せず穴に毛が密生していました。このことからオオバボダイジュハツノフシ(C−3970)ではなく、シナノキハツノフシ(C−4010)と思いますがどうでしょうか。


寄主植物:ボダイジュ
撮影年月日:2016年7月18日/奈良県吉野山
 

2016/08/12(Fri) 12:34 No.2379
Re: ボダイジュの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ボダイジュの虫えいの写真をご投稿下さり有難うございました。私は、フシダニの専門家ではありませんので、確定的なことは言えませんが、虫えいの形状は、ご賢察の通り、シナノキハツノフシに近いと思います。虫えい図鑑のフシダニ担当執筆者の茅根重夫先生によれば、形成者のフシダニは同種の可能性が高いということですから、暫定的に、今回のボダイジュの虫えいをボダイジュハツノフシ C-4010b とし、シナノキハツノフシを C-4010a としましょう。

現在、日本では、本格的にフシダニの分類をする若い研究者がいません。茅根先生の後継者が必要です。


2016/08/12(Fri) 22:00 No.2380
Re: ボダイジュの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。


2016/08/04(Thu) 21:34 No.2361
ブナの虫えいについて 投稿者:Tominaga

山地で葉をつけたブナの枝が落ちていたので拾ってみると、虫えいが3種類?みつかりました。
その1:葉の裏側の縁にできた丸いものはブナハベリタマフシ(C−1670)でしょうか?


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2016年7月16日/奈良県御杖村
 

2016/08/04(Thu) 21:43 No.2362
Re: ブナの虫えいについて 投稿者:Tominaga

その2:葉表にできた角状のものはブナハツノフシ(C−1780)でしょうか?

寄主植物:ブナ
撮影年月日:2016年7月16日/奈良県御杖村


2016/08/04(Thu) 22:01 No.2363
Re: ブナの虫えいについて 投稿者:Tominaga

その3:葉裏の縁にできた角状のものはブナハベリホソフシ(C−1680)でしょうか。

寄主植物:ブナ
撮影年月日:2016年7月16日/奈良県御杖村


2016/08/05(Fri) 18:59 No.2364
Re: ブナの虫えいについて 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ブナの虫えいについて、ご投稿下さり誠に有難うございました。ブナには、沢山のタマバエゴールが形成され、研究材料としては、大変面白いグループです。長年、ブナのタマバエゴールを研究されている佐藤信輔さんに連絡して、詳しいコメントを書いて貰うことにします。

2016/08/07(Sun) 13:44 No.2365
Re: ブナの虫えいについて 投稿者:佐藤信輔

Tominaga様

初めまして。茨城県農業総合センター園芸研究所の佐藤信輔と申します。
大学院時代に湯川先生の指導の下、ブナを寄主とするタマバエの研究に従事しておりました。
件の3種類のゴールについてですが、
コメント2361のその1の写真のゴールはおっしゃるようにブナハベリタマフシです。
このゴールを形成するタマバエの種名は未同定です。
このゴールは7月頃から目立ち始め、9月には内部の幼虫は3齢幼虫になります。その後、10月には
ゴールが葉から脱落し、地上のゴールの中で蛹で越冬します。このゴールを形成するタマバエの羽化時期
等については不明です。

コメント2362のその2の写真のゴールはブナハツノフシではなくブナハスジドングリフシ
(虫えい図鑑の番号:C-166)です。Mikiola glandariaというタマバエの1種が形成するゴールです。
このゴールはブナの葉表の主脈上に形成されますが、ブナハツノフシはブナの葉表の側脈と側脈の間に
形成されます。また、ゴールの形状もブナハスジドングリフシではドングリ状〜紡錘形であるのに対し、
ブナハツノフシの形状は工事現場でよく見る赤色のコーンのような先端の尖った円錐形です。
ブナハスジドングリフシの先端の形状には若干の地域差があります。
多くの九州産のブナハスジドングリフシの先端は鈍く丸まっているのですが、多くの本州産ブナハスジドングリフシの先端はお送りいただいた写真のように尖っています。虫えい図鑑に掲載されているブナハスジドングリフシの写真は九州産(鹿児島県紫尾山産)ですので、先端が鈍く丸まっています。また、このゴールの色は6-7月位までは緑色なのですが、7-8月にかけて赤く色づき9月には褐色に変色します。そののち10月上中旬にはゴールが葉から脱落します。地上に落下したゴール内で蛹で越冬し、翌春産卵します。

コメント2363のその3の写真のゴールはおっしゃるようにブナハベリホソフシです。
このゴールを形成するタマバエの種名は未同定です。
このゴールを形成するタマバエの生活史は不明な点が多いのですが、9月の下旬にはゴールが
葉から脱落してしまいます。ゴールが小さい、そしてこのゴールはあまり高密度で
形成されないこともあり、成虫を羽化させるに必要な数のゴールを林床から拾うことは極めて困難です。
例えば、先のMikiola glandariaを羽化させたときは春先に半日以上かかって300個程
のゴールを林床から拾って、結局実験室で羽化したのは10個体程で、ほとんどのゴールは空でした。
ともあれ、生活史が不明のブナタマバエ類は皆このような何らかの事情を抱えていますが、
今後も研究を続けていきたいと考えております。

やや話が脱線してしまいましたが、他にご質問等ございましたら、お手数ですがご連絡いただけますと
幸いです。

佐藤信輔


2016/08/08(Mon) 21:41 No.2367
Re: ブナの虫えいについて 投稿者:Tominaga

佐藤信輔 先生:詳細なご説明をいただきありがとうございます。
その2のブナハスジドングリフシは、形成される位置がブナハツノフシと違っていたのですね。
図鑑の写真と印象が違ったので、形だけで判断してしまいました。


2016/08/08(Mon) 22:02 No.2368
Re: ブナの虫えいについて 投稿者:Tominaga

佐藤信輔 先生:先ほどは途中で誤って投稿してしまいすみませんでした。
(続き)また、地域によって形に変異があるというのは面白いです。今回はたまたま落ちていた枝に3種類の虫えいを見つけましたが、実際は木の上ですので普通にみることはできませんので、たいへんなご研究だと思います。またブナの虫えいを見つける機会がありましたらご教示お願いします。

湯川先生:今回も取り次ぎをしていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


2016/07/31(Sun) 23:48 No.2358
カマツカハイボフシでしょうか 投稿者:Tominaga

奈良公園でイチイガシの虫えいを観察していたときに、近くのカマツカ(バラ科)で虫えいをみつけました。形が特徴的なのでカマツカハイボフシ(C−308)と思いますがどうでしょうか。

寄主植物:カマツカ
撮影年月日:2016年7月17日/奈良県奈良市
 

2016/08/02(Tue) 14:08 No.2359
Re: カマツカハイボフシでしょうか 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご投稿有難うございました。ご賢察の通り、この虫えいはカマツカハイボフシ (C-3080)です。これまで、千葉県、和歌山県、岡山県、徳島県、福岡県、宮崎県、鹿児島県で発見されとりました。奈良県で初めて見つかったことになります。

3齢幼虫が虫えいから脱出して、地上で越冬し、翌年のカマツカの新葉の時期に成虫が羽化すると考えています。まだ、成虫が得られていませんので、残念ながら、タマバエの属や種の同定がなされていません。

なお、虫えい番号は、末尾に数字を1桁付け加え、新しく発見された虫えいに対応するようにしております。図鑑に掲載されているものは、すべて、末尾に 0 を付けています。


2016/08/02(Tue) 22:24 No.2360
Re: カマツカハイボフシでしょうか 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ただきありがとうございました。虫えい番号の件、了解しました。
それでは今後ともよろしくお願いします。


2016/07/25(Mon) 22:08 No.2352
サイカチの虫えいでしょうか 投稿者:Tominaga

奈良公園のサイカチで虫えいらしきものをみつけました。『虫えい図鑑』で調べると、サイカチハオレフシ(C−342)ではないかと思いましたが、キジラミは見つかりませんでした。宮武先生の論文をみますと虫えいの形は似ていましたが、分布域が違うようです。ご教示お願いします。

寄主植物:サイカチ
撮影年月日:2016年7月17日/奈良県奈良市
 

2016/07/27(Wed) 16:55 No.2353
Re: サイカチの虫えいでしょうか 投稿者:湯川淳一

Tomonaga 様:ご投稿、誠に有難うございました。ご賢察の通り、サイカチには、キジラミのゴールがありますので、そうかも知れません。確認のため、キジラミのご専門の宮武頼夫先生にコメントをお願いすることに致します。少し、お待ち下さい。

2016/07/27(Wed) 17:31 No.2354
Re: サイカチの虫えいでしょうか 投稿者:宮武頼夫

Tominagaさん これはサイカチハオレフシで、サイカチマダラキジラミの虫癭に間違いありません。奈良公園の国立博物館の前の木ですね。ここでは、もう20年くらい前に見つけているのですが、正式に公表していません。6−7月に1化が出ると思うので、丹念に見れば成虫が見つかると思います。また、秋にも2化が出るので、9月ころだったと思います。トゲが凄いので、なかなかネットで丹念にスウィープ出来ませんが、終齢幼虫はゴールから出てきて羽化しますので、小さくても肉眼でも分かると思います。あと、神奈川県や島根県などでも見つかっていますね。

2016/07/28(Thu) 21:24 No.2356
Re: サイカチの虫えいでしょうか 投稿者:Tominaga

宮武頼夫先生:ご教示ありがとうございました。奈良公園の情報を公表?してしまい申し訳ありません。奈良公園に行く機会がありましたらキジラミの成虫を探してみます。
湯川先生:いつも配慮いただき感謝しております。
ところで奈良公園のサイカチは植栽起源と思いますが、近畿地方で野生のものを見る機会は非常に少ないです。そのためか各府県のレッドデータブックに記載されており、近畿では京都、兵庫、奈良、和歌山で取り上げられています。京都では亀岡市の保津川沿いで大木を見たことがありますが、探せば虫えいがみつかるかもしれません。宮武先生に教えていただいた島根県では、サイカチマダラキジラミとサイカチの両方とも県のレッドデータブックに記載されていますね。
寄主の密度が非常に低いということはキジラミの分布も限定されるので、もし奈良公園のサイカチが無くなったらどうなるのか心配です。


2016/07/21(Thu) 17:20 No.2343
セイヨウタンポポハフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

 「タンポポハフクレフシ D-0840」と同様のゴールが、セイヨウタンポポに形成されていました。観察地では、複数の株でみられ、1枚の葉に数個〜数十個のゴールが形成されています。葉裏のゴールの底部は表皮だけで、中の幼虫が透けて見えます。ゴールは径4〜6mm、幼虫室は径2〜3mm、葉表にわずかに膨れていますが、肥厚はしていません。3齢幼虫の前胸部に、淡褐色の細いY字形の胸骨があります。ゴールから脱出した3齢幼虫はジャンプせず、良く土に潜ります。
 タンポポハフクレフシの複数寄主の1つかと思われますが、帰化種なので「セイヨウタンポポハフクレフシ(仮称)」としました。(写真は葉の裏側です)


寄主植物:セイヨウタンポポ
撮影年月日:2016年7月18日/北海道旭川市
 

2016/07/22(Fri) 13:04 No.2345
Re: セイヨウタンポポハフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:セイヨウタンポポハフクレフシ(仮称)のご投稿、大変興味深く拝見致しました。タンポポハフクレフシ(D-0840) とそっくりですね。恐らく、同一種のタマバエによるものだと思います。ご提案の通り、セイヨウタンポポハフクレフシ (D-0840b) としましょう。タンポポの方は、D-0840a とします。タンポポのゴールは、これまで、北海道と岩手県、新潟県で知られています。

帰化植物に、在来種のタマバエが寄主範囲を拡大して、ゴール形成に成功した例は非常に少ないです。例えば、北米では、Solidago 属に多数のタマバエゴールが見つかっていますが、日本では、アキノキリンソウとオオアキノキリンソウにタマバエが1種いるだけで、侵入したセイタカアワダチソウには、タマバエのゴールは見つかっていません。普通の植食性昆虫に比べて、ゴール形成者は、たとえ同属植物であっても、直ちに、外来植物に寄主範囲を拡大ができないのではないかと考えられています。しかし、含まれる化学物質やフェノロジーとの同時生などの相性が良ければ、拡大する可能性はあります。その証拠に、外来ヨモギにヨモギエボシタマバエが、ヨウシュヤマゴボウにハリオタマバエの一種がゴールを形成することなどが分かって来ました。今回のセイヨウタンポポのゴールの発見は、寄主範囲拡大の貴重な例となるでしょう。

なお、ハリエンジュとハリエンジュタマバエや、ブルーベリーを加害するブルーベリータマバエは、植物もタマバエも外来種ですから、在来種の寄主範囲拡大の例には当てはまりません。

これからは、外来植物にも注目ですね。


2016/07/22(Fri) 16:52 No.2348
Re: セイヨウタンポポハフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生、そうそう、ご教示ならびにゴール名、ゴール番号をたまわり、ありがとうございます。
セイヨウタンポポの葉には、紫褐色の円班状の菌えいがあるので、今まで気にも留めていなかったのですが、発見したときは別の寄主と誤認したために、葉の裏側を観察しました。当初、寄主がセイヨウタンポポだとは考えませんでしたが、別な場所でもゴールが見つかり、寄主をセイヨウタンポポと同定することができました。3齢幼虫の標本と、羽化用に数十匹の幼虫を得ることができました。後日、幼虫の99%エタノール標本は、他の標本といっしょに郵送いたします。


2016/07/22(Fri) 18:43 No.2350
Re: セイヨウタンポポハフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:セイヨウタンポポハフクレフシから沢山の幼虫が得られた由、ご投稿下さり有難うございました。幼虫がジャンプしないことと、Y 字型の胸骨があるとの情報も、大変興味深いです。少なくとも、Contarinia 属ではないことが分かりますし、Lasioptera 属や Asphondylia 属でないことも分かります。Dasineura の仲間でしょうか? 幼虫を拝見するのを楽しみにしています。

2016/07/16(Sat) 20:02 No.2329
お教えください 投稿者:高橋正明

ウダイカンバの虫えいかと思います
ウダイカンバムレトサカフシでよろしいでしょうか


寄主植物:ウダイカンバ
撮影年月日:2016年7月15日/新潟県湯沢町
 

2016/07/17(Sun) 11:38 No.2332
Re: お教えください 投稿者:湯川淳一

高橋正明様:ご投稿、誠に有難うございます。アブラムシのご専門の先生に連絡致します。少し、お待ち頂けますれば幸いです。

2016/07/17(Sun) 18:46 No.2336
Re: お教えください 投稿者:青木重幸

ウダイカンバの葉のゴールですが、まず間違いなくマンサクイガフシアブラムシHamamelistes miyabeiのゴールでしょう。マンサクとの間を移住するので、アブラムシの和名のほうには「マンサク」が付いています。ゴール名は「ウダイカンバムレトサカフシ」ですね。共同研究者にDNA解析をしてもらってようやくマンサクの世代との対応がついた種でした。ウダイカンバのゴールで生産される有翅虫の一部は、マンサクに戻らず、ウダイカンバに飛んで行って越冬幼虫を産むことがわかっています。

2016/07/17(Sun) 21:24 No.2338
Re: お教えください 投稿者:湯川淳一

青木重幸先生:早速のコメントを誠に有難うございました。

2016/07/19(Tue) 07:11 No.2342
Re: お教えください 投稿者:高橋正明

湯川先生 青木先生 大変ありがとうございました
また よろしくお願い申し上げます




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