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2013/12/20(Fri) 22:49 No.142
ウツギの虫えいについて 投稿者:mikuriya

141の追加の画像です。


寄主植物:ウツギ
撮影年月日:2013年12月19日/静岡県裾野市
 

2013/12/25(Wed) 22:42 No.144 ホームページ
Re: ウツギの虫えいについて 投稿者:南 常雄

タマバエの幼虫のように見えますが、写真からは断定できません。
タマバエの場合は、3齢幼虫の前胸腹面に、キチン化した褐色の胸骨がありますが、中には色が薄い種や胸骨のない種もあり、また形や大きさもいろいろです。長さは0.1〜0.4mmなので、確認するのにときどき手こずっています。


2013/12/26(Thu) 10:55 No.145
Re: ウツギの虫えいについて 投稿者:湯川淳一

Mikuriya さん:
南さんのコメントの通り、この写真では判断しかねますので、ぜひ、胸骨の有無が分かる写真をお願い致します。
それから、ウツギには、アジサイ科とスイカズラ科の二つの科がありますので、どちらのウツギか書いて頂けますとありがたいです。
写真の葉は、アジサイ科だと思いますが、タマバエのゴールでは、マルバウツギハフクレフシ(C−294)を図鑑に掲載していますのでご覧下さい。


2013/12/20(Fri) 22:47 No.141
ウツギの虫えいについて 投稿者:mikuriya

ウツギの葉に染みのような虫こぶがたくさんついていて、中から2ミリ程度の幼虫が出てきました。
画像から何か判断できることがありましたらご教示ください。
よろしくお願いいたします。


寄主植物:ウツギ
撮影年月日:2013年12月19日/静岡県裾野市
 

2013/12/25(Wed) 22:28 No.143 ホームページ
Re: ウツギの虫えいについて 投稿者:南 常雄

ご投稿、ありがとうございます。
このウツギは、スイカズラ科でしょうか。
スイカズラ科からレンプクソウ科に変更された中に、タマバエによってゴールが形成される、オトコヨウゾメハヒラタフクレフシ、ガマズミハヒラタフクレフシ、カンボクハヒラタフクレフシなどがありますが、いずれも観察したことがありません。


2013/12/15(Sun) 23:29 No.140 ホームページ
ヤナギメネコケフシ 投稿者:南 常雄

ヤナギメネコケフシ 2013/11/10(Sun)No.84 に湯川先生より、コメント欄 2013/12/15(Sun)No.138 に
ご投稿をいただきました。
 

2013/12/07(Sat) 10:23 No.135
タマバエの一種? 投稿者:mikuriya

あまり自信がないのですが、山茶花に訪花していたタマバエの一種と思われるハエを採集しました。
何らかの虫えいの形成者の可能性はありますでしょうか。ご教示いただけましたら幸いです。


寄主植物:不明
撮影年月日:2013年12月06日/静岡県裾野市
 

2013/12/07(Sat) 14:35 No.136
Re: タマバエの一種? 投稿者:湯川淳一

mikuriya さん
この写真のハエは、クロバネキノコバエ科 Sciaridae の一種です。翅脈は、ゴールを作らないタマバエの Lestremia 属に似ているところもあるのですが、脚の脛節の先端にトゲのような毛があるので、区別できます。すべてのタマバエの脛節の先端には毛はありません。また、ゴールを作るタマバエや捕食性のタマバエでは、脚の第1ふ節が極端に短くなっています。これも、タマバエ科の Cecidomyiinae 亜科の特徴です。他の亜科では、普通に長くなっています。ご参考までに。


2013/12/07(Sat) 17:47 No.137
Re: タマバエの一種? 投稿者:mikuriya

湯川淳一様
コメントありがとうございました。
細かな特徴まで教えていただき、たいへん勉強になりました。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。


2013/11/30(Sat) 04:34 No.131
クコハフクレフシ 投稿者:mikuriya

追加の画像です。
こちらがクコハフクレフシと思われる虫えいです。


寄主植物:クコ
撮影年月日:2013年11月28日/静岡県裾野市
 

2013/12/03(Tue) 22:46 No.132 ホームページ
Re: クコハフクレフシ 投稿者:南 常雄

mikuriyaさん、ご投稿ありがとうございます。
クコは北海道でも自生しているようなのですが、植栽のものしか見たことがありません。


2013/12/04(Wed) 18:34 No.133
Re: クコハフクレフシ 投稿者:mikuriya

南常雄様
コメントありがとうございました。
クコは富士山麓でもそれほど数は多くないように思います。


2013/11/30(Sat) 04:31 No.130
クコハフクレフシ 投稿者:mikuriya

いつもご指導ありがとうございます。
11月28日にクコハフクレフシと思われる虫えいの近くに1ミリ程度の黒い光沢のある粒を別々に2つ確認しました。
クコフシダニと何か関係のあるものでしょうか。
ご教示いただけましたら幸いです。


寄主植物:クコ
撮影年月日:2013年11月28日/静岡県裾野市
 

2013/11/28(Thu) 08:01 No.120
ハリギリ葉柄のタマバエゴール 投稿者:Iwasaki

 ハリギリの葉柄に見られた小さなゴールです。観察場所は北海道オホーツク地方の訓子府(くんねっぷ)
町です。落葉時期のハリギリの葉柄末端に弱い膨らみが見え、一つだけ切開してみたところ中にタマバエ幼虫が2頭認められました。飼育には失敗したので成虫は得ていません。切開写真(下)を見ると葉柄内を潜孔したような痕跡が見えます。これはタマバエによるものか、同じ場所で見た別の葉柄潜りのハエによるものか、きちんと判別していません。

 私自身は植物内部に寄生して、多くは葉もぐり、他には茎や根、果実内を食害するハモグリバエという小さなハエを研究対象にしています。ごく僅かですがゴール形成種もあります。タマバエ他の情報の中にハモグリバエが潜んでいないか、興味をもって拝見しています。今後ともよろしくお願いいたします。


寄主植物:ハリギリ
撮影年月日:1999年10月12日/北海道訓子府町
 

2013/11/28(Thu) 12:35 No.122
Re: ハリギリ葉柄のタマバエゴール 投稿者:湯川淳一

Iwasaki さん:ハリギリの葉柄のゴールの写真をアップして下さり、誠に有り難うございました。これは未記録のタマバエゴールだと思います。

これまで、ウコギハグキタマフシ 改名(日本原色虫えい図鑑 p.607 リストのみ掲載)(=ウコギエタマフシ進士 1944 虫えいと虫えい昆虫 p.24の写真)と言うのが知られています。今回のハリギリの葉柄のゴールはこのゴールに良く似ています。タマバエは同種かもしれません。

進士さんは、ウコギの葉柄のタマバエをウコギナガバネタマバエ Porricondyla acanthopanaci Shinji 1942 として記載しましたが、この属は、ゴール形成者ではありませんので、属の再検討が必要です。恐らく、何かの間違いで、ゴールから直接、羽化しなかったタマバエを記載した可能性があります。ナガバネタマバエは、まさに、Porricondylaの特徴です。私の考えでは、このタマバエは Lasioptera 属のタマバエの可能性が高いです。ウコギの葉柄のタマバエは、千葉県と東京都で採集されています。

ハリギリの葉柄のタマバエは、恐らく、ゴール内で3齢幼虫越冬でしょうから、この時期でもゴールさえ見つかれば、幼虫を得ることが出来ますし、来春採集すれば、成虫を得ることが出来ると思います。Lasioptera の可能性がありますので、トマトを加害する Lasioptera 属のタマバエとの関係で、ぜひ、採集と飼育に成功されますことをお祈りしています。

なお、同じ進士さんの本の写真 p.25 にウコギエダツトフシの写真が出ています。これは葉柄ではなくて枝にゴールが形成されるもので、進士さんは、このタマバエを Lasioptera ukogi Shinji 1944と記載しています。ウコギにあるゴールは、ハリギリにもあるかもしれませんので、枝のゴールも要注意です。


2013/11/28(Thu) 16:35 No.124 ホームページ
Re: ハリギリ葉柄のタマバエゴール 投稿者:南 常雄

以前に、Iwasakiさんから写真を見せていただいて、翌年(2010年)に鷹栖町で観察することができ、成虫の羽化を試みましたが失敗してしまいました。

その時の観察した概要を紹介します。
 7月上旬〜中旬に新梢の展葉にあわせて、基部の葉から順次虫えいが形成され、初期に形成されたものは8月下旬には成熟する。中の幼虫は9月下旬〜10月上旬に3齢に達する。成熟した幼虫は虫えいの壁に脱出孔を開けて、樹上の虫えいから順次脱出する。枝の上部に遅れて形成された虫えいは成熟も遅くなり、落葉後の虫えいから10月中旬頃に脱出する。脱出した幼虫は地上に落下し地中で越冬する。

この時の飼育の失敗は、飼育容器内が高湿度でカビが発生したことでした。


2013/11/28(Thu) 17:40 No.125
Re: ハリギリ葉柄のタマバエゴール 投稿者:Iwasaki

 湯川先生、南さん、ありがとうございます。
未記録ゴールとのこと、仕事上の(トマト加害のLasioptera属タマバエ)意味ももちろんですが、チャンスがあれば成虫を得てみたいものです。南さんには本ゴールの存在をお伝えした記憶がありますが、すでに正体に肉薄されている由、さすがですね。


2013/11/28(Thu) 18:32 No.126
Re: ハリギリ葉柄のタマバエゴール 投稿者:湯川淳一

Iwasaki さん、南さん: ハリギリの葉柄のゴールから、幼虫が脱出するとは驚きました。それなら、Lasioptera ではないかもしれませんね。まさか、 Porricondyla ではないと思います。益々、幼虫。成虫ともに楽しみです。

ところで、ルーマニアから、トマトの Lasioptera の標本を送ってくれると言ってきました。メールがきてから10日経ちましたので、間もなく届くことと思います。届いたら、北海道余市のトマトのタマバエと比較してみます。


2013/11/28(Thu) 22:35 No.127 ホームページ
Re: ハリギリ葉柄のタマバエゴール 投稿者:南 常雄

湯川先生 2010.9.18にゴールを解剖して得られた3齢幼虫の75%エタノール標本が有りますので、お送りします。脱色して白くなっていますが、生体では添付写真のような鮮黄色をしています。
中に1個の幼虫室があり、複数の幼虫が入っていて、解剖したものの中には15匹入っていたものもありました。
2010〜2011年に観察しましたが、10月中旬には、ゴールの壁に脱出孔(場所は不定)が見られ、中に幼虫が入ってないものが多くなります。


寄主植物:キリギリ 葉柄
撮影年月日:2010年10月14日/北海道鷹栖町


2013/11/29(Fri) 08:15 No.128
Re: ハリギリ葉柄のタマバエゴール 投稿者:Iwasaki

湯川先生、南さん
 虫えいのHPを確認したら、ハリギリのゴールは既に紹介されていたのですね。葉柄末端のゴールは私の観察したものと同じような印象です。1ゴールに15頭も、というのは乏しい解剖時の印象とは異質ですが。葉柄基部のゴールは驚きです。私が観察した折には、その部分には葉柄内をボーリングしたミバエの幼虫が見られたのみでした。かなり印象の異なる場所です。同じ葉柄ではありますが、寄生部位によって種が異なる可能性はないのだろうか、とも思いました。


2013/11/29(Fri) 18:25 No.129 ホームページ
Re: ハリギリ葉柄のタマバエゴール 投稿者:南 常雄

Iwasakiさん、ありがとうございます。
基部のゴールが別種のタマバエに形成された可能性は考えられますが、その時は、あまり意識はしていませんでした。1室15匹はゴールが他のものより大きかったです。隣接して何度か産卵されたのかも知れません。2011年10月中旬に採集したゴール32個から、タマバエ65匹と寄生蜂1匹の幼虫が得られました。このときは、採集してからタマバエの3齢幼虫が32匹脱出した後に、すべてのゴールを開いて中の幼虫を取り出したので、1ゴール毎の幼虫の数は分かりません。


2013/12/06(Fri) 19:38 No.134
Re: ハリギリ葉柄のタマバエゴール 投稿者:湯川淳一

南さん、Iwasaki さん
南さんからハリギリの葉柄のゴールから得られた幼虫を送って頂きました。検鏡しましたところ、胸骨や尾端の形状から、Lasioptera 属の幼虫ではないことが判明しました。どの属に属するのかは、現時点では分かりません。
ルーマニアから、トマトを加害するタマバエの成虫標本が届きました。こちらは、確実に Lasioptera 属のタマバエでした。ギリシャやトルコのものと、同じ種かもしれません。 DNAか解析を行います。


2013/11/25(Mon) 14:00 No.118
イズセンリョウのゴール 投稿者:陽だまり

昨年の植物観察会の折に見かけたイズセンリョウのコールと思われるものです。
20本ほどのイズセンリョウついていて、木が弱っているように見えたことを覚えています。

南 様
リュウキュウマメガキのゴールの観察場所を湯川先生にお伝えしますので、連絡先を私あてにメールください。経緯はリュウキュウマメガキ No.104にあるとおりです。
よろしくお願いいたします。


寄主植物:イズセンリョウ
撮影年月日:2012年11月20日/大分県豊後高田市
 

2013/11/25(Mon) 18:12 No.119 ホームページ
Re: イズセンリョウのゴール 投稿者:南 常雄

陽だまりさん、了解しました。
早速、湯川先生のメールアドレスなど、メールしました。


2013/11/28(Thu) 12:37 No.123
Re: イズセンリョウのゴール 投稿者:湯川淳一

陽だまりさん: イズセンリョウのゴール、楽しみにしております。受取人払いでお送り下さい。

2013/11/22(Fri) 22:20 No.113
昆虫と自然2013年12月号 投稿者:徳田 誠

はじめて投稿させて頂きます。

「昆虫と自然」という雑誌(ニューサイエンス社)の2013年12月号で、「ゴール形成昆虫の生物学」という特集を担当いたしましたので紹介させて頂きます。

http://hokuryukan-ns.co.jp/magazines/archives/2013/11/201312_4.html

商用誌のため思うように配布差し上げることができず誠に恐縮ですが、もしよろしければご覧頂けますと幸いです。

ついでながら、ちょうど昨日、福岡市早良区の九大演習林実習場に調査に行った際、湯川先生からご紹介のありました「ヨモギクキワタフシ」の写真を撮りましたので添付いたします。

今後ともよろしくお願いいたします。


寄主植物:ヨモギ
撮影年月日:2013年11月21日/福岡県福岡市早良区
 

2013/11/22(Fri) 22:55 No.115 ホームページ
Re: 昆虫と自然2013年12月号 投稿者:南 常雄

「昆虫と自然」のご紹介ありがとうございます。
和智さんのお名前もありますね。札幌での応動昆のときに、コナラ属のゴール(タマバチ)のお話をしたのを思い出します。


2013/11/21(Thu) 09:02 No.108
Rhopalomyia 投稿者:湯川淳一

スペルミスで申し訳ございません。ヨモギタマバエ属は、正しくは Rhopalomyia です。世界で、250種以上もいて、多くは ヨモギ属 Artemisia にゴールを作ります。
ついでに、話題を一つ。ヨモギワタタマバエが作るヨモギクキワタフシ(虫えい図鑑 D-107、305ページ)の白くて長い毛が、もぐさの材料として上質らしく、ずっと以前に、ある業者さんから、このゴールを沢山作らせる方法に付いて相談を受けたことがあります。害虫を防除することと同じように、逆に、ある昆虫の個体数を、人為的に野外で増やすことは、多くの困難を伴いますとお答えしました。
 

2013/11/20(Wed) 15:09 No.105
ヨモギハウラケミドリタマフシ(改称予定) 投稿者:湯川淳一

ヨモギハウラケミドリタマフシ(改称予定)をご紹介します。虫えい図鑑の 308ページにヨモギハキイロケタマフシに言及していますが、当時は詳細なデータがなく、写真付きで解説することが出来ませんでした。しかし、最近、大分県九重町で、このゴールらしいものが発見されました、ゴールの形状から、ゴール名を改称する方が良いと考えています。形成者はヨモギタマバエ属の一種 Rhoplalomyia sp. です。これまで、大分県からの記録だけですが、各地にも分布していることと思います。ゴールは枯れ葉に付いたまま越冬するはずです。もし、見つかりましたら、ご一報頂けますと有り難いと存じます。北海道や東北では、オオヨモギでも見られるでしょうか? 来年を楽しみにしています。
ゴールを発見して下さり、写真と幼虫標本を送って下さった KM さんにお礼申し上げます。KM さんのお許しを得て、写真のサイズダウンを行ない、アップさせて頂きました。


寄主植物:ヨモギ
撮影年月日:2013年11月9日/大分県九重町
 

2013/11/20(Wed) 22:24 No.107 ホームページ
Re: ヨモギハウラケミドリタマフシ(改称予定) 投稿者:南 常雄

湯川先生 ご紹介ありがとうございます。
記憶がなかったので、過去の写真を調べてみましたが有りませんでした。来シーズンはヨモギハウラケミドリタマフシを意識しながら観察します。


2013/11/21(Thu) 19:40 No.110 ホームページ
Re: ヨモギハウラケミドリタマフシ(改称予定) 投稿者:arisuabu

湯川 様
ご紹介下さりありがとうございました。こちらでも来シーズン、探してみたいと思います。

ヨモギ繋がりで、去年見つけた図鑑には未掲載と思われる虫こぶをアップします。
上段は線虫と思われる生物によってオオヨモギに形成されたもので、「ヨモギハシロケミジンタマフシ」という仮称を付けました。
下段はフシダニによってヨモギに形成されたもので、「ヨモギハコツブフシ」の仮称で記録しています。
これらの虫こぶは、すでにどこかで発見されているのでしょうか?
ホストはあちこちにありますが、虫こぶを見つけているのは今のところ1ヵ所だけで、どちらもほぼ同じ場所です。


寄主植物:ヨモギ類
撮影年月日:2012年11月11日/北海道厚沢部町


2013/11/21(Thu) 23:54 No.111 ホームページ
Re: ヨモギハウラケミドリタマフシ(改称予定) 投稿者:南 常雄

arisuabuさん 「ヨモギハシロケミジンタマフシ」は初めてですが、下段の「ヨモギハコツブフシ」は虫えい図鑑の一覧では「ヨモギハイボフシ フシダニの1種? 未同定」となっていますが、該当すると思います。道北では広く分布し7月から9月に多くみられます。

2013/11/22(Fri) 12:48 No.112
Re: ヨモギハウラケミドリタマフシ(改称予定) 投稿者:湯川淳一

arisuabu 様 これらのヨモギの虫えいは、日本原色虫えい図鑑の付表(627ページ)にあります、ヨモギハシロケフシとヨモギハイボフシに相当するものと思いますが、前者で線虫が見つかったとは、驚きました。シロケフシのすべて(多く)に線虫がおりましたでしょうか? フシダニは見つかりませんでしたか? 図鑑の作成当時は、フシダニの専門の先生に、ヨモギチビフシダニという和名も教えてもらっています。ぜひ、ご確認いただけますれば有り難いと存じます。

2013/11/22(Fri) 22:33 No.114
Re: ヨモギハウラケミドリタマフシ(改称予定) 投稿者:徳田 誠

「ヨモギハシロケミジンタマフシ」(仮称)は、虫えい図鑑419ページに掲載されておりますヨモギツブセンチュウ(かその近縁種?)による線虫えいがオオヨモギに形成されたものでしょうかね。正式には日本未記録かもしれません(最近の文献をきちんとフォローしておりません;すみません。)が、九州でもヨモギに形成されたこのような形状の線虫えいを採集した記憶があります(...すぐに解剖データが出てきませんが)。
たしかにシロケフシによく似ておりますが、サイズが不均一な印象ですね。中にはウジャウジャ線虫がいたように思います。


2013/11/22(Fri) 23:23 No.116 ホームページ
Re: ヨモギハウラケミドリタマフシ(改称予定) 投稿者:arisuabu

南 様
ご教示ありがとうございました。リストは見落としていました。
今後は、リストにもきちんと目を通してから投稿するように致します。

湯川 様
シロケフシ発見当時、大きめのゴールを幾つか割ってみましたが、その全てに線虫が1頭ずつ見られ、フシダニらしきものは見られませんでした。
もう遅いかもしれませんが、今度の休日に発見場所に行って探してみたいと思います。

徳田 様
九州でも似たようなゴールを採集されたとのこと、ご教示ありがとうございました。
上にも書いたのですが、大きめ(といっても2.5ミリほどですが・・・)のゴールを幾つか割ってみましたが、中には線虫が1頭見られたきりで、複数はいませんでした。
九州のものが同種かは判りませんが、もしそうだとすれば、国内に広く分布するゴールかもしれませんね。


2013/11/23(Sat) 06:42 No.117 ホームページ
Re: ヨモギハウラケミドリタマフシ(改称予定) 投稿者:徳田 誠

arisuabu 様

線虫は1頭ずつですか。10年以上前の話ですので私の記憶が不確かかもしれません。

そういえば、当方の大学の線虫研究室で、以前ヨモギツブセンチュウの研究をしていた学生がいたはずですので、どこまで分かっているのか、論文になっているのかなど、近いうちにうかがってみます。


2013/11/19(Tue) 19:55 No.101 ホームページ
ハリギリの実の虫こぶ? 投稿者:arisuabu

会社の前になぜかハリギリの実が幾つも落ちていて(カラスの仕業?)、通常の果実よりも肥大した、虫こぶのようなものが2個だけ付いていました。
図鑑を見ると、ハリギリの果実に形成される虫こぶは載っておらず、また、切って内部を見てみましたが、幼虫らしき姿を確認することは出来ませんでした。
これが虫こぶかどうかは分かりませんが、今年はハリギリも豊作なので、機会があればまた探してみたいと思います。


寄主植物:ハリギリ
撮影年月日:2013年11月19日/北海道厚沢部町
 

2013/11/20(Wed) 12:35 No.103
Re: ハリギリの実の虫こぶ? 投稿者:湯川淳一

arisuabu 様 ハリギリの果実が肥大したものは、もし、これが冬の間も樹上に残っていれば、ゴールの可能性が高いかもしれませんね。通常、ハリオタマバエの仲間が作る実のゴールは、正常実が落下した後も樹上に残ることが多いのです。しかし、寒い地方では、ゴール実が地上に落下して越冬する可能性も否定できません。幼虫が入っていたとしても、半透明で微小な1齢幼虫を見つけにくいと思います。春に3齢幼虫になると見つけやすいのですが。この大きな実がタマバエのゴールであって欲しいと願っています。

2013/11/21(Thu) 19:28 No.109 ホームページ
Re: ハリギリの実の虫こぶ? 投稿者:arisuabu

湯川 様
これを見つける数日前、どなたのブログか分からないのが今となっては悔やまれますが、落下したハリギリ果実に同様の肥大したものが複数付いている写真を見かけ、虫こぶかもしれないので見てみたいと思っていたところ、幸運にも出合うことが出来ました。
ハリギリはおそらく鳥に種子を散布してもらうと思いますので、冬期でも果実が樹上に残る可能性は高いのではと思います。
雪が積もる前に落下したものを見つけ、来春観察出来るようにしたいところです。


2013/11/18(Mon) 07:28 No.94
リュウキュウマメガキ 投稿者:陽だまり

リュウキュウマメガキ雄木のゴールと思われるものです。
一つバラしましたが幼虫らしきものは見つかりませんでした。




寄主植物:リュウキュウマメガキ
撮影年月日:H25年11月16日/福岡県
 

2013/11/18(Mon) 07:29 No.95
Re: リュウキュウマメガキ 投稿者:陽だまり

木の様子です。
このようにたくさんついています。


寄主植物:リュウキュウマメガキ
撮影年月日:H25年11月16日/福岡県


2013/11/18(Mon) 07:31 No.96
Re: リュウキュウマメガキ 投稿者:陽だまり

十月の画像です。

寄主植物:リュウキュウマメガキ
撮影年月日:H25年10月04日/福岡県


2013/11/18(Mon) 10:45 No.97
Re: リュウキュウマメガキ 投稿者:湯川淳一

陽だまり 様 珍しい写真を有り難うございました。長年、福岡に住んでいながら、見たことがありません。中には、幼虫らしきものが見つからなかったとのこと、菌えいかもしれませんね。万一、タマバエのゴールなら、越冬する1齢幼虫は非常に小さくて半透明のことがありますので、見つからないかもしれません。もう一度、春先に解剖して頂ければと思います。

2013/11/18(Mon) 11:39 No.98 ホームページ
Re: リュウキュウマメガキ 投稿者:南 常雄

陽だまりさん ご投稿ありがとうございます。「北海道の植物」などの図鑑には、カキノキ科が載っていないくらいで、リュウキュウマメガキもはじめてだったので画像検索してみました。秋は柿の実がなっている風景にあこがれます。

湯川先生 ご投稿の「菌癭」が文字化けしてしまいましたので、修正したいと思いますが「菌えい」でよろしかったでしょうか。


2013/11/18(Mon) 13:27 No.99
Re: リュウキュウマメガキ 投稿者:湯川淳一

南さん: 菌えいに修正して下さい。よろしくお願い致します。

2013/11/19(Tue) 07:35 No.100
Re: リュウキュウマメガキ 投稿者:陽だまり

湯川先生
はじめまして。
良く山を歩きますがリュウキュウマメガキでゴールを見たのは初めてです。
他にはイズセンリョウでこのタイプの変異をみたことがあります。
24日にリュウキュウマメガキの場所を再訪予定です。
半透明の幼虫もあるとのことなので、詳しく調べてみます。
先生が直接ご覧になりたいのであれば、詳細な場所は提供いたします。
この木は駐車場脇にあるので歩く必要もありません。低い位置の枝は
ジャンプすれば手がどきます。

南 様
北海道には柿の自生がないのですね。
福岡県北部ではリュウキュウマメガキを比較的よく目にします。
谷沿いに多く落葉すると実が目立ちます。
リュウキュウマメガキの雄花です。ゴールがついたものとは別の株です。
これがあのゴールに変わってしまうのでしょうか。面白いですね。


寄主植物:リュウキュウマメガキ
撮影年月日:H23年6月19日/福岡県


2013/11/19(Tue) 22:49 No.102 ホームページ
Re: リュウキュウマメガキ 投稿者:南 常雄

陽だまりさん リュウキュウマメガキの花の写真をありがとうございます。
実は旅行中に見たことはありますが、花ははじめてです。
ゴールができているのは、当年枝に形成された冬芽が叢生したように見えますが、来春これがどうなるか楽しみですね。もし冬芽の叢生だったら、小さい枝がいっぱい芽吹いて、てんぐ巣状になるとか・・?


2013/11/20(Wed) 13:22 No.104
Re: リュウキュウマメガキ 投稿者:湯川淳一

陽だまりさん 
こちらこそ、はじめまして。よろしくお願い致します。この時期は、幼虫が居ても非常に分かりにくいと思いますので、春(4月頃)になりましたら、ぜひ、現地で観察し、中身を確認したいと思います。場所を教えて頂けるとのこと、よろしくお願い申し上げます。本来は、24日にお伴させて頂ければ良いのですが、所用があって、お伴させて頂くことができません。メールアドレスは、南さんから、直接、お聞き頂ければと思います。
ハリオタマバエ属やニセハリオタマバエ属の越冬寄主を捜しています。この仲間は、アオキミタマバエやイボタミタマバエのように、年1化性のものもいますが、ノブドウミタマバエや、ダイズサヤタマバエのように多化性のものも多く、それらは、夏寄主とは異なる冬寄主にゴールを形成します。例えば、ノブドウミタマバエは、夏はノブドウなどブドウ科の実に、冬はハコネウツギやタニウツギなど、スカズラ科の Weigela 属の越冬芽に芽キャベツ状のゴールを作ります。ダイズサヤタマバエは、夏はマメ科植物の莢、冬はバラ科のバクチノキや、モクセイ科のヒイラギの実にゴールを作ります。
最近、北海道でも、これまで記録のなかったダイズサヤタマバエらしいものが見つかったと言うお知らせを頂きました。もし、越冬しているとすれば、バクチノキやヒイラギではないはずですので、いったい、どの植物で越冬しているのか気になります。東北地方でも同じです。
マタタビミタマバエも秋に成虫が羽化するのですが、冬寄主は不明です。これまで、マタタビのゴールが見つかった場所で、冬のゴールを探しているのですが、まだ、見つかっていません。私には、植物やゴール形成部位に関する先入観があって、未知の寄主植物を見逃しているのかもしれません。
このような状況ですので、皆様方から頂く、ハリギリやリュウキュウマメガキなど、冬のゴールの情報には大変関心を持っています。続編を楽しみにしています。
話は別ですが、最近、ノブドウの実を乾燥させ、煎じてお茶にして飲んでいると言う話を耳にしました。大きな実が良いそうですが、ゴールかも知れないですね。同じような話で、昔からマタタビのゴールも利用されています。中国からマタタビの乾燥ゴールを沢山輸入しているそうです。


2013/11/20(Wed) 20:14 No.106
Re: リュウキュウマメガキ 投稿者:Nabita

陽だまりさん、横レス申し訳ありません。

湯川先生のコメントでマタタビミタマバエも寄主転換するらしいとのこと、ノブドウミタマバエのように冬寄主が果実でないなら、ゴールが形成されるのは春かもしれないということですね。

ノブドウのお茶の話しは面白いですね。ゴールになればタンニンなどが増えるのですかね。こちらの地元では、私が子どもの頃までは、トチの実を焼酎に漬けた「とち水(みず)」なる民間薬があって、打ち身などに塗布していました。実家でも作っており、実家のレシピはトチの実と焼酎だけですが、これにノブドウミフクレフシを加える場合もあり、秋になると市場でミフクレフシを売っていたりしました。

また、北海道でもダイズサヤタマフシがみつかったらしいとのこと、青森でも記録はあり、莢の標本もありますが、私はまだ見つけたことがありません。重要害虫の発生は歓迎できませんが、やはり自分でも見つけたい気持ちは強いです。


2013/11/12(Tue) 22:05 No.86
ノヤナギ狂い咲き 投稿者:陽だまり

南 様

はじめまして。
花の日記、pandaさんのブログからやってきました。
9月にノヤナギの雄花の開花を見ました。春の雄花序より長めで葯が小さいですがノヤナギだと思います。雌株を探すとそれも開花していました。株によってはすべての花が開花状態でした。
ヤナギの花芽のムシコブを知らなかったので狂い咲きとしか思わなかったのですが株によってはすべての花が開花状態でした。


寄主植物:ノヤナギ
撮影年月日:H25年9月15日/
 

2013/11/12(Tue) 23:54 No.87 ホームページ
Re: ノヤナギ狂い咲き 投稿者:南 常雄

陽だまりさん、ご投稿ありがとうございます。
こちらでも、年によっては雄しべが毛より伸びたものが見られますが、ここまで生長したものは見たことがありません。
やはり、幼虫が入っているかどうか調べないと、虫こぶかどうか外観では分かりませんね。3齢幼虫が入っていれば、先の尖ったもので毛をゆっくり逆なですると、見つけることができると思います。ぜひ調べてみてください。


2013/11/11(Mon) 20:38 No.85 ホームページ
ミズヒキクキコブフシ 投稿者:arisuabu

湯川 様
お世話になっております。
先程、ミズヒキの虫こぶを割って幼虫を採っていたら、2個の虫こぶで蛹が見られました。
羽化するかは分かりませんが、湿らせたティッシュとともにフィルムケースに入れて保管してみます。
幼虫は、幾つかの虫こぶから20頭ほど採集することが出来ました。
明日にでも、お送り致します。


寄主植物:ミズヒキ
撮影年月日:2013年11月11日/北海道厚沢部町
 

2013/11/15(Fri) 19:01 No.88
Re: ミズヒキクキコブフシ 投稿者:湯川淳一

Arisuabu 様 ミズヒキクキコブフシで蛹が見つかった由、ぜひ、成虫を羽化させて下さい。ひょっとして、休眠をしていないかもしれませんので、温度を加えると羽化するかもしれません。楽しみにしています。

2013/11/16(Sat) 07:51 No.91 ホームページ
Re: ミズヒキクキコブフシ 投稿者:arisuabu

湯川 様
このタマバエはゴール内で蛹化するようですね。
採集せずに残したゴールがまだあるので、目印を付けて来春採集し、成虫が羽脱してくるのを待つという手もありますね。
ちなみに、まだ成虫が得られるかも分からない段階で恐縮ですが、成虫も液浸で大丈夫なのでしょうか?
今後のために、ご教示頂けましたら幸いです。


2013/11/16(Sat) 14:58 No.92
Re: ミズヒキクキコブフシ 投稿者:湯川淳一

arisuabu 様 タマバエのは成虫も、幼虫も蛹も、蛹の抜け殻も、すべて液浸(エタノール)標本です。乾燥しますと、各部が凹んでしまいますので、生きているうちに液浸標本にします。プレパラート標本作製用には、70〜75%エタノール、DNA 解析用には99%エタノール標本にします。沢山採れた時は、半分ずつに分けて保存しますが、少ない時は、すべて75%でも結構です。よろしくお願い申し上げます。
 通常、タマバエは蛹で越冬するケースは稀で、1齢幼虫か3齢幼虫(終齢幼虫)です。茎の中に居る Lasioptera の場合は、3齢幼虫で越冬です。蛹になっているとすれば、年内に羽化するのが普通ですが、今頃、羽化しても産卵場所がないかもしれませんね。どんなハエが羽化するのか楽しみです。


2013/11/17(Sun) 08:05 No.93 ホームページ
Re: ミズヒキクキコブフシ 投稿者:arisuabu

湯川 様
全て液浸とのご教示、誠にありがとうございました。
もし成虫が得られましたら、そのように致します。
また、タマバエで蛹越冬は稀とのこと。
もしかしたら年内に羽化する可能性もあるのですね。
すっかり来春の気持ちでいたので、時々チェックするようにします。
色々とありがとうございました。


2013/11/10(Sun) 23:16 No.84 ホームページ
ヤナギメネコケフシ 投稿者:南 常雄

 タノバエの1種によって、ヤナギの花芽が9月中旬〜10月上旬に異常発芽するものです。発芽した花芽の毛の中で成長、10月中旬には3齢に達し、樹上のゴール内で越冬します。翌年、毛から半身をのりだして蛹化、樹上だけで世代交代を繰り返すので、地上数メートルの樹冠にもゴールが形成されます。
 晩秋の落葉後には、芽吹いた花芽が目立つようになり、一見、狂い咲きと間違うこともあるようですが、毛を逆なですると橙色の1.5mmほどの小さい幼虫が1〜数匹入っています。
 現在、エゾノカワヤナギ、エゾノキヌヤナギ、オノエヤナギ、エゾヤナギ、ネコヤナギの花芽と、エゾノバッコヤナギの花芽と葉芽でゴールの形成が確認できています。


寄主植物:エゾヤナギ
撮影年月日:2013年月日/北海道旭川市
 

2013/11/15(Fri) 19:05 No.89
Re: ヤナギメネコケフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様 9月にご案内頂いた旭川の現地では、残念ながら、このゴールの中に幼虫を見つけることが出来ませんでしたが、今は、3齢幼虫になり、見つけやすくなりましたね。来春、うまく成虫が羽化しますように祈っております。寄主植物の方、編集中のリストに付け加えさせて頂きます。

2013/11/15(Fri) 23:01 No.90 ホームページ
Re: ヤナギメネコケフシ 投稿者:南 常雄

湯川淳一 様 ご教示、ありがとうございます。
その後、何度か観察したのですが、けっきょく3齢になるまで見つけることができませんでした。
来シーズンは、9月の芽ぶき後の観察をもう少し丁寧にして、幼虫の成長を観察したいと思います。


2013/12/15(Sun) 17:10 No.138
Re: ヤナギメネコケフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様
11月下旬にお送り頂いたエゾノバッコヤナギメネコケフシ(一枝、1ゴール芽)を、暖かい部屋で飼育していましたら、ここ2、3日で 25 匹の成虫が羽化しました。どうやら、越冬休眠に入っていなかったようです。羽化した成虫はすべて♀でした。この性比の偏りは不思議です。このような現象は他のタマバエでもあるようです。翅脈や産卵管、触角の形状から、他のヤナギタマバエと同じように Rabdophaga 属のタマバエのように見えます。Rabdophaga 属は Dasineura 属のシノニムとする考え方もあるのですが、ヤナギ類に特化したグループとして、スミソニアン博物館の Gagne さんは、別属として扱っていますので、私もそれに従っています。♂が羽化してくれると良いのですが。南さん、有り難うございました。


2013/12/15(Sun) 23:25 No.139 ホームページ
Re: ヤナギメネコケフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生 ご投稿ありがとうございます。
越冬休眠に入る前にタイミング良く採集できたら、羽化するんですね。気が付きませんでした。


2013/11/06(Wed) 21:17 No.77 ホームページ
ミズヒキクキコブフシ? 投稿者:arisuabu

本日、ミズヒキの茎に形成されている虫こぶを見つけました。
虫えい図鑑を見ると、ミズヒキにはミズヒキクキコブフシというものが出来るようですが、図示されていないため、どのようなものか分かりません。
これがそうなのでしょうか?
ご教示頂けましたら幸いです。


寄主植物:ミズヒキ
撮影年月日:2013年11月6日/北海道厚沢部町
 

2013/11/07(Thu) 20:24 No.78 ホームページ
Re: ミズヒキクキコブフシ? 投稿者:arisuabu

本日、写真の虫こぶを採集してきて切断してみたところ、内部には2.5〜3oのオレンジ色の幼虫が複数見られました。
まずは、切断した虫こぶです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2013/11/07(Thu) 20:26 No.79 ホームページ
Re: ミズヒキクキコブフシ? 投稿者:arisuabu

幼虫のアップです。
上部に見える褐色の棒状のものが胸骨でしょうか?


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2013/11/07(Thu) 22:59 No.80
Re: ミズヒキクキコブフシ? 投稿者:湯川淳一

arisuabu 様 貴重な写真を有り難うございました。これは、ミズヒキクキコブフシ C-2397 というタマバエのゴールです。図鑑には写真を掲載していませんが、リストには入れてあります。これも、ウロコタマバエの一種によって形成されたものです。写真では、幼虫には少し長めのしっかりした胸骨が見られます。DNA 解析をしたいと存じますので、もし、よろしければ、着払いで幼虫をお送り頂けないでしょうか? 幼虫は70〜99%アルコール標本でお願いできましたら有り難いです。拙宅の住所は、南さんにお聞き下されば分かりますので、ぜひ、よろしくお願い申し上げます。実は、余市でトマトを加害しているタマバエも Lasioptera で、どこから中南米原産のトマトにやって来たのか分かっていません。ミズヒキはナス科ではありませんが、寄主範囲を拡大して、トマトにやって来たのかもしれないと言うことで、DNA 解析をしたいのです。先日来、青森産のアカソやヨモギの茎にゴールを作る Lasioptera の幼虫を送って頂きました。これらも合わせて、解析する予定です。

2013/11/07(Thu) 23:50 No.81 ホームページ
Re: ミズヒキクキコブフシ? 投稿者:arisuabu

湯川 様
ご回答下さり誠にありがとうございました。
ミズヒキクキコブフシとして、いずれブログの方にも掲載しようと思います。
採集場所のミズヒキには、虫こぶが形成されているものがまだ幾つかありましたので、近日中に採集し、幼虫を液浸にしてお送り致します。

南 様
メールをお送りさせて頂きましたので、どうぞよろしくお願い致します。


2013/11/08(Fri) 02:12 No.82 ホームページ
Re: ミズヒキクキコブフシ? 投稿者:南 常雄

了解しました。

2013/11/06(Wed) 20:16 No.75
コブハバチえいの寄生者 投稿者:Nabita

悪あがきシリーズの屋上屋です。

コブハバチのゴールの中に寄生バチの幼虫がいたのは、2日にも貼りました。

他のゴールを割っていくと、中に寄生バチの繭もありました。


寄主植物:イヌコリヤナギ
撮影年月日:2013年11月2日/青森県黒石市
 

2013/11/06(Wed) 20:26 No.76
Re: コブハバチえいの寄生者 投稿者:Nabita

2日に貼った写真と比べるとゴールの中が汚く見えます。顕微鏡下でさらに見ていくと、何とゾウムシの死体が! しかもゾウムシの蛹室の残骸のようなものもありました。(写真下側)

ゾウムシは成虫ですが、まともに羽化したようには見えません。このゾウムシはゴールの同居者またはハバチの幼虫が死んだ後の二次利用者で、羽化が不全なのは寄生バチが着いていたのはゾウムシの蛹なのかもしれません(イネドロオイムシの繭の寄生ハチ調査で沢山解剖したことがあり、コガネコバチなどはほとんど成虫になりかけているような蛹に寄生していることがありました。もっともイネドロオイムシに寄生するコガネコバチは繭を作りませんが)。

小さなゴールの中にも食物連鎖があり小宇宙を形成しているのですね(しみじみ)。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2013/11/09(Sat) 12:15 No.83
Re: コブハバチえいの寄生者 投稿者:湯川淳一

Nabita さん コブハバチのゴールにつきましては、専門外ですので、どなたかが、コメントを下さるのを待っているうちにコメントが遅くなってしまいました。虫えい図鑑にもありますように、ハバチによるヤナギのゴールには多種類があり、研究材料としても面白そうなのですが、日本では、まだ、あまり分類学的な研究はなされて居らず、ハバチの同定も遅れています(タマバエも未同定が多くて、あまり他のグループのことは言えませんが……。)ヨーロッパにはヤナギにゴールを形成するハバチの研究者がおられて、日本にも採集に来られました。九州をご案内したのですが、ゴールの種類は少なく、むしろ、近畿地方以北に種類数が多いようです。北米では、生態学で有名な Price 博士らのグループが精力的に研究されており、沢山の論文が発表されています。日本でも、京都大学のグループが生態学的な興味深い研究をなさっています。恐らく、ゴールを利用する昆虫類も多種多様で、面白いことと思います。日本の若い分類学者の出現を望みたいと思います。

2013/11/05(Tue) 20:36 No.71
ヨモギ茎のゴール 投稿者:Nabita

シーズンオフ直前悪あがきシリーズ第3弾

ヨモギの茎に作られるゴールには複数ありますが、
虫えい図鑑に図示がなかったものを見つけました。


寄主植物:ヨモギ
撮影年月日:2013年11月4日/青森県黒石市
 

2013/11/05(Tue) 20:39 No.72
Re: ヨモギ茎のゴール 投稿者:Nabita

茎の片側だけが膨らんだもので、もしかしたら
クキマルズイフシなどの出来損ないとも考えましたが、
同種と思われるものが付近でもう一つ見つかり、
切ってみると、タマバエ幼虫が入っていて、
これで完成形であることがわかりました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2013/11/05(Tue) 23:02 No.74
Re: ヨモギ茎のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita さん ヨモギの茎のゴールを送って下さると言うメール、誠に有り難うございます。幼虫に胸骨があるかどうか楽しみです。なければ、Rhopalomyia 属のタマバエでしょうし、あれば、Lasioptera かもしれません。楽しみにしています。

2013/11/04(Mon) 19:30 No.66
アカソクキコブフシ? 投稿者:Nabita

3連休最後の日もラストスパートをかけるべく、近場へ行ってみました。

落葉が進んでいると、茎などは見えやすくなるようで、アカソの茎に
虫こぶを見つけました。アカソクキコブフシになるのでしょうか?


寄主植物:アカソ
撮影年月日:2013年11月4日/青森県黒石市
 

2013/11/04(Mon) 19:32 No.67
Re: アカソクキコブフシ? 投稿者:Nabita

茎を割ってみると、維管束がありそうな辺りに
タマバエと思われる幼虫が複数入っていました。
幼虫がいる周りは黒く変色しています。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2013/11/04(Mon) 22:17 No.69
Re: アカソクキコブフシ? 投稿者:湯川淳一

Nabita さん アカソクキコブフシ C-2353 は、新潟県と千葉県で発見されています。ウロコタマバエの一種 Lasioptera sp. によって形成されます。コアカソでも見られるようです。Lasioptera 属タマバエは,共生菌を運ぶ、アンブロシアタマバエとして知られていますので、幼虫室の周りに、菌糸が見られることがあります。黒く変色しているのが菌糸かどうか分かりません。ところで、厚かましいお願いで誠に恐縮ですが、幼虫を送って頂く訳にはいきませんか? 現在、トマトを加害するウロコタマバエの一種 Lasioptera sp. が、北海道の余市で発見され、中南米起源のトマトに、どこからやって来たのか問題になっています。できましたら、トマトの Lasioptera とDNA 解析で比較してみたいのです。70〜99 % エタノールで幼虫を保存し、受取人払いで、拙宅にお送り頂けますと大変有り難いのですが。3 〜 10 匹ほど、よろしくお願い申し上げます。



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