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2014/07/13(Sun) 21:51 No.604 ホームページ
ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:arisuabu

583のスレッドでNabitaさんが報告されたナワシロイチゴメナガツボフシを見つけたので、ご報告まで。
こちらのは、まだ赤くなっていませんでした。


寄主植物:ナワシロイチゴ
撮影年月日:2014年7月13日/北海道檜山郡江差町
 

2014/07/13(Sun) 21:57 No.606
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:湯川淳一

arisuabu様:ナワシロイチゴメナガツボフシのご報告、有り難うございました。私の知る限り、北海道初記録ですね。青森や福島以外の東北各地で、見つかるかも知れませんね。九州でも捜してみます。

2014/07/15(Tue) 21:57 No.609
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:Nabita

arisuabuさん、ナワシロイチゴメナガツボフシが北海道でも見つかったというお知らせ、また角は最初から赤いわけではないこと、参考になりました。茎の角の写真もよく見ると先端が少し赤みを帯びているので、茎や腋芽のものも、次第に赤くなっていくのでしょうね。
実は5日には、これとは違うナワシロイチゴのゴールを見つけていたのですが、ナワシロイチゴエダコブフシが早くできてしまったものなのかとも考えていました。12日に別の場所で、若いエダコブフシを見つけ、ゴールとしては別種にすべきと思われましたので、お知らせします。当年枝が片側に膨らんだもので、葉柄もゴールになっています。


寄主植物:ナワシロイチゴ
撮影年月日:2014年7月5日/青森県三沢市


2014/07/15(Tue) 21:59 No.610
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:Nabita

ゴールの内部です。出来て間がないと思われますが、既にゴールは木質化していました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/16(Wed) 10:58 No.611
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:湯川淳一

arisuabu様:江差町でもナワシロイチゴメナガツボフシが見つかった由、ご報告有り難うございました。九州では、まだ、見つかりません。
Nabita様:ナワシロイチゴエダコブフシの形状は、様々ですので、若いエダコブフシも同じものかも知れません。写真では、幼虫の一部しか見えませんので、胸骨の形状や全体像を見ることが出来ますと、Lasioptera rubi の幼虫かどうか判断できると思います。


2014/07/16(Wed) 20:56 No.612
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、ご教示ありがとうございます。確かにただのエダコブフシなのかもしれませんね。今年の北日本は5月が暖かかったので、もしかしたら発生回数が増えた虫もあるのかもしれません。12日に見つけた若いゴールは今年2回目のものということも考えられます。昨年も茎の片側だけが膨らんだ、ヨモギクキホソツトフシを別のゴールと勘違いしたので、学習能力が足りませんね。幼虫は保存してあり、後日ご覧いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2014/07/16(Wed) 22:48 No.616 ホームページ
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、湯川先生、ご投稿ならびにご教示、ありがとうございます。
道北では、今のところナワシロイチゴでゴールを見つけることができませんが、先日、タマバチによってカラフトイチゴの葉脈に形成された塊状のゴールを見つけました。他のバラ科の植物にゴールを形成するタマバチと同様に、落下したゴール内で越冬するものと思われますが、観察できるゴールの数が少なく、他に見つからないので、1個のゴールを採集して開いてみましたが、他のゴールの採集を控えています。


2014/07/17(Thu) 23:22 No.622 ホームページ
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:arisuabu

湯川さま
出来れば未知のゴールを見つけたいものですが、新分布記録というのも重要だと思いますので、今後も地道に探していきたいと思います。

Nabitaさま
いつも新しいゴールを見つけられていて、刺激を受けています。
こちらでも、何か面白いものが見つからないかと目を光らせてはいるのですが、なかなか見つけられません。
Nabitaさんの発見を参考にして、こちらでも探索を続けていきたいと思います。


2014/07/18(Fri) 17:42 No.623 ホームページ
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:南 常雄

arisuabuさん、ご投稿ありがとうございます。道南で見つかればこちらにもあるように思うのですが、旭川近郊でナワシロイチゴのゴールが、今のところ見つかっていません。

2014/07/13(Sun) 17:50 No.602
ノブドウの蕾のゴール 投稿者:M

2014/06/24(Tue) 15:38 No.511〜575の続きです。離れましたので、別スレにさせていただきました。

6月26日に幼虫が蕾を脱出、すぐにピートモスに浅く潜って繭を作ったのですが、7月11日羽化しました。
ひどい画像ですが、ご参考までに。
私のポイント数箇所でこのゴール痕が見つかりました。気になるのは、タニウツギ類が見つからないことです。公園植栽にもありません。もっとも、庭木はあるのかもしれません。
アベリアはあちこちにありますが、これにもつくでしょうか?
もう少し成虫が増えると思いますので、後日、湯川先生に送らせていただきます。


寄主植物:
撮影年月日:2014年7月11日/福岡県筑紫野市
 

2014/07/13(Sun) 21:41 No.603
Re: ノブドウの蕾のゴール 投稿者:湯川淳一

Mさん:成虫はハリオタマバエの一種のようですが、触角と産卵管が分かりにくいので、確信はありません。蛹はノブドウミタマバエとは異なるようですね。成虫標本を拝見するのを楽しみにしています。なお、ノブドウミタマバエの冬寄主は、今のところ、Weigela 属だけです。

2014/07/14(Mon) 23:36 No.607
Re: ノブドウの蕾のゴール 投稿者:M

湯川先生 画像を見ていただきありがとうございました。ノブドウミタマバエとは異なるとのこと、多化性のタマバエでしょうか。ノブドウミタマバエの冬寄主もありがとうございました。見てみたいものです。

2014/07/16(Wed) 22:38 No.615 ホームページ
Re: ノブドウの蕾のゴール 投稿者:南 常雄

Mさん、湯川先生、ご投稿ありがとうございます。
旭川周辺のノブドウで蕾のゴールを探してみましたが、今のところ見つかっていません。早く開花したものは結実していましたので、開いてみましたが正常に生長した果実でしたが、多くの蕾はこれから開花をむかえるので、継続して観察して見ます。


2014/07/12(Sat) 23:49 No.599
ヤマコウバシの葉のゴール 投稿者:ハンマー

ヤマコウバシの葉のゴールをみつけました。
図鑑やネット上に情報がないように思いますがいかがでしょうか?
直径3〜4 mm程度の丸いゴールが、写真上のように葉に形成されていたり、産卵のタイミングのためでしょうか、写真下のようにほとんど葉が形成されずに、ゴールだけが形成されているいたりします。後者の場合は、そばの葉の成長に影響を及ぼしているようです。


寄主植物:ヤマコウバシ
撮影年月日:2014年7月6日/兵庫県篠山市
 

2014/07/12(Sat) 23:59 No.600
Re: ヤマコウバシの葉のゴール 投稿者:ハンマー

ゴール内部はほぼ充実性で、小さな虫室が1つあり、1匹の幼虫が見られました。
写真の右に写っている黒い棒は小さなものを撮る時に、スケールとして使っている0.5 mmのシャーペンの芯です。
なお、このゴールは、少なくとも兵庫県篠山市及び三田市ではかなり普通に見られるようです。


寄主植物:ヤマコウバシ
撮影年月日:2014年7月12日/兵庫県篠山市


2014/07/13(Sun) 21:51 No.605
Re: ヤマコウバシの葉のゴール 投稿者:湯川淳一

ハンマー様:私のパソコンのファイルに、ヤマコウバシハフクレフシと命名されたタマバエゴールの記録が残っているのですが、写真や採集記録が残っていません。私の不注意で消してしまった可能性があります。2012年頃に見つかったものらしいので、その頃の採集記録や、皆さんとの交信記録を捜しています。私の記憶では、ハンマーさんの写真はそのゴールに似ていると思います。もし、私のデータが見つからなければ、ハンマーさんの採集記録を初記録させて頂きます。

2014/07/11(Fri) 21:01 No.594
アカネのゴール 投稿者:Nabita

小出しですみません。湯川先生がご登場くださったので、三沢市でみつけていた、もうひとつの「虫えい図鑑」に図示のないゴールをお知らせいたします。
アカネ(当初いつも使っているH社の図鑑で、アカネ属は茎のトゲの記述を見つけられず、ムグラ属かと思っていたのですが、別の資料にも当たり、アカネだろうと思い直しました)の葉が巻いたゴールで、写真は新鮮なものですが、少し古くなったものでは、葉が部分的に黒変していました。


寄主植物:アカネ
撮影年月日:2014年7月5日/青森県三沢市
 

2014/07/11(Fri) 21:05 No.595
Re: アカネのゴール 投稿者:Nabita

このゴールも葉が巻いた内部は粘液で濡れていて、幼虫はかなり活発に動いていました。そこで、ゴールを開ける前に少し冷蔵庫に入れておき、幼虫を麻痺させて撮影しました。部分的に黒くなったゴールにも、幼虫はいました。
データは同じです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/12(Sat) 19:17 No.597
Re: アカネのゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様:またまた、新発見ゴールですね。Nabitaさんはすごいですね。アカネ科を寄主とするタマバエゴールは、これまで、ヘクソカズラやアカネ、アリドウシ、ムグラ類などの蕾や芽に形成されるものが多く、葉のゴールはオオバヤエムグラハフクレフシ(福岡から記録)だけです。このゴールは幼虫のいるところは、多少とも膨れていますか? もし、膨れていれば、アカネハマキフクレフシ、膨れていなければ、単に、アカネハマキフシにしましょうか? いずれの場合も、番号は D-0386 にしておきます。これも幼虫はジャンプするでしょうか?

2014/07/12(Sat) 20:57 No.598
Re: アカネのゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、またもお褒めいただき、恐悦でございます。こちらも内部が濡れた上を滑るように這い回るだけで、跳ねるところは見ませんでした。葉は膨れているようには見えず、ただよじれていたようです。
本日は青森県日本海側の南部へ行ってまいりまして、ゴールかどうかわからないものも含め、いくつか撮影・採集してきました。内部の確認などしまして、「虫えい図鑑」や「北海道の虫えい」に写真が載っていないものがありましたら、またこちらで紹介させていただきたいと考えております。


2014/07/09(Wed) 22:02 No.583
ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

ナワシロイチゴの葉表に赤い角が生えていました。角の根本は葉裏側にも、少し突き出して膨らんでいます。
 

2014/07/09(Wed) 22:05 No.584
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

操作ミスで写真を貼る前に送信してしまいました。申し訳ありません。
以下データは同じです。


寄主植物:ナワシロイチゴ
撮影年月日:2014年7月5日/青森県三沢市


2014/07/09(Wed) 22:08 No.585
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

近くの別の個体では、茎に角がありましたが、茎の角は赤くありません。また、腋芽も膨らんでいるようです。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/09(Wed) 22:12 No.586
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

葉の赤い角の内部を見ると、薄く柔らかいゴール壁の内部は中空の幼虫室で、底の方にタマバエ幼虫がいました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/09(Wed) 22:19 No.587
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

茎の角も同じ構造のゴールでした。腋芽が膨らんでいたのは、ゴールが多数集合したもので、写真は両サイドから幼虫室を確認した後で、残った部分を水平に切開したところです。両サイド分を含めて4列程にゴールが並んでいたことがわかります。
「虫えい図鑑」に写真が載っていないゴールですが、リストの方にあるナワシロイチゴメナガツボフシに相当するものなのでしょうか。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/09(Wed) 22:56 No.588 ホームページ
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:南 常雄

Nabita 様、毎々ご投稿ありがとうございます。
ミツバのゴールもナワシロイチゴのゴールも、初めて拝見させていただきました。
いずれの寄主も、こちらに自生しますので楽しみが増えました。


2014/07/11(Fri) 18:31 No.591
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:湯川淳一

Nabita 様:このゴールは、薄葉重さんが、福島県の羽鳥湖畔と曽原湖畔で採集されたナワシロイチゴメナガツボフシ (C-3176)だと思います。青森県新記録です。タマバエの属や生活史は分かっていません。ゴールの形状から、イチゴ類でよく見られる Lasioptera ではないでしょうね。ゴールから、直接、成虫が羽化してくれる良いのですが。参考文献: 薄葉 重 (1980) 虫えい雑記 III. インセクト(昆虫愛好会)31巻2号:22-26.

2014/07/11(Fri) 20:52 No.593
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。湯川先生には、ナワシロイチゴメナガツボフシでよいのではないかとのご教示、誠にありがとうございます。インセクトは見たことがありませんし、少し古い号のようですが、宇都宮にもいたことがある白神研のNさんが持っているかもしれませんので、後で尋ねてみます。それはともかく、同じ形成者が同じ時期の宿主に寄生して、部位によってこんなに外見が多様なのは面白いですね。

2014/07/09(Wed) 21:38 No.579
ミツバのゴール 投稿者:Nabita

週末、いつものようにゴールを探していて、ミツバの芽が巻いたままで、表面にたくさんのコブのあるものがありました。奇態を呈しているので、病害かもしれないものの、ゴールかという期待もありました。

寄主植物:ミツバ
撮影年月日:2014年7月5日/青森県三沢市
 

2014/07/09(Wed) 21:40 No.580
Re: ミツバのゴール 投稿者:Nabita

近くには、やはり巻いたままの芽が先端から黒く腐りはじめているものの、花序が伸びかけているものもありました。
以下、データは同じなので省略します。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/09(Wed) 21:45 No.581
Re: ミツバのゴール 投稿者:Nabita

これらのミツバの芽を持ち帰り、葉の巻いているところを開いてみたら、中にタマバエ幼虫がいました。幼虫のいたところが窪んでいて、それに対応する葉が巻いた状態では外側に当たる部分は、葉裏側に膨らんでいる状態でした。窪みの数に比して幼虫が少ないので、幼虫は葉巻内で移動しながら摂食したのかもしれません。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/09(Wed) 21:50 No.582
Re: ミツバのゴール 投稿者:Nabita

花序が伸びかけていた方は、腐りはじめていた葉巻内に幼虫はいませんでしたが、葉鞘ないの蕾の隙間には、まだ白色半透明の幼虫が沢山いました。葉巻から移動したにしては若そうなので、葉巻側は脱出済みだったのかもしれません。悪い写真で申し訳ありませんが、写真をクリックすれば、別画面で少し大きく表示されるので、ほぼ等間隔の体節から、幼虫を発見していただけたら嬉しいです。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/11(Fri) 18:10 No.590
Re: ミツバのゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: これまでセリ科のタマバエゴールは、実につくものばかりでしたが、葉や花序に幼虫が居た例は初めてです。Nabita さんの新ゴール発見能力には脱帽です。ゴールの名前を付けないと行けないのですが、実際にご覧になった感じではいかがですか? 葉の方が沢山膨らみがあれば、ミツバハフクレフシでよろしいでしょうか? それとも、他に良い名前が有ればそれにしましょう。このタマバエの幼虫もジャンプするかどうか気になります。観察されましたら、教えて下さい。

2014/07/11(Fri) 20:44 No.592
Re: ミツバのゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、ご多忙のところコメントありがとうございます。一般的なゴールの命名ルールに従ってつけてくださるのでよいかと思いますが、ゴールは展開葉ではなく、葉と葉、苞と花序の間に幼虫がいるようですので、ミツバハマキフクレフシなどとならないものでしょうか。葉の間の方の幼虫は、黄色くなっていたものがありましたので、3齢になっていたと思いますが、ゴール内の葉間は粘液で濡れたようになっていて、這い回ってはいましたが、ジャンプしたものはいませんでした。

2014/07/12(Sat) 18:56 No.596
Re: ミツバのゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様:ご提案通り、ミツバハマキフクレフシにしましょう。番号を C-4321 としました。世界のタマバエのカタログを捜しましたが、ミツバの属するセリ科の Crypototaenia 属を寄主とするタマバエは見つかりませんでした。幼虫がジャンプをしないとなると、Contarinia 属ではないのでしょうね。成虫が羽化すると良いのですが。

2014/07/15(Tue) 21:48 No.608
Re: ミツバのゴール 投稿者:Nabita

12日に、5日に行った太平洋側とは反対の日本海側深浦町に行ってきました。
沢沿いの林道に入ると、このミツバハマキフクレフシが後に展開葉になったのではないかと思われる葉が結構見られました。中に虫がいる間は、小葉どうしが水分で張り付いていても、虫が脱出してしまうと、乾いて開くのかもしれません。


寄主植物:ミツバ
撮影年月日:2014年7月12日/青森県深浦町(旧岩崎村)


2014/07/06(Sun) 21:55 No.577 ホームページ
ホロムイイチゴハチヂミフシ 投稿者:南 常雄

ホロムイイチゴの幼葉が展葉せずに折りたたまれたままで、白色のタマバエの幼虫が葉表の葉脈近くに入っています。葉身や葉脈の肥厚や肥大は見られませんが、成熟すると幼虫が入っている部分が黄色ないし黄褐色に変色します。3齢幼虫が脱出して地中で休眠・越冬するようですが、幼虫が脱出したあとの葉は展葉します。

寄主植物:ホロムイイチゴ
撮影年月日:2014年6月29日/北海道稚内市
 

2014/07/06(Sun) 21:58 No.578 ホームページ
Re: ホロムイイチゴハチヂミフシ 投稿者:南 常雄

1枚の葉に複数の幼虫が入っていて、多いときには数十匹におよびます。

寄主植物:ホロムイイチゴ
撮影年月日:2014年6月29日/北海道稚内市


2014/07/11(Fri) 18:00 No.589
Re: ホロムイイチゴハチヂミフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:ホムロイチゴハチヂミフシのご投稿有り難うございました。以前にも、直接、お知らせ頂いたことがありますね。バラ科の Rubus 属やRosa属でのハチジミフシは、日本ではこのゴールだけだと思います。外国は調べないと分かりません。幼虫はジャンプしますか? ジャンプすれば、Contarinia 属のタマバエ科も知れません。イチゴの新葉は連続して展葉すると思われるのですが、年1化性というのは面白いですね。

2014/07/13(Sun) 01:17 No.601 ホームページ
Re: ホロムイイチゴハチヂミフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
幼虫は、僅かですがジャンプして移動します。いままで、タイミングよく採集することができなかったのですが、今回は幼虫の標本と、羽化用に数十匹の幼虫を得ることができました。


2014/07/01(Tue) 21:54 No.565
ガガイモ蔓先端のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生が1週間お出ましにならず、ハンマーさんへのご教示がないまま、常連が新しい親記事を投稿するのは気が引けましたが、書かせていただきます。

表題のゴールを見つけました。「虫えい図鑑」にはガガイモのタマバエえいがリストに載っていますが、それとの異同は私にはわかりません。蔓先端の節間が詰まり、葉柄が伸びずに葉身がやや縮れ、葉の側脈も太くなっているようです。


寄主植物:ガガイモ
撮影年月日:2014年6月29日/青森県黒石市
 

2014/07/01(Tue) 22:03 No.566
Re: ガガイモ蔓先端のゴール 投稿者:Nabita

上に載せたゴール全体の写真では、最下位の節では対生の葉のうち、上側だけがゴール化しており、これより上位の2節では対生葉の両方がゴールになっていて、葉身内側の基部にタマバエ幼虫がいました。都合3節連続のゴールで、先端側の節の方が幼虫が若いということはないように思われました。幼虫がいる付近に、勾玉状に曲がった円錐形の突起が見られますが、正常な葉と比べていないので、これがゴール化によって生じたものか、もともとガガイモの葉にあるのかはわかりません。後日、正常葉も検鏡してみます。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/01(Tue) 23:49 No.567 ホームページ
Re: ガガイモ蔓先端のゴール 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
ガガイモの蔓先に形成されるゴールは、私が2009年にオオカモメヅル、2010年にガガイモに形成されているものを発見し、それぞれ、オオカモメヅルメフクレフシ、ガガイモメフクレフシとして湯川先生に報告いたしました。虫えい図鑑のトキワカモメヅルメフクレフシ(D-034)、シロバナカモメヅルメフクレフシに形状的にはにているので、形成タマバエをカモメヅルメタマバエ(種名未同定)としました。
私の観察では、ガガイモメフクレフシを形成するタマバエは、年2〜3世代交代することが分かっていますが、2世代以降は各世代のゴールが混ざって確認しにくくなります。最後の世代が3齢幼虫になってゴールから脱出し、地中で越冬します。「勾玉状に曲がった円錐形の突起」については、記憶がありません。

ゴールの形態は、先端の数枚の葉がえい化しますが、寄主と形成者の生長の進行具合で、節間が間のびしたものも形成されるようです。葉脇の側芽にも形成されます。

北海道の虫えいでは、キョウチクトウ科に掲載していますので、ご参照ください。


2014/07/02(Wed) 08:12 No.569
Re: ガガイモ蔓先端のゴール 投稿者:Nabita

南さん、早速のご教示・コメントありがとうございました。「北海道の虫えい」のチェックは怠っておりました。植物の新しい分類は時々ケアレスミスの原因になります(もともと植物はよくわからないのですが)。この後。世代を繰り返すということなので、今後も見に行こうと思います。

2014/07/03(Thu) 19:05 No.570
Re: ガガイモ蔓先端のゴール 投稿者:湯川淳一

皆様へ:しばらく、急ぎの原稿に追われ、掲示板への返信が遅れまして、申しわけございません。また、メールアドレスの方は、以前と変わっていませんので、従来通り通じています。南さんからのメールが不達になったのは、別の原因かもしれません。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
Nabita さん:ご投稿、有り難うございました。南さん:コメントを有り難うございました。 ガガイモ蔓先端のゴールは、南さんが書かれておられる通り、ガガイモメフクレフシだと思われます。ガガイモの他に、トキワカモメヅル、コバノカモメヅル、シロバナカモメヅル、トキワカモメヅル、イケマなどでも知られています。寄主植物とゴールの形状から、形成者を1種と判断し、暫定的に、カモメヅルメタマバエとしています。もちろん、将来はDNA 解析で、1種かどうか確認する必要があります。これまで、北海道、新潟、東京(高尾山)、山梨、鹿児島、奄美大島などで採集記録があります。青森県は初記録になります。


2014/07/01(Tue) 17:36 No.562
ご迷惑をおかけします 投稿者:南 常雄

最近、湯川先生にお送りしたメールが、不達通知といっしょに返ってきました。
ご迷惑をおかけしますが、原因が分かるまで今しばらくお待ちください。

29日から3日間、宗谷地方の湿原地帯へ観察に行ってきました。目的はホロムイイチゴの葉のゴールの観察ですが、今年はゴールの出現が早かったのか、幼虫が脱出したものが多かったです。数年ぶりの観察なのに思うような成果は得られませんでしたが、幼虫が入っているゴールを数点採集できました。後日、写真などが整理できたら紹介します。

帰りに寄った、雄武町でハチジョウナハフクレフシを観察、採集できました。
 

2014/06/28(Sat) 23:44 No.558
アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:ハンマー

アカメガシワの雌花の(たぶん)蕾に形成されたゴールをみつけました。内部には花柱と子房のなごりと思われる構造が残っていて、空洞部分には3〜4匹のタマバエらしい幼虫がみられました。
このゴールについてご教示願えませんでしょうか?よろしくお願いします。


寄主植物:アカメガシワ
撮影年月日:2014年6月28日/兵庫県三田市
 

2014/07/01(Tue) 17:25 No.561
Re: アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:南 常雄

ハンマー様、ご投稿ありがとうございます。
28日に湯川先生にメールを送っていますが、返ってくる可能性があります。
湯川先生に連絡が取れるまでお待ちください。


2014/07/03(Thu) 22:03 No.571
Re: アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:湯川淳一

ハンマー様:ご投稿有り難うございました。返信が遅くなって申しわけございませんでした。アカメガシワの蕾に形成されたタマバエのゴールは始めてです。これまでも、時々、アカメガシワに注意を払っていましたが、ゴールを見つけることが出来ませんでしたので、今回のご投稿には、驚きました。どんなタマバエなのか、ぜひ、幼虫を拝見させて下さい。もし、ハリオタマバエ類の幼虫(胸骨が四山型)でしたら、既知のハリオタマバエの新しい夏寄主かも知れません。非常に興味があります.よろしくお願い申し上げます。

2014/07/05(Sat) 17:40 No.576
Re: アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:ハンマー

南さま、お手数をおかけしました。

湯川先生、コメントありがとうございます。
幼虫の標本は他のものと一緒にお送りします。

なお、今日、現地へ行ってみたところ、手の届く範囲のゴールには全て脱出孔があいていて、幼虫は見られませんでした。


2014/07/23(Wed) 06:54 No.626
Re: アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:ハンマー

遅くなりましたが、この幼虫について湯川先生から以下のようなコメントを頂きましたので、先生の許可を得て、メールの内容をここに投稿しておきます。

(以下引用)「アカメガシワのタマバエの幼虫は、胸骨や尾端の特徴から、Contarinia 属か、それに近い属のタマバエのように思いました。尾端の1対の大きな突起は、幼虫がジャンプするときに使うものではないかと思われますので、この幼虫も、他の Contarinia 属の幼虫のように、ジャンプするのではないかと想像しております。」


2014/07/24(Thu) 06:23 No.627 ホームページ
Re: アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:南 常雄

ハンマーさん、湯川先生のコメントのご紹介、ありがとうございます。
タマバエの幼虫を採取しているときに、ジャンプして逃げ出すのがいます。


2014/06/26(Thu) 19:52 No.539
ヤマハギハスジタマフシ? 投稿者:Nabita

連投すみません。こちらも虫えい図鑑にはありませんが、南さんの北海道の虫えいに出ている標記のゴールでしょうか?

ヤマハギの頂複葉の中肋がゴールになっていますが、葉身の大部分は側複葉とともに、食葉性昆虫に食べられてしまっています。それでも、食べ残された部分からでも、葉身が閉じてはいないことがわかります。


寄主植物:ヤマハギ
撮影年月日:2014年6月22日/青森県つがる市(旧木造町)
 

2014/06/26(Thu) 19:57 No.540
Re: ヤマハギハスジタマフシ? 投稿者:Nabita

ゴール内部の幼虫です。鮮やかな橙黄色ですが、体表に透明感があり、体型も紡錘型で少し小さいので2齢幼虫なのでしょうか。結構活発に伸縮・屈伸していて、その様子は「地に足のついたフナッシー(笑)」というような感じでした。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/06/26(Thu) 23:15 No.542
Re: ヤマハギハスジタマフシ? 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
「北海道の虫えい」には4種類のエゾヤマハギのゴールを掲載していますが、現在、ゴールの確認だけで、詳細は分かっていません。先般、湯川先生のコメントに有りましたが、私が「ハスジ」として記録しているものは「ハミャク」と変更するほうがいいかも知れません。
Nabitaさんがご投稿してくれたゴールと、北海道の虫えいのヤマハギハスジタマフシとの関係は、ゴールの形状や幼虫の体色からみて、検討が必要かと思います。
湯川先生に連絡いたします。


2014/06/27(Fri) 21:07 No.546
Re: ヤマハギハスジタマフシ? 投稿者:Nabita

南さん、いつもコメントありがとうございます。
ご指摘のとおり、南さんが北海道で確認されたものと比べると、ゴールの部分で葉身が曲がっているなど、若干の違いがありますね。ただ、このゴールはこれ1個しかみつけられなかったので、変異があるかなどはわかりません。今後とも注意して探したいと思います。
なお、当日にはヤマハギハトジタマゴフシも初めてみつけましたが、こちらは別の木で、近くに3個のゴールがまとまってありました。


2014/07/01(Tue) 21:40 No.563
ヤマハギクキツトフシ? 投稿者:Nabita

6月28日に津軽半島北部の中泊町(旧小泊村)で調査をし、南さんの図鑑にあるヤマハギのハスジナガフクレフシ・ハスジタマフシ・ハトジコタマゴフシと思われるものをそれぞれ複数個確認できました。いずれも1群落の日当りの悪い数株で見られ、1株で複数種のゴールが見られました。同町の別の地点では、センダイハギハトジフシらしきものも見られましたが(群落があるのを知っていたので行ってみた)、すでにゴールだったかも知れない葉は乾固していました。しかし、たまたま摘まんだ枯葉の中にタマバエらしき幼虫が入っていて、ハトジフシかなと思いました。更に同日には半島東部に移動した今別町で、ヤマハギクキツトフシと思われるものを見つけました。

寄主植物:ヤマハギ
撮影年月日:2014年6月28日/青森県今別町


2014/07/01(Tue) 21:43 No.564
ヤマハギクキツトフシ? 投稿者:Nabita

枝の皮を少し削ったところです。残念ながら幼虫はみられませんでしたが、昨秋に見つけたアカソクキコブフシの内部と似たような印象で、ウロコタマバエのゴールでいいのだろうなと考えました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/03(Thu) 22:35 No.573
Re: ヤマハギハスジタマフシ? 投稿者:湯川淳一

Nabita 様:ご投稿有り難うございました。ヤマハギやマルバハギの葉に形成されるゴールには、ハトジタマゴフシやハスジナガフクレフシのような名前をつけて、ゴールの形状を区別していますが、幼虫標本が揃ったところで、DNA 解析をして、それぞれ、タマバエが別種なのか、同一種なのか確認する必要があると考えています。成虫が得られると良いのですが、飼育に成功していません。それから、ヤマハギクキツトフシの写真もご投稿下さり有り難うございました。ハギウロコタマバエ Lasioptera lespedezae のゴールだと思います。古いゴールのようでしたが、新しいゴールが見つかりましたら、ぜひ、幼虫を頂けないでしょうか? 毎年、同じ場所でゴールが形成されるようです。

皆様にお願い: 先日来、トマトウロコタマバエの同定をするために、日本産のウロコタマバエ全般のDNA 解析をしているのですが、ハギウロコタマバエとイタビカズラウロコタマバエの幼虫標本は、ずっと以前に鹿児島で採集したもので、古すぎて、 DNAの抽出に成功していません。新鮮な幼虫標本が必要です。イタビカズラウロコタマバエのゴールは、イタビカズラや、ヒメイタビ、オオイタビの葉裏に形成され、黒いごま粒のような形をしています。写真をアップします。もし見つかりましたら、よろしくお願い申し上げます。


寄主植物:イタビカズラハウラゴマフシ
撮影年月日:1976年10月27日/鹿児島市


2014/06/26(Thu) 19:42 No.537
ウダイカンバハイボケフシ? 投稿者:Nabita

同じ人が続けて投稿してすみませんが、2日ほど新しい親記事がないので、書かせていただきます。

虫えい図鑑にも、北海道の虫えいにも写真がないダニえいらしきものを、ウダイカンバでみつけました。
表題名のゴールになるのでしょうか?


寄主植物:ウダイカンバ
撮影年月日:2014年6月21日/青森市
 

2014/06/26(Thu) 19:43 No.538
Re: ウダイカンバハイボケフシ? 投稿者:Nabita

裏面側です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/06/26(Thu) 22:46 No.541
Re: ウダイカンバハイボケフシ? 投稿者:南 常雄

多くのカバノキ属やハンノキ属に、フシダニによってイボ状のゴールが形成されますが、隆起しているイボの裏側(反対面側)は完全に閉鎖されず、虫室から開口部に毛が密生します。外から閉鎖されているように見えるゴールでも、イボを縦にきると虫室から細い筒が葉の表面までつながっていて、多くのタマバエやタマバチの密閉されているゴールと形状をことにします。
フシダニのゴールは、記録されていないものがたくさん有りそうなので、とりあえずウダイカンバハイボケフシとして良いと思います。私は、このタイプのゴールを解剖しても、形成者であるフシダニをなかなか見つけることができません。


2014/06/27(Fri) 21:12 No.547
Re: ウダイカンバハイボケフシ? 投稿者:Nabita

南さん、こちらにもコメントありがとうございます。若干舌足らずでした。表題のゴールは「虫えい図鑑」のリストには出ていて、写真・解説がないものです。
おっしゃる通り、ゴール内部を少しほじくってみましたが、絨毛が充満しているばかりで、ダニを見つけることはできませんでした。1ゴール1匹とかだと、見つけるのも大変ですよね。


2014/06/24(Tue) 23:12 No.523
エゾエノキハクボミフシ 投稿者:宮武頼夫

Nabitaさんや南さんのエゾエノキハクボミフシの記事を拝見して、感慨深いものがあります。クロオビカイガラキジラミの青森県の初発見地が黒石市でしたね。あの時は情報をいただいて、とてもうれしかったのを思い出します。エノキカイガラキジラミのゴールはツノ状ではっきりしているので、晩秋に落葉してもみわけられるのですが、クロオビの方のゴールはごく目だたないので、lerpがないと、見分けられません。lerpも必ず残る訳ではないので、やはり秋までに調べておく必要があります。クロオビカイガラのほうは、岩手県でも見つかっていますが、他の東北地方はまだなので、みつけて下さい。エノキカイガラの方は、現在栃木県が最北ですので、もう少し北でみつからないか、気をつけてみて下さい。懸賞はまだ有効です。
 

2014/06/25(Wed) 00:22 No.526
Re: エゾエノキハクボミフシ 投稿者:南 常雄

宮武先生、はじめまして。
ご投稿ならびにご教示、ありがとうございます。
私の住んでいる北海道北部では、寄主であるエゾエノキの観察もままなりませんが、道南へ行く際には、気お付けて観察してみます。


2014/06/25(Wed) 08:14 No.527
Re: エゾエノキハクボミフシ 投稿者:Nabita

宮武さん、ご無沙汰しております。コメントいただきありがとうございます。チョウを主に採集していた未成年の頃、秋にオオムラサキやゴマダラチョウの幼虫を落ち葉の下で探していた時、時々葉裏に白い丸いものが着いているものがあり、当時はクモの卵のうなのかなと思っていました。カイガラキジラミのことを知ってから、あれはラープであったに違いないと確信し、そうであるなら落葉後でもわかると思いました。東北では、まだ青森・岩手でしか確認されておらず、まだ懸賞も有効とのこと。9月上旬に東北6県+新潟の昆虫愛好家が青森県八戸市に集まる「第23回 東北インセクトフォーラム」という行事がありますので、幼虫採集の時に見つけたら、葉っぱを取っておいてとお願いしたいと思います。

2014/06/24(Tue) 17:02 No.515
ハチジョウナハフクレフシ 投稿者:南 常雄

22日に行った苫前町で、ハチジョウナハフクレフシを見つけました。ゴールが形成されている任意の16枚の葉を採集してきました。16枚の葉に合計270個のゴールが形成されていて、そのうち92個の葉裏の壁の薄い部分に白い影が見えす。開いてみると中に繭に包まれた黄色の幼虫が入っていました。これが第1世代のゴールと思われるので、飼育して羽化をまっています。
他に同居と思われる白色のタマバエの幼虫が、37匹脱出してきましたが、現在も脱出が続いています。
写真は苫前町で採集したものを自宅で撮影しました。


寄主植物:ハチジョウナ
撮影年月日:2014年6月22日/北海道苫前町/旭川
 

2014/06/24(Tue) 22:10 No.519
Re: ハチジョウナハフクレフシ 投稿者:湯川淳一

南様:ハチジョウナハフクレフシの再発見、誠に嬉しい限りです。巣瀬氏が発見して以来、今年になって、八戸市大須賀海岸での採集記録が発表されただけです(山内、2014)。私は、それ以外の記録は見ていませんでしたので、気になっていました。やはり、葉当りゴール数の分布集中度は非常に高いものですね。♀の産卵行動が反映されているのでしょう。幼虫はゴールから地上に脱出して越冬しますが、多化性と考えられていますので、この時期のものは、旨く行くと、羽化するかも知れませんね。楽しみにしています。山内氏の文献は次の通りです。山内 智 (2014a) 青森県からのハチジョウナハフクレフシの記録. 青森自然誌研究 19号, 84.

2014/06/24(Tue) 23:22 No.524
Re: ハチジョウナハフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
本ゴールは、「2013/10/28(Mon) 21:26 No.17 ノゲシ葉の虫こぶ」として、Nabitaさんが苫小牧市で撮られた写真を投稿されました。このとき、Nabitaさんはノゲシのゴールとして紹介されましたが、のちに、寄主は「ハチジョウナではないか」とコメントされています。その情報をうけて、下調べのつもりで海岸線を観察しているときに見つけることができました。採集した葉のなかに35個のゴールが形成されているものがありました。なお「青森自然誌研究 19号, 84.」のPDFをNabitaさんから、ご送付いただきました。


2014/06/26(Thu) 10:29 No.533
Re: ハチジョウナハフクレフシ 投稿者:南 常雄

今日、雄6匹、雌2匹の成虫が羽化しました。体長は雄1.4mm、雌1.6mm。
写真は雄のエタノール標本です。
投稿後に、更に雌2匹が羽化しました。


寄主植物:
撮影年月日:2014年6月26日/北海道旭川市


2014/07/03(Thu) 22:08 No.572
Re: ハチジョウナハフクレフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:ハチジョウナのゴールから羽化したタマバエの成虫をお送り下さるとのこと、誠に有り難うございます。どのグループのタマバエなのか、標本の到着を楽しみにしています。

2014/06/24(Tue) 15:38 No.511
ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:M

南様、皆様
こちらではノブドウの花が咲き始めました。蕾が明らかに膨れているものがありましたので、数個持ち帰り開けてみましたところ、オレンジ色のタマバエが自分から出てきて、活発に動き回りました。以前ヘクソカズラの蕾にいた幼虫が同じような行動をとったのを思い出しました。ノブドウツボミフクレフシ(改称)でしょうか? 葉がガタガタしているので、キレハノブドウと思います。


寄主植物:キレハノブドウ
撮影年月日:2014年6月24日/福岡県筑紫野市原田
 

2014/06/24(Tue) 16:14 No.514
Re: ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:南 常雄

Mさん、ご投稿ありがとうございます。
虫えい図鑑では北海道で記録されているのですが、まだ見たことがありません。ノブドウツボミフクレフシで間違いないと思いますが、湯川先生に連絡してご教示をいただこうと思います。


2014/06/24(Tue) 19:55 No.517
Re: ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:M

南様、早々にコメントをありがとうございました。湯川先生へのご連絡もお世話様です。

2014/06/24(Tue) 22:18 No.520
Re: ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:湯川淳一

Mさん、南さん:ノブドウミフクレフシでしょうね。タニウツギやハコネウツギのメタマフシからの羽化が終わって1ヶ月、もう、ノブドウの実に中に、そんなに大きな幼虫が居たのですね。早速、実験材料の採集に出かけなくてはと思った次第です。なるべく齢期の揃った幼虫を200匹ほど採集して、異なる温度条件で飼育をして、発育の様子を見る予定です。先日、クララで試みようとしたのですが、寄生率が高すぎて、断念しました。

2014/06/24(Tue) 23:03 No.522
Re: ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:南 常雄

湯川先生、さっそくコメントならびにご教示ありがとうございます。
Mさんのゴールの写真を拝見して、ノブドウツボミフクレフシ(C-385)では無いかと思ったのですが、いかがでしょうか。
今日、タニウツギメタマフシの観察に行ってきましたが、こちらでは、まだ脱出孔が見られませんでした。
2014/06/18(Wed) 20:39 No.475 のコメント欄にも投稿しましたが、ゴールの基部の枝が1〜3cm伸びたものが、複数個、観察することができました。


2014/06/24(Tue) 23:22 No.525
Re: ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:M

湯川先生 早々にご教示いただき、ありがとうございました。
南様、新たにコメントありがとうございます。

私も蕾ではないかと思ったのですが、いかがでしょうか? 今回のものをカッターでスライスしようとしたのですが、花びらにあたるように見える部分が簡単に1枚めくれまして、中から幼虫が出てきました。カッターをあてた感じも柔らかでした。


2014/06/25(Wed) 17:22 No.530
Re: ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:M

今日また幼虫が脱出しましたので、アルコールにつけました。お時間のあるときに見ていただければと思います。
尚、持ち帰ったものの半分以上は空で、丸い穴が開いていました。色づいていると分かりやすいのですが、ほとんどそういうものには穴が開いていました。どうやら「遅すぎた」ようです。


寄主植物:キレハノブドウ
撮影年月日:2014年6月25日/


2014/06/25(Wed) 17:25 No.531
Re: ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:M

ちょうどゴールから出ようとしていたものがもう1匹いましたので、動画から切り出ししました。この時は、穴が小さく、一旦ゴール内に戻りました。穴から脱出するのも大変そうでした。

寄主植物:キレハノブドウ
撮影年月日:2014年6月25日/


2014/06/26(Thu) 09:32 No.532
Re: ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:南 常雄

Mさん、写真をたくさんご投稿いただき、ありがとうございます。大変参考になりました。
こちらでも、ノブドウのつぼみが膨らみはじめていますので、一度観察してみます。


2014/06/27(Fri) 20:08 No.545
Re: ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:M

南様 北海道って、もうノブドウの蕾が膨らんでいるんですね。観察していただけるとのこと、よろしくお願いいたします。幼虫の一部をカップに入れましたら、繭を作り始めました。

2014/07/04(Fri) 12:18 No.574
Re: ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:湯川淳一

Mさん.南さん:ノブドウの実と蕾を一緒に考えていて、的確なコメントではなく申しわけありませんでした。蕾と実のゴールを形成するタマバエは、その年の産卵時期の早晩によって、一部の個体群が蕾にゴールを作ることがあります。例えば、イボタミタマバエがネズミモチの実と蕾にゴールを形成します。DNA 解析で同種であることが確認されています。もちろん、蕾と実で別のタマバエである例も良く知られています。例えば、キヅタミタマバエとキヅタツボミタマバエです。この2種は、形態的にも明らかに同属別種です。ノブドウの場合も、同種である可能性と別種である可能性がありますので、今度、標本を拝見させて頂くとともに、DNA 解析を行ってみます。楽しみにしています。近々、福岡市内でも、ノブドウの蕾を捜しに行く予定です。今年も、福島県でブドウの実を加害するタマバエが発生しています.この時期には、栽培ブドウ(瀬戸ジャイアンツ)の幼果の中で、すでに、3齢幼虫になっています。ノブドウミタマバエよりは、早いです。

2014/07/04(Fri) 21:18 No.575
Re: ノブドウの蕾にいたタマバエ 投稿者:M

湯川先生 お忙しい中、ご教示いただきましてありがとうございました。同種のものが、蕾と実に産卵する可能性があるとのこと、タマバエは利用できるものはちゃんと利用するのですね。

2014/06/23(Mon) 20:16 No.506
エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:Nabita

いつも行くポイントにエゾエノキハクボミイボフシの着く木があり、初期のゴールを見たいと、5月末から毎週行っていたところ、6月21日にやっと初期のものを見つけられました。枝の下に潜って、見上げて探すのですが、なかなか見つけられず、上から見たら育ったゴールがあり(前週以前は見逃していたのでしょう)、改めて潜ってみたら、やっとひとつだけ初期のものを見つけられました。
虫体を隠す、ロウ質のラープと呼ばれる蓋の直径は1.5mm程でした。


寄主植物:エゾエノキ
撮影年月日:2014年6月21日/青森県黒石市
 

2014/06/23(Mon) 20:21 No.507
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:Nabita

21日にみつけた初期のものは、葉表面には何の変化もありませんが、ゴールが成熟するとわずかに山形に盛り上がり、黄色っぽくなります。写真にはゴールのある葉が3枚写っています。
今回の写真4枚は全て同じ木で撮影したものなので、以下、宿主植物、撮影場所は省略します。


寄主植物:
撮影年月日:2012年8月4日/


2014/06/23(Mon) 20:24 No.508
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:Nabita

成熟したゴールではラープの直径は4mm程になります。羽化する際は、ゴールから脱出し、すぐ近くで脱皮するようで、ラープの近くに脱皮殻が見えます。

寄主植物:
撮影年月日:2013年7月14日/


2014/06/23(Mon) 20:43 No.509
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:Nabita

成虫のクロオビカイガラキジラミ(Celtisaspis usubai (Y. Miyatake, 1980))です。

以下エピソードを書きますので、興味のない方は読み飛ばしてください。20年位前に初めてこの成虫をすくいとりで採集し(当時はゴールに興味なかった)、昆虫学会で宮武頼夫さんに見てもらったら、クロオビカイガラキジラミで、カイガラキジラミを県単位で初めて採った人にはお酒を贈ることにしていると、ビール券を頂戴しました(日本酒は飲めないので)。さて、この成虫の写真が初めて撮れたのは、定年後奥さまの実家にある青森県に引っ越された方と、知り合って半年後位に一緒に虫を撮りに行った時のものです。そうしたら何と、その方の出身地は東京で、高校生の時に本種が献名されている、虫こぶ研究で有名な薄葉重先生から生物の授業を受けたのだそうです。


寄主植物:
撮影年月日:2013年7月14日/


2014/06/23(Mon) 22:33 No.510
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
残念ながら道北では、観察する機会がありませんが、道南での観察の際に参考にさせていただきます。


2014/06/24(Tue) 15:43 No.512
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:M

Nabita様

はじめまして。こんなキジラミがいるのですね。面白いです。地元のエノキも見てみようと思いました。

それから、最初の写真No.506の葉の縁が巻いているのですが、これも何かのゴールでしょうか?


2014/06/24(Tue) 19:44 No.516
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:Nabita

南さま、Mさま、コメントありがとうございます。ラープ自体は秋に落葉する際にも、しっかり残ったままなので、発生しているなら、虫がいなくなってからでも十分探すことができると思います。地域によっては、もうひとつの同属種エノキカイガラキジラミになるかもしれませんが、この場合はゴール表面ははっきり角状に発達するようです。ゴールの通例にたがわず、毎年発生している木は橋の下の日当りの悪い所に生えていて、生育がかなり悪い(遅い)です。No.506の写真は、私もトリミングしていて、葉縁がカールしているのにやっと気づきました。葉表から探した時に、オオムラサキの幼虫がでんと乗っていたので、これのその後の観察も兼ねて、また行ってみようと考えています。もしゴールだったら、改めて報告させていただきます。

2014/06/24(Tue) 20:01 No.518
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:M

Nabita様 ラープというのは、そんなに残っているのですね。エノキカイガラキジラミについてもご教示いただき、ありがとうございました。 オオムラサキの幼虫もいたのですか。いいですね。葉縁のカール、次回のアップを楽しみにしています。

2014/06/24(Tue) 22:20 No.521
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様:虫えい図鑑のキジラミのところを分担執筆して下さった宮武頼夫さんにコメントをお願い致しましたので、何かお答え下さることと思います。しばらくお待ち下さい。

2014/06/29(Sun) 19:58 No.559
Re: エゾエノキハクボミイボフシ 投稿者:Nabita

Mさん、29日も現地へ行って来て、かなり探したのですが、葉縁がカールしているものはみつけられませんでした。何だったんでしょうかね。ということで、行った証拠(になるかどうかですが)、ラープの着いた葉とオオムラサキの蛹を載せます。

寄主植物:エゾエノキ
撮影年月日:2014年6月29日/青森県黒石市


2014/06/19(Thu) 22:49 No.494
クララの稚莢のゴール 投稿者:湯川淳一

引き続き投稿させて頂きます。クララ(マメ科)の稚莢に形成されたダイズサヤタマバエのゴールです。このタマバエの冬寄主はバクチノキ(バラ科)やヒイラギ(モクセイ科)の実ですが、5月頃から羽化し、マメ科植物に移ってきます。夏ダイズが栽培されるまでは、クララなど野生のマメ科の莢をゴールにします。昨年、ダイズサヤタマバエが多発した、秋田県の試験場の皆様、ダイズが加害される前に、ぜひ、野生のマメ科植物を調べてみて下さい。ダイズでの被害予想が出来るかも知れません。ちなみに、今回調査したクララの稚莢では、外部寄生蜂のコマユバチの一種による寄生率が非常に高かったため、近隣の夏ダイズ圃場での被害が少なくなるかも知れません。なお、今回調査したクララは、ある実験に使用する目的で、庭先で栽培されていたものです。本来は、荒れ地や草原などで見られる植物です。熊本県阿蘇山の草原では絶滅危惧種のオオルリシジミの寄主植物として知られています。

寄主植物:クララ(マメ科)
撮影年月日:2014年6月16日/福岡県久留米市
 

2014/06/22(Sun) 00:08 No.504
Re: クララの稚莢のゴール 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご投稿ありがとうございます。
今北海道の沿岸部では、ハマエンドウが若い莢をつけ始めました。他にも莢を付ける自生のマメ科は何種かありますが、冬寄主のバクチノキやヒイラギバラは北海道には分布しません。他のバラ科やモクセイ科を冬寄主にしゴールを形成することはありますか。また虫えい図鑑には、ダイズサヤタマバエの分布に北海道が入っていませんが、その後にゴール形成などの情報はございますか。


2014/06/19(Thu) 22:33 No.493
シオジハミャクフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

福岡県の英彦山で、新しいタマバエ・ゴールが見つかりましたので、お知らせ致します。寄主植物はシオジ(モクセイ科:トネリコ属)で、葉脈と茎に形成されていますが。葉脈に形成される頻度が高いので、シオジハミャクフクレフシ(D-0299)としました。長さ3〜8mm、幅2.5〜5mm で、現在、3齢幼虫が入っているゴールと空のゴールが共存しています。恐らく、この時期に幼虫が脱出して、地中で翌年まで過ごすのでしょう。属の見当はついていません。ちなみに、このゴールはウラキンシジミを採集に行ったチョウ研究者が見つけてくれました。

寄主植物:シオジ(モクセイ科)
撮影年月日:2014年5月29日/福岡県英彦山
 

2014/06/21(Sat) 23:53 No.503
Re: シオジハミャクフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生、新しいゴールのご紹介、ありがとうございます。
北海道では、シオジと同属のヤチダモとアオダモがありますが、機会毎に注意して観察してみます。


2014/06/18(Wed) 20:39 No.475
当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:Nabita

連投申し訳ありません。
ウツギメタマフシは前年枝に直接着いているのが普通ですが、当年枝の先がゴールになっているものがありました。伸びた枝は多少歪んでいますが、花が終わって果実となり始めています。前年枝の右端上部に、一般的な位置のゴールが、ピンボケですが写っています。


寄主植物:
撮影年月日:2014年6月14日/青森県黒石市
 

2014/06/18(Wed) 20:47 No.476
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:Nabita

これが本当にウツギメタマフシなのか疑問でもあるので、普通のゴールと比べてみようと、翌日訪れた青森市で数個採って来て、中を割ってみましたが、全て寄生または外部から捕食されたもののようでした。当年枝先端のゴールも寄生でした。青森市産の寄生蜂の蛹のあるゴールを観察していたら、動いている幼虫が入っていました。またもや見づらい写真で申し訳ありませんが、写真右端中央に横向きに写っている半透明なものが幼虫です。

寄主植物:タニウツギ
撮影年月日:2014年6月15日/青森市


2014/06/18(Wed) 20:54 No.477
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:Nabita

幼虫の拡大です。撮影する際に、写真では左側に写っている頭部をピンセットで潰してしまいましたが、咽頭骨片がはっきりとわかり、無弁翅ハエ類の幼虫と考えられます。後気門は黒く鉤状に背方に曲がっています。おそらくは、ゴールの二次利用者なのでしょう。
1枚目の写真に書き忘れましたが、寄主植物は全てタニウツギです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/06/18(Wed) 21:28 No.479
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita様:タニウツギメタマフシのご投稿を有り難うございました。福岡では、6月10日頃が50%羽化日でした。これから、夏寄主のノブドウに移動するものと思います。タマバエの和名はノブドウミタマバエです。ゴールを二次的に利用する昆虫は沢山いて、ノブドウのゴールには、ハエやガ(ブドウトリバなど)の幼虫が、しばしば、見つかります。しかし、冬寄主のウツギ類の越冬芽のゴール内で、寄生蜂以外の昆虫が見つかる例は少ないと思います。どんなハエが出てくるか、楽しみではあります。

2014/06/18(Wed) 22:18 No.481
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、早速のコメント・ご教示ありがとうございます。ノブドウのゴールは、青森では一気にほぼ全寄生から、ほぼ無寄生に切り替わり、特定の時期を境にゴールになっている節と種子ができる正常果の節が隣り合っているのが普通です。ところが、昨年一旦無寄生になった果房の先に、ゴールになった果房があって、ちょっとびっくりしました。今年も注意して観察しようと思います。

先のハクウンボクとツノハシバミの幼虫も、改めて撮り直した写真を載せましたので、まだご覧になっていないのであれば、そちらも眺めていただければと思います。


2014/06/18(Wed) 22:28 No.483
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:南 常雄

Nabita様、湯川先生、ご投稿ならびにコメントをありがとうございます。
9月に、タニウツギのシュート頂に形成された同様のゴールを観察したことがあります。採集したゴールからは9月中に成虫が羽化しました。参考までにゴールの写真を添付します。


寄主植物:タニウツギ
撮影年月日:2011年9月5日/北海道深川市


2014/06/19(Thu) 18:29 No.488
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:Iwasaki

477に掲載された写真の幼虫は、ハネオレバエのように思います。幼虫の尾端に鈎状の突起を持つハエは複数の科に見られますが、写真の幼虫は過去に植物の茎内部から得たハネオレバエ蛹(囲蛹)の気門と形状が似ています。ハネオレバエ科は植物の髄内部に寄生したりします。一方で同一種が異なる植物から得られる事例があるなど、一次加害であるのか悩ましい場合もあります。ご指摘のように二次利用種も含まれるのでしょう。

2014/06/19(Thu) 21:02 No.490
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:Nabita

南さん、ウツギメタマフシが秋にも見られ、年内に羽化したとの大変に興味深い観察例をお知らせいただき、かなり驚きました。そういうこともあったりするんですね。

Iwasakiさん、ハエの幼虫はハネオレバエではないかとのこと、確かにしばしば葉上に見られますね。ご教示ありがとうございました。


2014/06/19(Thu) 22:02 No.491
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita様、南様:ウツギメタマフシが、当年枝の先に形成され、9月に成虫が羽化したとのこと、びっくりしました。これなら、寄主交代をしなくても良いはずですが、当年枝の芽の伸長フェノロジーがどうなっているのか、大変興味があります。今日は、早速、福岡で植栽されたタニウツギを調べてきました。越冬芽に形成されたゴールの残骸は132個見つかりましたが、新しいゴールはまったく見つかりませんでした。北海道や青森では、当年枝の先にメタマフシが形成されるのは、どれくらいの頻度であるのでしょうか? 越冬芽のゴール数との比較でデータを取ることは可能でしょうか? ぜひ、調べて頂ければと思います。ノブドウの実は、初期の実がターゲットになっているかも知れませんが、その後は、世代が重なり始めて、齢構成が複雑になって行きます。

2014/06/20(Fri) 21:19 No.496
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございます。青森で見つけたのは、普通に前年枝に直接着いていたゴールと、中のタマバエ幼虫の発育程度(被寄生ですが)は同等でしたので、昨年産卵された普通の産卵時期のものと考えられます。産卵位置が芽の先端近くであったとか、孵化が遅かったとかで、ゴール化が始まる前に新梢が伸びてしまったのではないでしょうか。普段からあまり注意していたわけではありませんが、当年枝に着いたゴールは私自身では初めて見たものです。南さんが撮影・観察された、秋のうちに羽化してしまったものは、もっと珍しい現象のように感じられます。いずれにしろ、今後意識してタニウツギを見ることにします。

2014/06/21(Sat) 16:31 No.500
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:南 常雄

皆様、コメントならびにご教示ありがとうございます。19日より日本海沿いに苫前町から羽幌町の間のゴール観察へ行ってきました。
タニウツギメタマフシの9月について、言葉が足りませんでした。当年枝の二次側枝に形成されたものです。2011年9月に観察できたのは、ゴール3個と未完成のもの2個でした。同時期に観察していますが、以後見つけることができません。観察地にはタニウツギの群生もあり、春にはたくさんのゴールを観察できる場所なので、何か特別な原因があって出現したのではないかと考えています。

苫前町の海岸でハチジョウナハフクレフシを観察、採集できました。現地で開いたゴール内には、白色の幼虫が入っていましたが、写真の整理およびゴールを解剖後に再投稿いたします。


2014/06/21(Sat) 21:14 No.502
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:Nabita

皆さま、本日21日八甲田山麓を調査しましたところ、600m位の中腹は今がタニウツギの花盛り、200m程の麓は果実伸長期でしたが、合わせて100個ほどのゴールを見ました。その結果、当地のウツギメタマフシは1割程度は直接前年枝に着いているわけではなく、1cm位の短いものも含めるとですが、少し当年枝が伸びた先がゴールになっていました。このうち、更に一部は茎頂ではなく葉身などがゴールになっていました。ウツギメタマフシのように既に正体がわかっていて、かつ珍しくないものは、注意して見ていなかったことを反省しています。とはいえ、こうしたことは毎年あることなのか、今年が特別かもしれませんので、来年以降も注意したいです。

2014/06/24(Tue) 15:55 No.513
Re: 当年枝の先端に着いたウツギメタマフシ 投稿者:南 常雄

今日、ウツギメタマフシを観察してきました。寄主のタニウツギがまだ花が咲いていて、ゴールには脱出孔がみられませんでした。葉を少し巻き込んだものは今までも観察できましたが、Nabitaさんの仰るとおりゴールの基部の枝が1〜3cm伸びたものが、複数個、観察することができました。
このゴールを観察するために庭にタニウツギを植えていますが、3年前に羽化直前のゴールを移植したのですが失敗しました。タニウツギの方は立派に育って、毎年花を楽しませてくれます。実験の目的はタニウツギだけで世代交代できるかどうかです。自生のノブドウでも同じ目的で、2度移植しましたが、これも失敗しました。


2014/06/17(Tue) 19:05 No.458 ホームページ
ツルウメモドキの主脈の虫えい? 投稿者:小泉

ヒガンザクラハヒメケフシと同じく軽井沢で見つけたツルウメモドキの虫えい?です。
主脈の中ほどが奇形になっていました。虫えいかどうか不明なのですがどうでしょうか?


寄主植物:ツルウメモドキ
撮影年月日:2014年6月17日/長野県北佐久郡軽井沢町
 

2014/06/17(Tue) 19:06 No.459 ホームページ
Re: ツルウメモドキの主脈の虫えい? 投稿者:小泉

葉裏です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/06/17(Tue) 19:07 No.460 ホームページ
Re: ツルウメモドキの主脈の虫えい? 投稿者:小泉

主脈の切断画像です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/06/18(Wed) 17:55 No.468
Re: ツルウメモドキの主脈の虫えい? 投稿者:湯川淳一

小泉様:ツルウメモドキの主脈に形成された奇形はゴールのようにも見えますが、やはり、中身が分かりませんと何とも言えません。ぜひ、幼虫の有無のご確認をお願い致します。

2014/06/19(Thu) 10:23 No.487 ホームページ
Re: ツルウメモドキの主脈の虫えい? 投稿者:小泉

湯川先生、フシダニぽい感じだったのですが中の生物を確認できませんでした。
機会があったらもう一度詳しく見てみます。


2014/06/20(Fri) 22:39 No.499
Re: ツルウメモドキの主脈の虫えい? 投稿者:湯川淳一

小泉様:今度、ツルウメモドキを観察される機会がございましたら、ぜひ、実のゴールも捜してみて下さるようお願い申し上げます。ハリオタマバエ Asphondylia 属の一種が実にゴールを作ります。幼虫の胸骨が、ハリオタマバエの多くの種が四山型なのに対して、めずらしく、このタマバエは二山型です。栽培ブドウを加害するブドウミタマバエ Asphondylia sp. の胸骨も二山型ですので、とても興味があります。ちなみに、ノブドウの実やタニウツギなどの越冬芽にゴールを形成するノブドウミタマバエ Asphondaylia baca の胸骨は四山型です。



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