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虫えい同好会掲示板
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2014/04/09(Wed) 16:23 No.306
ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

 樹上のゴールに残されていた芽鱗を剥がすと、毛先に幼虫がいました。通常、苞または花軸近くに潜っていることが多いのですが、暖かくなったので春を感じて出てきたのかも知れません。ゴールを十数個採集してきたので、羽化させようと思います。

寄主植物:エゾヤナギ
撮影年月日:2014年4月9日/北海道旭川市
 

2014/04/10(Thu) 11:32 No.307
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:湯川淳一

南さん:
ヤナギハナメケコケフシの写真を有り難うございました。幼虫が毛先に移動してきたとのこと、それにしても、まだ、気温は低いのに幼虫が動き出すとは。寒い地方の幼虫の発育ゼロ点は低いのでしょうね。ちなみに、九州でのハリオタマバエ類の発育ゼロ点は、通常、12℃より高いと記録されています。羽化を楽しみにしています。
湯川淳一


2014/04/10(Thu) 16:33 No.308
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
採集したときは、囲蛹内で蛹化が始まっていました。観察しやすいようにシャーレで飼育してますが、今朝8:00には更に毛から出て蛹になっていました。更に1匹、こちらは毛から頭を出すようにして蛹になっています。写真の蛹は体長1.5mm、別の1匹は全身が見えてないので計測していませんが1回り大きいです。

旭川の今年4月の気温は、最高気温12.1度、最低気温-5.8度、日平均気温-0.5〜4.5度です。


寄主植物:エゾヤナギ
撮影年月日:2014年4月10日/飼育


2014/04/12(Sat) 21:33 No.311
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

採集したゴール15個から、雄成虫3匹が羽化しました。
12月下旬に採集したものは11日目、1月下旬に採集したものは9日目、今回採集したものは3日目に羽化しました。このことから、既に休眠からさめて発育をはじめていると思われます。


2014/04/13(Sun) 19:22 No.312
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:湯川淳一

南さん: 旭川の気温がそんなに低いのに,幼虫が発育しているのは驚きです。それでいて、産卵対象の新芽にシンクロナイズしているのですね。北海道でのタマバエの羽化時期と寄主植物の産卵好適期との同時性を,本格的に調べる必要がありそうですね。余市で、3齢(終齢)幼虫で越冬しているトマトウロコタマバエ(仮称)が、どのタイミングで羽化してくるのか,楽しみです。

2014/04/13(Sun) 21:32 No.313
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、コメントをありがとうございます。
4/13 雄17匹 雌12匹 羽化しました。
今日は朝から、エゾノバッコヤナギのゴールを探しに行ってきました。石狩川の河畔から嵐山まで30本ほどの木を観察して、嵐山頂上付近で10個ほど採集できたので、羽化が楽しみです。
ヤナギの葉芽が吹くのは5月上旬頃からで、樹上のゴールからはそれ以後に羽化するのではないかと思います。今日もエゾヤナギのゴールを数個、採集してきたので、それは屋外で飼育して羽化させてみます。

添付の写真は、ゴールと正常な雄花序です。


寄主植物:エゾヤナギ
撮影年月日:2014年4月13日/北海道鷹栖町


2014/04/14(Mon) 14:36 No.314
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

昨日、採集したネコヤナギのゴールに入っていた前蛹です。囲蛹内なので写真は不鮮明ですが、→の部分が胸部腹面の前脚です。観察の間をあけすぎて、3齢幼虫から前蛹に変わる時期を見逃してしまいました。

寄主植物:ネコヤナギ
撮影年月日:2014年4月14日/北海道旭川


2014/05/09(Fri) 10:11 No.334
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

エゾヤナギハナメネコケフシを形成するタマバエは、屋外の飼育では4月下旬に成虫が浮かしました。飼育容器を日陰の風通しの良い場所に置きましたが、培養土には直接風が当たらないので外気より暖かいことを考慮すると、ちょうど葉芽が1〜2cmに伸びる5月初旬に同期するのではないかと思います。
また、5月7日に現地でエゾノバッコヤナギの樹上のゴールを観察したところ、羽化後に残された複数の蛹殻を見ることができました。葉芽は長いもので3cmありました。エゾノバッコヤナギから羽化した成虫には雄が少ないので、昨日もゴール20個採集し、羽化成虫を得るために飼育しています。


2014/04/04(Fri) 19:22 No.303
ヤブツバキハナタマバエ(仮称) 投稿者:湯川淳一

先日、高知大学で、日本応用動物昆虫学会の大会があり出席しました。
学会期間中に高知市の牧野植物園で、シロツバキの花の中にいるタマバエの成虫が見つかりました。元植物防疫所の菖蒲さんが撮影されたものです。菖蒲さんの許可を得て、ご参考までに皆さんに転送致します。成虫は♀ばかりのようです。写真撮影は昼間です。
ずっと以前に、埼玉県の巣瀬司さんが鹿児島市の城山で、地上に落下したヤブツバキの花の中に沢山のタマバエの幼虫がいるのを発見してくれました。それ以来、まったく見る機会がなかったのですが、今回の菖蒲さんの写真で、♀が花に産卵し、幼虫が花の内部を摂食しているというストーリーが浮かび上がってきました。ただし、ヤヴツバキの花の後、タマバエがどこに行くのか想像がつきません。一方、ツルニンジンの花の中でも、成虫や幼虫が見つかったと、果樹研究センターの上地さんから教えて頂きました。ひょっとすると、このタマバエは、季節に応じて、色々な花を渡り歩く広食性のタマバエかも知れません。送粉者としての役割は不明です。
もし御地でも、ヤブツバキの花で、タマバエの成虫や幼虫をご覧になる機会がございましたら、ご一報頂けますと幸甚に存じます。
もちろん、ヤブツバキ以外の花でも可能性はあります。年間を通じて、おついでの時で結構ですから、よろしくご教示のほどお願い申し上げます。


寄主植物:シロツバキ
撮影年月日:2014年3月28日/高知市牧野植物園
 

2014/04/04(Fri) 21:49 No.304
Re: ヤブツバキハナタマバエ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご投稿をありがとうございます。
今まで、ゴール以外の観察をあまりしていませんでしたが、花の中を覗いてみる楽しみが増えました。


2014/04/01(Tue) 17:46 No.291
コナラハフクレフシ 投稿者:M

連投お許しください。
開葉したばかりのコナラの葉裏に産卵するタマバエを昨年見つけましたので、葉をマーキングして注意していました。すると、コナラハフクレフシになりました。3月25日に産卵されたものの一部が4月25日に落下しましたので、その幼虫を鉢にいれておりましたところ、2014年3月29日に♀1が羽化しました。が、こちらもまた後が続かず、失敗のようでした。どうも上手くいきません。


寄主植物:コナラ
撮影年月日:年月日/福岡県筑紫野市
 

2014/04/01(Tue) 23:19 No.296
Re: コナラハフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生に、連絡をいたしました。
もう、葉が開いているんですね。コナラは北海道中央以南に分布していて、旭川には自生のものはありませが、周辺ではカシワとミズナラが観察できます。



2014/04/03(Thu) 14:10 No.299
Re: コナラハフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Mさん:
♀が1匹羽化しただけでも、重要な情報が得られます。♀だけでも、属の見当をつけてみます。こちらは、Dasineura 属かも知れません。
コナラには、以前、Mさんが見つけて下さった Macrodiplosis 属のタマバエと合わせて、3種の leaf gallers が春先に、競うように、新葉を利用していることになり、研究材料としても、大変面白い状況です。K君の頑張りに期待しています。明日の調査、よろしくお願い致します。


2014/04/03(Thu) 17:35 No.300
Re: コナラハフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、コメントならびにご教示をありがとうございます。

2014/04/03(Thu) 22:41 No.301
Re: コナラハフクレフシ 投稿者:M

湯川先生
♀だけでも、属の見当をつけてくださるとのこと、ありがとうございます。明日Kさんにお預けします。
明日タマバエが出ていればいいのですが、寒いようですね。

南様
ご連絡ありがとうございました。旭川にも春がきて、早くタマバエが見られるといいですね。


2014/04/09(Wed) 08:38 No.305
Re: コナラハフクレフシ 投稿者:徳田 誠

Mさん:
すばらしいですね。このタマバエは本当に地面に落ちる時期が早いです。
たいてい気がついた時には幼虫がいなかった記憶があります。
産卵も観察されて、しかも次世代まで羽化させて、本当にすばらしいです!


2014/05/02(Fri) 15:36 No.321
Re: コナラハフクレフシ 投稿者:M

徳田先生 コメントをいただきながら、OS環境の引越しで、お礼が遅くなりました。申し訳ありません。
庭にでているものなので、できることと思います。他のものは、採集時期などもわからず特に幼虫が落下するものは難しいです。


2014/04/01(Tue) 17:39 No.290
コナラハトジフクレフシ(=ハオレフシ)改称 投稿者:M

コナラのタマバエが出始めました。グレーのこの小さなタマバエが、コナラハトジフクレフシ(=ハオレフシ)改称のゴールを作るのは、これまでの観察で確認しています。2013年3月17日〜18日にかけての雨で、ゴールから脱出した白い幼虫を十数匹鉢にいれて、外のコナラの側においておきましたところ、3月27日に♀1が羽化しました。ところが、それから後が続きません。あとは失敗だったようで、難しいですね。何か注意事項があれば教えてください。
画像の右のタマバエは産卵管を鞘ごと思いっきり延ばして先の方だけをチョコチョコ動かしていました。産卵前にこのような運動のようなことをするのでしょうか? 
それから、3月27日朝から鉢を覆っていた網に雨水が相当ついていたので、網をはずそうとしたところ、野外の♂2がついていました。偶然かなと思っていったん、網をはずし、中にまだ羽化したものがいないことを確認して、網で覆ったのですが、その後も♂がやってきて、多い時には8匹くらいが網の上を狂ったように走り回りました。その後♀が網の中で羽化しました。適当に網の上にカップをかぶせたところ♂4匹を捕獲できました。皆同じタマバエのようでした。♀が羽化する前に♂のタマバエがいたことが気になります。♀の蛹が羽化が近づいたことを、♂は匂いとか音とかで感じることができるのでしょうか?


寄主植物:コナラ
撮影年月日:年月日/福岡県筑紫野市
 

2014/04/03(Thu) 14:03 No.298
Re: コナラハトジフクレフシ(=ハオレフシ)改称 投稿者:湯川淳一

Mさん:
毎年のことながら、Mさんの飼育・観察能力のすばらしさには、感嘆させられます。終齢幼虫がゴールから地上に脱出して越冬する生活様式を持つタマバエの成虫を羽化させることは困難なことで、多くのタマバエは成虫が得られておらず未記載のままです。しかし、Mさんは、次々と、成虫を羽化させ、交尾や産卵まで観察されています。外から♂がやって来たのは、♀の出すフェロモンに引き寄せられたのだと思います。♂は、おそらく、付近で群飛していたものでしょう。♀の羽化前に♂がやってくるのは、チョウなどで知られていますが、タマバエでは、これまで観察したことがありません。もし、羽化前の♀に♂が集まるとしたら、タマバエでは初めての観察になるかも知れません。♂が得られましたので、属の見当はつくと思います。アラカシハオレフシのタマバエは Contarinia 属でしたので、このタマバエも Contarinia 属かも知れません。標本を見せて頂けますのを楽しみにしています。それから、幼虫を越冬させた時に寄生蜂の寄生を受けている個体がいますと、春先に羽化してきません。♀が少し羽化していますから、飼育方法に問題はなかったと思います。小さな寄生蜂が網の裏側を歩いていないか確かめて頂ければと思います。


2014/04/03(Thu) 22:47 No.302
Re: コナラハトジフクレフシ(=ハオレフシ)改称 投稿者:M

湯川先生
このようなコメントをいただき、恐縮の限りです。♂がやってきた時に、よっぽど網を開けようかと思ったのですが、全部逃げては台無しなので、そのままにしました。来年同じ状況になりましたら、交尾を見てみたいと思います。こちらも明日Kさんにお預けします。
また、飼育方法に問題がなく、寄生蜂の可能性をご教示いただき、ありがとうございました。もうしばらく網はそのままに、ハチを期待したいと思います。


2014/03/16(Sun) 16:24 No.245
ヤエムグラの芽のタマバエ ヤエムグラメチヂミフシ? 投稿者:M

福岡市の気温は15時には19度になり、春めいてきました。
ヤエムグラの芽につくタマバエが羽化しましたので、報告します。
昨年の5月12日に芽が黒くなって腐ったようになっていましたので、採集して水にさしておりましたら、オレンジ色のタマバエが水に落下しました。それをピートモスに入れて外で保管していたものです。昨日までは羽化は見られなかったのですが、今日(2014年3月16日)の午後2匹♂?が羽化していました。とても小さなタマバエです。


寄主植物:ヤエムグラ
撮影年月日:年月日/福岡県筑紫野市
 

2014/03/16(Sun) 16:27 No.246
Re: ヤエムグラの芽のタマバエ ヤエムグラメチヂミフシ? 投稿者:M

 また本日庭のヤエムグラの芽で、♀1が14時26分33秒には産卵中だったのですが、同じ芽に14時42分49秒 までいて、芽の根元に1,4,2,1個と、合計8個のオレンジ色の卵を産んでいました。尚、その間、時々芽から離れた外の葉に止まって産卵管を出し入れしていましたが、外の葉にはまったく卵はありませんでした。この他にもう1匹♀が別の芽に産卵していました。

寄主植物:ヤエムグラ
撮影年月日:2014年3月16日/福岡県筑紫野市


2014/03/16(Sun) 17:43 No.247 ホームページ
Re: ヤエムグラの芽のタマバエ ヤエムグラメチヂミフシ? 投稿者:南 常雄

Mさん、ご投稿ならびに写真をありがとうございます。
タイトルの文字数を全角20文字以内に設定してますので、はみ出した分を含めて下に紹介します。
掲載のタイトル:「ヤエムグラの芽のタマバエ ヤエムグラメチヂミフシ?」

せっかく綺麗な写真を添えていただきましたので、湯川先生に見ていただきたいと思いますので、連絡をいたします。


2014/03/17(Mon) 19:22 No.251
Re: ヤエムグラの芽のタマバエ ヤエムグラメチヂミフシ? 投稿者:湯川淳一

Mさん:
 ヤエムグラの芽のゴールからタマバエが羽化したそうで、良かったですね。お手柄です。ヤエムグラには、ツボミフクレフシというタマバエのゴールが埼玉県と奈良県から採集されていますが、芽のゴールはなかったと思います。もちろん、成虫も得られていませんでした。写真からは、どのグループのタマバエか、はっきりしませんので、4月にコナラの調査に行った時に、ぜひ、成虫を拝見させて頂きたく思います。雌雄が羽化していますので、属の見当はつくと思います。楽しみにしています。
 ちなみに、アカネメフクレフシが長野県で、オオバヤエムグラメフクレフシが山梨県で、キクムグラメフクレフシが佐賀県で、クルマムグラメフクレフシが長野県で、カワラマツバメフクレフシが群馬県で、それぞれ、得られています。これらのゴールを形成するタマバエとの関連性も調べる必要がありそうです。幼虫だけでも揃えば、DNA 解析で、何か面白いことが分かるかも知れません。若い研究者に期待したいと思います。
 湯川淳一


2014/03/17(Mon) 22:59 No.252
Re: ヤエムグラの芽のタマバエ ヤエムグラメチヂミフシ? 投稿者:M

南様 タイトルは失礼いたしました。改めて記載していただき、ありがとうございました。また湯川先生へのご連絡、お世話になりました。

湯川先生 ヤエムグラの芽やアカネ科のゴールの分布について、ご教示いただき、ありがとうございました。 今のところ、♂5♀1が羽化しております。幼虫の数を数えていなかったのですが、これ以上は増えないかもしれません。4月に見ていただけるとのこと、よろしくお願いいたします。
 また、ヤエムグラツボミフクレフシと思われるものは、庭にもついていましたので、こちらも保管中です。上手くいけば成虫が得られるかもしれません。


2014/03/18(Tue) 15:05 No.256 ホームページ
Re: ヤエムグラの芽のタマバエ ヤエムグラメチヂミフシ? 投稿者:南 常雄

湯川先生、Mさん、ありがとうございます。
ムグラの仲間は、こちらにも何種か自生していますので、この夏に調べてみます。


2014/04/01(Tue) 17:21 No.288
Re: ヤエムグラツボミトジフシ 投稿者:M

ヤエムグラツボミトジフシの枯れたゴールを昨年採集し、鉢に仕込んでおりましたら、2014年3月31日から羽化が始まりました。この鉢は、2月まで空調のない室内においていたのですが、カビがきそうだったので、3月からは外のヤエムグラの間においておりました。
もう1個の鉢は、ずっと外においていますが、そちらはまだ羽化していません。室内の方が気温が高かったということで早く羽化したのかもしれません。
ヤエムグラメチヂミフシのタマバエはとても華奢な感じなのですが、ツボミトジフシは体も大きく、赤と黒のコントラストがはっきりして、強そうな感じがします。近いうちに湯川先生にお渡しできると思います。

南様 ムグラの仲間を調べてくださるとのこと、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。


寄主植物:ヤエムグラ
撮影年月日:年月日/福岡県筑紫野市


2014/05/15(Thu) 22:28 No.340
Re: ヤエムグラツボミフクレフシに訂正 投稿者:M

ゴールの和名を間違っておりました。
湯川先生にご指摘いただきましたので、訂正させてください。
ヤエムグラツボミトジフシ→ヤエムグラツボミフクレフシに。湯川先生、ご教示ありがとうございました。


2014/05/27(Tue) 19:33 No.361
ヤエムグラツボミフクレフシの成虫 投稿者:湯川淳一

以前、Mさんからご投稿のあったヤエムグラツボミフクレフシ(=ヤエムグラツボミトジフシ)の件です。このゴールから得られた幼虫を、Mさんが1年間も飼育され、このほど、成虫が羽化したというご連絡があり、標本も頂戴しました。このタマバエは、Asteralobia 属の一種であることが判明致しました。同じアカネ科のアカネやキクムグラのツボミフクレフシのタマバエも同一種かも知れません。この属のご専門の徳田先生のご研究を待ちたいと思います。

2014/05/27(Tue) 22:59 No.363
Re: ヤエムグラツボミフクレフシの成虫 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご投稿、ありがとうございます。
Mさん、ヤエムグラツボミフクレフシの成虫の羽化、おめでとうございます。


2014/06/01(Sun) 02:34 No.370
Re: ヤエムグラの芽のタマバエ ヤエムグラメチヂミフシ? 投稿者:M

湯川先生、南様 ありがとうございました。

2014/02/28(Fri) 15:55 No.211 ホームページ
ダケカンバの虫えい2 投稿者:小泉 正人

葉裏の写真です

寄主植物:
撮影年月日:年月日/
 

2014/02/28(Fri) 21:48 No.218
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:Nabita

小泉さま・akaitoriさま

南さんが湯川先生に連絡されたとのことですが、毎回湯川先生にご回答いただくのも申し訳ありませんので、横レスながら失礼します。

写真の虫えいは、シラカンバ、ダケカンバに見られるもので、マンサクイボフシアブラムシ Hamamelistes betulinusによるもので間違いないかと思います。この学名でググると、青木先生らの昆虫学会誌に掲載された論文をCiNiiからダウンロードできます。この属のアブラムシがカンバ類とマンサクの間で移住することと、種ごとの両植物での虫こぶの形態などを知ることができます。


2014/02/28(Fri) 21:57 No.219
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:小泉

Nabitaさま、ありがとうございます。

確か、私も青木先生の論文で読んだのではないかと思うのですが・・・ダケカンバの虫えいの名称が分からなかったのでどう呼べばいいのでしょうか。


2014/02/28(Fri) 22:16 No.221
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:湯川淳一

Nabita 様 ご回答、誠に有り難うございました。その通りだと思います。助かりました。
小泉様 ご投稿、有り難うございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。


2014/03/01(Sat) 00:04 No.225 ホームページ
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、コメントありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いします。



2014/03/01(Sat) 09:30 No.228
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:Nabita

小泉さま

虫えいの名前に触れずに申し訳ありませんでした。南さんのご指摘の通り、虫えい図鑑に従うなら「ハクボミフシ」になるのですで、実際には凸になっているので、この名前には違和感のあるところです。私自身は個人的に別の名前で呼んでいる(図鑑をちゃんとチェックしていなかったので:笑)のですが、混乱を招くので伏せておきます。

シラカンバのゴールの方が、青木先生が書かれていたように、葉がより革質で硬いせいか、突出が弱い傾向にあるようです。少し古くなったゴールですが、私が撮ったもののうち、突出の比較的大きいものの写真を貼っておきます。(写真を集約する方法がわからないので、この後少し連投となりますことをお許しください)


寄主植物:シラカンバ
撮影年月日:2012年6月23日/青森県黒石市


2014/03/01(Sat) 09:32 No.229
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:Nabita

引き続きウダイカンバのゴールを載せます。

シラカンバの写真と同じ日付になっていますが、間違いではありませんので。


2014/03/01(Sat) 09:34 No.230
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:Nabita

貼り忘れました(汗)。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/03/01(Sat) 09:39 No.231
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:Nabita

写真貼り忘れたら、データもカットされるのですね。

ウダイカンバのゴールはダケカンバやシラカンバのとは異なり、葉脈の間が狭くなり、閉鎖的な印象となります。この写真でも、何とかワックスを纏ったアブラムシが奥にいるのがわかるかと思います。


寄主植物:ウダイカンバ
撮影年月日:2012年6月23日/青森県弘前市


2014/03/01(Sat) 09:43 No.232
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:Nabita

ついでにマンサクのゴールも貼っておきます。

昨年初めて、同じ枝にメイボフシ(シラカンバ・ダケカンバから移住)とメイガフシ(ウダイカンバから移住)が付いているのを撮ることができました。


2014/03/01(Sat) 09:45 No.233
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:Nabita

すみません、また貼り忘れました(学習能力がない⤵)。

寄主植物:マルバマンサク
撮影年月日:2013年8月18日/青森県黒石市


2014/03/01(Sat) 09:56 No.234
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:Nabita

学習能力が足りないせいか、機種依存文字を使ってしまったようです。カッコ内の意味不明の部分は下向きにカーブした矢印を入れたつもりでした。

連投のついでに、ダケカンバのゴールにエグリヒメカゲロウの幼虫が侵入していることを見つけた時の写真を貼ります。ヒメカゲロウの幼虫は体毛にアブラムシのワックスを付着させているので、わかりずらいですが、細長い幼虫に気付いていただけるでしょうか。侵入を受けたゴールは、中のアブラムシが蚕食されて、下の葉にワックスが降り積もったりします。同様の葉表に積もったワックスは低地のシラカンバでも見たことがありますので、何らかの捕食者の侵入を受けたゴール(の下にあった葉)なのではないかと考えています。

エグリヒメカゲロウ属の日本産は3種あって、エグリはあまり低地にはいませんし、残りの2種はいずれも大珍品なので、低地での侵入者に興味津々です。


寄主植物:ダケカンバ
撮影年月日:2005年7月9日/青森市


2014/03/01(Sat) 14:40 No.235 ホームページ
Re: ダケカンバの虫えい2 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、写真をたくさんご投稿いただきありがとうございます。
私は、シラカンバのゴールしか観察をしたことがありません。手持ちの北海道の樹木病害虫の資料にはウダイカンバのゴールがリストにあるのですが、画像が無かったので大変参考になりました。シラカンバのゴールは、葉表に膨らんだ後、成熟に伴い更に深い袋状になるのに対し、ウダイカンバのゴールは葉表に突起が生じているように見えます。


2014/02/28(Fri) 14:19 No.210 ホームページ
ダケカンバの虫えいについて 投稿者:小泉 正人

以前から湯川先生にこの掲示板を紹介されていたのですが、はじめて投稿いたします。

現在、手持ちの虫えいの写真の整理をしておりますが、ダケカンバのとさか状の虫えいについての名称が分かりませんので投稿いたしました。

いろいろ調べると「マンサクメイボフシを形成するマンサクイボフシアブラムシがダケカンバに移住して「とさか」のような虫えい(虫こぶ)をつくる」との記述がありましたが、このことでしょうか。
そしてダケカンバの虫えいの名称が分かりませんのでお教えいただけたらと思います。仮称でダケカンバハトサカフシとしてみたのですが・・・


寄主植物:ダケカンバ
撮影年月日:年月日/群馬県渋川市伊香保町
 

2014/02/28(Fri) 16:52 No.213 ホームページ
Re: ダケカンバの虫えいについて 投稿者:南 常雄

小泉正人 様、ご投稿ありかとうございます。
北海道で、シラカンバの葉に同様のゴールを観察したことがあります。
湯川先生に連絡をいたしましたので、よろしくお願いします。


2014/02/28(Fri) 19:38 No.215
Re: ダケカンバの虫えいについて 投稿者:akaitori

2009年7月11日に、私も八幡平でダケカンバの葉表で見ました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/02/28(Fri) 21:35 No.217
Re: ダケカンバの虫えいについて 投稿者:akaitori

2013年6月16日に、青森県田代平で見たダケカンバの葉裏には
アブラムシのような虫がたくさんいました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/02/28(Fri) 22:00 No.220
Re: ダケカンバの虫えいについて 投稿者:小泉

南様、akaitoriさま、ありがとうございます。
どうもシラカバにもダケカンバにも普通に見られるようですね。
名称がお分かりでしたらご教授お願いいたします。


2014/02/28(Fri) 23:45 No.222 ホームページ
Re: ダケカンバの虫えいについて 投稿者:南 常雄

akaitoriさま、ご投稿ありがとうございます。


2014/02/28(Fri) 23:49 No.223 ホームページ
Re: ダケカンバの虫えいについて 投稿者:南 常雄

小泉様、シラカンバのものには、シラカンバハクボミフシとなっていますので、ダケカンバハクボミフシとしておいたらいかがでしょうか。

2014/02/28(Fri) 23:57 No.224
Re: ダケカンバの虫えいについて 投稿者:青木重幸

写真のダケカンバのゴールは、かなり葉の表側に突出していますね。Nabitaさんご指摘の通り、ダケカンバにはシラカバにも寄生するHamamelistes betulinusが寄生しますが、自分で採集したことはなく、こんな立派なトサカ状になるとは知りませんでした(ウダイカンバのH. miyabeiは典型的なトサカ状です)。DNAもダケカンバのサンプルは調べなかったので、同定が少々不安になりました。要再検討かもしれません。

2014/03/01(Sat) 08:38 No.226
Re: ダケカンバの虫えいについて 投稿者:akaitori

勉強になりました。
皆様ありがとうございました。


2014/03/01(Sat) 08:56 No.227 ホームページ
Re: ダケカンバの虫えいについて 投稿者:南 常雄

青木重幸 様、ご教示ありがとうございます。


2014/03/03(Mon) 09:59 No.236 ホームページ
Re: ダケカンバの虫えいについて 投稿者:小泉 正人

皆様、大変勉強になりました。
ありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたします。


2014/02/21(Fri) 20:20 No.201 ホームページ
アカネの虫えい 投稿者:よしゆき

はじめて投稿します。新しく虫えい掲示版ができていることにやっと気がつきました。
よろしくお願いします。
去年の10月にアカネを見つけて果実を写そうとしましたが見当たらず、蕾であったであろう部分が全て黒く変色していました。
黒くなった部分を見ると、中に繭のようなものがあり、長さ2mmほどの幼虫が1匹入っていました。
虫えいと思ってネットで検索しても情報がありませんが、これはなんでしょうか。


寄主植物:アカネ
撮影年月日:2013年10月21日/島根県松江市
 

2014/02/21(Fri) 21:47 No.202 ホームページ
Re: アカネの虫えい 投稿者:南 常雄

よしゆきさん、はじめまして。ご投稿ありがとうございます。
「日本原色虫えい図鑑の寄主植物別虫えいリスト P613」のアカネツボミフクレフシと思われますが、詳細が分かりませんので、湯川先生に連絡をいたします。

URLを添付していただいた「松江の花図鑑」のシダ植物のページは、以前から拝見させていただいてます。


2014/02/22(Sat) 01:35 No.203 ホームページ
Re: アカネの虫えい 投稿者:よしゆき

南さん、コメントありがとうございます。
やはり名前のある虫えいだったのですね。
湯川先生からコメントを頂けることを楽しみにしています。昨日頼んだ「日本原色虫えい図鑑」が明日には届くようです。少し勉強しようと思います。
拙いHPを見ていただいて、ありがとうございます。シダ植物も以前は少しばかりかじっていましたが、最近は遠ざかっています。虫えいも、以前は南さんの「北海道の虫えい」はよく拝見させていただいていましたが、少し遠ざかっています。最近は果実や種子にこだわって見ています。
またよろしくお願いします。


2014/02/22(Sat) 22:32 No.204
Re: アカネの虫えい 投稿者:湯川淳一

よしゆき様
アカネの虫えいの写真をご投稿下さり誠に有り難うございました。この虫えいは、薄葉 重(うすば しげし)さんが、清澄という雑誌の9号5ページ(1981年)に記録されたアカネツボミフシ(虫えい図鑑の 702 ページで、アカネツボミフクレフシと改称)で、タマバエの一種によって形成されたものです。千葉県の清澄山で、1977年10月24日に採集されたもので、その後、近くの郷台林道で、1980年9月23日に採集されています。清澄山以外では、東京の高尾山、栃木の那須でも見つかっています。島根県では初記録になります。まだ、成虫が得られていませんので、種の同定は出来ていません。
 以下に、薄葉さんの文章を再現します。「アカネの花蕾にタマバエの幼虫がつき、花冠部が肥大して開花せずに終わったもの。子房部分(緑〜緑褐色)は正常な大きさに達せず、扁平球状に終わる。花冠部分は高さ 2.3 mm、直径 2.0 mm の円柱状〜準円錐状で黒褐色。頂部におしべの枯れたものが残っている。内部に1頭の黄色の幼虫がおり、9月〜10月にはゴール内で白色のまゆを作る。このゴール部分のみが脱落するので、このまま老熟幼虫の状態で越冬するものと考えられる」。
 よしゆきさんがご覧になったのは、マユの中で越冬している終齢(3齢幼虫)幼虫だと思います。もし、今後、沢山ゴールが見つかりましたら、ぜひ、飼育して成虫を羽化させて下さいますようお願い申し上げます。新種かもしれません。ゴールをピートモスか、鹿沼土などの上において、乾燥させないように、また、過湿にならないように、屋外に放置し、春になってから室内に移します。一部のゴールを解剖して、蛹化しているかどうか確かめるとよいと思います。あるいは、暖かい室内で越冬させると、案外早く、羽化するかもしれません。羽化成虫は、生きている間に、70〜80%のエタノール標本にして下さい。また、蛹の抜け殻(白くて半透明)が、ゴールの羽化孔に残されていますので、これも、同じエタノールに保存して下さい。どんなタマバエが羽化してくるか、楽しみです。
 虫えい図鑑をご注文下さったとのこと、有り難うございます。早くお知らせ頂ければ、著者割引にさせて頂いたところです。
 島根県の虫えいは、まだ、殆ど調べられていません。今後ともよろしくお願い申し上げます。
湯川淳一


2014/02/23(Sun) 01:36 No.205 ホームページ
Re: アカネの虫えい 投稿者:よしゆき

湯川先生、早速のコメントをありがとうございます。
薄葉さんの文章がそっくりあてはまるようですね。
このアカネツボミフクレフシを見てから後日別の場所でも見かけたように記憶しています。
幼虫の飼育、標本についてせっかく詳しくコメントをいただきましたが、私には少し無理ではないかと感じています。
また不明のものがありましたら投稿しますので、よろしくお願いします。


2014/02/23(Sun) 22:19 No.206 ホームページ
Re: アカネの虫えい 投稿者:南 常雄

湯川先生、早々ご教示ありがとうございます。

よしゆきさん、飼育といってもほとんど放置状態ですので、機会があったら観察してみてください。


2014/02/16(Sun) 17:59 No.190
カクレミノの実のゴール 投稿者:ハンマー

カクレミノの実のゴールらしきものをみつけました。
写真のように正常な実はなく、ゴールらしき実だけが残っている状態で、同様なものが、同じ木に3個みられました。


寄主植物:カクレミノ
撮影年月日:2014年2月16日/兵庫県三田市
 

2014/02/16(Sun) 18:05 No.191
Re: カクレミノの実のゴール 投稿者:ハンマー

内部には1匹の幼虫がみられました。幼虫は体長5mm程度で、胸脚と腹脚らしきものが見えます。ガだろうかと思いますがいかがでしょうか?

寄主植物:
撮影年月日:2014年2月16日/兵庫県三田市


2014/02/16(Sun) 21:36 No.192 ホームページ
Re: カクレミノの実のゴール 投稿者:南 常雄

ハンマーさん、ご投稿ありがとうございます。
早速、湯川先生に連絡をいたしましたので、よろしくお願いいたします。


2014/02/16(Sun) 23:13 No.193
Re: カクレミノの実のゴール 投稿者:湯川淳一

ハンマー様
カクレミノのゴールらしき実の写真をご投稿下さり、誠に有り難うございました。確かにゴールにようですし、中にいるのはガの幼虫のようですね。これまで、カクレミノの実のゴールは見たことがありません。ノブドウやマタタビの実のゴールのように、ゴールの形成者がタマバエで、後にゴールにガの幼虫が侵入することもありますので、本当のゴール形成者を、注意深く見極める必要があります。別の場所で同じゴールが見つかり、その中に、ガの幼虫がいなくて、ハエ目の幼虫がいるかどうか、確かめられると良いのですが。あるいは、もっと早い時期の小さなゴールに、すでに、ガの若齢幼虫が入っていれば、ガのゴールだと分かると思います。さらなる観察結果を楽しみにしております。
機会がありましたら、ガの専門家にも聞いておきます。
湯川淳一


2014/02/17(Mon) 07:27 No.194
Re: カクレミノの実のゴール 投稿者:ハンマー

南 様
湯川先生
コメントありがとうございます。
ゴール形成者を確定できるよう、観察を続けてみます。


2014/02/17(Mon) 10:48 No.195 ホームページ
Re: カクレミノの実のゴール 投稿者:南 常雄

湯川先生
早々、ご教示ありがとうございます。


2014/02/10(Mon) 16:08 No.179
ナラメムレトガリタマフシでしょうか? 投稿者:M

画像は、同じコナラの株の、別のゴールです。これまで、緑のものは見ていたのですが、1月に小さな若い赤いゴールがあるのに気がつきました。もっと大きなものを探したのですが、すでに、茶変しており、上部に脱出口がありました。すべてナラメムレトガリタマフシでいいでしょうか?



寄主植物:コナラ
撮影年月日:年月日/筑紫野市光が丘 
 

2014/02/10(Mon) 16:09 No.180
Re: ナラメムレトガリタマフシでしょうか? 投稿者:M

今冬同じコナラの株の下草に有翅タマバチ?がいました。2枚画像を撮ったところで、逃げてしまいました。ナラメムレトガリタマフシのタマバチの可能性がありますでしょうか?



寄主植物:
撮影年月日:2014年1月4日/筑紫野市光が丘


2014/02/10(Mon) 16:14 No.181
Re: ナラメムレトガリタマフシでしょうか? 投稿者:M

近くのコナラを見てみましたら、茶変して脱出口がないものがありました。1個持ち帰って開けてみました。
最初に、大きな蛹@が見つかりました。
すぐ横に別の繭部屋があり、その中から白い半透明な幼虫A−1が見つかりました。
この幼虫は、繭内に黒い糞を10個ほどしており、蛹になる前の終齢幼虫ではないかと思いました。この白い半透明の幼虫の腹端に別の小さな薄茶色の破れた蛹の殻Aがついていました。
A−1は、Aに寄生していた寄生蜂ではないかと思いました。
また、奥の部屋にもう1匹動いている白い半透明な幼虫Bがいました。

このゴールもナラメムレトガリタマフシで、大きな蛹@は、元々のゴールの主でしょうか? また、薄茶色の蛹Aは、同居蜂の可能性がありましょうか?



寄主植物:コナラ
撮影年月日:2014年2月9日/筑紫野市原田


2014/02/10(Mon) 22:19 No.183 ホームページ
Re: ナラメムレトガリタマフシでしょうか? 投稿者:南 常雄

Mさん、ご投稿ありがとうございます。
北海道のカシワで、同様のゴールを観察をしたことがありますが、専門家のご回答を仰ぎたく、湯川先生に連絡をいたします。


2014/02/11(Tue) 09:35 No.184
Re: ナラメムレトガリタマフシでしょうか? 投稿者:M

南 常雄 様
お手数をおかけしております。申し訳ありません。南さんのページも拝見させていただきました。南北に長い日本なので、出現期にも差があるかもしれないなどと、想像を膨らませております。ありがとうございました。


2014/02/12(Wed) 10:34 No.186
Re: ナラメムレトガリタマフシでしょうか? 投稿者:阿部

M様、ゴールとハチの写真を興味深く拝見しました。ゴールはナラメムレトガリタマフシと思います。コナラの株の下草にいた有翅のハチの写真をタマバチの専門家:井手竜也博士にも見て戴きましたが、写真では種レベルの同定は困難でした。解剖されたゴールの写真を拝見しますと、複数の幼虫室があるようですので、同居蜂が住み込み寄生をしているゴールと思います。幼虫は同居蜂なのかその寄生蜂なのか判別できませんでした。

2014/02/12(Wed) 17:05 No.187 ホームページ
Re: ナラメムレトガリタマフシでしょうか? 投稿者:南 常雄

阿部先生
早々、コメントをありがとうございます。


2014/02/12(Wed) 17:36 No.188
Re: ナラメムレトガリタマフシでしょうか? 投稿者:M

阿部先生、ゴールをナラメムレトガリタマフシ、また同居蜂が住み込み寄生しているゴールと教えていただき、ありがとうございました。またこのような画像でタマバチを見ていただいた井手先生にもお礼申し上げます。
一番大きな蛹@を本日見てみましたら、カビが生えていました。どうやら死骸だったようです。


2014/02/10(Mon) 08:40 No.178
ヘクソカズラのハモグリバエゴール 投稿者:Iwasaki

以前(2014/1/27、no.163)言及したハモグリバエによるヘクソカズラ(Paederia scandens:アカネ科)のつる上のゴールです。Hexomyza paederiae (Sasakawa)という種のものです。愛媛県からの標本によって記載された種で、私は関東地方の神奈川県、東京都で見たことがあります。
写真上段はデータの通り神奈川県のもので、下段は1997年4月に東京で採取したゴールとゴール内の囲蛹です。いずれも越冬中のツル上で見たもので、夏にどのような様子なのかは未観察です。全身真っ黒のハエが羽化してきます。


寄主植物:ヘクソカズラ
撮影年月日:2001年2月28日/神奈川県横浜市
 

2014/02/10(Mon) 21:54 No.182 ホームページ
Re: ヘクソカズラのハモグリバエゴール 投稿者:南 常雄

Iwasakiさん、ご投稿ありがとうございます。
ヘクソカズラはアカネ科だったんですね。ヒルガオ科だと思ってました。寄主が北海道に分布しないので、情報をいただいていたのに勉強不足でした。


2014/02/11(Tue) 18:54 No.185
Re: ヘクソカズラのハモグリバエゴール 投稿者:湯川淳一

Iwasaki 様
ヘクソカズラの蔓のゴールについて、ご投稿下さり有り難うございました。虫えい図鑑には、都合により、残念ながら、掲載することが出来ませんでした。ヘクソカズラの蔓には、この他に、スカシバガとタマバエがゴールを作ります。外観からは分からないことがあるかもしれません。とくに、タマバエは Lasioptera 属ですので、現在、注目の一種です。

話は別ですが、ヘクソカズラはフロリダ州などに侵入し、外来植物として、大変問題になっています。アメリカ農務省が、生物的防除に使えそうな昆虫を日本で捜した結果、根を食害するTrachyaphthona sordida と T. nigrita というハムシが良さそうだということになりました。そこで、この2種の分布や生活史を研究し、実験材料を送るお手伝いをしました。詳しくは、日本昆虫学会の Entomological Science (2008) 11, 143–152 をご笑覧下さい。

ちなみに、今、流行の「ノニ」 =ヤエヤマアオキ Morinda citrifolia(アオキとは別)もアカネ科です。ハムシに食べさせましたが、別属で食べませんでしたので、フロリダの「Morinda 属」には安全ということです。

ヘクソカズラの花蕾には、2種のハリオタマバエ類がゴールを作りますので、嫌な匂いは別として、私には親しみ深い植物です。



2014/02/18(Tue) 07:46 No.196
Re: ヘクソカズラのハモグリバエゴール 投稿者:Iwasaki

南さん、湯川先生、コメントをありがとうございます。
本種は新種として記載された際以降、追加標本に基づく記録は
東京都田無市の一事例があるのみのようです。そのため、ゴール
画像の公開例もなかったものと思います。
私もヘクソカズラを見る機会が少ないので多寡はわかりませんが、
案外”いるところにはいる”のかもしれません。永らくあこがれの
虫でしたが、横浜の知人が見つけてくれて多数採集することが
できました。


2014/02/08(Sat) 11:22 No.173 ホームページ
ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

2014.01.25に採集して、室温で飼育中のゴールから、午前4時に毛の中から這い出し半身を乗り出した蛹から成虫が羽化しそうだったので、スポットライトで強めの光を当てて待っていると、約40分後に羽化がはじまりました。約2分で成虫(雌)は蛹から抜け出し、約2分で羽が整って背で重なるようになりました。
通常、暗室下では羽化することが少ないようですが、照明の光で羽化することが分かっていたので試してみました。


寄主植物:エゾヤナギ
撮影年月日:2014年2月8日/採集地 旭川市雨紛
 

2014/02/08(Sat) 17:47 No.174
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:湯川淳一

南さん
タマバエの羽化の情報を有り難うございました。野外の自然条件下ではありませんが、ヤナギハナメネコケフシから、午前4時に羽化が始まったとは,早いですね。昼行性のタマバエで,これまで,日の出時刻より羽化が早いのはマサキタマバエやシキミタマバエで知られています。一般に,♂の方が早いですが,今回は♀の羽化が4時ですから、とても早いです。自然条件下では,実際のところ,何時頃に羽化するのでしょうね。ちなみに、ハリオタマバエ Asphondylia 属のタマバエや、アブラムシを捕食するショクガタマバエなど、夜行性のタマバエは,薄暮から日没直後くらいに羽化します。曇っている日は、もう少し早く羽化することもあるようです。
湯川淳一


2014/02/08(Sat) 23:58 No.175 ホームページ
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
旭川の日の出は6時40分頃なので、4時は真っ暗です。4時に蛹が毛の中から出ていたので、照明で明るくしたので羽化したのではないかと思います。わずかですが、室内照明があたる場所で飼育をしているので、多少の影響はあるかも知れません。多くは午前10時頃までに羽化しますが、午後2〜3時に成虫を採取してエタノール浸けにしているのですが、その後も少数ですが羽化してきます。
2/4〜8の間に、37個のゴールから羽化したのは、雄64匹、雌39匹で、現在、寄生蜂の羽化はありません。今から明日午前中いっぱい暗室において、羽化するか観察してみます。


2014/02/09(Sun) 21:31 No.176 ホームページ
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

00:00〜14:00の間、ゴールを暗室に入れたときの羽化数は、雄2匹、雌2匹でした。
14:00に窓際の明るい場所に移したところ、19:00までに、雌5匹が羽化しました。
今日の羽化数が少ないのは、羽化のピークが6日で、あと2〜3日で羽化が終わるためと思われます。
今日の19:00から24時間、暗室において羽化の状況を観察して見ます。
2/10 前日17:00〜今日21:00に、雄1匹、雌2匹羽化、成虫を採集後、日中明るくなるところへ移動。
2/11 雄6匹、雌4匹羽化。
2/12 雄1匹、雌2匹羽化。


2014/01/29(Wed) 15:07 No.165
イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:M

イチイガシの葉裏に画像のようなものがついていました。中を開けてみましたが、すでに脱出済みで、葉表に、それぞれ丸い穴が開いていました。虫こぶでしょうか?

寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:2014年1月29日/筑紫野市原田
 

2014/01/29(Wed) 17:19 No.166 ホームページ
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:南 常雄

Mさん、ご投稿ありがとうございます。
日本原色虫えい図鑑に掲載の、カシハウラマルタマフシ C-060では無いかと思いますが、北海道では見ることのできないゴールなので、湯川先生に連絡をしました。


2014/01/29(Wed) 18:43 No.167
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:湯川淳一

Mさん
タマバチのゴールですので、タマバチの専門家に回答を依頼しました。何かコメントを頂けることと思います。


2014/01/29(Wed) 22:52 No.168
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:M

南様、湯川先生、タマバチのゴールと教えていただき、ありがとうございました。ご専門の方のコメントも楽しみにしています。

2014/01/30(Thu) 10:21 No.169
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:阿部芳久

九州大学の比較社会文化研究院でタマバチの研究をしている阿部芳久と申します。寄主植物およびゴールの構造から判断すると、おそらくタマバチのゴールと思います。私自身もこのゴールは採集したことがあります。しかし、このゴールからまだタマバチを得ていません。もしもタマバチが羽化脱出してきたときには研究に御協力戴けますと幸いです。

2014/01/30(Thu) 10:57 No.170
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:M

阿部先生 タマバチのゴールと教えていただき、ありがとうございました。丸い穴は、タマバチが齧ってあけたということは、直接羽化するのですね。新鮮なゴールを見つけた葉を網掛けしていれば、成虫が得られるかもしれません。網掛けを許可していただけるかどうか、地主さんにうかがってみます。

2014/01/30(Thu) 19:06 No.171
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:湯川淳一

阿部先生
タマバチゴールについて、早速のご回答、誠に有り難うございました。今後とも、掲示板をよろしくお願い申し上げます。


2014/05/25(Sun) 16:02 No.341
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:M

イチイガシの虫こぶの中間報告
画像上の段左:2014年4月24日、開き始めた葉にゴールらしいものがありました。
5月16日の画像は同じ株の別の葉です。開き始めた頃はわかりやすいのですが、その後見つかりにくくなりました。

画像下の段左:2014年4月24日に別の株の芽吹いたばかりの葉で産卵中のタマバチがおりました。右はその後の葉の様子です。日に透かしてみると、ゴールらしいものがあります。これらが、先生にタマバチのものとご教示いただいた脱出済みのゴールになるのではないかあと思いました。


寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:年月日/福岡県筑紫野市原田


2014/05/25(Sun) 16:05 No.342
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:M

それから、別のゴールがありました。

昨年開いたと思われる葉裏の主脈に、別の丸い虫こぶ(緑〜紅色)がついていたのですが、開けてみたら、でっぷりしたハチの幼虫がいました。南さんにカシハウラマルタマフシ(C-060)というものがあると教えていただいたのですが、これがそうでしょうか?



寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:年月日/福岡県筑紫野市原田


2014/05/25(Sun) 16:11 No.343
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:M

もう1種、拡大してみたら、ぼこぼこしてブロッコリーみたいなゴールがありました。

開いてすぐの柔らかい葉の表に、きれいなゴールがついていました。このゴールは葉と接しているところからポロリと落ちるようでした。持ち帰ったものを開けてみたら、幼虫が1匹入っていました。次の日にゴールは、葉からはがれましたが、幼虫がなんだか蛹になりそうな感じになっていました。残念ながら、怪我をさせてしまい、どうなったかわかりません。こちらがC-060でしょうか?


寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:年月日/福岡県筑紫野市原田


2014/05/25(Sun) 21:36 No.346
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:南

Mさん、ご投稿ありがとうございます。
湯川先生に、連絡をいたします。

※ 投稿記事から相当期間が過ぎたコメントは、新たに投稿としてご投稿ください。


2014/05/26(Mon) 19:03 No.352
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:湯川淳一

Mさん:
タマバチのゴールですので、阿部先生に連絡しておきます。


2014/05/26(Mon) 23:04 No.354
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:M

南様
最初の記事から時間がたっていたので、迷いつつ、こちらに載せてしまいました。今後、このようなときは新たに投稿させていただきます。

湯川先生
阿部先生へお知らせくださるとのこと、ありがとうございます。


2014/05/28(Wed) 07:59 No.366
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:阿部芳久

M様
イチイガシのゴールに関する御投稿を拝見しました。一連のゴールの形成蜂あるいは同居蜂はおそらく未記載です。ハチの成虫が羽化してきたら是非、御報告ください。


2014/05/28(Wed) 20:19 No.367
Re: イチイガシの葉の虫こぶ? 投稿者:M

阿部先生
ご教示いただき、ありがとうございました。観察を続けたいと思います。


2014/01/20(Mon) 17:13 No.162 ホームページ
ヤナギエダフクレフシ 投稿者:南 常雄

ハモグリバエ科 Hexomyza simplicoides によって、ヤナギの当年枝に形成される虫えいで、半球形ないし半楕円体に枝が片側へ膨らむ。3齢幼虫がゴール内で越冬し、春にゴール内で蛹化し、5月中旬〜6月中旬に羽化する。

寄主植物:エゾノキヌヤナギ
撮影年月日:2013年12月18日/北海道鷹栖町
 

2014/01/27(Mon) 18:05 No.163
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:Iwasaki

ハモグリバエ科ですね。以前南さんから羽化成虫をいただいたことがあります。これはヨーロッパで記載された種類で、2005年に初めて確認された国内では‘新顔’ともいえます。虫こぶを作るハエはタマバエには極めて多数、ミバエにも少なからずみられますが、多数の既知種全てが植物寄生性のハモグリバエ科では残念ながら少数派です。国内では、本種を含めヤナギ類に寄生する3種と、他にはヘクソカズラのつる上に虫こぶを形成するHexomyza paederiae、フジの芽を膨らませるHexomyza websteriが知られるのみです。後者はアジア原産なのですが、北米で導入したフジから採集されて新種記載されたという風変わりな来歴をもちます。北海道に居住する私は残念ながら採集、観察したことがありません。本州以南の皆さん、もしどこかでフジの芽の部分にゴールを見つける機会があったら、是非ご一報ください。
もう一種のヘクソカズラのゴールは旅行先の関東地方で入手したことがあります。今度撮影データを確認した上でご紹介させていただこうと思っています。


2014/01/27(Mon) 23:42 No.164 ホームページ
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:南 常雄

Iwasakiさん、ご教示ありがとうございます。
その節は、大変お世話になりました。
ヤナギエダフクレフシの採集を控えていたので、少しゴールが目に付くようになってきました。ゴールから成虫をえて、Hexomyza cecidogena が入ってないか同定をお願いしたいと思っています。その際は、よろしくお願いします。


2014/02/19(Wed) 16:25 No.198
Re: ヤナギエダフクレフシ フジの芽のゴール? 投稿者:M

フジの芽の一部が膨らんでいましたので、ネットで探しましたら、ここに行き着きました。1個には寄生蜂?の脱出口のようなものがあり、もう一個は膨らんでいるだけでした。これがそうなのでしょうか? 脱出口のないものを開けてみましたが、髄の部分がボコボコした黒い塊になっていて、中には何かカスのようなものが詰まっており何もいませんでした。

寄主植物:ヤマフジ?
撮影年月日:2014年2月18日/小郡市津古


2014/02/19(Wed) 17:26 No.199 ホームページ
Re:フジの芽のゴール 投稿者:南 常雄

Mさん、フジの芽のゴールの写真をご投稿いただき、ありがとうございます。
ヤマフジの芽に、フジタマモグリバエ Hexomyza websteriによって形成されるヤマフジメモトフクレフシが「日本原色虫えい図鑑」の寄主植物別一覧表には記載されていますが、詳細が分かりません。
先のコメントでご教示いただきました、Iwasakiさんに連絡をいたしました。


2014/02/20(Thu) 19:33 No.200
Re: ヤナギエダフクレフシ フジの芽のゴール? 投稿者:M

南様 ヤマフジメモトフクレフシと教えていただき、ありがとうございました。
原色日本虫えい図鑑で、私も見つけることができました。C-346にフジメモトフクレフシ(新称)となっているものと同じですよね。
記述によると、「年1世代で、成虫は4月上旬に羽化、産卵する。虫えいは10月まで肥大し続け、11月下旬には幼虫が老熟し、蛹で越冬する。」となっていました。


2014/02/27(Thu) 07:45 No.207
Re: ヤナギエダフクレフシ:ヤマフジメモトフクレフシ 投稿者:Iwasaki

Mさん、フジの芽のゴール(フジメモトフクレフシ)について触れたIwasakiです。
非常に興味深い画像を楽しませていただきました。私もフジの虫えい形成種(Hexomyza websteri)については虫えい図鑑の写真しか見たことがないので確信は得られませんが、両者はよく似ているように思います。予想通りハモグリバエによるものであれば、No.178でご紹介したヘクソカズラの虫えい写真に写っているような俵状の蛹(幼虫の体が硬化した”囲蛹”)が見られるはずです。
 この囲蛹、虫えい形成種の場合、ヘクソカズラの事例のように幼虫時代の喰いかすが梱包材のような状態になっていて簡単に抜き出せる場合と、喰いかすや植物の汁液が固着して取りだすのに一苦労するものがあります。後者の場合固着した植物組織に覆われて観察が難しいですが、カプセル状の囲蛹が見られたらハエです。囲蛹は羽化後でも残っているので、幼虫の段階で死んでいなければ観察できます。
 No.163にも記したように、フジの虫えい形成者については是非観察したいと思っています。おそらく現在は虫えい内に幼虫か蛹(囲蛹)の状態で収まっていると思うので、もしたくさんの虫えいが採集可能でしたら、お分けいただけないでしょうか。


2014/02/28(Fri) 10:55 No.208
Re: ヤナギエダフクレフシ:ヤマフジメモトフクレフシ 投稿者:M

Iwasaki 様
フジの芽の中の囲蛹について教えていただき、ありがとうございました。現地についてはおりますが、かなり枝打ちされております。地面に積んである枝先のものを持って帰り、中を開けてみました。囲蛹がおりました。開ける時に傷つけてしまったのか、少しひしゃげてしまいました。やっぱり、こういう作業は苦手です。
私は、写真を撮れば満足なので、今回のような枝先でよろしければ、お送りできます。主に伐採したものから採りますので、早い方が良いかもしれません。下記アドレスに、ご住所など連絡先をお知らせください。



寄主植物:ヤマフジ?
撮影年月日:2014年2月28日/福岡県小郡市


2014/02/28(Fri) 10:57 No.209
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:M

Mです。アドレス忘れましたので、入れております。

2014/02/28(Fri) 16:11 No.212 ホームページ
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:南 常雄

Iwasakiさん、詳細なコメントありがとうございます。

Mさん、追加情報ありがとうございます。早速、Iwasakiさんにメールアドレスを連絡いたしました。


2014/02/28(Fri) 18:50 No.214
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:Iwasaki

Mさん、追加の観察結果をありがとうございます。
内部に間違いなくハエの囲蛹が認められますね。表面の模様も含め、ハモグリバエ科で間違いないように思います。つまり、今回の虫えいは間違いなくフジメモトフクレフシでよいでしょう。南さんから連絡先を教えていただきましたので、後ほどご連絡させていただきます。20年以上にわたって見てみたかった種類を見ることができそうでわくわくします。よろしくお願いいたします。
 


2014/02/28(Fri) 20:29 No.216
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:M

南様 アドレスをご連絡いただき、ありがとうございました。

Iwasaki様 囲蛹をハモグリバエ科、ゴールをフジメモトフクレフシとご教示いただき、ありがとうございました。お送りするものが、寄生されていなければいいのですが。


2014/03/06(Thu) 08:09 No.237
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:Iwasaki

Mさんからヤマフジのゴール(フジメモトフクレフシ)を送っていただきました。Mさん、たくさんのゴールをありがとうございます。
早速ゴール(写真左)を表面から少しずつカッターで削ってゆきました。内部の空洞に達してからはさらに慎重に作業を進めると、写真中のように囲蛹(ハエの幼虫の体が硬化したもの。この中で蛹になる)が見えてきます。写真では、幼虫が蛹化に先立ってゴール内の一カ所に外壁直下までの脱出孔を作り、いったん
後退してから脱出孔に頭を向けた状態で囲蛹となっているのがわかるかと思います(写真で上が頭部です)。サンプル中には一昨年形成されたゴールも見られました(写真右)。直径1mm弱の円形の脱出孔が残っています。
摘出した囲蛹は20個を超えました。囲蛹殻ごしに寄生蜂ではなくハエの虫体(蛹)の形成がうかがわれるものも混じっているので、成虫羽化の公算は大です。20年来見てみたかった成虫を見られるかと思うとわくわくします。羽化成虫が得られたらまたご報告します。


寄主植物:ヤマフジWisteria brachybotrys
撮影年月日:2014年3月3日/福岡県小郡市


2014/03/06(Thu) 14:18 No.238
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:M

Iwasaki様

大変おもしろい幼虫の生態を教えていただきありがとうございました。成虫を楽しみにしています。



2014/03/06(Thu) 16:19 No.239 ホームページ
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:南 常雄

Iwasakiさん、詳細なゴールの解剖記録をありがとうござします。
北海道に移植したときに、ゴールも入って来そうな気がしますが、未発見のようですね。


2014/03/14(Fri) 12:01 No.242
フジメモトフクレフシ:羽化しました 投稿者:Iwasaki

Mさんにお送りいただいたフジゴール中の囲蛹から、無事羽化が始まりました。
ハモグリバエ科のHexomyza websteriです。近縁他種と同様に真っ黒の体長2.5mmくらいの、ハモグリバエとしては比較的大柄なハエです。探し求めたハエにやっと出会えました。現在、ハエ3頭、寄生蜂(コマユバチでした)2頭が羽化しています。画像は左がハエ、右が寄生蜂です。
北海道に移植したフジでの侵入有無については、今後の観察に結論を待ちたいと思います。ゴールを見たことのある目で探すと、案外すんなりと見つけられるようになることもありますので。


寄主植物:
撮影年月日:2014年3月7日/採集地:福岡県


2014/03/14(Fri) 16:24 No.243
Re: ヤナギエダフクレフシ ヤマフジの芽のゴール 投稿者:M

Iwasaki様
ハモグリバエ科のHexomyza websteri羽化おめでとうございます。画像をアップしていただき、ありがとうございました。うちのものは、明日あたりかもしれません。
蛹の様子です。正常らしいものが上。一番下が一次寄生のコマユバチ?(Iwasakiさんのものと同じでしょうか?)、真ん中(別の囲蛹)がその寄生蜂に二次寄生しているのではないかと思われる黒い幼虫がいるものです。 


寄主植物:ヤマフジ
撮影年月日:年月日/


2014/03/17(Mon) 08:03 No.249
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:Iwasaki

M様
 画像を拝見しました。上段写真で透けて見えている虫体は間違いなくハエ(未寄生)です。この時に見えている複眼サイズをイメージできれば、透過性のある囲蛹ごしの寄生有無確認は容易です。羽化直前時にはもう少し身体全体が黒色に見えてくるはずです。羽化には、撮影時からまだ数日かかるように予想します。
下段の2枚は、ちょっと判然としません。透けて見える複眼が明らかに小さい場合、もしくは腹面から見て細長い触角が見える(ハエも脚は細長く見えます)場合はコマユバチの可能性が高いです。健全なハエの場合、囲蛹内に虫体以外の異物が見えることはないように思うので、”黒い幼虫”様のものが見えるとしたら、何らかの障害があるのかもしれません。一方で、囲蛹内の虫体(ハエであれハチであれ)はある程度形成されているように見えるので、その状態で二次寄生種が摂食しているだろうか、という疑問もあります。
 こちらのハエは、保存条件の温度の影響でしょうか、この週末に4頭(ハチは2頭)羽化しており、ハエの羽化は合計で8頭になりました。別の場所の1蛹も羽化しておりますので、総勢9頭となります。非常によいサンプルが得られています。


2014/03/17(Mon) 23:06 No.253
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:M

Iwasaki様
蛹の画像を見ていただき、また、色々と教えていただき、ありがとうございました。
>羽化には、撮影時からまだ数日かかるように予想します。
はい。その通りでした。本日夕方羽化しました。残念ながら、額嚢は引っ込んだ後でしたが、少しまだ隙間が見えました。それから、コマユバチも無事に羽化しました。
おかげさまで、面白い観察ができました。ありがとうございました。


2014/03/18(Tue) 11:51 No.255 ホームページ
Re: ヤナギエダフクレフシ 投稿者:南 常雄

Mさん、Iwasakiさん、ありがとうございました。

2014/01/09(Thu) 12:12 No.156 ホームページ
ヨモギの線虫えいについて 投稿者:徳田 誠

arisuabu 様、皆様

だいぶ以前の話(11月下旬;Nos. 110-117あたり)をそのままにしておりまして恐縮です。
表記の件、線虫関係者から情報を得る事ができました。

ヨモギツブセンチュウにつきまして、筑波山での記録が論文に掲載されていました。

大胡聖嗣ら(2007)筑波山のヨモギから見出されたヨモギツブセンチュウについて.明治大学農学部研究報告 56(4): 237-243.

また、まだ論文にはなっていないようですが、2013年度の線虫学会大会で、同著者らが日本、ロシア、中国産のヨモギツブセンチュウ個体群間のDNA を比較した結果を発表されているようです。

九州は正式には未記録のようですが、私の昔の解剖データも未だ行方不明です(...苦笑;また折をみて、再度ゴールを探してみます)。

以上、遅くなりまして恐縮ですがお知らせいたします。

より詳しい情報や論文のPDFが必要でしたら、徳田宛にお問い合わせ頂けますと幸いです。

 

2014/01/11(Sat) 20:58 No.157 ホームページ
Re: ヨモギの線虫えいについて 投稿者:arisuabu

徳田 様

ご教示ありがとうございました。
当該の論文は、検索したらPDFを得ることが出来ました。
掲載されている虫えいの写真を見る限り、こちらで見られたものとよく似ているようですね。
去年は再発見出来なかったので、今年また探してみたいと思います。


2014/01/07(Tue) 23:17 No.153 ホームページ
ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

2013.12.27に採集して、22〜24度の室温で飼育していたヤナギハナメネコケフシ17個から、雄成虫が4匹羽化しました。
写真(タマバエの1種 雄体長1.7mm 75%エタノール標本)

本ゴールを採集したときに、1枝に3〜5個の花芽が芽吹いている枝を5本採集し、芽吹いた花芽をすべて解剖したところ、内部にタマバエの幼虫がみられたものは1〜2個でした。他はゴール形成にともない何らかの刺激を受けて、芽吹いたのではないかと考えられます。


寄主植物:エゾヤナギ
撮影年月日:2014年1月7日/北海道旭川市
 

2014/01/08(Wed) 16:09 No.154 ホームページ
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

1/07 雄成虫4匹羽化
1/08 雌成虫1匹羽化
写真(タマバエの1種 雌体長2.3mm 75%エタノール標本)
1/09 雄成虫4匹羽化
1/10 雌成虫2匹、雄成虫1匹羽化
1/11 雌成虫1匹、雄成虫2匹羽化
1/12 雌成虫4匹、雄成虫1匹羽化
   コマユバチの1種1匹羽化(雌 体長2.9mm)
1/13 羽化なし
1/14 雌成虫1匹羽化
   コマユバチの1種1匹羽化(雄 体長2.9mm)
(オナガバチかと思ったのですが、湯川先生にご教授をいただきました。)
1/15 以後羽化なし

羽化した成虫は、すべて75%エタノールで保存。


寄主植物:エゾヤナギ
撮影年月日:2014年1月9日/北海道旭川市


2014/01/14(Tue) 22:52 No.158
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様
ヤナギハナメネコケフシから♂成虫が羽化したとのご報告、誠に有り難うございました。私の方は、♀ばかり羽化しましましたので、♂の標本を、ぜひ、見たいと思っていたところです。ゴールによって、雌雄羽化するものと、♀ばかりしか羽化しないものがあるという既述は、ずっと以前に、イギリスの H. F. Barnes さんの論文で読んだ記憶があります。その時は、あまり気に留めなかったのですが、今にって見ると、再度、論文を捜して読みたくなっています。
話は別ですが、やっと、日本産のウロコタマバエのリストが完成しましたので、今週中に、ESAKIA に投稿の予定です。これまでの記録とかなり異なる部分がありますので、論文 PDF が出来ましたら、ご希望の方々にお送り致します。


2014/01/15(Wed) 21:26 No.160 ホームページ
Re: ヤナギハナメネコケフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生
ご教示ありがとうございます。
ヤナギハナメネコケフシ(エゾヤナギ)から得られた成虫は、週明けに郵送いたします。
エゾノバッコヤナギメネコケフシは、まだ採集できていません。
12/27に採集したヤナギハナメネコケフシ(エゾヤナギ)の幼虫は、12月に入ってから真冬日もあり、越冬休眠に入っているのではないかと思いましたが、室温下で2週間ほどで羽化しました。同日に採集して解剖した6個のゴールには30匹の幼虫入っていたので、もう少し羽化が続くのではないかと思います。

日本産のウロコタマバエの論文 PDF を希望します。


2014/01/07(Tue) 06:07 No.152
カシハサカズキタマフシについてA 投稿者:mikuriya

羽化したハチの画像です。よろしくお願いいたします。

寄主植物:アラカシ
撮影年月日:2014年1月7日/静岡県裾野市
 

2014/01/15(Wed) 19:58 No.159
Re: カシハサカズキタマフシについてA 投稿者:松尾和典

初めて投稿させていただきます。

蜂の写真を拝見いたしました。ヒメコバチ科の雄かもしれないと思いました。


2014/01/17(Fri) 22:14 No.161
Re: カシハサカズキタマフシについてA 投稿者:mikuriya

松尾和典様

コメントありがとうございました。
参考になりました。さらに観察を続けたいと思います。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。


2014/01/07(Tue) 06:06 No.151
カシハサカズキタマフシについて 投稿者:mikuriya

アラカシの葉上でアラカシハサカズキタマフシを見つけました。採集したところ、すぐにハチが羽化しました。このハチは同居蜂だと思われますが、属や種はわかりますでしょうか。

寄主植物:アラカシ
撮影年月日:2014年1月6日/静岡県裾野市
 

2014/01/01(Wed) 00:10 No.147 ホームページ
新年 投稿者:南 常雄

今年も、よろしくお願いいたします。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/
 

2014/01/01(Wed) 14:26 No.148
Re: 新年 投稿者:湯川淳一

明けましておめでとうございます。福岡は晴天の穏やかな新年を迎えました。
昨年は、ゴールについて沢山の情報を頂き、誠に有り難うございました。今年も新しい発見を楽しみにしています。
仕事始めとして、日本産のウロコタマバエ属 Lasioptera の既同定種15種と未同定種11種の寄主植物と分布記録をまとめています。世界同時多発性のトマトタマバエを同定するための前段階のデータです。1月中旬に、ESAKIA と言う雑誌に投稿予定です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


2014/01/01(Wed) 17:07 No.150 ホームページ
Re: 新年 投稿者:南 常雄

湯川先生 昨年中は、大変お世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
旭川の元旦は、暖かい陽射しのおだやかな始まりでしたが、午後からは大雪の模様です。


2013/12/29(Sun) 09:44 No.146
ウツギの虫えいについて 投稿者:mikuriya

湯川淳一様 南常雄様 
コメントをありがとうございました。
情報量の不十分な投稿ですみませんでした。ウツギはマルバウツギの可能性が高いと思っています。
ただ、マルバウツギハフクレフシと比較すると葉のちぢれが少ないように思います。
胸骨の写真を撮ろうと思いましたが、幼虫がなぜか見つかりません。また見つかったら挑戦しようと思います。


寄主植物:マルバウツギ
撮影年月日:2013年12月27日/静岡県裾野市
 

2014/01/01(Wed) 14:48 No.149
Re: ウツギの虫えいについて 投稿者:湯川淳一

Mikuriya 様
マルバウツギの可能性が高いとのこと、幼虫を拝見するのが楽しみです。鹿児島のマルバウツギでは、3月から晩夏にかけて、次々と開葉する新葉を利用して、複数世代を過ごします。葉位別にゴールの有無を調べますと世代数の見当がつきます。晩夏に成虫が羽化しますが、♀は、新葉がないため、マルバウツギには産卵できず、恐らく、別の寄主に産卵して越冬しているものと思われます。かなり入念に、近くの植物を探したのですが、未発見です。葉ではなくて芽や実を利用しているかもしれません。マルバウツギの葉は冬も落葉せず、樹上に残りますが、通常、晩夏以降の葉上のゴールは羽化済みで空です。Mikuriya さんが観察された葉上のゴール内には、寄生蜂の幼虫が残っていたのかもしれません。3月には、新葉上に新しいゴールが見つかるかもしれませんので、ぜひ、捜してみて下さい。それにしても、どこで越冬しているのか、不思議な話です。ちなみに、このタマバエは新種の可能性が大ですが、越冬生態が判明したら記載しようと思っています。特異な属かも知れません。


2014/01/08(Wed) 23:12 No.155
Re: ウツギの虫えいについて 投稿者:mikuriya

湯川淳一様

コメントをありがとうございました。
マルバウツギは何か所かに生えているのですが、沢の脇の木にのみ虫えいが発見されました。
引き続き観察していきたいと思います。
今年もご指導よろしくお願いいたします。




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