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2014/08/04(Mon) 20:56 No.673
ゴマナ?のメウロコフシ 投稿者:Nabita

4週間ぶりに、ナワシロイチゴメナガツボフシやミツバハマキフクレフシなどが見られた三沢市へ行ってみました。ナワシロイチゴにメナガツボフシは沢山ありましたが、枝の片側が膨れたゴールは発見できませんでした。クキコブフシはちらほら見られるようになっていました。
さて、前回の調査でハクボミフシがあったので、ゴマナかと思っていた植物にメウロコフシが結構見られました。茎の上部から頂芽を含めた数節の芽が硬い手触りのゴールになっているものです。「虫えい図鑑」のタマバシロヨメナメウロコフシと同じ形成者によるものではないかと考えられます。どちらの植物にしろシオン属ですので、共通のゴールがあっても不思議ではありませんが、後日花も確認してみたいところです。なお、写真右下に葉にハクボミフシも写っています。


寄主植物:ゴマナ?
撮影年月日:2014年8月2日/青森県三沢市
 

2014/08/04(Mon) 21:02 No.674
Re: ゴマナ?のメウロコフシ 投稿者:Nabita

頂芽のゴールの内部です。成熟したゴールの幼虫室は木質化して硬く、この頂芽には数個のタマバエの繭が入っていました。側芽のゴールは見た範囲では単独で、繭になっているもの、タマバエ幼虫に寄生バチ幼虫が取りついているもの、寄生バチの蛹があったものなど、さまざまでした。若いゴールは内部も柔らかく、ゴール先端から鱗片化した葉を引き抜いていくと、簡単に幼虫室に到達できました。
データ等は同じです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/08/04(Mon) 23:10 No.683 ホームページ
Re: ゴマナ?のメウロコフシ 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
どれも初めてのゴールばかりです。ボタンズルはこちらには無いようですが、ハクボミフシやメウロコフシはエゾゴマナにも形成されるかも知れませんね。


2014/08/09(Sat) 19:58 No.701
Re: ゴマナ?のメウロコフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita様:ゴマナのメウロコフシは初めてのものです。これまで、キク科では、ヤマシロギク(福岡、鹿児島)や、タマバシロヨメナ(新潟)、シロヨメナ(岩手、福岡)、ノコンギク(岩手、東京、長野)からメウロコフシが見つかっています。すべて、Aster 属ですので、DNA 解析をすれば、同種であることが判明する可能性があります。花が咲いて、ゴマナと確認されましたら、ぜひ、お知らせ頂けますれば有り難いと存じます。

2014/08/09(Sat) 21:36 No.703
Re: ゴマナ?のメウロコフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、メウロコフシは各地でいろいろなAster属で確認されていることをお知らせいただき、誠にありがとうございます。本日9日は、津軽半島北部に行ってきまして、旧三厩村(現外ヶ浜町)で、やはりゴマナと思われるもの1株だけでメウロコフシを見つけましたが、これが何と腋芽ではなく葉身裏面にありました。また、その後移動した今別町では別の植物にメウロコフシがあり、こちらはゴールを形成する鱗片の形などがゴマナ?のものとは少し異なっていました。両者については後日改めて、特に後者については自分なりに植物の同定をした上で(現地で開花している同種と思われるものを採ってきています)、掲示板に写真を投稿させていただきたいと考えています。

2014/08/11(Mon) 20:29 No.722
Re: ゴマナ?のメウロコフシ 投稿者:Nabita

ゴマナらしき植物の葉裏に出来たメウロコフシの写真を貼りますが、こういうのはカワリメフシとした方がよいのかもしれませんね。中の幼虫はまだ小さかったですが、体色は橙黄色でした。
別種らしき植物のメウロコフシは、植物の特定ができないので、ゴールの紹介は後日できればと思います。


寄主植物:ゴマナ?
撮影年月日:2014年8月9日/青森県外ヶ浜町(旧三厩村)


2014/08/02(Sat) 20:54 No.659
トチバニンジンのゴール 投稿者:Nabita

ヤナギワカバマキフシの場所に再訪したところ、林内の遊歩道脇にトチバニンジンにゴールがありました。
トチバニンジン自体は10株以上見ましたが、ゴールを見つけられたのは1株だけでした。


寄主植物:トチバニンジン
撮影年月日:2014年7月30日/青森県西目屋村
 

2014/08/02(Sat) 21:00 No.660
Re: トチバニンジンのゴール 投稿者:Nabita

内部にはタマバエの幼虫が1〜2頭ずついました。
虫えい図鑑のリストにはトチバニンジンミヒラタフクレフシというのが載っていますが、それに当たるものなのでしょうか。
1枚目の全形写真が良い写真でなく申し訳ありませんが、花序を球に例えると、下半球は開花後、上半球は蕾で、赤道上にゴールがあります。また、ゴール内には葯も残っていますし、これは厳密には蕾か花がゴールとなったもののように思われました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/08/02(Sat) 22:04 No.661 ホームページ
Re: トチバニンジンのゴール 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
道内のトチバニンジンの分布は道央以南で、以前に栗山町で数十本調べてみましたが、ゴールを発見できませんでした。
蕾に形成されるゴールには肥大してえい果になるものと、蕾を利用して寄主の形が残っているものに2分できそうです。蕾に形成されてもえい果になるものはミフクレフシ、蕾の形を残しているものはツボミフクレフシと理解していますが、例外もありそうです。


2014/08/10(Sun) 14:04 No.708
Re: トチバニンジンのゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様:トチバニンジンのゴールは、ご賢察通り、薄葉重さんが発見されたトチバニンジンミヒラタフクレフシかも知れません。薄葉さんの図を添付致しますので、比較して頂けますれば有り難いです。出典は、薄葉 重 (1981) 虫えい雑記V. インセクト 32 (2): 60-67. です。ゴールの記載文は以下のようになっています:トチバニンジンの果実が肥大、扁平(径 7-8mm) したもの。上部には柱頭・おしべ・がくなどの痕跡が残存している。虫えいの壁は白色の海綿状で柔らかい。内部は3室だが、時には連続して1室になっているものもある。幼虫は白色 (1.5mm) で、虫えい全体で 5-6 頭認められることが多い。幼虫は小孔をあけて脱出し、よく跳躍する。ゴール採集記録:群馬県青木沢 1981年7月30日。

寄主植物:トチバニンジン
撮影年月日:1981年7月30日/群馬県青木沢


2014/08/10(Sun) 21:36 No.711
Re: トチバニンジンのゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、薄葉先生が記録されたミヒラタフクレフシの詳細をお知らせいただき、誠にありがとうございます。付図によって「ヒラタ」の状態がわかりました。トチバニンジンの正常果はやや側扁しているので、そのことを指しているのかと思っていましたが、上下に扁平ということでは、私が採集したものとは異なるように思われます。また、幼虫も3mm位はあったように記憶しますし、ゴール内の寄生数は書きましたように1〜2頭でした。違うゴールなのかもしれません。

2014/08/11(Mon) 22:03 No.732
Re: トチバニンジンのゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、幼虫のサイズは試薬エタノールに浸けたものを瓶底から測りましたら、一番大きなもので2.2mm程でした。アルコール濃度から考え、縮むことはあっても伸びたりはしていないと考えられますので、薄葉先生が記録されたものとは、やはり異なる点があるように思われます。

2014/08/12(Tue) 11:57 No.742
Re: トチバニンジンのゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様:ご投稿のトチバニンジンのゴールが、薄葉さんの記録されたものと異なる可能性があるとのこと、ゴール和名を新しく付けておく必要がありますね。何か良い名前をご提案下さい。将来、幼虫の比較が出来ると良いですね。どなたか、薄葉さんのトチバニンジンミヒラタフクレフシを発見された方は、ぜひ、お知らせ頂けますと有り難いです。

2014/08/02(Sat) 00:12 No.655 ホームページ
オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

タマバエによってオニシモツケの蕾に形成される球形ないし扁球形のゴールで、直径2.5〜3.0mm、幼虫室は開花を阻害された花弁でできています。内部に黄色幼虫が1匹入っています。3齢幼虫は2.4〜2.6mmで、前胸部に褐色の細いY字状の胸骨があります。開花の時期には蕾と区別が付かず、花が散った後に蕾が残っていることで、ゴールを見つけることができます。ゴールは成熟期をむかえ、中には2〜3齢幼虫が入っていて、採集したゴールからは毎日幼虫が脱出してきます。

寄主植物:オニシモツケ
撮影年月日:2014年7月29日/北海道当麻町
 

2014/08/03(Sun) 21:46 No.667
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:Nabita

南さん、昨日・今日と十和田市と青森市で、それぞれ10株程度ずつしか見ることができませんでしたが、オニシモツケのツボミフクレフシを探してみましたが、それらしいものは全く見つけられませんでした。
葉の裏面にできるハホソツボフシは新しそうなものが見られましたが、極端に遅れたものなのか、2回目のものなのかはわかりません。


2014/08/03(Sun) 22:26 No.668 ホームページ
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、探していただいてありがとうございます。
初観測が7/29なので、まだ詳細は分からないのですが、最初に見つけた場所だけで採集しすぎると後の観察に影響があると思って、旭川近郊のオニシモツケを数箇所当たってみたのですが、このゴールは1ヶ所でしか見つけることができませんでした。
そのときに、タマバチによって葉裏に形成されるオニシモツケハウラタマフシ(仮称)も発見しました。


2014/08/10(Sun) 14:47 No.710
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:オニシモツケツボミフクレフシは新発見のタマバエゴールです。南さんの新ゴール発見数の多さには脱帽です。ゴール番号を C-3056 と致しました。タマバエによってバラ科に形成されるツボミフクレフシは、これまで、記録がありませんでした。どのようなタマバエがゴールを形成するのか、標本を拝見するのが楽しみです。これまで、シモツケ類には、オニシモツケハホソツボフシ C-3058(山梨、長野)、オニシモツケハウラケタマフシ C-3059(青森)、エゾシモツケシントメフシ C-3057(北海道)が記録されています。
Nabita様:十和田市と青森市で、オニシモツケハホソツボフシを見つけられた由、青森県からの初記録でしょうね? 私のリストには、記載がありませんでしたのでお伺い致します。抜けていたかも知れません。よろしくご教示下さい。


2014/08/10(Sun) 21:51 No.712
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、青森から記録されているオニシモツケハウラケタマフシというものの発信源はもしかして私でしょうか。そうだとしたら、ちゃんと確認しないでいいかげんな名前でお知らせいたものだと思われ、誠に申し訳ありません。ハホソツボフシにご訂正ください。ハホソツボフシは青森では普通種のようで、青森市・十和田市・田子町・中泊町(旧小泊村)・外ヶ浜町(旧三厩村)・今別町で今年これまでに確認・撮影しております。オニシモツケがある程度あって、裏面を見れば何処にでもあるのではないかという感じです。なお、前述の中泊町〜今別町は9日にも行っておりますが、各地点30〜50株位は見ましたが、ツボミフクレフシはいずれででも発見できませんでした(果穂はほとんど枯れて生色がない状態でもありましたが)。

2014/08/10(Sun) 22:29 No.713 ホームページ
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ならびにゴール番号をたまわりありがとうございます。さっそく、タマバエ分布表に加筆いたしました。
Nabita さん、コメントありがとうございます。オニシモツケツボミフクレフシから脱出した3齢幼虫を110匹採取して飼育容器に移すことができました。山砂の入っている容器に移した幼虫は、土に直ぐ潜りますが、土繭については現在実験中です。


2014/08/11(Mon) 13:10 No.719
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita様:オニシモツケハウラケタマフシは、故福田進先生からお送り頂いたゴールに基づいて、私がゴール和名を付けたものです。ご安心下さい。多分、梵天山だったと思います。ハホソツボフシは、青森県からの初記録ですね。各地に普通にいるのですね。
南様:オニシモツケツボミフクレフシから脱出した3齢幼虫を多数飼育なさっておられる由、成虫の羽化を楽しみにしています。


2014/08/12(Tue) 20:54 No.745
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、ご迷惑をおかけしていないことがわかり休心しました。福田進さんは晩年、ご自宅とは別に私設の昆虫博物館のようなものを設けられ(といっても一般公開はしていないのですが)、何度かお邪魔したことがあります。私同様にあらゆる昆虫に興味がある方で、それなりに親しくさせていただきましたが、当時はまだ私もゴールにはほとんど興味がなく、あまりお話を伺えなかったことが残念でなりません。「虫えい図鑑」は福田さんのご紹介で、著者割引で購入させていただくことができました。

2014/08/01(Fri) 12:27 No.645
オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:黒岩

メインフィールドとは別の場所に、1つだけありました。
ハマキガの巣かと思いましたが糸は使われておらず、中を開くと透明感の強いハバチの幼虫がいました。
これも虫えいなのか迷っていましたが、調べてみると海外でヤナギの葉の両側を巻くハバチゴールがあったので、虫えいだと確信するに至りました。
終齢は頭がオレンジ色で24日にゴールを出ましたが、何も考えずにプリン大のカップに入れてしまったため繭を見つけるのが困難で(土塊と似る)、今も見つけていません。羽化もしていません。

後にメインフィールドで同様のゴールを見つけて、中を見ましたがハバチは見つかりません。食痕のあるオノエヤナギハベリオレフシも、いくら見てもハバチは全く見つからず空かアブラムシがいるかです(キヌヤナギではないはずですが…)。
でも、「北海道の虫えい」ではオノエヤナギハベリオレフシのハバチが脱出するのは秋となっており、黒くなっていないハベリオレフシを探せば見つかるのではないかと思っています。


寄主植物:オノエヤナギ
撮影年月日:2014年6月17日/北海道札幌市
 

2014/08/01(Fri) 20:15 No.648
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:Nabita

黒岩さん、早速ヤナギのハバチえいについてのご投稿ありがとうございました。親記事を書いてくれる人が増えると掲示板の活性化になりますし、何よりほとんど知識がないハバチえいについての情報は大変勉強になります。葉を閉じるのに糸が使われていないということも、初めて知りました。

2014/08/01(Fri) 20:54 No.649
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:akaitori

>葉を閉じるのに糸が使われていないということも、初めて知りました。
ハマキガの幼虫は自分で葉を巻きますが、虫えいなので葉が自然と巻き、糸は使われないのだと思います。

7月17日に奥日光で見たイヌコリヤナギハマキフシと思われる虫えいです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/08/01(Fri) 20:56 No.650
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:akaitori

中にいたハバチ幼虫。

参考サイト
http://www.galls.coo.net/08-yanagi/934-inu/index.html


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/08/01(Fri) 23:49 No.654 ホームページ
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:南 常雄

ご投稿ならびにコメントをありがとうございます。
「図鑑などに虫えいとは」と有りますが、糸を使ったら違反なんですね。ヤナギのゴールもほぼ完成の時期をむかえていますが、ヤナギの生育地が年々少なくなって、ゴール観察も窮屈になっています。

ヤナギハベリオレフシは数種のヤナギに形成され、葉が完全に開く前にえい化するのでゴールが形成されている葉側へ三日月状に湾曲するものが多く見られます。また葉縁は葉裏の表面に密着し、今頃のゴールではほとんど隙間がありません。


2014/08/03(Sun) 11:15 No.662
シダレヤナギにハベリオレフシ? 投稿者:黒岩

イヌコリヤナギハマキフシの幼虫は、もう丸々していますね。オノエヤナギのハマキフシではこれほど太らなかったです。
シダレヤナギと思う木のハベリオレフシのハバチは、頭がオレンジ色でしたが黒っぽくなっていました。たぶん4齢です。2齢の小さい幼虫もいて、孵化(または産卵)のタイミングはばらけるようです。
ヤナギハベリオレフシは途中で分断していたり巻きが全体的・部分的に足りなかったりします。まれに葉の両側にハベリオレフシがあります(画像では両方とも空でした)。


寄主植物:シダレヤナギ?
撮影年月日:2014年8月2日/北海道札幌市


2014/08/03(Sun) 11:25 No.663
シダレヤナギにハベリオレフシ? 投稿者:黒岩

同じ株にあったゴールです。シダレヤナギハオオコブフシだと思います。

寄主植物:シダレヤナギ?
撮影年月日:2014年8月2日/北海道札幌市


2014/08/03(Sun) 11:35 No.664
シダレヤナギにハベリオレフシ? 投稿者:黒岩

この2種があった株はこういう雰囲気です(8月2日撮影)。幼木ですが枝が垂れてきています。
…残念ながら、7月28日に行ったらこの木の外側の枝が切られていて、多くのハベリオレフシやハコブフシが犠牲になりました。ここに他にシダレヤナギのようなヤナギはありません。川の近くにある柵の外は安全そうですが…


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/08/03(Sun) 21:41 No.666
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:Nabita

黒岩さん、ハバチ関係の投稿ありがとうございます。ヤナギ自体の同定がままならないこともあり、ヤナギのゴールは全般にあまり関わらないようにしていたのですが(笑)、こうして情報をいただければ、探してみる気が湧きますね。シダレヤナギのオオコブフシというのは、名に恥じぬ大きさで、思わずにんまりしてしまいました。基本的に公園や街路樹で植えられているものしかなさそうですが、いずれ探してみようと思います。

2014/08/03(Sun) 22:55 No.669 ホームページ
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:南 常雄

黒岩さん、このシダレヤナギは枝が垂れ下がるものですか。私は枝が垂れ下がるシダレヤナギしか観察をしたことがありませんが、シダレヤナギハオオコブフシとしては、形や色に違和感があります。どちらかと言うとシロヤナギハアカコブフシに似ているように思います。
私もNabitaさん同様、神社や公園などに植栽したものしか観察したことがありませんが、今までシダレヤナギハオオコブフシが形成されていたシダレヤナギは2本だけでした。

幼虫が脱出した後のゴールの変化も必要だと思いますが、ゴールの形や色などは幼虫が中に入っている状態のもので記録しないと、ゴールの特徴はつかめないのではないかと思います。ハオレフシやハマキフシの多くは、幼虫が脱出するとゴールを維持するための刺激が無くなり、生長をはじめて、ときには葉を開くものもあります。「北海道の虫えい」にはハバチが形成したヤナギのゴールを多数掲載していますので、ご参考ください。


2014/08/04(Mon) 19:05 No.671
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:akaitori

シダレヤナギのコブフシ、東京ではよく見かけます。



寄主植物:
撮影年月日:2014年5月31日/東京都


2014/08/04(Mon) 19:07 No.672
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:akaitori

中にいたハバチ幼虫

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/08/04(Mon) 22:40 No.681 ホームページ
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:南 常雄

akaitoriさん、シダレヤナギハオオコブフシの写真をありがとうございます。
ゴールが形成される2本の木を把握していますが、こちらではシダレヤナギが少ないので、見つけるまでに何年もかかりました。


2014/08/05(Tue) 11:37 No.686
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:黒岩

南さん
シダレヤナギらしい木の全体像はこちらです。別の株ですが特徴は同じで、こちらはハコブフシが多くハベリオレフシがほとんどないです。全体的に枝が垂れていると思います。右奥に大きなシダレヤナギもあります。典型的なシロヤナギとは違う気がしますが、樹齢や雌雄によるものかもとは思っています。
ここにはかなり大きなハコブフシもあるので、また写真を撮ってきます。No.662の方でもいろいろな大きさのハコブフシがあったと思います。
ちなみに、うまくゴールにならなかったものもいくつかありますが(薄く葉縁を少し出る程度の張り出し)、それはいずれも赤いです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/08/05(Tue) 17:02 No.687 ホームページ
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:南 常雄

黒岩さん、写真をありがとうございます。この木がシロヤナギかシダレヤナギかなどは、写真だけでは判別できませんが、少なくても枝垂れるシダレヤナギは若い木でももっと枝が枝垂れると思います。交雑種の可能性はありませんか。奥にあるシダレヤナギにシダレヤナギハオオコブフシは付いていませんか。時々、私は失敗をするのですが、寄主の同定は大切だと思います。
赤色のゴールを開いて、中に幼虫が入ってないか確認されましたか。私も非常に興味のあるところです。


2014/08/07(Thu) 16:25 No.688
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:黒岩

交雑種があって、そしてシダレヤナギにしては垂れていないのですか。
そういえば奥の木を見ていませんでした。あと、ここから少し離れた場所で、大きな木でシダレヤナギのように枝が垂れるヤナギがあるのですが、ここにもハベリオレフシとハコブフシがありました。7月28日に、ここのハベリオレフシにはハバチがいることが多くガは見つかりませんでした。
No.686で述べた薄く赤いゴールは、中に狭い隙間があり幼虫はいませんでした。小さいコブ(明らかに1cmに満たない)も無事幼虫が育つのか疑問です。下だけふくらんでいるハコブフシを一度開きましたが、中には死んでいる幼虫が入っていました。ただ切る過程で押してしまったかもしれません。
もっといろいろ開いてみた方がいいですね。

原色虫えい図鑑をもう一度見ると、オノエヤナギハマキフシが載っていました。しかし、葉の根本から巻いていて先は巻いていません。私が見るのは、どれも根本は巻いていなくて先から巻いていたと思いますが、ほぼ全体が巻いているものもあったかもしれません。


2014/08/07(Thu) 22:22 No.691 ホームページ
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:南 常雄

昨日、シダレヤナギハオオコブフシが付いているシダレヤナギの近くまで行ったので、観察してきました。庭に植栽された古木で幹はだいぶ傷み、全体に弱っているように見えましたが、ゴールはたくさん付いてました。中の幼虫は約4.2mmでまだ小さかったです。ゴールは球形のものが多く、直径8〜10mmでした。
帰りの国道縁に、枝の垂れ下がったヤナギが有ったので、写真を撮ってきました。近くへよってみると、純粋なシダレヤナギとするには、少し違うように思います。旭川市内に植栽されているシダレヤナギは、これくらいの樹勢があれば、枝はもっと長くのびるし垂直に垂れ下がります。
私のハバチのゴールは、通り一遍の観察で終わっているので、ぜひ詳細な観察を頑張ってください。
ハマキフシは、イヌコリヤナギの幼虫脱出後のゴールと、エゾノカワヤナギの葉の片側だけを巻き込むものしか観察をしたことがありません。オノエヤナギハマキフシに注意をして観察してみます。


寄主植物:
撮影年月日:2014年8月6日/北海道当麻町


2014/08/12(Tue) 11:05 No.738
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:黒岩

No.686の右奥に写っている木を見に行きました。
すると、葉の様子はシロヤナギの要素を感じました。枝も手が届くところまで下がっているものがありますが、全体としてはシロヤナギの雰囲気がします(場所が特定できそうな部分は加工しました)。ここにはハコブフシとハベリオレフシが少しありました。
南さんのNo.691の画像は、まさにこれまでに挙げてきたヤナギだと思います。
No.686で述べた大きなヤナギも写真を撮りましたが、こちらもシダレヤナギのような、シロヤナギのような木でした。


寄主植物:シロヤナギ?
撮影年月日:2014年8月9日/北海道札幌市


2014/08/12(Tue) 11:22 No.739
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:黒岩

シダレヤナギハオオコブフシとシロヤナギハアカコブフシの違いがわかりません。「北海道の虫えい」の説明でも明瞭な違いがないようなのですが、ご教示願います。
写真を撮った両側に膨らむタイプのハコブフシはみな緑色ですが、実際には真っ赤なものもあります。
画像は片側のみ大きく膨らんで、勾玉状になったものです。


寄主植物:シダレヤナギ?
撮影年月日:2014年8月9日/北海道札幌市


2014/08/12(Tue) 23:25 No.746 ホームページ
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:南 常雄

黒岩さん、コメントありがとうございます。
旭川市内の公園に植栽されているシダレヤナギの写真を添付します。植栽されるシダレヤナギの苗は挿木繁殖によって作られるのと、枝垂れないものは苗のうちに排除されます。
挿木繁殖のため親木が雄株であれば、その地域に雄のシダレヤナギが多くなり、地域によって雌雄が偏っているために、繁殖力の強いヤナギであっても帰化しにくいのではないかと思います。と言うことで自然繁殖によるものは、そのほとんどが交雑種といえるのではないでしょうか。(特に北海道)
このシダレヤナギにはシダレヤナギハオオコブフシとハベリオレフシが付いていました。


寄主植物:シダレヤナギ
撮影年月日:2014年8月11日/北海道旭川市


2014/08/12(Tue) 23:51 No.747 ホームページ
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:南 常雄

黒岩さんのNo.738の写真と、添付のシダレヤナギを比較すると、@枝の節間が短く節で曲がっている、A葉の基部が細い卵形をしている、B冬芽ができている、C托葉が大きい、他に写真では分かりませんが、交雑種の当年枝は側枝が多い、などがあげられます。

交雑種に形成されるゴールは、両方のゴールが形成される可能性があります。現在、ヤナギに形成されるゴールの形成ハバチは、ほとんどが同定されていないので、別種のヤナギに形成されているゴールの形成者が同種と言う場合もあるのではないかと思います。
ゴールの形は、環境や生育状況によっても変化するようですが、これは多くのゴールを観察してみる以外に方法はないと思います。シダレヤナギハオオコブフシについて言えば「日本原色虫えい図鑑」、「虫こぶハンドブック」に掲載の写真は、特徴を捉えていると思います。


寄主植物:シダレヤナギ
撮影年月日:2014年8月11日/北海道旭川市


2014/08/13(Wed) 00:11 No.748 ホームページ
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:南 常雄

シダレヤナギハオオコブフシとシロヤナギハアカコブフシ
シダレヤナギハオオコブフシは、球形に近いものが多く、陽光面は赤みをおびますが緑色が基本で、シロヤナギハアカコブフシは楕円体で、ゴールが完成すると直ぐに赤ないし赤褐色になりますが、葉裏は緑色が少し残っていることがあります。
シロヤナギハアカコブフシは、3m以下の若い木にたくさん形成されていることが多いです。


2014/08/15(Fri) 14:47 No.761
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:黒岩

ありがとうございます。
シダレヤナギは挿し木で増やされるのですか。
二つのハコブフシの区別はそうした感じなんですか。きれいに赤いと簡単ですが、難しいです。ハバチの種類は解明したいものです。
添付は緑色でツルツルしていて、もしかしたらシダレヤナギハオオコブフシの方かなと思います。これはNo.664、No.686と別の木ですが、楕円形や歪んだ形のものがなく球形に近いものが多かったと思います。


寄主植物:シダレヤナギ?
撮影年月日:2014年8月9日/北海道札幌市


2014/08/15(Fri) 21:37 No.762 ホームページ
Re: オノエヤナギにハバチのハマキフシ 投稿者:南 常雄

このゴールの形は、シダレヤナギハオオコブフシと言ってもいいと思いますが、複数寄主の場合は寄主によって形に変化が見られる場合がありますので、今後の研究に期待されるところが大きいです。

シダレヤナギは樹形が珍しいので、千数百年前に中国を経て導入され、庭園用などに植栽されたのでしょうね。その時点ですでに雌雄に偏りがあったのだと思います。挿木によって育苗したほうが間違いなく親木の性質を受け継ぐわけで、園芸用としては普通に行われているように思います。


2014/07/31(Thu) 23:18 No.643
ノブドウツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

皆様へ:以前、Mさんからノブドウ(キレハノブドウ)の蕾にゴールを形成するタマバエのご投稿がありました。1昨日、Mさんから標本を送って頂き、早速、検鏡致しましたところ、ノブドウの蕾のゴールから得られたタマバエは、ノブドウミタマバエ Asphondylia baca とは異なることが分かりました。おそらく、イヌツゲやモチノキ、ソヨゴなどのタマバエと同じ、Asteralobia 属のタマバエだと思われます。仮に、タマバエの和名を「キレハノブドウツボミタマバエ」、虫えい和名を「キレハノブドウツボミフクレフシ C-3850b」にしておきたいと思います。虫えい図鑑には、ノブドウツボミフクレフシ C-3850a が掲載されていますが、当時は成虫が得られていません。このゴールは、1976年9月3日に、札幌の藻岩山で巣瀬司さんによって採集されたものです。恐らく、そのタマバエもAsteralobia 属のタマバエで、今回のタマバエと同種の可能性大です。DNA解析の必要性があります。Mさん、有り難うございました。
 

2014/08/01(Fri) 03:24 No.644 ホームページ
Re: ノブドウツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご投稿ならびにご教示、ありがとうございます。
ノブドウツボミフクレフシを見つけれれば、形成初期のものから観察できそうなので、早速探してみます。


2014/08/01(Fri) 16:17 No.646
Re: ノブドウツボミフクレフシ 投稿者:M

湯川先生、ご教示ありがとうございました。
南様 探してくださるとのこと、ありがとうございます。持ち帰ったキレハノブドウでは、ツルの先にある花芽が、その後だらだらとゴールになりました。水差しにいれていたせいで1個、また1個という感じだったのかもしれません。野外だともっと一斉になるのかもしれないですね。いずれにしろ、初期ゴールは私にはわかりませんでした。そちらにありましたら、よろしくお願いいたします。


2014/08/01(Fri) 20:09 No.647
Re: ノブドウツボミフクレフシ 投稿者:Nabita

湯川先生・皆さま、ノブドウツボミフクレフシの最初の発見地は北海道とのこと、そうであれば青森にもありそうですね。これまでも、それなりに見てはいたのですが、それらしいものには遭遇していません。ある見こみがあるのであれば、一層注意して探してみます。

2014/08/01(Fri) 22:57 No.653 ホームページ
Re: ノブドウツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

ノブドウツボミフクレフシが見つかりました。まだ1例のみですが鷹栖町で見つけることができました。
1花序に12個のゴールが形成されていました。10個を解剖したところ、2個は幼虫を確認できませんでしたが、2齢の黄色幼虫(0.6〜0.8mm) 7匹、3齢の黄色幼虫(2.2mm) 1匹が格ゴールに1匹ずつ入ってました。3齢幼虫の胸骨は淡褐色で細いY字状。
 ※ 虫えい図鑑では幼虫は橙色となっています。
ゴールの大きさは、萼底部からの高さ約3mm、直径約2mmで、楕円状。色は緑色で正常な蕾が黄色をおびているのと異なり色でも判別できそうです。更にゴールが形成されている小花柄は湾曲していて、観察したものはほぼU字状でした。幼虫室の壁は花弁が肥厚してやや堅くなっていますが、先の尖ったピンセットで1枚ずつ剥がすことができます。その際、幼虫が内壁に付いていることがあるので注意が必要です。大きさからゴールは完成していると思われます。
3齢幼虫1匹は、99%エタノール標本にしましたが、更に観察を継続して標本を得たいと思います。

キレハノブドウらしきものが混生しているので、確認後、コメントで追加します。


寄主植物:ノブドウ
撮影年月日:2014年8月1日/北海道鷹栖町


2014/08/02(Sat) 09:08 No.657
Re: ノブドウツボミフクレフシ 投稿者:M

南様 早速見つけてくださったのですね。素晴らしいですね。虫えい図鑑の写真と同じですね。 
こちらのものは、こんなに曲がららないのですが、キレハノブドウとノブドウの違いでしょうか? 北と南で地域変異のようなものでしょうか、面白いですね。DNAの結果が楽しみです。

Nabita 様 北と南で見つかっているので、広範囲に分布しているのでは、と推測します。そちらでも見つかるといいですね。



2014/08/02(Sat) 12:46 No.658 ホームページ
Re: ノブドウツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

旭川は今日も30度越え、朝少し早めに家を出て昼前に帰宅しました。
昨日の株の葉を確認、深く5裂している葉が混じっていますが、ノブドウでいいと思います。同じ株で更に2本の花序にゴールが形成されていました。他に4ヶ所で探したところ、3ヶ所でそれぞれ複数の花序にゴールが形成されていました。ゴールの付いている花序4本と、初期のゴールと思われるものがあったので、水差で観察するため蔓を長めに採取してきました。


2014/08/03(Sun) 23:17 No.670 ホームページ
Re: ノブドウツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

まだ、3齢幼虫は1匹だけですが、写真を投稿します。
緑色の部分はゴールの壁で、花弁が肥厚したものです。他に花糸が見られ、葯に菌糸状の綿毛が見られます。(8/1に採集したゴールを解剖)


寄主植物:ノブドウ
撮影年月日:2014年8月2日/


2014/08/09(Sat) 13:29 No.697
Re: ノブドウツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

南様:ノブドウツボミフクレフシを北海道で再発見して下さったそうで、誠に有り難うございました。札幌以外の場所での発見ですから、広く分布しているのでしょうね。ハリオタマバエ属以外のハリオタマバエ上族の属でもアンブロシア・タマバエの可能性がありますので、菌糸が気になりますね。DNA 解析は、Asteralobia 属の Revision を書く予定で標本を集め、準備している佐賀大学徳田さんにお願いする予定です。

2014/08/09(Sat) 17:21 No.698 ホームページ
Re: ノブドウツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
20個ほどのゴールを開いてみましたが、葯に白色の菌糸状のものがあり、葯が褐変しています。菌の知識がありませんので、ゴール生体をお送りします。


2014/08/11(Mon) 20:19 No.721
Re: ノブドウツボミフクレフシ 投稿者:Nabita

青森県でもノブドウツボミフクレフシが見つかりました。曲がった小花梗を目印に探したら見つかり、一旦わかると、その後に訪れた全地点で見つけることができました。木などに絡まって高い位置にある蔓より、地べたに這っている蔓に多いように感じられました。蔓を持ち上げて、ミフクレフシが出来ている最前線の辺りを見ると、大体あるようです。ただし、この位置ではまだ若いようで、幼虫が小さかったり、発見できなかったりしました。幼虫が見られなかったゴールは葯がカビていないようで、湯川先生のご教示と南さんの観察のように、幼虫の餌は葯に生えたカビなのかもしれません。ゴール自体は土日で、中泊町(旧小泊村)、外ヶ浜町(旧三厩村)、今別町、黒石市で見つかりました。写真は黒石市産です。

寄主植物:ノブドウ
撮影年月日:2014年8月10日/青森県黒石市


2014/07/25(Fri) 21:16 No.631
ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:Nabita

またも同じ人の投稿で申し訳ありません。新規の投稿が滞っているようですので、また書かせてください。
ゴールを探していてヤナギの一種に、コブハバチによるハタマフシと、タマバエのエダマルズイフシが見えたので、写真を撮ろうと近寄ったら、伸長途中の葉がカープしていました。写真が横向きで申し訳ありません。


寄主植物:ヤナギの一種(未同定)
撮影年月日:2014年7月21日/青森県西目屋村
 

2014/07/25(Fri) 21:36 No.632
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:Nabita

これはハベリオレフシまたはハマキフシ型のゴールと考えられ、内部を確認しましたら、タマバエらしき白色の幼虫がいました。南さんの図鑑には、ヤナギ科のゴールがびっくりするほど沢山載っていますが、タマバエによるハベリオレ/ハマキは見当たりません。「虫えい図鑑」にリストには、ヤナギの一種にヤナギワカバマキフシというのがありますが、それに相当するものなのでしょうか。
今回のヤナギも私には種類がわかりませんので、後日植物屋さんに聞いて種類がわかりましたら、改めてお知らせします。北海道などでは、これからでも見つかるかもしれませんので、投稿させていただいた次第です。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/25(Fri) 22:50 No.633 ホームページ
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:南 常雄

ご投稿ありがとうございます。Nabitaさんのご投稿は地域的にも北海道で可能性が高いので、私としては大変勉強になります。これからも、たくさんご投稿をお願いします。
ヤナギの葉が巻いてできるタマバエのゴールは初めてです。こちらでも探して見ます。


2014/07/27(Sun) 19:37 No.634
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:湯川淳一

Nabita 様:ご賢察の通り、ヤナギワカバマキフシと言うゴールに似ています。このゴールは、群馬県と宮崎県で採集されているのですが、私の手元には、まだ、幼虫標本が届いておりません。ゴールの写真も、Nabita さんの写真のような鮮明なものがありません。将来、再度、確認する必要がありそうです。

2014/07/27(Sun) 20:56 No.635
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:湯川淳一

皆様へ:Nabita さんからヤナギの葉を巻くゴールのご投稿がありましたので、ハベリマキタマバエ類に関する追加情報をお知らせ申し上げます。最近、中国から、洋梨の葉を巻くタマバエの幼虫が見つかったと言う連絡があり、同定を依頼されています。中国からは、DNA 解析データが送られてきましたので、佐賀大学の徳田先生にお願いして、既知種の塩基配列と比較をして貰っています。これまで、ヨーロッパやニュージーランドなどでは、Dasineura pyri というナシハベリマキタマバエの被害が知られています。リンゴハベキマキタマバエ Dasineura mali というのも世界各地で知られています。また、韓国では、ナツメハベリマキタマバエ Dasineura sp. や ブルーベリーに新葉を巻くブルーベリータマバエ Dasineura oxycoccana も見つかっています。日本では、これまで、次のような植物の葉縁が巻かれるタマバエゴールが知られています。ワラビ、コナラ、ミズナラ、アブラチャン、ミツバアケビ、ヤマフジ、フジ、ハリエンジュ、アキギリ、ニガクサ、ヤマハッカなどです。しかし、ナシやリンゴなど、果樹を加害するハベリマキタマバエ類は見つかっていません。日本でも、今後、果樹の葉を巻くタマバエが見つかるかも知れません。



2014/07/27(Sun) 20:57 No.636
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:Nabita

南さん・湯川先生、コメント及びご教示ありがとうございました。この週末も現地に行っていたのですが、別の用事で行っていたので、ゴールの再採集(21日には育ったものでも2mm程度でまだ2齢と考えられたので)とホストのヤナギを同定してもらうための目印を付けてくる余裕がありませんでした。環境はよさそうな地域なので、また行くべきか少し迷っています。

2014/07/30(Wed) 10:32 No.638
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:黒岩

初めまして。北海道札幌市でハバチのゴールを追いかけている学生です。
シダレヤナギのようなヤナギにハベリオレフシを見つけており、若葉にもできるのかと思っていましたがNabitaさんの投稿でタマバエが形成する別のものとわかりました。
このヤナギワカバマキフシらしいゴールからはタマバエの幼虫を見つけており、黄色い幼虫がいる1点を持ち帰ったところ脱脂綿内で蛹化しました。育ちきっても2mm程度でした。
ハベリオレフシで体の一部が赤くなったタマバエ幼虫を見つけており(画像)、捕食性かと思っていましたが、これはゴール形成者とは別物のようです。

今月に一度メインフィールドで観測したところ、ハバチのハベリオレフシにはハバチよりもアザミウマかダニ、または両方がいることが多く、ハバチと一緒にいることもありました。ハマキガらしいガの幼虫もシダレヤナギ?、シロヤナギ、エゾノカワヤナギ、エゾヤナギから採取しています。こちらはエゾヤナギの1例でのみハバチと一緒にいて、飼育中です。
またお話をしに参ります。


寄主植物:シダレヤナギ?
撮影年月日:2014年7月20日/北海道札幌市


2014/07/30(Wed) 15:48 No.639 ホームページ
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:南 常雄

黒岩様 はじめまして。ご投稿ありがとうございます。
ヤナギのゴールは、多数あるので奥が深いですね。
ハバチのゴールをご研究されていると言うことですが、シダレヤナギハオオコブフシは観察されたことがありますか。「日本原色虫えい図鑑」の分布の欄に北海道は含まれていませんが、道内でも形成が確認されています。
ヤナギの葉裏に菌食性と思われるタマバエを観察したことがありますが、詳細は分かりません。
湯川先生に連絡をして、ご教示をいただこうと思います。


2014/07/31(Thu) 21:15 No.641
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:Nabita

黒岩さん、コメント・ご教示ありがとうございました。ヤナギワカバマキフシのタマバエ幼虫は育ちきっても2mm程度とのこと。実は昨日、夏休みを取って現地に再訪しました。別種のヤナギにもワカバマキフシがありましたが、いずれのヤナギにも、もう幼虫は見られませんでした。脱出済みだったのでしょう。
ハバチのゴールについては、わからないことも多いようですので、研究に支障のない範囲で、ご存じのことを掲示板に投稿してくだされば嬉しいです。


2014/07/31(Thu) 23:10 No.642
タマバエが羽化しました 投稿者:黒岩

南 常雄さん、Nabitaさん
シダレヤナギハオオコブフシと思うゴールは多数見ています。
シダレヤナギに似ている種類にシロヤナギがあるようですが、枝が垂れて葉の方向が揃う傾向にあるのがシダレヤナギ、枝が垂れず葉が四方八方に向いて、葉表が全体的に白っぽいのがシロヤナギだと思っています。
なんでも、以下webサイト様によると枝が垂れないシダレヤナギや垂れるシロヤナギがあるといいますが…
http://m-ac.jp/tree/hokkaido/yanagi/index_j.phtml
それで、シダレヤナギと思っているものにもシロヤナギと思っているものにも、ハコブフシとハベリオレフシがあり、後者はハバチの幼虫も確認しています。次にフィールドに行くとき木の様子を撮ってきます。

タマバエに戻って、今日で蛹化後1週間経ったヤナギワカバマキフシのタマバエが羽化したので、液浸標本としました(蛹殻を同封)。綿の中で蛹化したため、蛹殻から繊維が完璧には取れず、また胸の辺りが1ヶ所取れてしまいましたが、首辺りのもう1ヶ所で繋がっています。


2014/08/01(Fri) 22:01 No.651
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:湯川淳一

黒岩さん:ご投稿有り難うございました。タマバエが羽化したとのご報告、嬉しく拝見致しました。ご賢察通り、このタマバエはゴール形成者ではなと思われます。幼虫の写真を拝見して、捕食性のタマバエか、菌食性のタマバエのように思います。捕食対象は、アブラムシ、キジラミ、コナジラミ、アザミウマ、チャタテムシ、ハダニなどです。菌食性のタマバエ幼虫は、ウドンコ病菌の菌糸やサビ病菌の胞子などを摂食します。もし、よろしければ、タマバエの標本を拝見させて頂けないでしょうか? 標本の送り先につきましては、南さんにお尋ね下さい。♂の成虫なら属の見当がつくと思います。♀ですと、やや厳しいですね。
ヤナギにゴールを形成するハバチにつきましては、日本では専門家がいなくて、分類学的な研究が進んでいません。若い方の挑戦は大歓迎です。ご存知だと思いますが、ヤナギハバチ類の生態学的な研究は、アリゾナの P.W Price 博士らのグループが精力的に研究され、多くの興味深い論文が発表されています。数日前に、Price 博士からメールが届きました。研究者として、まとめの論文を準備されておられるようです。京都大学の大串先生も北大にご在職中は、石狩川の河口付近でヤナギハバチの生態学的研究をされていました。九州は、残念ながら、ヤナギハバチ類は少なくて、研究対象にはなりません。ぜひ、北海道で頑張って下さい。


2014/08/01(Fri) 22:10 No.652 ホームページ
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
黒岩様、差し支えなければ「Eメール」の欄にアドレスをご記入ください。掲示板には表示されませんが、南宛にアドレスが転送されますので、湯川先生の住所などはメールでご連絡いたします。


2014/08/02(Sat) 00:51 No.656 ホームページ
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:南 常雄

旭川近郊でシロヤナギの幼樹にヤナギワカバマキフシを見つけました。Nabitaさんの写真と同じ白色の幼虫の他、淡黄色の幼虫が入っているものもありました。どちらが形成者か更に観察が必要かと思われます。

寄主植物:シロヤナギ
撮影年月日:2014年8月1日/北海道鷹栖町


2014/08/03(Sun) 13:28 No.665
Re: ヤナギワカバマキフシ? 投稿者:黒岩

湯川淳一先生
タマバエの標本、お送りさせていただきます。ただ、今は授業の関係で状況がよくないので来週にお送りしようと思います。
追加の標本を得ようとヤナギワカバマキフシを探しましたが、どれも葉の折れた部分が枯れており幼虫は見つけられませんでした。
ヤナギハバチの論文もあたってみます。

南さん
メールアドレスを書きました。標本の宛先をお願いします。


2014/07/17(Thu) 21:43 No.620
ノブキのゴール 投稿者:Nabita

ノブキの果実は、いわゆる「ひっつき虫」なので、普段補虫網を使わない人でも、虫屋は良い印象を持っていない植物でしょう。十和田湖の外輪山で、ノブキの葉が縮れているのが多数ありました。

寄主植物:ノブキ
撮影年月日:2014年7月13日/青森県平川市(旧平賀町)
 

2014/07/17(Thu) 21:52 No.621
Re: ノブキのゴール 投稿者:Nabita

こうゆうのは往々にしてアブラムシによるもので、縮れ方が不規則なので、ゴールウォッチャーとしては、あまり興味を持てません。大きくなった葉には、もう虫がいないことも多いので、縮れたうちの最も小さな葉を裏返したら、アブラムシも脱皮殻も見当たらず、クダアザミウマの成虫が1匹だけいました。この小さな葉でも、もう形成虫がいないのかと、少し大きな葉を見たら、クダアザミウマの幼虫がいて、葉によって生育段階が異なっていました(つまり1枚の葉では揃った大きさの幼虫がいたということです)。クダアザミウマによるゴールは、他にも知られているようですが、ゴール形成者としてはマイナーなので、掲示板で紹介させていただきます。(データは上と同じです)

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/24(Thu) 06:28 No.628 ホームページ
Re: ノブキのゴール 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、ご投稿ありがとうございます。
「あまり興味を持てません」ではないのですが、クダアザミウマのゴールを観察したことがありません。
もう少し注意して観察してみます。


2014/07/24(Thu) 21:02 No.629
Re: ノブキのゴール 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。しばらくご登場がなかったので、少し心配していましたが、調査旅行にでも行かれていたのでしょうか。南さんの図鑑とこの掲示板に刺激されて、6月以降は週に1回は観察に出ていますが、毎回自身では初めてのゴールに遭遇します。去年までも結構見ていたつもりなのですが、これまでは虫を探していてゴールがあれば撮るから、今年はゴールを探していて虫がいれば撮るに変わってしまいました。南さんの図鑑に掲載済みなので、掲示板には写真を投稿しませんでしたが、先日はウマノミツバツボミフクレフシが見つかりました。ホスト自体はあちこちにあるようですが、ゴールがあったのは一か所だけでした。南さんの図鑑で予備知識を得ていたので、あるのではないかと探して、幸いにも見つけることができました。

2014/07/24(Thu) 23:27 No.630 ホームページ
Re: ノブキのゴール 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、コメントが遅くなってすみません。フィールドに出ているときのほうが元気もやる気も有るのですが、昨年どうよう7月の最高気温が30度前後の日が続いて、とても観察に行く気がしません。一昨年は20度を下回る日も有ったのに、本当に異常気象ですね。
セリ科のゴールは国内では2011年に初めて見つかったばかりで、HPには6種類掲載していますが、別の1種の寄主にもゴールが見つかっています。他のセリ科にも可能性があると思います。7月下旬はアマニュウやエゾノヨロイグサに出現します。
植栽したハチジョウナで、飼育によって2世代目のゴールの出現に成功しました。まだ進行中の実験なので、いずれ取りまとめてご報告させていただきます。


2014/07/16(Wed) 21:09 No.613
アジサイハグキフクレフシ? 投稿者:Nabita

週末に確認しました、エゾアジサイのゴールを紹介します。
エゾアジサイの若木の中肋が所どころ膨らんでいます。


寄主植物:エゾアジサイ
撮影年月日:2014年7月13日/青森県十和田市(旧十和田湖町)
 

2014/07/16(Wed) 21:19 No.614
Re: アジサイハグキフクレフシ? 投稿者:Nabita

葉脈が膨らんでいるところを、葉裏側から切開したところ、類白色樽型で少し硬い幼虫室があり、幼虫室を崩すと、透明で一部白色の幼虫がいました。幼虫は小さく、タマバエの1齢と思われました。エゾアジサイの葉のゴールは「虫えい図鑑」には載っていませんが、リストにはヤマアジサイハグキフクレフシというのが出ていますので、それと同じ形成者によるゴールなのかと思います。
見づらい写真ですが、左下に幼虫室、右上に幼虫が写っています。(データは同じです)


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/16(Wed) 22:52 No.617 ホームページ
Re: アジサイハグキフクレフシ? 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、ご投稿、ありがとうございます。
エゾアジサイは、こちらでもいたるところで観察できますので、気を付けて見てみます。


2014/07/17(Thu) 18:58 No.618
Re: アジサイハグキフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

Nabita様:エゾアジサイのゴールは、ヤマアジサイハグキフクレフシ C-2950 と似ているかも知れませんが、虫えい図鑑の写真は茎に形成されたものですので、比較しにくいと思います。いずれにせよ、幼虫の DNA解析が必要です。まだ、1齢幼虫のようですので、3齢幼虫になりましたら、ぜひ、採集して頂けますようにお願い致します。ヤマアジサイの方も、その後、長く見つかっていませんので、鹿児島での再調査が必要です。

2014/07/17(Thu) 21:33 No.619
Re: アジサイハグキフクレフシ? 投稿者:Nabita

湯川先生、ご教示ありがとうございます。ヤマアジサイハグキフクレフシは図鑑に出てましたか。またもチェックが雑で誠に申し訳ありません。採ってきたのは1株の2葉で、これが一番ゴールの多かった株ですが、他に数株ゴールのあったものがありましたので、後日再確認したいと思います。9月頃がいいのでしょうか。

2014/07/13(Sun) 21:51 No.604 ホームページ
ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:arisuabu

583のスレッドでNabitaさんが報告されたナワシロイチゴメナガツボフシを見つけたので、ご報告まで。
こちらのは、まだ赤くなっていませんでした。


寄主植物:ナワシロイチゴ
撮影年月日:2014年7月13日/北海道檜山郡江差町
 

2014/07/13(Sun) 21:57 No.606
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:湯川淳一

arisuabu様:ナワシロイチゴメナガツボフシのご報告、有り難うございました。私の知る限り、北海道初記録ですね。青森や福島以外の東北各地で、見つかるかも知れませんね。九州でも捜してみます。

2014/07/15(Tue) 21:57 No.609
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:Nabita

arisuabuさん、ナワシロイチゴメナガツボフシが北海道でも見つかったというお知らせ、また角は最初から赤いわけではないこと、参考になりました。茎の角の写真もよく見ると先端が少し赤みを帯びているので、茎や腋芽のものも、次第に赤くなっていくのでしょうね。
実は5日には、これとは違うナワシロイチゴのゴールを見つけていたのですが、ナワシロイチゴエダコブフシが早くできてしまったものなのかとも考えていました。12日に別の場所で、若いエダコブフシを見つけ、ゴールとしては別種にすべきと思われましたので、お知らせします。当年枝が片側に膨らんだもので、葉柄もゴールになっています。


寄主植物:ナワシロイチゴ
撮影年月日:2014年7月5日/青森県三沢市


2014/07/15(Tue) 21:59 No.610
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:Nabita

ゴールの内部です。出来て間がないと思われますが、既にゴールは木質化していました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/16(Wed) 10:58 No.611
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:湯川淳一

arisuabu様:江差町でもナワシロイチゴメナガツボフシが見つかった由、ご報告有り難うございました。九州では、まだ、見つかりません。
Nabita様:ナワシロイチゴエダコブフシの形状は、様々ですので、若いエダコブフシも同じものかも知れません。写真では、幼虫の一部しか見えませんので、胸骨の形状や全体像を見ることが出来ますと、Lasioptera rubi の幼虫かどうか判断できると思います。


2014/07/16(Wed) 20:56 No.612
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、ご教示ありがとうございます。確かにただのエダコブフシなのかもしれませんね。今年の北日本は5月が暖かかったので、もしかしたら発生回数が増えた虫もあるのかもしれません。12日に見つけた若いゴールは今年2回目のものということも考えられます。昨年も茎の片側だけが膨らんだ、ヨモギクキホソツトフシを別のゴールと勘違いしたので、学習能力が足りませんね。幼虫は保存してあり、後日ご覧いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2014/07/16(Wed) 22:48 No.616 ホームページ
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、湯川先生、ご投稿ならびにご教示、ありがとうございます。
道北では、今のところナワシロイチゴでゴールを見つけることができませんが、先日、タマバチによってカラフトイチゴの葉脈に形成された塊状のゴールを見つけました。他のバラ科の植物にゴールを形成するタマバチと同様に、落下したゴール内で越冬するものと思われますが、観察できるゴールの数が少なく、他に見つからないので、1個のゴールを採集して開いてみましたが、他のゴールの採集を控えています。


2014/07/17(Thu) 23:22 No.622 ホームページ
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:arisuabu

湯川さま
出来れば未知のゴールを見つけたいものですが、新分布記録というのも重要だと思いますので、今後も地道に探していきたいと思います。

Nabitaさま
いつも新しいゴールを見つけられていて、刺激を受けています。
こちらでも、何か面白いものが見つからないかと目を光らせてはいるのですが、なかなか見つけられません。
Nabitaさんの発見を参考にして、こちらでも探索を続けていきたいと思います。


2014/07/18(Fri) 17:42 No.623 ホームページ
Re: ナワシロイチゴメナガツボフシ 投稿者:南 常雄

arisuabuさん、ご投稿ありがとうございます。道南で見つかればこちらにもあるように思うのですが、旭川近郊でナワシロイチゴのゴールが、今のところ見つかっていません。

2014/07/13(Sun) 17:50 No.602
ノブドウの蕾のゴール 投稿者:M

2014/06/24(Tue) 15:38 No.511〜575の続きです。離れましたので、別スレにさせていただきました。

6月26日に幼虫が蕾を脱出、すぐにピートモスに浅く潜って繭を作ったのですが、7月11日羽化しました。
ひどい画像ですが、ご参考までに。
私のポイント数箇所でこのゴール痕が見つかりました。気になるのは、タニウツギ類が見つからないことです。公園植栽にもありません。もっとも、庭木はあるのかもしれません。
アベリアはあちこちにありますが、これにもつくでしょうか?
もう少し成虫が増えると思いますので、後日、湯川先生に送らせていただきます。


寄主植物:
撮影年月日:2014年7月11日/福岡県筑紫野市
 

2014/07/13(Sun) 21:41 No.603
Re: ノブドウの蕾のゴール 投稿者:湯川淳一

Mさん:成虫はハリオタマバエの一種のようですが、触角と産卵管が分かりにくいので、確信はありません。蛹はノブドウミタマバエとは異なるようですね。成虫標本を拝見するのを楽しみにしています。なお、ノブドウミタマバエの冬寄主は、今のところ、Weigela 属だけです。

2014/07/14(Mon) 23:36 No.607
Re: ノブドウの蕾のゴール 投稿者:M

湯川先生 画像を見ていただきありがとうございました。ノブドウミタマバエとは異なるとのこと、多化性のタマバエでしょうか。ノブドウミタマバエの冬寄主もありがとうございました。見てみたいものです。

2014/07/16(Wed) 22:38 No.615 ホームページ
Re: ノブドウの蕾のゴール 投稿者:南 常雄

Mさん、湯川先生、ご投稿ありがとうございます。
旭川周辺のノブドウで蕾のゴールを探してみましたが、今のところ見つかっていません。早く開花したものは結実していましたので、開いてみましたが正常に生長した果実でしたが、多くの蕾はこれから開花をむかえるので、継続して観察して見ます。


2014/07/12(Sat) 23:49 No.599
ヤマコウバシの葉のゴール 投稿者:ハンマー

ヤマコウバシの葉のゴールをみつけました。
図鑑やネット上に情報がないように思いますがいかがでしょうか?
直径3〜4 mm程度の丸いゴールが、写真上のように葉に形成されていたり、産卵のタイミングのためでしょうか、写真下のようにほとんど葉が形成されずに、ゴールだけが形成されているいたりします。後者の場合は、そばの葉の成長に影響を及ぼしているようです。


寄主植物:ヤマコウバシ
撮影年月日:2014年7月6日/兵庫県篠山市
 

2014/07/12(Sat) 23:59 No.600
Re: ヤマコウバシの葉のゴール 投稿者:ハンマー

ゴール内部はほぼ充実性で、小さな虫室が1つあり、1匹の幼虫が見られました。
写真の右に写っている黒い棒は小さなものを撮る時に、スケールとして使っている0.5 mmのシャーペンの芯です。
なお、このゴールは、少なくとも兵庫県篠山市及び三田市ではかなり普通に見られるようです。


寄主植物:ヤマコウバシ
撮影年月日:2014年7月12日/兵庫県篠山市


2014/07/13(Sun) 21:51 No.605
Re: ヤマコウバシの葉のゴール 投稿者:湯川淳一

ハンマー様:私のパソコンのファイルに、ヤマコウバシハフクレフシと命名されたタマバエゴールの記録が残っているのですが、写真や採集記録が残っていません。私の不注意で消してしまった可能性があります。2012年頃に見つかったものらしいので、その頃の採集記録や、皆さんとの交信記録を捜しています。私の記憶では、ハンマーさんの写真はそのゴールに似ていると思います。もし、私のデータが見つからなければ、ハンマーさんの採集記録を初記録させて頂きます。

2014/07/11(Fri) 21:01 No.594
アカネのゴール 投稿者:Nabita

小出しですみません。湯川先生がご登場くださったので、三沢市でみつけていた、もうひとつの「虫えい図鑑」に図示のないゴールをお知らせいたします。
アカネ(当初いつも使っているH社の図鑑で、アカネ属は茎のトゲの記述を見つけられず、ムグラ属かと思っていたのですが、別の資料にも当たり、アカネだろうと思い直しました)の葉が巻いたゴールで、写真は新鮮なものですが、少し古くなったものでは、葉が部分的に黒変していました。


寄主植物:アカネ
撮影年月日:2014年7月5日/青森県三沢市
 

2014/07/11(Fri) 21:05 No.595
Re: アカネのゴール 投稿者:Nabita

このゴールも葉が巻いた内部は粘液で濡れていて、幼虫はかなり活発に動いていました。そこで、ゴールを開ける前に少し冷蔵庫に入れておき、幼虫を麻痺させて撮影しました。部分的に黒くなったゴールにも、幼虫はいました。
データは同じです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/12(Sat) 19:17 No.597
Re: アカネのゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様:またまた、新発見ゴールですね。Nabitaさんはすごいですね。アカネ科を寄主とするタマバエゴールは、これまで、ヘクソカズラやアカネ、アリドウシ、ムグラ類などの蕾や芽に形成されるものが多く、葉のゴールはオオバヤエムグラハフクレフシ(福岡から記録)だけです。このゴールは幼虫のいるところは、多少とも膨れていますか? もし、膨れていれば、アカネハマキフクレフシ、膨れていなければ、単に、アカネハマキフシにしましょうか? いずれの場合も、番号は D-0386 にしておきます。これも幼虫はジャンプするでしょうか?

2014/07/12(Sat) 20:57 No.598
Re: アカネのゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、またもお褒めいただき、恐悦でございます。こちらも内部が濡れた上を滑るように這い回るだけで、跳ねるところは見ませんでした。葉は膨れているようには見えず、ただよじれていたようです。
本日は青森県日本海側の南部へ行ってまいりまして、ゴールかどうかわからないものも含め、いくつか撮影・採集してきました。内部の確認などしまして、「虫えい図鑑」や「北海道の虫えい」に写真が載っていないものがありましたら、またこちらで紹介させていただきたいと考えております。


2014/07/09(Wed) 22:02 No.583
ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

ナワシロイチゴの葉表に赤い角が生えていました。角の根本は葉裏側にも、少し突き出して膨らんでいます。
 

2014/07/09(Wed) 22:05 No.584
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

操作ミスで写真を貼る前に送信してしまいました。申し訳ありません。
以下データは同じです。


寄主植物:ナワシロイチゴ
撮影年月日:2014年7月5日/青森県三沢市


2014/07/09(Wed) 22:08 No.585
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

近くの別の個体では、茎に角がありましたが、茎の角は赤くありません。また、腋芽も膨らんでいるようです。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/09(Wed) 22:12 No.586
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

葉の赤い角の内部を見ると、薄く柔らかいゴール壁の内部は中空の幼虫室で、底の方にタマバエ幼虫がいました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/09(Wed) 22:19 No.587
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

茎の角も同じ構造のゴールでした。腋芽が膨らんでいたのは、ゴールが多数集合したもので、写真は両サイドから幼虫室を確認した後で、残った部分を水平に切開したところです。両サイド分を含めて4列程にゴールが並んでいたことがわかります。
「虫えい図鑑」に写真が載っていないゴールですが、リストの方にあるナワシロイチゴメナガツボフシに相当するものなのでしょうか。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/09(Wed) 22:56 No.588 ホームページ
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:南 常雄

Nabita 様、毎々ご投稿ありがとうございます。
ミツバのゴールもナワシロイチゴのゴールも、初めて拝見させていただきました。
いずれの寄主も、こちらに自生しますので楽しみが増えました。


2014/07/11(Fri) 18:31 No.591
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:湯川淳一

Nabita 様:このゴールは、薄葉重さんが、福島県の羽鳥湖畔と曽原湖畔で採集されたナワシロイチゴメナガツボフシ (C-3176)だと思います。青森県新記録です。タマバエの属や生活史は分かっていません。ゴールの形状から、イチゴ類でよく見られる Lasioptera ではないでしょうね。ゴールから、直接、成虫が羽化してくれる良いのですが。参考文献: 薄葉 重 (1980) 虫えい雑記 III. インセクト(昆虫愛好会)31巻2号:22-26.

2014/07/11(Fri) 20:52 No.593
Re: ナワシロイチゴの角 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。湯川先生には、ナワシロイチゴメナガツボフシでよいのではないかとのご教示、誠にありがとうございます。インセクトは見たことがありませんし、少し古い号のようですが、宇都宮にもいたことがある白神研のNさんが持っているかもしれませんので、後で尋ねてみます。それはともかく、同じ形成者が同じ時期の宿主に寄生して、部位によってこんなに外見が多様なのは面白いですね。

2014/07/09(Wed) 21:38 No.579
ミツバのゴール 投稿者:Nabita

週末、いつものようにゴールを探していて、ミツバの芽が巻いたままで、表面にたくさんのコブのあるものがありました。奇態を呈しているので、病害かもしれないものの、ゴールかという期待もありました。

寄主植物:ミツバ
撮影年月日:2014年7月5日/青森県三沢市
 

2014/07/09(Wed) 21:40 No.580
Re: ミツバのゴール 投稿者:Nabita

近くには、やはり巻いたままの芽が先端から黒く腐りはじめているものの、花序が伸びかけているものもありました。
以下、データは同じなので省略します。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/09(Wed) 21:45 No.581
Re: ミツバのゴール 投稿者:Nabita

これらのミツバの芽を持ち帰り、葉の巻いているところを開いてみたら、中にタマバエ幼虫がいました。幼虫のいたところが窪んでいて、それに対応する葉が巻いた状態では外側に当たる部分は、葉裏側に膨らんでいる状態でした。窪みの数に比して幼虫が少ないので、幼虫は葉巻内で移動しながら摂食したのかもしれません。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/09(Wed) 21:50 No.582
Re: ミツバのゴール 投稿者:Nabita

花序が伸びかけていた方は、腐りはじめていた葉巻内に幼虫はいませんでしたが、葉鞘ないの蕾の隙間には、まだ白色半透明の幼虫が沢山いました。葉巻から移動したにしては若そうなので、葉巻側は脱出済みだったのかもしれません。悪い写真で申し訳ありませんが、写真をクリックすれば、別画面で少し大きく表示されるので、ほぼ等間隔の体節から、幼虫を発見していただけたら嬉しいです。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/11(Fri) 18:10 No.590
Re: ミツバのゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: これまでセリ科のタマバエゴールは、実につくものばかりでしたが、葉や花序に幼虫が居た例は初めてです。Nabita さんの新ゴール発見能力には脱帽です。ゴールの名前を付けないと行けないのですが、実際にご覧になった感じではいかがですか? 葉の方が沢山膨らみがあれば、ミツバハフクレフシでよろしいでしょうか? それとも、他に良い名前が有ればそれにしましょう。このタマバエの幼虫もジャンプするかどうか気になります。観察されましたら、教えて下さい。

2014/07/11(Fri) 20:44 No.592
Re: ミツバのゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、ご多忙のところコメントありがとうございます。一般的なゴールの命名ルールに従ってつけてくださるのでよいかと思いますが、ゴールは展開葉ではなく、葉と葉、苞と花序の間に幼虫がいるようですので、ミツバハマキフクレフシなどとならないものでしょうか。葉の間の方の幼虫は、黄色くなっていたものがありましたので、3齢になっていたと思いますが、ゴール内の葉間は粘液で濡れたようになっていて、這い回ってはいましたが、ジャンプしたものはいませんでした。

2014/07/12(Sat) 18:56 No.596
Re: ミツバのゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様:ご提案通り、ミツバハマキフクレフシにしましょう。番号を C-4321 としました。世界のタマバエのカタログを捜しましたが、ミツバの属するセリ科の Crypototaenia 属を寄主とするタマバエは見つかりませんでした。幼虫がジャンプをしないとなると、Contarinia 属ではないのでしょうね。成虫が羽化すると良いのですが。

2014/07/15(Tue) 21:48 No.608
Re: ミツバのゴール 投稿者:Nabita

12日に、5日に行った太平洋側とは反対の日本海側深浦町に行ってきました。
沢沿いの林道に入ると、このミツバハマキフクレフシが後に展開葉になったのではないかと思われる葉が結構見られました。中に虫がいる間は、小葉どうしが水分で張り付いていても、虫が脱出してしまうと、乾いて開くのかもしれません。


寄主植物:ミツバ
撮影年月日:2014年7月12日/青森県深浦町(旧岩崎村)


2014/07/06(Sun) 21:55 No.577 ホームページ
ホロムイイチゴハチヂミフシ 投稿者:南 常雄

ホロムイイチゴの幼葉が展葉せずに折りたたまれたままで、白色のタマバエの幼虫が葉表の葉脈近くに入っています。葉身や葉脈の肥厚や肥大は見られませんが、成熟すると幼虫が入っている部分が黄色ないし黄褐色に変色します。3齢幼虫が脱出して地中で休眠・越冬するようですが、幼虫が脱出したあとの葉は展葉します。

寄主植物:ホロムイイチゴ
撮影年月日:2014年6月29日/北海道稚内市
 

2014/07/06(Sun) 21:58 No.578 ホームページ
Re: ホロムイイチゴハチヂミフシ 投稿者:南 常雄

1枚の葉に複数の幼虫が入っていて、多いときには数十匹におよびます。

寄主植物:ホロムイイチゴ
撮影年月日:2014年6月29日/北海道稚内市


2014/07/11(Fri) 18:00 No.589
Re: ホロムイイチゴハチヂミフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:ホムロイチゴハチヂミフシのご投稿有り難うございました。以前にも、直接、お知らせ頂いたことがありますね。バラ科の Rubus 属やRosa属でのハチジミフシは、日本ではこのゴールだけだと思います。外国は調べないと分かりません。幼虫はジャンプしますか? ジャンプすれば、Contarinia 属のタマバエ科も知れません。イチゴの新葉は連続して展葉すると思われるのですが、年1化性というのは面白いですね。

2014/07/13(Sun) 01:17 No.601 ホームページ
Re: ホロムイイチゴハチヂミフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
幼虫は、僅かですがジャンプして移動します。いままで、タイミングよく採集することができなかったのですが、今回は幼虫の標本と、羽化用に数十匹の幼虫を得ることができました。


2014/07/01(Tue) 21:54 No.565
ガガイモ蔓先端のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生が1週間お出ましにならず、ハンマーさんへのご教示がないまま、常連が新しい親記事を投稿するのは気が引けましたが、書かせていただきます。

表題のゴールを見つけました。「虫えい図鑑」にはガガイモのタマバエえいがリストに載っていますが、それとの異同は私にはわかりません。蔓先端の節間が詰まり、葉柄が伸びずに葉身がやや縮れ、葉の側脈も太くなっているようです。


寄主植物:ガガイモ
撮影年月日:2014年6月29日/青森県黒石市
 

2014/07/01(Tue) 22:03 No.566
Re: ガガイモ蔓先端のゴール 投稿者:Nabita

上に載せたゴール全体の写真では、最下位の節では対生の葉のうち、上側だけがゴール化しており、これより上位の2節では対生葉の両方がゴールになっていて、葉身内側の基部にタマバエ幼虫がいました。都合3節連続のゴールで、先端側の節の方が幼虫が若いということはないように思われました。幼虫がいる付近に、勾玉状に曲がった円錐形の突起が見られますが、正常な葉と比べていないので、これがゴール化によって生じたものか、もともとガガイモの葉にあるのかはわかりません。後日、正常葉も検鏡してみます。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/01(Tue) 23:49 No.567 ホームページ
Re: ガガイモ蔓先端のゴール 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
ガガイモの蔓先に形成されるゴールは、私が2009年にオオカモメヅル、2010年にガガイモに形成されているものを発見し、それぞれ、オオカモメヅルメフクレフシ、ガガイモメフクレフシとして湯川先生に報告いたしました。虫えい図鑑のトキワカモメヅルメフクレフシ(D-034)、シロバナカモメヅルメフクレフシに形状的にはにているので、形成タマバエをカモメヅルメタマバエ(種名未同定)としました。
私の観察では、ガガイモメフクレフシを形成するタマバエは、年2〜3世代交代することが分かっていますが、2世代以降は各世代のゴールが混ざって確認しにくくなります。最後の世代が3齢幼虫になってゴールから脱出し、地中で越冬します。「勾玉状に曲がった円錐形の突起」については、記憶がありません。

ゴールの形態は、先端の数枚の葉がえい化しますが、寄主と形成者の生長の進行具合で、節間が間のびしたものも形成されるようです。葉脇の側芽にも形成されます。

北海道の虫えいでは、キョウチクトウ科に掲載していますので、ご参照ください。


2014/07/02(Wed) 08:12 No.569
Re: ガガイモ蔓先端のゴール 投稿者:Nabita

南さん、早速のご教示・コメントありがとうございました。「北海道の虫えい」のチェックは怠っておりました。植物の新しい分類は時々ケアレスミスの原因になります(もともと植物はよくわからないのですが)。この後。世代を繰り返すということなので、今後も見に行こうと思います。

2014/07/03(Thu) 19:05 No.570
Re: ガガイモ蔓先端のゴール 投稿者:湯川淳一

皆様へ:しばらく、急ぎの原稿に追われ、掲示板への返信が遅れまして、申しわけございません。また、メールアドレスの方は、以前と変わっていませんので、従来通り通じています。南さんからのメールが不達になったのは、別の原因かもしれません。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
Nabita さん:ご投稿、有り難うございました。南さん:コメントを有り難うございました。 ガガイモ蔓先端のゴールは、南さんが書かれておられる通り、ガガイモメフクレフシだと思われます。ガガイモの他に、トキワカモメヅル、コバノカモメヅル、シロバナカモメヅル、トキワカモメヅル、イケマなどでも知られています。寄主植物とゴールの形状から、形成者を1種と判断し、暫定的に、カモメヅルメタマバエとしています。もちろん、将来はDNA 解析で、1種かどうか確認する必要があります。これまで、北海道、新潟、東京(高尾山)、山梨、鹿児島、奄美大島などで採集記録があります。青森県は初記録になります。


2014/07/01(Tue) 17:36 No.562
ご迷惑をおかけします 投稿者:南 常雄

最近、湯川先生にお送りしたメールが、不達通知といっしょに返ってきました。
ご迷惑をおかけしますが、原因が分かるまで今しばらくお待ちください。

29日から3日間、宗谷地方の湿原地帯へ観察に行ってきました。目的はホロムイイチゴの葉のゴールの観察ですが、今年はゴールの出現が早かったのか、幼虫が脱出したものが多かったです。数年ぶりの観察なのに思うような成果は得られませんでしたが、幼虫が入っているゴールを数点採集できました。後日、写真などが整理できたら紹介します。

帰りに寄った、雄武町でハチジョウナハフクレフシを観察、採集できました。
 

2014/06/28(Sat) 23:44 No.558
アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:ハンマー

アカメガシワの雌花の(たぶん)蕾に形成されたゴールをみつけました。内部には花柱と子房のなごりと思われる構造が残っていて、空洞部分には3〜4匹のタマバエらしい幼虫がみられました。
このゴールについてご教示願えませんでしょうか?よろしくお願いします。


寄主植物:アカメガシワ
撮影年月日:2014年6月28日/兵庫県三田市
 

2014/07/01(Tue) 17:25 No.561
Re: アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:南 常雄

ハンマー様、ご投稿ありがとうございます。
28日に湯川先生にメールを送っていますが、返ってくる可能性があります。
湯川先生に連絡が取れるまでお待ちください。


2014/07/03(Thu) 22:03 No.571
Re: アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:湯川淳一

ハンマー様:ご投稿有り難うございました。返信が遅くなって申しわけございませんでした。アカメガシワの蕾に形成されたタマバエのゴールは始めてです。これまでも、時々、アカメガシワに注意を払っていましたが、ゴールを見つけることが出来ませんでしたので、今回のご投稿には、驚きました。どんなタマバエなのか、ぜひ、幼虫を拝見させて下さい。もし、ハリオタマバエ類の幼虫(胸骨が四山型)でしたら、既知のハリオタマバエの新しい夏寄主かも知れません。非常に興味があります.よろしくお願い申し上げます。

2014/07/05(Sat) 17:40 No.576
Re: アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:ハンマー

南さま、お手数をおかけしました。

湯川先生、コメントありがとうございます。
幼虫の標本は他のものと一緒にお送りします。

なお、今日、現地へ行ってみたところ、手の届く範囲のゴールには全て脱出孔があいていて、幼虫は見られませんでした。


2014/07/23(Wed) 06:54 No.626
Re: アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:ハンマー

遅くなりましたが、この幼虫について湯川先生から以下のようなコメントを頂きましたので、先生の許可を得て、メールの内容をここに投稿しておきます。

(以下引用)「アカメガシワのタマバエの幼虫は、胸骨や尾端の特徴から、Contarinia 属か、それに近い属のタマバエのように思いました。尾端の1対の大きな突起は、幼虫がジャンプするときに使うものではないかと思われますので、この幼虫も、他の Contarinia 属の幼虫のように、ジャンプするのではないかと想像しております。」


2014/07/24(Thu) 06:23 No.627 ホームページ
Re: アカメガシワの雌花の蕾のゴール 投稿者:南 常雄

ハンマーさん、湯川先生のコメントのご紹介、ありがとうございます。
タマバエの幼虫を採取しているときに、ジャンプして逃げ出すのがいます。


2014/06/26(Thu) 19:52 No.539
ヤマハギハスジタマフシ? 投稿者:Nabita

連投すみません。こちらも虫えい図鑑にはありませんが、南さんの北海道の虫えいに出ている標記のゴールでしょうか?

ヤマハギの頂複葉の中肋がゴールになっていますが、葉身の大部分は側複葉とともに、食葉性昆虫に食べられてしまっています。それでも、食べ残された部分からでも、葉身が閉じてはいないことがわかります。


寄主植物:ヤマハギ
撮影年月日:2014年6月22日/青森県つがる市(旧木造町)
 

2014/06/26(Thu) 19:57 No.540
Re: ヤマハギハスジタマフシ? 投稿者:Nabita

ゴール内部の幼虫です。鮮やかな橙黄色ですが、体表に透明感があり、体型も紡錘型で少し小さいので2齢幼虫なのでしょうか。結構活発に伸縮・屈伸していて、その様子は「地に足のついたフナッシー(笑)」というような感じでした。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/06/26(Thu) 23:15 No.542
Re: ヤマハギハスジタマフシ? 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
「北海道の虫えい」には4種類のエゾヤマハギのゴールを掲載していますが、現在、ゴールの確認だけで、詳細は分かっていません。先般、湯川先生のコメントに有りましたが、私が「ハスジ」として記録しているものは「ハミャク」と変更するほうがいいかも知れません。
Nabitaさんがご投稿してくれたゴールと、北海道の虫えいのヤマハギハスジタマフシとの関係は、ゴールの形状や幼虫の体色からみて、検討が必要かと思います。
湯川先生に連絡いたします。


2014/06/27(Fri) 21:07 No.546
Re: ヤマハギハスジタマフシ? 投稿者:Nabita

南さん、いつもコメントありがとうございます。
ご指摘のとおり、南さんが北海道で確認されたものと比べると、ゴールの部分で葉身が曲がっているなど、若干の違いがありますね。ただ、このゴールはこれ1個しかみつけられなかったので、変異があるかなどはわかりません。今後とも注意して探したいと思います。
なお、当日にはヤマハギハトジタマゴフシも初めてみつけましたが、こちらは別の木で、近くに3個のゴールがまとまってありました。


2014/07/01(Tue) 21:40 No.563
ヤマハギクキツトフシ? 投稿者:Nabita

6月28日に津軽半島北部の中泊町(旧小泊村)で調査をし、南さんの図鑑にあるヤマハギのハスジナガフクレフシ・ハスジタマフシ・ハトジコタマゴフシと思われるものをそれぞれ複数個確認できました。いずれも1群落の日当りの悪い数株で見られ、1株で複数種のゴールが見られました。同町の別の地点では、センダイハギハトジフシらしきものも見られましたが(群落があるのを知っていたので行ってみた)、すでにゴールだったかも知れない葉は乾固していました。しかし、たまたま摘まんだ枯葉の中にタマバエらしき幼虫が入っていて、ハトジフシかなと思いました。更に同日には半島東部に移動した今別町で、ヤマハギクキツトフシと思われるものを見つけました。

寄主植物:ヤマハギ
撮影年月日:2014年6月28日/青森県今別町


2014/07/01(Tue) 21:43 No.564
ヤマハギクキツトフシ? 投稿者:Nabita

枝の皮を少し削ったところです。残念ながら幼虫はみられませんでしたが、昨秋に見つけたアカソクキコブフシの内部と似たような印象で、ウロコタマバエのゴールでいいのだろうなと考えました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/07/03(Thu) 22:35 No.573
Re: ヤマハギハスジタマフシ? 投稿者:湯川淳一

Nabita 様:ご投稿有り難うございました。ヤマハギやマルバハギの葉に形成されるゴールには、ハトジタマゴフシやハスジナガフクレフシのような名前をつけて、ゴールの形状を区別していますが、幼虫標本が揃ったところで、DNA 解析をして、それぞれ、タマバエが別種なのか、同一種なのか確認する必要があると考えています。成虫が得られると良いのですが、飼育に成功していません。それから、ヤマハギクキツトフシの写真もご投稿下さり有り難うございました。ハギウロコタマバエ Lasioptera lespedezae のゴールだと思います。古いゴールのようでしたが、新しいゴールが見つかりましたら、ぜひ、幼虫を頂けないでしょうか? 毎年、同じ場所でゴールが形成されるようです。

皆様にお願い: 先日来、トマトウロコタマバエの同定をするために、日本産のウロコタマバエ全般のDNA 解析をしているのですが、ハギウロコタマバエとイタビカズラウロコタマバエの幼虫標本は、ずっと以前に鹿児島で採集したもので、古すぎて、 DNAの抽出に成功していません。新鮮な幼虫標本が必要です。イタビカズラウロコタマバエのゴールは、イタビカズラや、ヒメイタビ、オオイタビの葉裏に形成され、黒いごま粒のような形をしています。写真をアップします。もし見つかりましたら、よろしくお願い申し上げます。


寄主植物:イタビカズラハウラゴマフシ
撮影年月日:1976年10月27日/鹿児島市


2014/06/26(Thu) 19:42 No.537
ウダイカンバハイボケフシ? 投稿者:Nabita

同じ人が続けて投稿してすみませんが、2日ほど新しい親記事がないので、書かせていただきます。

虫えい図鑑にも、北海道の虫えいにも写真がないダニえいらしきものを、ウダイカンバでみつけました。
表題名のゴールになるのでしょうか?


寄主植物:ウダイカンバ
撮影年月日:2014年6月21日/青森市
 

2014/06/26(Thu) 19:43 No.538
Re: ウダイカンバハイボケフシ? 投稿者:Nabita

裏面側です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/06/26(Thu) 22:46 No.541
Re: ウダイカンバハイボケフシ? 投稿者:南 常雄

多くのカバノキ属やハンノキ属に、フシダニによってイボ状のゴールが形成されますが、隆起しているイボの裏側(反対面側)は完全に閉鎖されず、虫室から開口部に毛が密生します。外から閉鎖されているように見えるゴールでも、イボを縦にきると虫室から細い筒が葉の表面までつながっていて、多くのタマバエやタマバチの密閉されているゴールと形状をことにします。
フシダニのゴールは、記録されていないものがたくさん有りそうなので、とりあえずウダイカンバハイボケフシとして良いと思います。私は、このタイプのゴールを解剖しても、形成者であるフシダニをなかなか見つけることができません。


2014/06/27(Fri) 21:12 No.547
Re: ウダイカンバハイボケフシ? 投稿者:Nabita

南さん、こちらにもコメントありがとうございます。若干舌足らずでした。表題のゴールは「虫えい図鑑」のリストには出ていて、写真・解説がないものです。
おっしゃる通り、ゴール内部を少しほじくってみましたが、絨毛が充満しているばかりで、ダニを見つけることはできませんでした。1ゴール1匹とかだと、見つけるのも大変ですよね。




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