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2014/09/30(Tue) 21:48 No.924
ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:Nabita

空気を読まない連投に継ぐ連投で、コメントも付かなくなっていますが、それにもめげずに、これでもかと投稿します。
9月中旬に、八甲田山の中腹で調査をしていたら、ブナの葉に写真のようなものがありました。中肋と支脈に挟まれた部分がかすかに膨らんでいます。この膨らみを二等辺三角形に例えるなら、長辺は3mmほどです。かなり小さく、かつ薄いですが、タマブキのゴールを知った後では、こんなものでも確認しないと気が収まりません。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2014年9月15日/青森県十和田市(旧十和田湖町)
 

2014/09/30(Tue) 21:49 No.925
Re: ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:Nabita

裏側を拡大してみると、膨らみの中に、更に小さな盛り上がりが4個見えます。
次のコメントに載せた写真に見るように、膨らみ部分の裏面表皮を剥がし、葉肉組織を突き崩していくと、幼虫室に入ったほぼ透明の幼虫が3頭いました。支脈をまたいだところに置いてある略球形のものは、幼虫室と思われるものごと外れてしまったものです。撮影後にこの幼虫室も開こうと思ったら、手元を誤り弾き飛ばしてしまいました。飛んでいってしまった幼虫室らしきを加えると、裏面に見られた小さな盛り上がりの数と、その位置に一致していました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/30(Tue) 21:50 No.926
Re: ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:Nabita

幼虫の質感からはハチ目と思われますが、何分小さく、かつ脆弱であり、ピンセットで体表を破いてしまったり、実体顕微鏡の倍率の限界などで、はっきり確認できませんでした。なお、これと同じと考えられるゴールは、付近の別の木からも1葉発見でき、それには1葉で4ゴール形成されていました。ゴールのある部位とその形ならびにサイズは、最初の写真に示したものと同じです。2個を解剖したところ、1頭ずつやはりハチ目のような幼虫がいました。残る2ゴールは、そのままアルコールに浸けました。
いずれの場合も虫は小さく、ブナが黄葉する前に発育を完了できるのか疑問です。あまり間を空けるわけにもいかなそうなので、12日後の9月27日に、最初にゴールが見つかった木などをそれなりに丁寧に探しましたが、追加を得ることはできませんでした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/30(Tue) 23:47 No.927 ホームページ
Re: ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
ブナはゴール内で越冬するものが多いのですが、本当に小さいものもありますね。幼虫も小さくて、胸骨がないものも多いです。10月上旬に黒松内へセリ科のゴール観察に行く予定なので、ブナも見てこようと思いますが、ハマナスハオレフシから得られた幼虫から、羽化がはじまったので数日後になると思います。


2014/10/01(Wed) 20:56 No.928
Re: ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。このブナの幼虫はともかく小さいので、多寄生のハチならともかく、タマバエやタマバチの終齢幼虫としては、ちょっと考えにくいサイズです。もしタマバエなら、ゴールのまま落葉し、後は腐植食にでもなるのかと妄想したりします。
南さんの図鑑で勉強させてもらったおかげで、セリ科のゴールはイブキゼリモドキのを除き、相当するのではないかと思われるものが一通り確認できました。シシウド属は同定が確定できないでいますが、盛夏に脱出済みのもの、秋に脱出するもの、ゴールごと落下すると考えられるものが見つかりました。カノツメソウミフクレフシは2世代発生するのか、同じ地点で8月下旬と9月下旬に観察したものに、ゴールの形状に差があるものがありました。投稿するべきか悩んでいるところです(掲示板をさらに占有してしまうので)。
ハマナスは、あれば必ずざっとは見ることにしていますが、ハオレフシを見る機会がありません。探すコツのようなものをご存じならご教示ください。


2014/10/01(Wed) 21:48 No.929 ホームページ
Re: ハマナスハオレフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさま、コメントをありがとうございます。
虫えい図鑑に掲載のゴールでも、形成者が未同定のものがあれば、機会があれば飼育してみようと思い、ハマナスハオレフシを採集してきました。8/31に採集したゴールから脱出した幼虫が、越冬世代だと思って海砂に潜らせていたのですが、数日前に羽化しはじめたので、週末に1泊で産地へ観察に行ってきました。前回、採集したゴールの次世代または晩生なのか、まだ幼虫が入っているゴールを複数採集することができました。
ハマナスハオレフシの葉表側から見た、ほぼ実物大の写真を添付いたします。ハマナスの上のほうから注視するだけで、ゴールがあればわりと簡単に見つけることができると思います。オホーツク沿岸のものは、1複葉の1〜5小葉に形成されています。


寄主植物:ハマナス
撮影年月日:2014年8月30日/北海道北見市常呂町


2014/10/01(Wed) 22:03 No.930 ホームページ
Re: セリ科のゴール 投稿者:南 常雄

セリ科の同定は難しそうですが、アマニュウとエゾノヨロイグサは果実で、他は特徴がはっきりしているので、あまり迷わないで同定できました。カノツメソウミフクレフシは、こちらでも、ゴールの成熟期が8月中旬〜9月下旬に及びましたが、出現期間が長いのだと思って多化性は考えませんでした。また8月に採集して飼育した幼虫も越冬し、当年中に羽化はしませんでしたが、今後の観察では、参考にさせていただきます。

2014/10/04(Sat) 22:05 No.931
Re: ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様: このブナの葉のゴールは、ブナハキバツノフシ C-1750 の初期ゴールの可能性があります。恐らく、これから、葉表にキバツノフシが伸びてくる可能性があります。初期ゴールの同定は非常に難しいので、確実とは言えませんが。鹿児島、福岡、和歌山などで見つかっています。

2014/10/05(Sun) 23:34 No.933
Re: ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、ご教示ありがとうございます。ブナハキバツノフシの初期ゴールの可能性があるとのことで、若いゴールであるなら、幼虫が小さいことも納得です。ただ、9月中旬でまだ初期であるなら、急激に発育しないと黄葉までに成熟できないでしょうから、本来の出現時期より遅いものだったのかもしれません。それなら、数が少なかったことも合点がします。いずれにしろ、今年は低地中心に周るので精一杯でしたので、来年はもう少し山地も調べたいと思います。

2014/10/07(Tue) 23:23 No.941 ホームページ
ブナハキバツノフシ 投稿者:南 常雄

外観上は、虫えいい図鑑のブナハキバツノフシの写真とは、少し異なりますが、葉脈の脇から葉表に突出することや複数のゴールが叢生することから、同じゴールではないかと思います。No.925の写真同様、葉裏のゴールの底部は、同心円状の小さい斑紋があり、中央部に小突起があります。大きさは高さ5〜7mm、太さ1.4〜1.8mm、中に円柱状の幼虫室が1個あり、体長1.0mmの白色の幼虫が1匹入っています。また1匹しか検鏡していませんが、胸骨はありません。
今朝、更に4匹の幼虫を検鏡しましたが、胸骨はありませんでした。昨日、幼虫の体長を1.5mmとしましたがミスコピーでした。今日の幼虫は0.8〜1.0mmでした。体色や体節からは3齢に達していると思われます。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2014年10月6日/北海道黒松内町


2014/10/08(Wed) 20:20 No.942
Re: ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:Nabita

南さん、興味尽きない外見のブナのゴールをご紹介いただき、誠にありがとうございます。まだ、このようなゴールがあるのであれば、こちらでも次の3連休には中山間地の調査をしてみたいと思います。青森県は温量指数からは平地からブナ帯になるのですが、さすがに低地は開墾や伐採でブナは少なく、林分として認められるのは400m位から上でしょうか。その標高域まで行ってしまうと、もう黄葉が始まっていそうなので、どの辺に行くのがいいか思案中です。ご報告できるような成果があれば、また投稿させていただこうかと思います(ブナはなくても何かはあるでしょう)。

2014/10/14(Tue) 21:11 No.954
Re: ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:Nabita

湯川先生の学識と経験、南さんの慧眼で発見していただいた、ブナのゴールはやはり青森でも見つかりました。この3連休で、日本海側の白神山地の麓にあたる深浦町(旧岩崎村)、八甲田山系東側の青森市(友人が見つけてくれた)、十和田湖外輪山北側の十和田市(旧十和田湖町)で見つかりましたので、恐らく県内のブナ林には広くあるのではないかと考えられました。
ゴールは比較的日当りが良さそうな林縁に張り出した枝にあり、下枝や林内ではみられませんでした。恐らく、気温が低下してくる中、日照の輻射熱を利用して一気に生育するのでしょう。ゴールは葉の表皮を突き破って出ており、解剖するためゴールを取り除いた後は、ぴったり閉じ合わせることができました。映画のエイリアンを彷彿させ、正に牙ゴールですが、北国のものは先端が尖っていないので、キバツノフシとは違う名前が必要ではないかと思います。写真に見るように、若いゴールは淡緑色で、成熟すると赤褐色になるようです。
1か所から数本出るのが普通ですが、1本のみのものもあり、今の所の最多は10本です。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2014年10月11日/青森県深浦町(旧岩崎村)


2014/10/14(Tue) 22:18 No.955 ホームページ
Re: ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
ゴール出現の初期からの観察ができていませんが、先が尖っているのは形成初期のものでは無いかと思いますが、来シーズンの課題にしようと思います。先般、私が投稿した写真は、側面から映しているのでわかりませんが、上部から撮ったものには14本のゴールが写っていました。


2014/10/15(Wed) 20:45 No.960
Re: ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:Nabita

南さんが貼っていただいた写真は14本!でしたか、すごいですね。
深浦町で撮影した写真で、最も若いゴールと思われるものを貼ってみますが、あまり尖っていません。むしろ、伸長途中のものに少し尖って見えるものがありましたが、「虫えい図鑑」のブナハキバツノフシのようには鋭くありません。図鑑のキバツノフシの基部を見ると、台座のようなものがあり、葉の表皮を突き破ってはいないようにも見えます。現物をご存じの湯川先生のお出ましを待つことにしましょう。
写真の奥に写っている2本のゴールのうち、右側のものは中肋と支脈の分岐部からは出ておらず、台座があるように見えるので、これのみは若いブナハマルツノフシではないかと考えています。このゴールも秋になっても、新しいと思われるのがよく見られますね。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/10/18(Sat) 22:16 No.966
Re: ブナの葉の薄く小さいゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様: ブナの初期ゴールは、なかなか、見分けがつきにくいです。もう少し大きくなってからの写真を拝見させて下さい。

2014/09/30(Tue) 21:44 No.922
ガマズミミフクレフシ? 投稿者:Nabita

ガマズミの果実のゴールは、ガマズミミケフシがよく見られますが、正常果実のように球形に膨らまないゴールがあります。ガマズミミフクレフシなのかもしれませんが、図鑑の記載によれば、正常果に比べて早期に落下するようで、その点が少し異なるように思われます。写真の手前の3個が正常果で、奥の5個はゴールです。数年前に最初に見つけた時は、日陰だったせいなのか、正常果が赤熟していても緑色のままでした。今年見つけたものは、日が当たる場所にあったためか、赤くなっているものもありました。

寄主植物:ガマズミ
撮影年月日:2014年9月28日/青森県黒石市
 

2014/09/30(Tue) 21:46 No.923
Re: ガマズミミフクレフシ? 投稿者:Nabita

ゴール内は菌糸なのか、白色の綿のような繊維があり、四山形の胸骨を持つタマバエ幼虫が1頭ずつ入っていました。

ミツバアケビとクマイチゴの記事に、コメントが付けば貼ろうと思っていた写真を追加しました。よろしければ、そちらもご覧ください。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/10/04(Sat) 22:30 No.932
Re: ガマズミミフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

Nabita様: ガマズミミフクレフシとコバノガマズミミフクレフシに似ています.恐らく同じ種類のタマバエゴールだと思います。鹿児島や埼玉で見つかっています。私が採集した時は成熟幼虫が得られなかったので、Nabita さんの幼虫の写真を拝見して、Asphondyliini 族かもしれないと、大変興味を持ちました。成虫が楽しみです。



2014/10/05(Sun) 23:51 No.934
Re: ガマズミミフクレフシ? 投稿者:Nabita

湯川先生、こちらの投稿へもご教示ありがとうございます。ガマズミミフクレフシではないかとのことで、以後そのように整理しておきます。普通種のゴールまで解剖する余裕が、これまでありませんでしたが、本日ガマズミミケフシを切って見たところ、これも胸骨が四山型だったのですね。2齢と3齢が見られましたが、どちらも菌糸が蔓延していると見受けられるゴールの中でC字状に丸くなっていて、ゴールを開けても動くでもありませんでした。
ガマズミのゴールでは、昨日エダコブフシ2枝と、先週・今週で日本海側・太平洋側の両方にメフクレフシがあることも確認できました。エダコブフシは「虫えい図鑑」に図示もありますが、内部の幼虫の様子などについて、近日中に投稿させていただこうと考えています。


2014/09/27(Sat) 23:27 No.918
オオバクロモジのツボミフクレフシ 投稿者:Nabita

オオバクロモジでもツボミフクレフシが見つかりました。今のところ、見つかったのは1蕾のみです。
オオバクロモジの花芽は涙滴形で、球形のアブラチャンのそれとは異なります。細長い葉芽を挟んで、左が正常な花芽、右はゴールで外側の鱗片が大きく広げられ、略球形となった花芽ははみ出しています。


寄主植物:オオバクロモジ
撮影年月日:2014年9月27日/青森県田子町
 

2014/09/27(Sat) 23:29 No.919
Re: オオバクロモジのツボミフクレフシ 投稿者:Nabita

内部には20頭前後もの白色のタマバエ幼虫がいました。今後もオオバクロモジに注意し、幼虫数が多いのは通常なのか、3齢になるとアブラチャンの幼虫のように黄色になるのかなどを確認したいと思います。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/27(Sat) 23:22 No.916
タラノキミフクレフシ 投稿者:Nabita

珍しくはないと思われますが、「虫えい図鑑」のリストにも掲載されていない、タラノキミフクレフシを紹介します。ウドミフクレフシと似ており、周りの正常果が熟しても淡い紫のままです。また、ウドミフクレフシとは異なり、正常果と比べると明らかに大きいです。

寄主植物:タラノキ
撮影年月日:2014年9月13日/青森県深浦町(旧岩崎村)
 

2014/09/27(Sat) 23:24 No.917
Re: タラノキミフクレフシ 投稿者:Nabita

内部の幼虫数は見た範囲では1〜3頭で、ウドミフクレフシでは多い場合は10頭前後も入っているのとは異なります。

寄主植物:
撮影年月日:2014年9月27日/青森県田子町


2014/09/24(Wed) 22:00 No.909
ノコンギクの対照的なゴール 投稿者:Nabita

これは、個人的に大受けしたゴールです。ゴールは8月中旬に別の株でも見つけていたのですが、下旬になり同じ株に両方が出来ているのが見つかりました。今週になり宿主個体が開花し、ノコンギクであることが確認できましたので、やっと紹介できるようになりました。
手前の葉に見えるのは、ゴマナのものと形成者が同じと考えられるハクボミフシです。奥の葉にも似た配色のゴールが写っています。


寄主植物:ノコンギク
撮影年月日:2014年8月28日/青森県黒石市
 

2014/09/24(Wed) 22:03 No.910
Re: ノコンギクの対照的なゴール 投稿者:Nabita

この一見似た両ゴールには、対立的な性質がずいぶんとあるのです。以下に列挙する形質のうち、先に述べるものがハクボミフシのものになります。
 1:葉表側に膨らみ、裏は窪む⇔葉表は窪み、裏に膨らむ
 2:      ゴールは円形⇔ゴールは菱形
 3:  ゴールは葉脈を避ける⇔ゴールは葉脈に沿う
 4:  幼虫は外部にむき出し⇔幼虫は葉内にいる
 5:  寄生より捕食が危険?⇔寄生が多い
4番目のものは、そもそもハクボミフシがゴールとして異例なところです。ハマキフシなどのように、完全には閉鎖されてないゴールも少なくないものの、これだけ開けっ広げなゴールは他にはないのではないでしょうか。写真は、ハクボミフシを押して裏返し、窪みの中央にいた幼虫を見えるようにしたところです。


寄主植物:
撮影年月日:2014年8月31日/


2014/09/24(Wed) 22:06 No.911
Re: ノコンギクの対照的なゴール 投稿者:Nabita

菱形ゴールは確認数が少なく(これまで3葉のみ)、生きた形成者を捕捉できていません。写真は、寄生バチの幼虫で、その右側に写っている屑のようなものが形成者の亡骸と思われます。

寄主植物:
撮影年月日:2014年8月28日/


2014/09/25(Thu) 16:50 No.912
Re: ノコンギクの対照的なゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様:沢山のゴールの情報をご投稿下さり誠に有り難うございました。学会などで、しばらくお休みを頂いており、コメントが遅くなり大変失礼致しました。ノコンギクの対照的な2種類のゴールのうち、一つは、ゴマナハクボミフシ D-0780a やエゾゴマナハクボミフシ D-0780b に似ており、同じタマバエによるものではないかと思われます。もう一つのは、タンポポハフクレフシ D-0840 に似ています。いずれのゴールもノコンギクからは初めてではないかと思います。ハクボミフシのように、幼虫が無防備なゴールは、タマバエでは珍しいものです。札幌市で、エゾイタヤハクボミフシ C-3670 が見つかっています。この場合は、幼虫が粘液のようなものに包まれていました。

2014/09/25(Thu) 21:26 No.914
Re: ノコンギクの対照的なゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、ご教示ありがとうございました。この対照的なゴールが見られた一角にはノコンギクしか咲いていないですが、ハクボミフシは少なからず見られます。菱形のはゴールの出来た葉は全て採集してしまいましたが、株を忘れないようにしていたので、確かにノコンギクであることが確認できました。もともとゴールは特定の部位に集中することがあるものの、2節続けて出来たゴールが似て非なるものであったのは、大変興味深いものでした。タンポポハフクレフシに似ているのではないかとのことで、こちらのゴールはまだ見たことがありませんので、いずれ見つけられたらと思います。

2014/09/24(Wed) 21:44 No.906
アブラチャン越冬芽のゴール 投稿者:Nabita

投稿したいゴールがまだ控えているので(といっても植物を同定してからとかになりますが)、ほとんど一人で掲示板を占拠して誠に申し訳ありませんが、連投お許しください。
今回はまずアブラチャンのゴールで、最初は葉芽のゴールに気づきました。


寄主植物:アブラチャン
撮影年月日:2014年8月31日/青森県黒石市
 

2014/09/24(Wed) 21:47 No.907
Re: アブラチャン越冬芽のゴール 投稿者:Nabita

こちらは花芽(蕾)のゴールです。1枚目の写真で、ゴールになった葉芽を挟むように、斜めに配置されていた丸いものが正常な花芽です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/24(Wed) 21:52 No.908
Re: アブラチャン越冬芽のゴール 投稿者:Nabita

この時に採ったゴール内の幼虫はまだ白色で小さかったですが、約10日後には、黄色くなった3齢と思われる幼虫が入っていました。葉芽・花芽とも同じ形成者と考えています。「虫えい図鑑」のリストには、アブラチャンの芽が少し膨れるだけと思われるゴールは載っていませんが、同属のクロモジにクロモジツボミフクレフシというのがありますので、これと同じ形成者の可能性が高いように思います。ということで、たくさんあるオオバクロモジも見ていますが、今までのところメウロコフシしかみつけられません。とはいえ、オオバクロモジの方が越冬芽の発現が遅いようなので、今後も注意してみるつもりです。なお、9月21日にも現地に行っていましたが、アブラチャンに新しいゴールはなく、前回残してきたものもみつけられませんでした。幼虫が脱出し、ゴールの残骸も落下してしまったようでした。

寄主植物:
撮影年月日:2014年9月11日/


2014/09/25(Thu) 17:02 No.913
Re: アブラチャン越冬芽のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様:アブラチャンに形成されるタマバエのゴールは、薄葉先生が記録されたアブラチャンハベリマキフシ C-2508 だけしか知られていません。写真を拝見する限り、これも薄葉先生が清澄山や高尾山で記録されたクロモジツボミフクレフシ C-2503 に似ています。成虫が得られていませんので、属は不明です。幼虫同士の DNA解析データを比較する必要がありそうです。

2014/09/25(Thu) 21:43 No.915
Re: アブラチャン越冬芽のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、こちらの投稿へのご教示もありがとうございます。クロモジツボミフクレフシに似ているのではないかとのご意見で、私の予想も及第点というところでしょうか。アブラチャンはゴールを見つけて、初めて認識できた植物で、ゴールを見つけた狭い範囲に数株あるものの、ゴールがあったのは1株だけでした。来年はハベリマキフシもないか探してみます。

2014/09/23(Tue) 10:21 No.903 ホームページ
ナラミエフクレズイフシ 投稿者:南 常雄

ナラミエフクレヤドカリタマバチによって果柄に形成されるゴールです。ゴールが形成されると果実の成長が阻害されて、殻斗や堅果が矮小したり変形するものが多いのですが、綺麗なドングリになっていたので写真を投稿しました。

寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:2014年9月19日/北海道当麻町
 

2014/10/14(Tue) 08:05 No.947
Re: ナラミエフクレズイフシ 投稿者:阿部芳久

ナラミエフクレズイフシは、幼果に出来たゴールに同居蜂が住み込み寄生をすることによって柄の部分が膨らんだゴールです。写真を拝見しますと堅果は正常に発育しています。柄の部分は正常なものよりも膨らんでいるように見えますが、タマバチの幼虫室は形成されていましたでしょうか。

2014/10/14(Tue) 11:13 No.948 ホームページ
Re: ナラミエフクレズイフシ 投稿者:南 常雄

阿部先生、さっそくご教示を賜りありがとうございます。
図鑑に載っているようなゴールは採取して解剖しましたが、写真のゴールは採取しませんでした。
ナラミエフクレズイフシは、虫えい図鑑の分布に北海道が含まれていませんが、深川市、当麻町、黒松内町のミズナラや厚沢部町のコナラで見つかっています。図鑑ではナラミウスタマフシにナラミエフクレヤドカリタマバチが産卵して、ナラミエフクレズイフシが形成されるとありますが、現在、私はナラミウスタマフシの発見ができていません。見落としていることもあると思いますので、今後の観察に際しては、注意して探してみます。


2014/09/18(Thu) 23:10 No.895
エゾアジサイのゴール一式 投稿者:Nabita

7月に投稿したエゾアジサイの葉脈が膨らむゴール(No.613-614)は、1か月後でもまだ幼虫が育っていませんでしたが、2か月後の先日に採集した分には3齢幼虫が含まれていました。ゴールの直径は8〜13mm程度で、7月時点と変わらないように見え、大きなものには2頭幼虫が入っていたものが複数ありました。また複数のゴールが接触部でくびれながら連結しているものもありました。
今回の写真5枚は、全て同じデータです。


寄主植物:エゾアジサイ
撮影年月日:2014年9月15日/青森県十和田市(旧十和田湖町)
 

2014/09/18(Thu) 23:10 No.896
Re: エゾアジサイのゴール一式 投稿者:Nabita

ついでに、エゾアジサイの蕾〜果実のゴールについて述べます。エゾアジサイの花器には、写真の左列のように果実部分は膨らまず花冠が閉じたもの、中列の花冠は閉じたままなのに果実部分が膨らんだもの、右列の開花結実後に果実が膨らんだもの、という3パターンのゴールが見られます。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/18(Thu) 23:11 No.897
Re: エゾアジサイのゴール一式 投稿者:Nabita

中列の状態のものを割ると、花冠部と果実部の両方にタマバエ幼虫がいます。花冠部側の幼虫は発育が早く、今時分になると既に脱出しているものも少なくありません。果実側のゴールは果実内部が綿状のもので充満しており、それに包まれた幼虫はC字状に体を曲げています。
上の写真の、左列は花冠部だけがゴールになったもの、右列は果実部だけのゴールということになります。
南さんの「北海道の虫えい」のエゾアジサイハナフクレフシは、花冠が残っていて、果実部に幼虫がいたということですので、両方がゴールになっていたものから、花冠の幼虫が脱出した後のものではないかと考えているものの、道北ではゴールの様相が異なることも十分考えられます。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/18(Thu) 23:12 No.898
Re: エゾアジサイのゴール一式 投稿者:Nabita

さらにしつこく、エゾアジサイのゴールを続けます。越冬芽のはずなのに、発育しているものがありました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/18(Thu) 23:13 No.899
Re: エゾアジサイのゴール一式 投稿者:Nabita

狭い管瓶に入れて採ってきたところ、蒸れたのか酸欠になったのか、その両方かもしれませんが、解剖するまでもなく、グロッキー状態の幼虫が芽の表面に出てきていました。このゴールの中心側の鱗片は褐色に腐敗していましたが、もっと若いゴールでは、中心近くの鱗片は肥厚し、鱗片の間に幼虫が挟まっていました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/23(Tue) 00:11 No.902 ホームページ
Re: エゾアジサイのゴール一式 投稿者:南 常雄

Nabitaさま、エゾアジサイのゴールのご投稿ありがとうございます。
19日からハチジョウナハフクレフシの観察に行き、今日帰ってきました。
こちらで観察したエゾアジサイの花のゴールは、Nabitaさんの中列のゴールに該当しそうです。こちらでは数が少なくて、その後の観察ができていませんが、他の列のゴールもあるのかも知れません。

飼育によるハチジョウナハフクレフシのゴールは第3世代のゴールから脱出した幼虫は羽化しませんでしたので、この幼虫が越冬世代ではないかと思います。苫前町のゴールは各世代とも飼育より遅れて形成され、一昨日の観察では、ゴールは成熟して中の幼虫も3齢に達し、一部脱出したものもありました。ハチジョウナの花が満開で、新しい葉の生長が望めないことから、産地でも以後のゴール形成は難しいと思います。


2014/09/23(Tue) 21:32 No.904
Re: エゾアジサイのゴール一式 投稿者:Nabita

南さま、コメントありがとうございます。中列のものがあるということは、左列・右列も当然あるものと考えられます。こちらでは、花冠が開いていない状態のものは、どの花序にでも見られる位の頻度であります。一方、果実部が膨れるのは、産地によっては見られないような気がします。花冠が開いていないものは、秋遅くなってからでも、中に寄生バチの脱皮殻や死亡虫が残っていることがしばしばありますので、そういうものがあれば花冠のゴールであったことを追認できると思います。メフクレの方は、南さんのお目に触れていないのであれば、道北にはない可能性が高いですね。
ハチジョウナハフクフシは、自分では三沢市と北隣の六ケ所村でしか見ていません。9月7日に、三沢で新しいゴールを見ましたが、既にホストの開花・結実が見られていたので、青森でもこれが越冬世代になるよう思われました。


2014/10/13(Mon) 19:29 No.945
Re: エゾアジサイのゴール一式 投稿者:湯川淳一

Nabita様: エゾアジサイのゴール一式に付いて、コメントが大変遅くなり失礼致しました。これは、南さんのコメントのように、エゾアジサイハナフクレフシ C-2963 だと思います。産卵のタイミングで、ゴールになる場所が微妙に異なることが良くあります。このゴールは、北海道だけで知られていましたが、Nabitaさんの発見で、青森県にも分布していることが明らかになりました。
蕾全体が肥大して倒円錐状になるツルアジサイハナフクレフシ C-2965 と言うのを南さんが発見されています。これも北海道だけの記録です。
いずれのタマバエも属は不明です。成虫を羽化させることが出来ると良いのですが。


2014/09/16(Tue) 23:39 No.890
コウモリソウ属のゴール 補足2 タマブキ 投稿者:Nabita

続いてタマブキの方です。前回葉を採集した付近でゴールのある葉を見つけましたが、日に透かして肉眼で見ただけで、黒いコケシのような影があり、タマバエ幼虫とは違った見え方でした。実体顕微鏡下で葉裏面の表皮を剥ぐと、予想通り寄生バチの蛹がありました。幼虫の寄生率も高かったですし、前回調査から3週間もたっていますので、寄生を免れた幼虫は既に脱出していたのでしょう。
寄生バチの蛹が黒いのは、こういうものなのか、死んでいるのか、私にはわかりません。


寄主植物:タマブキ
撮影年月日:2014年9月13日/青森県深浦町(旧岩崎村)
 

2014/09/16(Tue) 23:40 No.891
Re: コウモリソウ属のゴール 補足2 タマブキ 投稿者:Nabita

同じ深浦町(旧岩崎村)内なのですが、別の地点ではタマブキが多くみられ、蕾が円錐形に膨らんだツボミフクレフシと思われるものがありました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/16(Tue) 23:41 No.892
Re: コウモリソウ属のゴール 補足2 タマブキ 投稿者:Nabita

こちらも、内部に虫がいないものの方が多かったですが、採集してきたうちの2蕾にはタマバエ幼虫が入っていました。ハンゴンソウのものに比べると、体色が鮮やかな黄色ではなく、少なくとも種類は違うのではないかと考えられました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/17(Wed) 11:09 No.894 ホームページ
Re: コウモリソウ属のゴール 補足2 タマブキ 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
北海道でのコウモリソウ属は数種かと思いますが、いろいろあるんですね。ヨブスマソウやハンゴンソウ、ヤマニガナの蕾にゴールが見つかっていますが、他にもないのか機会毎に探していますが、現在、こちらではこの3種のみです。


2014/09/16(Tue) 23:30 No.887
コウモリソウ属のゴール 補足1 オオカニコウモリ 投稿者:Nabita

今年は昆虫学会に行けずに、3連休の初日、No. 800-808に投稿させていただいたコウモリソウ属2種のゴールについて、その後の様子を調査してきましたので報告します。
まずは、ハトガリコブフシが見られたオオカニコウモリですが、30株以上を見ましたが、葉のゴールは全くみつけられませんでした。一方、花序のゴールは約半数の株で見られました。ということで、葉(茎)の角状ゴールと、蕾(花序)の塊状ゴールの形成者は異なるものと考えられました。この塊状ゴールはヒヨドリバナ等に例に倣うなら、ハナフクレフシになるのでしょうか。開花は茎頂から順に根本側に下がっていくので、上部のゴール程器官の変形が少なく、下部では小花序全体が略球形の塊となることがわかります。


寄主植物:オオカニコウモリ
撮影年月日:2014年9月13日/青森県深浦町(旧岩崎村)
 

2014/09/16(Tue) 23:32 No.888
Re: コウモリソウ属のゴール 補足1 オオカニコウモリ 投稿者:Nabita

1枚目の写真の花茎最上部のアップで、開花した花の小花梗がゴール化しており、それを割ると黄色いタマバエ幼虫が2頭入っているのがわかります。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/16(Tue) 23:35 No.889
Re: コウモリソウ属のゴール 補足1 オオカニコウモリ 投稿者:Nabita

オオカニコウモリには蕾が円錐形(やや扁平)になったものも見られました。写真の円錐蕾の左側基部に脱出口らしきが見られるように、内部に虫はいませんでしたが、これは「北海道の虫えい」で紹介されている、ハンゴンソウやヨブスマソウの蕾のゴール、すなわちツボミフクレフシの類ではないかと考えられました。実際にゴールなのかは、来年の宿題になります。
なお、ゴールらしきの下に写っている蕾は、写真の左側に写っている蕾に比べると、やや不自然に膨らんでいますが、それらは種子の部分が食害されていましたが、食べた虫はいませんでした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/13(Sat) 07:36 No.886
カクレミノの実のゴール(2) 投稿者:ハンマー

2014年2月16日に投稿したNo.190の続報です。
カクレミノの若い実をしらべたところ、すでにゴールが形成されていました。
写真左の実の内、左側の2個がゴールで、外形がややいびつです。割ってみると、正常な実(写真中上)は充実性ですが、ゴール(中下)には空洞があり、内部に若齢幼虫が1匹いました。はっきりとした頭部と胸脚が見え、やはり、鱗翅目のようです。
前回投稿した2月16日の次の週末には全てのゴールに脱出孔が空き、空になっていましたので、成熟した幼虫は2月上旬にはゴールを脱出し、地中で蛹化すると想像されますので、来年はその時期に採集して、成虫を確認しようと思います。


寄主植物:カクレミノ
撮影年月日:2014年8月31日/兵庫県三田市
 

2014/09/23(Tue) 21:45 No.905
Re: カクレミノの実のゴール(2) 投稿者:Nabita

ハンマーさま、寒冷地では見ることができない植物のゴールを紹介していただき、ありがとうございます。ゴールの果実は花弁が残っているように見えますので、開花中か蕾の頃に産卵しているのでしょうね。蛾の産卵だけでゴール化するのかもしれませんが、幼虫の摂食刺激の方がありそうな気がしますね。
いずれ小蛾でしょうが、どのグループなのか興味深いですね。成虫確認のお知らせをお待ちしております。


2014/09/12(Fri) 01:15 No.883
日本昆虫学会の大会 投稿者:湯川淳一

皆様へ: 9月14日から16日まで、広島大学で日本昆虫学会大会が開かれます。それに参加し、講演をしますので、その準備に追われてバタバタしています。掲示板へのご投稿に対するコメントが遅れますがお許し下さい。帰福しましたら、なるべく早くコメントを差し上げます。
ちなみに、私はシキミタマバエの2年1化型生活史の話を、K君はセリミタマバエの話を、F君はイヌツゲミタマバエの話を、松尾さんはボロボロノキメフクレフシから得られた寄生蜂の話を、徳田さんはヒゲブトトガリキジラミの吸汁によりクロキの花に形成される虫えいについて、それぞれ、講演する予定です。これらの他にもゴール形成昆虫関係の講演があります。
広島大学のお近くの方は、ぜひ、当日参加でも結構ですから、ご参加頂けますと嬉しいです。
 

2014/09/10(Wed) 21:36 No.878
ヘクソカズラ葉のゴール 投稿者:Nabita

またも連投で申し訳ありませんが、引き続き八戸市で確認できたゴールを紹介させてください。
つる植物の葉縁が巻いていました。これまで見た記憶がない植物でしたが、花が咲いていたので「虫えい図鑑」の図版を思い出し、すぐにヘクソカズラであることがわかりました。蕾のゴールも探しましたが、それは見つけられませんでした。葉縁巻きのゴールは沢山あって、いろいろな葉の発育段階と思われたものを20枚位採ってきました。葉縁巻き部分は結構分厚く、折り広げるように開いていくと、アザミウマ・アブラムシ・トゲトビムシ・ムラサキトビムシ・ハダニ・カブリダニなどが潜んでいましたが、形成者と思われるものは出てきません。


寄主植物:ヘクソカズラ
撮影年月日:2014年9月7日/青森県八戸市
 

2014/09/10(Wed) 21:38 No.879
Re: ヘクソカズラ葉のゴール 投稿者:Nabita

当日は、すぐ近くのつる植物で写真のゴールを見つけました。植物は鋭意勉強中(つまり素人)なので、最初はカモメヅル類かと考えていましたが、該当するものがありません。検鏡してよく見ると、托葉があってキョウチクトウ科ではないのがわかりました。確かに折り採る時に乳液は出ませんでしたし、検鏡する際にも臭気も感じられたので、これがヘクソカズラの若い芽であると思い至りました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/10(Wed) 21:40 No.880
Re: ヘクソカズラ葉のゴール 投稿者:Nabita

ゴールの内部を覗くと、白いタマバエ幼虫がいました。ということは、ヘクソカズラから見つかったものは葉縁巻きのゴールではなく、図鑑のリストに載っているヘクソカズラメフクレフシではないかと考えている次第です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/09(Tue) 21:29 No.875
ミツバアケビ葉身のゴール 投稿者:Nabita

今年3回目の三沢市での調査をしたところ、同行してくださったY先輩が、変なものを見つけてくれました。蔓をたどると、ミツバアケビの葉が変形したもののようです。葉身が著しく肥厚しており、色彩も淡いので「もち病」などの糸状菌感染かもしれませんが、念のため持ち帰ることにしました。

寄主植物:ミツバアケビ
撮影年月日:2014年9月7日/青森県三沢市
 

2014/09/09(Tue) 21:30 No.876
Re: ミツバアケビ葉身のゴール 投稿者:Nabita

肥厚した葉を開くと、中にタマバエの幼虫が群れていました。撮影しようとして、位置を整えていると、ジャンプする幼虫が複数いました。1回のジャンプでの飛距離かは定かではありませんが、接眼レンズから目を離して、ステージに置いた白紙の上を見ると、ゴールから5cm位離れた位置に幼虫がいました。
こうゆう密閉度が高く、葉身が肥厚したゴールは、ハトジタマゴフシになるのでしょうか。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/09(Tue) 21:32 No.877
イヌビエの黒穂 投稿者:Nabita

病気かもしれないと思ったものがゴールだったので、逆のパターンの写真も投稿させてください。
イヌビエの小穂が膨れているものがあり、これはゴールに違いないと喜んだのですが、内部を確認したら黒い粘質の物体が詰まっていました。ゴールには違いありませんが、虫えいではなく、菌えいの「黒穂病」でした(残念無念)。


寄主植物:イヌビエ
撮影年月日:2014年8月30日/青森県むつ市


2014/09/11(Thu) 23:01 No.881 ホームページ
Re: ミツバアケビ葉身のゴール 投稿者:南 常雄

Nabita様、珍しいゴールのご投稿をありがとうございます。道北には、ミツバアケミの自生はありませんが、植栽はあるようです。ゴールの質感はもち病やふくろ実病のような感じですが、この中にタマバエの幼虫が入っているんですね。名称的にはハトジやハオレになるのかと思いますが、「図鑑一覧」アケビハトジフシに類似するようにも思いますが、図鑑に画像がないのが残念です。

2014/09/12(Fri) 19:49 No.884
Re: ミツバアケビ葉身のゴール 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。御地では大雨の被害には遭われませんでしたか。ご教示いただき、図鑑のリスト確認しましたところ、確かにアケビハトジフシというのがありますね。そこまで気が回りませんでした。意表を突くゴールにうろたえていたようです(自分で見つけられなかったという残念感もありましたし)。ゴールの名称はなかなか難しくて、ハトジとハオレの区別も理解できていませんので、湯川先生が学会から帰られて、休養されてからのお出ましに期待しましょう。

2014/09/30(Tue) 21:41 No.921
Re: ミツバアケビ葉身のゴール 投稿者:Nabita

ミツバアケビにはハベリマキ型のゴールもありました。中には、まだ小さかったですが、タマバエ幼虫がいました。

寄主植物:
撮影年月日:2014年9月14日/青森市


2014/09/09(Tue) 21:25 No.873
クマイチゴ腋芽のゴール 投稿者:Nabita

太平洋側の八戸市を訪れたところ、クマイチゴの葉腋に不自然な芽がありました。

寄主植物:クマイチゴ
撮影年月日:2014年9月7日/青森県八戸市
 

2014/09/09(Tue) 21:26 No.874
Re: クマイチゴ腋芽のゴール 投稿者:Nabita

芽を採ってきて、鱗片をむしっていくと、中に白色のタマバエ幼虫が7頭いました。同じような芽は、2週間前にも日本海側の深浦町(旧岩崎村)で2個見つけましたが、この時のものは内部に虫がおらず、ゴールであることを確認できませんでした。初期のゴールは、幼虫が小さく見つけにくいこともありますので、今後ともクマイチゴに注意したいと思います。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/11(Thu) 23:25 No.882 ホームページ
Re: クマイチゴ腋芽のゴール 投稿者:南 常雄

Nabita様、こちらではタマバチによってRosaに形成されたゴールは2種発見できたのですが、Rubusにタマバエによって形成されるゴールは避けてとおるようです。ときどき観察の時には、キイチゴを食べているんですれどね。

2014/09/12(Fri) 20:03 No.885
Re: クマイチゴ腋芽のゴール 投稿者:Nabita

南さん、こちらの投稿にもコメントありがとうございます。昨日日中、ちょっと空き時間があったので、いつも行く黒石市内(といっても山林ですが)に行ってきました。クマイチゴが沢山あるところで、葉腋に注意していたら、3節連続してゴールになっているような枝が見られました。切ってきて、内部を確認しましたところ、枝先側から順に、3、4、4頭のタマバエ幼虫が入っていて、このゴールの追加確認ができました。それぞれの葉腋には複数の芽が発達していましたが、幼虫がいたのは、いずれもそのうち1芽ずつだけでした。ゴール化を促す刺激物質で、産卵された以外の芽もゴール化したのでしょうか。ゴールがあった株は、やはり林下の日陰になる時間帯がある所が良いようです。したがって、サビダニえいがあるような日当りの株は良くないと思います。arisuabuさんとか、他の地域でも探してくださると嬉しいのですが。

2014/09/30(Tue) 21:39 No.920
Re: クマイチゴ腋芽のゴール 投稿者:Nabita

上のコメントで、幼虫がいるのは中心の芽だけと書きましたが、この写真のゴールでは、4連続全てのゴール節で、両脇の芽にも幼虫がいました。

寄主植物:
撮影年月日:2014年9月13日/青森県深浦町(旧岩崎村)


2014/10/13(Mon) 19:58 No.946
Re: クマイチゴ腋芽のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様: コメントが遅くなり済みません。クマイチゴの腋芽のタマバエゴールは初めての発見です。これまで、モミジイチゴ C-3170b やナガバモミジイチゴ C-3170a、クサイチゴ C-3172 などの頂芽にシントメフシが形成されることが各地で知られていました(虫えい図鑑の写真)。シントメフシはゴールの塊ですので、腋芽のゴールが集まったような感じです。腋芽ゴールは、クマイチゴメフクレフシ C-3174 にし、将来、シントメフシと幼虫の塩基配列を比較してみましょう。

2014/09/06(Sat) 21:35 No.863 ホームページ
セリミフクレフシ 投稿者:南 常雄

こちらでも、セリミフクレフシを発見することができました。谷間の沢湿地のセリの群落に、多数のゴールが形成されていたので、ゴールが形成されている花序を15本採集してきました。解剖して中の幼虫を見た後で更に採集しようと思います。10キロほど離れた場所でも、少量ですが見つかったので、広範囲に分布しているかも知れません。

寄主植物:セリ
撮影年月日:2014年9月6日/北海道深川市
 

2014/09/09(Tue) 13:03 No.864
Re: セリミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: セリミフクレフシを採集されたとのこと、大変嬉しく思います。もし、可能でしたら、幼虫の胸骨の形を見て頂けないでしょうか?  Kiefferiaのどちらのグループに該当するか、広島での学会の講演前に分かりますと大変有り難いです。エゾニュウの胸骨は短くて、幅広いのですが、それ以外のセリ科の実から得られた幼虫の胸骨は細くて、長いのです。よろしくお願い申し上げます。

2014/09/09(Tue) 14:53 No.870 ホームページ
Re: セリミフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、そうそうコメントをありがとうございます。
簡易プレパラートで検鏡したところ、エゾノヨロイグサ-タイプのようです。体液で縁の部分が見にくいのですが「細くて長い」です。昨日も6日に採集した場所と同じ沢沿いの下流で、更にゴールが成熟していた10本の花序を採集してきました。合計のゴール数は300個ほどになると思いますが、羽化用に飼育して見ます。


2014/09/06(Sat) 09:56 No.861
アルバムについて 投稿者:南 常雄

掲示板上部の「アルバム」をクリックすると、過去にご投稿していただいた写真のサムネイルが表示されます。写真の上部に表示されている記事のタイトルをクリックすると、その「コメント」掲載ページが表示されます。
過去の記事を探すのに便利だと思いますので、ご利用ください。
最初のご投稿と異なった写真を添付していただく際に、コメント欄のタイトルを変更していただくと、更に検索がしやすくなると思いますので、ご協力をお願いします。
 

2014/09/04(Thu) 15:00 No.849 ホームページ
オオヨモギハナフクレフシ 投稿者:南 常雄

タマバエの1種によってオオヨモギの花がやや肥大するゴールで大きさは4〜6mm、形成当初は緑白ないし黄緑色で目立ちませんが、成熟するとともに紫ないし紫褐色に変色します。幼虫は橙色で、正常な花が開花する頃に3齢に達し、花粉を出す頃にゴールから脱出して地上に落下します。幼虫は土に潜り、薄膜状の緻密な繭を形成して越冬します。
飼育では、写真撮影と同日に採集したゴールから脱出した幼虫が、8月中旬〜下旬に羽化しました。


寄主植物:オオヨモギ
撮影年月日:2016年8月29日/北海道鷹栖町
 

2014/09/04(Thu) 20:24 No.850
Re: オオヨモギハナフクレフシ 投稿者:Nabita

南さん、オオヨモギハナフクレフシをご紹介いただきありがとうございます。南さんは集合花の中に含まれる小さなゴールを沢山見つけられていて、その慧眼には驚くばかりです。1年前に採集したゴールからの脱出幼虫を越冬・越夏させて、無事に羽化させる飼育のセンスも脱帽です。
これからの時期、私もヨモギ類の花序には注意していきたいと思います。南さんの成果を拝見するのが、私のモチベーションにもなっておりますので、今後とも情報の交換・提供よろしくお願いいたします。
メドハギツボミトジフシは探してくださっても見つけられなかったとのことで、やはり黒松内を越えられない昆虫は沢山いるのでしょうね。青森では、前世紀の終わり頃から北上してくる昆虫が多くなり、「暖地の普通種を欠く」という特色が薄まってしまい、種数の増加を単純に喜べないでいます。


2014/09/04(Thu) 21:52 No.852 ホームページ
Re: オオヨモギハナフクレフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、コメントをありがとうございます。
今ちょっと残念なのは、セリとメドハギのゴールを観察できないことです。今日行った河川敷は、メドハギの群落がたくさんあります。寄主が無いとなんとも思いませんが、両方の寄主がたくさん生えているのに、ゴールが付きません。


2014/09/05(Fri) 08:06 No.854
Re: オオヨモギハナフクレフシ 投稿者:Nabita

南さん、返信ありがとうございます。青森県でかつてはいなかったのに、北上して定着した代表的なものに、クロアゲハ、ヤマトシジミなどがあります。食餌植物は以前からあったのに、分布していなかったのは、やはり気象的な制約で、温暖化によって北上できたのだと考えられています。御地でも同様に、植物はあっても、虫はいないというのは少なくないのだと思います。なお、私がメドハギツボミトジフシを見つけたのは、クロマツの砂防防風林内の林道で、1日中あまり直射日光が当たらなそうなところでした。釈迦に説法ながら、河畔林の傍などの、1日のうち何時間かは日陰になるようなところも見られたのでしょうから、本当にいない虞が高いですね。

2014/09/05(Fri) 21:42 No.857 ホームページ
Re: オオヨモギハナフクレフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、ドキッとしました。いつも適当に見てきて、帰ってから反省仕切りの観察です。群落が日向の条件のいいところにあるので、日の当たらないところはあまり見ていないような気がします。

2014/09/09(Tue) 13:25 No.866
Re: オオヨモギハナフクレフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: オオヨモギハナフクレフシ D-0723 から羽化した成虫をお送り下さり、誠に有り難うございました。通常のヨモギタマバエ属 Rhopalomyia の成虫より大きいので驚きました。プレパラート標本を作成し、じっくり検鏡してみます。今のところ、北海道だけです。

2014/09/21(Sun) 20:07 No.900
Re: オオヨモギハナフクレフシ 投稿者:Nabita

オオヨモギハナフクレフシらしきは青森でも見つかりました。しかしながら、見つけたのは開花後の花弁が褐変した状態の花穂からで、それでも見た範囲のゴールには、まだ全て幼虫がいました。ゴールの写真を貼ってみますが、ゴールから未開花の筒状花がちょろんと飛び出しており、なかなか愛らしいフォルムと思いました。最初に見つけたのは十和田市(旧十和田湖町)で、今週は外ヶ浜町(旧三厩村)と黒石市で見ています。
メドハギツボミトジフシは青森市、五所川原市(旧市浦村)にもありましたが、黒石市では植物があったのに見当たりませんでした。見つかった5地点との違いは、メドハギが日当りにあり、大きいことと、海から遠いということです。青森市の地点は海岸から4kmほど内陸ですが、日当りが良いところにある大きな株には全然見つからず、土手の影になった20cm程の茎に上から下までびっちり着いていました。思い起こすと、ゴールがあったのは全て膝下位の長さの茎でした。


寄主植物:オオヨモギ
撮影年月日:2014年9月15日/青森県十和田市(旧十和田湖町)


2014/09/22(Mon) 23:23 No.901 ホームページ
Re: オオヨモギハナフクレフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさま、オオヨモギハナフクレフシを見つけていただきありがとうございます。秋のゴールは、こちらの方が少し進行が早いのかもしれませんね。昨年は10日前後にゴールを採集して、脱出した幼虫を飼育しました。形状的には形成時期の少しの差でも花の生長具合によって、ゴールの形に差ができるのではないかと思います。
メドハギツボミトジフシの情報を、ありがとうございます。今シーズンはあきらめて、来シーズンに持越しですね。


2014/09/02(Tue) 07:47 No.843
メドハギツボミトジフシ 投稿者:Nabita

「虫えい図鑑」の巻末のリストには載っているものの、図示のないゴールをみつけたので、また投稿させてください。今回はマメ科の2種です。
まずは、メドハギツボミトジフシと考えられるもので、メドハギの茎に涙滴型のものが着いていました。普通に芽か蕾のような形ですが、メドハギの蕾は側偏しているのが通常です。拡大してみると、ひとつの葉腋の花序のうち最初に発育するものがゴールになっているようでした。


寄主植物:メドハギ
撮影年月日:2014年8月31日/青森県つがる市(旧木造町)
 

2014/09/02(Tue) 07:48 No.844
Re: メドハギツボミトジフシ 投稿者:Nabita

少し黄色くなりかけた、育ったゴールを開いてみたところ、淡黄色のタマバエ幼虫が1頭いました。若いゴールにいる幼虫は白色で、1ゴール内に2頭いるのも複数例確認できました。メドハギツボミトジフシは8月31日に青森県つがる市(旧木造町)の2か所で確認でき、ゴールがある枝では数節の花序が連続してゴール化していました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/04(Thu) 14:30 No.848 ホームページ
Re: メドハギツボミトジフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、いつもご投稿ありがとうございます。
こちらのメドハギを調べて見ましたが、見つけられませんでした。
珍しいものではありませんが、メドハギの帯化茎があったので1枚貼ってみました。


寄主植物:
撮影年月日:2014年9月4日/北海道当麻町


2014/09/09(Tue) 13:19 No.865
Re: メドハギツボミトジフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita様: メドハギツボミトジフシのご投稿、有り難うございました。このゴールは、沖縄県沖縄市知花で、1979年9月24日に、山内政栄氏によって採集されたものです(山内ら 1982, SATSUMA 31:1-23)。記載は以下のようになっています。蕾がそのまま堅くなり、中に1〜2頭の幼虫がいる。ゴールは正常なツボミに比べてやや大きく、最大直径約2.0mm、長さ約4.0mm。沖縄県以外からは、再発見されていませんでした。遠く離れた場所で、見つかりましたので、同じものかどうか、DNA 解析の必要がありますが、沖縄で新鮮な個体を再発見しなければなりません。山内さんに連絡してみましょうね!(この部分は、沖縄方式にの表現です)。

2014/09/09(Tue) 13:28 No.867
Re: メドハギツボミトジフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: ハギ類の帯化ゴールは九州でもよく見られます。見つけるたびに、植物病理学の研究室にもって行くと、学生に見せたいと、大変喜ばれました。

2014/09/09(Tue) 21:15 No.871
Re: メドハギツボミトジフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、ご教示ありがとうございます。メドハギツボミトジフシが最初に見つかったのが沖縄県なのであれば、青森のものとは同じではない可能性もありますね。小さいとはいえ、ゴールがある場合には、同じ枝にいくつもあったので、これまで九州以北で報告がなかったのは気になります。なお、同じゴールは9月7日に、太平洋側の三沢市でも見つかりました。ゴールを10個ほど採ってきて、内部を確認しましたら、成長して黄色くなった幼虫が5頭も入っていたものもありました。やはりゴールは、相対的には日当りが悪く、1日のうち何時間かは日光が直射しないような所に生えている株で見つかりました。

2014/09/02(Tue) 07:45 No.841
フジハオレフシ? 投稿者:Nabita

続いてフジの若い葉のゴールです。夏以降に伸長する若い蔓に着く葉がゴール化する例については、1か月前にもフジハネジレフシを投稿しました。このゴールは若い小葉がねじれて、極端な場合はドリルの刃かワインのコルク抜きのような形になるものでした。今回のものは、基部から4対目までの小葉は片側のものだけが中肋で折れていたもので、単に若いというだけで開いていないのではないことがわかります。閉じた小葉が多少は歪んでいますが、これはフジハオレフシではないかと思われます。

寄主植物:フジ
撮影年月日:2014年8月31日/青森県つがる市(旧木造町)
 

2014/09/02(Tue) 07:45 No.842
Re: フジハオレフシ? 投稿者:Nabita

1か月前にも同じ地点で、同様のものを見つけていたのですが、その際はまだ出来たてのゴールだったのか、葉の間に幼虫を見つけることはできませんでした。今回は折れた小葉の間に、白いタマバエ幼虫が1〜数頭入っていましたが、中に何もいない場合もありました。
ちなみに、同じ31日にフジハネジレフシを黒石市の前回と同じポイントを見ており、内部の幼虫も確認できました。こうした若い葉を利用するゴールは、次々と伸びてくる葉を利用できるので、発生期間が長いのかもしれませんね。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2014/09/09(Tue) 13:45 No.868
Re: フジハオレフシ? 投稿者:湯川淳一

Nabita様: 次々と幻のゴールを再発見して下さり、大変有り難いと存じます。フジハネジレフシは、愛媛県で矢野俊郎先生が発見記録されたものです。矢野(1964) 愛媛県高校理科 No.1: 66-80. ハオレ、ハベリマキ、ハネジレ、ハトジなど新葉に形成されるゴールは、植物とタマバエがどの時期にシンクロナイズしたかによって、形成場所や形状に変異が出ることが多く、幼虫が脱出して成虫も得にくいことから分類が遅れています。これまで集めた標本は古くなってしまいましたので、DNA 解析用に新鮮な標本が必要になってきました。マメ科は寄主植物も多岐に渡りますので、大仕事になります。若い研究者の出現を切に望んでいます。

2014/09/09(Tue) 21:21 No.872
Re: フジハオレフシ? 投稿者:Nabita

湯川先生、いつもご教示ありがとうございます。フジのハネジレとハオレは、それぞれ同じ地点では複数回確認されているのに、両方が一緒には見られてはいないので、虫か植物か、あるいはそれら両方の性質に何らかの違いがあると想像されます。とりあえず幼虫をアルコールに浸けてはあるので、本当に誰か調べてくださる方がいらっしゃれば嬉しいですね。



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