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2015/06/11(Thu) 20:22 No.1410
オオイタドリハマキフシ 投稿者:Nabita

オオイタドリハマキフシは「虫えい図鑑」にも「北海道の虫えい図鑑」にも載っていますが、青森県からも見つかりました。「虫えい図鑑」の写真は若いゴールのようで、私の眼力では展開前の新葉なのかゴールなのか区別できません。青森で見つけたのは、写真のように葉の緑の濃さが成葉と同じで、葉巻自体も歪んで表面がごつごつしており、新葉とは明確に区別できました。

寄主植物:オオイタドリ
撮影年月日:2015年6月6日/青森県深浦町(旧岩崎村)
 

2015/06/11(Thu) 20:24 No.1411
Re: オオイタドリハマキフシ 投稿者:Nabita

ゴールは3個採集し、解剖したところ2個にはタマバエの幼虫がいました。写真の一番上に写っている幼虫はタマバエではなく、咽頭骨片を認められたので、無弁翅ハエ類のものです。この幼虫は、タマバエの幼虫を確認できなかったゴールにも入っていました。捕食者なのか、ゴールの再利用者なのかわかりませんが、ゴールに関連した生態を持つものと考えて間違いないと思います。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/06/11(Thu) 23:38 No.1414
Re: オオイタドリハマキフシ 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
このゴールを昨年観察したのは9月に入ってからでしたが、幼虫が脱出した後も葉が枯れないので、葉身が縮れたまま茎に残っていました。下部のゴール跡と上部のゴールには数節の間があり、多化性と思われます。目検討ですが、ゴールの出現は7月上旬と8月下旬くらいかと考えていたのですが、もう少し早い時期から形成されるのかも知れませんね。今年は1世代目のゴールから観察してみたいと思っています。


2015/06/12(Fri) 08:08 No.1417
Re: オオイタドリハマキフシ 投稿者:Nabita

南さん、こちらもご教示ありがとうございます。オオイタドリハマキフシは多化性とのことで、今回の記録に安心せず、産地と発生時期の記録を蓄積していきたいと思います。

2015/06/18(Thu) 14:40 No.1450
Re: オオイタドリハマキフシ 投稿者:南 常雄

15日に採集した3枚のゴール葉から、自然に脱出してきた幼虫を70匹得られ飼育しています。この後、いつ羽化するのか楽しみです。3齢幼虫でも2mm前後ですが、良くジャンプするので容器から飛び出し、それを回収するのが大変でした。幼虫は気に入った場所を見つけると、直ぐに山砂に潜ります。今回は用土に山砂と、乾燥したミズゴケを切り刻んだものを混ぜて使いました。

2015/06/18(Thu) 19:59 No.1458
Re: オオイタドリハマキフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様:オオイタドリハマキフシが、青森でも発見されたというご投稿、有難うございました。イタドリハマキフシは長野県で見つかっています。幼虫がジャンプすることから、このタマバエは Contarinia 属の可能性大です。多化性だというデータが揃うと良いですね。
ヨーロッパに侵入したイタドリが巨大化し、はびこっているために、生物的防除の候補種の一つとして、このタマバエの名前も入っていましたが、とても、イタドリを枯らせることができるようなタマバエではないと伝えました。


2015/06/18(Thu) 20:13 No.1459
Re: オオイタドリハマキフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございます。オオイタドリハマキフシは青森市と十和田湖の南の田子町にもありました。一旦認識すると目立つゴールなので、今後も分布・出現時期など注意したいと思います。タマバエ以外の昆虫が似たような状態にすることもあるかもしれませんので、新しい産地では必ず中の幼虫を確認するように心がけます。

2015/06/10(Wed) 20:07 No.1408
ブナハベリタマフシ? 投稿者:zipp

 はじめまして。

 ゴールに関しては、以前薄葉先生の掲示板にお邪魔したことがあったものです。
今回、ネット上で虫こぶの事を検索中、薄葉重様が他界されたことを知りました。
つつしんでお悔やみ申し上げます。

 さて、上記検索中、この掲示板を知り嬉しく思います。
でっ、早速なのですがこの虫こぶの事を知りたいのです。

 ブナの葉裏縁にできていました。撮影は6月7日。場所は三重県松阪市飯高町です。
ブナハベリタマフシとは季節、色及び大きさが違うと思いますが、どうなのでしょう?


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2015年06月07日/三重県
 

2015/06/11(Thu) 10:00 No.1409
Re: ブナハベリタマフシ? 投稿者:南 常雄

zipp様、ご投稿ありがとうございます。
私も薄葉先生の「これ何だろう?の広場」に投稿したり、著書を教科書にさせていただいています。
見事な赤色ですね。形はブナハベリタマフシのようですが、時期とこの色は初めてです。
湯川先生に連絡をしてコメントをいただきたいと思いますが、湯川先生は会議で出かけられています。週末にはお帰りになりますので、よろしくお願いします。


2015/06/12(Fri) 17:48 No.1418
Re: ブナハベリタマフシ? 投稿者:佐藤信輔

zipp様
南 常雄 様

初めまして.
佐藤信輔と申します.
以前,ブナを寄主とするタマバエの研究をしておりました.
湯川先生からこの掲示板にブナ上のゴールの情報が掲載されていると
聞きまして,お邪魔させていただいた次第です.
zipp様の写真を拝見いたしました.南様のいわれるとおり,
ブナハベリタマフシと思われます.
3月下旬から4月上旬にブナの冬芽に産下された卵から
ふ化した幼虫による葉縁部の吸汁によって,
ブナハベリタマフシは形成され始めます.
私の経験ではゴールそのものは5月半ばから
確認出来るくらいの大きさになっております.
その後ブナハベリタマフシは7月に急激に大きくなり始めますので,
この時期ですと,まだ完全な大きさになっておりません.
ゴールの色につきましてもこの時期ではピンク色になって
いることは多いです.おそらくゴールが肥大するにつれて
ピンク色が抜け黄白色がかった薄緑色になっていくと思われます.

以上になりますが,不備な点がございましたら,ご連絡よろしくお願いいたします.

佐藤信輔



2015/06/12(Fri) 22:31 No.1420
Re: ブナハベリタマフシ? 投稿者:zipp

 南さま、湯川さま。
そして佐藤さま、ありがとうございます。

 3月下旬からブナハベリタマフシの生活史(?といいましょうか)はじまっているのですね。

色が抜けること、肥大化すること了解しました。

また機会あれば、現場を覗いてみます。

 佐藤さま、ありがとうございました。

 別の画像も貼っておきます。


寄主植物:ブナ
撮影年月日:2015年06月07日/三重県松阪市飯高町


2015/06/13(Sat) 00:17 No.1421
Re: ブナハベリタマフシ? 投稿者:南 常雄

佐藤信輔 様、お久しぶりです。コメントならびにご教示ありがとうございます。
数年前から道南でブナのゴールを観察していますが、ブナハベリタマフシが赤い時期を見逃しているようです。今年も5月下旬に黒松内、七飯などで観察してきましたが見ていません。不思議に思って過去の写真を調べてみたら、7月以降の写真しかありませんでした。来年も5月中に観察に行く予定をしているので、気を付けて観察してみます。


2015/06/14(Sun) 23:37 No.1435
Re: ブナハベリタマフシ 投稿者:湯川淳一

zipp 様: ブナハベリタマフシの非常に綺麗な写真をご投稿下さり有難うございました。私も、こんなに赤くなっているのは見たことがありませんでした。

佐藤さん: 出張先からの急なお願いにもかかわりませず、ブナハベリタマフシに関する大変詳しいご回答、誠に有難うございました。今後とも、掲示板をよろしくお願い致します。


2015/06/09(Tue) 21:22 No.1402
ツルアジサイハナフクレフシ 投稿者:Nabita

青森県の日本海側秋田県境近くで、ツルアジサイハナフクレフシを見つけました。南さんの「北海道の虫えい図鑑」には載っていますが、「虫えい図鑑」にはリストにもないので、青森県からも見つかったことをお知らせします。

寄主植物:ツルアジサイ(ゴトウヅル)
撮影年月日:2015年6月6日/青森県深浦町(旧岩崎村)
 

2015/06/09(Tue) 21:24 No.1403
Re: ツルアジサイハナフクレフシ 投稿者:Nabita

採って来たツルアジサイハナフクレフシを解剖していたら、丁度ゴール脱出中の幼虫がいました。撮影後、このゴールを開いたら、中に更に3頭の老熟幼虫がいました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/06/09(Tue) 21:26 No.1404
イタヤカエデのゴール? 投稿者:Nabita

ツルアジサイハナフクレフシを見つける直前、同行してくれた新採用のT君が、イタヤカエデの葉を持ってきて「これも虫こぶですか?」と聞いてきました。木を教えてもらうと、同じような葉が数枚見られました。
葉裏面の葉脈部分が膨らんで、その部分は茶色に枯れていました。


寄主植物:イタヤカエデ
撮影年月日:2015年6月6日/青森県深浦町(旧岩崎村)


2015/06/09(Tue) 21:29 No.1405
Re: イタヤカエデのゴール? 投稿者:Nabita

他の葉を見ても、ゴールらしき部分は全て枯れており、葉表側にあるスリットを開いて、中を覗いても虫は見られませんでした。開口部の内側上部に写っている白いものはゴミです。
同様の葉は、当日移動した深浦町内の別の地点でも見つかり、ハミャクフクレフシのように思われるのですが、幼虫が確認できなかったので確信が持てないでいます。機会があれば、少し標高が高いところでも探してみるつもりです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/06/09(Tue) 23:45 No.1406
Re: ツルアジサイハナフクレフシ 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。ツルアジサイハナフクレフシのゴールを見つけていただいて、少し安心した感じです。こちらでは、ゴールの形成数が少なく、その後の観察がすすんでいません。
イタヤカエデのゴールは、初めて拝見しました。こちらでも探して見ます。


2015/06/10(Wed) 08:11 No.1407
Re: ツルアジサイハナフクレフシ 投稿者:Nabita

南さん、早速のコメントありがとうございます。ツルアジサイハナフクレフシは御地でも少ないとのこと。去年も少し探していたのですが、見つからないでいました。ツルアジサイは、一番下の花序でも手が届かないことが多いですが、引き続き産地を増やすべく探したいと思います。
イタヤカエデについては、青森よりも季節の進行が遅い道北でも探してもらえれば、これほど力強いことはありません。朗報を期待するや切ですが、ご負担にならない範囲でよろしくお願いいたします。


2015/06/19(Fri) 14:34 No.1479
Re: イタヤカエデのゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita様: イタヤカエデには、イタヤカエデハミャクフクレフシ C-3675 と言うタマバエのゴールがあり、青森県や兵庫県、熊本県で見つかっています。しかし、今回の写真を拝見しますと、ハミャクフクレフシより、かなり小さく、別のような気がします。ぜひ、内部の形成者が分かりましたら、再度、ご投稿頂けますようお願い申し上げます。

2015/06/19(Fri) 16:47 No.1482
Re: ツルアジサイハナフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ツルアジサイハナフクレフシ C-2965 は、北海道だけの記録でしたが、今回、青森県初記録ですね。これも、うまく成虫が得られると良いのですが。

2015/06/19(Fri) 20:15 No.1485
Re: ツルアジサイハナフクレフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、コメント・ご教示ありがとうございました。イタヤカエデハミャクフクレフシは青森県でも確認されているとのこと。ハミャクフクレフシには多化性のものはなさそうですので、形成者の確認は来年になってしまうと思います。私がこれまでに見つけたハミャクフクレフシは多くありませんが、むしろゴール部は大きいと思いました。そこで、とりあえずはイタヤカエデハミャクフクレフシとしておきたいと思います。
ツルアジサイハナフクレフシの産地情報もありがとうございました。


2015/06/08(Mon) 15:16 No.1397
ヤブニッケイの枝先に付いていました2 投稿者:KFC

後日同じ虫こぶを割ってみましたので画像を送付します。
よろしくご教示願います。


寄主植物:ヤブニッケイ
撮影年月日:2015年6月6日/神奈川県横浜市
 

2015/06/08(Mon) 21:08 No.1399
Re: ヤブニッケイの枝先に付いていました2 投稿者:南 常雄

KFC様、ご投稿ありがとうございます。
湯川先生に連絡しますので、少しお時間をください。


2015/06/08(Mon) 15:12 No.1395
ヤブニッケイの枝先に付いていました 投稿者:KFC

5月18日にヤブニッケイの枝先に付いていました。ほぼ球形で直径40mm以上のものもありました。不定形で角状の突起が複数あるものもありました。

寄主植物:ヤブニッケイ
撮影年月日:2015年5月18日/神奈川県横浜市
 

2015/06/08(Mon) 21:16 No.1400
Re: ヤブニッケイの枝先に付いていました 投稿者:湯川淳一

KFC 様: ご投稿、有難うございました。これは、ヤブニッケイの菌えいです。虫えい図鑑の94ページ、F−008 です。ヤブニッケイの他にホソバタブなどにも見られます。古くなってきますと、様々な昆虫が集まってきます。

2015/06/09(Tue) 08:09 No.1401
Re: ヤブニッケイの枝先に付いていました 投稿者:KFC

南様、湯川様 早速の回答、有り難うございました。図鑑を確認致します。KFC

2015/06/07(Sun) 20:43 No.1392
シダ 投稿者:akaitori

シダの虫えいは少ないようですが、これも虫えいでしょうか。


寄主植物:ジュウモンジシダ
撮影年月日:2015年6月7日/神奈川県逗子市
 

2015/06/07(Sun) 21:39 No.1393
Re: シダ 投稿者:南 常雄

akaitori様、ご投稿ありがとうございます。
シダ類のゴールは珍しいですね。この中に何が入っているのか楽しみです。


2015/06/07(Sun) 22:35 No.1394
Re: シダ 投稿者:湯川淳一

akaitori 様: ご投稿有難うございました。タマバエによる、ワラビクロハベリマキフシではなさそうですね。初めて見るものです。中に何が入っているでしょうか? 

2015/06/04(Thu) 16:10 No.1384
ホロムイイチゴハチヂミフシ 投稿者:南 常雄

2014/07/06(Sun) 21:55 No.577 で紹介したホロムイイチゴハチヂミフシの成虫が羽化しはじめています。先週の観察旅行中に数匹の成虫が羽化していて、帰ってから調べた時には、死んでカビが発生していました。60匹の幼虫を飼育していたので、心配はしていませんでしたが、今日、雌1匹の羽化がありました。続けて羽化してくれることに期待しています。No.577のマルチポストになりますが、あらためて写真を添付します。幼虫は半透明で内部が綺麗な青色をしていますが、成虫は全体に淡黄色をおびた綺麗な体色をしています。

寄主植物:ホロムイイチゴ
撮影年月日:2014年7月4日/北海道稚内市
 

2015/06/05(Fri) 18:33 No.1385
Re: ホロムイイチゴハチヂミフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: ホロムイイチゴハチヂミフシを形成するタマバエの成虫が羽化した由、お目出度うございます。こような色をした幼虫から羽化したタマバエが、どんな属に入るのか、標本を拝見するのがとても楽しみです。それにしても、ゴールから脱出する幼虫を、途中で乾燥や多湿で死亡させることもなく、1年間も保存し、無事に羽化させる南さんの飼育技術には、いつも、敬服しています。私は、幼虫をインキュベーターに入れて、春夏秋冬を短期間で体験させ、早く羽化させることばかり考えますので、失敗の方が多いのです。年寄りはせっかちでいけません。さらなる羽化を期待しています。

2015/06/05(Fri) 21:56 No.1389
Re: ホロムイイチゴハチヂミフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、お褒めの言葉を賜り恐縮です。報告させていただいているのは成功した分だけですので、その他、多数の幼虫が犠牲になっています。ホロムイイチゴハチヂミフシを発見してから7年目になりますが、寄主が高層湿原に限られるので、ゴールの観察、採集がままなりません。
飼育方法は、失敗を恐れて自然にまかせています。多湿で死ぬことは少ないと思いますが、私の失敗は乾燥と高温が大半をしめています。


2015/06/03(Wed) 08:47 No.1381
オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

2014/08/02(Sat) 00:12 No.655 で投稿したオニシモツケツボミフクレフシC-3056 から脱出した幼虫を飼育していたところ、本日、数匹の成虫が羽化しました。飼育していた幼虫を採取したゴールは、2014/07/29に採集したもので、その時のゴールの写真をあらためて紹介します。


寄主植物:オニシモツケ
撮影年月日:2014年7月29日/北海道当麻町
 

2015/06/03(Wed) 21:46 No.1382
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:Nabita

南さん、オニシモツケツボミフクレフシの鮮明な写真をご投稿くださり、ありがとうございます。
昨年投稿された時点で、青森ではオニシモツケの結実末期となっていて、多少探したもののツボミフクレフシは見つけられませんでした。先月末の調査では、葉裏に出来るタマバエのゴールは既に小さなものが見られましたが、花が咲くまでにはもうしばらくかかりそうでした。ゴールは落花後にも一定期間残っているとのことですので、今年は丁寧に探してみたいと思います。発見できましたら、掲示板で報告させてください。


2015/06/03(Wed) 23:03 No.1383
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、コメントをありがとうございます。こちらでは、葉裏に出来るタマバエのゴールが見つかっていません。今期の課題にします。
羽化した成虫を、午後からエタノール標本にしましたが、5匹の成虫が羽化し、雄3匹、雌2匹でした。


2015/06/05(Fri) 18:36 No.1386
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: このゴールからも成虫を羽化させるのに成功されたのですね。すばらしいことです。オスが3匹羽化しているとのことですので、属の見当がつくと思います。検鏡させていただくのを楽しみにしています。

2015/06/05(Fri) 22:09 No.1390
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、コメントをありがとうございます。その後も羽化がつづき、雌雄共に10匹を超えました。明日からホザキシモツケのゴールを観察に行きますので、帰ってからオニシモツケツボミフクレフシから得られた成虫標本をお送りします。

2015/06/14(Sun) 23:42 No.1436
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: オニシモツケツボミフクレフシから得られたタマバエの成虫標本をお送り頂き、誠に有難うございました。早速、検鏡させて頂きましたところ、このタマバエは、Schizomyia 属の可能性が大と思われました。この属のタマバエは、現在、佐賀大学の徳田先生が研究中ですので、近々、標本を渡しておきます。新種で記載されるかも知れません。

2015/06/15(Mon) 06:04 No.1437
Re: オニシモツケツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、そうそうご検鏡をたまわり、ありがとうございます。
新種ということで、大変うれしく思います。このゴールは、旭川周辺では複数の場所で観察できていますが、更に他所で探してみます。まだ出現時期が未確認なので、今年は少し早い時期から観察します。


2015/06/03(Wed) 08:05 No.1379
キンギンボクの蕾ゴール 投稿者:Nabita

蕾のゴール3連発の3です。30日に三沢市ではもう1種、蕾のゴールを見つけました。キンギンボク(別名ヒョウタンボク)に、不自然に膨らんで、赤みを帯びた蕾がありました。よく見ると、対生の葉の同じ節位の花は既に開花が終わって枯れていて、ますます不自然です。

寄主植物:キンギンボク
撮影年月日:2015年5月30日/青森県三沢市
 

2015/06/03(Wed) 08:06 No.1380
Re: キンギンボクの蕾ゴール 投稿者:Nabita

そのような不自然な蕾を何個か採集し、花弁を切り取ったところ、内部にタマバエの幼虫がいました。写真に示した、もっとも大きく膨らんでいた蕾では、内部の幼虫は30頭を越えていました。
あまり膨らんでいない蕾では幼虫数が少なく、また赤みの弱いゴールは若いようで、内部にいる幼虫も少し小さいものでした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/06/05(Fri) 18:44 No.1387
Re: キンギンボクの蕾ゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita さん; キンギンボクのツボミのゴールの写真をご投稿下さり、誠に有難うございました。このゴールは、これまで見たことがありませんでした。福岡では、スイカズラツボミトジフシと言うのが見つかっているのですが、それとは異なるようです。キンギンボクツボミフクレフシ D-0586 に決定しましょう。一つのゴールに幼虫が30匹とは、すごい数ですね。集中産卵のせいでしょうか。幼虫はジャンプするでしょうか?  もし、ジャンプすれば、Contarinia 属の可能性大です。


2015/06/05(Fri) 21:06 No.1388
Re: キンギンボクの蕾ゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、初確認のゴールではないかとの大変嬉しいお知らせ、ならびに早速のゴール名の提案とゴール番号の付与、誠にありがとうございます。
幼虫の回収には、ピンセットの先で、塊のまますくってサンプル瓶に入れる状態でしたが、ジャンプする幼虫は見られませんでした。ただ、写真の葯の上に写っている幼虫は明らかに若そうなので、ゴールの上側に写った集団になっている幼虫も、まだ老熟はしていなかったのではないかと思われます。
スイカズラにも蕾のゴールがあるとのこと。青森では個体数が少ない植物ですが、見つける機会があれば少し丁寧に探してみたいと思います。


2015/06/02(Tue) 07:42 No.1362
蕾のゴール3連発の1と2 投稿者:Nabita

北国青森でも、やっと春に産卵されたと考えられるゴールが見られるようになってきました。5月最後の週末で、自分では初めて見つけられたタマバエのゴールを3種類確認できました。2回に分けて投稿したいと思います。
まずは、管理人さんの「北海道の虫えい図鑑」に掲載されている、オオカメノキツボミフクレフシです。5月上旬から開花がみられていたので、木をみつけるたびに花序をみていたのですが、なかなかゴールはありませんでした。
青森県の中央にある、陸奥湾に突出した夏泊半島の先端付近で調査していたところ、オオカメノキが頻繁に見られました。それでも結果している木は合計3本と、1割程度の株しかなく、そのうち1株の2果序から1個ずつゴールを発見することができました。


寄主植物:オオカメノキ
撮影年月日:2015年5月30日/青森県平内町
 

2015/06/02(Tue) 07:44 No.1363
Re: 蕾のゴール3連発の1と2 投稿者:Nabita

ゴールをサンプルチューブに入れて持ち帰ったところ、1個は既に幼虫脱出済みで、もう1個からはチューブの中に幼虫が脱出していました。
写真はゴールの上に脱出幼虫を乗せて写したものです。胸骨が分かる状態で撮りましたが、写真が下手なのではっきりは見えません。
なお、翌31日には津軽半島の五所川原市(旧市浦村)でもオオカメノキツボミフクレフシを見つけました。やはり結果樹は少なく、5〜6本の結果樹のうち1本の2果序から、それぞれ1個と4個のゴールをみつけましたが、全て既に幼虫は脱出済みでした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/06/02(Tue) 07:46 No.1364
ガマズミツボミトジフクレフシ? 投稿者:Nabita

ガマズミにも蕾のゴールがあるということで、開花前の花序を見ていたら、蕾の大きさにバラツキがありました。やや大きな方は、色も白っぽく、単に発育段階に差があるだけかもしれませんが、念のために採ってきました。

寄主植物:ガマズミ
撮影年月日:2015年5月30日/青森県三沢市


2015/06/02(Tue) 07:48 No.1365
Re: ガマズミツボミトジフクレフシ? 投稿者:Nabita

採って来た、白っぽく大きい方の蕾をピンセットで開くと、透明な水がほとばり出ました。その中にやや細長いタマバエの幼虫がいて、ゴールであることが確認できました。ガマズミツボミトジフクレフシになるのでしょうか。
緑っぽい小さな蕾の方は、単なる蕾でした。ゴールは、内部が水で満たされているほかに、葯・花糸・花柱などの発達が悪く、幼虫の摂食部位になっているのではないかと考えられました。また、幼虫が水に浸されているゴールは、アカソやムカゴイラクサのハコブフシで経験済みでしたが、蕾のゴールを何個か開いてそれが常態で間違いなさそうなのは意外でした。
これがガマズミツボミトジフクレフシであれば、ガマズミのタマバエゴールとして、「虫えい図鑑」の巻末リストに載っている6種は、全て青森県からも確認されたことになります。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/06/02(Tue) 21:24 No.1372
Re: 蕾のゴール3連発の1と2 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ガマズミのゴールは、ご賢察の通り、 ガマズミツボミトジフクレフ D-0596a だと思います。薄葉先生が、福島県と山梨県で採集され、ガマズミツボミフシとして発表されたものです。薄葉 1984、インセクト 35: 40-43 「虫えい雑記 VII」 に出ています。虫えい図鑑でゴール和名を改称しました。コバノガマズミやミヤマガマズミからも、同じ様なゴールが知られています。ハクサンボクにもありますが、同じタマバエかどうか疑問が残ります。これらも、幼虫の DNA 解析が必要です。

2015/06/02(Tue) 21:27 No.1373
Re: 蕾のゴール3連発の1と2 投稿者:湯川淳一

南さん: オオカメノキツボミフクレフシは、南さんが発見されたゴールです。コメントの方を、よろしくお願い致します。

2015/06/02(Tue) 21:45 No.1374
Re: ガマズミツボミトジフクレフシ? 投稿者:Nabita

湯川先生、ガマズミツボミトジフクレフシでよいとのご判定、誠にありがとうございます。虫えい図鑑のリストになければ、こうした顕著でないものは見逃していたことと思います。薄葉先生の「虫こぶハンドブック」は書斎の整理が悪くて、行方不明でしたので改めて購入しました。本の最後の方の研究方法で「あらゆる植物のあらゆる部位に虫こぶがある可能性がある」という趣旨のことが書かれていて、肝に銘じたいと思いました。とはいえ、現実的には難しいところですが、ガマズミのようにゴールが多いものは、今後も注目していきたいと考えます。

2015/06/03(Wed) 00:05 No.1375
Re: オオカメノキツボミフクレフシ 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、ご投稿ありがとうございます。ゴールの形状などは、Nabitaさんにご投稿いただいた内容と共通する点が多く、同種のものと思います。
2008年に発見したときは、旭川近郊で多数のゴールを観察することでき、2シーズンにわたって、採集したゴールから脱出した幼虫を飼育しましたが、その時は飼育に失敗して、羽化成虫を得ることができませんでした。
その後、採集場所の環境の変化とゴールを採集したせいもあって、形成数が激減してしまいました。以後、ゴールを採集せずに資源の回復を待っている状態です。
オオカメノキは道内に広く分布しますが、オオカメノキツボミフクレフシは局所的にしか観察することができません。またNabitaさんのご投稿にもあるように、1株当たりに形成されているゴールの数が少なく、飼育用に採集することを控えています。引き続き観察をつづけ、成虫をぜひとも羽化させたいと思っています。


2015/06/03(Wed) 07:57 No.1378
Re: オオカメノキツボミフクレフシ 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。北海道でも発生地が限られ、1樹当たりのゴール数も少ないとのこと。幼虫脱出後のゴールは、しばらく樹上にありそうですから、今後の調査で発生地を増やせればと思います。

2015/05/31(Sun) 17:55 No.1358
ホザキシモツケハベリフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

葉縁が鋸歯の部分を残して葉裏に細長い袋状にふくれて、中空の幼虫室が形成されます。中に白色の幼虫が複数入っています。幼虫には、エゾシモツケシントメフシ、ホザキシモツケシントメフシと同様の淡褐色で先が蝶形の胸骨があります。
今回(2015.05.26)の観察で発見したゴールですが、中に3齢幼虫が入っているものもあり、複数のゴールを採集してきました。本ゴールは胆振管内の複数の湿地周辺で観察できましたが、まだ2齢幼虫が入っているものもありました。


寄主植物:ホザキシモツケ
撮影年月日:2015年5月26日/北海道安平町
 

2015/06/01(Mon) 21:45 No.1360
Re: ホザキシモツケハベリフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

南さん、シモツケのゴール2種をご紹介くださり、ありがとうございます。
ホザキシモツケは青森にはないようですが、八甲田山に登ると別種のシモツケはあります。昨年は中山地までの調査で手一杯でしたが、今年は山地も調べられたらと思います。


2015/06/01(Mon) 22:08 No.1361
Re: ホザキシモツケハベリフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、コメントをありがとうございます。
こちらでも、今シーズンに形成された新しいゴールが観察できるようになりました。今年は暖かいので、車中泊でも、昨年よりだいぶ寝心地がいいです。


2015/06/02(Tue) 20:47 No.1369
Re: ホザキシモツケハベリフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: ホザキシモツケの葉のゴールをご投稿頂き有難うございました。このゴールは、薄葉先生が1989年6月18日に、日光小田代原で採集され、ホザキシモツケハベリフクロフシ C-3128 として、インセクト 40:124-128 (1989) に、「虫えい雑記 X」 の中で発表されたものと同じ種類だと思います。虫えい図鑑では、591ページのリストの中に挙げております。栃木県に続いて、北海道は二つ目の記録となります。

2015/06/03(Wed) 00:30 No.1377
Re: ホザキシモツケハベリフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
分布表のホザキシモツケハベリフクロフシ C-3128と虫えい図鑑のリストを見落としていました。
ゴールの特徴からゴール名も、頭の中では「フクロフシ」と繰り返していたのに、フクレフシになってしまいました。「栃木県に続いて二つ目の記録」ということで大変嬉しく思います。


2015/05/31(Sun) 17:53 No.1357
ホザキシモツケシントメフシ 投稿者:南 常雄

ホザキシモツケの新梢が芯止め状になるゴールで、頂部の数節の成長が阻害され、葉が重なって幼虫室になっています。ゴールを形成している葉はやや肥厚し、表面に短毛が見られます。1ゴールの中に複数の幼虫が入っていて、ときに数十匹におよびます。
2014年7月に発見した時は、ゴールはすでに成熟し、中の幼虫は3齢になっていました。採集したゴールには、橙色と白色の幼虫がほぼ同数入っていましたが、橙色の幼虫が入っていないゴールがあったので、白色幼虫が形成者だと思います。いずれの幼虫にも胸骨があります。
今回(2015.05.26)の観察は、ゴールの出現時期を調べようと思ったのですが、昨年観察した場所では既にゴールが形成されていました。現地でゴールを一個開いてみると、1齢と思われる小さい幼虫が6匹入っていました。ホザキシモツケの群落は他所にもありますが、本ゴールを観察できるのは、現在はこの1箇所だけです。


寄主植物:ホザキシモツケ
撮影年月日:2015年5月26日/北海道苫小牧市
 

2015/06/02(Tue) 21:07 No.1371
Re: ホザキシモツケシントメフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: ホザキシモツケシントメフシは初めてのタマバエゴールだと思います。C-3129 としましょう。幼虫はジャンプするでしょうか? これから幼虫がゴールから脱出することでしょうね。バラ科には、色々な植物にシントメフシが作られますので、種の同定のためには、これらの幼虫と DNA 解析で比較する必要がありそうです。

2015/06/03(Wed) 00:18 No.1376
Re: ホザキシモツケシントメフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、そうそうにコメントならびにゴール番号をありがとうございます。さっそく分布表に加えさせていただきました。昨年、採集したゴールはすべて解剖して幼虫を取り出し、橙色、白色幼虫ともに99%エタノール標本で保存しています。一部を飼育しましたが、現在、羽化はしていません。自然に脱出した幼虫ではないので、羽化するのか心配です。


2015/05/23(Sat) 04:38 No.1350
ご教示ください 投稿者:matu

不明のツル植物の葉の縁にあった虫こぶなのですが、手許にある図鑑でみても似たものがありませんでした。この写真で判断出来ましたら、ご教示下さいm(_ _)m

寄主植物:
撮影年月日:2015年5月22日/長崎県佐世保市
 

2015/05/23(Sat) 17:39 No.1351
Re: ご教示ください 投稿者:南 常雄

matu 様、ご投稿ありがとうございます。
樹木病害のさび病の1種で、虫こぶの中では菌えいと言われるものです。虫こぶ図鑑などでも僅かに採り上げられていますが、樹木病害などの図鑑では、詳しいく解説されているものもあります。円形に変色し、葉の表裏どちらかにドーム状に膨らみます。表面に小さい突起(胞子堆)を生じ、成熟すると頂部が椀状に開いて、中央部から胞子を吹き出します。同様の菌えいは多くの植物でみられ、原因となる菌も、それぞれ異なるようです。


2015/05/23(Sat) 19:08 No.1352
Re: ご教示ください 投稿者:matu

南様、詳しい説明ありがとうございましたm(_ _)m


2015/05/20(Wed) 16:45 No.1347
キタコブシハグキケコブフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

キタコブシで新しい虫えいが見つかりました。発見されたのは青森県のYさんで、私のところに虫えいを送ってく下さいました。Yさんの許可を得て、掲示板にアップさせて頂きます。虫えいは、キタコブシの越冬芽や葉柄、葉脈に形成されるもので、タマバエによるものです。写真は越冬芽にできたものですが、これが伸長する場合としない場合があるようです。伸長しますと、葉柄や葉脈にゴールが生じるようです。タマバエは Pseudasphondylia 属の一種と思われます。先日、マタタビツボミタマバエのことを投稿いたしましたが、マタタビツボミタマバエも Pseudasphondylia 属です。そこで、今回発見されたキタコブシのタマバエが、マタタビツボミタマバエと同一種であれば、キタコブシやコブシがマタタビツボミタマバエの幻の冬寄主であることが判明します。現在、キタコブシの虫えいから成虫が羽化していますので、やがて、マタタビツボミタマバエと形態的な比較やDNA 塩基配列の比較など行い、確かめる予定です。これとは別に、同属のミズキツボミタマバエの冬寄主も未発見です。キタコブシやコブシがミズキツボミタマバエの冬寄主である可能性も否定できません。長年の謎が解き明かされるかもしれない、わくわくする一瞬です。

寄主植物:コタコブシ(モクレン科)
撮影年月日:2015年5月10日/青森県むつ市芦崎
 

2015/05/22(Fri) 21:25 No.1349
Re: キタコブシハグキケコブフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

キタコブシハグキケコブフシから得られたタマバエのDNA 解析が、K君の頑張りで、早くできました。
結果は、残念ながら、マタタビツボミタマバエでも、ミズキツボミタマバエでもありませんでした。Pseudasphondylia 属の別種ということになり、新たに、なぞが増えました。マタタビツボミタマバエと、ミズキツボミタマバエの冬寄主が、位然、判明していませんし、キタコブシハグキケコブフシの夏寄主を探す必要性がでてきました。とりあえずは、マタタビやミズキの蕾に産卵に来るタマバエの成虫を採集する努力を続けたいと思っています。キタコブシやコブシの近くに、夏寄主のゴールができていないか、探す楽しみも増えました。今後とよろしくお願い申し上げます。


2015/05/19(Tue) 22:15 No.1345
ハンショウヅルの虫えい 投稿者:サンガ

知人からこの掲示板の存在を紹介されましたので、投稿させていただきます。
ハンショウヅルの葉柄に虫えいと思われるものを見つけました。
ハンショウヅルに発生するものは初めて見ましたので、名前がわかればと思い、投稿いたしました。
採集、断面の撮影はしていませんが、よろしくお願いします。


寄主植物:ハンショウヅル
撮影年月日:2015年5月17日/千葉県南房総市
 

2015/05/20(Wed) 16:18 No.1346
Re: ハンショウヅルの虫えい 投稿者:湯川淳一

サンガ様: ご投稿有難うございました。ハンショウヅルの虫えいは、これまで、ハンショウヅルハコブフシとハンショウヅルハフクレフシと言う2種類が知られているだけです。いずれも、タマバエ科の昆虫によって形成されます。キンポゲ科全体を調べましても、葉柄に虫えいが形成される例は見当たりません。写真の葉柄の膨らみの中に、何か昆虫の幼虫かフシダニのようなものは、いませんでしょうか? 菌えいの可能性もございますので、中身のご確認をよろしくお願い申しあげます。

2015/05/20(Wed) 22:36 No.1348
Re: ハンショウヅルの虫えい 投稿者:サンガ

早々に丁寧なご回答ありがとうございます。
他の虫えいと違って、一株に一つだけだったのは、そういった可能性もあったのですね。
あらためて見に行ってみますので、残っていたら断面を撮影してみます。


2015/05/23(Sat) 19:13 No.1353
Re: ハンショウヅルの虫えい 投稿者:サンガ

あらためて現地で採取してきました。
成長している一方で、一部が食痕のようになっていました。


寄主植物:
撮影年月日:2015年5月23日/


2015/05/23(Sat) 19:17 No.1354
Re: ハンショウヅルの虫えい 投稿者:サンガ

持ち帰って切り開いてみましたが、産卵等の形跡は見られませんでした。
お見立てのとおり、虫えいではなかったようです。
ありがとうございました。


寄主植物:
撮影年月日:2015年5月23日/


2015/05/23(Sat) 22:11 No.1355
Re: ハンショウヅルの虫えい 投稿者:南 常雄

サンガ様 コメントならびに写真のご投稿ありがとうございます。
寄主植物は異なりますが、ヤマブキショウマのさび病の写真を紹介します。形成当初は葉柄が膨れるだけでしたが、後にさび胞子堆が表皮を破って出現しました。


寄主植物:ヤマブキショウマ
撮影年月日:2011年5月28日/北海道栗山町


2015/05/24(Sun) 10:42 No.1356
Re: ハンショウヅルの虫えい 投稿者:サンガ

重ね重ねありがとうございます。
表面には梨の皮のような斑点ができており、黄色い粉を出していましたので、これが胞子堆というものでしたか。
さび病の菌えいということで納得いたしました。


2015/05/12(Tue) 22:39 No.1339
キハダハグキコブフシ(仮称)C-3594 投稿者:湯川淳一

宮崎県小林市でキハダ(ミカン科)の花梗と葉柄にタマバエゴールが見つかりました。採集者は九大名誉教授の三枝豊平先生とお弟子さんの杉本さんです。先生のご了解を得てアップしました。ゴール内に橙赤色の3齢幼虫が1匹入っていました。生活史は不明です。これまで、キハダを寄主とするタマバエは、極東ロシアから Contarinia 属の2種が記録されているだけでした。今回の幼虫は、Contarinia 属ではありませんので、タマバエも新種の可能性があります。胸骨の形状から、Lasioptera でも Asphondylia でもありませんでした。これから花の咲く本州や北海道で新しい分布情報が得られましたら、掲示板でお知らせ頂けますと有難いです。

寄主植物:キハダ(ミカン科)
撮影年月日:2015年5月1日/宮崎県小林市浜の瀬川(三枝)
 

2015/05/13(Wed) 10:52 No.1340
Re: キハダハグキコブフシ(仮称)C-3594 投稿者:南 常雄

湯川先生、新しいゴールのご紹介をありがとうございます。
キハダのゴールはフシダニによって形成されるキハダハナガフクロフシを発見したとき以来で、寄主が稚樹だったために同定できなく「虫こぶハンドブック」の写真を拝見してキハダであることが分かりました。
葉柄に形成されるものは、稚樹でも観察できそうですが、北海道のキハダの稚樹は、若葉の葉柄や葉脈が赤褐色を帯びるので、キハダと思わないことが多いようです。5月下旬から6月中旬には出現しそうなので探してみます。キハダは、こちらの観察会などで黄檗やアイヌの食料としても紹介される身近な木です。


2015/05/10(Sun) 17:12 No.1331
マルバウツギ再び 投稿者:akaitori

今日、また行って来ました。
ゴールがあっても花は咲きました。


寄主植物:マルバウツギ
撮影年月日:2015年5月10日/
 

2015/05/10(Sun) 17:16 No.1332
Re: マルバウツギ再び 投稿者:akaitori

蕾、茎、葉、全て一室で、全て一匹、中には同じような幼虫がいました。
タマバエのように思います。
ウツギハコブフシ?


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/05/10(Sun) 17:17 No.1333
Re: マルバウツギ再び 投稿者:akaitori

大きくなると赤くなるようです。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/05/10(Sun) 21:07 No.1335
Re: マルバウツギ再び 投稿者:南 常雄

akaitori様、ご投稿ありがとうございます。
黄色幼虫が入っているものは子房が肥大し、赤色幼虫入っているものは蕾の成長がとまって肥大したものと見受けられます。
湯川先生に、連絡いたします。


2015/05/12(Tue) 16:59 No.1336
Re: マルバウツギ再び 投稿者:湯川淳一

akaitori様: 写真の幼虫は、まさしく、タマバエの幼虫です。極端に色が変わるのは不思議です。どちらも3齢幼虫のようですから、胸骨を比較することができると良いのですが。幼虫標本をお送りいただくことは可能でしょうか? 受取人払いで、拙宅宛にお送りいただけますと有難いのですが。住所は南さんにメールでお尋ねください。これまで、同一種のタマバエが、同一植物上の3カ所の異なる器官(蕾、茎、葉)に形の異なるゴールを、同一時期に形成する例は聞いたことがありません。大変興味深い現象ですので、ぜひ、幼虫を検鏡させていただけますれば幸甚に存じます。

2015/05/12(Tue) 19:57 No.1337
Re: マルバウツギ再び 投稿者:akaitori

虫えいは、少しだけですが持ち帰りました。

葉にいた幼虫も、小さいのは白。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/05/12(Tue) 19:58 No.1338
Re: マルバウツギ再び 投稿者:akaitori

大きい幼虫は赤。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/05/13(Wed) 11:10 No.1341
Re: マルバウツギ再び 投稿者:南 常雄

akaitori様、コメントならびにアドレスを添付していただきまして、ありがとうございます。
念のためakaitoriさんのメールアドレスを、本分から削除させていただきました。


2015/05/13(Wed) 19:17 No.1342
Re: マルバウツギ再び 投稿者:akaitori

赤い幼虫は、蛹化直前なのではと思いました。
蛾の幼虫では、蛹化直前に色が濃くなることが多いようです。
蛹の色は赤褐色が多いようですし。


2015/05/15(Fri) 22:43 No.1343
Re: マルバウツギ再び 投稿者:湯川淳一

akaitori様: 再度のご投稿、有難うございます。同一種だと非常に面白いです。赤い幼虫は、おそらく、ゴール内で蛹化するのではなく、ゴールから脱出して、地上で夏、秋、冬を過ごし、翌春蛹化して、寄主植物にシクロないずして羽化する可能性が高いと考えられます。万一、ゴール内で蛹化し、直接、ゴールから羽化するようなことがありますと、益々、研究対象として面白いタマバエということになります。標本を拝見するのを楽しみにしております。

2015/05/19(Tue) 16:32 No.1344
Re: マルバウツギ再び 投稿者:湯川淳一

akaitori様: マツバウツギのゴールをお送りくださり、誠に有難うございました。早速、解剖致しました。蕾、茎、葉にゴールを形成している幼虫は、胸骨や尾端の形態から、すべて、同一種だと思われます。同時期に異なる器官にゴールを形成するのは、大変興味深いことです。どの部位にゴールが形成されると生存率や繁殖率が高くなるのか、ゴール形成部位を多様化することで、なんらかの危険分散をしているのかなど、大変面白い研究テーマになりそうです。黄色い幼虫にも胸骨がありました。恐らく、2齢幼虫から3齢幼虫に脱皮した時点では黄色で、成熟にするにつれ、赤くなるのだと思います。蕾の中の幼虫も赤くなっていました。
このゴールは、これまで、鹿児島や宮崎、高知、埼玉などで見つかっているマルバウツギハフクレフシ C-2950 とよく似ているのですが、厚みと色、尖り具合が、より顕著です。佐賀大学の徳田さんが、最近、鹿児島市でマルバウツギハフクレフシを採集され。研究中だそうですので、今回お送り頂いたゴールから得られた標本の一部を、徳田さんにお送りして、DNA 解析を行ってもらい、同定してもらいます。マルバウツギハフクレフシ C-2950 を作るタマバエは未記載種で、越冬寄主が不明です。もし、お送りただいたタマバエが、マルバウツギハフクレフシのタマバエだと同一種ですと、これから、幼虫がゴール内で蛹化し、成虫が、直接、ゴールから羽化し、年内に複数世代を繰り返すことと思います。ぜひ、今後の観察をよろしくお願いいたします。
大変興味深いタマバエの情報と標本を有難うございました。


2015/05/07(Thu) 19:35 No.1326
ヤマツツジ 投稿者:akaitori

葉裏は膨らんでいるのですが、

寄主植物:ヤマツツジ
撮影年月日:2015年5月5日/東京都八王子市
 

2015/05/07(Thu) 19:39 No.1327
Re: ヤマツツジ 投稿者:akaitori

表は凹んでいます。
居場所がないので、虫えいとは違うように思うのですが。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/05/08(Fri) 23:06 No.1329
Re: ヤマツツジ 投稿者:湯川淳一

akaitori様: 葉表のくぼんだ中に白いものが見えますが、これは何でしょうか? キジラミの幼虫のようにも見えますが、違うかもしれません。アップの写真がありますと、分かりやすいのですが。葉のくぼんだゴールもございますので、ゴールではないと言い切れません。

2015/05/10(Sun) 17:29 No.1334
Re: ヤマツツジ 投稿者:akaitori

今日、行って来ました。
虫は確認できませんでした。
よく見ると、裏が凹んでいるのもありました。

その後、赤くなるようです。


寄主植物:
撮影年月日:2015年5月10日/


2015/05/06(Wed) 19:25 No.1320
マタタビツボミタマバエの幻の冬寄主の探索 投稿者:湯川淳一

皆様へお願い: タマバエの仲間には、夏寄主と冬寄主を使い分けて、多化性になっているものが知られています。
マタタビツボミタマバエ(マタタビミタマバエを改称)の冬寄主が未だに不明のままです。このタマバエは、写真のようなマタタビツボミフクレフシを形成し、秋には成虫が羽化します。羽化した成虫は、そのまま越冬することは不可能で、別の冬寄主に産卵してゴールを形成し、翌春羽化し、マタタビの蕾に産卵にやってくるはずです。これまで、マタタビのゴールが形成される場所の近くで、様々な植物を対象に、ゴールを捜してきたのですが、まだ、見つかっていません。かなり遠くまで移動する可能性も否定できませんので、マタタビの近くに冬寄主があるとは限りません。

そこで、今年は、マタタビの蕾に産卵にやってくるメスを捕まえて、メスの消化管にわずかに残されている冬寄主の葉緑体DNA を解析し、その植物を同定しようと考えています。この方法で、数種のタマバエを使って、前世代の寄主植物の同定がうまくいくことを九大院生のK君が確かめ、3月の山形での学会で発表しました。マタタビでも旨くいくことを期待しています。

そろそろ、各地でマタタビの蕾が見られることと思いますので、もし、お近くで見つかりましたら、マタタビの蕾に来ているタマバエらしいハエを採集して、75〜99%エタノールに保存していただけないでしょうか? 幻の冬寄主探索にご協力を頂けますようお願い申しあげます。

幸いなことに、この属 Pseudasphondylia のシロダモタマバエの行動から類推しますと、マタタビタマバエも昼行性で、産卵は11時頃から始まるものと予想しています。近縁のハリオタマバエ属 Asphondylia は夜行性ですので、東北地方でのダイズサヤタマバエ Asphondylia yushimai の冬寄主探索には苦労をしています。厚かましいお願いで恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。


寄主植物:マタタビ
撮影年月日:1982年6月日/高尾山
 

2015/05/06(Wed) 22:32 No.1325
Re: マタタビツボミタマバエの幻の冬寄主の探索 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご投稿ありがとうございます。
マタタビツボミフクレフシは北海道南部でしか観察できませんが、今年も道南へ行く機会が何度かあると思いますので、その際にゴールを観察したことのあるマタタビを見てみます。


2015/05/06(Wed) 18:42 No.1319
アキグミハコブフシ 投稿者:湯川淳一

ハンマー様: アキグミハコブフシの追加情報です。4月末に、栃木県で採集されたアキグミハコブフシを送っていただき、解剖する機会に恵まれました。現在、ゴール内は3齢幼虫ですが、一部のゴールには幼虫の脱出口がありましたので、このタマバエは成熟するとゴールから脱出し、夏、秋、冬を地上で過ごす年1化性のタマバエあるという可能性が高くなりました。ヒメコバチらしい寄生蜂による寄生も見られました、この蜂の蛹も入っていましたので、寄生蜂は間も無く羽化し、別の寄主を探して寄生するのかもしれません。ご参考までに。
 

2015/05/06(Wed) 22:18 No.1323
Re: アキグミハコブフシ 投稿者:ハンマー

湯川先生、追加情報をありがとうございます。
こちらでも、5月2日に脱出孔のあるゴールをみつけました。
少数ですが、採集しましたので、運が良ければ寄生蜂が出てくるかもしれません。




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