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2015/08/29(Sat) 22:39 No.1749
ユウガギクハナフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

7日に投稿した、ユウガギクに花型のメウロコフシがあった場所に行ってきました。
ユウガギクにはハナフクレフシのようなものが一つだけありました。花茎先端部が太く歪んでいて、脱出孔のようなものも見えます。


寄主植物:ユウガギク
撮影年月日:2015年8月22日/青森県平内町
 

2015/08/29(Sat) 22:41 No.1750
Re: ユウガギクハナフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

ノコンギクのハナフクレフシなどでは、ゴール内の幼虫の発育にばらつきがあることが多いので、この脱出孔があるゴールを採集してきました。ゴールを解剖すると、空になった幼虫室があり、別の部屋には1頭だけタマバエ幼虫がいました。
なお、メウロコフシの方は、発見時から3週間経っていたので、採集してきたゴール内部にあったのは死に籠りの寄生バチ成虫でした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/30(Sun) 18:19 No.1752
Re: ユウガギクハナフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ユウガギクからは、ユウガギクメフクレフシ D-0835 と、ユウガギクハフクレフシ(円形mine) D-0837 が発見されているだけで、ハナフクレフシは見つかっていませんでした。しかし、ノコンギクメハナガタフシ D-0833a と、エゾノコンギクメハナガタフシ D-0833b が見つかっていますので、ユウガギクにあっても当然のこと思われます。やはり、Aster 属のゴールは、DNA 解析で同一種のタマバエかどうか確認する必要がありますね。現時点では、ユウガギクハナフクレフ(仮称) D-0834 にしておきましょう。
それから、名古屋のY先生が発見された時に私がつけたユウガギクメフクレフシという虫えい和名をユウガギクメウロコフシに改称しましょう。Nabita さんのゴールの写真とY先生のスケッチとが一致し、ウロコフシがよりふさわしい名前だと考えました。


2015/08/30(Sun) 20:34 No.1754
Re: ユウガギクハナフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

湯川先生、コメント・ご教示ありがとうございました。
私が使っている植物図鑑は30年以上前の古いものなので、ノコンギクとユウガギクは別属になっていましたが、ググってみましたところ、現在では同属とされることが多いとのこと認識いたしました。まぁ、種が違うところまでは間違いないでしょうから、形成者がノコンギク等と共通であってもゴール名としては独立で良いのではないかとの、ご提案ありがとうございます。ノコンギク等のメハナガタフシとメウロコフシの形成者の関係解明も是非とも必要ですね。


2015/08/26(Wed) 08:08 No.1739
ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

ヤマハンノキに赤みを帯びて変形していた若葉がありました。ゴールの残骸の可能性があります。枝先を見ると、若い葉は展葉する前は左右から托葉に包まれているようです。この托葉に包まれている芽の部分もやや歪んでいますので、ここが現在進行形のゴールなのかもしれません。

寄主植物:ヤマハンノキ
撮影年月日:2015年8月15日/青森県外ヶ浜町(旧蟹田町)
 

2015/08/26(Wed) 08:09 No.1740
Re: ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

採ってきた枝先の芽を解剖しました。托葉は完全に本葉を袋状に包んでいますが、これを取り除いたところ、托葉の下、すなわち本葉にとっては葉裏側!にタマバエ幼虫がいました。これまで見てきた未展開葉のゴールは葉表側に幼虫がいることが多かったので、ちょっとした驚きでした。もちろん、表側の葉面を開いても幼虫はいません。裏面に幼虫がいた本葉表側の隙間には、更に托葉に包まれた葉が入れ子になって2節ありましたが、それらの内外には幼虫はいませんでした。
なお、植物については、ヤマハンノキなのかケヤマハンノキなのかの確認を忘れました。改めて観察する機会がありましたら、何かのついでに報告させていただきます。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/26(Wed) 08:11 No.1741
ツノハシバミメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

ヤマハンノキに葉のゴールがあったので、他のハンノキ属やカバノキ科に類似のゴールがないかと、それとなく探しておりました。ただのハンノキは既に新梢の伸長は止まっており、冬芽が出来ていました。それらの冬芽も一応採集・解剖しましたが、ゴールではありませんでした(今後ゴール化する可能性はありますが)。
ツノハシバミがあったので、ちょっと見たら、若葉が歪み、部分的に黒く変色しています。これもゴールの痕跡の可能性があります。枝先の芽を見ると、少し黒っぽく変色しているように感じられ、期待大です。


寄主植物:ツノハシバミ
撮影年月日:2015年8月23日/青森県深浦町(旧岩崎村)


2015/08/26(Wed) 08:13 No.1742
Re: ツノハシバミメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

ツノハシバミも枝の先端の若い葉は托葉に挟まれていましたが、完全に包まれてはいませんでした。それはともかく、芽先の本葉・托葉をかきわけていくと、果たしてタマバエ幼虫が現れ、ヤマハンノキと類似のゴールが他のカバノキ科にもあるのがわかりました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/27(Thu) 19:23 No.1743
Re: ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ヤマハンノキとハシバミのゴールのご投稿、有難うございました。これまで、ヤマハンノキミフクレフシ C-0408 と、ハシバミハミャクシロコブフシ C-0406a、ツノハシバミハミャクシロコブフシ C-0406b が知られているだけで、私はこれらの植物の芽に形成されるタマバエのゴールは見たことがありませんし、記録もされていないと思います。新発見ゴールでしょうね。ヤマハンノキメフクレフシを C-0409 とし、 ツノハシバミメフクレフシを C-0405 としましょう。カバノキ科の芽にゴールを形成する、これらのタマバエが同一種かどうか、DNA 解析が必要です。幼虫がジャンプするかどうか、ご教示ください。

2015/08/27(Thu) 20:18 No.1745
Re: ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございます。
いずれの幼虫もジャンプしたり、その前段としての体の屈曲などは観察できませんでしたが、単に幼虫がまだ十分に発育していなかった可能性の方が大きいかと思います。幼虫はアルコール標本にしてありますので、ついでに折にお送りいたします。上手くDNAが採れればと思います。


2015/08/27(Thu) 21:20 No.1746
Re: ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:akaitori

ツノハシバミハミャクシロコブフシに似たものを以前見ました。

寄主植物:ツノハシバミ
撮影年月日:2014年7月27日/福島県


2015/08/28(Fri) 08:26 No.1747
Re: ヤマハンノキメフクレフシ(仮称) 投稿者:Nabita

akaitoriさん、写真の投稿ありがとうございます。
貼ってくださった写真は、お考えどおりツノハシバミハミャクシロコブフシのように見えます。青森では昨年は沢山見られましたが、今年はかなり少ない印象です。発生量に波がある印象を他のゴールでも感じております。継続した観察の必要性を痛感しているところです。


2015/08/25(Tue) 15:06 No.1734
エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

エゾニワトコの枝頂に芽吹いた幼葉が数枚、葉表に巻いたゴールで、内部(葉表側)にタマバエの幼虫が数匹入っています。葉の生長が阻害されて展葉できずに、筒状になっているものが多い。ゴールは長さ2〜3cm、表面に白色の毛があるのは、寄主の葉裏の特徴。
発見時のゴールは、幼虫が脱出したものが多かったです。数節下側にゴール痕があり、本ゴールは2世代目のゴールと思われます。


寄主植物:エゾニワトコ
撮影年月日:2015年8月19日/北海道興部町
 

2015/08/25(Tue) 15:08 No.1735
Re: エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

3齢幼虫は体長1.5mm、白色で内部が青色をおびています。胸骨は、2角状で細いY字形、全体が淡褐色ですが基部まで確認できます。

寄主植物:エゾニワトコ
撮影年月日:2015年8月19日/北海道興部町


2015/08/25(Tue) 21:23 No.1736
Re: エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:Nabita

南さん、エゾニワトコハマキフシ(仮称)の詳細をお知らせくださりありがとうございます。
多分エゾニワトコのみに固有ということはないでしょうから、青森でも探してみます。
1週間程ゴールそのものの投稿がなかったので、私も投稿しようかと思っていたところですが、折角の管理人さんの投稿をすぐに下げないように、明日改めて投稿します。


2015/08/25(Tue) 22:06 No.1737
Re: エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

Nabita様、コメントありがとうございます。
管理者にはお気遣いなく、かぶしていただいてもかまいませんよ。青森で3世代目のゴールを観察できるのではないかと思います。


2015/08/27(Thu) 19:40 No.1744
Re: エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: これまで、レンプクソウ科のニワトコの仲間では、ニワトコメフクレフシ D-0672 と ニワトコエダツトフシ D-0673a、 エゾニワトコエダツトフシ D-0673b だけが知られていましたので、エゾニワトコハマキフシは新発見ゴールだと思います。巻かれた葉が少し膨らんで見えるのですが、もし、そうでしたら、エゾニワトコハマキフクレフシ D-0674 でいかがでしょうか? これも、幼虫がジャンプするでしょうか? よろしくご教示下さい。

2015/08/29(Sat) 22:17 No.1748
Re: エゾニワトコハマキフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生、コメントならびにご教示ありがとうございます。
葉身が葉裏へやや膨れていますので「エゾニワトコハマキフクレフシ D-0674」にお願いします。幼虫のジャンプに関しては、3齢幼虫が3匹脱出したのですが、確認せずに99%エタノール標本にしてしまいました。今シーズン中にまだ観察できると思いますので、脱出した幼虫がジャンプするか確認します。


2015/08/21(Fri) 12:51 No.1719
ゴール和名について 投稿者:湯川淳一

Nabita 様、皆様: 先日、Nabita さんのイヌドウナの虫えいのご投稿に際し、植物の変種に関する虫えい和名に触れましたので、その補足です。
虫えい図鑑にも書きましたように、それまで、バラバラに提唱されていました虫えい和名を統一するために、次のような基準で、虫えい和名を統一することを提案いたしました。「植物種名 + 虫えい形成部位 + 虫えいの形状」です。図鑑以後は、概ね、この方式にご賛同いただき、今日に至っております。

ここで、問題となりますのは、植物種名のところです。基本的は、独立した「種」の和名を単位としていますが、植物には変種名が多く、その変種名から、元の植物が何なのか分からないことが多々あります。また、その変種が、かなり以前に発表されたもので、現在も植物分類学的に生きているものなのか不明な点もあります。変異が固定されているものか、環境によって変化するのかということも気になります。また、植物図鑑によっては異なる扱いがなされていることもあります。

そこで、基本的には、独立した「種」の和名を使うことにし、変種名を使わないことにしていますが、例外的に、変種名がそのまま残っていることもあります。なお、特定の変種のみに形成される虫えいの名称は、変種名を使っている場合もあります。今後、寄主範囲の研究が進み、多くの変種に同じ虫えいが形成されることが分かれば、改称することになるでしょう。将来は、ひとつに統一したいと考えています。虫えいの種類数を数える時も、種単位の方が把握しやすいと思います。変種名を示すことが必要な場合は、個々の状況に応じて、Nabita さんのご提案のように、「植物種名 + (変種名) + 虫えい形成部位 + 虫えいの形状」と表記されても良いかと思います。

もう一つ、別な問題です。図鑑では、ヤナギやツツジなど、個々の植物種名の代わりに、その属に属する多くの植物種をひとまとめにした属のような名前を使用している場合があります。本来は、個々の植物種名を付けるのが基本ですが、同属の複数種に同一形成者が虫えいを形成する場合が確実な時は、わずかですが、例外的に、この方式を認めています。とくに、ヤナギは交雑も多く、同定が困難なことが多いため、やむを得ない状況もあります。ツツジ類は、個々の種名に戻していきたいと考えています。ヨモギ類も個々の種名を使い続ける所存です。

ということで、大まかな方針は貫いていますので、よろしくご理解、ご協力のほどお願い申しあげます。

 

2015/08/22(Sat) 11:35 No.1724
Re: ゴール和名について 投稿者:南 常雄

湯川先生、虫えい和名のご解説ならびにご教示、ありがとうございます。
今までに仮称を提案して、そのまま虫えい和名にしていただいたものが多々ありますが、後になってみると少し違う気がするものもあります。ゴール発見時に、観察にもとづいて充分、考える必要があるように思いました。
オホーツク沿岸では、ハマオトコヨモギハツボフシを観察し、少量ですが採集することができました。
行く途中の峠で、エゾニワトコハチヂミフシ(仮称)を発見しましたが、時期が少し遅かったようですが、幼虫が入っているゴールを数個採集できました。
帰った昨日、アカイタヤハチヂミフシの幼虫から成虫が羽化していました。雌雄ともに数匹標本にできましたので、後日、郵送いたします。
上記の観察結果などは、あらためて掲示板に投稿いたします。


2015/08/22(Sat) 20:47 No.1728
Re: ゴール和名について 投稿者:Nabita

湯川先生、ゴール和名に関する基本をご説明いただきありがとうございました。原則として変種までの同定は必須ではないとのことで、植物勉強中の者としては助かります。
一方では、特定の変種のみにゴールがあるという場合もありそうな話なので、ゴールの知見から植物の分類が見直されるようなことがあれば痛快ですね。
南さん、エゾニワトコハチヂミフシ(仮称)を発見されたとのこと。「幼虫が入っている」ということでタマバエのゴールなのでしょうか。「虫えい図鑑」のリストには、ニワトコハチヂミムシというアブラムシのゴールが載っていますので、混乱を避けるような名称の方が良いかもしれません。


2015/08/23(Sun) 00:26 No.1729
Re: ゴール和名について 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご教示ありがとうございます。ニワトコハチヂミムシがありましたか。
ゴールの概要は、後日、投稿します。
ところで、「原則として変種までの同定は必須ではない」とどこにも書いてないと思いますが、ゴール和名に反映されなくても、関連寄主植物としての同定は、必要だと思います。


2015/08/23(Sun) 08:03 No.1730
Re: ゴール和名について 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。
少し言葉足らずのようで失礼しました。変種の確定が不要だと言っているわけではなく、必須でなければ面倒が少なくて楽だということです。青森ではニワトコの変種は6つ位確認されているようですが、果実の色など変種確認に必要な形質の存在期間が短いものもあり、そのために場所を覚えて、複数回通うというのは負担が大きいです。オトコヨモギとハマオトコヨモギでは、タマバエによると思われるゴールをそれぞれ複数撮影していますが、両変種に共通するものは確認できていないので、この場合は共通している例が分かるまでは、ゴール名の植物名部分に反映させるべきかと思います。例えば(ハマ)オトコヨモギハフクレフシのように(←オトコヨモギのゴールと外見はそっくりですが、どうやら形成者は異なっているようです)。
湯川先生が書かれている例でも、ヤナギもツツジもちゃんと種まで同定したことは、ほとんどありません。それどころか、ヨモギとオオヨモギも区別しておらず、花器がない時期に茎葉だけで見分けるのは自信がありません。とりあえず、今後はゴールを撮った株の葉も撮っておくことにします。


2015/08/19(Wed) 12:26 No.1713
これは虫えいでしょうか? 投稿者:kanちゃん

初めて投稿させていただきます。
標高2600メートル辺りの山道脇で見かけました。イネ科(?)の新葉部分が膨らんでおりましたが、これは虫えいでしょうか?大きさは1センチ弱。日陰で、近くにはカニコウモリなどが生えていました。虫えいであるとすればその名前を教えて下さい。寄主植物もイネ科と思いますが名前は分かりません。


寄主植物:イネ科?
撮影年月日:2015年7月28日/長野県
 

2015/08/19(Wed) 17:44 No.1714
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:kanちゃん

この膨らみも No.1713と同じものと思われ、計2つありました。

寄主植物:イネ科?
撮影年月日:2015年7月28日/長野県


2015/08/21(Fri) 10:00 No.1716
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:kanちゃん

どなたからも何のレスをいただけないのは とても不安なのですが… よそ者の初めての投稿はダメですか?
それとも的外れな質問でダメなのでしょうか?


2015/08/21(Fri) 11:43 No.1717
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:湯川淳一

kanちゃん 様: 大変興味深い写真のご投稿、誠に有難うございました。お盆休みで、反応が遅くなり申し訳ございませんでした。これは虫えいだと思います。中身を拝見しないと確実なことは申し上げられませんが、希望的観測も含めて、タマバエの虫えいかもしれません。ぜひ、内部の生息者を拝見したと思いますが、ゴールをお送りいただくことは可能でしょうか? 可能でしたら、掲示板管理者の南さんから、拙宅の住所を知らせて頂きますので、受取人払いでお送りいただけますと、大変有難いです。水差しにできます様に、茎を少し長めに切っていただけますと、一部の虫えいを飼育に回して、成虫を得る努力をいたします。日本初のタマバエのゴールであって欲しいものです。よろしくお願い申し上げます。

2015/08/21(Fri) 14:06 No.1722
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:kanちゃん

湯川様、有難うございます。
お盆休み中だったのですね、失礼いたしました。これは やはり虫えいのように見えますよね。「日本初のタマバエのゴール…」の可能性もあったとか。
自分も大変興味があり、内部を見たいものです。そして是非 解明していただきたいと思いました。 
近くであれば採取も可能ですが、見かけた場所は 住まいの隣りのそのまた隣りの高山。今のところ再訪の予定はなく、残念ながら採取はほぼ不可能です。ご期待に添えず申し訳ありません。また見かける機会がありましたら その時はお送りさせていただきます。
またお世話になるかと思いますが よろしくお願い致します。


2015/08/21(Fri) 16:26 No.1723
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:湯川淳一

kanちゃん 様: 虫えいは採集されていなかったのですね。惜しいことをしました。次の機会に、ぜひ、よろしくお願い申し上げます。とくに、高山植物からは、虫えいがほとんど発見されていませんので、今後を楽しみにしています。もちろん、お近くの平地の植物でも、虫えいが見つかりましたら、ご投稿のほど、よろしくお願い申し上げます。

2015/08/22(Sat) 11:47 No.1725
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:南 常雄

kanちゃん様、はじめまして。
たいへん珍しいゴールのご投稿を、ありがとうございます。19日から昨日まで、観察旅行にでていてコメントが遅くなってしまいました。
湯川先生、留守中にコメントをたまわり、ありがとうございます。


2015/08/24(Mon) 19:25 No.1731
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:Iwasaki

おぼろげな記憶ですが、似たものを北海道でも見たことがあります。
山間部の渓流沿いに見られたミヤマドジョウツナギと思われる植物
です。画像を拝見すると、穂の部分がちょっと違うようにも感じます
が、草姿はミヤマドジョウツナギに似ているようにも思えます。
早い段階で私自身の目的の虫ではないことは確認したので、その後
は視界に入っても見逃していたかもしれません。
気をつけて次の機会をねらっておくことにします。


2015/08/24(Mon) 21:45 No.1733
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:kanちゃん

南様、Iwasaki様、有難うございます。
Iwasaki様の「ミヤマドジョウツナギ」の名に驚きました。 実は、寄主植物はイネ科と考え調べていて「ミヤマドジョウツナギ」に似ていると思っていたからです。詳しくもなく決め手もなく 画像は取りあえず「ミヤマドジョウツナギ?」として保存していました。
貴重なものとはつゆ知らず、でしたが 自分もまた次の機会があることを願っています。
植物の掲示板はよく見ておりますが、”虫えい同好会掲示板”も目が離せなくなりそうです。


2015/08/25(Tue) 22:11 No.1738
Re: これは虫えいでしょうか? 投稿者:南 常雄

Iwasakiさん、コメントありがとうございます。
イネ科のてんぐ巣や餅病などの菌えいは、なじみがありますが、本ゴールが昆虫によるものだったら、大変興味深いものになりますね。


2015/08/18(Tue) 07:37 No.1709
妄想?3発目! オオカメノキミクサレフシ 投稿者:Nabita

7月24日に投稿した、ミヤマガマズミとガマズミのミクサレフシが2ページ目に下がりそうなので、3種目のガマズミ属のミクサレフシを投稿します。
厳冬期にも放牧されている寒立馬(かんだちめ)や尻屋崎で有名な下北半島東通村の、多分この掲示板の読者では知る人もいないと思われる、ヒバの埋没林で知られる猿ヶ森で調査したところ、写真のようなオオカメノキの果序がありました。ひとつの果実のみが褐変しています。


寄主植物:オオカメノキ
撮影年月日:2015年8月8日/青森県東通村
 

2015/08/18(Tue) 07:38 No.1710
Re: 妄想?3発目! オオカメノキミクサレフシ 投稿者:Nabita

この褐変果を、果実の膨らみが弱い側から果皮を剥いたところ、果梗に近い部分にタマバエ幼虫がいました。果梗部を指で押さえて解剖して、果肉をかきまわしても何もいなかったのですが、指の下に幼虫がいました。やはり幼虫がいた嬉しさに、写真は何も考えずに、幼虫を見やすいように、果肉を削った部分に移して撮ってしまいました。
なお、オオカメノキの同じ個体の別の果序には、黒熟して軟化した果実や、さらに半乾燥状態となっている果実もあり、それらも合計8個を採集して来て解剖しましたが、幼虫がいたのは、1枚目写真の褐変した果実1個のみでした。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/21(Fri) 12:07 No.1718
Re: 妄想?3発目! オオカメノキミクサレフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: オオカメノキのゴールのご投稿、有難うございました。Nabita さんは、これまでに、ミクサレフシを色々な植物で発見されているのですが、幼虫のどの発育段階で、実が腐れ始めるのかとても興味深く感じています。通常は、タマバエが 3齢幼虫(終齢幼虫)になってからだと思われるのですが、1齢幼虫や2齢幼虫の時から、実が腐れ始めることがあるのでしょうか? もし、情報がございましたら、ご教示いただけますと有難いです。
タマバエの幼虫が、寄主植物の実の成熟や着色を操作していると思われる例がいくつかあります。例えば、アオキやネズミモチ、イボタ、バクチノキなどの実に形成されるハリオタマバエ類の虫えいでは、正常実が冬までに大きくなり紫色や黒色に着色され、次々と落下するのに対して、虫えいになった実では、1齢幼虫の時代から、実が小さくて、緑色のまま翌年の5月頃まで樹上に残ります。成熟しないことから鳥の摂食からも免れ、剥離層を形成させないことから落下も免れ、タマバエにとって有利な生存戦略を進化させたと考えられます。実を腐らせることに生態的な意義があるとすれば、大変面白い現象と考えられます。ぜひ、引き続き観察をお願い致します。虫えい形成そのものが形成者の戦略ですから、どのようなことがあっても、受け止められます。


2015/08/22(Sat) 20:43 No.1727
Re: 妄想?3発目! オオカメノキミクサレフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございます。
ミヤマガマズミとガマズミでは、発見時の幼虫は2齢と考えられる大きさで、オオカメノキのは3齢ではないかと考えています。幼虫の標本は、ホスト3種とも既にお送りしていたかと記憶しますので、湯川先生に齢期の判別をしていただければ安心です。
複数の幼虫が得られた、ミヤマガマズミとガマズミでは、全体が褐色になっていない、部分的にだけ褐変した果実からは幼虫を見つけられませんでした。1齢幼虫がいても、私の雑な解剖と観察では見つけられない可能性は十分あります。
これまでの調査から想像しているのは、産卵に伴い何らかの果実を褐変・軟化させる真菌類が、ちょうどハリオタマバエ属での場合のように接種されるのではないかと考えています。褐変した果実が脱落しやすいのは、褐変後はもう養水分が通導する必要がないからかと考えます。
オオカメノキのは1個しかゴールらしきがありませんでしたが、ミヤマガマズミとガマズミではそれぞれ複数がありましたので、来年他の地方でも探してくださる人がいらっしゃいましたら、大変に嬉しいことです。


2015/08/17(Mon) 19:28 No.1706 ホームページ
シロバナカモメヅルのゴール 投稿者:arisuabu

「北海道の虫えい」に、ハモグリバエ科の一種によってオオカモメヅルの葉に形成されるオオカモメヅルハコブフシが掲載されていますが、シロバナカモメヅルでも非常によく似たゴールを見つけたので、ご報告いたします。
シロバナカモメヅルは、こちらでは池沼周辺の日当たりの良い開放空間でしばしば見られるように感じますが、そういった環境に生育する個体ではゴールを見たことがありません。
今回見つけたのは林内に生育する個体だったので、森林性のハモグリバエなのかもしれませんね。
また、林内にあるオオカモメヅルには、オオカモメヅルハコブフシが複数形成されていました。


寄主植物:シロバナカモメヅル
撮影年月日:2015年8月12日/北海道厚沢部町
 

2015/08/17(Mon) 21:42 No.1708
Re: シロバナカモメヅルのゴール 投稿者:南 常雄

arisuabu様、ご投稿ありがとうございます。
このシロバナカモメズルは、例の場所ではないのですね。時期的にも同じなので、森林性のようにも思えます。オオカモメヅルハコブフシのハモグリバエを同定していただいた、岩崎先生に連絡をいたしました。


2015/08/18(Tue) 18:27 No.1711
Re: シロバナカモメヅルのゴール 投稿者:Iwasaki

arisuabuさん、シロバナカモメヅルの葉のゴール写真を拝見しました。
南さんが紹介されているオオカモメヅルのゴールととてもよく似ています。
寄生しているハエが近縁なのは間違いなく、同じ種類である可能性も
高いだろうと思います。
私自身、オオカモメヅルの寄生個体を多数見るには至っていません。
寄主植物の属が異なる(シロバナ:Vincetoxicum、オオカモメヅル:
Tylophora)ので、もしできることならシロバナカモメヅルの寄生ハエも
観察してみたく思います。差し支えなければ、いくつかゴールを送って
いただけないでしょうか。南さんの観察では9月頃に蛹化したようです。
ゴールの中で蛹が見られるようになった時期にゴールをおわけいただけると
ありがたいです。


2015/08/19(Wed) 00:25 No.1712
Re: シロバナカモメヅルのゴール 投稿者:南 常雄

岩崎さん、コメントならびに、ご教示ありがとうございます。
嵐山で、オオカモメズルが観察できなくなりましたが、その後、復活の兆しもありません。
arisuabuさん、ゴール採集の件、よろしくお願いします。
オオカモメズルの場合と似た生活形態ではないかと思います。9月中旬に採集したゴール内には、蛹が入っていました。ゴール内で蛹化し、落葉したゴール内で蛹越冬します。


2015/08/19(Wed) 21:09 No.1715 ホームページ
Re: シロバナカモメヅルのゴール 投稿者:arisuabu

南 様
これは、一緒に探索した森で発見しました。
岩崎先生へのご連絡、ありがとうございました。

Iwasaki 様
発見場所の周囲を探しましたが、ゴールは写真の2個だけのようでした。
生活史はおそらくオオカモメヅルのハエと一緒だと思いますので、9月中旬以降に採集してお送りしたいと思います。
よろしければ、送り先をご教示頂けますと幸いです。


2015/08/14(Fri) 20:22 No.1693
イヌドウナの蕾のゴール 投稿者:Nabita

キク科のゴールを三つ連続して投稿したので、さらにキク科のゴールを投稿します。
イヌドウナ(ヨブスマソウの変種)に見慣れた円錐形のツボミフクレフシと思われるものがありました。ゴールは赤みを帯びています。普通の形の蕾も赤みを帯びているのが気になります。


寄主植物:イヌドウナ
撮影年月日:2014年8月9日/青森県平川市(旧平賀町)
 

2015/08/14(Fri) 20:23 No.1694
Re: イヌドウナの蕾のゴール 投稿者:Nabita

円錐型の蕾はやはりツボミフクレフシで、内部にタマバエ幼虫がいました。
なお、昨年この掲示板でオオカニコウモリとして紹介していた植物は、どうもイヌドウナの間違いだったようなのですが、開花して花や痩果の微細構造を確認しないと同定できないようです。同定結果は後日改めて報告いたしますが、いずれにしろこの植物では、昨年は幼虫脱出後のゴールを1個見つけただけなので、ツボミフクレフシも確実になりました(もっとも管理人さんが原種のヨブスマソウでとっくに確認済みなのですが)。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/14(Fri) 20:24 No.1695
Re: イヌドウナの蕾のゴール 投稿者:Nabita

普通の形の赤みを帯びた蕾も解剖してみたところ、咽頭骨片がはっきりと分かる、無弁翅ハエ類の幼虫がいました。キク科なのでケブカミバエ亜科の可能性がありそうですが、コウモリソウ属を利用する種は知られていないかもしれませんので、こちらも引き続き調査できればと考えています。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/15(Sat) 21:09 No.1696
Re: イヌドウナの蕾のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: イヌドウナのゴールのご投稿、有難うございました。Nabita さんも書かれておられますように、これは、南さんがヨブスマソウから得られた、ヨブスマソウツボミフクレ フシ D-0976 と同じゴールだと思います。植物の変種の場合は、ゴール番号は同じものを使っていますので、よろしくご了承ください。
無弁類のハエにつきましては、ご専門の方のご投稿をお待ちして居ります。よろしくご指導下さい。


2015/08/17(Mon) 19:50 No.1707
Re: イヌドウナの蕾のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございました。返信が遅くなり申し訳ありません。
16日に別の地点で成熟したツボミフクレフシを採集でき、ホストの植物も開花しておりましたので、植物の同定を確定することができました。総苞片の数と長さ、頭花内の小花数、冠毛の長さなどの、計測形質・計数形質全てが、いずれもオオカニコウモリではなかったことを示しておりました。ということで、この植物の種はやはりヨブスマソウで、葉の形が横長の腎型なので、その変種のイヌドウナと考えられます。上記の計測・計数各形質は、葉が縦長鉾型のヨブスマソウにより近い値でしたが、変種の見分けとしては量的形質より、質的形質を優先してもよいかと思います。
変種にいちいちゴール番号をふらないというのは合理的な考え方で、全面的に支持します。一方では、ヨブスマソウには、オクヤマコウモリetc.などの変種もあり、知識がなければ、ヨブスマソウ、イヌドウナ、オクヤマコウモリと聞いても、同種であることはおろか、近縁の植物かもわかりづらいのではないでしょうか。ということで、若干煩雑ですが、ゴール名としては、ヨブスマソウ(変種イヌドウナ)ツボミフクレフシというような表示はいかがなものでしょうか。


2015/08/13(Thu) 22:20 No.1692
アカイタヤハチヂミフシ 投稿者:南 常雄

アカイタヤの幼葉が縮れているものがあり、開いてみるとタマバエの幼虫が入っていました。採集したゴールの飼育では、類白色の幼虫が多数脱出しましたが、その時点では胸骨を確認できませんでした。採集当日から翌日にかけて、脱出してきた類白色の幼虫の多くは、橙色に変色し、胸骨も確認できるように淡褐色になりました。胸骨は2角状で細いY字形をし、基部まで確認できます。成熟した3齢幼虫は、よくジャンプします。数年前に発見した6月下旬のゴールで3齢幼虫が観察されているので、多化性の可能性も考えられます。
アカイタヤの稚幼樹や徒長枝は、秋までシュート頂が伸長し葉の分化が行われるので、同一寄主内での世代交代が可能だと思われます。引き続き観察を続けます。
今回の観察で、20個のゴールを採集し、110匹の3齢幼虫を採取、飼育することができました。
2015/07/23(Thu) 19:47 No.1621の湯川先生のご投稿で 「アカイタヤハチヂミフシ C-3673b」の予定割りふりを頂いていますので「アカイタヤハチヂミフシ」といたします。


寄主植物:アカイタヤ
撮影年月日:2015年8月10日/北海道和寒町
 

2015/08/15(Sat) 21:21 No.1697
Re: アカイタヤハチヂミフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: アカイタヤハチヂミフシ再発見のご報告、嬉しく存じます。前回は幼虫が跳躍するかどうか不明でしたが、今回は跳躍を確認され、胸骨も観察された由、仮名としていました、ゴール和名を正式に、アカイタヤハチヂミフシ C-3673b としましょう。 Contarinia 属のタマバエで、多化性の可能性は十分にありますね。ちなみに、同種のタマバエによると思われる、イタヤカエデハチヂミフシ C-3673a は、Nabita さんが、投稿されています(No. 1618)。

2015/08/15(Sat) 22:42 No.1702
Re: アカイタヤハチヂミフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
昨日、アカイタヤハチヂミフシの多化性について、観察することができました。現在ゴールがある2〜3節下側に、第1世代のゴールの影響と見られる葉の縮れや落葉が、2〜3節見られる枝が多数あることが分かりました。第3世代のゴールの時期を見逃さないように観察を続けたいと思います。


2015/08/12(Wed) 07:29 No.1682
ソバナの虫えいでしょうか? 投稿者:cham

これはソバナの虫えいでしょうか? 標高が1600mほどのところで見ました。

寄主植物:ソバナ
撮影年月日:2015年8月9日/宮崎県
 

2015/08/12(Wed) 09:07 No.1684
Re: ソバナの虫えいでしょうか? 投稿者:南 常雄

cham様、ご投稿ありがとうございます。
キキョウ科のゴールは、少ないようですね。ツリガネニンジンやヒメシャジンの蕾に形成されるものがありますが、ソバナははじめてかも知れません。湯川先生に連絡いたします。


2015/08/13(Thu) 20:53 No.1690
Re: ソバナの虫えいでしょうか? 投稿者:Nabita

chamさん、ソバナ花器ゴールのご投稿ありがとうございます。
ソバナのゴールは私も昨年確認し、この掲示板のNo.797-799に投稿させていただきましたので、ご参考までに目を通してくださればと思います。掲示板を下までスクロールすると、2ページ目以降に下がったページのタブがありますので、[08]ページを開いて、そのページの下の方にあります記事をご参照ください。
ソバナ花器では2種のゴールが青森県で見つかり、ひとつは南さんも書かれている、ツリガネニンジンやヒメシャジンのツボミフクレフシと相同のもと考えられます。もうひとつは、花器が大きく変形したもので、ツボミフクレフシとは異なると考えているものです。
chamさんが見つけられたものも、一見してわかる激しい変形がありますので、青森のものと近いような気もしますが、全く新しいものの可能性も十分あると思います。ゴール内部の様子が分かればいいのですが、採集されていますでしょうか。


2015/08/13(Thu) 22:06 No.1691
Re: ソバナの虫えいでしょうか? 投稿者:cham

南 常雄さん、Nabitaさん、こんばんは コメント有難うございます。私は野草の写真を撮るのが趣味で虫えいのことは全くわかりません、このソバナの件では最初 何の花か分らなかったので「何の草花?掲示板」にお尋ねして 虫えいじゃないでしょうかということでこちらの掲示板を教えてもらってお尋ねしました。Nabitaさんの投稿を一応読んでもよくわかりませんがこれからは注意してみようと思います。またお世話になるかもしれませんがよろしくお願いします。有難うございました。


2015/08/15(Sat) 21:31 No.1698
Re: ソバナの虫えいでしょうか? 投稿者:湯川淳一

cham 様: ソバナの虫えいのご投稿を有難うございました。すでに、Nabita さんがコメントされていますので、私から申し上げることは、あまりありませんが、Nabita さんが、発見されたソバナツボミフクレフシ D-0700c の可能性が高いと思います。幼虫の DNA 解析で最終確認ができると思いますので、次の機会がございましたら、ぜひ、幼虫の採集をお願い申しあげます。幼虫の保存は、99% エタノールが良いのですが、70-75% くらいでも結構です。キキョウ科の虫えいは、珍しいものですので、楽しみにしています。

2015/08/12(Wed) 00:17 No.1677
ヒメジソの虫えい? 投稿者:よしゆき

ヒメジソと思われるものの葉に白い球形の毛の塊があったので虫えいと思い写してきました。
葉が表側に折り畳まれ、中に長さ約1.5mmの蛹が1から2個いました。これも虫えいでしょうか。


寄主植物:ヒメジソ
撮影年月日:2015年8月11日/松江市
 

2015/08/12(Wed) 00:18 No.1678
Re: ヒメジソの虫えい? 投稿者:よしゆき

折り畳まれた葉の中の蛹

寄主植物:
撮影年月日:2015年8月11日/松江市


2015/08/12(Wed) 00:19 No.1679
Re: ヒメジソの虫えい? 投稿者:よしゆき



寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/12(Wed) 06:26 No.1681
Re: ヒメジソの虫えい? 投稿者:南 常雄

よしゆき様、ご投稿ありがとうございます。
中に長さ約1.5mmの蛹が「1〜」2個いました。「 」内が文字化けしているのでご訂正ください。
初めて見させていただいたゴールなので、湯川先生に連絡いたします。


2015/08/12(Wed) 12:00 No.1685
Re: ヒメジソの虫えい? 投稿者:よしゆき

文字化けの部分は波線を入れたのですが、文字化けするんですね。「1から2個」です。
よろしくお願いします。


2015/08/12(Wed) 17:59 No.1686
Re: ヒメジソの虫えい? 投稿者:南 常雄

よしゆきさん、お手数をおかけしました。本文を訂正させていただきました。

2015/08/12(Wed) 21:24 No.1689
Re: ヒメジソの虫えい? 投稿者:akaitori

カキドオシで私が見たものも、似ていました。

寄主植物:カキドオシ
撮影年月日:2013年10月14日/東京都あきる野市


2015/08/15(Sat) 21:43 No.1699
Re: ヒメジソの虫えい? 投稿者:湯川淳一

よしゆき様: ヒメジソの虫えいのご投稿有難うございました。私は、これまで、シソ科植物でこのような虫えいを見たことがありません。写真を拝見する限り、寄生蜂のような気がします。実際の虫えい形成者は、タマバエである可能性が高いと思われますが、幼虫の写真を拝見しない限り、なんとも言えません。次の機会に、幼虫をよろしくお願い申しあげます。

2015/08/16(Sun) 22:50 No.1705
Re: ヒメジソの虫えい? 投稿者:よしゆき

湯川先生、ご覧いただきありがとうございます。
次回見つけた時に幼虫がいたらまた投稿させていただきます。

akaitori さん、こんにちは。カキドオシにも同じようなものができるんですね。


2015/08/10(Mon) 20:47 No.1673
エゴノキハヒラタマルフシについて 投稿者:mikuriya

富士山の1000メートル地点でエゴノキについた虫えいの写真を撮りました。
エゴノキハヒラタマルフシだと思うのですが、いかがでしょうか。
一枚の葉につく虫えいの数は最高20を超えていました。


寄主植物:エゴノキ
撮影年月日:2015年8月10日/静岡県裾野市
 

2015/08/10(Mon) 21:06 No.1674
Re: エゴノキハヒラタマルフシについて 投稿者:南 常雄

mikuriya様、ご投稿ありがとうございます。
みごとな虫えいですね。残念ながら、エゴノキは北海道南部にしか自生しないので、観察する機会がありません。湯川先生に、連絡をします。


2015/08/11(Tue) 21:59 No.1675
Re: エゴノキハヒラタマルフシについて 投稿者:湯川淳一

mikuriya 様: ご投稿、有難うございました。ご賢察の通り、このゴールは エゴノキハヒラタマルフ D-0160 です。Contarinia 属のタマバエによるもので、静岡県では、伊東市で採集されています。栃木県以南の本州と四国、九州、奄美大島、沖縄に広く分布しています。成虫は、まだ、得られていません。

2015/08/12(Wed) 18:02 No.1687
Re: エゴノキハヒラタマルフシについて 投稿者:mikuriya

南常雄様、湯川淳一先生

コメントをありがとうございました。
富士山麓では初の採集記録とわかり、うれしく思っております。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。


2015/08/08(Sat) 21:32 No.1669
オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

キク科のメフクレフシ系のゴールを二つ連続して投稿したので、ついでにもうひとつキク科のゴールを投稿します。
オトコヨモギの葉表に形成された小さなゴールで、キクハイボフシによく似ています。


寄主植物:オトコヨモギ
撮影年月日:2015年7月25日/青森県つがる市(旧木造町)
 

2015/08/08(Sat) 21:33 No.1670
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

採集した時期が遅かったようで、ゴールの先には蛹殻のようなものが付着しており、内部に形成者の幼虫や蛹は見られませんでした。寄生していたコバチの蛹だけが、ゴール内に見られた虫でしたので、しかたないのでその写真を載せます。写真の右側がゴールの付着部で、蛹が入っているほうがイボ状のゴール上部です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/08(Sat) 22:30 No.1671
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。オトコヨモギは北海道内に広く分布しますが、ゴールが形成されているのを見たことがありません。

2015/08/09(Sun) 21:40 No.1672
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。御地ではオトコヨモギのゴールは発見されていないのですね。ハマオトコヨモギとは出来るゴールで共通するものまだ見たことがないので、両植物は思っている以上に分化が進んでいるのかもしれませんね。オトコヨモギにはメハナガタフシという見事なゴールがあるのですが、昨年は見つけられませんでしたので、今年は形成されることを期待しております。「虫えい図鑑」には写真がないので、今年も見られなくても、以前のピンボケ写真を冬枯れ対策で投稿するかもしれません。

2015/08/11(Tue) 22:07 No.1676
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様、南様:以前、南さんがハマオトコヨモギハツボフシ D-1121 を採集されていますが、その時に、「葉表に壷状突起。頂部に細葉状片を叢生。ヨモギハエボシフシに似る」と報告されています。このゴールとの類似性はいかがでしょうか?

2015/08/12(Wed) 06:04 No.1680
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:南 常雄

湯川先生、コメントをありがとうございます。
ハマオトコヨモギハツボフシと形は異なりますが、羽化後のゴールなどを見るとヨモギハエボシフシに近いと思います。中に橙色の幼虫が1匹はいっています。


寄主植物:ハマオトコヨモ
撮影年月日:2006年8月12日/北海道北見市


2015/08/12(Wed) 07:45 No.1683
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございます。南さんにはハマオトコヨモギハツボフシの鮮明な写真投稿ありがとうございます。
ハツボフシの裏面に開いている穴は羽化孔でしょうか、そうであれば羽化脱出する位置が異なっていますし、オトコヨモギのゴールは比較するとごく単純なので、形成者は異なる可能性が高いと思います。全体的には最も普通のゴールであるヨモギハエボシフシには良く似ています。異なる点はサイズが小さいこと(オトコヨモギのは米粒大)、ゴールはほぼ平伏している、共通点としては1枚の葉に複数のゴールが形成されることなどです。もちろん、植物種の違いで、同じ形成者のゴールがやや異なった形態となることは十分に考えられますので、形成者の標本が得られるように今後も注意したいと思います。


2015/08/12(Wed) 18:06 No.1688
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、コメントをありがとうございます。
この時期に羽化孔があるので、秋までに次世代のゴールが形成されるものと思われます。


2015/08/15(Sat) 21:54 No.1700
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様、南様: コメント有難うございました。ヨモギ類には類似のゴールが非常に多く、ヨモギメマルツボフシやナガツボフシなどのように、同じタマバエによる虫えいの多型現象も見られますし、Nabita さんのおっしゃるように、ヨモギの種が異なりますと、虫えいの形状が異なるものもあります。とくに、オトコヨモギの虫えいと虫えい形成者の分類は進んでいません。新種もかなり含まれているようです。ここは、やはり、DNA 解析が必要です。標本の採集を楽しみにして居ります。

2015/08/15(Sat) 23:03 No.1704
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
近々、オホーツクへ海浜性の植物の観察に行く予定ですので、ハマオトコヨモギハツボフシを注意して探してみます。


2015/08/08(Sat) 12:03 No.1668
ドロノキワカバマキフシ 投稿者:南 常雄

ドロノキから得られた幼虫の羽化がはじまり、5匹の雄成虫が羽化しました。更に体長1.0mmほどの小さい寄生蜂も羽化しています。タマバエの成虫の形態は、オノエヤナギから得られた成虫と同様、淡色で細身、雄成虫の羽化が先行するのも似ています。オノエヤナギから得られた雄成虫の体長は1.5〜2.1mm、ドロノキの雄成虫の体長は2.2〜2.5mmで一回り大きいが、約1.5mmほどの小さい成虫も含まれています。

ドロノキワカバマキフシは、ヤナギワカバマキフシと異なり、葉縁が葉表に巻き込んでいます。これはヤナギのゴール同様、ドロノキの幼葉の形質によるものです。ヤナギワカバマキフシのエゾノカワヤナギやオノエヤナギなどは葉縁を葉裏に巻き込んでいますが、エゾヤナギやイヌコリヤナギはシントメ状で、巻き込みが顕著でないものが多く観察されます。これらの一連のゴールには、葉の生長の阻害以外に、肥厚や肥大が見られません。


寄主植物:ドロノキ
撮影年月日:2015年7月27日/北海道鷹栖町
 

2015/08/15(Sat) 22:02 No.1701
Re: ドロノキワカバマキフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: ドロノキワカバマキフシは、大変興味深い虫えいです。ヤナギ類各種に類似の虫えいが見られますし、ヤナギの種によって、葉の巻き方が異なるそうで、Quercus の葉縁の虫えいを思わせます。属の異なるドロノキとヤナギのタマバエは、同一種かどうかも気になります。ドロノキから、成虫が羽化した由、標本を拝見するのを楽しみにしています。

2015/08/15(Sat) 22:58 No.1703
Re: ドロノキワカバマキフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
ドロノキワカバマキフシとオノエヤナギから得られた幼虫と成虫の標本を、近いうちにお送りいたします。
ヤナギ科のワカバマキフシの2世代目のゴールらしいものが出来はじめていますが、まだ多化性を確認するまでに到っていません。
あらたに、ウンリュウヤナギが寄主として、ゴールと3齢幼虫を確認することができました。


2015/08/07(Fri) 20:45 No.1666
ユウガギクメウロコフシ? 投稿者:Nabita

ノコンギクの蕾がメウロコフシ状になったゴールが見られた日、平内町に移動したところ、白花の野菊にもゴールが見られました。やはりメウロコフシの類と思われますが、ノコンギクでは卵型のゴールになるのに対して、水平方向に鱗片が伸びてロゼット状になっていて、ゴールは脇芽から伸びた細い柄の先に着いています。
宿主の植物は、花茎の分岐が多く、葉がより狭小であること、何より花後の痩果に冠毛がないことからユウガギクと考えています。


寄主植物:ユウガギク
撮影年月日:2015年8月2日/青森県平内町
 

2015/08/07(Fri) 20:46 No.1667
Re: ユウガギクメウロコフシ? 投稿者:Nabita

1枚目の写真の3ゴール以外にも、少なくともあと2個体に同じゴールがあり、やはり連続した数節にゴールが形成されていました。1枚目の写真のゴールを採集して帰り、解剖しましたが、内部の幼虫はまだ若く、1齢か2齢の初期ではないかと考えられるような大きさで、各ゴールに1〜2頭ずつ入っていました。
ノコンギクのものとは大分外見が異なりますが、多数の鱗片により構成されているので、このゴールも名前としては、ユウガギクメウロコフシでいいのかなと思います。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/21(Fri) 13:12 No.1720
Re: ユウガギクメウロコフシ? 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: 古いデータを捜し出すのに時間がかかり、反応が遅くなり失礼いたしました。ユウガギクメフクレフシ D-0835 というのが、名古屋の Y 先生によって、田沢湖畔と岩手県川井村、福岡県で採集されています。Y 先生のスケッチは、まさに、ユガギクメウロコフシと改称しても良さそうな虫えいです。恐らく同じものかも知れません。別途、スケッチの PDF をお送りいたしますので、比較していただければと思います。

2015/08/22(Sat) 20:24 No.1726
Re: ユウガギクメウロコフシ? 投稿者:Nabita

湯川先生、以前の資料を大変なお手間をかけてお探しくださり、なおかつPDFでのご送付に預かり、誠にありがとうございました。下のノコンギクのゴールとまとめてのお返事とさせていただくことをお許し下さい。
Y先生が確認されたものの図を拝見したところ、やはり同じと見做した方が自然な形態と思われます。形成者が異なっていることが証明されない限りは、同じゴールとしておいて良いかと思います。
ノコンギクやエゾノコンギクで確認されているという、メハナガタフシというのは、添付の写真のようなものでしょうか。この写真のゴールからは、幼虫標本が得られていなかったように記憶していますが、幼虫室の構造などからメウロコフシと峻別する必要はないように思いました。正面に写っているゴールの右上に、メウロコフシ型に近いゴールも写っているのもおわかりいただけると思います。また、ノコンギクのカワリメフシも同じようなゴール構造に感じておりますが、こちらは見つかる頻度が低く、発見時には脱出済みや寄生などで、3齢幼虫を見たことがありません。


寄主植物:ノコンギク
撮影年月日:2014年10月13日/青森県七戸町


2015/08/06(Thu) 21:05 No.1659
ノコンギクのツボミフクレフシのようなメウロコフシ 投稿者:Nabita

ノコンギクに写真のような蕾のゴールがありました。左上に写っているゴールからは舌状花が2本飛び出しており、この植物がノコンギクであり、かつ正常な蕾でないことがわかります。
なお、昨年この掲示板にメウロコフシ(No. 673-374)とカワリメフシ(No. 722)を投稿した際に、葉にハクボミフシが見られたので、ゴマナではないかと紹介しましたが、その後開花を確認でき、全てノコンギクであったことが判明しておりますので、改めて訂正させていただきます。ゴマナではメウロコフシ、カワリメフシとも確認できず、青森県で確認済みのゴマナのタマバエゴールはゴマナハクボミフシとゴマナハナフクレフシだけです。


寄主植物:ノコンギク
撮影年月日:2015年8月2日/青森県黒石市
 

2015/08/06(Thu) 21:06 No.1660
Re: ノコンギクのツボミフクレフシのようなメウロコフシ 投稿者:Nabita

今回見つかったゴールを解剖したところ、内部の構造はメウロコフシそのものと言ってよいものでした。ゴールの頂上部は鱗片が寄り集まっただけで、半開放に近い状態で幼虫室まで続いています。ゴール側面から底面は硬く木質化しています。ゴール内には繭が2個入っており、羽化を期待して飼育(シャーレ内に放置)中です。
1枚目の写真の右上と下のゴールは、コバチの幼虫が入っていて形成者はすっかり食べられた後でした。中央付近に写っている赤みの少ないゴールは、内部構造と幼虫の色彩から、管理人さんの「北海道の虫えい図鑑」に収録されている、エゾノコンギクハナフクレフシと相同のゴールと考えています。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/21(Fri) 13:32 No.1721
Re: ノコンギクのツボミフクレフシのようなメウロコフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ノコンギクやエゾノコンギクには、ノコンギクハナホッスフシ、ノコンギクメウロコフシ、ノコンギクメハナガタフシ、エゾノコンギクハナフクレフシ、エゾノコンギクメハナガタフシなどが、記録されています。また、この他の Aster 属のキク類にも、類似の虫えいが沢山発見されています。また、花芽から開花に至る過程で、虫えいの形状も変化するようですので、一度、これらの虫えいから得られた幼虫をまとめてDNA 解析をする必要があります。どなたか、若い研究者が挑戦してくださると良いのですが。

2015/08/05(Wed) 21:05 No.1657
ハナイカダメフクレフシ 投稿者:Nabita

8月最初の週末も、いくつか自分では初めて見つけられたゴールがありました。順次掲示板に投稿させていただきたいと思います。
ハナイカダを見ていたら、メフクレフシらしきものがありました。「虫えい図鑑」の巻末リストには、まさにハナイカダメフクレがありますので、それかと思われます。


寄主植物:ハナイカダ
撮影年月日:2015年8月2日/青森市
 

2015/08/05(Wed) 21:07 No.1658
Re: ハナイカダメフクレフシ 投稿者:Nabita

膨らんだ芽を解剖したところ、古いゴールのようでしたが、死にごもりの蛹が入っていました。乾燥により縮んで変形していますが、タマバエの蛹のようにも見えます。
ゴール内で蛹になっていることから、このゴールは初夏に形成されるのではないかと考えています。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/06(Thu) 22:01 No.1661
Re: ハナイカダメフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ハナイカダメフクレフシ C-4152 の再発見のお知らせ、有難うございました。1980年に鹿児島市内で発見されて以来の2度目の発見です。このゴールは、越冬芽が膨れたもので、1月に採集されたゴールには、若齢幼虫が入っていましたが、残念ながら、その時は、成虫を羽化させることができませんでした。その後、九州では機会ある度に、ハナイカダの芽を調べているのですが、見つかっていません。鹿児島と青森で発見されたのですから、全国各地にいるものと思われます。年1化性なのか、同一寄主で多化性なのか、寄主交代をする多化性なのかは不明です。引き続き観察をよろしくお願い申しあげます。

2015/08/07(Fri) 20:39 No.1665
Re: ハナイカダメフクレフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、ご教示ありがとうございました。鹿児島で発見されて以来の確認でしたか。発生量が少ないのかもしれませんが、ハナイカダ自体はいくつかの場所に生えているのを確認していますので、今後も注意してみます。これまでは、ミフクレフシがないかと探していましたが、他の部位にも目配せしたいと思います。

2015/08/04(Tue) 14:40 No.1653
ヤナギワカバマキフシ(複数寄主) 投稿者:南 常雄

ヤナギワカバマキフシに次の寄主が見つかりました。Salix 7種(エゾヤナギ、エゾノキヌヤナギ、エゾノカワヤナギ、オノエヤナギ、イヌコリヤナギ、エゾノバッコヤナギ、シロヤナギ)と Populus1種(ドロノキ)です。以上の寄主の中から、ゴールから多数のタマバエの幼虫が脱出した、エゾヤナギワカバマキフシ、オノエヤナギワカバマキフシ、ドロノキワカバマキフシの幼虫を、それぞれ飼育しています。

今回はヤナギワカバマキフシ(複数寄主)として、概要について投稿します。ゴールは葉の裏側に巻き込み、長さ2〜4cm、太さ2〜3mm の筒状で、中に複数の幼虫が入っています。ゴールを採集してビニール袋に入れて持ち帰ると、白色と黄白色の幼虫が多数脱出し、その中に当日から翌々日にかけて橙黄色に変色するものがあります。橙黄色の幼虫は観察地のゴール内にはみられず、湯川先生に相談したところ「ゴールから脱出した未成熟の3齢幼虫が成熟して変色したのではないか」とのご教示をいただきました。橙黄色に変色した幼虫の前胸部には2角状の薄茶色の胸骨があります。
この橙黄色に変色する幼虫は、上記の各ゴールに1様に見られ、一定数が見られるのでゴール形成者ではないかと思いますが、更に観察が必要と思われます。

2015.07.23 に採集したオノエヤナギワカバマキフシから脱出した幼虫のうち、橙黄色に変色した3齢幼虫を飼育していたところ、本日、雄成虫が羽化したので写真を添付します。羽化後、3時間以上経たものをエタノール標本にしました。全体に淡色で、腹部が細いです。

ドロノキワカバマキフシは、別途、機会を見て投稿いたします。


寄主植物:オノエヤナギ
撮影年月日:2015年7月23日/北海道鷹栖町
 

2015/08/04(Tue) 20:51 No.1654
Re: ヤナギワカバマキフシ(複数寄主) 投稿者:Nabita

南さん、ヤナギワカバマキフシの宿主植物と成虫の紹介ありがとうございます。
青森でも3〜4種のヤナギにいるようですが、宿主の同定は怠ってしまっておりますし、飼育しようとは思いもしませんでした。昨年は8月以降はヤナギワカバマキフシの在虫ゴールを見つけられていないので、この時期羽化した成虫は、別の部位に産卵するか、あるいは全く別の植物に宿主転換する可能性がありますね。
また、ドロノキにもゴールを作るとのことも大変興味深いです。改めてのご投稿を心待ちにしております。


2015/08/04(Tue) 22:28 No.1655
Re: ヤナギワカバマキフシ(複数寄主) 投稿者:南 常雄

Nabita様、コメントをありがとうございます。
昨年8月、湯川先生が本掲示板に「イヌコリヤナギワカバマキフシ」をご紹介していただいた際に、形成タマバエの多化性について触れられていたので、飼育容器を羽化しても分かるように、毎日みていました。
ヤナギの多くは、霜が降りるまで無限伸長性的に、シュート頂や側枝をだすので、多化性でも寄主転換を必要とせずに、同寄主内で世代交代が可能です。今般の観察で、以前から多化性を気にしていた、2008年9月発見の「ケショウヤナギシントジフシ C-0256」の多化性を、あらためて観察する必要性があると思いました。


2015/08/06(Thu) 22:17 No.1662
Re: ヤナギワカバマキフシ(複数寄主) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: ヤナギワカバマキフ シ C-0352 の寄主のリストをアップしてくださり、誠に有難うございました。成虫の写真を拝見しましたところ、ヤナギにゴールを形成する Rabdophaga 属のタマバエとは異なる様で、Cecidomyiidi のグループではないかと思われます。やはり、多化性だったのですね。さらなる成虫の羽化を楽しみにしています。

2015/08/06(Thu) 22:50 No.1664
Re: ヤナギワカバマキフシ(複数寄主) 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
その後も羽化があり、雄7匹、雌1匹の成虫が得られています。橙黄色の幼虫は、オノエヤナギとエゾヤナギ、ドロノキ、そして淡黄色の幼虫はドロノキから脱出したものを飼育しています。昨日のフィールドでの観察では、現在、幼虫が入っているゴールはなくなりました。これから伸びる枝先の若葉にゴールが形成されれば、それが2世代目のゴールになるのではないかと思います。更に新たな情報が得られれば、報告いたします。標本は、他の標本とあわせて、次回、いっしょにお送りいたします。


2015/08/02(Sun) 15:21 No.1646
サルナシハコブフシをハバチの幼虫が摂食 投稿者:湯川淳一

宮崎県の N さんから、フシダニの一種 Colomerus sp. にとって形成された、サルナシハコブフシ C-2700 の標本を送って頂きました。ほとんどすべてのゴールが、ハバチの一種の幼虫に摂食されており、フシダニ姿は見つかりませんでした。写真にハバチの幼虫が写っています。ネットで検索しますと、ゴールに産卵中のハバチのメスの写真などが出ています。ハバチのご専門の方の、コメントをよろしくお願い申し上げます。なお、この情報は、N さんのご了解を得て掲示板に投稿させて頂きました。

寄主植物:サルナシ
撮影年月日:2015年6月6日/宮崎県椎葉村
 

2015/08/02(Sun) 16:09 No.1647
Re: サルナシハコブフシをハバチの幼虫が摂食 投稿者:akaitori

ハバチ幼虫はほとんどが植物食です。
これはゴールではなく、イトウハバチやハクサンハバチなどが葉に産卵し、
孵化したものではないでしょうか。

参考サイト
http://itasan.at.webry.info/theme/793f1b858a.html


2015/08/02(Sun) 18:19 No.1648
Re: サルナシハコブフシをハバチの幼虫が摂食 投稿者:湯川淳一

akaitori 様: 早速のコメントを有難うございました。確かにハバチは植食性ですが、ゴールの組織を摂食することがあるかも知れません。多くのゴール内にハバチの幼虫がいましたし、ゴールの表面に幼虫によって形成されたと思われる穴がありました。何よりも、これだけ多くのハバチの幼虫がいるのに、葉身にハバチの摂食痕が見られません。ゴール組織は栄養分が豊富だというデータが示されており、各種の随意的、専門的えい食昆虫が知られています。ハバチの幼虫も、随意的であるにせよ、葉身よりもゴールを選んで摂食しているように思うのですが、いかがでしょうか? このような例が報告されているかどうかも知りたいと思います。さらなる、ご教示をよろしくお願い致します。

2015/08/02(Sun) 20:10 No.1649
Re: サルナシハコブフシをハバチの幼虫が摂食 投稿者:akaitori

シダハバチ亜科以外のハバチは植物の組織内に産卵し、
葉に産卵した場合は葉が膨れますが、イトウハバチでは膨らみが大きいですね。
イトウハバチを紹介したサイトでも最初から糞が出たようですし、コブハバチに近い感じですね。
http://itasan.at.webry.info/200806/article_39.html

コブハバチでも、ヤナギに付くハバチでは幼虫が小さな時から空洞が大きいのに、
ニシキウツギでは幼虫が小さな内は空洞が無く、違いがありますね。

イトウハバチは変わったハバチですね。
親が卵を守るハバチは見たことがありません。
カメムシでは数種類知られていますが。


2015/08/02(Sun) 21:25 No.1650
Re: サルナシハコブフシをハバチの幼虫が摂食 投稿者:湯川淳一

akaitori 様: 再度のご教示、誠に有難うございました。そうすると、最初のゴールの同定が間違っていたといことですね。フシダニゴールではなく、元々、ハバチのゴールだったのですね。とんでもない、思い違いでお騒がせいたしました。ゴールの図鑑では、ほとんどヤナギのハバチ類のゴールしか掲載されていませんでしたので、今後、機会がございましたら、ぜひ、ハバチのゴールの解説をお願い申し上げたいものです。有難うございました。

2015/08/02(Sun) 15:02 No.1645
ヒメシャラハナメタマフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

Mさんが和歌山県で採集されたヒメシャラの花芽を、ご本人のご了解を得て、掲示板で紹介させて頂きます。ヒメシャラの花芽が、直径:7-11mm、 高さ:6-9mm のほぼ球形に、やや膨らんだもので、内部には、タマバエではないハエ目の1齢または2齢幼虫が1匹づつ入っていました。幼虫は雄しべを摂食していました。現状では、確実にゴールと呼んで良いものか、はっきりしません。この後の成り行きを観察する必要があります。

寄主植物:ヒメシャラ
撮影年月日:2015年6月28日/和歌山県城ヶ森
 

2015/08/05(Wed) 21:04 No.1656
Re: ヒメシャラハナメタマフシ(仮称) 投稿者:Nabita

湯川先生、興味深いゴールの紹介ありがとうございます。
無弁翅ハエ類で、植物をゴール化するということでは、真っ先にミバエ科が思いつきます。あいにく当地にはヒメシャラはありませんので、何も具体的に参考となる考えをお伝えできません。熊本のS吉さんにでも伺えば、案外簡単に正体が判明するかもしれません。


2015/08/06(Thu) 22:20 No.1663
Re: ヒメシャラハナメタマフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: コメント有難うございました。Mさんには、今後、ヒメシャラのゴールを見つけて、旨く成虫を羽化させて下さいとお願いしてあります。同定以来は成虫が得られてからにするつもりです。



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