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2015/08/08(Sat) 21:32 No.1669
オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

キク科のメフクレフシ系のゴールを二つ連続して投稿したので、ついでにもうひとつキク科のゴールを投稿します。
オトコヨモギの葉表に形成された小さなゴールで、キクハイボフシによく似ています。


寄主植物:オトコヨモギ
撮影年月日:2015年7月25日/青森県つがる市(旧木造町)
 

2015/08/08(Sat) 21:33 No.1670
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

採集した時期が遅かったようで、ゴールの先には蛹殻のようなものが付着しており、内部に形成者の幼虫や蛹は見られませんでした。寄生していたコバチの蛹だけが、ゴール内に見られた虫でしたので、しかたないのでその写真を載せます。写真の右側がゴールの付着部で、蛹が入っているほうがイボ状のゴール上部です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/08(Sat) 22:30 No.1671
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。オトコヨモギは北海道内に広く分布しますが、ゴールが形成されているのを見たことがありません。

2015/08/09(Sun) 21:40 No.1672
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

南さん、コメントありがとうございます。御地ではオトコヨモギのゴールは発見されていないのですね。ハマオトコヨモギとは出来るゴールで共通するものまだ見たことがないので、両植物は思っている以上に分化が進んでいるのかもしれませんね。オトコヨモギにはメハナガタフシという見事なゴールがあるのですが、昨年は見つけられませんでしたので、今年は形成されることを期待しております。「虫えい図鑑」には写真がないので、今年も見られなくても、以前のピンボケ写真を冬枯れ対策で投稿するかもしれません。

2015/08/11(Tue) 22:07 No.1676
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様、南様:以前、南さんがハマオトコヨモギハツボフシ D-1121 を採集されていますが、その時に、「葉表に壷状突起。頂部に細葉状片を叢生。ヨモギハエボシフシに似る」と報告されています。このゴールとの類似性はいかがでしょうか?

2015/08/12(Wed) 06:04 No.1680
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:南 常雄

湯川先生、コメントをありがとうございます。
ハマオトコヨモギハツボフシと形は異なりますが、羽化後のゴールなどを見るとヨモギハエボシフシに近いと思います。中に橙色の幼虫が1匹はいっています。


寄主植物:ハマオトコヨモ
撮影年月日:2006年8月12日/北海道北見市


2015/08/12(Wed) 07:45 No.1683
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございます。南さんにはハマオトコヨモギハツボフシの鮮明な写真投稿ありがとうございます。
ハツボフシの裏面に開いている穴は羽化孔でしょうか、そうであれば羽化脱出する位置が異なっていますし、オトコヨモギのゴールは比較するとごく単純なので、形成者は異なる可能性が高いと思います。全体的には最も普通のゴールであるヨモギハエボシフシには良く似ています。異なる点はサイズが小さいこと(オトコヨモギのは米粒大)、ゴールはほぼ平伏している、共通点としては1枚の葉に複数のゴールが形成されることなどです。もちろん、植物種の違いで、同じ形成者のゴールがやや異なった形態となることは十分に考えられますので、形成者の標本が得られるように今後も注意したいと思います。


2015/08/12(Wed) 18:06 No.1688
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、コメントをありがとうございます。
この時期に羽化孔があるので、秋までに次世代のゴールが形成されるものと思われます。


2015/08/15(Sat) 21:54 No.1700
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様、南様: コメント有難うございました。ヨモギ類には類似のゴールが非常に多く、ヨモギメマルツボフシやナガツボフシなどのように、同じタマバエによる虫えいの多型現象も見られますし、Nabita さんのおっしゃるように、ヨモギの種が異なりますと、虫えいの形状が異なるものもあります。とくに、オトコヨモギの虫えいと虫えい形成者の分類は進んでいません。新種もかなり含まれているようです。ここは、やはり、DNA 解析が必要です。標本の採集を楽しみにして居ります。

2015/08/15(Sat) 23:03 No.1704
Re: オトコヨモギの葉のゴール 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
近々、オホーツクへ海浜性の植物の観察に行く予定ですので、ハマオトコヨモギハツボフシを注意して探してみます。


2015/08/08(Sat) 12:03 No.1668
ドロノキワカバマキフシ 投稿者:南 常雄

ドロノキから得られた幼虫の羽化がはじまり、5匹の雄成虫が羽化しました。更に体長1.0mmほどの小さい寄生蜂も羽化しています。タマバエの成虫の形態は、オノエヤナギから得られた成虫と同様、淡色で細身、雄成虫の羽化が先行するのも似ています。オノエヤナギから得られた雄成虫の体長は1.5〜2.1mm、ドロノキの雄成虫の体長は2.2〜2.5mmで一回り大きいが、約1.5mmほどの小さい成虫も含まれています。

ドロノキワカバマキフシは、ヤナギワカバマキフシと異なり、葉縁が葉表に巻き込んでいます。これはヤナギのゴール同様、ドロノキの幼葉の形質によるものです。ヤナギワカバマキフシのエゾノカワヤナギやオノエヤナギなどは葉縁を葉裏に巻き込んでいますが、エゾヤナギやイヌコリヤナギはシントメ状で、巻き込みが顕著でないものが多く観察されます。これらの一連のゴールには、葉の生長の阻害以外に、肥厚や肥大が見られません。


寄主植物:ドロノキ
撮影年月日:2015年7月27日/北海道鷹栖町
 

2015/08/15(Sat) 22:02 No.1701
Re: ドロノキワカバマキフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: ドロノキワカバマキフシは、大変興味深い虫えいです。ヤナギ類各種に類似の虫えいが見られますし、ヤナギの種によって、葉の巻き方が異なるそうで、Quercus の葉縁の虫えいを思わせます。属の異なるドロノキとヤナギのタマバエは、同一種かどうかも気になります。ドロノキから、成虫が羽化した由、標本を拝見するのを楽しみにしています。

2015/08/15(Sat) 22:58 No.1703
Re: ドロノキワカバマキフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
ドロノキワカバマキフシとオノエヤナギから得られた幼虫と成虫の標本を、近いうちにお送りいたします。
ヤナギ科のワカバマキフシの2世代目のゴールらしいものが出来はじめていますが、まだ多化性を確認するまでに到っていません。
あらたに、ウンリュウヤナギが寄主として、ゴールと3齢幼虫を確認することができました。


2015/08/07(Fri) 20:45 No.1666
ユウガギクメウロコフシ? 投稿者:Nabita

ノコンギクの蕾がメウロコフシ状になったゴールが見られた日、平内町に移動したところ、白花の野菊にもゴールが見られました。やはりメウロコフシの類と思われますが、ノコンギクでは卵型のゴールになるのに対して、水平方向に鱗片が伸びてロゼット状になっていて、ゴールは脇芽から伸びた細い柄の先に着いています。
宿主の植物は、花茎の分岐が多く、葉がより狭小であること、何より花後の痩果に冠毛がないことからユウガギクと考えています。


寄主植物:ユウガギク
撮影年月日:2015年8月2日/青森県平内町
 

2015/08/07(Fri) 20:46 No.1667
Re: ユウガギクメウロコフシ? 投稿者:Nabita

1枚目の写真の3ゴール以外にも、少なくともあと2個体に同じゴールがあり、やはり連続した数節にゴールが形成されていました。1枚目の写真のゴールを採集して帰り、解剖しましたが、内部の幼虫はまだ若く、1齢か2齢の初期ではないかと考えられるような大きさで、各ゴールに1〜2頭ずつ入っていました。
ノコンギクのものとは大分外見が異なりますが、多数の鱗片により構成されているので、このゴールも名前としては、ユウガギクメウロコフシでいいのかなと思います。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/21(Fri) 13:12 No.1720
Re: ユウガギクメウロコフシ? 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: 古いデータを捜し出すのに時間がかかり、反応が遅くなり失礼いたしました。ユウガギクメフクレフシ D-0835 というのが、名古屋の Y 先生によって、田沢湖畔と岩手県川井村、福岡県で採集されています。Y 先生のスケッチは、まさに、ユガギクメウロコフシと改称しても良さそうな虫えいです。恐らく同じものかも知れません。別途、スケッチの PDF をお送りいたしますので、比較していただければと思います。

2015/08/22(Sat) 20:24 No.1726
Re: ユウガギクメウロコフシ? 投稿者:Nabita

湯川先生、以前の資料を大変なお手間をかけてお探しくださり、なおかつPDFでのご送付に預かり、誠にありがとうございました。下のノコンギクのゴールとまとめてのお返事とさせていただくことをお許し下さい。
Y先生が確認されたものの図を拝見したところ、やはり同じと見做した方が自然な形態と思われます。形成者が異なっていることが証明されない限りは、同じゴールとしておいて良いかと思います。
ノコンギクやエゾノコンギクで確認されているという、メハナガタフシというのは、添付の写真のようなものでしょうか。この写真のゴールからは、幼虫標本が得られていなかったように記憶していますが、幼虫室の構造などからメウロコフシと峻別する必要はないように思いました。正面に写っているゴールの右上に、メウロコフシ型に近いゴールも写っているのもおわかりいただけると思います。また、ノコンギクのカワリメフシも同じようなゴール構造に感じておりますが、こちらは見つかる頻度が低く、発見時には脱出済みや寄生などで、3齢幼虫を見たことがありません。


寄主植物:ノコンギク
撮影年月日:2014年10月13日/青森県七戸町


2015/08/06(Thu) 21:05 No.1659
ノコンギクのツボミフクレフシのようなメウロコフシ 投稿者:Nabita

ノコンギクに写真のような蕾のゴールがありました。左上に写っているゴールからは舌状花が2本飛び出しており、この植物がノコンギクであり、かつ正常な蕾でないことがわかります。
なお、昨年この掲示板にメウロコフシ(No. 673-374)とカワリメフシ(No. 722)を投稿した際に、葉にハクボミフシが見られたので、ゴマナではないかと紹介しましたが、その後開花を確認でき、全てノコンギクであったことが判明しておりますので、改めて訂正させていただきます。ゴマナではメウロコフシ、カワリメフシとも確認できず、青森県で確認済みのゴマナのタマバエゴールはゴマナハクボミフシとゴマナハナフクレフシだけです。


寄主植物:ノコンギク
撮影年月日:2015年8月2日/青森県黒石市
 

2015/08/06(Thu) 21:06 No.1660
Re: ノコンギクのツボミフクレフシのようなメウロコフシ 投稿者:Nabita

今回見つかったゴールを解剖したところ、内部の構造はメウロコフシそのものと言ってよいものでした。ゴールの頂上部は鱗片が寄り集まっただけで、半開放に近い状態で幼虫室まで続いています。ゴール側面から底面は硬く木質化しています。ゴール内には繭が2個入っており、羽化を期待して飼育(シャーレ内に放置)中です。
1枚目の写真の右上と下のゴールは、コバチの幼虫が入っていて形成者はすっかり食べられた後でした。中央付近に写っている赤みの少ないゴールは、内部構造と幼虫の色彩から、管理人さんの「北海道の虫えい図鑑」に収録されている、エゾノコンギクハナフクレフシと相同のゴールと考えています。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/21(Fri) 13:32 No.1721
Re: ノコンギクのツボミフクレフシのようなメウロコフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ノコンギクやエゾノコンギクには、ノコンギクハナホッスフシ、ノコンギクメウロコフシ、ノコンギクメハナガタフシ、エゾノコンギクハナフクレフシ、エゾノコンギクメハナガタフシなどが、記録されています。また、この他の Aster 属のキク類にも、類似の虫えいが沢山発見されています。また、花芽から開花に至る過程で、虫えいの形状も変化するようですので、一度、これらの虫えいから得られた幼虫をまとめてDNA 解析をする必要があります。どなたか、若い研究者が挑戦してくださると良いのですが。

2015/08/05(Wed) 21:05 No.1657
ハナイカダメフクレフシ 投稿者:Nabita

8月最初の週末も、いくつか自分では初めて見つけられたゴールがありました。順次掲示板に投稿させていただきたいと思います。
ハナイカダを見ていたら、メフクレフシらしきものがありました。「虫えい図鑑」の巻末リストには、まさにハナイカダメフクレがありますので、それかと思われます。


寄主植物:ハナイカダ
撮影年月日:2015年8月2日/青森市
 

2015/08/05(Wed) 21:07 No.1658
Re: ハナイカダメフクレフシ 投稿者:Nabita

膨らんだ芽を解剖したところ、古いゴールのようでしたが、死にごもりの蛹が入っていました。乾燥により縮んで変形していますが、タマバエの蛹のようにも見えます。
ゴール内で蛹になっていることから、このゴールは初夏に形成されるのではないかと考えています。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/08/06(Thu) 22:01 No.1661
Re: ハナイカダメフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ハナイカダメフクレフシ C-4152 の再発見のお知らせ、有難うございました。1980年に鹿児島市内で発見されて以来の2度目の発見です。このゴールは、越冬芽が膨れたもので、1月に採集されたゴールには、若齢幼虫が入っていましたが、残念ながら、その時は、成虫を羽化させることができませんでした。その後、九州では機会ある度に、ハナイカダの芽を調べているのですが、見つかっていません。鹿児島と青森で発見されたのですから、全国各地にいるものと思われます。年1化性なのか、同一寄主で多化性なのか、寄主交代をする多化性なのかは不明です。引き続き観察をよろしくお願い申しあげます。

2015/08/07(Fri) 20:39 No.1665
Re: ハナイカダメフクレフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、ご教示ありがとうございました。鹿児島で発見されて以来の確認でしたか。発生量が少ないのかもしれませんが、ハナイカダ自体はいくつかの場所に生えているのを確認していますので、今後も注意してみます。これまでは、ミフクレフシがないかと探していましたが、他の部位にも目配せしたいと思います。

2015/08/04(Tue) 14:40 No.1653
ヤナギワカバマキフシ(複数寄主) 投稿者:南 常雄

ヤナギワカバマキフシに次の寄主が見つかりました。Salix 7種(エゾヤナギ、エゾノキヌヤナギ、エゾノカワヤナギ、オノエヤナギ、イヌコリヤナギ、エゾノバッコヤナギ、シロヤナギ)と Populus1種(ドロノキ)です。以上の寄主の中から、ゴールから多数のタマバエの幼虫が脱出した、エゾヤナギワカバマキフシ、オノエヤナギワカバマキフシ、ドロノキワカバマキフシの幼虫を、それぞれ飼育しています。

今回はヤナギワカバマキフシ(複数寄主)として、概要について投稿します。ゴールは葉の裏側に巻き込み、長さ2〜4cm、太さ2〜3mm の筒状で、中に複数の幼虫が入っています。ゴールを採集してビニール袋に入れて持ち帰ると、白色と黄白色の幼虫が多数脱出し、その中に当日から翌々日にかけて橙黄色に変色するものがあります。橙黄色の幼虫は観察地のゴール内にはみられず、湯川先生に相談したところ「ゴールから脱出した未成熟の3齢幼虫が成熟して変色したのではないか」とのご教示をいただきました。橙黄色に変色した幼虫の前胸部には2角状の薄茶色の胸骨があります。
この橙黄色に変色する幼虫は、上記の各ゴールに1様に見られ、一定数が見られるのでゴール形成者ではないかと思いますが、更に観察が必要と思われます。

2015.07.23 に採集したオノエヤナギワカバマキフシから脱出した幼虫のうち、橙黄色に変色した3齢幼虫を飼育していたところ、本日、雄成虫が羽化したので写真を添付します。羽化後、3時間以上経たものをエタノール標本にしました。全体に淡色で、腹部が細いです。

ドロノキワカバマキフシは、別途、機会を見て投稿いたします。


寄主植物:オノエヤナギ
撮影年月日:2015年7月23日/北海道鷹栖町
 

2015/08/04(Tue) 20:51 No.1654
Re: ヤナギワカバマキフシ(複数寄主) 投稿者:Nabita

南さん、ヤナギワカバマキフシの宿主植物と成虫の紹介ありがとうございます。
青森でも3〜4種のヤナギにいるようですが、宿主の同定は怠ってしまっておりますし、飼育しようとは思いもしませんでした。昨年は8月以降はヤナギワカバマキフシの在虫ゴールを見つけられていないので、この時期羽化した成虫は、別の部位に産卵するか、あるいは全く別の植物に宿主転換する可能性がありますね。
また、ドロノキにもゴールを作るとのことも大変興味深いです。改めてのご投稿を心待ちにしております。


2015/08/04(Tue) 22:28 No.1655
Re: ヤナギワカバマキフシ(複数寄主) 投稿者:南 常雄

Nabita様、コメントをありがとうございます。
昨年8月、湯川先生が本掲示板に「イヌコリヤナギワカバマキフシ」をご紹介していただいた際に、形成タマバエの多化性について触れられていたので、飼育容器を羽化しても分かるように、毎日みていました。
ヤナギの多くは、霜が降りるまで無限伸長性的に、シュート頂や側枝をだすので、多化性でも寄主転換を必要とせずに、同寄主内で世代交代が可能です。今般の観察で、以前から多化性を気にしていた、2008年9月発見の「ケショウヤナギシントジフシ C-0256」の多化性を、あらためて観察する必要性があると思いました。


2015/08/06(Thu) 22:17 No.1662
Re: ヤナギワカバマキフシ(複数寄主) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: ヤナギワカバマキフ シ C-0352 の寄主のリストをアップしてくださり、誠に有難うございました。成虫の写真を拝見しましたところ、ヤナギにゴールを形成する Rabdophaga 属のタマバエとは異なる様で、Cecidomyiidi のグループではないかと思われます。やはり、多化性だったのですね。さらなる成虫の羽化を楽しみにしています。

2015/08/06(Thu) 22:50 No.1664
Re: ヤナギワカバマキフシ(複数寄主) 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
その後も羽化があり、雄7匹、雌1匹の成虫が得られています。橙黄色の幼虫は、オノエヤナギとエゾヤナギ、ドロノキ、そして淡黄色の幼虫はドロノキから脱出したものを飼育しています。昨日のフィールドでの観察では、現在、幼虫が入っているゴールはなくなりました。これから伸びる枝先の若葉にゴールが形成されれば、それが2世代目のゴールになるのではないかと思います。更に新たな情報が得られれば、報告いたします。標本は、他の標本とあわせて、次回、いっしょにお送りいたします。


2015/08/02(Sun) 15:21 No.1646
サルナシハコブフシをハバチの幼虫が摂食 投稿者:湯川淳一

宮崎県の N さんから、フシダニの一種 Colomerus sp. にとって形成された、サルナシハコブフシ C-2700 の標本を送って頂きました。ほとんどすべてのゴールが、ハバチの一種の幼虫に摂食されており、フシダニ姿は見つかりませんでした。写真にハバチの幼虫が写っています。ネットで検索しますと、ゴールに産卵中のハバチのメスの写真などが出ています。ハバチのご専門の方の、コメントをよろしくお願い申し上げます。なお、この情報は、N さんのご了解を得て掲示板に投稿させて頂きました。

寄主植物:サルナシ
撮影年月日:2015年6月6日/宮崎県椎葉村
 

2015/08/02(Sun) 16:09 No.1647
Re: サルナシハコブフシをハバチの幼虫が摂食 投稿者:akaitori

ハバチ幼虫はほとんどが植物食です。
これはゴールではなく、イトウハバチやハクサンハバチなどが葉に産卵し、
孵化したものではないでしょうか。

参考サイト
http://itasan.at.webry.info/theme/793f1b858a.html


2015/08/02(Sun) 18:19 No.1648
Re: サルナシハコブフシをハバチの幼虫が摂食 投稿者:湯川淳一

akaitori 様: 早速のコメントを有難うございました。確かにハバチは植食性ですが、ゴールの組織を摂食することがあるかも知れません。多くのゴール内にハバチの幼虫がいましたし、ゴールの表面に幼虫によって形成されたと思われる穴がありました。何よりも、これだけ多くのハバチの幼虫がいるのに、葉身にハバチの摂食痕が見られません。ゴール組織は栄養分が豊富だというデータが示されており、各種の随意的、専門的えい食昆虫が知られています。ハバチの幼虫も、随意的であるにせよ、葉身よりもゴールを選んで摂食しているように思うのですが、いかがでしょうか? このような例が報告されているかどうかも知りたいと思います。さらなる、ご教示をよろしくお願い致します。

2015/08/02(Sun) 20:10 No.1649
Re: サルナシハコブフシをハバチの幼虫が摂食 投稿者:akaitori

シダハバチ亜科以外のハバチは植物の組織内に産卵し、
葉に産卵した場合は葉が膨れますが、イトウハバチでは膨らみが大きいですね。
イトウハバチを紹介したサイトでも最初から糞が出たようですし、コブハバチに近い感じですね。
http://itasan.at.webry.info/200806/article_39.html

コブハバチでも、ヤナギに付くハバチでは幼虫が小さな時から空洞が大きいのに、
ニシキウツギでは幼虫が小さな内は空洞が無く、違いがありますね。

イトウハバチは変わったハバチですね。
親が卵を守るハバチは見たことがありません。
カメムシでは数種類知られていますが。


2015/08/02(Sun) 21:25 No.1650
Re: サルナシハコブフシをハバチの幼虫が摂食 投稿者:湯川淳一

akaitori 様: 再度のご教示、誠に有難うございました。そうすると、最初のゴールの同定が間違っていたといことですね。フシダニゴールではなく、元々、ハバチのゴールだったのですね。とんでもない、思い違いでお騒がせいたしました。ゴールの図鑑では、ほとんどヤナギのハバチ類のゴールしか掲載されていませんでしたので、今後、機会がございましたら、ぜひ、ハバチのゴールの解説をお願い申し上げたいものです。有難うございました。

2015/08/02(Sun) 15:02 No.1645
ヒメシャラハナメタマフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

Mさんが和歌山県で採集されたヒメシャラの花芽を、ご本人のご了解を得て、掲示板で紹介させて頂きます。ヒメシャラの花芽が、直径:7-11mm、 高さ:6-9mm のほぼ球形に、やや膨らんだもので、内部には、タマバエではないハエ目の1齢または2齢幼虫が1匹づつ入っていました。幼虫は雄しべを摂食していました。現状では、確実にゴールと呼んで良いものか、はっきりしません。この後の成り行きを観察する必要があります。

寄主植物:ヒメシャラ
撮影年月日:2015年6月28日/和歌山県城ヶ森
 

2015/08/05(Wed) 21:04 No.1656
Re: ヒメシャラハナメタマフシ(仮称) 投稿者:Nabita

湯川先生、興味深いゴールの紹介ありがとうございます。
無弁翅ハエ類で、植物をゴール化するということでは、真っ先にミバエ科が思いつきます。あいにく当地にはヒメシャラはありませんので、何も具体的に参考となる考えをお伝えできません。熊本のS吉さんにでも伺えば、案外簡単に正体が判明するかもしれません。


2015/08/06(Thu) 22:20 No.1663
Re: ヒメシャラハナメタマフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: コメント有難うございました。Mさんには、今後、ヒメシャラのゴールを見つけて、旨く成虫を羽化させて下さいとお願いしてあります。同定以来は成虫が得られてからにするつもりです。

2015/07/31(Fri) 17:47 No.1644
ミズナラエダタマフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

タマバチによって、ミズナラの1〜3年生樹に形成されるゴールでほぼ球形、直径4〜5mm、中に複数の幼虫室があり、それぞれタマバチの幼虫が1匹入っています。解剖したゴール内に4個の蛹があったので、サンプル管で飼育していると成虫が2匹、羽化しました。更に保存していたゴールからも羽化がはじまりました。現在、14個のゴールから17匹の成虫が羽化しています。
調べてみたのですが、該当しそうなゴールがなかったので、とりあえずミズナラエダタマフシ(仮称)としましたが、ゴールは当年枝や葉脈に形成されます。枝に形成されるゴールは、芽吹きのときの葉状片に形成されている可能性がありますが、形成初期のゴールを観察しないと分かりません。


寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:2015年7月27日/北海道当麻町
 

2015/08/03(Mon) 10:27 No.1651
Re: ミズナラエダタマフシ(仮称) 投稿者:阿部芳久

ゴールと羽化・脱出してきたタマバチのお写真を拝見しました。虫えい図鑑のC-147ナラハマダラケタマフシとその同居蜂と思います。図鑑によると、健全なゴールは成熟すると地面に落ちるようですが、同居蜂の加害を受けたゴールは植物体上に残り、5月中旬から7月に同居蜂が出現するそうです。

2015/08/03(Mon) 14:38 No.1652
Re: ミズナラエダタマフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

阿部芳久様、そうそう、ご教示をたまわりありがとうございます。
ゴールの中には、緑色を保っているものと、褐変するものがあり、褐色のゴールは触ると落下するものがありました。羽化はまだ続いていて、1〜2日に一回り大きい成虫(2.8〜3.0mm)が数匹羽化しました。こちらが形成者と考えていいでしょうか。現在48匹の成虫がえられています。


2015/07/29(Wed) 21:18 No.1640
マツブサメゴカクフシ 投稿者:Nabita

昨年8月に湯川先生が、日本初確認のゴールとして掲示板で紹介してくださったマツブサメゴカクフシが、青森県でも見つかりました。撮(採)ろうと蔓を引っ張ると、蔓全体が落ちてきてしまいましたが、この個体にはゴールは1個しかありませんでした。その後同産地で確認できた他のホスト2個体にも、目の届く範囲ではゴールは見られませんでした。
採集して来たゴールは、写真を見ればゴールの頂点に縦穴が開いているのがわかってもらえるかもしれませんが、形成者は羽化後のものでした。


寄主植物:マツブサ
撮影年月日:2015年7月25日/青森県中泊町(旧小泊村)
 

2015/07/30(Thu) 11:52 No.1642
Re: マツブサメゴカクフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: マツブサメゴカクフシが青森県でも見つかりましたか! 昨年、宮崎県日之影町で発見されたゴールと同じものが、遠く、青森県で再発見されたのには驚きました。これで、日本各地に広く分布している可能性が高いことが示されたと思います。やはり、この時期は羽化すみでしたか。羽化したタマバエは、どの植物に産卵するのでしょうね? この時期には、すでに、マツブサに越冬芽が出来ているでしょうか? そこに産卵するとすれば、年1化性ですね。そうでなければ、別の夏〜秋寄主が存在するかも知れません。
マツブサやサネカズラの花に集まるタマバエも、その後、採集できていません。今年もチャンスを逃してしまいました。
マツブサ科の植物は古いそうですので、色々と面白いことがありそうです。


2015/07/30(Thu) 20:28 No.1643
Re: マツブサメゴカクフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございます。
昨年、宮崎で見つかったのが羽化後の8月とのことで、青森で7月に見つかったので、在虫ゴールかと喜んで採ってきたのですが、解剖しようとして検鏡して初めて脱出済みであることがわかりました。形成者羽化後のゴールが、生色を保っている期間が長そうなのも不思議のひとつですが、これもホストの起源が古いということとも関係ありましょうか。本州〜九州まで広く分布していそうですので、来年情報が増えることに期待です。
マツブサは実を賞味したいとも考えているので、今後も生えているが見つかったら、自生地を覚えておこうと思います。


2015/07/28(Tue) 20:31 No.1634
シオデハマキフシ 投稿者:Nabita

(ミヤマ)ガマズミミクサレフシに面喰ったのか、レスがありませんので、まともなゴールを投稿します。
タチシオデに続き、既知であったシオデハマキフシも見つかりました。


寄主植物:シオデ
撮影年月日:2015年7月25日/青森県つがる市(旧木造町)
 

2015/07/28(Tue) 20:33 No.1635
Re: シオデハマキフシ 投稿者:Nabita

ゴールは1個しか見つからず、タチシオデでは数葉が連続してゴールになっていたので、念のため現地で葉巻を解いて内部を確認したところ、2齢位のタマバエ幼虫が2頭見えました。ゴールなのが確認できたので、サンプルチューブに入れて回収してきましたが、再度開いた際には幼虫は1頭しか回収できませんでした。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/07/29(Wed) 18:03 No.1636
Re: シオデハマキフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: タチシオデの時と繰り返しになりますが、シオデハマキフシ E-0014a は、進士 織平 先生の虫えいと虫えい昆虫 (1944) に写真だけが掲載されており、幼虫がジャンプすると書かれていますので、恐らく、Contarinia 属のタマバエではないかと思われます。採集記録もありませんが、進士先生の記述ですから、岩手県でしょう。

2015/07/29(Wed) 20:48 No.1639
Re: シオデハマキフシ 投稿者:Nabita

湯川先生、こちらにも改めてコメントいただき、お手数をおかけしました。
私も改めて進士先生のご著書を参照しましたが、ゴールの外見は進士先生が示されたものと瓜二つですね。タチシオデは若葉の質が少し厚いようですので、形成者が同じだとしても、こうした外見上の少しの差として表れるのかもしれませんね。


2015/07/26(Sun) 06:12 No.1632
アキグミメフクレフシ? 投稿者:ハンマー

アキグミの芽のゴールです。
やや肥厚した数枚の葉が巻いてキャベツのような玉を作っていました。はっきりとした幼虫室は見られませんでしたが、葉の間に複数のタマバエ幼虫がいました。
これは、リストに名前の挙がっているアキグミメフクレフシでよろしいでしょうか?


寄主植物:アキグミ
撮影年月日:2015年7月26日/兵庫県三田市
 

2015/07/27(Mon) 22:24 No.1633
Re: アキグミメフクレフシ? 投稿者:湯川淳一

ハンマー様: ご投稿有難うございました。ご賢察の通り、このゴールは、進士 織平 先生が虫えいと虫えい昆虫(1944) の72ページに掲載されたグミメフシだと思います。その後、虫えい図鑑で、湯川がグミメフクレフシと改称しましたが、アキグミメフクレフシ D-4057e の方が良いと思います。ツルグミ、ナツグミ、ナワシログミなどにも形成されます。アキグミとツルグミのゴールは、千葉県で記録されています。

2015/07/30(Thu) 07:24 No.1641
Re: アキグミメフクレフシ? 投稿者:ハンマー

湯川先生
ご教示ありがとうございます。
他のグミもみてます。


2015/07/25(Sat) 07:41 No.1628
ゴールなのか妄想なのか 仮称ミヤマガマズミミクサレフシ!? 投稿者:Nabita

24日の予告どおり、不思議なものを投稿します。
7月7日の七夕の日、青森市の旧浪岡町地域で、ゴールを探していたところ、ミヤマガマズミの果序に褐変した果実がありました。チョウ目の幼虫でも食べた残骸かと思いましたが、外見的には糞の漏出等は見えません。そこで、念のため採集して帰ることにしました。
褐変した果実は、特に引っ張ったりしなくても、触れると比較的簡単に果梗から離れました。合計4個の褐変果実と、一部褐変した1個、それといくつかの普通の緑色の若い果実を採ってきました。


寄主植物:ミヤマガマズミ
撮影年月日:2015年7月7日/青森市(旧浪岡町)
 

2015/07/25(Sat) 07:43 No.1629
Re: ゴールか妄想か 仮称ミヤマガマズミミクサレフシ!? 投稿者:Nabita

1個目の褐変果実の片面の果皮を剥ぎ、褐変・軟化した果肉をかきまわしても、何も虫はいません。2個目の褐変果実は、チョウ目の幼虫などであれば、種子部を食べていることもあろうかと、ピンセットで雑に二つ割にしたところ、果皮が剥がれた所にタマバエの幼虫が1頭見えました。まさかと思い、1個目の果実に戻り、反対側の果皮を慎重に剥くと、はたしてタマバエ幼虫が1頭います。残り2個の褐変果にも、それぞれ1頭ずつタマバエ幼虫が果皮の下にいました。
果肉が褐変していて、腐敗しかけているように見えるので、これは腐食性のタマバエの幼虫なのでしょうか? そうだとしても、4個だけとは言え、例外なく1果1頭の幼虫なのは、腐食性としては、多分に神経質のように思えます。
一緒に採って来た、緑色と一部のみが褐変した果実は、果肉がよりしっかりしていることもあるでしょうが、果皮を剥いでも、中には何も見当たりません。
現地に残してきた褐変果実もあったことから、8日後の7月15日に再度訪れましたが、前回と同じ個体と思われる木に、乾固した褐変果が1個だけ残っていました。これは、乾いていたこともあり、内部にタマバエ幼虫がいたかどうかはわかりませんでした。もちろん、正常な緑色の未熟果実は、沢山残っていて、それには何もいません。


寄主植物:ミヤマガマズミ
撮影年月日:2015年7月7日/青森市(旧浪岡町)


2015/07/25(Sat) 07:47 No.1630
Re: 妄想再び 仮称ガマズミミクサレフシ 投稿者:Nabita

このことがあったので、24日朝の投稿のように、ガマズミ属植物について、不稔果をはじめとした、非正常な色彩・形態の果実にそれぞれどのような特徴があるのか、どの時点で生理落果するのか少し観察していました。
その結果、ミヤマガマズミにはしばしば乾固した褐変果が果序にみられるものの、同様のものは、ガマズミ、カンボク、オオカメノキなど、他の樹種には見られないことが、海の日の連休までの観察でわかりました。ミヤマガマズミのみに見られた、乾固した褐変果は、水戻ししたりしても、果肉部に虫がいたかどうかはわかりませんでした。これで手詰まり、事の真相は来シーズンを待つしかないと思っておりました。
7月24日午後は青森市への出張があり、帰りに青森空港近くの山林にちょっと寄りました。ガマズミの結果樹があったので近寄って見ると、何とまだ瑞々しい褐変果が果序に着いています。果序の一部ごと、ビニール袋に入れて持ち帰りました。持ち帰った袋を開けたところ、褐変果は2個のみが果梗に残っていて、他の9個は脱落しており、やはり少しの物理的衝撃で落果しやすいことがわかりました。


寄主植物:ガマズミ
撮影年月日:2015年7月24日/青森市(旧浪岡町)


2015/07/25(Sat) 07:49 No.1631
Re: 妄想再び 仮称ガマズミミクサレフシ 投稿者:Nabita

いよいよ褐変果の解剖ですが、果皮を剥ぐと、やはりタマバエ幼虫がいるではありませんか! 幼虫がいる場合は1果1頭とミヤマガマズミの場合と同じで、複数入っているものはありません。もっと具体的には、4個の褐変果から幼虫1頭ずつが確認され、まだ果肉に一部緑色が残っていた2個、正常と考えられる緑色果では幼虫をみつけられません。褐変果の残り5個は果実ごとアルコール浸けにしました。
途中で気が付いたので、それ以前に解剖したものでははっきりしませんが、幼虫がいるのは果実の膨らみが弱い方の面でした。
このガマズミが生えていたのも、青森市の旧浪岡町内ですが、ミヤマガマズミの場所とは直線でも10km余り離れており、ホストの植物も近似種とはいえ、別種とされるものです。タマバエ幼虫の方は、外見的にも同種か極めて近い関係のものではないかと思われます。DNAの比較などが上手くできればと願っておりますが、得られた幼虫は両者とも2齢と思われるので、困難も予想されます。
これらをゴールと見做し得るかは判断に困るところですが、とりあえず投稿タイトルどおり、ミヤマガマズミミクサレフシ、ガマズミミクサレフシという半ばやけくそな名前を考えております。


寄主植物:ガマズミ
撮影年月日:2015年7月24日/青森市(旧浪岡町)


2015/07/29(Wed) 18:23 No.1637
Re: ゴールなのか妄想なのか 仮称ミヤマガマズミミクサレフ... 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ミクサレフシとは恐れ入りました。観察された実の中に入っていた幼虫の齢構成はどのようなものだったでしょうか? 1齢幼虫の時から、実は腐っていますでしょうか? 私の想像では、幼虫の齢期が進むにつれて、実が腐り始めるのではないでしょうか? 最初から実を腐らせるとは、考えにくいです。もちろん、腐食性タマバエではなく、植食性のタマバエでしょうね。虫えい和名は、このタマバエの生活史が分かってから、考えましょう。

2015/07/29(Wed) 20:44 No.1638
Re: ゴールなのか妄想なのか 仮称ミヤマガマズミミクサレフ... 投稿者:Nabita

湯川先生、判定に困るものへのコメントありがとうございました。
幼虫の齢期は、私が見た感じでは、ミヤマガマズミのもガマズミのも、いずれも全て2齢と考えられました。部分的に褐変しているものには1齢がいたのかもしれませんが、半透明の幼虫が崩れかけた果肉の上にいるのであれば、見つけられなかったおそれが高いです。妄想を逞しゅうするのを許していただけるなら、褐変果は脱落しやすいことから、乾固して宿在するものを除けば、3齢頃になると自然に落果するのではないかと考えています。


2015/07/24(Fri) 07:38 No.1624
ガマズミ蕾のゴール 投稿者:Nabita

ガマズミ属の果序には、よく不稔の果実があり、正常果より早く着色するものの、正常に種子が形成されないことから、早晩生理落果するようです。種によって、不稔果が落下する時期と、その不稔果の色彩・形状などを、少し興味を持って観察しているところです。
そのため、これまでならあえて見ることもなかった、高い位置にある果序についても、枝を引き下ろして観察しております。他の木に囲まれて、ガマズミとしては珍しく、上にまっすぐに伸びたような3m程の木があり、その枝を引き下したところ、アカネツボミフクレフシを彷彿させるような、形状・色彩のものが着いていました。赤いソロバン玉のようなものの上に、開いていない花冠が乗っています。花冠には開花しなかった花弁がそのまま残っていて、これは蕾のゴールと考えられました。


寄主植物:ガマズミ
撮影年月日:2015年7月20日/青森県平内町
 

2015/07/24(Fri) 07:41 No.1625
Re: ガマズミ蕾のゴール 投稿者:Nabita

解剖しようとすると、花冠の部分が容易に取れて花柱が現れ、その花柱に巻き付くようにタマバエ幼虫がいました。ソロバン玉状の部分は子房と考えられますが、その内部は充実した組織が詰まっておりましたが、摂食部位のようには思われませんでした。タマバエ幼虫が大きく育っていたゴールでは、子房部組織はやや軟化していましたが、その場合でも幼虫は花冠と子房の間にいました。また、1枚目の写真の下に写っている、子房部がソロバン玉状になっていないゴールは、その内部に幼虫を認められず、形成途中に幼虫が死亡し、完成しなかったゴールと考えられました。右の写真は成熟したゴールの内部で、幼虫は暴かれたことにより本来の静止場所から果皮の内側に移動してしまっています。
ガマズミの蕾のゴールとしては、ガマズミツボミトジフクレフシが知られており、5月下旬に三沢市で発見したものを投稿しました。このゴールからは、6月中旬には既に幼虫が脱出を終えているのを青森市で確認しています。
今回のゴールが初確認のものであるなら、既知の蕾ゴールと区別するため、ゴールの色彩からガマズミツボミトジアカフシ、あるいは形状からガマズミツボミタマフシという名前でいかがでしょうか。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/07/24(Fri) 16:52 No.1626
Re: ガマズミ蕾のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ガマズミの蕾のゴールのご投稿、有難うございました。以前、ご投稿頂いたガマズミツボミトジフクレフシとは異なる可能性が高いと思います。ガマズミツボミトジフクレフシから脱出した3齢幼虫は、現在、PCR にかけていますので、来週、その結果が得られると思います。旨くバンドが得られましたら、解析に進む予定です。ということで、今回の蕾から得られた幼虫も、DNA 解析を行い、ガマズミツボミトジフクレフシから得られたタマバエとは別種であることを確認した上で、ゴール和名を検討させて頂きたいと存じます。おついでの時で結構ですので、幼虫をお送りいただけますれば幸いです。

2015/07/24(Fri) 21:01 No.1627
Re: ガマズミ蕾のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、コメントありがとうございます。このゴールは1個に幼虫1頭ですが、複数の幼虫を標本にしてありますので、DNAが採れることを祈っております。もったいつけて申し訳ありませんが、明日の朝、更にガマズミについて本日の成果を投稿できるつもりでおります。かなり不思議に思えるものなので、これまで投稿を躊躇していたのですが、追加が得られたことから妄想ではなさそうでした。

2015/07/23(Thu) 07:31 No.1618
イタヤカエデハチヂミフシ 投稿者:Nabita

あまり聞いたことがないゴールばかり投稿していると、妄想狂のように思われるかもしれないので、既知であるものの、「虫えい図鑑」で図示されていないものの写真を投稿します。
ハウチワカエデの葉のゴールがあった場所に、イタヤカエデの葉のゴールもありました。図鑑の巻末リストにあるイタヤカエデハチヂミフシと思われます。ゴールは複数の木にありましたが、内部に形成者がいたのは一枝のみでした。


寄主植物:イタヤカエデ
撮影年月日:2015年7月17日/青森市
 

2015/07/23(Thu) 07:32 No.1619
Re: イタヤカエデハチヂミフシ 投稿者:Nabita

ゴール内部にいた虫はタマバエの幼虫で、当初白色の幼虫が次第に橙色に着色していくようです。橙色になった老熟幼虫はよく跳ねました。
イタヤカエデハチヂミフシは黒石市でも、7月18日に在虫ゴールを見つけることができました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/07/23(Thu) 15:20 No.1620
Re: アカイタヤハチヂミフシ? 投稿者:南 常雄

Nabita様、ご投稿ありがとうございます。
同様のゴールをアカイタヤで観察したことがあります。その時は、内部にタマバエの幼虫の他に、アブラムシが入っていたので、捕食性のタマバエかと思い写真だけは保存していましたが、データーを採ったり、以後の観察をしていませんでした。枝先の未展葉が数枚、縮れていました。
今日、久しぶりに天気が回復したので、近くでゴール観察をしていると、空になったアカイタヤのゴールが数個ありました。あらためて観察すると、葉の黒くいたんだようすなどからは、タマバエのゴールのようにも見えます。タマバエのゴールだったら嬉しいです。


寄主植物:アカイタヤ
撮影年月日:2011年6月30日/北海道栗山町


2015/07/23(Thu) 19:47 No.1621
Re: イタヤカエデハチヂミフシ 投稿者:湯川淳一

Nabita 様、南様: イタヤカエデハチヂミフシ C-3673 は、門前先生が 1932 年に岩手県網張で発見されたゴールです。その後、鳥取県大山でも見つかっています。これまで、このゴール内にいるタマバエが、ゴール形成者なのか、アブラムシの捕食者なのかは、確認できていませんでした。しかし、今回、Nabita さんが、幼虫が飛び跳ねることを観察して下さいましたので、このタマバエが Contarinia 属である可能性が高くなりました。この属のタマバエはゴール形成者です。したがいまして、南さんがアカイタヤで観察されたハチヂミフシもタマバエによるゴールの可能性大です。現時点で、アカイタヤハチヂミフシ C-3673b を予定しておきます。アカイタヤでも幼虫の跳躍を確認して頂けますれば有難いです。なお、イタヤカエデハチヂミフシは C-3673a となります。

2015/07/23(Thu) 20:54 No.1622
Re: イタヤカエデハチヂミフシ 投稿者:Nabita

南さん、湯川先生、コメントならびにご教示ありがとうございました。
私が見た範囲で、ゴール内にタマバエ幼虫がいたのは2例だけですが、空であったものでも、アブラムシやキジラミや、その脱皮殻など、他の形成者の関与をうかがわせるものはなかったので、タマバエが形成者で間違いないと考えています。今シーズン中の在虫ゴールの追加は難しいかもしれませんが、ゴールの残骸はまだしばらく残っていそうですから、イタヤカエデの変種についても確認したいと思います。ちなみに、青森ではアカイタヤ、エゾイタヤ、オニイタヤの3変種が確認されているようです。


2015/07/23(Thu) 21:35 No.1623
Re: イタヤカエデハチヂミフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
今シーズンの確認は難しそうですが、アカイタヤハチヂミフシ C-3673b が実現するように継続して観察していきます。


2015/07/22(Wed) 08:09 No.1612
ウツボグサ蕾のゴール 投稿者:Nabita

昨日に続けて、黒石市で見られたゴールを紹介します。最初にミツバアケビハフクレフシではないかと思われたものがあった山に、次世代のゴールが出来ていないか行ってみました。
ミツバアケビのゴールには気づきませんでしたが、足元で咲いているウツボグサの花穂に違和感を覚えました。多分、花穂の下から上に花が咲いていくのだと思いますが、茎頂の花が咲いているのに、基部の方に蕾が残っています。これは、植物に何かイレギュラーな現象が起こっている可能性があります。


寄主植物:ウツボグサ
撮影年月日:2015年7月18日/青森県黒石市
 

2015/07/22(Wed) 08:11 No.1613
Re: ウツボグサ蕾のゴール 投稿者:Nabita

この花穂を採集してきて、蕾を解剖したところ、内部に1〜2頭のタマバエ幼虫がいました。ゴールと思われる蕾は4個ありましたが、そのうち1個は既に幼虫脱出済みでした。ゴール名としては、ウツボグサツボミトジフシとでもなりましょうか。
昨秋にも、イヌトウバナなのか、シソ科の植物に開花していない蕾のゴールがあったことを投稿しましたが、存外同じタイプのゴールが、他のシソ科植物にもありそうな気がしています。この掲示板を覗いてくださっている、各地のゴール好きの皆さんにも、是非似たようなものがないか探していただけないかと思います。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/07/22(Wed) 19:39 No.1615
Re: ウツボグサ蕾のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ウツボグサの蕾のゴールのご投稿、有難うございました。すごいゴール発見能力をお持ちですね。私の知る限り、ウツボグサからは、タマバエのゴールは発見されていません。シソ科の他の植物で蕾にゴールが形成されるのは、イヌトウバナツボミフクレフシ D-0469 と カキドウシツボミフクレフシ D-0472、アキチョウジツボミフクロフシ D-0478 の3種類だけです。これらのタマバエとの関連性の見当がつきましたら、新発見ゴールとして、番号を付けることにしましょう。皆様方からの、さらなる、ご投稿を期待しております。


2015/07/22(Wed) 22:07 No.1617
Re: ウツボグサ蕾のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、こちらもコメントありがとうございます。今回もお褒めの言葉をいただき、今後の調査にも励みたいと、志を新たにしているところです。
昨年のタマブキの黄色い斑点とか、今回の咲いていない花茎下部の蕾など、見過ごしてしまいそうなものを見つけられると、本当にゴール愛好者冥利に尽きます。


2015/07/21(Tue) 21:37 No.1610
ミツバアケビ葉のゴール 投稿者:Nabita

昨秋11月に、ミツバアケビメフクレフシの投稿をした際に、アケビ科のタマバエゴールとして、ミツバアケビハベリマキフシとアケビ・ミツバアケビのハトジフシが知られていると、湯川先生が教えてくださいました。
6月下旬に黒石市の低山地で調査しておりしたところ、ミツバアケビの葉に斑点があるものがあり、よく見ると斑点中央の裏面側に脱出孔のようなものがあることから、これはハフクレフシ型のゴールなのではないかと考えました。
その後、ミツバアケビに注意しておりましたら、7月17日に黒石市内の比較的近いものの別の場所で、写真のような斑点のあるミツバアケビの葉を見つけました。


寄主植物:ミツバアケビ
撮影年月日:2015年7月17日/青森県黒石市
 

2015/07/21(Tue) 21:38 No.1611
Re: ミツバアケビ葉のゴール 投稿者:Nabita

斑点のある小葉を採って、空に透かしてみると、内部に黄色っぽい幼虫が入っているように見受けられました。これを採集して来て、実体顕微鏡下で葉裏の表皮を剥ぐと、各斑点に1頭ずつタマバエ幼虫が入っていました。
ゴールはほとんど膨れてはいませんが、斑点部分の直径は5mm位あり微小ではないこと、さらに外周に近い部分は黒っぽく着色していて、ゴール範囲が明確にわかるので、ゴール名としてはミツバアケビハフクレフシでいいのではないかと考えています。なお、このゴールは7月20日に青森県三沢市でも採集できましたが、得られた2ゴールとも、内部にいたのは寄生バチの蛹(と前蛹)でした。恐らく多化性のゴールと考えられますので、これからでも各地で見つけられるのではないかと思います。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/07/22(Wed) 19:25 No.1614
Re: ミツバアケビ葉のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ミツバアケビ葉のゴールのご投稿、有難うございました。ミツバアケビから、4種類目のタマバエゴールの発見です。ご提案通り、ミツバアケビハフクレフシとし、番号は C-2686 としましょう。この他のアケビ科の植物からは、類似のゴールは見つかっていません。幼虫はゴールから脱出するようですが、多化性の可能性があるとのこと、成虫が得られるのを楽しみにしております。


2015/07/22(Wed) 21:53 No.1616
Re: ミツバアケビ葉のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、早速のコメントならびにゴール番号の付与、いつもありがとうございます。
特徴が弱いゴールですが、パターンの認識はできたような気はしますので、今後は産地の数を増やしていければと考えています。光に透かせば、中に虫がいるかどうかはわかるのですが、形成者ではない場合もあって、一筋縄ではいかない部分もありそうですが、在虫ゴールを次に見つけられたら、土に潜らせてみたいと思います。


2015/07/20(Mon) 09:40 No.1604
ナナカマド 投稿者:akaitori

ナナカマドの葉が変形していました。
ナナカマドハチヂミフシというのがあるそうですが。


寄主植物:ナナカマド
撮影年月日:2015年7月19日/長野県佐久平
 

2015/07/20(Mon) 12:25 No.1605
Re: ナナカマド 投稿者:湯川淳一

akaitori 様: 虫えい図鑑には、タマバエの一種によるナナカマドメフクレフシと、フシダニの一種によるナナカマドハフクレフシが、写真無しで、リストアップされているだけです。ナナカマドハチヂミフシの記録は知りません。私の見落としかもしれませんので、ナナカマドハチヂミフシの出典をご教示頂けますと、大変有難いと存じます。写真を拝見しますと、ハチヂミフシとは異なる形状に見えます。門前先生(1932)のハフクレフシの記載とも異なるような気がします。ゴールの中には、何が入っていたでしょうか? ぜひ、観察結果をご投稿いただけますと、有難いと存じます。

2015/07/20(Mon) 16:39 No.1606
Re: ナナカマド 投稿者:akaitori

ナナカマドハチヂミフシは、『北海道の虫えい』に出ていました。
http://galls.coo.net/35-bara/35-nanaka/nanaka-111.html

以前、ナナカマドで見た虫えい。


寄主植物:ナナカマド
撮影年月日:2013年7月28日/長野県東部町


2015/07/20(Mon) 17:18 No.1607
Re: ナナカマド 投稿者:南 常雄

akaitori様、ご投稿ありがとうございます。
湯川先生、コメントならびにご教示ありがとうございます。
「北海道の虫えい」に掲載のナナカマドハチヂミフシは、アブラムシによるものです。akaitoriさんにご投稿いただいた No.1604 No.1606 の写真とは別のゴールのようです。


2015/07/20(Mon) 22:25 No.1609
Re: ナナカマド 投稿者:湯川淳一

akaitori 様、南様: ご教示有難うございました。図鑑後に北海道で見つかったのですね。やはり、形成者が気になりますね。

2015/07/18(Sat) 21:42 No.1598
アブラチャン葉のゴール 投稿者:Nabita

昨秋、アブラチャンの越冬芽(花芽・葉芽)のゴールをこの掲示板に投稿した際に、湯川先生が、アブラチャンから既知のタマバエゴールとして、薄葉先生が発見されたというアブラチャンハベリマキフシを教えてくださいました。
そこで先日、越冬芽のゴールが見られた場所へ行ってきました(もともと青森県ではアブラチャンの自生地は限定されているようです)。しばらく探していると、それらしいものがありました。ゴールは葉縁がその全長に渡って巻かれているのかと予想していたのですが、見つかったものは葉縁にいくつかのゴールが間隔を置いて並んでおり、個々のゴールは6〜7mm位の長さがあり裏面側に巻かれていました。写真は葉の裏面側から写したものです。


寄主植物:アブラチャン
撮影年月日:2015年7月7日/青森県黒石市
 

2015/07/18(Sat) 21:43 No.1599
Re: アブラチャン葉のゴール 投稿者:Nabita

小さなゴールにもかかわらず、葉縁巻き部分は硬く、1巻き半以上巻き込まれていて、ゴールを壊さずに巻きを解くのは不可能でした。写真はゴール部の横断面(少し斜めに写ってしまっていますが)で、韓国国旗太極旗の中央にある陰陽を表す巴紋に似ています。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/07/18(Sat) 21:43 No.1600
Re: アブラチャン葉のゴール 投稿者:Nabita

1枚目の写真には、葉の一方の縁に4個のゴールと、形成途中で放棄されたのかもしれないものが写っていますが、1個を除き内部に形成者を発見できませんでした。形成者らしきものが入っていたものには、タマバエの幼虫がいて、白い体で青色の内臓?が透けて見え、葉のゴールにはしばしば見られるタイプのものでした。同じゴール内には、もう少し小さく、かつ黄色を帯びたタマバエ幼虫がいましたが、これは若い個体なのか、同居者(あるいは捕食者)なのか判断できないでいます。17日にも、改めて同地で1葉を採集してきましたが、それには各ゴールに黄色い方の幼虫が入っており、うち2頭には外部寄生のハチ幼虫が取りついていました。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2015/07/19(Sun) 21:15 No.1601
Re: アブラチャン葉のゴール 投稿者:湯川淳一

Nabita 様: ご投稿のゴールは、薄葉先生が東京都の高水山で記録されたアブラチャンハベリマキフシ C-2508 です。青森県初記録で、日本で2番目の記録です。ご参考までに、薄葉先生のゴールの図を添付いたします。1ゴールに1匹の幼虫が入っているそうです。同じクスノキ科のシロモジハベリマキフシ C-2550 (虫えい図鑑に写真があります)に似ていると書かれています。

寄主植物:アブラチャン
撮影年月日:1982年5月12日/東京都高水山


2015/07/20(Mon) 07:44 No.1603
Re: アブラチャン葉のゴール 投稿者:Nabita

湯川先生、アブラチャンハベリマキフシで良いとのご判定と、ゴール番号のお知らせ誠にありがとうございます。虫えい図鑑のシロモジハベリマキフシの所は見ておりませんでした。地元になさそうな植物は、ついスルーしてしまいます。同属のオオバクロモジは青森にも沢山ありますので、今後はこちらも少し丁寧に見てみます。

2015/07/15(Wed) 22:02 No.1590
ウドハマキフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

ウドの葉長が15〜20mmの若い小葉の葉縁に形成される虫えいで、ときに全葉が念曲して筒状になります。中に類白色と、白色で内部が青色をおびた幼虫の2種のタマバエ幼虫が入っていまず。類白色の幼虫の前胸部には胸骨があり、2角状で褐色、基部まではっきりしています。白色で内部が青色をおびている幼虫には胸骨は確認できません。
1度だけの観察なので、詳細はこれから調べようと思いますが、とりあえず投稿いたします。


寄主植物:ウド
撮影年月日:2015年7月3日/北海道深川市
 

2015/07/16(Thu) 07:46 No.1593
Re: ウドハマキフシ(仮称) 投稿者:Nabita

南さん、ウドにも葉のゴールがあることをお知らせくださり、ありがとうございます。タラノキで葉のゴールを確認してから、同属のウドでも探しているのですが、これまで見かけたことがありません。有るのがわかったので、以後一層注意して探してみたいと思います。

2015/07/18(Sat) 11:42 No.1594
Re: ウドハマキフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: ウコギ科の植物、ハマキフシやハチヂレフシ状のタマバエゴールが形成されるのは、Nabita さんが青森県で発見されたタラノキハチヂミフシ C-4161 だけです。ウドもタラノキと同じ Aralia 属ですので、よく似たタマバエが形成した可能性が大ですね。これも、DNA 解析で確認してみましょう。さらなる幼虫の確保をよろしくお願い申し上げます。

2015/07/18(Sat) 17:33 No.1596
Re: ウドハマキフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

Nabitaさん、湯川先生、コメントをありがとうございます。
タラノキもウドも、私が観察したときには少し遅すぎたようで、ゴールと思われる縮れた葉は複数ありましたが、幼虫が入ったものは2〜3例しかありませんでした。




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