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虫えい同好会掲示板
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2017/10/14(Sat) 22:31 No.2867
アカネツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

アカネに果実ではない変な形をしたものが付いていました。一度見逃していたのですが、掲示板で見ていたのを思い出して再確認したところ、虫えいであることがわかりました。
つぼみの花冠部分がふくらんで黒く変色しており、子房部分も膨らんでいました。その花冠部分を割ってみると、繭があり中に黄色いタマバエ幼虫がいました。
掲示板No.201で、よしゆき さんが投稿されていたアカネツボミフクレフシと同じものと思いますが、どうでしょうか。


寄主植物:アカネ
撮影年月日:2017年10月14日/奈良県奈良市都祁南之庄町
 

2017/10/14(Sat) 22:36 No.2868
Re: アカネツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

さらに、アカネツボミフクレフシを確認した場所から十数m離れた林縁にオオバノヤエムグラが果実をつけていたのでよく見てみると、普通の果実の中にまじってふくらんだものをみつけました。
すでに黒褐色に変色しており、いくつか割ってみるとカラになっているものもありましたが、アカネツボミフクレフシと同じように繭と黄色いタマバエ幼虫が出てきました。おそらく同一種により形成されているものと思いますが、どうでしょうか。


寄主植物:オオバノヤエムグラ
撮影年月日:2017年10月14日/奈良県奈良市都祁南之庄町


2017/10/15(Sun) 15:15 No.2869
Re: アカネツボミフクレフシ 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:アカネの虫えいのご投稿、有難うございました。ご賢察の通り、この虫えいは、アカネツボミフクレフシ D-0383 で、以前、よしゆきさんが掲示板 No.201で、投稿されていたものと同じです。これまで、栃木、千葉、東京、島根、徳島で見つかっています。奈良県からは初めてです。黄色い幼虫が繭の中にいたとのこと、ハリオタマバエ族の可能性があります。胸骨は、二山型でしょうか、四山型でしょうか?

ヤエムグラツボミフクレフシ D-0389b が知られており、タマバエは Asteralobia 属の一種と考えられています。この他にも、キクムグラツボミフクレフシ D-0389a が福岡県から、 オククルマムグラツボミフクレフシ D-0389c が北海道から、知られていますので、Tominaga さんが発見されたオオバノヤエムグラのツボミフクレフシも同じタマバエによるものかも知れません。オオバノヤエムグラツボミフクレフシ D-0389d と致しましょう。

これらの他に、アカネ科の蕾には、ヘクソカズラツボミホソフシ D-0360 と ヘクソカズラツボミマルフシ D-0370 と言う2種類の虫えいが知られています。前者は、ハリオタマバエの一種、Asphondylia sp. によって形成されることが知られていますが、後者は、ハリオタマバエ族の別属(新属?)かも知れないと考えています。

従いまして、アカネツボミフクレフシを形成するタマバエが、Asphondylia 属なのか、Asteralobia 属なのか。あるいは別属なのか分かりません。ぜひ、幼虫標本を拝見させて頂けますれば有難いと存じます。おついでの時で結構ですから、アカネとオオバノヤエムグラの虫えいから得られました幼虫を、受取人払いでお送り頂けますようお願い申しあげます。


2017/10/15(Sun) 18:26 No.2870
Re: アカネツボミフクレフシ 投稿者:akaitori

私は神奈川県で見ました。


寄主植物:アカネ
撮影年月日:2015年10月18日/神奈川県逗子市


2017/10/16(Mon) 22:12 No.2871
Re: アカネツボミフクレフシ 投稿者:Tominaga

湯川先生、いつも詳細なコメントをいただきありがとうございます。
幼虫の胸骨はアカネ・オオバノヤエムグラとも二山型のようです(写真の幼虫はアカネツボミフクレフシより取り出しました)。標本は保留になっているカキドオシも含め、まとめてお送りさせていただきます。

akaitori 様、神奈川県での確認情報をお知らせいただきありがとうございました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/08(Sun) 00:21 No.2860
ヤマフジハイボフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

連続投稿すみません。ヤマフジの葉に小さないぼ状の虫えいが多数できていました。虫えいは葉の表側にふくらみ、裏側は少しくぼんで白い毛が密生していました。いくつか割ってみると、寄生蜂と思われる白い幼虫や繭がみつかりました。これはヤマフジハイボフシ(C-3150)でよいでしょうか。ご教示ください。

その他、フジの葉裏にフジハウラタマフシ(C-3535)もみつけることができました。奈良県以外では初めてです。


寄主植物:ヤマフジ
撮影年月日:2017年10月4日/鳥取県日野郡日南町
 

2017/10/08(Sun) 00:23 No.2861
Re: ヤマフジハイボフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

葉裏からみた虫えいの写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/08(Sun) 21:46 No.2863
Re: ヤマフジハイボフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様: ご賢察の通り、ヤマフジハイボフシ C-3510a です。これまで、山口、徳島、福岡、宮崎、鹿児島で発見されていますので、鳥取県からは初めてです。

鳥取県でフジハウラタマフシ(C-3535)も見つかりましたか、この時期に各地で見つかるかも知れませんね。現在、フジハウラタマフシから得られました、胸骨が1本角の幼虫を DNA 解析に出しています。セリ科の Kiefferia 属との関係が楽しみです。結果が得られましたら、お知らせ致します。

貴重な分布方法を有難うございました。


2017/10/09(Mon) 00:23 No.2865
Re: ヤマフジハイボフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生、いつもご教示いただきありがとうございます。
ヤマフジは兵庫県西部から西側に分布しており、奈良県ではみられません。ヤマフジハイボフシが中国地方でさらにみつかるかもしれません。
フジハウラタマフシの幼虫の研究結果を楽しみにしております。


2017/10/07(Sat) 23:13 No.2858
ウドミフクレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

ウドの果実が黒く熟しているなかに、緑色のままで普通より少し大きいものがいくつかみられました。割ってみるとタマバエの幼虫が数匹入っていました。これはウドミフクレフシ(C-4160b)でよいでしょうか。ご教示ください。

その他、タラノキミフクレフシ(C-4160a)やウコギハグキツトフシ(C-4200)もみられました。


寄主植物:ウド
撮影年月日:2017年10月4日/鳥取県日野郡日南町
 

2017/10/07(Sat) 23:14 No.2859
Re: ウドミフクレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

幼虫の写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/08(Sun) 21:34 No.2862
Re: ウドミフクレフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご賢察の通り、ウドミフクレフシ(C-4160a)です。これまで、北海道からだけでしたので、本州では初めてです。
タラノキミフクレフシ(C-4160b)も鳥取では初めてです。ウコギには、ウコギハグキタマフシ C-4166a とウコギエダツトフシ C-4164a と2種類あるのですが、どちらでしょうか? 写真を掲載して頂けますと有難いと存じます。よろしくお願い申し上げます。


2017/10/09(Mon) 00:13 No.2864
Re: ウドミフクレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生、いつもご教示いただきありがとうございます。
ウドミフクレフシが本州で初めてとのこと驚いています。ところでウドミフクレフシとタラノキミフクレフシでは虫えいの大きさが倍近く違いますので、幼虫の大きさも違いますが、同種なのかどうか気になります。
図鑑をみてウコギハグキツトフシとした虫えいの写真を添付します。虫えいはヤマウコギの葉柄部分にみられました。


寄主植物:ヤマウコギ
撮影年月日:2017年10月5日/鳥取県日野郡日南町


2017/10/17(Tue) 14:48 No.2872
Re: ウドミフクレフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:後半の部分のお答えが遅くなり、大変失礼いたしました。ヤマウコギハグキツトフシの方は、ウコギトガリキジラミ Trioza ukogi Shinji, 1940 によるものだと思います。虫えい内に、キジラミが見られたものは、間違いないと思います。

ウドミフクレフシとタラノキミフクレフシは、確かに虫えいの大きさが違います。幼虫の DNA 解析で調べて見ましょう。


2017/09/30(Sat) 23:04 No.2852
ナラメウロコタマフシでしょうか 投稿者:Tominaga

連続投稿ですみません。ナラミウロコタマフシを確認した近くのコナラでナラメウロコタマフシ?を確認しました。以前、井出 様(掲示板No.2811)で教えていただいたミズナラにできたものとよく似ています。
鱗片を含めて全体の大きさは高さ10mm、幅8mmで、まだでき始めのもののようです。断面をみると図鑑に書いてあるように「頂端部は鱗状片を欠き、皿状の突出部がある」形状でした。ご教示お願いします。


寄主植物:コナラ
撮影年月日:2017年9月28日/兵庫県豊岡市日高町
 

2017/09/30(Sat) 23:05 No.2853
Re: ナラメウロコタマフシでしょうか 投稿者:Tominaga

虫えいの断面写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/03(Tue) 09:47 No.2855
Re: ナラメウロコタマフシでしょうか 投稿者:井手

Tominaga様

ナラメウロコタマフシの方ですが、以前の投稿にあったウロコタマフシが堅果の殻斗から生じたと思われるものも採集しましたので添付します。

芽に生じたものも同時に採集されたので、断面を観察したところ、どちらも「皿状の突出部がある」という特徴を持っていました。

もしかするとナラメウロコタマフシとされているゴールは、芽と殻斗の両方に生じているのかもしれません。

先に投稿されていた大きなミウロコタマフシといい、これらが同種なのか調べるためにも成虫を得る必要がありますので、もし飼育して成虫が得られましたら、ぜひご一報ください。


寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:年月日/


2017/10/07(Sat) 22:16 No.2857
Re: ナラメウロコタマフシでしょうか 投稿者:Tominaga

井手 様、コメントありがとうございます。
ナラメウロコタマフシと確認していただきありがとうございました。こちらはまだ未熟なものだったようで、幼虫は得られませんでした。ナラミウロコタマフシとともに新たな虫えいが得られましたら報告させていただきます。


2017/09/30(Sat) 22:43 No.2849
ナラミウロコタマフシ 投稿者:Tominaga

ミズナラでナラミウロコタマフシ(C-1550)を確認しました。落ちていたものを半分に割ってみると、中心部に直径5mm程の空間があり、中に直径3mm程度の幼虫室がありました。それを割ってみると体長4mmほどの白い幼虫がいましたが、牙がありタマバエの幼虫ではないようです。タマバチか寄生蜂かわかりますでしょうか。

寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:2017年9月28日/兵庫県豊岡市日高町
 

2017/09/30(Sat) 22:45 No.2850
Re: ナラミウロコタマフシ 投稿者:Tominaga

虫えいの断面写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/09/30(Sat) 22:46 No.2851
Re: ナラミウロコタマフシ 投稿者:Tominaga

幼虫室に入っていた幼虫の写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/03(Tue) 09:32 No.2854
Re: ナラミウロコタマフシ 投稿者:井手

Tominaga様

井手です。その後自分の方でもミズナラにてナラミウロコタマフシと思われるゴールを採集しましたので、画像を添付します。「内部は木質化した堅い壷形で、上部には乳首状の突出部」という特徴に一致していると思います。

ただ外部の形状などは虫えい図鑑のものとは違っているので、本当にこれが虫えい図鑑で言うところのナラミウロコタマフシかどうかは、まだちょっと判断付けきれていません。

見せて頂いた写真のゴールはかなり大きいですね。また内部構造も違ったもののように見えます。幼虫はタマバチの幼虫のようです。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/10/07(Sat) 22:06 No.2856
Re: ナラミウロコタマフシ 投稿者:Tominaga

井手 様、コメントいただきありがとうございます。今週は出張に出ていたため、お礼が遅くなり申し訳ありません。
幼虫はタマバチとのこと、確認ありがとうございました。虫えいはすべて割ってしまいましたので、幼虫はアルコール標本にしています。
図鑑にはナラミウロコタマフシの写真が出ていませんので、本当かどうかあやしいかもしれません。また新たな虫えいが入手できましたら報告させていただきます。


2017/09/27(Wed) 15:21 No.2846
ガマズミミマダラフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

 ガマズミの果実に形成されるゴールに、ガマズミミフクレフシ(D-0594a)がありますが、本ゴールは成熟した正常な果実よりわずかに小さいので、マダラフシ(仮称)としました。ただし、ゴールの成長過程で果実より大きい時期があって、ミフクレフシとなっているのかも知れません。
 果実が赤く塾していくときは、緑色と赤色の部分が連続的に変色しているのに対し、ゴールは赤色と緑色の部分の境目がはっきりとしています。偏平した楕円体か、ときにゴールの表面が凹んで倒卵形になっています。高さ6.5〜8.5mm、中央部の長径4.8〜5.6mm、短径3.5〜4.8mmとやや偏平します。
 中に黄色の幼虫か1匹入っています。胸骨は褐色で先は4角状、基部は細く尖っています。幼虫は3齢に達していますが脱出孔が見られず、解剖で取り出した幼虫はほとんど動きません。


寄主植物:ガマズミ
撮影年月日:2017年9月23日/北海道鹿部町
 

2017/09/28(Thu) 18:45 No.2847
Re: ガマズミミマダラフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:大変興味深いガマズミの虫えいの投稿を有難うございました。ガマズミの実には、ガマズミミケフシタマバエ Pseudasphondylia rokuharaensis によるガマズミミケフシが有名で、各地で見られます。このほかに、局地的に、ガマズミミミドリフシとガマズミミフクレフシが知られています。しかし、今回、ご投稿頂いたガマズミミマダラフシ(仮称)の中の幼虫は、四角型の胸骨を持っているとのことですから、これまでのものと異なる初めてのものだと思います。幼虫の胸骨の形状は、ハリオタマバエ Asphondylia 属の特徴を示していますので、これから羽化する可能性も残されています。あるいは、虫えい実が落下せず、幼虫は樹上の虫えい内で越冬するのか、虫えい実が落下して地上で幼虫が越冬するのか、今後の経過が楽しみです。

幼虫を確認させていただいてから、虫えい和名と番号を決定させて頂きます。

これまで、レンブクソウ科やスイカズラ科の植物のゴールでは、タニウツギなど Weigela 属の越冬芽にノブドウミタマバエ Asphondylia baca の虫えいが掲載されることが知られていますが、実の虫えいからは、ハリオタマバエは見つかっていません。


2017/09/28(Thu) 22:49 No.2848
Re: ガマズミミマダラフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生、早速のコメントならびにご教示を賜り、ありがとうございます。
ゴールを40個ほど飼育のために保存していますが、現在幼虫は1匹も脱出してきません。この後、数日経過しても脱出しないようであれば、ゴール内で越冬するものと考えて、飼育容器の保管場所を決めたいと思います。採集の時にゴールに手を触れると落ちてしまうものがあり、果梗から用意に採集できたので在虫のゴールが地上に落下するものと思われます。


2017/09/12(Tue) 20:05 No.2833
チシマザサの虫えい 投稿者:小川

秋田県東成瀬村(岩手県との県境で標高1000m付近)のキャンプ場でチシマザサに形成されている「ササウオフシ」と思われる大きな虫えい(写真参照)を見つけ、管理人の了承を得て数個採取させて戴きました。帰宅後、「北海道の虫えい(虫こぶ)図鑑」も参考にさせて戴き、虫えいを解剖して観察した結果、「チシマザサメヒメササウオフシ」ではないかとの判断に至りました。観察内容を以降に記載しますので、虫えい名称などに誤りがあればご教示をお願い致します。

寄主植物:チシマザサ
撮影年月日:2017年09月03日/秋田県雄勝郡東成瀬村
 

2017/09/12(Tue) 20:08 No.2834
Re: チシマザサの虫えい 投稿者:小川

観察1: 採取した虫えいの外観及び寸法(写真1)
採取した虫えいの外観及び寸法は以下の通りでした。
@基部から全長:約300o
A最大直径:約25o
B重量:約15g
C葉鞘の枚数:18枚


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/09/12(Tue) 20:10 No.2835
Re: チシマザサの虫えい 投稿者:小川

観察2: 虫えい内部の様子(写真2)
虫えい基部から先端に向かって順番に、葉鞘を剥がしていくと、13枚目から17枚目の5カ所の水分豊富で柔らかい葉鞘と葉鞘との間に多数の白い幼虫が生息していることを確認しました。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/09/12(Tue) 20:12 No.2836
Re: チシマザサの虫えい 投稿者:小川

観察3: 生息していた幼虫の状態(写真3)
現れたすべての幼虫の数は合計42匹。幼虫の体長は、4〜5mm。幼虫の体色は、白色/淡い肌色で、これらの幼虫の前胸腹部を確認すると胸骨を観察することができました。

注、「日本原色虫えい図鑑」では、幼虫の体色が淡赤褐色と記載されています。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/09/13(Wed) 00:10 No.2838
Re: チシマザサの虫えい 投稿者:湯川淳一

小川様:チシマザサの虫えいについて、ご投稿下さり有難うございました。チシマザサヒメササウオとのこと、私もそう思いますが、確実にするために、ぜひ、幼虫を検鏡させて頂けませんでしょうか? 幼虫の DNA 解析もさせて頂けますれば有難いと存じます。最近、ヒメササウオフシにつきましては、1種のタマバエではなく、2種以上のタマバエの可能性も出て参りましたので、よろしくお願い申し上げます。なお、標本は受取人払いでお送り頂けますと幸いです。

2017/09/13(Wed) 19:36 No.2839
Re: チシマザサの虫えい 投稿者:小川

湯川先生:ご教示を戴き、本当に有難うございます。また、ご多忙の中、幼虫の解析をして戴けるとのことで大変に嬉しく思っております。
なお、標本は、少し小ぶりですが虫えい本体の予備を冷蔵保管していましたので、本体一つと幼虫標本とを合わせて、本日の午後に宅急便で送付いたしました。明日の夕方には届くと思いますのでご査収をお願い致します。今後とも宜しくお願い申し上げます。


2017/09/17(Sun) 18:57 No.2844
Re: チシマザサの虫えい 投稿者:湯川淳一

小川様:チシマザサの虫えいと、得られた幼虫をお送り下さり、誠に有り難うございました。会議と調査で沖縄に出かけておりましたので、対応が遅くなり失礼致しました。幼虫はすべて3齢幼虫です。プレパラートを作成してから、既存のプレパラート標本と比較してみます。同定は、しばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます。

2017/09/12(Tue) 15:22 No.2828
フジカンゾウに虫えい? 投稿者:shuku

はじめて投稿させていただきます。東京在住のshuku(しゅく)と申します。

先日フジカンゾウの変形した蕾をみつけ、図鑑やネットで調べましたが判らず、facebookにアップしましたところ知人がこちらの掲示板を教えてくれました。

中に虫がいるかを調べようと再訪しましたがすでに落ちてなくなり、後日別の場所でみつけました。
(八王子ではよくフジカンゾウをみかけます)。

フジカンゾウの虫えいと思われる蕾は、落ちやすく、採取しようと触れるといくつも落下してしまいます。
帰宅後いくつか割っていたら 中から白い幼虫が出てきました。

フジカンゾウの虫えいでよろしいでしょうか?
よろしくお願いいたします。


寄主植物:フジカンゾウ
撮影年月日:2017年9月11日/東京都八王子市
 

2017/09/12(Tue) 15:26 No.2829
Re: フジカンゾウに虫えい? 投稿者:shuku

白い幼虫が出てきました。虫えいでよろしいでしょうか?


寄主植物:フジカンゾウ
撮影年月日:2017年9月11日/八王子市


2017/09/12(Tue) 19:18 No.2831
Re: フジカンゾウに虫えい? 投稿者:湯川淳一

shuku 様:初めてのご投稿、誠に有り難うございました。大歓迎です。フジカンゾウの虫えいは、ハエ目、タマバエ科の一種によって形成された虫えいです。これまで、フジカンゾウからは、タマバエの虫えいの記録がありませんでしたので、日本で初めての発見です。フジカンゾウツボミフクレフシと名付け、虫えい番号を C-3475 と致しましょう。幼虫が白色であることと、尾端に複数の突起が見られることから、先日来、掲示板で話題になっています。ダイズサヤタマバエの仲間とは、まったく別属のタマバエだと思います。もし、可能でしたら、幼虫標本を拝見させて頂けますれば有難いです。私の連絡先は、掲示板の管理をして下さっている南さんにお尋ね頂けますと幸いです。

2017/09/12(Tue) 20:45 No.2837
Re: フジカンゾウに虫えい? 投稿者:shuku

湯川淳一さま
早速の同定をありがとうございます!
フジカンゾウツボミフクレフシと命名。うれしいです(*^.^*)

さて幼虫ですが、消毒エタノールに漬けてお送りすれば宜しいのでしょうか?


南 管理人さま
送付先の湯川先生のご住所を、私のEメールにお願いできますでしょうか。
よろしくお願いいたします。


2017/09/17(Sun) 18:52 No.2843
Re: フジカンゾウに虫えい? 投稿者:湯川淳一

shuku 様:フジカンゾウツボミフクレフシと幼虫標本をお送り下さり、誠に有り難うございました。早速、幼虫を検鏡させて頂きました。幼虫は、橙黄色の3齢幼虫でした。幼虫の胸骨の形状や、尾端の突起などから、Contarinia 属のようではありますが、幼虫がジャンプをせず、もっぱら、歩行で素早く移動します。ジャンプをしない Contarinia 属のタマバエもいるようですので、Contarinia 属かもしれませんが、確信は持てません。将来、プレパラート標本を作成するとともに、DNA 解析で確認したいと思いますので、それまで、お待ち頂けますれば幸いです。

虫えいを17個解剖しました。それらのうち、幼虫が1匹入っていた虫えいは3個、2匹の虫えいは8個、3匹の虫えいは1個、幼虫が脱出済みで空の虫えいが5個でした。脱出した3齢幼虫は地中で蛹化するものと思われます。成虫を羽化させるには、幼虫をピートモスに入れ、うまく越冬させる必要があります。

今後ともよろしくお願い申し上げます。


2017/09/10(Sun) 23:59 No.2822
ノアズキの虫えい 投稿者:Tominaga

ノアズキ(マメ科)の花が咲いていましたので、標本にしようと採取して持ち帰ってみましたところ、いくつかのツボミが丸く膨らんでいるのに気がつきました。割ってみると数匹のタマバエと思われる幼虫が入っていました。図鑑には記載がありませんでしたが、過去に記録はありますでしょうか?

寄主植物:ノアズキ
撮影年月日:2017年9月10日/奈良県三郷町勢野
 

2017/09/11(Mon) 00:01 No.2823
Re: ノアズキの虫えい 投稿者:Tominaga

幼虫の写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/09/11(Mon) 16:21 No.2824
Re: ノアズキの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ノアズキの虫えいのご投稿、有難うございました。ノアズキに形成されるタマバエの虫えいは、これまで記録があありません。初めての発見です。ノアズキツボミフクレフシ C-3479 にしましょう。

幼虫は、ハリオタマバエの一種らしい雰囲気ですが、胸骨がはっきり見えませんので、確認できません。二山型の胸骨が見えるでしょうか? 宇都宮で発見されたツクシハギツボミフクレフシ C-3488 が、ハリオタマバエの一種によって形成されたことが確認されています。ダイスサヤタマバエと同種かもしれないですので、DNA 解析待ちです。ノアズキの幼虫も、おついでの時によろしくお願い申し上げます。

マメ科には、この他に、クロヨナツボミフクレフシ C-3484 や、メドハギツボミトジフシ C-3485 などが知られていますが、タマバエの属は不明です。


2017/09/11(Mon) 22:26 No.2827
Re: ノアズキの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示いただきありがとうございました。また虫えいの命名ありがとうございました。
確認したところ幼虫の胸骨は二山型でした。標本は諸々まとめてお送りするようにします。


2017/09/12(Tue) 19:05 No.2830
Re: ノアズキの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:幼虫のご報告、有難うございました。やはり、幼虫の胸骨は二山型でしたか。ハリオタマバエ属でしょうね。ダイズサヤタマバエとの関連に興味があります。標本を楽しみにしています。

2017/09/12(Tue) 19:21 No.2832
Re: ノアズキの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:コメントの修正です。二山型ですと ハリオタマバエ属そのものではなく、ハリオタマバエ族のいずれかの属になる可能性大です。大変失礼しました。なお、標本は受取人払いでよろしくお願い致します。

2017/09/09(Sat) 23:16 No.2816
カキドオシの虫えい2 投稿者:Tominaga

カキドオシの葉に虫えいがありました。葉の裏側が肥大して長毛が密生し(写真)、表側には細長い3mm程度の突起ができていました。表側の突起は空洞で、時期的に遅かったのかほとんどはカラでしたが、1匹の幼虫と2匹の蛹がありました。蛹はハチ類のようで、図鑑に記載されている「カキドオシハナガツツフシ」かもしれませんが、寄生蜂の可能性もあるかもしれません。
過去にakaitori 様が投稿されていたNo.1689の虫えいと似ているように思いましたが、表側がわかりませんので同じものかどうか不明です。
幼虫の写真は不鮮明でわかりにくいと思いますが、ご教示お願いします。


寄主植物:カキドオシ
撮影年月日:2017年9月3日/奈良県高取町高取山
 

2017/09/09(Sat) 23:39 No.2817
Re: カキドオシの虫えい2 投稿者:Tominaga

カキドオシの葉表側の写真です。

寄主植物:カキドオシ
撮影年月日:年月日/


2017/09/09(Sat) 23:41 No.2818
Re: カキドオシの虫えい2 投稿者:Tominaga

虫えい内にいた幼虫の写真です。

寄主植物:カキドオシ
撮影年月日:年月日/


2017/09/10(Sun) 14:11 No.2819
Re: カキドオシの虫えい2 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:カキドオシの虫えいのご投稿、有難うございました。ご賢察の通り、この虫えいは、薄葉さん (1982) がインセクト33巻第2号で記録されたカキドオシハナガツツフシだと思います。幼虫は白色と記載されています。また、ハラビロクロバチ科が寄生するとあります。おついでの時に、幼虫と蛹の標本をお送り頂けますれば検鏡させて頂きます。

埼玉県東浦和での記録に続き、第2番目の発見です。もちろん、奈良県では初めての発見です。和歌山県でも捜して見なければなりません。

akaitori 様が投稿された虫えいに関しましては、カキドオシハナガツツフシの可能性がありますが、その後、別角度の写真や情報が得られていませんので、確定に至っておりません。


2017/09/10(Sun) 18:52 No.2820
Re: カキドオシの虫えい2 投稿者:akaitori

ご参考までに、私が見たゴールです。


寄主植物:カキドオシ
撮影年月日:2013年10月13日/東京都あきる野市


2017/09/10(Sun) 23:45 No.2821
Re: カキドオシの虫えい2 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ありがとうございます。標本はこれまでのものとまとめてお送りさせていただきます。
akaitori 様、写真ありがとうございます。以前に投稿されていた写真を見ていましたので、もしやと思い採取した次第です。


2017/09/11(Mon) 16:30 No.2825
Re: カキドオシの虫えい2 投稿者:湯川淳一

akaitori 様:カキドオシの中えいの写真を、再度、ご投稿下さり有難うございました。この写真を拝見する限り、カキドオシハナガツツフシだと考えても良いと思います。東京都も分布圏に入れさせて頂きます。

Tominaga 様:標本をお送り頂けるとのこと、誠に有り難うございます。検鏡させて頂くのを楽しみにしています。


2017/09/11(Mon) 18:31 No.2826
Re: カキドオシの虫えい2 投稿者:akaitori

湯川先生、カキドオシハナガツツフシとのこと、どうもありがとうございます。

2017/08/21(Mon) 22:44 No.2810
ミズナラの虫えい? 投稿者:Tominaga

ミズナラの木の下に虫えいらしきものが落ちていました。大きさは短径2.2cm・長径2.7cmほどで、割ってみると中央に小さな幼虫室がありましたが、幼虫は見あたりませんでした。

ネットで調べると、「ミズナラメウロコタマフシ」としている場合が多かったですが、南 常雄 様の『北海道の虫えい図鑑』で確認しましたところ、記載されている大きさとは合わないので違うようです。

落ちている虫えいには短い枝がついており、虫えいのすぐ横に結実しなかった雌花がみられました。殻斗が虫えい化したのではないかと考えられ、調べると「ナラミウロコタマフシ」がありました。ただ、こちらも大きさが違います。

本州では巨大化するということでしょうか。ご教示お願いします。


寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:2017年8月19日/奈良県御杖村三峰山新道峠
 

2017/08/25(Fri) 20:09 No.2811
Re: ミズナラの虫えい? 投稿者:井手

Tominaga様

写真拝見させて頂きました。サイズに関してばらつくことはあるかと思うのですが、その大きさですと、ミズナラメウロコタマフシにしては確かに少し大きいかもしれません。添付画像はミズナラにできたナラメウロコタマフシです。

写真を見る限り、確かに殻斗の部分が虫えい化しているように見えます。ただ残念ながらナラミウロコタマフシについては情報が少なく、確実なことでいえることは少ないのが現状です。

ミズナラメウロコタマフシ、ナラミウロコタマフシともに、形成者はタマバチの仲間ですが、まだ調査が必要な種です。引き続き情報お寄せ頂ければ幸いです。


寄主植物:ミズナラ
撮影年月日:年月日/


2017/08/25(Fri) 21:48 No.2812
Re: ミズナラの虫えい? 投稿者:南 常雄

井手 様
コメントならびにご教示をありがとうございます。
同様のゴールは、切断して核の部分(幼虫室)の観察をすると異なると思いますが、いかがでしょうか。


2017/08/26(Sat) 15:10 No.2813
Re: ミズナラの虫えい? 投稿者:井手

南様

残念ながら、自分の方ではナラミウロコタマフシの内部を観察したことはないのですが、虫えい図鑑によると、ナラミウロコタマフシは『内部は木質化した堅い壷形で、上部には乳首上の突出部があり』、ミズナラメウロコタマフシは『皿状の突出部』があって『内部の木質部は直径10mm、短径8mm』とありますね。


2017/08/26(Sat) 17:30 No.2814
Re: ミズナラの虫えい? 投稿者:南 常雄

井手 様
ご教示、ありがとうございます。


2017/08/28(Mon) 23:12 No.2815
Re: ミズナラの虫えい? 投稿者:Tominaga

井手 様、南 常雄 様、コメントいただきありがとうございました。

よく観察すると、井手 様のご指摘のとおり殻斗部分から生じていることがわかりました。
同じく井手 様のご指摘で気付いたのは、図鑑の記載に「直径が5から10mm」とあるのは木質部のことだったようで、私が判断していたのは鱗片も含めた全体の大きさだったことが混乱を招いたようです。

割ってみると確かに木質部と鱗片部が分かれていましたが、図鑑に書かれているような形状はよくわかりませんでした。今回は地上に落ちているものをみつけましたが、図鑑によるとこの時期には落下しないので、先日の台風により落ちたものと考えられます。まだ成熟前であったため、木質部の形状がはっきりしなかったものと思います。

以上のことから、ナラミウロコタマフシ(C-155)とするのが妥当かもしれません。写真による判断は危険であることも改めて勉強になりました。


2017/08/18(Fri) 21:21 No.2808
オシダ 投稿者:南 常雄

2017/06/26(Mon) No.2728、ハバチによってシダに形成されたゴールを「シダハマキフシ(仮称)」として投稿しましたが、寄主名が不明でした。この度、寄主植物に胞子堆が形成されたので、同定していただいた結果、オシダと判明しましたので、「オシダハマキフシ」として記録したいと思います。オシダは当地に広く分布しますので、来年の観察が楽しみです。

寄主植物:オシダ
撮影年月日:2017年8月16日/北海道当麻町
 

2017/08/15(Tue) 09:42 No.2804
エゴノキの実のゴール2 投稿者:ハンマー

2015年7月15日付、No. 1583(現在12ページ)で投稿したエゴノキの実のゴールの続報です。
ゴールは複数の木でみられましたが、2016年は、これらの木がほとんど花をつけなかったため、ゴールを確認できませんでした。
今年は少数ですがゴールを見つけることができました。ゴールの形は前回の投稿の通りですが、ほとんどのゴールは7月下旬には木から落ち、その時点で幼虫は幼虫室内で繭を紡いでいました。写真は8月12日に拾ってきたゴールですが、実の先端側はほぼ腐った状態でした。柄側の固い組織内に幼虫室が形成されていて、これは腐らずに残るようでした。繭の中は幼虫のままで、前蛹といえるような状態でもなかったので、このまま幼虫で越冬するのではないかと想像しています。
来年以降、たくさん形成されることがあれば、飼育にも挑戦したいと思っています。


寄主植物:エゴノキ
撮影年月日:2017年8月12日/兵庫県篠山市
 

2017/08/15(Tue) 16:03 No.2805
Re: エゴノキの実のゴール2 投稿者:徳田

ハンマー様

エゴノキの実のゴールに関する続報をありがとうございます。
南さんと湯川先生より、ハンマーさんの投稿について教えていただきました。
ご指摘のように、このまま翌春まで幼虫で過ごし、春に蛹になる可能性が高いように思います。

それにしても、湯川先生も以前投稿された際に指摘しておられますが、とても特徴的な幼虫ですね。
この実のゴールも、以前の投稿されましたツボミのゴールも、いずれも新しいゴールのように思えます。

エゴノキには本当に色々なゴールが形成されまして、いつかきちんと整理せねばと思いつつ、なかなか手が回っておりません。ぜひ飼育に挑戦いただけますと幸いです。

エゴノキは年により、花が咲いたり咲かなかったりの差が激しいですので、花がないときに蕾や実を利用するタマバエがどうしているのかも興味深い課題のように思っております。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。


2017/08/20(Sun) 08:47 No.2809
Re: エゴノキの実のゴール2 投稿者:ハンマー

徳田先生
コメントありがとうございます。
幼虫がゴールから脱出して越冬するタイプのタマバエの飼育は大抵失敗しますが、これはゴールに留まるタイプなので、工夫すればなんとかなりそうな気がしています。
今後もご指導、よろしくお願いします。


2017/08/07(Mon) 16:09 No.2801
サワヒヨドリハナフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

ヨツバヒヨドリハナフクレフシやヒヨドリバナハナフクレフシと類似のゴールですが、サワヒヨドリでも観察することができましたので投稿します。
ゴールは未成熟でほぼ球状(突起部を含む直径は約20mm)、花被片などの突起が目立ちますが、9月上旬の成熟期にはゴール本体が更に肥大して大きくなります。まだ一例だけですので採集はしていませんが、これからの観察で成熟期のゴールを採集したいと思います。


寄主植物:サワヒヨドリ
撮影年月日:2017年8月6日/北海道新篠津村
 

2017/08/07(Mon) 20:03 No.2802
Re: サワヒヨドリハナフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:サワヒヨドリハナフクレフシ(仮称)の情報を誠に有り難うございました。ヒヨドリバナハナフクレフシ D-0930a や ヨツバヒヨドリハナフクレフシ D-0930b は、これまでも、各地で発見されていますが、サワヒヨドリからは、初めての発見だと思います。おそらく、同一種のタマバエによる可能性が、かなり高いと思いますので、サワヒヨドリハナフクレフシ D-0930c として、記録しておきたいと思います。今後のゴールの肥大など、観察の継続をよろしくお願い申し上げます。



2017/08/07(Mon) 22:08 No.2803
Re: サワヒヨドリハナフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生 早速、ご教示をたまわりありがとうございます。またゴール名称ならびに番号の付与をありがとうございます。
寄主のヒヨドリ3種は同じような環境に自生しているので、これらの同定がはっきりしていなかった可能性もあり、この度のサワヒヨドリの観察で、3種の同定がより確実になったと思います。それぞれの寄主の確認と合わせて、サワヒヨドリハナフクレフシの観察をつづけます。


2017/07/30(Sun) 18:42 No.2789
カキドオシの虫えい 投稿者:Tominaga

カキドオシ(シソ科)の芽の部分が直径1cm以上(最大1.8cm)に丸くふくらんでいるものがありました。割ってみると真中あたりに数個の繭がありました。虫えいと考えられますが図鑑には載っていませんでしたので、ご教示ください。

寄主植物:カキドオシ
撮影年月日:2017年7月29日/奈良市都祁南之庄町
 

2017/07/30(Sun) 18:43 No.2790
Re: カキドオシの虫えい 投稿者:Tominaga

カキドオシの虫えいの断面です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/07/30(Sun) 18:45 No.2791
Re: カキドオシの虫えい 投稿者:Tominaga

繭の拡大写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/07/31(Mon) 14:10 No.2792
Re: カキドオシの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:カキドオシの虫えいのご投稿、有難うございました。図鑑には、カキドオシツボミフクレフシ (D-0450) が掲載されています。この虫えいは、タマバエによるもので、薄葉重さんが 1981年に発表され、栃木県や埼玉県、徳島県、佐賀県などで見つかっています。今回の芽の部分が膨れた虫えいも、同じタマバエによる可能性があります。虫えい形成部位を変えて、多化性になっている可能性もあります。将来、幼虫のDNA 解析で比較することが必要です。

2017/08/01(Tue) 21:32 No.2795
Re: カキドオシの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
今のところ、虫えい内にタマバエの幼虫はみつかりません。すでに脱出しているか、寄生蜂と思われる繭がありますので餌食になってしまったようです。
ツボミフクレフシはまだ見たことがありませんので、同じ場所で花の時期に探してみたいと思います。


2017/07/26(Wed) 21:37 No.2781
オオアオカモメヅルの虫えい 投稿者:湯川淳一

栃木県の RS さんから、オオアオカモメヅル(ガガイモ科)の葉に形成された、写真のような虫えいが送られてきました。早速、虫えいを解剖しましたところ、2齢らしい白色の幼虫が入っておりました。どうやら、タマバエ科ではありませんでした。口器は、ハモグリバエ科のような形状をしていました。どなたか、この虫えいをご存知でしたら、ご教示を頂けますようお願い申し上げます。

寄主植物:オオアオカモメヅル
撮影年月日:2017年7月13日/栃木県宇都宮市平成の森記念公園
 

2017/07/27(Thu) 03:44 No.2784
Re: オオアオカモメヅルの虫えい 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご投稿ありがとうございます。
北海道内で、オオカモメヅルとシロバナカモメヅルにハモグリバエによって形成されるゴールがあります。それぞれハコブフシとして記録しています。岩崎暁生様に、ご教示をいただいていますので、連絡をいたします。


2017/07/29(Sat) 09:36 No.2785
Re: オオアオカモメヅルの虫えい 投稿者:Iwasaki

湯川先生、南さん、そしてRSさん、ご指名ならびに貴重な記録情報をありがとうございます。
 オオアオカモメヅルは見たことがありませんが、Vincetoxicum属ですね。オオカモメヅルがTylophora属でシロバナカモメヅルがVincetoxicumなので、和名と学名の対応で混乱しそうです。

 これは、湯川先生による内部の幼虫の観察結果とゴールの形状から、過去に南さん、arisuabuさんによって北海道内の鷹栖町、新篠津村、厚沢部町(北海道の中央付近から南の渡島半島にかけて)で確認・採集いただいているオオカモメヅル、シロバナカモメヅルのものと同じだろうと思います。湯川先生のご指摘通りハモグリバエ科の一種です。

 ハモグリバエ科には、虫えい形成種としてHexomyza属が知られ、国内でもヤナギ科から2種、マメ科、アカネ科から各1種の合計4種が知られています。しかし葉に虫えいを形成する本種は、Hexomyza属らしい特徴を示していません。虫えいの形状から、本来のハモグリ(葉に線状、袋状の潜り痕を残して葉肉を食べる)から派生して葉に肥大部(つまりゴール)を形成させるようになった特異な生態を持つ種ではないかと思います。実際、ゴールを形成する以前の生育初期に、葉面に短いながら線状の潜り痕を残すのが観察されます。種名、属の帰属については現在検討中です。

 本州からは初めての確認なので、もし差し支えなければ、秋に虫えいの内部で蛹になった後に、虫えいをお分けいただけるよう、RSさんにお伝えいただけないでしょうか。北海道での経過から考えると、恐らく年1回の発生で、虫えいの内部で翌春まで休眠するものと思います。


2017/07/30(Sun) 14:15 No.2786
Re: オオアオカモメヅルの虫えい 投稿者:湯川淳一

Iwasaki 様:早速、オオアオカモメヅルの虫えいにつきまして、詳しくご教示を頂き、誠に有り難うございました。やはり、ハモグリバエの虫えいでしたか。ご教示頂きました内容を、早速、RS さんにお伝えし、秋には虫えいを Iwasaki さんにお送り頂けるようにお願いして見ます。ご本人は、パソコンをお使いになりませんので、郵便でのやり取りです。恐らく、この掲示板もご覧になっていないと思います。

南 常雄 様:Iwasaki さんへのご連絡、有難うございました。


2017/07/24(Mon) 22:07 No.2776
ゴンズイの虫えい 投稿者:Tominaga

たまたま低い位置にあったゴンズイ(ミツバウツギ科)の花が終わった花序をみると、この時期なら通常1cmほどにふくらんでいるはずの果実はなく、大きさ4mm程度の小さい果実ばかりがついていました。そのうちのいくつかには小さな穴が空いていたので、念のためその中の一つを割ってみると中に茶色い幼虫?が1匹入っていました。他の小さい果実をいくつか採取して持ち帰り、果実を割ってみたところ一つだけ同様の幼虫?が入っていました。これを拡大してみると蛹で、頭部に角がありました。
図鑑にはゴンズイの虫えいが記載されていませんでした。これは虫えいかどうかご教示お願いします。

ゴンズイは一つの花に二〜三つに分かれた袋果をつけます。三つの袋果を開いたうちの一つに蛹が入っており、残りの二つはカラでした(写真)。


寄主植物:ゴンズイ
撮影年月日:2017年7月23日/奈良県香芝市穴虫
 

2017/07/24(Mon) 22:10 No.2777
Re: ゴンズイの虫えい 投稿者:Tominaga

蛹の拡大写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/07/25(Tue) 14:50 No.2778 ホームページ
Re: ゴンズイの虫えい 投稿者:小泉正人

同じものかどうか分かりませんが・・・
2002年に群馬県高崎市でゴンズイの実に見つけた虫えいです。
当時、故・薄葉先生にお送りしてゴンズイミフクレフシと言う仮称を付けました。
その後は研究されているかどうかは不明です。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/07/25(Tue) 19:58 No.2779
Re: ゴンズイの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様、小泉 様:ゴンズイの虫えいについて、ご投稿下さり誠に有り難うございました。ゴンズイの虫えいは、小泉さんと青木さんが高崎市観音山丘陵で、2003年9月21日に採集された標本に基づいて、薄葉 重さんが、インセクト 56 (2) (2005)に、ゴンズイミフクレフシ(仮称)として発表されています。その後、千葉市の県立中央博物館生態園でも、薄葉さんが発見されています。以来、どこからも再発見の記録はなく、虫えい形成者であるタマバエの属も不明でした。

今回、Tominaga さんのお手柄の蛹の写真で、ハリオタマバエ属 Asphondylia らしいことが判明し、大変嬉しく思っています。間も無く、羽化することと思います。ところで、今、羽化しますと、次の産卵対象はどの植物でしょうか? 非常に興味のあるところです。新しい、寄主交代タマバエが発見されたことになります。この先が楽しみです。


2017/07/26(Wed) 22:36 No.2782
Re: ゴンズイの虫えい 投稿者:Tominaga

小泉正人 様、写真とコメントありがとうございます。
湯川先生、いつもご教示いただきありがとうございます。
現地で確認した果実は写真のとおり小さいものばかりで、虫えいは中央に写っている他と比べていびつな形のものでした。小泉正人 様がアップされましたゴンズイミフクレフシ(仮)の写真をみるとふくらんだ袋果に数匹の幼虫が入っているようですが、今回みつけたものは見た目がかなり違い、ほとんどふくらんでおらず1匹しか入っていませんでした。虫えいの形態の違いは、確認時期の違いによるものでしょうか。

ゴンズイの樹高は数メートルになり、ふつうは花や果実に手が届かないことが多く観察は困難ですが、今回は偶然斜めに倒れているものがあったため、観察できて幸運でした。次の奇主植物が何なのかわかりませんが、今後の研究に期待したいと思います。


寄主植物:ゴンズイ
撮影年月日:2017年7月23日/奈良県香芝市穴虫


2017/08/01(Tue) 21:46 No.2796
Re: ゴンズイの虫えい 投稿者:Tominaga

その後、再度同じ場所で小さいままの果実を採ってきました。調べてみると、いくつかタマバエが寄生していた跡(死亡した蛹が残っているもの、脱出口があるもの、死亡した寄生蜂がのこっているもの)がみられましたが、それら以外の果実は中身が空っぽで種子の痕跡もみられませんでした。このことから、タマバエは開花する前に寄生してしまうため、種子ができないのではないかと考えられます。この場合はツボミフクレフシということになるのでしょうか。

ところで、タマバエ蛹の入っていた果実内部が白い膜で覆われていましたが、タマバエのいなかった果実内部は何もありませんでした。以前に先生からいただいた、ハリオタマバエ類の共生菌の論文の写真でも同様な膜がみられたことから、同じものと考えてよいでしょうか。


2017/08/02(Wed) 12:36 No.2797
Re: ゴンズイの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ゴンズイの虫えいは、種子ができないと言う事ですので、Tominaga 様のご提案の通り、ゴンズイツボミフクレフシ C-3813 の方が良いと思います。薄葉さんも仮称とされていますので、改称しましょう。

虫えいの大きさは、幼虫の発育段階や虫えいの観察時期、虫えい1個当たりの幼虫数、メスが産卵した時の産卵部位の状況などによって異なります。また、寄生の有無によっても異なる場合もあります。

ハリオタマバエの仲間は、共生菌を持っていますので、虫えいの中に白い菌糸が見られます。ゴンズイの虫えいにも同じような菌糸が見られると思います。菌は別種かも知れませんが。
シキミタマバエでは、メスは羽化した時に菌糸や胞子を虫えいから持ち出して運ぶのではなく、別の樹木の幹などの常在菌の胞子を採集して、腹部の袋中に入れて運び、産卵時に産み込むと言われています。


2017/08/03(Thu) 22:42 No.2800
Re: ゴンズイの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、「ゴンズイツボミフクレフシ」命名の件、たいへん恐縮しております。素人の推測でいろいろ書いてしまって申し訳ありません。この虫えいについては情報がほとんどありませんので、今後もさらに観察事例を増やしていく必要があります。小泉正人 様がみつけられたタイプの虫えいも探してみたいと思います。

ハリオタマバエの共生菌の件、ご教示いただきありがとうございました。甲虫の仲間にアンブロシアビートルがいるのは知っていましたが、タマバエにもそのような仲間がいるとは知りませんでした。

ゴンズイの虫えいで採取した蛹等の標本もお送りしたいと思います。
それでは今後ともよろしくお願いします。


2017/07/24(Mon) 21:58 No.2775
フジの虫えい 投稿者:Tominaga

この時期にナンテンハギハオレフシが見られるかどうか、6月に確認した場所を再訪しました。その際、フジの葉裏主脈上に球形の虫えいができているのをみつけました。図鑑で調べましたが、フジにできるものは載っておらず、クズにできるクズハウラタマフシ(C−3380)に似ているように思いました。同じものと考えてよいでしょうか。

なお、ナンテンハギハオレフシは6月に比べてわずかですが確認できました。ナンテンハギは開花・結実しておりサヤがぶら下がっていましたが、虫えいができていたものは、草刈りで一度地上部が無くなり、その後新たに伸びてきたもののようでした。草刈りを受けなかった個体やすでに開花した個体は新たに葉を出さないと考えられますので、虫えいができなかったようです。今度は秋に再確認したいと思います。

この場所付近では他に、ヘクソカズラツボミマルフシ、ヤマコウバシハコブフシ(C−2657)、エゴノネコアシフシ、フジハオレフシ、クズハトガリタマフシ、タチカモメヅルメフクレフシ(D−0340f)がみられました。


寄主植物:フジ
撮影年月日:2017年7月22日/奈良市都祁南之庄町
 

2017/07/26(Wed) 14:55 No.2780
Re: フジの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:フジの葉裏の虫えいは、私には初めてのものです。ヤナギのハバチの虫えいに似ていますね。この虫えいには、タマバエの幼虫が入っておりましたでしょうか? もし、入っておりましたら、ぜひ、拝見させて下さい。もし、タマバエの虫えいだとしましても、Pueraria 属と Vitis 属ですので、クズハウラタマフシとは別物の可能性大です。もし、ハバチでしたら、内藤先生に見て頂きましょう。

その他に、沢山の虫えいの観察記録をお知らせ下さり有難うございました。これらのうち、ヘクソカズラツボミマルフシと、フジハオレフシ、タチカモメヅルメフクレフシは、奈良県で初めてのタマバエゴールです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。



2017/07/26(Wed) 22:47 No.2783
Re: フジの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示いただきありがとうございます。
確かに、虫えいは堅くてヤナギのものと同じように見えます。
油断していたら虫えいがカラカラに乾いてしまいました。割ってみたところ空洞があり、1匹だけ幼虫がいましたが、すでに死んでいました。タマバエとは違うかもしれません。
再度採取して観察したいと思います。

タチカモメヅルがありましたので、以前に京都で確認したハモグリバエの虫えいがないか期待しましたがみつかりませんでした。


2017/07/30(Sun) 18:30 No.2787
Re: フジの虫えい 投稿者:Tominaga

再度虫えいを採取してきました。いくつか割ってみると白い幼虫が入っていましたが、タマバエかどうかよくわかりません。また、口の部分にキバのようなものがある幼虫もいましたが、これは別ものかもしれません。写真では分かりにくいと思いますがご教示ください。
なお、同じ虫えいが香芝市穴虫でもみつかりました。


寄主植物:フジ
撮影年月日:2017年7月29日/奈良市都祁南之庄町


2017/07/30(Sun) 18:33 No.2788
Re: フジの虫えい 投稿者:Tominaga

キバのようなものがある幼虫です。先の幼虫とは体に毛がある点も異なります。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/07/31(Mon) 14:16 No.2793
Re: フジの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:フジの葉裏の虫えいの追加の写真のご投稿、有難うございました。虫えいの中に糞らしいものが見つかりませんから、どうやら、ハバチではなさそうですね。口の部分にキバのようなものがある幼虫は寄生蜂(外部寄生蜂)の幼虫だと思います。白い幼虫の方には、胸骨はありませんか? この写真では、頭部や胸部が見えませんので、ご確認を頂けますと有難いです。胸骨がありますとタマバエです。タマバエの虫えいで、フジの葉裏にこのような虫えいを形成するものは、これまで、見つかっていません。楽しみにしています。


2017/07/31(Mon) 22:09 No.2794
Re: フジの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
幼虫の拡大写真をみると褐色の棒状のものが見えますが、これが胸骨でしょうか?


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/08/02(Wed) 12:47 No.2798
Re: フジの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:そうです。これが胸骨です。写真では、胸骨の先端(前方)が二山型ではなく、珍しい一山型のように見えます。どんな属になるのか、非常に楽しみです。ぜひ、標本を拝見させて下さい。タマバエの虫えいであることが確認できましたので、虫えい和名をフジハウラタマフシ C-3535 にしましょう。虫えいから、直接、成虫が羽化してくれると良いのですが。

2017/08/03(Thu) 22:28 No.2799
Re: フジの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、不鮮明な写真で胸骨を確認していただき申し訳ありませんでした。また、虫えいの命名をしていただきありがとうございました。
この虫えいはかなり堅いものでしたので、虫えいごと落下するのか、虫えいから幼虫が脱出するのか、観察できればと思います。
また幼虫の標本もお送りさせていただきますのでご確認よろしくお願いします。


2017/07/17(Mon) 22:10 No.2768
ハンノキの虫えいについて 投稿者:mikuriya

山梨県山中湖村の標高約1100メートルのところでハンノキの虫えいを見つけました。
『日本原色虫えい図鑑』で見るかぎり、ヤハズハンノキハイボフシのように思えるのですが、いかがでしょうか。ご教示のほど、よろしくお願いいたします。


寄主植物:ハンノキ
撮影年月日:2017年7月17日/山梨県山中湖村
 

2017/07/18(Tue) 14:57 No.2771
Re: ハンノキの虫えいについて 投稿者:南 常雄

mikuriya様 ご投稿ありがとうございます。
北海道にヤハズハンノキは分布しませんが、ヤハズハンノキハイボフシに間違いありません。
当地では、フシダニによって形成された同様の虫えいが、ハンノキとケヤマハンノキに形成されますが、虫えいの外観は少し異なります。


2017/07/18(Tue) 22:14 No.2773
Re: ハンノキの虫えいについて 投稿者:mikuriya

南常雄様
ご教示ありがとうございます。
形成者はPhytoptus sp.ということになりましょうか。

今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。

                      


2017/07/03(Mon) 23:00 No.2755
マタタビの虫えい 投稿者:Tominaga

マタタビは雄花が咲く株と、両生花(雌花)が咲く株に分かれる雌雄異株とされています。マタタビの虫こぶは雌花だけにできるものと思いこんでいましたが、現地でよくよく観察してみると雄花にもできることを初めて知りました(写真左:雌花、右:雄花)。
確かに雄花にも退化して小さくなった雌しべがありますので、できないことはないということでしょうか。雌花・雄花にそれぞれできる虫えいは、見た目がほとんどかわりませんが、何か違いはありますでしょうか(切ってみると雌花の虫えいでは、種子の痕跡がありました)。また雌花・雄花ごとの虫えい形成率などは調査されておりますでしょうか。
私の勉強不足で申し訳ありませんが、ご教示お願いします。


寄主植物:マタタビ
撮影年月日:2017年6月24日/奈良県高取町
 

2017/07/04(Tue) 09:30 No.2756
Re: マタタビの虫えい 投稿者:南 常雄

Tominaga様 ご投稿ありがとうございます。
ご存知かもしれませんが、2012年に湯川先生から「マタダビミフクレフシ」から「マタタビツボミフクレフシ」に訂正するとのご連絡をいただいています。なお湯川先生は出張中ですので、コメントが少し遅くなりますので、ご容赦ください。
虫えい図鑑の分布に北海道が載っていませんが、こちらでも形成されます。ただし密度が低く、探しても簡単に見つけることができず、今までに1株しか観察したことがありません。


2017/07/04(Tue) 21:17 No.2757
Re: マタタビの虫えい 投稿者:Tominaga

南 常雄 様、ご指摘ありがとうございます。マタタビツボミフクレフシの名前について失念しておりました。
対象が蕾なので雌雄は関係ないということかもしれませんね。ただ、雄花は開花が終わると落ちてしまいますので、虫えいが落ちないようにするために何らかの作用物質を出しているということでしょうか。

的外れな質問をしてしまったようで申し訳ありません。


2017/07/04(Tue) 22:39 No.2758
Re: マタタビの虫えい 投稿者:南 常雄

雌雄に関係なく、雌花でも結実しないと落下しますね。雌花でも花被片が未分化の状態で寄生されると結実しなくても落下しません。雄花などの落下の仕組みは分かりませんが、ゴールが活性している間は、離層面を形成するための酵素などが分泌されないのかも知れません。これは専門家に研究していただかないと分からないと思います。

2017/07/12(Wed) 12:47 No.2761
Re: マタタビの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:マタタビツボミフクレフシについて、大変興味深い、貴重なご投稿を有難うございました。対応が遅くなって申し訳ありません。文献を探してみましたが、実のところ、これまで、雄花と雌花を区別して観察した報告例がないと思います。タマバエが両方に産卵しているとすれば、おっしゃるように、両者で生存率が異なる可能性が大きいですから、雌花でどのようなことが生じているか、研究する価値があると思います。今回のご投稿を機に、雌雄別花の植物の蕾に虫えいを作るタマバエの研究が進むことを願っています。私も勉強をさせて頂いて、感謝しております。

2017/07/16(Sun) 23:03 No.2767
Re: マタタビの虫えい 投稿者:Tominaga

南 常雄 様、ご指摘ありがとうございました。
湯川先生、マタタビの雌花・雄花の虫えい観察報告の現状についてご教示いただきありがとうございました。その後調べてみると、雄花に虫えいができることはすでに報告されており、「フィールドウォッチング4夏の野山を歩く 北隆館(1991)」のマタタビの項目に書かれていました。

マタタビは山地に普通にありますので観察には困りませんが、虫えいの研究するのは大変だと思います。今後の進展に期待したいと思います。


2017/07/18(Tue) 14:19 No.2769 ホームページ
Re: マタタビの虫えい 投稿者:小泉正人

私も同じようなことに気が付き拙ブログ「かわ遊びやま遊び雑記・http://blog.goo.ne.jp/koizumi-masato/e/ab03dac97a48766f85a71e7c3f72b78e」に書いております。

雌花でも雄花でも虫えいが作られるからミフクレフシからツボミフクレフシに改名されたのかと思っておりました。
雌花の切断面の写真を添付いたします。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/07/18(Tue) 14:20 No.2770 ホームページ
Re: マタタビの虫えい 投稿者:小泉正人

雄花の虫えいの写真です。

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/07/20(Thu) 23:45 No.2774
Re: マタタビの虫えい 投稿者:Tominaga

小泉正人 様、虫えいの断面写真をアップしていただきありがとうございました。雌花と雄花との違いがよくわかります。ツボミフクレフシに改名された理由について私も同じことを考えました。
ところで、小野蘭山「本草綱目啓蒙」におけるマタタビの虫えいを説明する記述をみると「シキミの果実に似ている」とか「切ると内実で色が白く、ダイコンを切ったようだ」とあり、面白い表現だと思いました。

なお、虫えいをつくるのは「マタタビミタマバエ」ですが、ネットで調べてみると「マタタビアブラムシ」と書いている場合が多く見られました。調べてみましたが「マタタビアブラムシ」は存在しないようです(九州大学昆虫目録参照)。どこかの古い文献に「マタタビアブラムシ」と書かれていて、それが訂正されないまま引用されているためと思います。ネットばかりでなく、最近に出版された本でも「マタタビアブラムシ」と書いてあるものがあり、がっかりしたことがあります。
※「マタタビアブラムシ」については私の調査不足があるかもしれませんので、間違っている場合はご指摘いただければと思います。




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