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虫えい同好会掲示板
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2017/05/17(Wed) 23:20 No.2643
ヤブウツギの虫えい 投稿者:Tominaga

ヤブウツギの芽の部分にできていました。これはウツギメタマフシでしょうか?

寄主植物:ヤブウツギ(スイカズラ科)
撮影年月日:2017年5月14日/愛媛県東温市滑川渓谷
 

2017/05/19(Fri) 15:06 No.2644
Re: ヤブウツギの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ヤブウツギメタマフシ D-0610e のご投稿を頂き、誠に有り難うございました。ご賢察の通り、この虫えいは、タニウツギや、ツクシヤブウツギ、ハコネウツギ、ニシキウツギ、ヒオイウツギなどに形成されるものと同じで、ノブドウミタマバエ Asphondylia baca が冬寄主として利用しているものです。これらの虫えいは愛媛県から記録がありませんでしたので、初めての発見です。

ノブドウミタマバエのように夏寄主と冬寄主を使い分け、寄主交代をするタマバエは、この他に、ダイズサヤタマバエ(夏寄主:ダイズなどマメ科)(冬寄主:ヒイラギやバクチノキなど)が知られています。冬寄主が不明なのは、ブドウミタマバエ(栽培ぶどうの害虫)やハナイカダミタマバエ、マタタビツボミタマバエなど、多数残されています。新しく発見された冬寄主から幼虫を得て、DNA 解析で夏寄主のタマバエと一致するものを捜しています。


2017/05/20(Sat) 20:32 No.2645
Re: ヤブウツギの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ありがとうございます。ウツギというとユキノシタ科にもあるので紛らわしいですが、種名を付けるとわかりやすいですね。タニウツギ属は各地にありますので、また探してみたいと思います。

2017/05/17(Wed) 19:22 No.2642
ハルニレ 投稿者:akaitori

ハルニレハフクロフシとアキニレハフクロフシは似ていますが、
新宿御苑のハルニレにできたゴールもハルニレハフクロフシなのでしょうか。
東京23区、アキニレは多いですが、ハルニレは植栽のものが少しあるだけです。

小石川植物園にニレ科のウルムス・グラブラがあり、似たゴールができ、
これもどちらなのか気になります。


寄主植物:ハルニレ
撮影年月日:204年4月29日/東京都新宿区
 

2017/05/16(Tue) 18:44 No.2636
ケヤキ 投稿者:akaitori

これもゴールでしょうか。

寄主植物:ケヤキ
撮影年月日:2017年5月15日/山梨県河口湖町
 

2017/05/16(Tue) 20:43 No.2637
Re: ケヤキ 投稿者:南 常雄

akaitoriさん、ご投稿ありがとうございます。
タマワタムシ(アブラムシ)科によって、ニレ科の葉に形成されるゴールの1種です。ケヤキにはケヤキハフクロフシが知られていますが、ハルニレでは同様のゴールが複数種のタマワタムシによって形成されるようです。


2017/05/16(Tue) 22:35 No.2638
Re: ケヤキ 投稿者:秋元信一

ケヤキハフクロフシParacolopha morrisoniの初期ゴールのようにも見えますが、少し雰囲気が異なります。中にアブラムシの幼虫が1頭いればケヤキハフクロフシなのですが、写真だけではよくわかりません。

2017/05/17(Wed) 07:49 No.2639
Re: ケヤキ 投稿者:akaitori

南さん、秋元さん、ありがとうございます。


2017/05/17(Wed) 16:13 No.2640
Re: ケヤキ 投稿者:南 常雄

秋元先生のサイト「S. Akimoto's(秋元信一の)Website」
http://www.agr.hokudai.ac.jp/systent/akimoto/
をご参照ください。
なお「虫えい同好会」のリンク集からも接続できます。


2017/05/17(Wed) 19:03 No.2641
Re: ケヤキ 投稿者:akaitori

南さん、興味深いサイト、ご紹介いただきありがとうございます。



2017/05/05(Fri) 08:53 No.2633
アブラナ 投稿者:akaitori

これもゴールでしょうか。
たくさんありました。


寄主植物:アブラナ
撮影年月日:2017年5月4日/東京都文京区
 

2017/05/05(Fri) 11:26 No.2634
Re: アブラナ 投稿者:akaitori

調べたところ、菌えいのようでした。

https://plaza.rakuten.co.jp/kitchinkato/diary/201405070000/


2017/05/05(Fri) 17:32 No.2635
Re: アブラナ 投稿者:南 常雄

akaitoriさん、面白いゴールのご投稿ありがとうございます。
菌えいも多種多様で、奥が深そうですね。


2017/04/30(Sun) 22:51 No.2630
ツブラジイの虫こぶ 投稿者:M

ツブラジイの新芽や若葉に虫こぶがついていました。中には寄生者か主かわかりませんが、ハチの幼虫が入っていました。これは、コナラのハグキコブフシのようなものでしょうか?

寄主植物:ツブラジイ
撮影年月日:2017年4月29日/福岡県小郡市三沢
 

2017/05/01(Mon) 07:55 No.2631
Re: ツブラジイの虫こぶ 投稿者:阿部芳久

M様
興味深いお写真を拝見しました。私は初めて見るゴールです。そのゴールを保存されてハチが羽化してきたら、お手数ですが阿部芳久(九州大学 比較社会文化研究院 生物多様性講座)宛て着払いでお送りいただければ幸いに思います。タマバチであれば私が同定し、寄生蜂であればしかるべき専門家に同定を依頼します。


2017/05/01(Mon) 16:51 No.2632
Re: ツブラジイの虫こぶ 投稿者:M

阿部芳久先生
早々にコメントをいただき、ありがとうございます。できるだけ自然に近い形で保存できるようしてみます。
上手くいきました時にはまたお知らせいたします。


2017/04/21(Fri) 17:49 No.2627
コナラハトジフクレフシに同居していた幼虫 投稿者:M

保管中のタマバエの羽化はないのに、もうタマバエ幼虫の脱出がはじまってしまいました。

4月19日に庭のコナラからハトジフクレフシを採集し、水に浮かべていました。19日〜20日にかけてタマバエ幼虫数匹脱出しましたので、ファーブルで見ていたのですが、中に、画像のハナアブかハエのような幼虫が混じっていました。その後も同じものの若い幼虫も出てきました。庭のゴールの主のタマバエが脱出したゴールをみてみると、やはりゴールの内壁にべた〜とくっついた同じものがいました。最初はタマバエを食べていたのかと思ったのですが、どうも同居ではないかと思ったのですが、この幼虫はゴール内で囲蛹になるのでしょうか? いったい何者でしょうか?


寄主植物:コナラ
撮影年月日:2017年4月20日/福岡県筑紫野市
 

2017/04/21(Fri) 22:52 No.2628
Re: コナラハトジフクレフシに同居していた幼虫 投稿者:湯川淳一

M 様:珍しい観察例をご投稿いただき有難うございました。これまで、コナラハトジフクレフシを何度も観察したことがありますが、このような幼虫が入っているのを見たことがありません。確かに、ハエ目の幼虫ですが、ヒラタアブのような捕食者ではなく、同居者か、あるいは、空ゴールの利用者かも知れません。どこで蛹化するかも見当がつきません。ぜひ、成虫を羽化させて下さい。然るべき、専門家に見て頂きます。

2017/04/22(Sat) 10:23 No.2629
Re: コナラハトジフクレフシに同居していた幼虫 投稿者:M

湯川先生 早々にご教示いただき、ありがとうございました。1頭は、モスに入れました。ただこれは、水に浸したものから脱出したものでした。今後はコップに枝をさして、落下したら、地面で蛹かもしれませんので、やってみます。庭では、ゴールの枝ごとネットをかぶせてみます。上手くいけばいいのですが・・・。

2017/04/17(Mon) 21:57 No.2623
クロモジメウロコフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

新葉が展開し始めたクロモジの枝先に、芽がふくらんだようなかたまりがありました。図鑑には出ていなかったため掲示板のアルバムで調べてみたところ、クロモジメウロコフシ(C-2505a)ではないかと思われますがどうでしょうか?。ご教示お願いします。

寄主植物:クロモジ
撮影年月日:2017年4月16日/奈良県奈良市都祁白石町
 

2017/04/18(Tue) 00:26 No.2624
Re: クロモジメウロコフシでしょうか? 投稿者:南 常雄

Tominagaさま、ご投稿ありがとうございます。
これは花芽が大きくなったものでクロモジメウロコフシ(C-2505a)です。北海道にはクロモジの自生はありませんが、オオバクロモジに同様のオオバクロモジメウロコフシ(C-2505b)が形成されます。オオバクロモジでは花芽と葉芽に形成されます。ゴールは9月下旬〜10月上旬に形成されると推測していますが、未確認です。10月下旬〜11月上旬に、3齢に達した幼虫はゴールから脱出して地中で幼虫越冬します。ゴールからは2種類のタマバエの幼虫が脱出し、飼育では10月に採集した幼虫が翌年の5月下旬に蛹化・羽化しました。この時に羽化したのは、形成タマバエ、同居タマバエ、寄生蜂でした。
更に、本ゴールには環縫型のハエと同居性の蜂の幼虫が入っていました。同居性の蜂はゴール内で幼虫越冬するので、春のゴール内に幼虫が入っていれば、この幼虫ではないかと思います。


2017/04/18(Tue) 14:32 No.2625
Re: クロモジメウロコフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:クロモジメウロコフシのご投稿、有難うございました。
南 常雄 様:早速のご回答、有難うございました。

これまで、クロモジメウロコフシは、埼玉県吾野や東京都高尾山、神奈川県大山、和歌山県高野山で見つかっています。奈良県からは、今回が初めての発見となります。オオバクロモジメウロコフシは、北海道以外に、青森県や新潟県、群馬県で見つかっています。

この虫えいを形成するタマバエの成虫が得られていませんので、種の同定はなされていません。幼虫が虫えいから脱出する場合は、成虫が得にくいのです。

クロモジとオオバクロモジのメウロコフシを形成するタマバエは、恐らく、同一種の可能性大です。

湯川淳一


2017/04/18(Tue) 21:25 No.2626
Re: クロモジメウロコフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
早速のご教示、ありがとうございました。
採取してきた虫こぶの芽鱗を外側からめくってみましたが、残念ながら中からは何も出てきませんでした。
みつけたクロモジには虫こぶが数個付いていましたので、また行く機会があれば確認してみます。

湯川 先生
各地の確認情報をお知らせいただきありがとうございました。
またどこかで見つけたら報告させていただきます。


2017/04/07(Fri) 19:30 No.2619
マタタビツボミタマバエの冬寄主を探しています 投稿者:湯川淳一

写真は、マタタビツボミフクレフシ C-2710 (ミフクレフシを改称)で、形成者はマタタビツボミタマバエ Pseudasphondylia matatabi です。このタマバエの冬寄主植物を探しています。このタマバエは秋にマタタビの虫えいから羽化しますが、その時期には、マタタビの蕾はなく、どこに飛んで行って、どの植物に産卵するのか不明のままです。マタタビの虫えいが見つかる付近の植物を、冬に探しても、これまで、どの植物にも、このタマバエの虫えいは見つかっていません。しかし、毎年5月のマタタビの蕾の時期には、どこからともなく同じマタタビに戻ってきて虫えいを形成します。

最近、冬寄主を発見できる方法が見つかりました。春に産卵にきたメスを捕まえ、その小腸内に残っている葉緑体の DNA を調べることによって、幼虫時代に摂食していた冬寄主の植物が分かるというのです。

そこで、皆様にお願いです。間も無く、マタタビの蕾が見られる時期となります。あくまでも、おついでの時で結構ですので、もし、蕾に産卵に来ているタマバエらしい成虫が見つかりましたら、ぜひ、採集して70−99%のエタノールに保存して頂きたいのです。ひょっとして、成虫は夜行性かもしれませんが、曇天の日は昼間でも産卵はあると思います。私も、毎年、探し続けているのですが、ついにお手上げです。皆様の情報をお待ちしております。

マタタビツボミタマバエ以外にも、いくつかのタマバエの冬寄主が不明のままです。例えば、栽培ブドウを加害するブドウミタマバエ、ハナイカダミタマバエ、シラキメタマバエ、ムラサキシキブミタマバエ、ミズキツボミタマバエなどです。すべて、ハリオタマバエ族の仲間です。

話は、別ですが、先日、東京農工大学で日本応用動物昆虫学会の大会があり、そこで、虫えい形成昆虫の小集会が開かれました。タマバチやデイゴヒメコバチ、ヤナギシントメタマバエの話題提供がありました。

今年のシーズンが始まりました。掲示板が賑やかになりますように祈っています。よろしくお願い申し上げます。



寄主植物:マタタビ
撮影年月日:1969年9月26日/鹿児島県高隈山
 

2017/04/07(Fri) 23:06 No.2620
Re: マタタビツボミタマバエの冬寄主を探しています 投稿者:南 常雄

マタタビは北海道に広く分布しますが、マタタビツボミフクレフシは道南でのみ、ごくまれに観察することができます。私が観察できたのは厚沢部町で1度だけでした。

2017/04/01(Sat) 22:57 No.2615
オオイヌノフグリのゴール 投稿者:Tominaga

道端の雑草を見ていたら小さなオオイヌノフグリにゴールができていました。
ムシクサにできるムシクサツボミタマフシと形は似ていますが、つぼみではなく芽がふくらんだものかもしれません。


寄主植物:オオイヌノフグリ
撮影年月日:2017年4月1日/大阪府東大阪市
 

2017/04/02(Sun) 10:43 No.2616
Re: オオイヌノフグリのゴール 投稿者:Tominaga

ゴールを切ってみたら虫は入っていませんでした。
虫えいではなかったようです。失礼しました。


2017/04/02(Sun) 10:58 No.2617
Re: オオイヌノフグリのゴール 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:オオイヌノフグリのゴールの中には、虫が入っていなかったとのこと、残念でした。しかし、幼虫がきわめて小さい1齢幼虫かもしれませんし、あるいは、何らかの原因で、虫が死亡したかもしれません。もし、別の機会がございましたら、ぜひ、再度、挑戦してみて頂けますればと存じます。 オオイヌノフグリのゴールは見たことがありません。

2017/04/04(Tue) 21:53 No.2618
Re: オオイヌノフグリのゴール 投稿者:Tominaga

湯川先生
コメントありがとうございました。これに懲りず、また探してみたいと思います。
ところで、この3月に「奈良県野生生物目録」が発行されました。植物はもちろん、動物も取り上げられていますが、専門家がいなくて奈良県における調査や研究が進んでいない生物群では数種しか挙げられていない場合もあり、今後の課題になると思いました。ちなみに、この掲示板で教えていただいたオグルマケブカミバエは昆虫リストに載っていませんでした。
それでは今後ともよろしくお願いいたします。


2017/03/07(Tue) 20:02 No.2564
ナラミウスタマフシからタマバチが羽化しました。 投稿者:M

この掲示板に載せさせていただいたもの: 2016/06/06(Mon) 21:33 No.2245(2016年6月5日〜9日にかけて地面に落下した)ものを保管しておりましたら、2017年3月7日、1頭羽化・脱出しました。ゴール形成蜂でしょうか?

尚、たった1個ですが、虫こぶが頭をのぞかせて落下するまでを観察しました。まだ出現していないものを毎日確認していたところ、2016年7月6日に「臼」の頭が出現、次の日には半分が出て、3日目の8日(前夜雨)に見たときはもうなくなっていました。


寄主植物:コナラ
撮影年月日:2017年3月7日/筑紫野市光が丘
 

2017/03/08(Wed) 08:07 No.2565
Re: ナラミウスタマフシからタマバチが羽化しました。 投稿者:阿部芳久

M様
興味深く拝見しました。阿部@九州大学です。写真から判断しますとゴール形成蜂と思います。標本を着払いでお送り戴ければ確認できます。


2017/03/08(Wed) 18:43 No.2566
Re: ナラミウスタマフシからタマバチが羽化しました。 投稿者:M

阿部芳久先生

写真でゴール形成蜂と早々にご教示いただき、ありがとうございました。標本も見ていただけるとのこと、ありがとうございます。お送りしましたら、また連絡させていただきます。


2016/12/26(Mon) 17:11 No.2559
イチイガシのゴールからタマバチが羽化しました。 投稿者:M

イチイガシのタマバチが1頭羽化・脱出しました。
この掲示板の2014年5月25日 NO343と同じもので、今年で3度目のトライでした。葉表のゴールは、ボコボコの緑色のまま葉から落下しますので、野外の鉢で保管しておりました。今年はゴールが少なくたった2個のみの保管でした。
たまたま本日12月26日に室内容器に移そうとしていて、翅がまだくしゃくしゃのタマバチがゴール内の蛹殻に翅がくっついて脚を動かしているのを見つけました。その後翅はきれいに伸びました。
もう1個から、羽化・脱出するのを待ってみます。


寄主植物:イチイガシ
撮影年月日:2016年12月26日/筑紫野市原田
 

2016/12/28(Wed) 08:48 No.2560
Re: イチイガシのゴールからタマバチが羽化しました。 投稿者:阿部芳久

羽化・脱出時期と中胸の表面構造、前翅の脈相(特にmarginal cellの形状)から判断しますと、このタマバチはゴール形成蜂のようです。貴重な記録と思います。

2016/12/28(Wed) 17:25 No.2561
Re: イチイガシのゴールからタマバチが羽化しました。 投稿者:M

阿部先生
ゴール形成蜂とのご教示をありがとうござました。やっとゴールの主に会うことができました。


2016/12/17(Sat) 19:06 No.2556
キイチゴハケフシについていた球形の物質について 投稿者:mikuriya

キイチゴハケフシの形成者であるキイチゴハモグリダニの近くに赤い球形の物質がありました。
これは何でしょうか。フシダニに関係する何かでしようか。ご教示いただけますと幸いです。


寄主植物:キイチゴ
撮影年月日:2016年12月17日/静岡県裾野市
 

2016/12/17(Sat) 21:45 No.2557
Re: キイチゴハケフシについていた球形の物質について 投稿者:湯川淳一

mikuriya 様:何かの卵のように見えますが、私には分かりません。何か、孵化するかどうか、ご確認下さい。どなたか、この掲示板をご覧になられた方で、ご存知の方は教えて下さい。

2016/12/21(Wed) 22:31 No.2558
Re: キイチゴハケフシについていた球形の物質について 投稿者:mikuriya

湯川先生
コメントありがとうございます。
その後、ダニの専門家の方にうかがい、ハダニとハダニの卵であることが判明しました。
種名がわかりましたらまた報告させていただきます。


2016/12/13(Tue) 23:04 No.2549
イノコズチクキマルズイフシ C-2450a 投稿者:南 常雄

1株に生長過程の異なる複数の虫えいが形成されていて、脱出孔が開いて中に幼虫が入っていないもの、脱出孔が開いているものや中に3齢幼虫が入っているもの、更に脱出孔は見られず中に2齢または3齢幼虫が入っているものが観察できました。虫えい図鑑の解説と同様、年2〜3世代で、3齢幼虫が虫えい内で越冬するようです。内部に複数の幼虫室があり、それぞれ1匹の幼虫が入っています。3齢幼虫は黄色で、胸骨の前部は2角状で翼があり、基部は鉾状に太くなっています。


寄主植物:イノコズチ
撮影年月日:2016年10月22日/北海道栗山町
 

2016/12/14(Wed) 10:47 No.2550
Re: イノコズチクキマルズイフシ C-2450a 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:イノコズチクキマルズイフシ C-2450a のご投稿、誠に有難うございました。北海道からは初めての発見です。これまで、青森や新潟、栃木以南の本州各地、四国、九州、種子島、チェジュ島、朝鮮半島などで発見されている虫えいでしたが、北海道では見つかっていませんでした。やはり、いたのですね。このタマバエはイノコズチウロコタマバエ Lasioptera achyranthii Shinji, 1939 だと思います。ヒナタイノコズチ、ヒカゲイノコズチ、ヤナギイノコズチの区別なく虫えいを形成します。これから終齢幼虫で越冬し、来年羽化します。
以前、インドネシアのジャワ島でも、イノコズチの仲間で類似の虫えいを見たことがありました。同属でしたが、同じタマバエかどうか不明です。


2016/12/14(Wed) 16:37 No.2551
Re: イノコズチクキマルズイフシ C-2450a 投稿者:南 常雄

湯川先生、そうそうご教示を賜り、ありがとうございます。
北海道で初めての発見とのこと、嬉しく思います。発見した場所にはイノコズチの小群落があり、多数のゴールが形成されていました。多数のゴールを採集してきて飼育していますので、成虫を得ることができると思いますが、来シーズンは1代目のゴールから観察できるように、観察予定に入れました。
イノコズチは、北海道内に広く分布し、旭川にも自生がありますので、他所でもゴールを発見したいと思います。


2016/12/06(Tue) 18:28 No.2545
カゴノキエダコブフシ報告 投稿者:hal-co

すでに報告済みかもしれませんが,千葉県からC−250カゴノキエダコブフシの報告です。
カゴノキ "Litsea coreana" は,千葉県内では南部にだけ自生しています。


寄主植物:カゴノキ
撮影年月日:2016年12月4日/千葉県鴨川市
 

2016/12/06(Tue) 18:29 No.2546
Re: カゴノキエダコブフシ報告 投稿者:hal-co

同じ個体の枝葉の画像です。
この個体は幼木でした。


寄主植物:カゴノキ
撮影年月日:2016年12月4日/千葉県鴨川市


2016/12/07(Wed) 10:52 No.2547
Re: カゴノキエダコブフシ報告 投稿者:湯川淳一

hal-co 様:力ゴノキエダコブフシ C-2500 のご投稿、有難うございました。分布記録に追加させて頂きます。この虫えいは、カゴノキエダタマバエ Bruggmanniella actinodaphnes Tokuda et Yukawa,2006 によって形成されたものです。これまで、千葉県と和歌山県、徳島県、宮崎県、鹿児島県で発見されています。千葉県では、薄葉先生が、清澄山と仲ノ沢から記録されています。 カゴノキの自生する暖かいところでは、もっと、見つかっても良いのですが、目立たない虫えいなのか、あまり、発見例がありません。当年枝だけではなく、古い枝にも虫えいの跡が残っていますので、掲示板の今回のご報告によって、さらに、発見されるかも知れません。

ちなみに、クスノキ科植物では、タブノキやホソバタブ、ヤブニッケイ、バリバリノキなどにもエダコブフシか形成されます。東南アジアには、もっと沢山ありそうです。


2016/12/08(Thu) 11:39 No.2548
Re: カゴノキエダコブフシ報告 投稿者:hal-co

湯川先生,コメントくださりありがとうございます。
今回カゴノキを観察した地域(鴨川市内浦)にはカゴノキの幼木が比較的多くあり,エダコブフシもよく見られました。ヤブニッケイは個体数が多過ぎてしっかり観察せず,エダコブフシを見逃していたかもしれません。
バリバリノキもありましたが,個体数が少なく,エダコブフシも見つかりませんでした。
今後も虫えいを見つけられるよう,眼力を鍛えていきます。


2016/11/28(Mon) 10:27 No.2539
コナラメウロコタマフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

コナラに形成されたミズナラメウロコタマフシ(複数寄主) C-186に同居者が同居することで、ゴールがさらに肥大して表面が変形、鱗状片の生え方に乱れがあります。観察時期には、正常なメウロコタマフシの多くは落下した後でしたが、本ゴールは枝上に残っていました。メウロコタマフシは1室1幼虫ですが、本ゴールの中には、形成者の幼虫が1匹と、同居者の幼虫室が複数あり、各1匹の幼虫が入っています。
ナラハウラシロタマフシとナラハウラフクレタマフシのような関係のゴールと思われますが、図鑑等に掲載がありません。とりあえず、コナラメウロコタマフクレフシ(仮称)として記録しようと思います。


寄主植物:コナラ
撮影年月日:2016年10月21日/北海道苫小牧市
 

2016/11/28(Mon) 10:33 No.2540
Re: ゴール解剖 投稿者:南 常雄

虫えい:高さ12.4mm、直径13.1mm、核:高さ7.2mm、直径7.5mm、表面は緑白色、頂部に直径3.0mm、高さ0.8mmの緑色の円輪があります。
ゴールの壁は乳白色で厚く、内部に複数の幼虫室があります。形成者の幼虫室の壁は白色でやや厚く、同居者の壁は褐色で薄膜状。幼虫の体長はともに約3.0mm 、形成者は乳白色で、同居者の体内には褐色のおびた部分があります。中に形成者の幼虫が1匹と、同居者の幼虫が3匹入っていました。


寄主植物:コナラ
撮影年月日:2016年10月27日/北海道旭川市(解剖)


2016/11/28(Mon) 10:56 No.2541
Re: コナラメウロコタマフクレフシ(仮称) 投稿者:阿部芳久

南 常雄 様
貴重なお写真を興味深く拝見しました。
形成者は未記載で、同居者はSynergus属の1種と思います(幼虫なので断言は出来ませんが)。
タマバチの成虫が得られましたら同定いたしますので、宜しくお願いいたします。


2016/11/28(Mon) 15:15 No.2542
Re: コナラメウロコタマフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

阿部先生、そうそうご教示を、ありがとうございます。
撮影時に数個しか採集しなかったので、成虫が得られるかわかりませんが、来シーズンに成虫を得られるようにゴールを採集します。今般、採集したゴールから得られた幼虫は、エタノール標本にして保存していますので、後日お送りいたします。


2016/11/21(Mon) 22:08 No.2537
ヤマアジサイハグキフクレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

ヤマアジサイの装飾花と果実がいびつにふくらんでいたのでよくみると、葉や枝にもふくらみがありました。これはヤマアジサイハグキフクレフシ(C−2950)でしょうか。ご教示お願いします。

寄主植物:ヤマアジサイ
撮影年月日:2016年11月13日/奈良県高市郡高取町
 

2016/11/27(Sun) 12:45 No.2538
Re: ヤマアジサイハグキフクレフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ヤマアジサイの虫えいのご投稿を有難うございました。ご賢察の通り、この虫えいはヤマアジサイハグキフクレフシ(C−2950)です。鹿児島県、愛知県、群馬県、福島県に続いての発見です。もちろん、奈良県では初めてです。タマバエは同定されていません。

2016/11/28(Mon) 23:43 No.2543
Re: ヤマアジサイハグキフクレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示いただきありがとうございました。奈良県の記録が増えてうれしく思います。
それでは今後ともよろしくお願いします。


2016/11/11(Fri) 21:26 No.2530
コナスビの虫えい追加調査のご報告 投稿者:小川

湯川先生
本日、コナスビ虫えいの形成場所の再確認のため、箱根の活動拠点で虫えいが形成されたコナスビの株の追加探索と調査を行いました。今回の探索で新たに10株が見つかり、その中の3株はTominaga 様の情報のとおり腋芽にも虫えいが形成されておりました(写真1参照)。また、他の3株のシュート上部の虫えいは、突起部が変形した2枚の葉のように成長しており、果実では有り得ない状態が確認できました(写真2参照)。このことより、これまで幼果に形成されたと考えていた虫えいは、頂芽に形成されたものであると判断を致しました。(注、この調査は植物に精通したパークボランティアの方々に手伝って戴きました。)

湯川先生には、お手を煩わせて大変に申し訳ございませんが、上記の調査結果からコナスビ虫えい名称を「コナスビメタマケフシ」に訂正して戴きたく、宜しくお願い申し上げます。

Tominaga 様
貴重な情報を提供して戴き、本当に有難うございました。
今後とも宜しくお願い致します。

写真1:頂芽と腋芽に形成されたコナスビの2つの虫えい


寄主植物:コナスビ
撮影年月日:2016年11月11日/神奈川県足柄下郡箱根町
 

2016/11/11(Fri) 21:28 No.2531
Re: コナスビの虫えい追加調査のご報告 投稿者:小川

写真2:突起部が2枚の葉のように成長した虫えい

寄主植物:コナスビ
撮影年月日:2016年11月11日/神奈川県足柄下郡箱根町


2016/11/16(Wed) 23:39 No.2533
Re: コナスビの虫えい追加調査のご報告 投稿者:Tominaga

小川 様、新たな株が多数みつかってよかったですね。私も再度さがしてみましたが1株しか見つかりませんでした。このタマバエの生態が解明されることを期待しております。
それでは今後ともよろしくお願いします。


2016/11/18(Fri) 13:01 No.2534
Re: コナスビの虫えい追加調査のご報告 投稿者:湯川淳一

小川様:コナスビのちゅうえい形成場所について、再度、ご確認頂き誠に有難うございました。ご投稿の通り、コナスビメタマケフシ D-0065 に変更致しましょう。Tominaga 様:このようになりましたので、よろしくお願いいたします。

2016/11/18(Fri) 21:03 No.2535
Re: コナスビの虫えい追加調査のご報告 投稿者:小川

湯川先生
ご多忙の中、虫えい名称を変更して戴き本当に有難うございました。引き続きコナスビメタマケフシの越冬状態を観察してまいりますので、宜しくご指導をお願い申し上げます。


2016/11/21(Mon) 21:59 No.2536
Re: コナスビの虫えい追加調査のご報告 投稿者:Tominaga

湯川先生、虫えい名称の変更の件について了解しました。奈良県のコナスビメタマケフシについても気を付けてみたいと思います。

2016/11/07(Mon) 23:42 No.2523
奈良県でみたコナスビの虫えい 投稿者:Tominaga

奈良県の山に植物観察に行った際、ヒノキ植林内の作業道を歩いていてたまたま目に入ったコナスビに白いものが付いているのに気が付きました。それは茎の先の芽の部分がふくれて白い毛が密生しているものでした。
もしかすると小川様が投稿されました「コナスビの虫えい」(No.2495)ではないかと思い、1個しか付いていなかったので周辺にないか探してみました。植林内のためやや暗くコナスビはなかなかみつかりませんでしたが、少し開けた明るい道端のコナスビで虫えいを数個みつけることができました。小川さんが投稿された写真のものとそっくりなので同じものと思います。中には幼虫が入っているのを確かめました。
虫えいは先にみつけたものは茎の頂部にできていましたが、後でみつけたものは茎が途中から切れており(動物に食べられたと思われる)、主に茎の下部地表付近の腋芽部分にできていました。小川様の投稿を見ていたため気が付くことができました。


寄主植物:コナスビ
撮影年月日:2016年11月6日/奈良県高市郡高取町
 

2016/11/09(Wed) 22:01 No.2525
Re: 奈良県でみたコナスビの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:コナスビの虫えいが奈良県でも見つかったとのご報告、有難うございました。茎の先や腋芽にもできるそうですが、先ほど、小川さんの仮称通りに、コナスビミケフシ D-0065 にする旨、掲示板に投稿いたしました。もし、将来、形成場所が、頂芽や腋芽の方が多いことが分かりましたら、メタマケフシに変更することも、やぶさかではありません。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

2016/11/11(Fri) 00:32 No.2529
Re: 奈良県でみたコナスビの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、コナスビの虫えいについて和名が決まったことをご連絡いただきありがとうございます。
奈良県で採取したコナスビの状況は写真のとおりです。多くの虫えいが茎下部の根が出ている節にできているのがわかります。
いくつか虫えいを観察すると緑色の部分があり葉の名残のようですので、この虫えいは葉が変形したもののように思います。ただ、観察事例が少ないので、虫えいができるのが実と芽のどちらが多いのか、もっと多くの虫えいをみつけて確認してみたいと思います。


寄主植物:コナスビ
撮影年月日:年月日/


2016/11/05(Sat) 18:50 No.2510
ボタンヅル? の虫えい 投稿者:小泉 正人

本日11月5日群馬県渋川市伊香保町の憩いの森で森林観察会が行われましたが、林床のあまり成長していないボタンヅルと思われる草本小さなブドウのような虫えいが作られていました。
家に持ち帰って1つを切断してみるとタマバエの幼虫と思われる虫が出てきましたので図鑑等を調べましたが該当するものが見つかりませんでしたのでご教授願いたく報告いたします。


寄主植物:ボタンヅル?
撮影年月日:2016年11月5日/群馬県渋川市伊香保町
 

2016/11/05(Sat) 18:50 No.2511
Re: ボタンヅル? の虫えい 投稿者:小泉 正人

切断写真です

寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2016/11/05(Sat) 23:25 No.2512
Re: ボタンヅル? の虫えい 投稿者:南 常雄

小泉様、ご投稿ありがとうございます。
本掲示板に、ボタンズルにハモグリバエによって形成されるゴールと、タマバエによって形成されるゴール(ボタンヅルハコブフシ、ボダンズルハマキフシ)をご投稿いただいています。写真からはボタンヅルハコブフシに似ているように思われますが、こちらではボタンズルを観察することができないので、湯川先生に連絡をいたしました。


2016/11/06(Sun) 00:02 No.2513
Re: ボタンヅル? の虫えい 投稿者:湯川淳一

小泉正人様:南さんのコメントの通り、ボタンヅルには、ボタンヅルハコブフシとボダンズルハマキフシという2種類の虫えいがタマバエによって形成されます。しかし、今回の虫えいは、ハコブフシよりかなり大きく、はっきりとはしませんが楕円体のようですので、別物かもしれません。幼虫はタマバエではなく、寄生蜂の幼虫のようですが、虫えい形成者はタマバエの可能性が高いですので、胸骨のある幼虫をご確認頂けますればありがたいと存じます。また、虫えいが植物のどの部位に、どれくらいの大きさで形成されているかも、詳しくご教示頂けますと同定の参考になります。それから、植物の方も、もし、判明致しましたら、確実な和名を教えて頂けますようお願い申し上げます。ハンショウヅルにも類似の虫えいがみられます。

2016/11/06(Sun) 12:13 No.2519
Re: ボタンヅル? の虫えい 投稿者:小泉 正人

湯川先生、南様、コメントありがとうございます。
当該植物は草刈りで矮性化していて地上部は写真のものしか無く茎も細く葉も切れ込みが深く多分ボタンヅルかなとしか思えませんでした・・・
部位は葉柄の先に出来ていたものだと推測されます。
私には手に負えませんので試料をお送りいたしますので検鏡をして戴けたらと思います。よろしくお願い申し上げます。


2016/11/07(Mon) 18:55 No.2522
Re: ボタンヅル? の虫えい 投稿者:湯川淳一

小泉正人様:標本をお送り頂けるとのこと、検鏡させて頂くのを楽しみにしています。植物の方は、私には分からないかもしれません。


2016/11/10(Thu) 19:34 No.2526
Re: ボタンヅル? の虫えい 投稿者:湯川淳一

小泉正人様:ボタンヅル(多分、ボタンヅルで良いと思われます)の虫えいをお送り頂き、誠に有難うございました。長径 3mm、短径 2.5mm 位の楕円体の虫えいが芽の部分に群れて形成されていたようですので、ボタンヅルメムレタマフシ C-2665 とさせて頂きました。

早速、虫えいを解剖して検鏡させて頂きました。9個のうち5個は空でしたが、残りの4個のうち1個に、橙赤色のタマバエ3齢幼虫が入っていました。残りの虫えいには、先日の写真と同じような寄生蜂(外部寄生蜂)の幼虫が入っていました。タマバエの幼虫の胸骨から、Asphondylia(ハリオタマバエ類)や Lasioptera (ウロコタマバエ類,Rhopalomyia (ヨモギタマバエ類),Contarinia (幼虫がジャンプするタマバエの仲間),Rabdophaga (ヤナギタマバエ類)などの属ではないことだけが分かりました。

今後は、成虫の検鏡が必要です。この時期に、枯れたゴール内に3齢幼虫がいるということは、このまま、虫えい内で越冬する可能性が大ですので、翌春、成虫が得られるかも知れません。ただし、虫えいが植物体上に残る可能性がありませんので、今のうちに採集しておく必要があると思います。もし、まだ、見つかるようでしたら、よろしくお願い申し上げます。


2016/11/10(Thu) 21:28 No.2528
Re: ボタンヅル? の虫えい 投稿者:小泉 正人

湯川先生、お忙しい中を早速検鏡して戴きありがとうございます。
やはり私が撮った写真は寄生蜂だったのですね。かなり寄生率が高いのでしょうかね?

来月10日に群馬県憩の森で冬芽の自然観察会の講師を務めますので、その前に下見がてら付近を探してみます。


2016/11/04(Fri) 23:28 No.2506
エゾノコンギクメフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

エゾノコンギクの側芽や側枝の頂部に形成される虫えいで、茎の伸長が阻害され、複数の未展葉の基部が肥厚して癒着、球ないし卵形に肥大しています。成熟したものは高さ6〜10mm、直径4〜8mm、特に変色はみられず緑色で、表面に白色の短毛が密生しています。虫えい基部の葉はややロゼット状に展開し、上部には癒着していない葉先があります。内部に長さ2〜3mmの楕円状の幼虫室が複数あり、それぞれ黄色の幼虫が1匹入っています。幼虫の前胸部に褐色の胸骨があり、先は幅が広い2角状で翼があり、基部は鉾状にやや太くなっています。発見時には幼虫が脱出済のゴールが多く、数匹の3齢幼虫を採取したのですが、ゴールの解剖時に傷をつけたり、検鏡に使ってしまい、標本を残せませんでした。
ゴール名称からは、エゾノコンギクメハナガタフシ D-0833b と同一のものかも知れません。


寄主植物:エゾノコンギク
撮影年月日:2016年9月27日/北海道函館市
 

2016/11/05(Sat) 13:22 No.2508
Re: エゾノコンギクメフクレフシ(仮称) 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様: エゾノコンギクメフクレフシ(仮称)の詳しい記載を有難うございました。エゾノコンギクメハナガタフシ D-0833b は虫えいが裂開した後の形状に基づいていますので、裂開する前は、メフクレフシだったのかもしれません。今後の観察を待ちたいと思いますが、別物の可能性もありますので、虫えい和名を、ご提案の通り、エゾノコンギクメフクレフシ D-0832 として、区別しておきましょう。次の機会に、幼虫や成虫が得られましたら、よろしくお願い申し上げます。

Aster 属の多くの種に多種類の虫えいがタマバエによって形成されますので、いつか、DNA 解析を含めた本格的な分類学的研究が必要だと思います。どなたか、若い研究者がチャレンジして下さると良いのですが。


2016/11/05(Sat) 16:52 No.2509
Re: エゾノコンギクメフクレフシ(仮称) 投稿者:南 常雄

湯川先生、さっそく、コメントおよびご教示を賜り、ありがとうございます。またゴール和名のご採用ならびにゴール番号の付与を、ありがとうございます。
発見時は、すべてのゴールが成熟していましたが、裂開したものはありませんでした。
多数のゴールが形成されていましたが、今回は、限られた場所しか観察できませんでしたので、来シーズンはその件もあせて観察したいと思います。




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