0052749
虫えい同好会掲示板
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2017/06/23(Fri) 15:55 No.2714
カシワワカメコムレタマフシ 投稿者:南 常雄

虫えい図鑑のカシワワカメコムレタマフシの項には、分布に北海道の記載がないので別のゴールかも知れませんが、ゴールの形態からは同種ではないかと思われます。ゴールが形成されている枝先を5本採集し、飼育したところ174匹の成虫が羽化しました。
同種のゴールは、2013年5月下旬に北海道日高町でミズナラでも観察いたしました。


寄主植物:カシワ
撮影年月日:2017年6月5日/北海道伊達市
 

2017/06/23(Fri) 17:59 No.2715
Re: カシワワカメコムレタマフシ 投稿者:阿部芳久

南 常雄 様

御投稿を拝見しました。カシワワカメコムレタマフシは図鑑が出版された1996年当時は九州からしか知られておらず、ゴール形成蜂に学名が与えられていませんでした。このタマバチは1998年にAndricus kashiwaphilusという学名の下に新種として記載されました。


2017/06/22(Thu) 00:20 No.2708
カマツカの虫えい? 投稿者:Tominaga

カマツカ(バラ科)の展開前の新葉が異様にふくれて赤味を帯びており、折りたたまれている葉を開くと中に幼虫が十数匹入っていました。これも虫えいでしょうか。

寄主植物:カマツカ
撮影年月日:2017年6月17日/奈良県宇陀郡御杖村三峰山
 

2017/06/22(Thu) 10:19 No.2709
Re: カマツカの虫えい? 投稿者:南 常雄

Tominaga様、ご投稿ありがとうございます。
中に入っている幼虫はタマバエでよろしいでしょうか。北海道でタマバエによって形成される同様のゴール「シウリザクラハオレフシ C-3232」が発見されています。中に白色の幼虫が複数入っていて、多い時には数十匹におびます。バラ科にタマバエが形成するハオレタイプのゴールが少ないように思います。湯川先生に連絡いたします。


2017/06/22(Thu) 15:10 No.2711
Re: カマツカの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:カマツカに形成されたハオレフシは、初めて見ました。これまで、カマツカでは、カマツカハミャクコブフシ C-3070 とカマツカハイボフシ C-3080、カマツカツボミトジフシ C-3081、カマツカミフクレフシ C-3082 の4種類のタマバエ・ゴールが知られていましたので、新発見だと思います。これも、おついでの時に、幼虫標本を確認させて下さい。その上で、虫えい番号を決定させて頂きたいと存じます。

バラ科のハオレフシは、これまで、オキナワシャリンバイハオレフシ C-3050、ノイバラハオレフシ C-3230a、サンショウバラハオレフシ C-3230b、シウリザクラハオレフシ C-3232, バラハオレフシ C-3235、ハマナスハオレフシ C-3270、ヤマブキハオレタマフシ C-3294 が知られています。

中でも、施設栽培バラで発生したバラハオレタマバエ Contarinia sp. は害虫として問題になっています(徳田・湯川, 2004; 九州病害虫研究会報 50: 77-81)。また、ノイバラハオレタマバ Dasineura sp. による加害も知られています(徳田ら、2009;日本応用動物昆虫学会誌 53: 185-188)。なお、サンショウバラとハマナスのタマバエも Dasineura sp. です。このように、同じようなハオレフシでも、タマバエの属が異なりますので、要注意です。


2017/06/22(Thu) 21:53 No.2713
Re: カマツカの虫えい? 投稿者:Tominaga

南 常雄 様、コメントありがとうございます。
幼虫はタマバエと思います。幼虫の色は大きいものでは赤味を帯びていました。
「北海道の虫こぶ(虫えい)」を拝見させていただきました。虫えいは枝先の2〜3枚にできていましたが、もう少し生長するとシウリザクラのような形態になるのかもしれません。

湯川先生、ご教示ありがとうございます。
カマツカハミャクコブフシは同じ日に別のカマツカで見ました。1日で2種類のカマツカ虫えいが見られるとは思いませんでした。
ハオレフシの幼虫標本は他の不明種とともにお送りさせていただきます。


寄主植物:カマツカ
撮影年月日:2017年6月17日/奈良県宇陀郡御杖村三峰山


2017/06/19(Mon) 23:43 No.2705
ヒメシャラの虫えい 投稿者:Tominaga

連続投稿すみません。
ヒメシャラの葉に虫えいがみられました。掲示板で以前に「ナツツバキハフクレフシ」(投稿No.406、小泉さま)が紹介されていましたが、両面にふくらんでいるところはよく似ていると思いました。なお、持ち帰った虫えいから白い幼虫が出てきました。1個の虫えいに1匹ずつ入っていたようです。ナツツバキ虫えいの形成者と同じものでしょうか。


寄主植物:ヒメシャラ
撮影年月日:2017年6月17日/奈良県宇陀郡御杖村三峰山
 

2017/06/20(Tue) 18:48 No.2706
Re: ヒメシャラの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominagasa 様:ヒメシャラの虫えいのご投稿、有難うございました。これまで、ヒメシャラハミャクコブフシ C-2777 が、神奈川県箱根町(掲示板 2185)と宮崎県のえびの市と小林市で見つかっています。これと同じものだと思います。奈良県から、初めてです。

ナツツバキハフクレフシ(投稿No.406、小泉正人様)からは、まだ、タマバエの幼虫が確認されておりません。ハフクレフシですので、多分、ハミャクコブフシのタマバエとは、別物だと思います。

なお、ヒメシャラからは、ヒメシャラメウロコフシ C-2774(神奈川県箱根町)、とヒメシャラハグキコブフシ C-2776 (屋久島)が知られています。


2017/06/20(Tue) 22:41 No.2707
Re: ヒメシャラの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ありがとうございます。「ヒメシャラハミャクコブフシ」(C-2777)で記録させていただきます。
掲示板の確認が不十分で気がつきませんでした。箱根町(投稿No.2185、小川さん)の虫えいを見ると赤く色づいていますが、こちらは林内の低木で日当たりが悪く色づいていなかったようです。
ヒメシャラは太平洋側のブナ帯に広く分布していますので、他地域でもみつかりそうですね。あと奈良県には近縁種のヒコサンヒメシャラもありますので気をつけてみたいと思います。


2017/06/22(Thu) 11:21 No.2710
Re: ヒメシャラの虫えい 投稿者:小泉正人

Tominagaさま・・・私が赤城山で見たナツツバキハフクレフシは葉裏側には膨らんでいませんでした。
幼虫は白く1匹でした。その後も赤城山系では何か所かで確認しています。


寄主植物:
撮影年月日:年月日/


2017/06/22(Thu) 21:24 No.2712
Re: ヒメシャラの虫えい 投稿者:Tominaga

小泉 様、ご指摘ありがとうございます。
ナツツバキの葉裏にもふくらんでいるように見えてしまったようで、間違ってすみませんでした。
今回みたヒメシャラは葉表より葉裏のほうが大きくふくらんでいましたので、違うことに気づくべきでした。
奈良県にはナツツバキもありますが、ヒメシャラほどは多くありません。紀伊山地の大台ケ原や大峰山脈には比較的多いようですので、気をつけてみます。


寄主植物:ヒメシャラ
撮影年月日:2017年6月17日/奈良県宇陀郡御杖村三峰山


2017/06/19(Mon) 21:47 No.2700
ノササゲの虫えい? 投稿者:Tominaga

今度は、ノササゲ(マメ科)の葉で虫えいらしきものを見つけました。葉が薄いためかホドイモのように肉厚にはなっていませんでしたが、中には白い幼虫が1〜2匹入っていました。
これも虫えいと言ってよいでしょうか。

あと、ユクノキ(マメ科)でも虫えいと思われるものがありました。折れたたんだ葉の中肋付近がいびつに縮れその中に幼虫がいたようですが、すでに幼虫は出て行ったあとでした。内部は表面が食べられた跡がありました。
新葉が展開する前に虫えいが形成されはじめ、中肋付近が虫えいとなり、周りは普通に葉として生長して開くという感じでしょうか。


寄主植物:ホドイモ
撮影年月日:2017年6月17日/奈良県宇陀郡御杖村三峰山
 

2017/06/19(Mon) 21:52 No.2701
Re: ノササゲの虫えい? 投稿者:Tominaga

ユクノキの虫えいと思われる写真です。わかりにくくてすみません。

寄主植物:ユクノキ
撮影年月日:2017年6月17日/奈良県宇陀郡御杖村三峰山


2017/06/19(Mon) 21:56 No.2702
Re: ノササゲの虫えい? 投稿者:Tominaga

No.2700の投稿で奇主植物をホドイモとしていますが、ノササゲの間違いです。たいへん申し訳ありませんでした。

2017/06/19(Mon) 22:13 No.2703
Re: ノササゲの虫えい? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ノササゲやユクノキの虫えいのご投稿を有難うございました。また、先般のホドイモをノササゲに修正しておきます。今度の虫えいもタマバエによって形成された可能性が大きいですね。一種のタマバエが、次々とマメ科の寄主植物を使って世代を繰り返していることも考えられますね。急ぎませんので、おついでの時で結構ですから、幼虫標本を拝見させて下さい。

2017/06/19(Mon) 23:29 No.2704
Re: ノササゲの虫えい? 投稿者:Tominaga

湯川先生、いつもありがとうございます。上記のような虫えいは「ハオレフシ」と呼んでよいものでしょうか。
今回の山歩きでは虫えいがいろいろみられました。不明の幼虫標本がまだありますので、まとめてお送りするようにします。


2017/06/11(Sun) 17:56 No.2694
ホドイモの虫えい 投稿者:Tominaga

ホドイモ(マメ科)の頂小葉(まれに側小葉も)に虫えいがみられました。割ってみると、白い幼虫が多数(大きさも様々)入っていました。虫えい図鑑に載っていませんでしたのでご教示ください。

先日のボタンヅルハコブフシも同じ場所だったので確認すると、色は特に変化なく、ほとんどの虫えいで穴が開いていて中身はカラでした。別のボタンヅルでは葉の縁が巻いたようになって変色しているものがあり、開いてみると幼虫がいました。これも虫えいでしょうか。

その他、キブシハコブケフシ(C-4070)があり、裏の毛が密生した部分にフシダニではなく別の幼虫がいましたが、これは二次利用者かもしれません。あと、ボダイジュハツノフ( C-4010b)もありました。

マタタビはすでに開花しており、雌花の蕾を見ているとすでに虫えいが形成され始めていました。いい天気でしたのでタマバエらしいものは残念ながら見られませんでした。


寄主植物:ホドイモ
撮影年月日:2017年6月10日/奈良県高取町
 

2017/06/12(Mon) 22:13 No.2695
Re: ホドイモの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ホドイモの虫えいのご報告、有難うございました。これまで、ホドイモから虫えいが発見されたことがありません。お手柄の新発見です。白い幼虫が多数入っていたと言うことですので、タマバエによる虫えいの可能性が高いです。いずれにせよ、幼虫を拝見した上で、タマバエの虫えいと確定し、虫えい和名と虫えい番号を決定したいと存じます。何かのおついでの時で結構ですので、幼虫標本をお送り頂けますと有難いと存じます。

マタタビの虫えいも、奈良県で初めての発見です。

残念ながら、フシダニの虫えいの都道府県別の採集記録は、私の手元にありませんので、なんとも言えませんが、ボダイジュはハツノフシの寄主植物として、初めてではないかと思います。フシダニのご専門の方が、この掲示板をご覧になっておられましたら、コメントをよろしくお願い致します。



2017/06/12(Mon) 22:17 No.2697
Re: ホドイモの虫えい 投稿者:Tominaga

追加情報です。別の場所でホドイモの同じ虫えいを確認しました。採取して袋に入れておいたら赤い幼虫が多数出てきましたので、恐らくナンテンハギハオレフシと同じ形成者:オオバクサフジマダラタマバエではないかと思います。
確認場所の標高は高取町で450m付近、宇陀市で250m付近でしたので、より高い場所にある高取町の虫えい内の幼虫は十分に育っていなかったようです。その後、高取町の虫えいからも赤い幼虫が出てきましたので、同じ形成者だろうと思います。
しっかり確認せずに投稿してしまい申し訳ありませんでした。


寄主植物:ホドイモ
撮影年月日:2017年6月11日/奈良県宇陀市室生区三本松


2017/06/14(Wed) 22:48 No.2698
Re: ホドイモの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ありがとうございました。
ナンテンハギとホドイモでは生育環境が異なりますので、形成者も違う可能性がありそうです。近いうちに幼虫の標本をお送りしたいと思います。

マタタビの虫えいは普通に見られますが、植物屋がその情報を記録することはほとんどないと思います。虫えいの記録をどのように残せばよいのか難しいところです。

ボダイジュは寺の近くにあったもので植えられたものと考えられます。ボダイジュ自体が稀にしかないのでハツノフシがどの程度みられるのかわかりませんが、今後も気を付けてみたいと思います。


2017/06/10(Sat) 14:10 No.2692
タンポポハフクレフシ 投稿者:湯川淳一

皆様へお願い:
この写真は、巣瀬司さんが札幌市の北大構内で撮影されたタンポポハフクレフシで、恐らくセイヨウタンポポだと思います。南さんも同じく北海道旭川市でセイヨウタンポポハフクレフシを発見され、成虫の羽化に成功されています。南さんから頂いた成虫標本をスミソニアン博物館に持っていき、ガニエさんと一緒に検鏡したところ、ヨーロッパで知られている Cystiphora taraxaci に極めて近いと言う結論になりました。これを確認するために、ヨーロッパのタンポポのゴールから得られた幼虫と比較したいと思い、現在、ヨーロッパのタマバエ研究者に標本を依頼中です。

そこで、日本の在来タンポポにも、このようなゴールができていないか、大変気になっております。もし、ゴールが見つかって幼虫が得られましたら、これも一緒に DNA 解析し、外来タマバエか在来タマバエか調べて見たいと思っています。これからが、ゴールが顕著になる時期です。もし、皆様のお近くで、外来、在来を問わず、タンポポハフクフシが見つかりましたら、ぜひ、掲示板でご一報頂けますようお願い申し上げます。

ちなみに、外来タマバエは、在来植物に寄主範囲を広げることは、極めて稀で、必ず、日本に侵入した外来植物にのみゴールを形成します。そのような例は、これまで、日本で6例知られています。ソルガムタマバエ(ソルガム)、マンゴーハフクレタマバエ(マンゴー)、ランツボミタマバエ(このタマバエは、元々、広食性で、ハワイでは、ラン以外に、ハイビスカスやプルメリアにもゴールを作ります。沖縄に侵入してから、ニガウリでも見つかりました)、ハリエンジュタマバエ(ハリエンジュ = ニセアカシア)、ブルーベリータマバエ(ブルーベリー)。6例目は、ハンマーさんが掲示板に投稿されたアメリカハイビャクシンのハイビャクシンタマバエです。最近論文になりました。PDF をご希望の方にはお送りします。南さんにご連絡下さい。

それから、先日来、投稿とコメントがありました、ゲッケイジュトガリキジラミも外来種で、ゲッケイジュも、本来、ヨーロッパ南部の植物です。このキジラミが、日本のクスノキ科植物に寄主範囲を広げるのかどうか(同属種でないと無理かもしれませんが)、興味のあるとこです。

外来種問題は、今、注目されています。今後ともよろしくお願い申し上げます。




寄主植物:セイヨウタンポポ
撮影年月日:1982年7月日/札幌市北大構内
 

2017/06/10(Sat) 17:27 No.2693
Re: タンポポハフクレフシ 投稿者:南 常雄

湯川先生、ご投稿ならびにご教示を、ありがとうございます。
寄主が外来種だったので、昨年セイヨウタンポポハフクレフシを発見した場所で、周辺に在来種のタンポポが自生していないか観察しました。5月下旬の開花時期に、総苞を観察した結果、セイヨウタンポポしか発見できませんでした。昨年ゴールが形成されていた株にマーキングをしておきましたが、それもセイヨウタンポポでした。
現在、旭川市内では2ヶ所だけですが、札幌でも発見されたということで、道内に広く分布する可能性がありそうですので、今年も観察をつづけます。


2017/06/12(Mon) 22:16 No.2696
Re: タンポポハフクレフシ 投稿者:湯川淳一

南 常雄 様:早速のコメント、有難うございました。引き続き、よろしくお願い申し上げます。また、群馬県と韓国からも、直接、ご連絡を頂きました。これからが楽しみです。

2017/06/06(Tue) 22:38 No.2679
ナンテンハギハオレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

たびたびすみません。ナンテンハギの葉の部分に虫えいができていましたが、虫えい図鑑には写真が載っていませんのでナンテンハギハフクレフシかどうかご教示ください。
最初は芽がふくらんでいるのかと思いましたが、成長して葉が大きくなると葉が折れて基部付近がふくらんでいるということがわかりました。虫えいは群生するナンテンハギのなかで多く見られました。

その他、フジハフクレフシ、サワフタギツボミフクレフシもみつかりました。サワフタギにはシロシタホタルガの派手な幼虫がいて、それを捕食していたウシカメムシもみられて面白かったです。


寄主植物:ナンテンハギ
撮影年月日:2017年6月4日/奈良市都祁南之庄町
 

2017/06/07(Wed) 21:44 No.2682
Re: ナンテンハギハオレフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご投稿有難うございます。ご賢察の通り、ナンテンハギハオレフシ C-3446b です。これまで、岩手県や千葉県、静岡県で発見されています。オオバクサフシやクサフジにも、同様な虫えいが形成されます。形成者は、オオバクサフジマダラタマバエ Dasineura shinjii Skuhravá, 1986 とされています。

私も、最近、静岡県牧之原市から虫えいをお送り頂き、解剖したばかりです。この時期、半数以上の虫えいからは、幼虫が脱出済みでした。残りの虫えいには、赤色の3齢幼虫が1ー3匹入っていました。幼虫は土中で夏、秋、冬を過ごして、翌春、羽化する年1化性と思われるのですが、静岡では晩秋期にも虫えいが見られるとのご報告もありますので、1化性ではなく、多化性の可能性もあります。今後、夏や秋も新鮮な虫えいが見られますかどうか、ご確認頂けますれば幸いです。

フジハフクフシ C-3530b とサワフタギツボミフクレフシ D-0233 共に奈良県から初めての発見です。

今後とよろしくお願い申し上げます。


2017/06/07(Wed) 22:41 No.2684
Re: ナンテンハギハオレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示いただきありがとうございます。ナンテンハギハオレフシ C-3446b として記録させていただきます。
私はオオバクサフジ、クサフジはまだ見たことがありませんが、近年はクサフジに似た帰化植物のナヨクサフジが増えています。そういえば同属のエビラフジには形成されないのでしょうか(生育環境が異なるのでできないのかもしれません)。
夏から秋にかけてのナンテンハギも注意してみたいと思います。

念のため、フジハフクレフシ C-3530b の写真をのせます。


寄主植物:フジ
撮影年月日:2017年6月4日/奈良市都祁南之庄町


2017/06/07(Wed) 22:49 No.2685
Re: ナンテンハギハオレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

サワフタギツボミフクレフシ D-0233 の写真です。
縦に切ってみたところ、子房部分がふくらんでいて幼虫の部屋がありました。また、おしべの残骸も残っていました。正常な果実はできていなかったと思います。


寄主植物:サワフタギ
撮影年月日:2017年6月4日/奈良市都祁南之庄町


2017/06/08(Thu) 01:23 No.2687
Re: ナンテンハギハオレフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:フジハフクフシ C-3530b とサワフタギツボミフクレフシ D-0233 の写真をアップして下さり、有難うございました。まさに、その通りです。これらのゴールからも幼虫が脱出しますので、成虫の得難いタマバエです。

2017/06/08(Thu) 22:10 No.2689
Re: ナンテンハギハオレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご確認いただきありがとうございました。
サワフタギツボミフクレフシは、南 常雄 様の「北海道の虫えい(虫こぶ)」で確認させていただきました。


2017/06/17(Sat) 22:54 No.2699
Re: ナンテンハギハオレフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

先日、植物図鑑の「改訂新版 日本の野生植物2」(平凡社、2016年)を見ていたときに、ビワコエビラフジ(PL.181の6)の写真で、左側に出ている葉の小葉2枚の形が虫えい(ハオレフシ)ではないかと思いました。機会がありましたら確認していただければと思います。
ビワコエビラフジはエビラフジの亜種で、クサフジやオオバクサフジと同じ属です。近畿では滋賀県や京都府に分布しており、奈良県には見られないものですが、京都市でみたことがあります。機会があれば探してみたいと思います。


2017/06/06(Tue) 20:55 No.2678 ホームページ
ゲッケイジュのキジラミ 投稿者:なにがし

はじめて書き込みさせていただきます。宜しくお願い致します。

うちの庭にゲッケイジュがあるのですが、毎年キジラミが発生しています。
今年はどうも例年以上に爆発的に発生しているようです。
添付写真のように、丸まった若葉の中に幼虫がひしめいています。
twitterにて「ゲッケイジュトガリキジラミ」ではないかと教えていただいたのですが、ググっても意外と事例が出てきません。
けっこう珍しかったりするんでしょうか?
虫こぶの名前もわかればと思い、ご相談させていただきました。

参照URLに他諸々の写真を載せたブログ記事を貼りましたので、ご参考になれば幸いです。


寄主植物:ゲッケイジュ
撮影年月日:2017年6月4日/愛知県名古屋市中村区
 

2017/06/07(Wed) 21:24 No.2681
Re: ゲッケイジュのキジラミ 投稿者:湯川淳一

なにがし様:ゲッケイジュのキジラミのご投稿、有難うございました。早速、キジラミのご専門の先生に連絡を致しましたので、コメントを頂けるものと思います。しばらくお待ち下さいますようお願い申し上げます。


2017/06/07(Wed) 22:18 No.2683 ホームページ
Re: ゲッケイジュのキジラミ 投稿者:なにがし

湯川様
早速のお返事ありがとうございます。楽しみにお待ちしております!


2017/06/08(Thu) 01:20 No.2686
Re: ゲッケイジュのキジラミ 投稿者:湯川淳一

なにがし様:キジラミのご専門の宮武頼夫先生から、下記のようなご返事を頂きましたので、私が代わりまして、アップさせて頂きます。

このゴールは、明らかに外来種のゲッケイジュトガリキジラミ Trioza alacris Flor, 1861が形成したものです。本種を日本から初めて記録したのは、故薄葉 重氏で、2007年に出版された「虫こぶ入門(増補版)」(八坂書房)の p.265 (補遣)に掲載されています。薄葉氏は東京都と埼玉県で発見されていますが、現在の所、関東地方だけで、関西では新葉を見るといつもチェックするのですが、まだ、ゴールをみたことはありません。ヨーロッパ、北アフリカ、南北アメリカに分布するようですが、その他の地域へ広がっているかどうか、情報を持っていません。関東地方ではもうかなり広がっていると思いますが、それもよく把握していません。よろしければ、見つけた場所(地名)をお教え下さい。できれば、実名で同好会誌なりに発表していただくのが良いと思います(引用できるので)。東京農大出身のキジラミの専門家、松本浩一さんをご存じでしたら、お尋ねになれば私よりもっと関東などの情報をお持ちだと思います。


2017/06/08(Thu) 21:20 No.2688 ホームページ
Re: ゲッケイジュのキジラミ 投稿者:なにがし

湯川様

宮武先生へご連絡いただき、ありがとうございました。
ひとまず本種がゲッケイジュトガリキジラミとわかって良かったです。
もう少しデータを集めてどこかに投稿できればと思います。


2017/06/03(Sat) 15:24 No.2662
ツクシイバラの葉に真っ赤な虫こぶ 投稿者:とるばどおる

人吉の球磨川支流にツクシイバラを見に行って、去年の実でもあったらプランターに植えてみようかなと探していると、こんなものが見つかりました。とてもきれいな小さな棘のある球体で、色も鮮やか。1カ所見つけるとあっちこっちに散在してることに気付きました。といっても、私の場合は採取しないから役立たずですね。ブログを遡ってもバラの虫こぶがなかったので、とりあえずのサンプルに貼らせて頂きます。
と書いたところで、今西さんが投稿していらっしゃいました。


寄主植物:ツクシイバラ
撮影年月日:2017年6月1日/くまがわ鉄道木上駅そばの河川敷
 

2017/06/03(Sat) 16:17 No.2664
Re: ツクシイバラの葉に真っ赤な虫こぶ 投稿者:南 常雄

とるばどおる様、ご投稿ありがとうございます。
バラハタマバチによってノイバラなどの葉裏に形成される虫こぶで、バラハタマフシと言います。複数のノイバラ類で確認されていて、いずれも形状は球形で表面に刺状の小突起がありますが、寄主や生育地の環境などによって表面の色などは異なるかも知れません。


2017/06/03(Sat) 18:06 No.2665
Re: ツクシイバラの葉に真っ赤な虫こぶ 投稿者:湯川淳一

とるばどおる様:ご投稿、有難うございました。この時期によく見られるタマバチの虫こぶです。南さんのコメントの通りですが、さらに詳しいコメントを、タマバチのご専門の九州大学の阿部芳久先生にお願いしておきます。

2017/06/04(Sun) 00:33 No.2669
Re: ツクシイバラの葉に真っ赤な虫こぶ 投稿者:とるばどおる

南様、湯川様、早速のご回答ありがとうございました。バラハタマフシですね、しっかり覚えました。中にウジが棲んでいるとは思えない、色も形もとってもきれいな珠でしたよ。
寄主や生育地環境によって異なるということは、バラハタマバチが何種類もいるのですね。最大の大きさは1センチほどでどれも同じでしたが、それ以下の小さなものはいろいろなレベルがありました。色付きの完成度は同じなのに、中に入っている頭数が少ない、もしくはまだ幼いということなのでしょうか? この赤は芽吹きの色、花弁の色(ツクシイバラの花は咲き始めがこのタマフシをほんの少し薄くしたような色)、紅葉の色など、植物が持っているアントシアニン?を抽出するのでしょうか? あんな小さな突起では防御にならないような、棘にはどういう役割があるのでしょうね。 


2017/06/04(Sun) 10:40 No.2671
Re: ツクシイバラの葉に真っ赤な虫こぶ 投稿者:阿部芳久

御指名いただきましたので一言コメントします。この虫こぶは南様が御指摘のようにノイバラタマバチによって形成されたものです。ノイバラに虫こぶを形成するタマバチは1種だけですが、同居蜂(ヤドカリタマバチ)は2種が知られています。同居蜂(ヤドカリタマバチともいいます)は虫こぶ形成蜂と同じタマバチ科に属していますが、自分では虫こぶを形成しません。雌バチがまだ小さい、形成初期のノイバラタマバチの虫こぶに産卵します。同居蜂の幼虫はノイバラタマバチの幼虫よりも発育が迅速で、虫こぶの内部の組織を先取りして摂食し、占拠してしまい、ノイバラタマバチは自分の幼虫室を拡張できずに死んでしまいます。金平糖のような虫こぶを割ってみて複数の幼虫室を含んでいる場合は、同居蜂によって占拠された虫こぶと考えられます(形成蜂の場合、幼虫室は1つです)。
とるばどおる様が見つけた虫こぶは6月に地面に落ち、翌春、ノイバラタマバチが羽化してきます。同居蜂に占拠された、あるいはノイバラタマバチ幼虫が寄生蜂に寄生された虫こぶは6月を過ぎても葉上に残っていることが多いようです。


2017/06/04(Sun) 14:21 No.2672
Re: ツクシイバラの葉に真っ赤な虫こぶ 投稿者:とるばどおる

阿部様、詳しい解説をありがとうございました。
形成蜂の他に、陣地を横取りする同居蜂、その上、形成蜂の幼虫に寄生する寄生蜂の3種類が、あのきれいな珠の中で次に受け継ぐ命を育むんですか。ノイバラタマバチが住居を奪われ、幼虫が餌食になっても死滅してしまわないということは、他の2種を遙かに超える産卵数なのでしょうね。そうでした、形成蜂がいなくなったら、他の2種も同じ運命を辿るわけだ。6月なのはノイバラの花の咲く時期、実を形成し始める時期、光合成が最も活発化する栄養価が高い時期と重なるのですね。6月が一つの分岐点ということなので、人吉までは行けませんが、観察している福岡の舞鶴公園にもノイバラは散見しますから、様子を見てみようと思います。6月に地面に落ちればノイバラタマバチは休眠に入る、他の2種がそのままということは摂食して成長し続ける。産卵時期のずれのためかな。今年はノイバラの茂みが白い花で遠目からもよく目立つのですが、濠上の土手の傾斜地なので、バラハタマフシを間近に見るのは難しいかもです。近寄りがたいので伐採を逃れてるのでしょう。


2017/06/06(Tue) 12:04 No.2677
Re: ツクシイバラの葉に真っ赤な虫こぶ 投稿者:湯川淳一

阿部 芳久 様
ツクシイバラの葉の虫こぶにつきまして、早速、ご教示を頂き有難うございました。同居蜂や寄生蜂に関する情報は、掲示板をご覧いただいています皆様に、興味を持って頂けたことと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。


2017/06/01(Thu) 00:01 No.2655 ホームページ
ノイバラ(野茨) "Rosa multiflora" の虫えい 投稿者:今西健一

庭のノイバラ(野茨) "Rosa multiflora" に丸くて綺麗なものを見つけました。切ってみました。写真の虫が入っていました。
 

2017/06/01(Thu) 00:33 No.2656
Re: ノイバラ(野茨) "Rosa multiflora" の虫えい 投稿者:南 常雄

今西健一様、ご投稿ありがとうございます。
出張サービスはいたしておりませんので、こちらへ写真を添付してください。


2017/05/31(Wed) 00:19 No.2652
ボタンヅルの虫えい 投稿者:Tominaga

先日、奈良の山でボタンヅルに虫えいがあるのを見つけました。葉の裏表に多数できていて表面に毛が密生していました。
掲示板の過去ログを調べると、Nabita様(No.991)が報告されていた未熟なボタンヅルハコブフシと同じものと思いますが、いかがでしょうか。


寄主植物:ボタンヅル
撮影年月日:2017年5月27日/奈良県高取町
 

2017/05/31(Wed) 16:44 No.2654
Re: ボタンヅルの虫えい 投稿者:南 常雄

Tominaga様、ご投稿ありがとうございます。
ボタンヅルハコブフシ C-2667b で間違いないと思います。湯川先生に連絡をしましたが、出張中ですので、コメントは週末以降になると思いますのでお待ちください。


2017/06/01(Thu) 08:28 No.2658
Re: ボタンヅルの虫えい 投稿者:akaitori

二年前に私も似たものを見ました。


寄主植物:ボタンヅル
撮影年月日:2015年6月28日/東京都八王子市


2017/06/01(Thu) 16:18 No.2659
Re: ボタンヅルの虫えい 投稿者:南 常雄

akaitori様、ご投稿ありがとうございます。
成熟したゴールは赤くなるんですね。


2017/06/01(Thu) 23:07 No.2661
Re: ボタンヅルの虫えい 投稿者:Tominaga

南 常雄 様、いつもお手数をおかけして申し訳ありません。
akaitori 様、情報ありがとうございます。成熟した虫えいが赤くなるのか継続観察してみたいと思います。


2017/06/03(Sat) 18:26 No.2666
Re: ボタンヅルの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ご投稿、有難うございました。写真のゴールは、ご賢察通り、ボタンヅルハコブフシ C-2667b です。私は、和歌山県と香川県で見つけました。類似のハンショウヅルハコブフシ C-2667a は、埼玉県で見つかっています。

会議と採集で、和歌山県に出かけていました。Tominaga 様のお知り合い(?)のゾウムシの M さんのご案内で、旧龍神村方面に行ってきました。和歌山県で発見されたタマバエゴールの種類数が100を超えましたので、そろそろ、まとめようと思っています。奈良県の記録が追いついてくれますように、楽しみにしております。今後ともよろしくお願い申し上げます。


2017/06/04(Sun) 19:08 No.2673
Re: ボタンヅルの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、コメントいただきありがとうございます。ボタンヅルハコブフシ C-2667b ということで記録させていただきます。採取してきた虫えいから幼虫が出てきて動き回っています。

私は虫屋さんの知り合いはほとんどいませんが、和歌山自然史博物館友の会や南紀生物同好会に所属していますので、Mさんのお名前は見たことがあると思います。
今年は和歌山での仕事がいくつかありますので、何かみつけたらお知らせいたします。


2017/05/28(Sun) 18:39 No.2647
エゴノキのつぼみのゴール 投稿者:ハンマー

写真のゴールはエゴノキのつぼみの子房が肥大したもののように見えます。内部には大きな幼虫室があって、複数のタマバエ幼虫がみられました。写真は5月20日の撮影ですが、5月28日には脱落したのか、ほとんど見られませんでした。
外観上、エゴノキメフクレフシに似ているように見えますが、同じ木で比べると、ゴールが成熟する時期は写真のゴールの方がメフクレフシよりも早いようです。


寄主植物:エゴノキ
撮影年月日:2017年5月28日/兵庫県篠山市
 

2017/05/28(Sun) 18:55 No.2648
Re: エゴノキのつぼみのゴール 投稿者:ハンマー

エゴノキのつぼみのゴールとしては、虫えい図鑑にエゴノキツボミフクレフシ(D-017)が記載されていますが、上の写真のゴールほど大きく肥大せず、幼虫室には幼虫1匹のみが入っているとのことで、添付写真のゴールをツボミフクレフシと認識しています。


寄主植物:エゴノキ
撮影年月日:2017年5月28日/兵庫県三田市


2017/05/29(Mon) 20:16 No.2649
Re: エゴノキのつぼみのゴール 投稿者:湯川淳一

ハンマー様:ご投稿、有難うございました。エゴノキのゴールに詳しい佐賀大学の徳田 誠 先生にコメントを頂きましょう。連絡をしておきます。

2017/05/30(Tue) 08:53 No.2651
Re: エゴノキのつぼみのゴール 投稿者:akaitori

徳田誠著「植物をたくみに操る虫たち」、先日図書館で借りて今読んでいます。

2017/05/31(Wed) 14:06 No.2653
Re: エゴノキのつぼみのゴール 投稿者:徳田 誠

佐賀大学の徳田と申します。非常に珍しいゴールだと思います。

ハンマーさんがご指摘のように、外観や内部の構造はエゴノキメフクレフシによく似ておりますが、蕾にこのようなゴールができたのはこれまで見たことがありませんし、こちらもハンマーさんがご指摘のように、ツボミフクレフシとは異なるゴールのように見えます。

同じ木にメフクレフシが形成されているようですので、例えば一部の個体の羽化時期がずれたなど、何らかの理由で、本来は芽に形成されるべきゴール(メフクレフシ)がツボミに形成された可能性が高いように感じております。
もしこのツボミのゴールの幼虫と、同じ木の通常のメフクレフシの幼虫の標本があるようでしたら、私の方でDNA解析により比較してみることも可能です。もし必要でしたらお申し付け頂けますと幸いです。

ーーー
akaitori様、拙著をお読み下さっているそうで恐縮です。



2017/06/01(Thu) 06:31 No.2657
Re: エゴノキのつぼみのゴール 投稿者:ハンマー

湯川先生 お手数をおかけしました。

akaitori様 私も先日、徳田先生のご著書を拝読いたしました。大変、興味深く、また、私のような年齢のものには先生の生き方が、少しまぶしく感じられました。

徳田先生 今回のエゴノキのツボミのゴールは、多分、私の通う場所では珍しくはないもののように、思われます。昨年はエゴノキにほとんど花がつかなかったので、見られませんでしたが、一昨年と今年は複数の木に同様のゴールが見つかりました。このゴールの幼虫の標本は採りましたが、同じ木のメフクレフシは採集しておりませんので、この週末に、まだあれば、採集してお送りします。
 また、昨年採集したままお送りしていない、葉のゴールの幼虫標本も、なんとか整理してお送りしたいと思いますので、よろしくお願いします。
 なお、2015年7月15日付で投稿したNo.1583(現在11ページにあります。)のエゴノキの実のゴールと思われるものについても、今年は情報を追加して、お聞きしたいと考えておりますので、よろしくお願いします。


2017/06/03(Sat) 15:31 No.2663
Re: エゴノキのつぼみのゴール 投稿者:徳田 誠

ハンマー様
ご連絡&メッセージを賜り誠にありがとうございます。大変恐縮です。
もしメフクレフシの標本も採れましたら是非比較させて頂ければと思います。他のエゴノキの標本も整理してお送り頂けるそうで大変ありがたいです。No. 1583 の実のゴール(と幼虫)もすごいですね。このゴールも私は今まで見たことがありません。追加の情報を楽しみにしております。


2017/06/03(Sat) 18:30 No.2667
Re: エゴノキのつぼみのゴール 投稿者:湯川淳一

徳田 誠 様:エゴノキのゴールに関する貴重なコメントを有難うございました。今後とも、よろしくお願い致します。

2017/05/28(Sun) 07:24 No.2646
ミズメの虫えい 投稿者:小泉正人

御無沙汰しております。久しぶりの投稿です・・・
先日、群馬県憩の森で樹木学実習をしたのですがミズメの葉に袋状の虫えいが作られていました。同じようなものが林業試験場のミズメにも作られていて形成主はアブラムシの仲間でした。
マンサクの虫えいのマンサクハイボフシアブラムシはダケカンバに、マンサクフクロアブラムシはシラカバに、マンサクメイガフシワタムシはウダイカンバに移住して袋状の虫えいを作ると言われていますがミズメの虫えいも同様のものでしょうか? そして形成主は何なのか分かりましたらご教授お願いいたします。


寄主植物:
撮影年月日:2017年5月26日/群馬県渋川市伊香保町
 

2017/06/03(Sat) 18:36 No.2668
Re: ミズメの虫えい 投稿者:湯川淳一

小泉正人様:ミズメの虫えいについて、南さんから、北大の秋元先生に問い合わせをして頂きましたが、ご存知ないとのご返事だったようです。私も見たことがありません。初めてのものかも知れません。

全国のアブラムシ研究者の皆様:このご投稿をご覧になりましたら、ぜひ、コメントを頂きたくお願い申し上げます。私の方からも、個別にメールを差し上げるかも知れませんので、よろしくお願い申し上げます。


2017/06/04(Sun) 00:35 No.2670
Re: ミズメの虫えい 投稿者:青木重幸

ミズメに寄生するHamamelistes属のアブラムシで知られているのはH. kagamiiです。写真の印象からは、この種で間違いないと思います。本種がマンサクの芽に形成するゴールはH. betulinusのものに似ていますが、突起の数が少ないですね。

2017/06/05(Mon) 09:43 No.2674
Re: ミズメの虫えい 投稿者:小泉正人

湯川先生、青木先生、ご回答ありがとうございました。
マンサクの虫えいはマンサクメイボフシと言うことになるのですね。林試及び憩の森のマンサクを探してみます。


2017/06/05(Mon) 15:26 No.2675
Re: ミズメの虫えい 投稿者:青木重幸

『日本原色虫えい図鑑』のC-290bの写真のゴールは「マンサクメイボフシ」となっていますが、これはHamamelistes kagamiiではなく、H. betulinusのゴールだと思います。当時は、マンサクにゴールを形成する日本産のHamamelistes属は2種だけと考えられていましたが、実際には3種で、H. miyabeiがC-290aの「マンサクメイガフシ」を形成し、2次寄主がウダイカンバ、H. betulinusがC-290bのゴールを形成し、2次寄主はシラカンバ、ダケカンバなど、H. kagamiiはC-290bのゴールに似ていますが表面の突起数がやや少ないゴールを形成し、2次寄主はミズメです。したがって、マンサク上のゴールの名前が1つ不足しているのが現状です。

2017/06/06(Tue) 12:00 No.2676
Re: ミズメの虫えい 投稿者:湯川淳一

青木重幸様
ミズメの虫えいにつきまして、早速、ご教示を頂き、誠に有り難うございました。大変助かりました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。


2017/06/06(Tue) 23:38 No.2680
Re: ミズメの虫えい 投稿者:小泉正人

アブラムシの世界は難しいです。益々わからなくなってしまいました・・・
H. betulinusがマンサクメイボフシを形成するアブラムシで2次寄生はダケカンバ・・・
H. kagamiiはマンサク上の名前が無く、形態は表面の突起数がやや少ないゴールで、2次寄生はミズメと云うことですかね?


2017/05/17(Wed) 23:20 No.2643
ヤブウツギの虫えい 投稿者:Tominaga

ヤブウツギの芽の部分にできていました。これはウツギメタマフシでしょうか?

寄主植物:ヤブウツギ(スイカズラ科)
撮影年月日:2017年5月14日/愛媛県東温市滑川渓谷
 

2017/05/19(Fri) 15:06 No.2644
Re: ヤブウツギの虫えい 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:ヤブウツギメタマフシ D-0610e のご投稿を頂き、誠に有り難うございました。ご賢察の通り、この虫えいは、タニウツギや、ツクシヤブウツギ、ハコネウツギ、ニシキウツギ、ヒオイウツギなどに形成されるものと同じで、ノブドウミタマバエ Asphondylia baca が冬寄主として利用しているものです。これらの虫えいは愛媛県から記録がありませんでしたので、初めての発見です。

ノブドウミタマバエのように夏寄主と冬寄主を使い分け、寄主交代をするタマバエは、この他に、ダイズサヤタマバエ(夏寄主:ダイズなどマメ科)(冬寄主:ヒイラギやバクチノキなど)が知られています。冬寄主が不明なのは、ブドウミタマバエ(栽培ぶどうの害虫)やハナイカダミタマバエ、マタタビツボミタマバエなど、多数残されています。新しく発見された冬寄主から幼虫を得て、DNA 解析で夏寄主のタマバエと一致するものを捜しています。


2017/05/20(Sat) 20:32 No.2645
Re: ヤブウツギの虫えい 投稿者:Tominaga

湯川先生、ご教示ありがとうございます。ウツギというとユキノシタ科にもあるので紛らわしいですが、種名を付けるとわかりやすいですね。タニウツギ属は各地にありますので、また探してみたいと思います。

2017/05/17(Wed) 19:22 No.2642
ハルニレ 投稿者:akaitori

ハルニレハフクロフシとアキニレハフクロフシは似ていますが、
新宿御苑のハルニレにできたゴールもハルニレハフクロフシなのでしょうか。
東京23区、アキニレは多いですが、ハルニレは植栽のものが少しあるだけです。

小石川植物園にニレ科のウルムス・グラブラがあり、似たゴールができ、
これもどちらなのか気になります。


寄主植物:ハルニレ
撮影年月日:204年4月29日/東京都新宿区
 

2017/05/29(Mon) 22:35 No.2650
Re: ハルニレ 投稿者:秋元信一

ゴール形成種としてはTetraneura nigriabdominalisというアブラムシです。ハルニレにもアキニレにもゴールを作ります。東京周辺では、ほぼ同所的にアキニレのゴールとハルニレのゴールが見られます。同種といっても、遺伝的に同じものかどうかはわかりません。別種ではなくても、ハルニレの系統とアキニレの系統は遺伝的に異なっている可能性があります。つまり、アキニレにゴールを作る種の子孫は、ハルニレに移されるとゴールを作れないかもしれません。関東周辺では、この問題を確かめた方はいないようです。私が住んでいる北海道ではアキニレが分布しないので、この問題を確かめることができません。ミトコンドリアの遺伝子レベルでは、確か、アキニレのゴールもハルニレのゴールも
同じタイプだったと思いますが、この情報だけでは、同じタイプと言えるだけの証拠にはなりません。移植実験が必要です。


2017/06/01(Thu) 17:05 No.2660
Re: ハルニレ 投稿者:akaitori

秋元信一様、詳しいご説明をありがとうございます。


2017/05/16(Tue) 18:44 No.2636
ケヤキ 投稿者:akaitori

これもゴールでしょうか。

寄主植物:ケヤキ
撮影年月日:2017年5月15日/山梨県河口湖町
 

2017/05/16(Tue) 20:43 No.2637
Re: ケヤキ 投稿者:南 常雄

akaitoriさん、ご投稿ありがとうございます。
タマワタムシ(アブラムシ)科によって、ニレ科の葉に形成されるゴールの1種です。ケヤキにはケヤキハフクロフシが知られていますが、ハルニレでは同様のゴールが複数種のタマワタムシによって形成されるようです。


2017/05/16(Tue) 22:35 No.2638
Re: ケヤキ 投稿者:秋元信一

ケヤキハフクロフシParacolopha morrisoniの初期ゴールのようにも見えますが、少し雰囲気が異なります。中にアブラムシの幼虫が1頭いればケヤキハフクロフシなのですが、写真だけではよくわかりません。

2017/05/17(Wed) 07:49 No.2639
Re: ケヤキ 投稿者:akaitori

南さん、秋元さん、ありがとうございます。


2017/05/17(Wed) 16:13 No.2640
Re: ケヤキ 投稿者:南 常雄

秋元先生のサイト「S. Akimoto's(秋元信一の)Website」
http://www.agr.hokudai.ac.jp/systent/akimoto/
をご参照ください。
なお「虫えい同好会」のリンク集からも接続できます。


2017/05/17(Wed) 19:03 No.2641
Re: ケヤキ 投稿者:akaitori

南さん、興味深いサイト、ご紹介いただきありがとうございます。



2017/05/05(Fri) 08:53 No.2633
アブラナ 投稿者:akaitori

これもゴールでしょうか。
たくさんありました。


寄主植物:アブラナ
撮影年月日:2017年5月4日/東京都文京区
 

2017/05/05(Fri) 11:26 No.2634
Re: アブラナ 投稿者:akaitori

調べたところ、菌えいのようでした。

https://plaza.rakuten.co.jp/kitchinkato/diary/201405070000/


2017/05/05(Fri) 17:32 No.2635
Re: アブラナ 投稿者:南 常雄

akaitoriさん、面白いゴールのご投稿ありがとうございます。
菌えいも多種多様で、奥が深そうですね。


2017/04/30(Sun) 22:51 No.2630
ツブラジイの虫こぶ 投稿者:M

ツブラジイの新芽や若葉に虫こぶがついていました。中には寄生者か主かわかりませんが、ハチの幼虫が入っていました。これは、コナラのハグキコブフシのようなものでしょうか?

寄主植物:ツブラジイ
撮影年月日:2017年4月29日/福岡県小郡市三沢
 

2017/05/01(Mon) 07:55 No.2631
Re: ツブラジイの虫こぶ 投稿者:阿部芳久

M様
興味深いお写真を拝見しました。私は初めて見るゴールです。そのゴールを保存されてハチが羽化してきたら、お手数ですが阿部芳久(九州大学 比較社会文化研究院 生物多様性講座)宛て着払いでお送りいただければ幸いに思います。タマバチであれば私が同定し、寄生蜂であればしかるべき専門家に同定を依頼します。


2017/05/01(Mon) 16:51 No.2632
Re: ツブラジイの虫こぶ 投稿者:M

阿部芳久先生
早々にコメントをいただき、ありがとうございます。できるだけ自然に近い形で保存できるようしてみます。
上手くいきました時にはまたお知らせいたします。


2017/04/21(Fri) 17:49 No.2627
コナラハトジフクレフシに同居していた幼虫 投稿者:M

保管中のタマバエの羽化はないのに、もうタマバエ幼虫の脱出がはじまってしまいました。

4月19日に庭のコナラからハトジフクレフシを採集し、水に浮かべていました。19日〜20日にかけてタマバエ幼虫数匹脱出しましたので、ファーブルで見ていたのですが、中に、画像のハナアブかハエのような幼虫が混じっていました。その後も同じものの若い幼虫も出てきました。庭のゴールの主のタマバエが脱出したゴールをみてみると、やはりゴールの内壁にべた〜とくっついた同じものがいました。最初はタマバエを食べていたのかと思ったのですが、どうも同居ではないかと思ったのですが、この幼虫はゴール内で囲蛹になるのでしょうか? いったい何者でしょうか?


寄主植物:コナラ
撮影年月日:2017年4月20日/福岡県筑紫野市
 

2017/04/21(Fri) 22:52 No.2628
Re: コナラハトジフクレフシに同居していた幼虫 投稿者:湯川淳一

M 様:珍しい観察例をご投稿いただき有難うございました。これまで、コナラハトジフクレフシを何度も観察したことがありますが、このような幼虫が入っているのを見たことがありません。確かに、ハエ目の幼虫ですが、ヒラタアブのような捕食者ではなく、同居者か、あるいは、空ゴールの利用者かも知れません。どこで蛹化するかも見当がつきません。ぜひ、成虫を羽化させて下さい。然るべき、専門家に見て頂きます。

2017/04/22(Sat) 10:23 No.2629
Re: コナラハトジフクレフシに同居していた幼虫 投稿者:M

湯川先生 早々にご教示いただき、ありがとうございました。1頭は、モスに入れました。ただこれは、水に浸したものから脱出したものでした。今後はコップに枝をさして、落下したら、地面で蛹かもしれませんので、やってみます。庭では、ゴールの枝ごとネットをかぶせてみます。上手くいけばいいのですが・・・。

2017/04/17(Mon) 21:57 No.2623
クロモジメウロコフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

新葉が展開し始めたクロモジの枝先に、芽がふくらんだようなかたまりがありました。図鑑には出ていなかったため掲示板のアルバムで調べてみたところ、クロモジメウロコフシ(C-2505a)ではないかと思われますがどうでしょうか?。ご教示お願いします。

寄主植物:クロモジ
撮影年月日:2017年4月16日/奈良県奈良市都祁白石町
 

2017/04/18(Tue) 00:26 No.2624
Re: クロモジメウロコフシでしょうか? 投稿者:南 常雄

Tominagaさま、ご投稿ありがとうございます。
これは花芽が大きくなったものでクロモジメウロコフシ(C-2505a)です。北海道にはクロモジの自生はありませんが、オオバクロモジに同様のオオバクロモジメウロコフシ(C-2505b)が形成されます。オオバクロモジでは花芽と葉芽に形成されます。ゴールは9月下旬〜10月上旬に形成されると推測していますが、未確認です。10月下旬〜11月上旬に、3齢に達した幼虫はゴールから脱出して地中で幼虫越冬します。ゴールからは2種類のタマバエの幼虫が脱出し、飼育では10月に採集した幼虫が翌年の5月下旬に蛹化・羽化しました。この時に羽化したのは、形成タマバエ、同居タマバエ、寄生蜂でした。
更に、本ゴールには環縫型のハエと同居性の蜂の幼虫が入っていました。同居性の蜂はゴール内で幼虫越冬するので、春のゴール内に幼虫が入っていれば、この幼虫ではないかと思います。


2017/04/18(Tue) 14:32 No.2625
Re: クロモジメウロコフシでしょうか? 投稿者:湯川淳一

Tominaga 様:クロモジメウロコフシのご投稿、有難うございました。
南 常雄 様:早速のご回答、有難うございました。

これまで、クロモジメウロコフシは、埼玉県吾野や東京都高尾山、神奈川県大山、和歌山県高野山で見つかっています。奈良県からは、今回が初めての発見となります。オオバクロモジメウロコフシは、北海道以外に、青森県や新潟県、群馬県で見つかっています。

この虫えいを形成するタマバエの成虫が得られていませんので、種の同定はなされていません。幼虫が虫えいから脱出する場合は、成虫が得にくいのです。

クロモジとオオバクロモジのメウロコフシを形成するタマバエは、恐らく、同一種の可能性大です。

湯川淳一


2017/04/18(Tue) 21:25 No.2626
Re: クロモジメウロコフシでしょうか? 投稿者:Tominaga

南 常雄 様
早速のご教示、ありがとうございました。
採取してきた虫こぶの芽鱗を外側からめくってみましたが、残念ながら中からは何も出てきませんでした。
みつけたクロモジには虫こぶが数個付いていましたので、また行く機会があれば確認してみます。

湯川 先生
各地の確認情報をお知らせいただきありがとうございました。
またどこかで見つけたら報告させていただきます。




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